JP5359328B2 - 仮想計算機の起動制御システム、その起動制御方法、情報処理装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

仮想計算機の起動制御システム、その起動制御方法、情報処理装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は、仮想計算機の起動制御システム、その起動制御方法、情報処理装置、プログラム及び記録媒体に関し、特に、仮想計算機の動作を管理するサーバとその他一般のサーバとが同一のネットワーク上で動作するシステムに好ましく適用される技術に関するものである。
従来、LAN等のネットワークに接続されたコンピュータの電源操作(投入等)を遠隔で操作する技術としてウェイクオンラン(WOL:Wake-on-LAN)が知られている。WOLでは、物理サーバが接続されたネットワーク内に物理サーバを起動させるパケット(マジックパケット)をブロードキャストし、物理サーバを起動させることができる。例えば会社で100台のコンピュータが設置されている場合、従来はシステム管理者等が1台ずつ電源を投入する必要があったが、WOLでは起動の命令を出すコンピュータからマジックパケットをネットワーク内にブロードキャストすることで、一度に複数台のコンピュータに起動を行うことが可能となる。
他方で、コンピュータのCPUや記憶装置等の物理リソースを用いて実現される仮想のコンピュータとして仮想計算機が知られている。仮想計算機では、仮想計算機の停止(特にハイバネーションやサスペンド)が仮想計算機を管理するソフトウエアで一般的に行われる。このため、ネットワーク上をブロードキャストされたWOLにより、直接、仮想計算機が停止状態から復帰することはない。仮想計算機を遠隔で停止状態から復帰させるためには、ユーザが仮想計算機の管理ソフトウエアを遠隔操作して復帰させる方法が一般的である。
このように、物理サーバを起動させる方法と仮想計算機を起動させる方法はそれぞれ異なり、お互いの起動方法を直接適用することができないため、例えば仮想計算機の動作を管理するサーバとその他のサーバが同一のLAN上で動作するシステムにおいて、ユーザは起動対象を区別して起動方法を使い分けなければならない。ユーザビリティの観点からは、ユーザが起動する対象をいちいち意識せずに、同じやり方で遠隔操作により起動できるようにすることが望ましい。
例えば特許文献1では、複数のノード(物理サーバ)により区分編成されたアーキテクチャにおいて複数ノードに対するシステムパワーを同時に復元できるようにするリモート電源制御システムが開示されている。特許文献1によるシステムは、2つ以上の静的なパーティションに区分編成され、パーティションのためのリモート電源制御は修正されたWOLの実装によって達成される。修正されたWOLは、パーティション内の各ネットワーク・インターフェース・カード(NIC)に関するマジック・パケット・フィルタを修正して、すべてのノードによって認識される、あるいは、すべてのノードに共通するマジックパケットによってパーティション全体にわたるリモートリスタートを可能にする。
特許第3940410号公報
特許文献1で開示されたシステムは、複数ノードで1つのパーティション(仮想計算機に相当)を構成する場合を想定しており、パーティション内の各ノードを同じマジックパケットに応答してリスタートさせることでパーティションのリモートリスタートを実現している。しかしながら、この起動制御の方法は、1台のノード上で複数の仮想計算機を実現するような場合には適用できない。つまり、1台のノード上で複数の仮想計算機を実現する場合は、上述したようにマジックパケットは該ノードの起動しかできず、WOLを利用した仮想計算機の起動ができないことには変わりがない。
そこで、本発明は、仮想計算機を管理するサーバとその他のサーバとが同一のネットワーク上で動作し、ユーザがウェイクオンランを利用して物理サーバを起動させるシステムにおいて、ウェイクオンランに用いられるパケットにより仮想計算機を起動できるようにすることを目的とする。
本発明の一側面である仮想計算機の起動制御システムは、仮想計算機の識別情報を含みウェイクオンランに用いられるネットワークパケットに基づいて、仮想計算機の管理装置上で、ネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御を行うものである。具体的には、仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御システムであって、ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信し、ネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行う代理制御装置と、代理制御装置からの実行要求に従って仮想計算機の起動制御を行う管理装置と、を有する。
本発明の一側面である情報処理装置は、ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信し、仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御を行う管理装置に対して、受信したネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行う。
本発明の一側面である仮想計算機の起動制御方法は、仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御方法であって、第1の装置が、ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信する受信ステップと、第1の装置が、受信されたネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を第2の装置に対して行う実行要求ステップと、第2の装置が、実行要求に従って仮想計算機の起動制御を行う起動制御ステップと、を有する。
本発明の一側面である仮想計算機のプログラムは、仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御に用いられるプログラムであって、コンピュータに、ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信する受信処理と、仮想計算機の起動制御を行う管理装置に対して、受信されたネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行う実行要求処理と、を実行させる。
本発明の一側面である記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、仮想計算機を管理するサーバとその他のサーバとが同一のネットワーク上で動作し、ユーザがウェイクオンランを利用して物理サーバを起動させるシステムにおいて、ウェイクオンランに用いられるパケットにより仮想計算機を起動することが可能となる。
本発明に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る仮想計算機の起動制御処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機の起動制御システムの構成)。 本発明の第1の実施形態の具体例を示した図である(実計算機の構成)。 本発明の第1の実施形態の具体例を示した図である(計算サーバの構成)。 本発明の第1の実施形態の具体例を示した図である(代理起動サーバの構成)。 本発明の第1の実施形態の具体例を示した図である(仮想MACアドレスの管理表)。 本発明の第2の実施形態に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る仮想計算機の起動制御処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機の起動制御システムの構成)。 本発明の第2の実施形態の具体例を示した図である(PCサーバの構成)。 本発明の第2の実施形態の具体例を示した図である(仮想MACアドレスの管理表)。 本発明の第3の実施形態に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係る仮想計算機の起動制御処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機の起動制御システムの構成)。 本発明の第3の実施形態の具体例を示した図である(仮想MACアドレスの管理表)。 本発明の第4の実施形態に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第4の実施形態に係る仮想計算機の起動制御処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機の起動制御システムの構成)。 本発明の第4の実施形態の具体例を示した図である(仮想MACアドレスの管理表)。 本発明の第4の実施形態の具体例を示した図である(空きリソース量の管理表)。 本発明の第4の実施形態の具体例を示した図である(インフラサーバ仕様ライブラリ)。 本発明の第5の実施形態に係る仮想計算機の起動制御システムの構成を示した図である。 本発明の第5の実施形態に係る仮想計算機の起動制御処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第5の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機の起動制御システムの構成)。 本発明の第5の実施形態の具体例を示した図である(仮想MACアドレスの管理表)。 本発明の第5の実施形態の具体例を示した図である(仮想計算機管理サーバ用PIライブラリ)。
本発明では、図1に示すように、仮想計算機の起動制御システムは、管理装置1、サーバ装置2、データ保存装置4、代理制御装置6を有して構成される。また、これらの装置はLAN等の同一のネットワークを介して接続される。データ保存装置4はサーバ装置2上で実現される仮想計算機をイメージファイルとして保存する。サーバ装置2は、CPUやメモリ等の物理リソースを提供し、データ保存装置4に保存されたイメージファイル5を読み込んで仮想計算機を構成する。管理装置1は、サーバ装置2上に構成された仮想計算機3の動作を管理する。代理制御装置6は、WOLに用いられるネットワーク上のパケット(ネットワークパケット)を用いて、管理装置1を介して間接的にあるいは代理的にサーバ装置2上の仮想計算機3の起動制御を行う。
具体的には、代理制御装置6は、各装置が接続されているネットワーク上を流れるネットワークパケットを受信し、該ネットワークパケットに仮想計算機の識別情報が含まれる場合に、その仮想計算機の起動制御の実行要求を管理装置1に対して行う。管理装置1は、代理制御装置6により行われた実行要求に従って、指定された仮想計算機の起動制御を行う。
このように、代理制御装置6において、物理サーバの起動制御に用いるネットワークパケットを仮想計算機の起動制御の実行要求に変換して管理装置1に起動制御を行わせるため、WOLに用いられるネットワークパケットにより仮想計算機を起動することが可能である。特に、仮想計算機と実計算機が同一のネットワークに接続されたシステムにおいて、前記の計算機を使用するユーザは、使用する計算機が仮想計算機であっても実計算機であっても、WOLに用いられるネットワークパケットを発行することで、どちらの計算機も起動できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図2に、本発明の第1の実施形態としての仮想計算機の起動制御システムの構成を示す。第1の実施形態のシステムは、仮想計算機イメージ保存装置110、仮想計算機管理サーバ120、インフラサーバ130、代理起動装置140、サーバ起動装置150、ルータ160を有して構成される。各装置はLAN170を介して接続され、また該システムはルータ160を介して外部ネットワーク180と接続される。
仮想計算機イメージ保存装置110は、仮想計算機をイメージ(イメージファイル)として保存する装置で、図1のデータ保存装置5に対応する。仮想計算機イメージ保存装置110には、1台分以上の仮想計算機のイメージが保存される。
仮想計算機管理サーバ120は、仮想計算機の停止及び起動を管理する装置で、図1の管理装置1に対応する。より具体的には、停止に関して、仮想計算機の電源断、シャットダウン、ハイバネーション、サスペンドを管理し、起動に関して、レジューム、起動を管理する。仮想計算機管理サーバ120は、仮想計算機の停止に関して、仮想計算機自らのシャットダウン、あるいは仮想計算機管理サーバ120による仮想計算機に対する電源断やハイバネーションによって仮想計算機を停止させた後、仮想計算機のイメージを仮想計算機イメージ保存装置110に保存する。また、仮想計算機管理サーバ120によってサスペンドされた後、仮想計算機は停止され、多くのデータは仮想計算機イメージ保存装置110に保存されているが、一部のデータはインフラサーバにロードされたままである。仮想計算機管理サーバ120は、仮想計算機の起動に関して、ハイバネーションからのレジューム、電源断やシャットダウンからの起動では、仮想計算機を仮想計算機イメージ保存装置110から仮想計算機のイメージをインフラサーバ130にロードし、仮想計算機を起動させる。サスペンドからの起動では、インフラサーバ130にロードされている仮想計算機をレジュームさせる。仮想計算機管理サーバ120は、これらの仮想計算機を停止、起動ためのインターフェースを有する。
インフラサーバ130は、仮想計算機等に物理リソースを提供するサーバで、図1のサーバ装置2に対応する。インフラサーバ130は、1台以上の物理的なサーバによって構成される。図2では、インフラサーバ130a、インフラサーバ130bの2台のサーバによりシステムを構成している。
代理起動装置140は、インフラサーバ130上の仮想計算機の間接的あるいは代理的な起動制御を行う装置で、図1の代理制御装置6に対応する。代理起動装置140は、識別情報141として仮想計算機のMACアドレスを記憶しており、サーバ起動装置150からブロードキャストされたマジックパケットを受信して解析し、MACアドレスが記憶されている仮想計算機に対する要求であった場合、仮想計算機管理サーバ120に、該仮想計算機の起動を依頼する。
サーバ起動装置150は、ユーザからの起動要求に応じて、マジックパケットをLAN170内にブロードキャストする。
ルータ160は、LAN170と外部ネットワーク180との間に設けられた中継装置である。また、外部ネットワーク180は、例えばインターネット等のWANである。
なお、第1の実施形態では、仮想計算機イメージ保存装置110とインフラサーバ130は、物理的な装置であって、常に動作している。他方、サーバ起動装置150、代理起動装置140、仮想計算機管理サーバ120は、インフラサーバ130に含まれるようにしてもよく、この場合、仮想計算機で構成することができる。もちろん、サーバ起動装置150、代理起動装置140、仮想計算機管理サーバ120は、物理的な装置で構成することも可能である。
図3に、第1の実施形態のシステムにおける仮想計算機の起動制御の流れを示す。まず、代理起動装置140では起動処理の対象となる仮想計算機のMACアドレスを登録しておく(ステップS101)。その後、サーバ起動装置150がMACアドレスを含むマジックパケットを発行し、LAN170上にブロードキャストする(ステップS102)。
代理起動装置140は、LAN170上を流れるマジックパケットを受信して解析し、該マジックパケットに含まれるMACアドレスが登録MACアドレスに一致するか判定する(ステップS103)。代理起動装置140は、マジックパケット内のMACアドレスと登録MACアドレスが一致した場合(ステップS103/YES)、仮想計算機管理サーバ120に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS104)。他方、代理起動装置140は、登録MACアドレスと一致しないMACアドレスを含むマジックパケットは破棄する(ステップS103/NO)。
仮想計算機管理サーバ120は、代理起動装置140から受信した実行要求に従って、マジックパケットに含まれるMACアドレスに対応する仮想計算機の起動処理を行う(ステップS105)。仮想計算機管理サーバ120による仮想計算機の起動処理(ハイバネーションからのレジューム、電源断やシャットダウンからの起動処理、サスペンドからのレジューム)は、先に述べたとおりである。
<第1の実施形態の具体例>
図4に示すように、第1の実施形態の具体例としてのシステムは、NAS(Network Attached Storage)1110、計算サーバ1120、代理起動サーバ1140、PC1150が同一ネットワークに同一ネットワークに接続されて構成される。各装置は、実計算機1001として、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)1002、メモリ1003、HDD(Hard Disk Drive)1004、NIC(Network Interface Card)1005を有して構成される。第1の実施形態との対応に関し、NAS1110は仮想計算機イメージ保存装置110に、計算サーバ1120は仮想計算機管理サーバ120及びインフラサーバ130に、代理起動サーバ1140は代理起動装置140に、PC1150はサーバ起動装置150にそれぞれ対応する。
NAS1110は、サービスとしてNFS(Network File System)を提供し、ネットワークに接続された他の装置に対して、要求されたデータを提供する。本具体例では、NAS1110は、計算サーバ1120で動作させる仮想計算機をHDD1004にイメージファイルとして保存し、要求に応じて他の装置に提供する。
計算サーバ1120の構成を図6に示す。計算サーバ1120は、NAS1110から仮想計算機のイメージファイルが読み出されて実現された仮想計算機(ユーザ仮想計算機)1122と、ユーザ仮想計算機1122を動作させるソフトウエアであるハイパバイザ1123と、ユーザ仮想計算機1122を管理する管理仮想計算機1121を実行している。なお、本明細書において、ユーザ仮想計算機とは、計算サーバや後述するPCサーバ上に実現される仮想計算機のうち、ユーザが利用する仮想計算機であって、管理仮想計算機や後述する仮想計算機モニタによって管理される仮想計算機を意味する。ハイパバイザ1123は例えばXen(登録商標)が挙げられ、管理仮想計算機1121は例えばXen(登録商標)のDom0が挙げられ、ユーザ仮想計算機1122は例えばXen(登録商標)のDomUが挙げられる。管理仮想計算機1121は、SSHサーバをその内部で実行しており、代理起動サーバ1140からリモートアクセスされ、リモート操作によりコマンドを受け取ることで、ユーザ仮想計算機を起動できる。
代理起動サーバ1140は、代理起動サービスをOS上で動作するサービスとして実行している。代理起動サーバ1140の構成を図7に示す。代理起動サービスは、計算サーバ1120が管理するユーザ仮想計算機のMACアドレスを、図8に示される表の形式でメモリ若しくはHDDに記憶している。そして、PC1150からブロードキャストされ、NIC1005で受信したマジックパケットを解析し、記憶してあるMACアドレスに対する要求であった場合、計算サーバ1120の管理仮想計算機1121にSSHでリモートアクセスし、ユーザ仮想計算機を起動させる。
PC1150は、マジックパケットを発行するコマンドがインストールされたOS若しくはマジックパケットを発行するアプリケーションソフトウエアが、OS上にインストールされている。PCでは、PCのユーザ若しくはPC上で動作する他のプログラムによって、上記コマンド若しくはアプリケーションソフトウエアを介して、マジックパケットが発行される。
本具体例の動作について、先に述べた第1の実施形態の構成に対応する構成が同様に動作するため説明を省略する。
上述した第1の実施形態によれば、代理起動装置が、仮想計算機に対するマジックパケットを、仮想計算機管理サーバへの仮想計算機の起動要求に変換することで、物理サーバの起動と同様に、WOLで仮想計算機を起動することが可能である。
[第2の実施形態]
図9に、本発明の第2の実施形態としての仮想計算機の起動制御システムの構成を示す。第2の実施形態のシステムは、仮想計算機管理サーバ220、インフラサーバ230、仮想計算機イメージ保存装置210、代理起動装置240、サーバ起動装置20、ルータ20を有して構成される。図1の各装置との対応関係は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
1つ目の相違点は、仮想計算機イメージ保存装置210がLAN270ではなくインフラサーバ230に直接接続されている点である。インフラサーバ230と仮想計算機イメージ保存装置210の電源は連携しており、同時に起動、停止し、1台の装置(例えばHDDを内蔵したPC等)を構成していてもよい。なお、第2の実施形態では、インフラサーバ230と仮想計算機イメージ保存装置210は、常には動作していない。また、仮想計算機管理サーバ220は、仮想計算機管理サーバ220が管理対象とする仮想計算機を動作させるインフラサーバ230に含まれるようにしてもよく、この場合、仮想計算機管理サーバ220は仮想計算機により構成される。もちろん、物理的な装置で構成することも可能である。
2つ目の相違点は、代理起動装置240が識別情報241として仮想MACアドレスとインフラサーバMACアドレスとを関連付けて保持している点である。代理起動装置240から仮想計算機の起動実行要求を受けた仮想計算機管理サーバ220は、起動対象の仮想計算機を保存する仮想計算機イメージ保存装置210が接続されたインフラサーバ230にアクセスして、仮想計算機の起動処理を行う。第2の実施形態では、インフラサーバ230及び仮想計算機イメージ保存装置210が常に動作しているわけではなく、停止状態にある場合には、仮想計算機管理サーバ220による仮想計算機の起動処理に先んじてインフラサーバ230を起動させる必要がある。このため、代理起動装置240は、仮想MACアドレスとインフラサーバMACアドレスを対応付けて、例えばテーブル形式で保持している。なお、インフラサーバ230に、仮想計算機管理サーバ220が含まれている場合、前記の仮想計算機管理サーバ220が含まれるインフラサーバ230を、まず、起動させる。
図10に、第2の実施形態のシステムにおける仮想計算機の起動制御の流れを示す。まず、代理起動装置240では起動処理の対象となる仮想計算機のMACアドレスと、該仮想計算機を保存する仮想計算機イメージ保存装置210が接続されたインフラサーバのMACアドレスとを関連付けて登録しておく(ステップS201)。その後、サーバ起動装置250がMACアドレスを含むマジックパケットを発行し、LAN270上にブロードキャストする(ステップS202)。
代理起動装置240は、LAN270上を流れるマジックパケットを受信して解析し、該マジックパケットに含まれるMACアドレスが登録した仮想計算機MACアドレスに一致するか判定する(ステップS203)。代理起動装置240は、マジックパケット内のMACアドレスと登録した仮想計算機MACアドレスが一致した場合(ステップS203/YES)、該登録MACアドレスに関連付けられたインフラサーバMACアドレスを持つインフラサーバ230が動作中であるかを判定する(ステップS204)。
当該インフラサーバ230が動作中の場合(ステップS204/YES)、代理起動装置240は、仮想計算機管理サーバ220に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS207)。当該インフラサーバ230が動作中でない場合(ステップS204/NO)は、代理起動装置240は、このインフラサーバのMACアドレスを含むマジックパケットを発行してブロードキャストし(ステップS205)、インフラサーバ230を起動させる(ステップS206)。インフラサーバ230が起動することで、インフラサーバ230に直接接続され、電源が連携している仮想計算機イメージ保存装置210も起動することになる。そして、代理起動装置240は、仮想計算機管理サーバ220に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS207)。他方、代理起動装置240は、登録MACアドレスと一致しないMACアドレスを含むマジックパケットは破棄する(ステップS203/NO)。
仮想計算機管理サーバ220は、代理起動装置240から受信した実行要求に従って、マジックパケットに含まれるMACアドレスに対応する仮想計算機の起動処理を行う(ステップS208)。仮想計算機管理サーバ220による仮想計算機の起動処理については、第1の実施形態と同様である。
<第2の実施形態の具体例>
図11に示すように、第2の実施形態の具体例としてのシステムは、PCサーバ1220、代理起動サーバ1240、PC1250が同一ネットワークに同一ネットワークに接続されて構成される。各装置は、実計算機として、第1の実施形態の具体例と同様に構成される。第2の実施形態との対応に関し、PCサーバ1220は仮想計算機イメージ保存装置210、仮想計算機管理サーバ220及びとインフラサーバ230に、代理起動サーバ1240は代理起動装置240に、PC1250はサーバ起動装置250にそれぞれ対応する。
PCサーバ1220の構成を図12に示す。PCサーバ1220は、仮想計算機(ユーザ仮想計算機)1222と、ユーザ仮想計算機1222を動作させるソフトウエアである仮想計算機モニタ1221と、OS1223から構成される。OS1223は例えばWindows(登録商標)が挙げられ、仮想計算機モニタ1221は例えばVMWare(登録商標) Workstationが挙げられる。OS1223では、SSHサーバをサービスとして実行しており、代理起動サーバ1240からリモートアクセスされ、リモート操作により仮想計算機モニタ1221へコマンドを送ることで、ユーザ仮想計算機1222を起動できる。
代理起動サーバ1240は、第1の実施形態の具体例と同様に、代理起動サービスをOS上で動作するサービスとして実行している。代理起動サーバ1240のソフトウエア構成は、第1の実施形態の具体例と同様であるが、代理起動サービスは、ユーザ仮想計算機のMACアドレスと、ユーザ仮想計算機を保存するPCサーバ1220のMACアドレスを図13に示す表形式でメモリ若しくはHDDに記憶する。また、PC1250からブロードキャストされ、NICで受信したマジックパケットを解析し、ユーザ仮想計算機のMACアドレスに対する要求であり、かつ、ユーザ仮想計算機を保存しているPCサーバがシャットダウン状態であった場合、該PCサーバに対して、マジックパケットをNICから送信してPCサーバを起動させる。そして、該PCサーバの起動が完了した後に、PCサーバにSSHでリモートアクセスし、PCサーバの仮想計算機モニタの管理コンソールをリモートで操作することで、ユーザ仮想計算機を起動させる。
PC1250は、第1の実施形態の具体例と同様である。また、本具体例の動作について、先に述べた第2の実施形態の構成に対応する構成が同様に動作するため説明を省略する。
上述した第2の実施形態によれば、代理起動装置が、仮想計算機イメージ保存装置及びインフラサーバと、仮想計算機との対応付けを記憶し、この対応付けをもとに、仮想計算機のイメージが保存された仮想計算機イメージ保存装置及びインフラサーバをも起動させるため、第1の実施形態の効果に加えて、仮想計算機イメージの動作及び保存場所に局所性がある場合でも、WOLを利用して仮想計算機を起動することが可能である。
[第3の実施形態]
図14に、本発明の第3の実施形態としての仮想計算機の起動制御システムの構成を示す。第3の実施形態のシステムは、仮想計算機イメージ保存装置310、仮想計算機管理サーバ320、インフラサーバ330、代理起動装置340、サーバ起動装置350、ルータ360を有して構成される。図1の各装置との対応関係は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
1つ目の相違点は、2台以上の仮想計算機イメージ保存装置310がLAN370に接続されている点である。なお、第3の実施形態では、仮想計算機イメージ保存装置310は、常には動作していない。また、サーバ起動装置350、代理起動装置340、仮想計算機管理サーバ320は、インフラサーバ330に含まれるようにしてもよく、この場合、仮想計算機で構成される。もちろん、これらの装置は、物理的な装置で構成することも可能である。
2つ目の相違点は、代理起動装置340が識別情報341として仮想計算機のMACアドレスと仮想計算機イメージ保存装置310のMACアドレスとを関連付けて保持している点である。代理起動装置340から仮想計算機の起動実行要求を受けた仮想計算機管理サーバ320は、起動対象の仮想計算機を保存する仮想計算機イメージ保存装置310にアクセスして、仮想計算機の起動処理を行う。第3の実施形態では、仮想計算機イメージ保存装置310が常に動作しているわけではなく、停止状態にある場合には、仮想計算機管理サーバ320による起動処理に先んじて仮想計算機イメージ保存装置310を起動させる必要がある。このため、代理起動装置340は、仮想計算機のMACアドレスと仮想計算機イメージ保存装置のMACアドレスを対応付けて、例えばテーブル形式で保持している。
図15に、第3の実施形態のシステムにおける仮想計算機の起動制御の流れを示す。まず、代理起動装置340では起動処理の対象となる仮想計算機のMACアドレスと、該仮想計算機を保存する仮想計算機イメージ保存装置のMACアドレスとを関連付けて登録しておく(ステップS301)。その後、サーバ起動装置350がMACアドレスを含むマジックパケットを発行し、LAN370上にブロードキャストする(ステップS302)。
代理起動装置340は、LAN370上を流れるマジックパケットを受信して解析し、該マジックパケットに含まれるMACアドレスが登録した仮想計算機MACアドレスに一致するか判定する(ステップS303)。代理起動装置340は、マジックパケット内のMACアドレスと登録した仮想計算機MACアドレスが一致した場合(ステップS303/YES)、該登録MACアドレスに関連付けられた仮想計算機イメージ保存装置のMACアドレスを持つ仮想計算機イメージ保存装置310が動作中であるかを判定する(ステップS304)。
当該仮想計算機イメージ保存装置210が動作中の場合(ステップS304/YES)、代理起動装置340は、仮想計算機管理サーバ320に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS307)。当該仮想計算機イメージ保存装置310が動作中でない場合(ステップS304/NO)は、代理起動装置340は、この仮想計算機イメージ保存装置のMACアドレスを含むマジックパケットを発行してブロードキャストし(ステップS305)、仮想計算機イメージ保存装置310を起動させる(ステップS306)。そして、代理起動装置340は、仮想計算機管理サーバ320に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS307)。他方、代理起動装置340は、登録MACアドレスと一致しないMACアドレスを含むマジックパケットは破棄する(ステップS303/NO)。
仮想計算機管理サーバ320は、代理起動装置340から受信した実行要求に従って、マジックパケットに含まれるMACアドレスに対応する仮想計算機の起動処理を行う(ステップS308)。仮想計算機管理サーバ320による仮想計算機の起動処理については、第1の実施形態と同様である。
<第3の実施形態の具体例>
図16に示すように、第3の実施形態の具体例としてのシステムは、NAS1310a及び1310b、計算サーバ1320、代理起動サーバ1340、PC1350が同一ネットワークに同一ネットワークに接続されて構成される。つまり、第1の実施形態の具体例にNASがさらに1台追加されている。また、各装置は、実計算機として、第1の実施形態の具体例と同様に構成される。また、第3の実施形態との対応に関し、第1の実施形態の具体例と同様である。
代理起動サーバ1340は、代理起動サービスをOS上で実行しており、ソフトウエア構成も、第1の実施形態の具体例と同様である。ただし、代理起動サービスは、ユーザ仮想計算機のMACアドレスと、ユーザ仮想計算機が保存されたNASのMACアドレスを図17に示す表形式でメモリ若しくはHDDに記憶する。また、PC1350からブロードキャストされ、NICで受信したマジックパレットを解析し、仮想計算機のMACアドレスに対する要求であり、かつ、該仮想計算機を保存しているNASがシャットダウン状態であった場合、該NASに対して、マジックパケットをNICから送信してNASを起動させ、NASの起動が完了した後に、計算サーバ1320にリモートアクセスし、仮想計算機を起動させる。
NAS1310a及び1310b、計算サーバ1320、PC1350は、第1の実施形態の具体例と同様である。また、本具体例の動作について、先に述べた第3の実施形態の構成に対応する構成が同様に動作するため説明を省略する。
上述した第3の実施形態によれば、起動代理サーバが、仮想計算機イメージ保存装置と仮想計算機との対応付けを記憶し、この対応付けをもとに、仮想計算機のイメージが保存された仮想計算機イメージ保存装置も起動させるため、第1の実施形態の効果に加えて、仮想計算機イメージの保存場所に局所性がある場合でも、WOLを利用して仮想計算機を起動することが可能である。
[第4の実施形態]
図18に、本発明の第4の実施形態としての仮想計算機の起動制御システムの構成を示す。第4の実施形態のシステムは、仮想計算機イメージ保存装置410、仮想計算機管理サーバ420、インフラサーバ430、代理起動装置440、サーバ起動装置450、ルータ460を有して構成される。図1の各装置との対応関係は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施形態との相違点は、代理起動装置440が識別情報441として仮想計算機のMACアドレスと該仮想計算機が使用する物理リソースの情報を関連付けて保持している点である。また、代理起動装置440は、上記の仮想計算機に関する情報のほかに、LANに接続された稼動中のインフラサーバの空き物理リソース量の情報を保持する。さらに、動作中のインフラサーバのアーキテクチャ(CPUアーキテクチャ等)ごとに空いている物理リソース量を記憶するようにしてもよく、この場合、代理起動装置440は、仮想計算機が動作できるインフラサーバのアーキテクチャも記憶しているようにしてもよい。
なお、空いている物理リソース量を代理起動装置440が把握する方法としては、例えば以下のものが挙げられる。代理起動装置440は、起動できる全てのインフラサーバの仕様(例えばCPUアーキテクチャ、メモリ、MACアドレス)を記憶したインフラサーバ仕様ライブラリをあらかじめ記憶しておく。そして、代理起動装置440は、インフラサーバ430とのネットワークのコネクションからインフラサーバ430の動作状況を把握できるため、動作中のインフラサーバ物理リソース量を求め、前記のインフラサーバ仕様ライブラリから求められる提供可能な物理リソースから、これまでに起動させた仮想計算機の使用する物理リソースの総和を差し引く。すなわち、アーキテクチャごとの空きリソース量は以下の式により求められる。
Figure 0005359328
また、インフラサーバ430が必ず代理起動装置440によって起動されるシステムでは、インフラサーバ430が動作中であるかを把握する方法として、代理起動装置440がインフラサーバ430を起動させたことをパラメータとして活用する方法を採用してもよい。また、代理起動装置440が、インフラサーバ430を遠隔操作して、空きリソース量を採取してもよい。より具体的な例として、インフラサーバ430で、Linux(登録商標)が動作している場合、Linux(登録商標)の "/Proc/meminfo"を読み出すことで、インフラサーバ430のメモリ残量を採取できる。
なお、第4の実施形態では、仮想計算機イメージ保存装置410とインフラサーバ430は、物理的な装置であるが、インフラサーバ430は上述したように常には動作していない。
図19に、第4の実施形態のシステムにおける仮想計算機の起動制御の流れを示す。まず、代理起動装置440では起動処理の対象となる仮想計算機のMACアドレス及び使用リソースの情報を登録しておく(ステップS401)。また、代理起動装置440は、稼動中のインフラサーバについて空いている物理リソース量を採取して登録しておく(ステップS402)。続いて、代理起動装置440は、起動できる全てのインフラサーバの仕様を登録する(ステップS403)。その後、サーバ起動装置450がMACアドレスを含むマジックパケットを発行し、LAN470上にブロードキャストする(ステップS404)。
代理起動装置440は、LAN470上を流れるマジックパケットを受信して解析し、該マジックパケットに含まれるMACアドレスが登録した仮想計算機MACアドレスに一致するか判定する(ステップS405)。代理起動装置440は、マジックパケット内のMACアドレスと登録した仮想計算機MACアドレスが一致した場合(ステップS405/YES)、該登録MACアドレスに対応する仮想計算機の使用リソース量を求め、稼動中のインフラサーバの空きリソース量と比較する(ステップS406)。
稼動中のインフラサーバの空きリソース量の方が大きく、物理リソース量が仮想計算機の使用に十分である場合(ステップS406/YES)、代理起動装置440は、仮想計算機管理サーバ420に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS409)。仮想計算機の使用リソース量の方が大きく、空いている物理リソース量が不足している場合(ステップS406/NO)、代理起動装置440は、停止中のインフラサーバのMACアドレスを含むマジックパケットを発行してブロードキャストし(ステップS407)、インフラサーバ430を起動させる(ステップS408)。そして、代理起動装置440は、仮想計算機管理サーバ420に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS409)。他方、代理起動装置440は、登録MACアドレスと一致しないMACアドレスを含むマジックパケットは破棄する(ステップS405/NO)。なお、ステップ407において、前記の仮想計算機のアーキテクチャに応じて、インフラサーバ430を選択する。選択の動作について、当業者には明らかである。
仮想計算機管理サーバ420は、代理起動装置440から受信した実行要求に従って、マジックパケットに含まれるMACアドレスに対応する仮想計算機の起動処理を行う(ステップS410)。仮想計算機管理サーバ420による仮想計算機の起動処理については、第1の実施形態と同様である。
<第4の実施形態の具体例>
図20に示すように、第4の実施形態の具体例としてのシステムは、NAS1410、計算サーバ1420、代理起動サーバ1440、PC1450が同一ネットワークに同一ネットワークに接続されて構成される。つまり、第1の実施形態の具体例に計算サーバがさらに2台追加されている。また、各装置は、実計算機として、第1の実施形態の具体例と同様に構成される。また、第4の実施形態との対応に関し、第1の実施形態の具体例と同様である。
代理起動サーバ1440は、代理起動サービスをOS上で実行しており、ソフトウエア構成は、第1の実施形態の具体例と同様である。ただし、代理起動サービスは、ユーザ仮想計算機のMACアドレス、アーキテクチャ、物理リソース(CPUの数、メモリ容量等)を、図21に示す表形式でメモリ若しくはHDDに記憶する。また、稼働中のシステム全体の計算サーバの空きリソース量を図22に示される形式で、計算サーバ(A)、(B)、(C)の仕様を図23に示される表形式で、メモリ若しくはHDDに記憶する。そして、代理起動サービスは、PCからブロードキャストされ、NICで受信したマジックパケットを解析し、ユーザ仮想計算機のMACアドレスに対する要求であり、かつ、空きリソース量が、要求されたユーザ仮想計算機が使用するアーキテクチャの計算サーバにおいて必要とするリソースを満たさない場合、新たに計算サーバに対して、マジックパケットをNICから送信し、計算サーバを起動させる。そして、代理起動サービスは、計算サーバの起動が完了した後に、計算サーバの管理仮想計算機にリモートアクセスし、ユーザ仮想計算機を起動させる。
例えば計算サーバ(A)1420aが動作状態で、計算サーバ(B)1420bがシャットダウン状態にあり、動作中のすべての計算サーバの空きリソース量が図22の状態にあるとする。ここで、仮想MACアドレスがCC−11−22−33−44−55である仮想計算機を起動させる場合、代理起動サーバ1440は、計算サーバ(A)1420aのみでは、該仮想計算機を動作させることはできないと判断し、同じアーキテクチャのCPUをもった計算サーバ(B)1420bの仕様をライブラリから参照し、計算サーバ(B)1420bを起動させることで該仮想計算機を動作できると判断した場合に、計算サーバ(B)1420bを起動させる。その後、計算サーバ(B)1420b上で、該仮想計算機を起動させる。
計算サーバ1420の構成は、第1の実施形態の具体例における計算サーバの構成と同様である。ただし、CPUが、計算サーバ(A)1420aと計算サーバ(B)1420bがx86プロセッサであるのに対して、計算サーバ(C)1420cは、Power PC(登録商標)プロセッサである。また、NAS1410及びPC1450は、第1の実施形態の具体例と同様である。また、本具体例の動作について、先に述べた第4の実施形態の構成に対応する構成が同様に動作するため説明を省略する。
上述した第4の実施形態によれば、起動代理サーバが、仮想計算機の必要とする物理リソース量とシステムが提供できる空きの物理リソース量とを記憶し、起動対象の仮想計算機の使用リソース量に対して空きリソース量が足りない場合、インフラサーバを起動させて空きの物理リソース量を増やすため、第1の実施形態の効果に加えて、仮想計算機の物理リソース需要に対応して動作するインフラサーバの数を増減することが可能である。さらに、代理起動装置が、インフラサーバのアーキテクチャを仮想計算機ごとに記憶することで、仮想計算機が特定のアーキテクチャのインフラサーバでしか動作しない場合であっても、代理起動装置は、仮想計算機にインフラサーバを割り当て、該仮想計算機を起動することが可能である。
[第5の実施形態]
図24に、本発明の第5の実施形態としての仮想計算機の起動制御システムの構成を示す。第5の実施形態のシステムは、仮想計算機イメージ保存装置510、仮想計算機管理サーバ520、インフラサーバ530、代理起動装置540、サーバ起動装置550、ルータ560を有して構成される。図1の各装置との対応関係は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
1つ目の相違点は、複数台の仮想計算機管理サーバ520がLAN570に接続され、また複数台のインフラサーバ530がLAN570に接続されている点である。なお、第5の実施形態では、仮想計算機管理サーバ520は、仮想計算機を管理するためのプログラミングインターフェース(以下、PIと称する)がそれぞれ異なっている。また、仮想計算機管理サーバ520は、常には動作していなくてもよい。
2つ目の相違点は、代理起動装置540が識別情報541として仮想計算機のMACアドレスと該仮想計算機を管理する仮想計算機管理サーバとを関連付けて保持している点である。また、代理起動装置540は、仮想計算機管理サーバごとにPIのライブラリを保持する。代理起動装置540は、起動対象の仮想計算機を管理する仮想計算機管理サーバを特定し、該管理サーバのPIのライブラリを使用して、仮想計算機を起動させる。また、仮想計算機管理サーバ510が停止状態にある場合には、仮想計算機の起動処理に先んじて仮想計算機管理サーバ520を起動させる必要がある。
図25に、第5の実施形態のシステムにおける仮想計算機の起動制御の流れを示す。まず、代理起動装置540では起動処理の対象となる仮想計算機のMACアドレスと、該仮想計算機を管理する仮想計算機管理サーバとを関連付けて登録しておく(ステップS501)。その後、サーバ起動装置550がMACアドレスを含むマジックパケットを発行し、LAN570上にブロードキャストする(ステップS502)。
代理起動装置540は、LAN570上を流れるマジックパケットを受信して解析し、該マジックパケットに含まれるMACアドレスが登録した仮想計算機MACアドレスに一致するか判定する(ステップS503)。代理起動装置540は、マジックパケット内のMACアドレスと登録した仮想計算機MACアドレスが一致した場合(ステップS503/YES)、該登録MACアドレスを持つ仮想計算機を管理する仮想計算機管理サーバ520を特定する(ステップS504)。
当該仮想計算機管理サーバが動作中の場合(ステップS505/YES)、代理起動装置540は、該仮想計算機管理サーバのPIライブラリを選択し(ステップS508)、該仮想計算機管理サーバに仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS509)。当該仮想計算機管理サーバが動作中でない場合(ステップS505/NO)は、代理起動装置540は、該仮想計算機管理サーバのMACアドレスを含むマジックパケットを発行してブロードキャストし(ステップS506)、該仮想計算機管理サーバを起動させる(ステップS507)。そして、代理起動装置540は、仮想計算機管理サーバ520に仮想計算機の起動処理の実行要求を発行する(ステップS507)。他方、代理起動装置540は、登録MACアドレスと一致しないMACアドレスを含むマジックパケットは破棄する(ステップS503/NO)。
仮想計算機管理サーバ520は、代理起動装置540から受信した実行要求に従って、マジックパケットに含まれるMACアドレスに対応する仮想計算機の起動処理を行う(ステップS510)。仮想計算機管理サーバ520による仮想計算機の起動処理については、第1の実施形態と同様である。
<第5の実施形態の具体例>
図26に示すように、第5の実施形態の具体例としてのシステムは、NAS1510、計算サーバ1520、PCサーバ1530、代理起動サーバ1540、PC1550が同一ネットワークに同一ネットワークに接続されて構成される。つまり、第1の実施形態の具体例にPCサーバが1台追加されている。また、各装置は、実計算機として、第1の実施形態の具体例と同様に構成される。また、第5の実施形態との対応に関し、PCサーバ1530はインフラサーバ530に対応し、その他は第1の実施形態の具体例と同様である。
代理起動サーバ1540は、代理起動サービスをOS上で実行しており、ソフトウエア構成は、第1の実施形態の具体例と同様である。ただし、代理起動サービスは、ユーザ仮想計算機のMACアドレスとユーザ仮想計算機を管理するソフトウエアとの対応を図27に示される表形式で、該管理ソフトウエアとインフラサーバとの対応を図28に示される表形式で、メモリ若しくはHDDに記憶する。また、代理起動サービスは、PC1550からブロードキャストされ、NICで受信したマジックパケットを解析し、ユーザ仮想計算機のMACアドレスに対する要求であった場合、ユーザ仮想計算機を動作させる仮想計算機管理ソフトウエアが動作するサーバにSSHでリモートアクセスし、該仮想計算機管理ソフトウエアに即したPIのライブラリを使用して、ユーザ仮想計算機を起動させる。
PCサーバ1530はHDDを備えるが、仮想計算機は該HDDには記憶されておらず、NAS1510に記憶されている。また、NAS1410、計算サーバ1520、PC1550は、第1の実施形態の具体例と同様である。また、本具体例の動作について、先に述べた第5の実施形態の構成に対応する構成が同様に動作するため説明を省略する。
上述した第5の実施形態によれば、代理起動サーバが、仮想計算機管理サーバと仮想計算機との対応付けと、仮想計算機管理サーバに対して仮想計算機を起動するためのPIとを記憶し、この対応付けとPIをもとに、仮想計算機を起動できる(管理する)仮想計算機管理サーバを特定し、該仮想計算機管理サーバが動作していない場合、仮想計算機管理サーバを起動させ、該仮想計算機管理サーバに対して、仮想計算機管理サーバのPIを使用して仮想計算機を起動させるため、複数の仮想計算機管理サーバが存在し、仮想計算機管理サーバと仮想計算機が関連付けられており、仮想計算機管理サーバ間でPIが異なる場合でも、WOLを利用して仮想計算機を起動することが可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態や、上記の第1から第5の実施形態を組み合わせた形態での実施が可能である。
すなわち、本実施形態における代理起動サーバで実行されるプログラムは、先に述べたような代理起動サービスによる動作処理を代理起動サーバに行わせるモジュールを有しており、実際のハードウエアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、コンピュータ(CPU)が所定の記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記動作処理を実現する各手段が主記憶装置上にロードされて生成される。
本実施形態における代理起動サーバで実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供あるいは配布するように構成してもよい。
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
1 管理装置
2 サーバ装置
3 仮想計算機
4 データ保存装置
5 イメージファイル
6 代理制御装置
110,210,310,410,510 仮想計算機イメージ保存装置
120,220,320,420,520 仮想計算機管理サーバ
130,230,330,430,530 インフラサーバ
140,240,340,440,540 代理起動装置
141,241,341,441,541 識別情報
150,250,350,450,550 サーバ起動装置
160,260,360,460,560 ルータ
170,270,370,470,570 LAN
180,280,380,480,580 外部ネットワーク
1001 計算機
1002 CPU
1003 メモリ
1004 HDD
1005 NIC
1110,1310,1410,1510 NAS
1120,1320,1420,1520 計算サーバ
1121 管理仮想計算機
1122,1222 仮想計算機
1123 ハイパバイザ
1140,1240,1340,1440,1540 代理起動サーバ
1141 代理起動サービス
1142,1223 OS
1143 ハードウエア
1150,1250,1350,1450,1550 PC
1220,1530 PCサーバ
1221 仮想計算機モニタ

Claims (25)

  1. 仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御システムであって、
    ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信し、前記ネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行う代理制御装置と、
    前記代理制御装置からの実行要求に従って仮想計算機の起動制御を行う管理装置と、
    を有することを特徴とする仮想計算機の起動制御システム。
  2. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報を保持するとともに、前記受信したネットワークパケットを解析し、前記保持する仮想計算機の識別情報が該ネットワークパケットに含まれる場合に、前記管理装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項1に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  3. 前記代理制御装置は、前記サーバ装置又は前記データ保存装置の動作状況に応じて、前記各装置に対してネットワークパケットを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  4. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報を保持するとともに、前記サーバ装置の識別情報、前記データ保存装置の識別情報、物理リソースに関する情報、前記管理装置と起動される仮想計算機の対応関係に関する情報を保持し、前記仮想計算機の識別情報と前記各情報とを関連付けて保持することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  5. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を保存するデータ保存装置を構成として備えるサーバ装置の識別情報とを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応するサーバ装置が停止状態にある場合に、該サーバ装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  6. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を保存するデータ保存装置の識別情報とを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応するデータ保存装置が停止状態にある場合に、該データ保存装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  7. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報及び該仮想計算機での使用物理リソース量の情報と稼動中のサーバ装置の空き物理リソース量の情報とサーバ装置の識別情報とを保持するとともに、前記空き物理リソース量が、前記受信したネットワークパケットに識別情報が含まれる仮想計算機での使用物理リソース量より不足している場合に、停止状態にあるサーバ装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  8. 前記代理制御装置は、仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を起動する管理装置と前記管理装置でのプログラミングインタフェースを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応する管理装置でのプログラミングインタフェースを用いて、該管理装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  9. 前記代理制御装置は、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応する管理装置が停止状態にある場合に、該管理装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項8に記載の仮想計算機の起動制御システム。
  10. ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信し、仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御を行う管理装置に対して、前記受信したネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする情報処理装置。
  11. 仮想計算機の識別情報を保持するとともに、前記受信したネットワークパケットを解析し、前記保持する仮想計算機の識別情報が該ネットワークパケットに含まれる場合に、前記管理装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記サーバ装置又は前記データ保存装置の動作状況に応じて、前記各装置に対してネットワークパケットを送信することを特徴とする請求項10又は11に記載の情報処理装置。
  13. 仮想計算機の識別情報を保持するとともに、前記サーバ装置の識別情報、前記データ保存装置の識別情報、物理リソースに関する情報、前記管理装置と起動される仮想計算機の対応関係に関する情報を保持し、前記仮想計算機の識別情報と前記各情報とを関連付けて保持することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を保存するデータ保存装置を構成として備えるサーバ装置の識別情報とを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応するサーバ装置が停止状態にある場合に、該サーバ装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を保存するデータ保存装置の識別情報とを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応するデータ保存装置が停止状態にある場合に、該データ保存装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 仮想計算機の識別情報及び該仮想計算機での使用物理リソース量の情報と稼動中のサーバ装置の空き物理リソース量の情報とサーバ装置の識別情報とを保持するとともに、前記空き物理リソース量が、前記受信したネットワークパケットに識別情報が含まれる仮想計算機での使用物理リソース量より不足している場合に、停止状態にあるサーバ装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 仮想計算機の識別情報と該仮想計算機を起動する管理装置と前記管理装置でのプログラミングインタフェースを関連付けて保持するとともに、前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応する管理装置でのプログラミングインタフェースを用いて、該管理装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記受信したネットワークパケットに含まれる仮想計算機の識別情報に対応する管理装置が停止状態にある場合に、該管理装置の識別情報を含むネットワークパケットをブロードキャストすることを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御方法であって、
    第1の装置が、ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信する受信ステップと、
    前記第1の装置が、前記受信されたネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を第2の装置に対して行う実行要求ステップと、
    前記第2の装置が、前記実行要求に従って前記仮想計算機の起動制御を行う起動制御ステップと、
    を有することを特徴とする仮想計算機の起動制御方法。
  20. 前記第1の装置が、仮想計算機の識別情報を登録する登録ステップと、
    前記第1の装置が、前記受信したネットワークパケットを解析する解析ステップと、
    を有し、
    前記実行要求ステップは、前記第1の装置が、前記登録した仮想計算機の識別情報が前記受信したネットワークパケットに含まれる場合に、前記第2の装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項19に記載の仮想計算機の起動制御方法。
  21. 前記第1の装置が、前記サーバ装置又は前記データ保存装置の動作状況に応じて、前記各装置に対してネットワークパケットを送信する送信ステップを有することを特徴とする請求項19又は20に記載の仮想計算機の起動制御方法。
  22. 仮想計算機をイメージファイルとして保存するデータ保存装置から、物理リソースを提供するサーバ装置上にイメージファイルが読み出されて構成される仮想計算機の起動制御に用いられるプログラムであって、
    コンピュータに、
    ウェイクオンランに用いられ、ネットワーク上でブロードキャストされたネットワークパケットを受信する受信処理と、
    仮想計算機の起動制御を行う管理装置に対して、前記受信されたネットワークパケットに含まれる識別情報に対応する仮想計算機の起動制御の実行要求を行う実行要求処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  23. コンピュータに、
    仮想計算機の識別情報を登録する登録処理と、
    前記受信したネットワークパケットを解析する解析処理と、
    を実行させ、
    前記実行要求処理は、前記登録した仮想計算機の識別情報が前記受信したネットワークパケットに含まれる場合に、前記管理装置に対して前記仮想計算機の起動制御の実行要求を行うことを特徴とする請求項22に記載のプログラム。
  24. コンピュータに、前記サーバ装置又は前記データ保存装置の動作状況に応じて、前記各装置に対してネットワークパケットを送信する送信処理を実行させることを特徴とする請求項22又は23に記載のプログラム。
  25. 請求項22から24のいずれか1項に記載のプログラムを記録しコンピュータ読み取り可能なことを特徴とする記録媒体。
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