JP4883979B2 - 情報処理装置および通信制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の論理区画の各々が外部と通信するための情報処理装置および通信制御方法に関する。
一つの計算機システムのCPU、メモリ、I/Oデバイスなどの計算資源を複数の論理区画(ロジカルパーティション)に分割し、各論理区画上にオペレーティングシステムを独立に動作させる技術が知られている。このように論理区画化された計算機システムでは、通常、論理区画の制御を行うハイパーバイザと呼ばれる基本プログラムが動作する。ハイパーバイザは、各論理区画に計算資源の割り当て制御を行い、各論理区画を一つの仮想的な計算機として動作させる。
この論理区画化(ロジカルパーティショニング)技術は、一台の計算機で複数の異なるオペレーティングシステムを動作させるマルチオペレーティングシステムを実現する目的や、一台の計算機を仮想的な並列計算機に見立て、並列処理のアプリケーションを実行する目的などに利用される。
このような複数の論理区画を有するシステムにおいて、各論理区画が同時に外部と通信する場合、家庭などでは単一回線契約であることが多く、外部ネットワークと接続するためのグローバルなIPアドレスは1つしか取得できない。このような場合、1つのIPアドレスを複数の論理区画間で共有する仕組みが必要となる。通常、ローカルネットワーク内の複数の計算機が外部と通信するためには、外部ネットワークとの接続箇所にルータが設置され、ルータにおいてNAT(Network Address Translation)などにより、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの変換が行われる。
TCPやUDPのパケットのヘッダには、送信元と宛先のIPアドレスおよびポート番号を組み込んだチェックサムが格納される。NATは、パケットのIPアドレスやポート番号を変更するとき、このチェックサムを更新する必要があり、処理のオーバーヘッドが大きい。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の論理区画の各々が効率良く外部と通信することのできる通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理装置は、計算資源が論理的に分割されて割り当てられた複数の論理区画を有し、各論理区画においてオペレーティングシステムが独立に動作可能に構成された情報処理装置であって、外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の論理区画の内、少なくとも1つの論理区画が他の論理区画に代わって外部との通信を行い、前記少なくとも1つの論理区画は、外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の論理区画用に割り当てるポート割り当て部と、前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットを前記他の論理区画に中継する中継部とを含む。
「外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレス」とは、たとえば、IPネットワークの場合、外部ネットワークから当該情報処理装置と通信するために必要となるIPアドレスである。「受信されたパケットを他の論理区画に中継する」とは、仮想的なネットワークドライバによる送信、スイッチングハブなどの通信機器を使った送信、ドライバによるメモリ間コピー、論理区画間の特別な通信機構を用いた通信などがあり、何らかの方法でパケットが中継される限り、特に中継手段を限定しない。
本発明の別の態様もまた、情報処理装置である。この装置は、複数の計算機が相互接続してクラスタをなす情報処理装置であって、外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の計算機の内、少なくとも1つの計算機が他の計算機に代わって外部との通信を行い、前記少なくとも1つの計算機は、外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の計算機用に割り当てるポート割り当て部と、前記他の計算機用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットを前記他の計算機に中継する中継部とを含む。
本発明のさらに別の態様は、通信制御方法である。この方法は、計算資源が論理的に分割されて割り当てられた複数の論理区画を有し、各論理区画においてオペレーティングシステムが独立に動作可能に構成された情報処理装置における通信制御方法であって、外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の論理区画の内、少なくとも1つの論理区画が他の論理区画に代わって外部との通信を行う場合に、前記少なくとも1つの論理区画が外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の論理区画用に割り当て、前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで外部から受信されるパケットを前記他の論理区画に中継する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数の論理区画の各々が外部との通信を効率良く行うことができる。
図1は、実施の形態に係る情報処理装置100の構成図である。
情報処理装置100は、プロセッサ、メモリ、I/Oデバイスなどの計算資源を有する一台の計算機である。情報処理装置100は、複数の論理区画(以下、「LPAR(logical partition)」という)10a、10b、…、10n、30に分割され、各LPAR10a〜10n、30に計算資源が割り当てられる。各LPAR上では割り当てられた計算資源を利用してオペレーティングシステムが互いに独立に動作する。
各LPAR10a〜10n、30には、各LPAR10a〜10n、30を一意に識別するためのMAC(Media Access Control)アドレスが個別に割り当てられているが、IP(Internet Protocol)アドレスはすべてのLPAR10a〜10n、30の間で共有される。これら複数のLPAR10a〜10n、30の内、1つのLPAR30(以下、「代表LPAR」という)が、他のLPAR10a〜10n(以下、「LPAR1」〜「LPARn」という)に代わって外部との通信を行う。
LPAR1、LPAR2、…、LPARnに割り当てられたMACアドレスは、それぞれMAC1、MAC2、…、MACnであり、代表LPARに割り当てられたMACアドレスは、MAC0である。
LPAR1、LPAR2、…、LPARnおよび代表LPARは、仮想ネットワークインタフェース(以下、単に「仮想インタフェース」という)62を介して互いに接続しており、個別に割り当てられたMACアドレスを送信元アドレスおよび宛先アドレスに指定することで仮想的に通信が可能である。このLPAR間の通信のために、一例として、仮想イーサネット(イーサネットは商標または登録商標)が用いられる。
LPAR1、LPAR2、…、LPARnは、共有IPアドレスとしてグローバルなIPアドレスをもつことはあっても、外部との通信を直接行うことはできない。代表LPARは、グローバルIPアドレスまたはプライベートIPアドレスをもち、物理ネットワークインタフェース(以下、単に「物理インタフェース」という)64を介して、外部ネットワークと直接通信することができる。
LPAR1、LPAR2、…、LPARnが外部ネットワークと通信する場合、まず、代表LPARが、PPPoE(PPP over Ethernet)などのプロトコルによりIPアドレスを取得し、このIPアドレスを他のLPAR10a〜10nと共有する。すべてのLPAR10a〜10n、30の間で共有されるIPアドレスをIP0とする。
LPAR1、LPAR2、…、LPARn、および代表LPARは、それぞれネットワークプロトコルスタック(以下、単に「プロトコルスタック」という)20a、20b、20n、40をもち、ネットワークプロトコルにしたがってMACアドレスやIPアドレスを宛先アドレスに指定したパケットを生成し、ネットワークドライバ(以下、単に「ドライバ」と呼ぶ)60に渡す。
LPAR1〜LPARnのプロトコルスタック20a〜20nは、イーサネット(MAC)、IP、TCP/UDPなどのプロトコル処理を行う。
代表LPAR30のプロトコルスタック40は、イーサネット(MAC)、PPP(Point to Point Protocol)またはPPPoE、IPもしくはIPv6あるいはIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)、TCP/UDPなどのプロトコル処理、および他のLPAR1〜LPARnにパケットを振り分ける処理などを行う。
ドライバ60は、仮想インタフェース62と物理インタフェース64をもち、LPAR1、LPAR2、…、LPARn、および代表LPAR間の内部通信は、仮想インタフェース62により行い、外部との通信は物理インタフェース64により行う。
仮想インタフェース62は、複数のLPAR1〜LPARnからの通信要求を調停する。各LPAR1〜LPARnのプロトコルスタック20a〜20nが他のいずれかのLPARのMACアドレス(MAC0〜MACn)を宛先とするパケットを仮想インタフェース62に与えた場合、仮想インタフェース62は、そのパケットを宛先LPARに転送する。
各LPAR1〜LPARnのプロトコルスタック20a〜20nが他のいずれかのLPARのMACアドレス(MAC0〜MACn)以外のMACアドレスを宛先とするパケットを仮想インタフェース62に与えた場合、そのパケットは外部ネットワークに送信するべきものであるから、仮想インタフェース62は、そのパケットを代表LPARに転送する。
物理インタフェース64は、代表LPARのプロトコルスタック40から外部に送信するパケットを受け取り、ネットワークデバイス、またはスイッチングハブなどの機能をもったネットワークデバイスにDMA(Direct Memory Access)転送により送信する。また、物理インタフェース64は、ネットワークデバイスから割り込みを受けて、代表LPAR宛のパケットをネットワークデバイスからDMA転送により受信し、受信パケットを代表LPARのプロトコルスタック40に渡す。
代表LPARのプロトコルスタック40のパケット振り分け部は、外部から受信したパケットが他のLPAR1〜LPARn宛のものである場合に、宛先MACアドレスを宛先LPARのMACアドレスに置き換える。プロトコルスタック40は、宛先MACアドレスが置換されたパケットを宛先LPARに送信するために仮想インタフェース62に与え、仮想インタフェース62は、プロトコルスタック40から与えられたパケットを宛先LPARに転送する。
ドライバ60は、LPAR1〜LPARnおよび代表LPARに計算資源を割り当てる制御を行うハイパーバイザと呼ばれる基本システム内に設けられ、常時動作するものであってもよく、あるいは、ドライバ60は、1つのLPARとして計算資源を割り当てられてもよい。後者の場合、ドライバ60は、他のLPAR1〜LPARnおよび代表LPARにおけるオペレーティングシステムと同様に、時分割で動作する1つのプロセスとなる。また、ドライバ60は、代表LPAR内に設けられてもよい。
図2は、代表LPARのプロトコルスタック40の構成を説明する図である。ここでは、通常のネットワークプロトコル処理の機能構成は省略し、本実施の形態に特有の機能構成を示す。
代表LPARのプロトコルスタック40は、LPAR1〜LPARnに代わって外部との通信を行うために、利用可能な通信ポートをLPAR1〜LPARn用に割り当てる。ポート割り当て部42は、LPAR1〜LPARnのプロトコルスタック20a〜20nからポートの割り当て要求を受け取り、ポート割り当てテーブル44を調べて、ポート割り当ての許否をLPAR1〜LPARnのプロトコルスタック20a〜20nに返答する。
ポート割り当てテーブル44は、LPAR1〜LPARn用に割り当てたポート番号をLPAR1〜LPARnのMACアドレスに対応づけて格納する。
パケット中継部48は、仮想インタフェース62経由でLPAR1〜LPARnから受信した外部に送信すべきパケットを物理インタフェース64経由で外部に送信し、また、物理インタフェース64経由で外部から受信したLPAR1〜LPARn宛のパケットを仮想インタフェース62経由でLPAR1〜LPARnに送信することにより、LPAR1〜LPARnが外部とやりとりするパケットを中継する。
LPAR1〜LPARnが外部とやりとりするパケットを中継するためには、パケットの送信元MACアドレスや宛先MACアドレスを置換する処理が必要となる。アドレス置換部46は、パケット中継部48から中継すべきパケットを受け取り、パケットの送信元MACアドレスまたは宛先MACアドレスを置換する。
アドレス置換部46は、LPAR1〜LPARnが外部に送信するパケットをパケット中継部48から受け取ると、パケットの送信元MACアドレスをLPAR1〜LPARnのMACアドレスから代表LPARのMACアドレスに置換し、パケット中継部48に渡す。パケット中継部48は、送信元MACアドレスが代表LPARのMACアドレスに置換されたパケットを物理インタフェース64に渡し、外部に送信する。
アドレス置換部46は、ある通信ポートにおいて外部から受信されたパケットをパケット中継部48から受け取ると、ポート割り当てテーブル44を参照して、そのポートを割り当てられたLPAR(「割り当て先LPAR」という)のMACアドレスを取得する。アドレス置換部46は、パケット中継部48から受け取った受信パケットの宛先MACアドレスを、ポート割り当てテーブル44から取得した割り当て先LPARのMACアドレスに置換し、パケット中継部48に渡す。パケット中継部48は、宛先MACアドレスが割り当て先LPARのMACアドレスに置換されたパケットを仮想インタフェース62に渡し、割り当て先LPARに転送する。
図3は、LPAR1〜nと代表LPARの間で行われるポート予約手順を説明する図である。ここでは、2つのLPAR1、LPAR2と代表LPARの間でポート割り当てが行われる例を示す。
LPAR1、LPAR2のプロトコルスタック20a、20bは、それぞれポート問い合わせ部22a、22bをもち、代表LPARのプロトコルスタック40のポート割り当て部42に対して、ポートの割り当て要求を行い、ポート割り当て部42は、LPAR1、LPAR2からのポート割り当て要求に対してポート割り当ての許否に関する応答をポート問い合わせ部22a、22bに返す。
LPAR1、LPAR2と代表LPARは、ポートの割り当て要求とその応答を仮想インタフェース62を介して行う。LPARはそれぞれ個別のMACアドレスをもつため、イーサネットフレームを用いて要求メッセージと応答メッセージのやりとりをすることができる。
ポートの割り当てには、既存のポート予約プロトコルであるNAT−PMP(NAT Port Mapping Protocol)(http://files.dns-sd.org/draft-cheshire-nat-pmp.txt)を利用することができる。NATを利用する際、NAT側で動的に生成されるIPアドレスとポートのマッピング情報以外は、通常、ユーザが手動でプライベートマシンのIPアドレスとポートを設定する必要がある。たとえば、パッシブオープンの場合は、NATを実行するルータは、どのポートでプライベートIPアドレスのパケットを待機してよいかを知ることができないことから、待機すべきポートとプライベートIPアドレスのマッピング情報をユーザが手動でルータに設定する必要がある。NAT−PMPはこの設定を自動化するためのプロトコルであり、プライベートIPアドレスと待機すべきポート番号のマッピング情報を端末からルータにあらかじめ通知し、ポートを予約することが可能となる。
本実施の形態では、パッシブオープンの場合に限らず、アクティブオープンの場合も含めて、LPAR1〜LPARnが代表LPARにポートの割り当て要求を行い、代表LPARからその応答を受け取るためにNAT−PMPを利用する。
図4(a)は、本実施の形態のポート予約で使用されるパケットのデータフォーマットを示す。「タイプ」、「プロトコル」、「ポート番号」、「結果」、「イベントID」、「MACアドレス」の各フィールドをもつ。
パケットのタイプは、REQUEST(要求)、REPLY(応答)、RENEW(更新)、DELETE(消去)のいずれかである。以下、各タイプのパケットの使い方を説明する。
(1)REQUESTパケット
LPAR1〜LPARnのポート問い合わせ部22は、REQUESTパケットにより、ポートの割り当てを代表LPARに要求する。REQUESTパケットの「プロトコル」フィールドには、使用するプロトコル、「ポート番号」フィールドには、そのプロトコルで使用するポート番号を格納する。このポート番号は、上位アプリケーションまたは上位プロトコルによってあらかじめ使用可能なポート番号が決まっている場合に指定し、任意のポート番号が割り当てられてもよい場合は、指定しない。「MACアドレス」フィールドには、要求元のLPARのMACアドレスを格納する。
代表LPARのポート割り当て部42は、REQUESTパケットを受け取ると、「プロトコル」フィールドに書かれたプロトコルで「ポート番号」フィールドに書かれたポート番号を使用できるかどうかを判定し、使用できる場合には、ポート番号を「MACアドレス」フィールドに書かれた要求元のLPARのMACアドレスと対応づけてポート割り当てテーブル44に記録する。REQUESTパケットにポート番号が指定されていない場合は、ポート割り当て部42は、利用可能なポート番号を選択して割り当てる。
図4(b)は、ポート割り当てテーブル44の一例を示す。ポート番号にMACアドレスが対応づけられており、この例では、5000番ポートにはMAC1が対応づけられ、5002番ポートにはMAC2が対応づけられている。
ポート割り当てテーブル44を参照することにより、代表LPARは、プロトコルとポート番号の組がどのLPARによって予約されているかを知ることができ、予約されているLPARのMACアドレスにパケットを中継することが可能となる。
「イベントID」フィールドには、ポート予約の要求元のLPARに関連付けられたイベントフラグで、REQUESTパケットを代表LPARに送った場合に、REPLYパケットを代表LPARから受信する際のスレッドの起床用に利用される。
(2)REPLYパケット
代表LPARは、REPLYパケットにより、ポートの割り当て要求に対する応答をLPAR1〜LPARnに返す。REPLYパケットの「結果」フィールドには、ポート割り当ての許否が格納される。ポート割り当ての結果がOKであれば、REPLYパケットの「ポート番号」フィールドには、「プロトコル」フィールドに指定したプロトコルで使用可能なポート番号が格納されている。
ポート割り当ての結果がNGであれば、REQUESTパケットで指定したポート番号を現在使用中のLPARのMACアドレスが、REPLYパケットの「MACアドレス」フィールドに格納されている。
REPLYパケットの「MACアドレス」フィールドは次の目的で使用することができる。あるLPARがあるポートにおいてループバックの通信を行っている場合、通常はその通信は、LPAR内で閉じたものとなるが、REPLYパケットの「MACアドレス」フィールドを利用すると、他のLPARからそのポートにループバックで接続することが可能となる。
たとえば、LPAR1においてTCPの3000番ポートで待機していたとする。LPAR1からであれば、そのTCPの3000番ポートにループバックで接続することができるが、LPAR2からTCPの3000番ポートにループバックさせようとしてもLPAR2上ではそのポートは開いていないので、通常は接続することができない。しかし、本実施の形態では、このような場合に、LPAR2は、上記のREPLYパケットの「MACアドレス」フィールドから、ループバックのポートを使用中のLPARのMACアドレスを取得し、ループバックの通信をしているLPARにパケットを送信することができる。
(3)RENEWパケット
ポートの予約はたとえば30秒などの時間だけ有効であり、代表LPARは、有効時間を経過した後、予約されたプロトコルとポート番号の組を取り消す。要求元のLPARは、ポートの予約状態を維持するために、RENEWパケットを代表LPARに送る。
(4)DELETEパケット
ポート予約したLPARにおいてソケットのクローズなどのイベントが起こり、予約したポートが不要となった場合、LPARは、DELETEパケットを代表LPARに送ることで、そのプロトコルとポート番号の組の予約をタイムアウトを待たずに明示的に解放することができる。
なお、予約できるポートの決定権は代表LPARにあり、代表LPARは、自分が使用可能なプロトコルとポート番号の組を使用可能状態にして要求元LPARにそのプロトコルとポート番号の組が使用可能であることを通知する。したがって、代表LPAR自身がプロトコルスタックを使用してアプリケーションのパケットを送信する場合は通常通り、使用可能なローカルポートを取得するだけでよく、ポートの割り当て要求などの処理は不要である。
図5は、代表LPARが、LPAR1〜LPARnから外部へ送信するパケットを中継する手順を説明する図である。ここでは、2つのLPAR1、2のみを図示している。
LPAR1のプロトコルスタック20aは、仮想インタフェース62内でLPAR1から参照可能なメモリ空間に送信パケットを生成する。ここでは、2つの送信パケット52a、54aを例示している。
第1の送信パケット52aの送信元MACアドレスはMAC1、宛先MACアドレスはMAC2であり、LPAR1からLPAR2に送信すべきパケットである。一方、第2の送信パケット54aの送信元MACアドレスはMAC1、宛先MACアドレスはMAC0〜MACnのいずれでもないMACmであり、LPAR1から外部に送信すべきパケットである。
仮想インタフェース62は、仮想イーサネットなどを利用し、MACアドレスを参照して、LPAR1からの送信パケットをLPAR間で転送する。第1の送信パケット52aの宛先MACアドレスはMAC2であるから、このパケット52aは、仮想インタフェース62内でLPAR2から参照可能なメモリ空間に転送され(符号52b)、LPAR2のプロトコルスタック20bで受信される。
一方、第2の送信パケット54aの宛先MACアドレスは、当該情報処理装置100内のいずれのLPARのMACアドレスとも一致しないから、仮想インタフェース62は、このパケット54aを外部に送信すべきパケットであると判定し、代表LPARから参照可能なメモリ空間に転送し(符号72)、代表LPARのプロトコルスタック40において受信される。
代表LPARのプロトコルスタック40において、アドレス置換部46の機能により、受信されたパケット72の送信元MACアドレスはMAC1からMAC0に付け替えられ、パケット中継部48の機能により、送信パケット74として物理インタフェース64のメモリ空間に渡される。物理インタフェース64は、この送信パケット74を外部ネットワークに送信する。
なお、LPAR1〜LPARnからの送信パケットがブロードキャストまたはマルチキャストの場合は、そのパケットを仮想インタフェース62を介して、送信元のLPAR以外の各LPARに送信するとともに、代表LPARがそのパケットを中継して物理インタフェース64を介して外部に送信する。ブロードキャストまたはマルチキャストの定義からすれば、そのパケットは、外部に送信されるのは当然のこと、当該情報処理装置100内の他のLPARにも送信されるべきだからである。ブロードキャストまたはマルチキャストの通信を行う場合、MACアドレスとして特定のアドレスを指定するため、ブロードキャストまたはマルチキャストであるかどうかは、パケットのヘッダに格納された宛先アドレスから判定することができる。
図6は、代表LPARが、外部から受信されるパケットをLPAR1〜LPARnに中継する手順を説明する図である。
物理インタフェース64において外部からパケット76が受信されたとする。このパケット76の送信元MACアドレスはMACmであり、宛先MACアドレスは代表LPARのMACアドレスのMAC0である。物理インタフェース64は、代表LPARのプロトコルスタック40にこの受信パケット76を渡す。
代表LPARのプロトコルスタック40において、受信パケットがプロトコル処理され、ポート番号が取得される。プロトコルスタック40は、ポート割り当てテーブル44を参照して、パケットが受信されたポートがLPAR1〜LPARnのいずれか割り当てられたものであるかどうかを調べる。プロトコルスタック40は、受信ポートがいずれのLPAR1〜LPARnにも割り当てられたものでない場合は、自分自身へのパケットとして処理するが、受信ポートがいずれかのLPAR1〜LPARnに割り当てられたものである場合は、アドレス置換部46の機能により、宛先MACアドレスの付け替えが行われる。
今、ポート割り当てテーブル44において、受信ポートがLPAR1のMAC1に対応づけられていたとする。アドレス置換部46は、受信パケット76の宛先MACアドレスをMAC0からMAC1に付け替える。パケット中継部48は、宛先MACアドレスがMAC1に付け替えられたパケット78をLPAR1に送信すべく仮想インタフェース62のメモリ空間に渡す。
仮想インタフェース62は、送信パケット78をLPAR1から参照可能なメモリ空間に転送し(符号56a)、LPAR1のプロトコルスタック20aにおいて受信される。
なお、外部ネットワークから未知の通信要求があった場合、たとえば、TCPで相手側から接続される場合などは、代表LPARが処理すればよく、他のLPARへの中継は不要である。また、ポートの概念がないプロトコルによる通信要求があった場合、たとえばICMP(Internet Control Message Protocol)で外部ネットワークからpingコマンドを受け、応答する場合なども、代表LPARが処理して応答すればよい。また、ポート概念はあるが、IPsecによってそのポートが暗号化されている場合も、代表LPARが処理すればよい。代表LPARがネットワークプロトコルの最小限の実装しかもたない場合は、全実装が行われている他のLPARが代表して処理してもよい。
また、ARP(Address Resolution Protocol)の場合も、ポートの概念がないが、代表LPARがARPリクエストに応答し、ARPリプライは、代表LPARからLPAR1〜LPARnに転送することで、すべてのLPAR1〜LPARnが受信するように構成すればよい。同様に、代表LPARがICMPのエコー(ECHO)に応答し、エコーリプライはすべてのLPAR1〜LPARnが受信するように構成する。
以上述べたように、本実施の形態の情報処理装置100によれば、複数のLPARがIPアドレスを共有し、代表LPARが中継する形で外部との通信を行うことができる。ルータを前提とせず、NAT機能を用いないため、簡便に効率の良い通信が可能となる。各LPARが代表LPARの通信ポートを使い分ける、いわば「ポートのプラグ&プレイ」の機能により、複数のLPAR間で単一の通信回線を共有することが可能となり、ネットワーク資源を有効に活用することができる。
NATはIPアドレスを付け替えたときに、チェックサムを再計算し、IPヘッダに格納されたチェックサムの値を変更しなければならないため、処理が重いが、本実施の形態の情報処理装置100では、MACアドレスの付け替えだけでよく、NATのような複雑な処理が不要である。また、IPsecを用いたセキュアな通信の場合、IPパケットは暗号化されているため、NAT側ではチェックサムの値を変更することができない。それに対して、本実施の形態では、NAT機能を前提としないため、IPsecを用いたセキュアな通信にも問題なく対応することができる。
また、仮想イーサネットなどの既存のネットワーク機能を利用して、情報処理装置100内のLPAR間通信を行うため、LPAR間通信のために独自の通信機能を設計する必要がなく、実装面で有利である。また、仮想的なネットワークで複数のLPARを相互接続するため、スイッチングハブなどの通信機器を使用する場合に比べて、システムを安価に構成することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。そのような変形例を説明する。
上記の実施の形態では、一つの計算機システムを複数の論理区画に分割して、各論理区画においてオペレーティングシステムを独立に動作させたが、この論理区画化技術は、マルチプロセッサシステムにおいても適用可能である。いずれかのプロセッサにおいて動作するハイパーバイザがマルチプロセッサシステムのプロセッサ、メモリ、I/Oデバイスなどの計算資源を各論理区画に割り当て制御することで、同様に複数の論理区画を仮想的な計算機に見立てることができる。この場合、マルチプロセッサシステムにおける各プロセッサを各論理区画に1対1に割り当ててもよく、一つのプロセッサの資源を時分割で切り替えながら複数の論理区画に割り当ててもよい。後者の場合、マルチプロセッサシステムの物理的なプロセッサ数よりも多い論理区画を生成して実行することができる。また、複数のプロセッサユニットを一つのチップ内に集積してパッケージ化したマルチコアプロセッサを搭載した情報処理装置において、この論理区画化技術を適用してもよい。
上記の実施の形態では、情報処理装置100内の1つのLPARが外部と通信することができる場合を説明したが、2つ以上のグローバルIPアドレスが取得できる環境では、グローバルIPアドレスをもつ2つ以上のLPARが代表して外部と通信を行い、他のLPARはいずれかのグローバルIPアドレスを共有する構成であってもよい。
また、上記の説明では、仮想イーサネットを前提としてLPAR間で仮想ネットワークドライバによってイーサネットフレームによる通信を可能としたが、LPAR間通信の手段はこれ以外の手段を用いてもよい。たとえば、LPAR間の通信機能を独自に設け、独自プロトコルによってLPAR間でデータを転送するようにしてもよい。LPAR間通信を独自に設計する場合は、MACアドレスに依存しない通信が可能であるから、複数のLPARに異なるMACアドレスを割り当てる必要はなくなり、同一のMACアドレスでもかまわない。また、LPAR間の通信を行うために、ネットワークドライバが送信元のLPARのメモリ空間から送信先のLPARのメモリ空間に送信すべきデータをコピーしてもよい。あるいは、仮想イーサネットではなく、スイッチやハブなどの通信機器を用いて、物理層においてパケットの転送を行ってもよい。
また、上記の説明では、LPAR1〜LPARnが外部と通信する際、いったん代表LPARにパケットを転送し、代表LPARが送信元MACアドレスをつけかえて外部に送信したが、LPAR1〜LPARnが送信元MACアドレスを代表LPARのMACアドレスにつけかえ、自分自身で外部に送信するように構成してもよい。ただし、この場合でも、外部からパケットを受信するときは、代表LPARが代表して受信することになる。
また、複数の独立した計算機を相互接続した計算機クラスタに本発明を適用することもできる。この場合、複数の計算機はスイッチングハブなどの物理的な通信機器に接続されており、IPアドレスは共有するが、MACアドレスは異なる。複数の計算機の内、一台の計算機が他の計算機に代わって外部との通信を行うように構成することで、本実施の形態の複数のLPARからなる情報処理装置100と同様にIPアドレスを共有した状態で外部との通信が可能になる。このような計算機クラスタはサーバ技術として用いることができる。
実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 図1の代表LPARのプロトコルスタックの構成を説明する図である。 図1のLPAR1〜LPARnと代表LPARの間で行われるポート予約手順を説明する図である。 図4(a)は、本実施の形態のポート予約で使用されるパケットのデータフォーマットを示す図であり、図4(b)は、ポート割り当てテーブルの一例を示す図である。 代表LPARが、LPAR1〜LPARnから外部へ送信するパケットを中継する手順を説明する図である。 代表LPARが、外部から受信されるパケットをLPAR1〜LPARnに中継する手順を説明する図である。
符号の説明
10 LPAR、 20 プロトコルスタック、 22 ポート問い合わせ部、 30 代表LPAR、 40 プロトコルスタック、 42 ポート割り当て部、 44 ポート割り当てテーブル、 46 アドレス置換部、 48 パケット中継部、 60 ドライバ、 62 仮想インタフェース、 64 物理インタフェース、 100 情報処理装置。

Claims (9)

  1. 計算資源が論理的に分割されて割り当てられた複数の論理区画を有し、各論理区画においてオペレーティングシステムが独立に動作可能に構成された情報処理装置であって、
    外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の論理区画の内、少なくとも1つの論理区画が他の論理区画に代わって外部との通信を行い、
    それぞれ個別の物理アドレスを割り当てられた前記複数の論理区画を相互接続し、各論理区画が行う通信を制御するネットワークドライバを含み、
    前記ネットワークドライバは、前記複数の論理区画を相互接続する仮想的なネットワークインタフェースと、前記少なくとも1つの論理区画を外部ネットワークに接続する物理的なネットワークインタフェースとを有し、
    前記少なくとも1つの論理区画は、
    外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の論理区画用に割り当てるポート割り当て部と、
    前記物理的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットを前記仮想的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画に中継する中継部とを含み、
    前記ネットワークドライバは、前記中継部から与えられた中継すべきパケットのデータを、送信元の論理区画のメモリ空間から送信先の論理区画のメモリ空間にコピーすることにより、前記中継すべきパケットを送信先の論理区画に転送することを特徴とする情報処理装置。
  2. 各論理区画には個別の物理アドレスが割り当てられており、
    前記少なくとも1つの論理区画は、
    前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットの宛先物理アドレスを前記他の論理区画の個別の物理アドレスに置き換えるアドレス置換部をさらに含み、
    前記中継部は、宛先物理アドレスが置換された前記パケットを前記他の論理区画に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記少なくとも1つの論理区画は、前記他の論理区画から外部に送信すべきパケットを受け取り、前記アドレス置換部は、前記他の論理区画から中継されたパケットの送信元物理アドレスを前記少なくとも1つの論理区画の物理アドレスに置き換え、前記中継部は、送信元物理アドレスが置換された前記パケットを外部に送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 記ネットワークドライバは、前記他の論理区画から受け取ったパケットの宛先物理アドレスがいずれの論理区画の物理アドレスとも一致しない場合に、そのパケットを外部に送信すべきパケットとして、前記少なくとも1つの論理区画に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ネットワークドライバは、前記他の論理区画から受け取ったパケットの宛先物理アドレスがいずれかの論理区画の物理アドレスである場合には、そのパケットを宛先物理アドレスに対応する論理区画に送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ネットワークドライバは、前記他の論理区画から受け取った外部に送信すべきパケットがブロードキャストまたはマルチキャストされるべきパケットである場合には、そのパケットを送信元の論理区画以外のすべての論理区画に送信するとともに、前記少なくとも1つの論理区画に送信することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 複数の計算機が相互接続してクラスタをなす情報処理装置であって、
    外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の計算機の内、少なくとも1つの計算機が他の計算機に代わって外部との通信を行い、
    それぞれ個別の物理アドレスを割り当てられた前記複数の計算機を相互接続し、各計算機が行う通信を制御するネットワークドライバを含み、
    前記ネットワークドライバは、前記複数の計算機を相互接続する仮想的なネットワークインタフェースと、前記少なくとも1つの計算機を外部ネットワークに接続する物理的なネットワークインタフェースとを有し、
    前記少なくとも1つの計算機は、
    外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の計算機用に割り当てるポート割り当て部と、
    前記物理的なネットワークインタフェース経由で前記他の計算機用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットを前記仮想的なネットワークインタフェース経由で前記他の計算機に中継する中継部とを含み、
    前記ネットワークドライバは、前記中継部から与えられた中継すべきパケットのデータを、送信元の計算機のメモリ空間から送信先の計算機のメモリ空間にコピーすることにより、前記中継すべきパケットを送信先の計算機に転送することを特徴とする情報処理装置。
  8. 計算資源が論理的に分割されて割り当てられた複数の論理区画を有し、各論理区画においてオペレーティングシステムが独立に動作可能に構成された情報処理装置における通信制御用のプログラムであって、
    外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の論理区画の内、少なくとも1つの論理区画が他の論理区画に代わって外部との通信を行う場合であって、前記情報処理装置が、それぞれ個別の物理アドレスを割り当てられた前記複数の論理区画を相互接続し、各論理区画が行う通信を制御するネットワークドライバを含み、前記ネットワークドライバは、前記複数の論理区画を相互接続する仮想的なネットワークインタフェースと、前記少なくとも1つの論理区画を外部ネットワークに接続する物理的なネットワークインタフェースとを有する場合に、
    前記少なくとも1つの論理区画に、
    外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の論理区画用に割り当てる機能と、
    前記物理的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで受信されたパケットを前記仮想的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画に中継する機能とを実現させ
    前記ネットワークドライバに、前記中継部から与えられた中継すべきパケットのデータを、送信元の論理区画のメモリ空間から送信先の論理区画のメモリ空間にコピーすることにより、前記中継すべきパケットを送信先の論理区画に転送する機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  9. 計算資源が論理的に分割されて割り当てられた複数の論理区画を有し、各論理区画においてオペレーティングシステムが独立に動作可能に構成された情報処理装置における通信制御方法であって、
    外部のネットワークから一意に識別されるネットワークアドレスを共有する前記複数の論理区画の内、少なくとも1つの論理区画が他の論理区画に代わって外部との通信を行う場合であって、前記情報処理装置が、それぞれ個別の物理アドレスを割り当てられた前記複数の論理区画を相互接続し、各論理区画が行う通信を制御するネットワークドライバを含み、前記ネットワークドライバは、前記複数の論理区画を相互接続する仮想的なネットワークインタフェースと、前記少なくとも1つの論理区画を外部ネットワークに接続する物理的なネットワークインタフェースとを有する場合に、前記少なくとも1つの論理区画が外部との通信に利用可能な通信ポートを前記他の論理区画用に割り当て、前記物理的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画用に割り当てられた通信ポートで外部から受信されるパケットを前記仮想的なネットワークインタフェース経由で前記他の論理区画に中継し、前記ネットワークドライバは、前記中継部から与えられた中継すべきパケットのデータを、送信元の論理区画のメモリ空間から送信先の論理区画のメモリ空間にコピーすることにより、前記中継すべきパケットを送信先の論理区画に転送することを特徴とする通信制御方法。
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