JP5354849B2 - 風力発電機の主軸支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、風力発電機の主軸支持構造に関するものである。
従来の風力発電機が、例えば、特開2005−207517号公報(特許文献1)に記載されている。同公報に記載されている風力発電機は、支持台と、支持台上に旋回座軸受を介して水平旋回自在に配置される主要部品を格納するナセルと、軸受ハウジングに固定された軸受によって回転自在に支持される主軸と、主軸の一方端側にブレードと、主軸の他方端側に増速機および発電機とを備える。
上記構成の風力発電機は、風を受けて回転するブレードに伴って主軸が回転し、増速機によって主軸の回転が増速され、発電機で電力に変換される。この風力発電機の主軸は、ブレードが風を受けることによって生じるアキシアル荷重の他に、ブレードの自重によって生じるラジアル荷重やモーメント荷重を受ける。このため、主軸を支持する軸受には、ラジアル荷重、アキシアル荷重、およびモーメント荷重が同時に負荷される環境で使用可能な自動調心ころ軸受や円錐ころ軸受が使用される。
特開2005−207517号公報
近年、ブレードの大型化や風力発電機をより風の強い場所に設置する等、発電効率の向上を目的とした取り組みがなされており、これに伴って主軸を支持する軸受に負荷される荷重も大きくなっている。したがって、長寿命で高い信頼性が求められる主軸支持用軸受には、更なる負荷容量の向上が要求されている。
また、風力発電機の主軸には回転時に所定の方向に偏った荷重が作用するので、その円周方向において、荷重が負荷される領域(以下、「負荷領域」という)と、荷重が負荷されない領域(以下、「非負荷領域」という)とに区分される。そのため、主軸を支持する軸受は、負荷領域に位置するころのみによって荷重を支持することとなる。したがって、このような環境で使用される軸受が現実に支持可能な荷重は、軸受全体として支持可能な荷重の一部でしかない。
そこで、この発明の目的は、負荷容量をさらに増大させた円錐ころ軸受であって、軸受全体で荷重を支持することができる円錐ころ軸受を採用した風力発電機の主軸支持構造を提供することである。
この発明に係る風力発電機の主軸支持構造は、風を受けるブレードと、その一端がブレードに固定されてブレードとともに回転する主軸と、主軸を回転自在に支持する円錐ころ軸受とを備える風力発電機の主軸支持構造である。円錐ころ軸受に注目すると、軌道面を有する内輪および外輪と、軌道面に接する転動面を有する複数の円錐ころとを備える。そして、この円錐ころ軸受は、隣接する円錐ころが互いに接触可能な位置に配置される総ころ形式の軸受である。
上記構成のように、風力発電機の主軸を支持する軸受として総ころ形式の円錐ころ軸受を採用することにより、保持器を有する同じサイズの円錐ころ軸受と比較して収容可能な円錐ころの本数を増やすことができる。その結果、軸受全体としての負荷容量が増加する。
好ましくは、円錐ころ軸受の軸受回転中心線と、外輪の軌道面とのなす角θ(接触角)は、θ≧40°を満たす。風力発電機の主軸の主軸を支持する軸受には、ラジアル荷重だけでなくスラスト荷重やモーメント荷重も負荷されるので、これらの荷重を適切に支持するためには、接触角θを上記範囲内とするのが望ましい。
好ましくは、円錐ころの転動面の任意の位置におけるころ径をD、円錐ころのころ径の測定位置における内輪および外輪の軌道面間距離をdとすると、全ての円錐ころそれぞれの転動面の少なくとも1箇所で、D>dを満たす。
上記構成のように、円錐ころ軸受の円周方向のいずれの位置においても軌道面間距離dをころ径Dより小さくする(以下、この関係を「負隙間」という)ことにより、全ての円錐ころに内外輪を介して荷重が負荷される。これにより、長寿命で信頼性の高い風力発電機の主軸支持構造を得ることができる。さらに、軌道面間距離を負隙間とすることによって円錐ころ横滑り等を防止することができるので、隣接する円錐ころの干渉等による回転不良を防止することが可能となる。
一実施形態として、円錐ころの転動面にはクラウニングが形成されており、円錐ころのクラウニングの頂上におけるころ径をD、円錐ころのクラウニングの頂上に対応する位置の軌道面間距離をdとすると、全ての円錐ころで、D>dを満たす。
他の実施形態として、全ての円錐ころの転動面全域でD>dを満たす。
転動面にクラウニングが形成されている円錐ころを使用する場合、軽荷重時には全ての円錐ころがクラウニングの頂上でのみ荷重を支持するので、D>dが成立する。一方、重荷重時には円錐ころが弾性変形して転動面全体で荷重を支持するので、全ての円錐ころの転動面全域で、D>dが成立する。
この発明によれば、風力発電機の主軸を支持する軸受として総ころ形式の円錐ころ軸受を採用したことにより、保持器を有する同じサイズの円錐ころ軸受と比較して負荷容量が増加する。また、軌道面間距離を負隙間とすることにより、常に全てのころで荷重を支持することができるので、長寿命で信頼性の高い風力発電機の主軸支持構造を得ることができる。
図1〜図7を参照して、この発明の一実施形態に係る主軸支持構造を採用した風力発電機11、円錐ころ軸受31、および円錐ころ軸受31を主軸16に組み込む方法を説明する。なお、図1および図2は風力発電機11の内部構造を示す図、図3および図4は風力発電機11の主軸16を支持する円錐ころ軸受31を示す図、図5〜図7は円錐ころ軸受31を主軸16に組み込む方法を示す図である。
まず、図1および図2を参照して、風力発電機11は、支持台12と、旋回座軸受13と、ナセル14と、ブレード15と、主軸16と、増速機17と、発電機18と、軸受ハウジング19と、主軸支持用軸受としての円錐ころ軸受31と、旋回用モータ20と、減速機21とを備える。
ナセル14は、支持台12の上に旋回座軸受13を介して設置されており、旋回用モータ20および減速機21によって水平旋回自在となっている。また、風力発電機11の主要部品である主軸16、増速機17、発電機19、円錐ころ軸受31、旋回用モータ20、および減速機21等を収容するハウジングとして機能する。
ブレード15は、主軸16の一端に固定されて風を受けて回転する。主軸16は、一端がブレード15に他端が増速機17それぞれに接続されて、ブレード15の回転を増速機17を介して発電機18に伝達する。また、軸受ハウジング19に組み込まれた円錐ころ軸受31によって、回転自在に支持されている。
円錐ころ軸受31には、ブレード15が受ける風力等によって大きなアキシアル荷重が負荷されると共に、ブレード15の自重等によって大きなラジアル荷重および大きなモーメント荷重が負荷される。そこで、このような環境で使用される主軸支持用軸受として、図3に示すような、左右の内輪部材32a,32bを含む内輪32と、外輪33と、複数の円錐ころ34と、内輪間座35とを備える円錐ころ軸受31を採用する。
内輪部材32aは、外径面に軌道面36aと、軌道面36aの一方側端部に小鍔37aと、他方側端部に大鍔38aと、大鍔38a側の端面に軸方向に延びる複数のボルト穴39aとを有する。内輪部材32bも同様の構成である。そして、この内輪部材32a,32bは、内輪間座35を挟んで互いの小鍔37a,37bを向かい合わせて配置することによって内輪32を構成する。外輪33は、内輪部材32a,32bの軌道面36a,36bに対応する複列の軌道面33a,33bと、軸方向に貫通する複数の貫通穴33cとを有する。
図4を参照して、円錐ころ34は、小端面34aと、大端面34bと、転動面34cとを有し、小端面34aを内輪部材32a,32bの小鍔37a,37b側に向けて内輪32および外輪33の間に配置される。また、転動面34cにはクラウニングが形成されており、その頂上はころ長さの中央に位置する。なお、「転動面」とは、両端の面取り部を除いた部分の長さであって、軸受に組み込んだ時に内輪32および外輪33の軌道面36a,36b,33a,33bと接し得る面を指す。
上記構成の円錐ころ軸受31は、円錐ころ34が軸方向に複列に配置されており、左右の列の円錐ころ34の小端面34a同士を突き合わせた背面組み合わせ軸受である。また、各軌道面においては、隣接する円錐ころ34が互いに接触可能な位置に配置される総ころ形式の軸受である。
さらに、円錐ころ34の転動面34cの任意の位置におけるころ径をD、円錐ころ34のころ径の測定位置における内輪32および外輪33の軌道面間距離をdとすると、全ての円錐ころ34それぞれの軌道面34cの少なくとも1箇所で、D>dを満たす。すなわち、軌道面間距離は負隙間となっている。
具体的には、円錐ころ軸受31に負荷される荷重が小さい場合(軽荷重時)、軌道面36a,33aと転動面34cとはクラウニングの頂上でのみ接触する。すなわち、全ての円錐ころ34のクラウニングの頂上でのみ負隙間(D>d)となる。なお、dはクラウニングの頂上に対応する位置の軌道面間距離を指す。
一方、円錐ころ軸受31に負荷される荷重が大きい場合(重荷重時)、円錐ころ34の転動面34cが弾性変形して、軌道面36a,33aと転動面34cとの接触面積が増加する。そして、転動面34cの全域が軌道面36a,33aと接触したときに、全ての円錐ころ34の転動面34c全域で負隙間(D>d)となる。
上記構成のように総ころ形式の円錐ころ軸受31とすることにより、保持器を含む同じサイズの円錐ころ軸受と比較して収容可能な円錐ころ34の本数が増加する。その結果、軸受全体の負荷容量を大きくすることができる。また、軌道面間距離を負隙間とすることにより、全ての円錐ころ34に内外輪32,33を介して荷重が負荷される。その結果、負荷領域と非負荷領域とを含む環境で使用する場合でも大きな荷重を支持することが可能となると共に、円錐ころ軸受31の剛性が向上する。
さらに、隣接する円錐ころ34の接触位置における自転方向は互いに逆向きとなるので、総ころ形式の円錐ころ軸受31においては、隣接する円錐ころ34の干渉による回転不良が問題となる。しかし、軌道面間距離を負隙間とすることで円錐ころ34の横滑り等を防止できるので、隣接する円錐ころ34同士の干渉による回転不良が抑制される。その結果、円錐ころ34の自転運動および公転運動がスムーズになる。
上記構成の円錐ころ軸受31を風力発電機11の主軸16を支持する軸受として使用することにより、長寿命で信頼性の高い風力発電機の主軸支持構造を得ることができる。
なお、上記実施形態における円錐ころ34は、クラウニングの頂上が円錐ころ34のころ長さの中央に位置する例を示したが、これに限ることなく、任意の位置に設定することができる。また、転動面34cにクラウニングが形成されている例を示したが、この発明は、クラウニングが形成されていない円錐ころを採用した円錐ころ軸受にも適用することができる。
また、上記実施形態における円錐ころ軸受31は複列の例を示したが、これに限ることなく、単列であってもよいし、軌道面が3列以上ある多列の軸受であってもよい。また、円錐ころ軸受31は、背面組み合わせの例を示したが、これに限ることなく、円錐ころ34の大端面34b同士を突き合わせた正面組み合わせの軸受であってもよい。
背面組み合わせとした場合には、軸受の回転中心線lと、左右の列の円錐ころ34および内外輪32,33の接触線l,lとの交点α,βの間の距離(以下「作用点間距離」という)が長くなるので、剛性が向上する。
次に、図5〜図7を参照して、円錐ころ軸受31を主軸16に組み込む方法を説明する。なお、図5および図6は円錐ころ軸受31を主軸16に組み込む前後の状態を示す図、図7は円錐ころ軸受31の一方の内輪部材32bを主軸16に組み込む主な工程を示すフロー図である。
大型の風力発電機11の主軸16に円錐ころ軸受31を組み込む場合、地上で主軸16を垂直に固定して作業を行う。まず、大鍔38a側を下に向けて内輪部材32aを主軸16に挿通する。次に、内輪部材32aの軌道面36aに円錐ころ34を組み込む。ここで、円錐ころ34の重心Gは大鍔38aの外径面より径方向内側に位置するので、円錐ころ34は軌道面36a上で拘束されていなくとも大鍔38aに引っ掛かって脱落することはない。さらに、内輪間座35を主軸16に挿通する。
風力発電機11の主軸16を支持する円錐ころ軸受31には、ブレード15が風を受けること等によって生じるスラスト荷重と、ブレード15の自重等によって生じるラジアル荷重およびモーメント荷重とが負荷される。そこで、これらの荷重を適切に支持するために、円錐ころ軸受31の回転中心線lと、外輪33の軌道面33aに接する位置における円錐ころ34の外径面、つまり外輪33の軌道面33aの仮想線lとのなす角θ(以下「接触角」という)をθ≧40°に設定する。なお、従来の一般的な円錐ころ軸受の接触角は10°〜35°程度である。
次に、図7を参照して、主軸16に組み込む前に内輪部材32bと外輪33とを組み立てる(S11)。具体的には、大鍔38a側を下に向けて内輪部材32bを載置する。次に、内輪部材32bの軌道面36bに円錐ころ34を組み込む。次に、外輪33の軌道面33bと円錐ころ34の転動面34cとが適切に接するように外輪33を組み込む。
次に、内輪部材32bと外輪33とを固定連結する(S12)。具体的には、L字型の固定冶具1の一端と内輪部材32bのボルト穴39bとをボルト2によって固定し、他端と外輪33の貫通穴33cを固定棒3によって固定する。これにより、円錐ころ34は軌道面36b,33bの間で拘束されているので脱落することはない。
次に、図5に示すように、固定連結された内輪部材32bと外輪33とを吊り上げて(S13)、外輪33の軌道面33aを下に向けて主軸16に組み込む(S14)。さらに、図6に示すように、外輪33の軌道面33aが内輪部材32aに組み込まれた円錐ころ34と適切に接触していることを確認して固定冶具1を外す。
最後に、内輪32と外輪33との軌道面間距離dを調整する(S15)。具体的には、予め内輪間座35の幅寸法を調整しておき、内輪部材32a,32bの間に予圧を加えることによって軌道面間距離を所定値に設定する。さらに具体的には、全ての円錐ころ34のクラウニングの頂上で負隙間(D>d)となるようにする。
なお、上記の組込み手順は一例であって、他の工程をさらに追加してもよいし、一部の工程の順序を入れ替える等してもよい。また、固定冶具1としては、内輪部材32bと外輪33とを固定連結することができるあらゆる構成のものを採用することができる。
上記の組み込み手順とすることにより、総ころ形式の円錐ころ軸受31を主軸16に組み込む際に円錐ころ34が脱落するのを防止することができる。これにより、円錐ころ軸受31の主軸16への組込みが容易となる。
また、この発明は他の形式の軸受、例えば、自動調心ころ軸受等に適用してもその効果を得ることができる。しかし、前述のように円錐ころ軸受は軌道面間距離の調整が容易であるので、この発明は、特に円錐ころ軸受に適しているといえる。
ここで、円錐ころ34の重心位置は、接触角θが大きくなるにつれて円錐ころ軸受31の径方向内側に移動する。したがって、上記の組み込み方法は、風力発電機11の主軸16を支持する円錐ころ軸受31のような接触角θの大きい軸受に適している。なお、円錐ころの重心位置を径方向内側に移動させる他の方法として、ころ角度を極端に小さくしたり、大鍔の外径を極端に大きくしたりすることも考えられる。しかし、これらは負荷容量が低下したり円錐ころの回転が不安定になったりするので、風力発電機11の主軸16を支持する軸受には適していない。
さらに、汎用性の観点から内輪部材32a,32bの両方にボルト穴39a,39bを設けた例を示したが、組込み作業の観点からは小鍔37b側を下に向けて組み込む内輪部材32bにのみボルト穴39bを設ければ足りる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、風力発電機の主軸支持構造に有利に利用される。
この発明の一実施形態に係る主軸支持構造を採用した風力発電機を示す図である。 図1に示す風力発電機の図解的側面図である。 図1に示す風力発電機の主軸を支持する円錐ころ軸受を示す図である。 図3に示す円錐ころの拡大図である。 円錐ころ軸受の内輪部材の一方を主軸に組み込む前の状態を示す図である。 円錐ころ軸受を主軸に組み込む後の状態を示す図である。 円錐ころ軸受の内輪部材の一方を主軸に組み込む主な方法を示すフロー図である。
符号の説明
1 固定冶具、2 ボルト、3 固定棒、11 風力発電機、12 支持台、13 旋回座軸受、14 ナセル、15 ブレード、16 主軸、17 増速機、18 発電機、19 軸受ハウジング、20 旋回モータ、21 減速機、31 円錐ころ軸受、32 内輪、32a,32b 内輪部材、33 外輪、33a,33b 外輪軌道面、33c 貫通穴、34 円錐ころ、34a 小端面、34b 大端面、34c 転動面、35 内輪間座、36a,36b 内輪軌道面、37a,37b 小鍔、38a,38b 大鍔、39a,39b ボルト穴。

Claims (2)

  1. 風を受けるブレードと、
    その一端が前記ブレードに固定されてブレードとともに回転する主軸と、
    前記ブレードおよび前記主軸から負荷されるアキシアル荷重、ラジアル荷重、およびモーメント荷重を受け、前記主軸を回転自在に支持する複列の円錐ころ軸受とを備える風力発電機の主軸支持構造であって、
    複列の前記円錐ころ軸受は、軌道面を有する内輪および外輪と、前記軌道面に接する転動面を有する複数の円錐ころとを備え、
    前記内輪は、外径面に設けられた軌道面と、前記軌道面の一方側端部に設けられた小鍔と、前記軌道面の他方側端部に設けられた大鍔とを含み、
    前記円錐ころは、小端面を前記小鍔側に向けて配置され、
    複列の前記円錐ころ軸受は、それぞれの前記円錐ころの小端面同士を突き合わせた背面組み合わせ軸受であり、
    複列の前記円錐ころ軸受は、隣接する前記円錐ころが互いに接触可能な位置に配置される総ころ形式の軸受であり、
    前記円錐ころ軸受の軸受回転中心線と、前記外輪の軌道面とのなす角θは、θ≧40°を満たし、
    前記円錐ころの転動面の任意の位置におけるころ径をD、前記円錐ころのころ径の測定位置における前記内輪および前記外輪の軌道面間距離をdとすると、
    全ての前記円錐ころの転動面全域で、D>dを満たす、風力発電機の主軸支持構造。
  2. 前記円錐ころの転動面には、クラウニングが形成されている請求項1に記載の風力発電機の主軸支持構造。
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