JP5353429B2 - 光センシング回路、差分回路の駆動方法、光検出回路の駆動方法、及び電子機器 - Google Patents

光センシング回路、差分回路の駆動方法、光検出回路の駆動方法、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、フォトダイオードの受光量を測定する技術に関する。
特許文献1には、フォトダイオードと増幅トランジスタとセンス線とを備えた光センシング回路が開示されている。この光センシング回路では、フォトダイオードのカソード電極と増幅トランジスタのゲート電極とが電気的に接続され、増幅トランジスタがゲート電極の電位に応じた電流をセンス線へ供給する。光センシング回路は一つの基板上に形成されており、センス線から読み出された電位は、当該基板外においてフォトダイオードの受光量の測定に用いられる。
特許2007−11152号公報(図7)
ところで、上記の光センシング回路では、センス線の電位は、増幅トランジスタの閾値電圧(Vth)や移動度(β)などの特性に応じたものとなる。増幅トランジスタの特性には製造誤差などの個体差があるから、センス線の電位をそのまま受光量の測定に用いると、上記の特性に起因した測定誤差が生じる。この測定誤差を低減する方法としては、センス線から二回にわたって読み出した電位の差分をとって上記の特性の影響を相殺する方法が有効である。
この方法を実現するための構成として、フォトダイオードに光が入射していないときにセンス線から電位を読み出し、この電位を基板外のフレームメモリに保持させておき、測定の際には、センス線から電位を読み出し、この電位とフレームメモリに保持されている電位との差分を求め、この差分を用いてフォトダイオードの受光量を測定する構成が考えられる。この構成によれば、増幅トランジスタの特性が変化しない限り、その影響を十分に相殺することができる。
しかし、増幅トランジスタの特性は温度などの環境に応じて経時変化しうる。したがって、上記の構成を採っても、増幅トランジスタの特性の影響を十分に相殺することができるとは限らない。一方、特許文献1に記載の光センシング回路を用いて上記の構成を採ると、センス線から読み出された電位は、差分を求める前に基板外へ伝送されることになる。したがって、ノイズの影響を受け易い。ノイズの大きさは経時変化しうるから、差分をとっても、ノイズの影響を十分に相殺できるとは限らない。そこで、メモリに保持させる電位をセンス線から読み出す時点とフォトダイオードの受光量を測定する時点との間隔を十分に短くすることを考える。この間隔を十分に短くすることができれば、増幅トランジスタの特性の影響やノイズの影響を十分かつ確実に相殺することができる。
しかし、上記の構成では、メモリに保持させる電位をセンス線から読み出す時点が、フォトダイオードに光が入射しないことが予め判明している時点(例えば、光センシング回路を備えた装置の起動時)に限られるから、両時点の間隔を十分に短くすることは困難である。つまり、上記の構成には、増幅トランジスタの特性に起因した測定誤差やノイズに起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することができないという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、フォトダイオードの受光量の測定において、増幅トランジスタの特性に起因した測定誤差およびノイズに起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することを解決課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、基板上に形成され、カソード電極を有するフォトダイオードと、前記カソード電極と電気的に接続されたゲート電極を有する増幅トランジスタとを備え、前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に依存しない第1電位となるリセット状態と、前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に応じて変動する非リセット状態とを有し、前記ゲート電極の電位に応じた信号を出力する光検出回路と、前記基板上に形成され、前記光検出回路から出力された信号を用いて前記ゲート電極の電位に応じた電位を前記光検出回路から読み出し、前記リセット状態の前記光検出回路から読み出した電位と、前記非リセット状態の前記光検出回路から読み出した電位との差分を求める差分回路とを備える光センシング回路を提供する。
フォトダイオードの受光量の測定において、リセット状態の光検出回路から読み出された電位と、非リセット状態の光検出回路から読み出された電位との差分は、フォトダイオードに光が入射していないときに光検出回路から読み出された電位と、増幅トランジスタのゲート電極がフォトダイオードの受光量に応じた電位となるときに光検出回路から読み出された電位との差分と同様の役割を果たす。また、フォトダイオードに光が入射しないことが判明している時点は少ないが、光検出回路をリセット状態としてよい時点は多いから、このセンシング回路では、リセット状態の光検出回路から電位が読み出される時点と、非リセット状態の光検出回路から電位が読み出される時点との間隔を十分に短くすることができる。よって、この光センシング回路によれば、フォトダイオードの受光量の測定において、増幅トランジスタの特性に起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することができる。
また、この光センシング回路では、増幅トランジスタのゲート電極の電位に応じた信号を出力する光検出回路と、リセット状態の光検出回路から読み出した電位と、非リセット状態の光検出回路から読み出した電位との差分を求める差分回路とが同一の基板上に形成されるから、光検出回路から読み出された電位を基板外に出すことなく差分を求めることができる。したがって、この光センシング回路によれば、フォトダイオードの受光量の測定において、ノイズに起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することができる。
この光センシング回路において、前記光検出回路を複数備えるとともに前記差分回路を複数備え、前記複数の光検出回路は複数の列をなすように配置され、前記複数の差分回路は前記複数の列とそれぞれ対応して設けられ、前記複数の差分回路の各々は、対応する前記光検出回路から出力された信号を用いて、対応する前記ゲート電極の電位に応じた電位を、対応する前記光検出回路から読み出すようにしてもよい。
この形態のセンシング回路には、総ての光検出回路に一つの差分回路を対応付ける場合に比較して、各光検出回路から差分回路までの電位の伝送路を短縮可能という利点がある。つまり、この形態のセンシング回路によれば、ノイズに起因した測定誤差をより低減することができる。また、この形態のセンシング回路によれば、フレームメモリを不要とすることができる。これは、回路規模の縮小および製造コストの削減につながる利点である。
上記の形態のセンシング回路において、前記複数の差分回路の各々は、貫通電流を用いて、求めた差分を増幅して出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端と前記複数の差分回路に共通の読出線との間に介挿された出力用スイッチとを含み、前記複数の差分回路では前記出力用スイッチが順次オン状態となり、前記増幅回路は、その出力端と前記読出線との間に介挿された前記出力用スイッチがオン状態のときには貫通電流を遮断せず、その出力端と前記読出線との間に介挿された前記出力用スイッチがオフ状態のときには貫通電流を遮断する貫通電流用スイッチを含むようにしてもよい。
上記の増幅回路としてはソースフォロワ回路を例示可能である。このセンシング回路では、増幅回路から増幅後の差分が読出線へ出力される場合にのみ、差分を増幅するための貫通電流が流れる。したがって、このセンシング回路によれば、消費電力を低減することができる。
上記の形態のセンシング回路において、クロック信号が供給されると、前記クロック信号を用いてパルスを順次シフトすることにより、前記複数の列を順次選択する列選択シフトレジスタと、前記列選択シフトレジスタに前記クロック信号を供給する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数の差分回路のうちの少なくとも一つが、対応する前記ゲート電極の電位に応じた電位を、対応する前記光検出回路から読み出す期間では、前記列選択シフトレジスタへ前記クロック信号を供給しないようにしてもよい。
このセンシング回路によれば、光検出回路から電位が読み出される期間においてノイズの発生源が減るから、ノイズに起因した測定誤差をより低減することができる。
上記の形態のセンシング回路において、前記複数の差分回路に共通の読出線に一定の第2電位を供給する読出線リセット回路を備え、前記複数の差分回路の各々は、前記読出線との間に介挿された出力用スイッチを含み、前記複数の差分回路では前記出力用スイッチが順次オン状態となり、前記複数の差分回路において前記出力用スイッチがオン状態となる期間をそれぞれ出力期間としたとき、各出力期間は、前記読出線に一定の第2電位を供給する第1期間と前記第1期間に後続する第2期間とを含み、前記読出線リセット回路は、前記第1期間では前記第2電位を前記読出線へ供給する一方、前記第2期間では前記第2電位を前記読出線へ供給しないようにしてもよい。
読出線の電位が供給された電位と一致するまでには時間がかかる。したがって、複数の差分回路から読出線へ連続して電位が供給されると、ある差分回路から電位が供給されているときの読出線の電位は、この差分回路の直前の差分回路から読出線へ供給された電位の影響を受け易い。そこで、このセンシング回路では、各出力期間において、読出線には、第2電位が供給されてから差分に応じた電位が供給されるようになっている。これにより、読出線において、電位の供給順序において隣接する二つの差分回路のうちの先の差分回路で求められた差分が後の差分回路で求められた差分に与える影響が抑制される。なお、第2電位を、複数の差分回路の各々から読出線へ供給されうる最大の電位と最小の電位との平均の電位とすれば、より確実に、上記の影響を抑制することができる。
また、本発明は、上記の各光センシング回路における差分回路の駆動方法であって、前記非リセット状態の前記光検出回路から前記ゲート電極の電位に応じた電位を読み出し、次に前記非リセット状態の前記光検出回路から前記ゲート電極の電位に応じた電位を読み出すことを特徴とする方法を提供する。また、本発明は、上記の各光センシング回路における光検出回路の駆動方法であって、前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に応じて変動するようにし、次に前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に依存せずに前記第1電位となるようにする方法を提供する。また、本発明は、上記の各光センシング回路を備えた電子機器を提供する。
本発明の第1実施形態に係る光センシング回路100の構成を示す図である。 光センシング回路100の画素回路Pijの電気的構成を示す回路図である。 画素回路Pijの動作(画素リセット期間)を示す回路図である。 画素回路Pijの動作(露光期間)を示す回路図である。 画素回路Pijの動作(第1読出期間)を示す回路図である。 画素回路Pijの動作(第2読出期間)を示す回路図である。 画素回路Pijの動作(オフ期間)を示す回路図である。 第1読出期間における画素回路Pijの電気的構成を簡略化して示す回路図である。 光センシング回路100の一部の電気的構成を示す回路図である。 図9に示す電気的構成の一部を簡略化して示す回路図である。 光センシング回路100の動作(センス線リセット期間)を示す回路図である。 光センシング回路100の動作(第1入力期間)を示す回路図である。 光センシング回路100の動作(第2入力期間)を示す回路図である。 、光センシング回路100の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る光センシング回路200の構成を示す図である。 光センシング回路200の画素回路Qijの電気的構成を示す回路図である。
図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。ただし、各図面においては、各部の寸法の比率が実際のものとは適宜に相違している。また、本発明は、以下に述べる各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を変形して得られる各種の変形例や、各実施形態またはその変形例を応用して得られる形態をも技術的範囲に含みうる。なお、各図において共通する部分には同一の符号が付されている。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る光センシング回路100の構成を示す図である。光センシング回路100は、イメージセンサを構成し、基板1上に形成され、m行n列に配置されたm×n個の画素回路Pijを備える。iはm以下の自然数であり、jはn以下の自然数である。また、光センシング回路100は、行方向に延在するm本のゲート線Yiと、列方向に延在するn本のセンス線Sjを備える。各ゲート線Yiはセンス線S1〜Snと交差しており、各センス線Sjはゲート線Y1〜Ymと交差している。画素回路Pijは、ゲート線Yiとセンス線Sjとの交差に対応して設けられている。
図2は、画素回路Pijの電気的構成を示す回路図である。この図に示すように、ゲート線Yiは、第1ゲート線Yiaと第2ゲート線Yibとを束ねたものである。画素回路Pijには、第1ゲート線Yiaから後述の画素リセット信号GRSTiが供給され、第2ゲート線Yibから後述の行選択信号GSELiが供給される。また、画素回路Pijには、図1では図示を略した電源線Dから一定の第1電位VDDが供給される。
画素回路Pijは、受光量を検出する光検出回路であり、フォトダイオード11と、増幅トランジスタ12と、制御トランジスタ13と、リセットトランジスタ14とを備え、フォトダイオード11の受光量に応じた電流を出力する。フォトダイオード11は、接地されたアノード電極11aとカソード電極11cとを有し、受光量に応じた電流を出力する。増幅トランジスタ12は、フォトダイオード11の出力電流を増幅して出力するnチャネル型のTFTであり、ゲート電極12gとソース電極12sとドレイン電極12dとを有する。ゲート電極12gはカソード電極11cと電気的に接続されている。
制御トランジスタ13は、TFTであり、第2ゲート線Yibと電気的に接続されたゲート電極13gを有し、ドレイン電極12dとセンス線Sjとの間に介挿され、スイッチング素子として機能する。リセットトランジスタ14は、TFTであり、第1ゲート線Yiaと電気的に接続されたゲート電極14gを有し、ゲート電極12gと電源線Dとの間に介挿され、スイッチング素子として機能する。また、画素回路Pijは、その状態として、リセットトランジスタ14がオン状態にあるリセット状態と、リセットトランジスタ14がオフ状態にある非リセット状態とを有する。
画素回路Pijの動作では複数の期間を巡回的に迎える。具体的には、画素リセット期間、露光期間、第1読出期間、第2読出期間およびオフ期間である。以降、各期間の動作について、図3〜図7を参照して説明する。
図3は、画素リセット期間における画素回路Pijの動作を示す回路図である。画素リセット期間では、画素リセット信号GRSTiがアクティブレベルを維持し、行選択信号GSELiが非アクティブレベルを維持する。つまり、リセットトランジスタ14がオン状態(リセット状態)を維持し、制御トランジスタ13がオフ状態を維持する。したがって、増幅トランジスタ12のゲート電極12gに第1電位VDDが供給される。これにより、ゲート電極12gの電位は、フォトダイオード11の受光量に依存せずに第1電位VDDとなる。一方、増幅トランジスタ12からセンス線Sjへの出力は遮断される。
図4は、露光期間における画素回路Pijの動作を示す回路図である。露光期間では、画素リセット信号GRSTi及び行選択信号GSELiが非アクティブレベルを維持する。つまり、リセットトランジスタ14がオフ状態(非リセット状態)を維持し、制御トランジスタ13がオフ状態を維持する。したがって、フォトダイオード11から受光量に応じた電流が出力されると、これに応じて、増幅トランジスタ12のゲート電極12gの電位が変動する。一方、増幅トランジスタ12からセンス線Sjへの出力は遮断される。
図5は、第1読出期間における画素回路Pijの動作を示す回路図である。第1読出期間では、画素リセット信号GRSTiが非アクティブレベルを維持し、行選択信号GSELiがアクティブレベルを維持する。つまり、リセットトランジスタ14がオフ状態(非リセット状態)を維持し、制御トランジスタ13がオン状態を維持する。したがって、増幅トランジスタ12はセンス線Sjと接続される。これにより、センス線Sjの電位Vsenseは、非リセット状態のゲート電極12gの電位に応じた電位Vdataとなる。非リセット状態のゲート電極12gの電位はフォトダイオード11の受光量に応じて変動するから、Vdataもフォトダイオード11の受光量に応じて変動する。
図6は、第2読出期間における画素回路Pijの動作を示す回路図である。第2読出期間では、画素リセット信号GRSTi及び行選択信号GSELiがアクティブレベルを維持する。つまり、リセットトランジスタ14がオン状態(リセット状態)を維持し、制御トランジスタ13がオン状態を維持する。したがって、増幅トランジスタ12はセンス線Sjと接続される。これにより、Vsenseは、リセット状態のゲート電極12gの電位に応じた電位Vresetとなる。一方、リセット状態のゲート電極12gの電位は、フォトダイオード11の受光量に依存せずに第1電位VDDとなる。
図7は、オフ期間における画素回路Pijの動作を示す回路図である。オフ期間では、画素リセット信号GRSTi及び行選択信号GSELiが非アクティブレベルを維持する。つまり、リセットトランジスタ14及び制御トランジスタ13がオフ状態を維持する。したがって、増幅トランジスタ12からセンス線Sjへの出力は遮断される。なお、オフ期間を排し、第2読出期間の直後に画素リセット期間を迎えるようにしてもよい。
上述したように、本実施形態では、画素回路Pijから、非リセット状態のVsense(Vdata)とリセット状態のVsense(Vreset)とが読み出される。両者を読み出すのは、両者の差分を求めるためである。ここで、この差分を求める理由について、図8を参照して説明する。
図8は、第1読出期間における画素回路Pijの電気的構成を簡略化して示す回路図である。この図に示す構成には、後述の定電流源部5の一部(定電流源回路50)も含まれている。定電流源回路50は、対応するセンス線Sjと後述の電源線L1との間に介挿されたTFTであり、そのゲート電極に供給される一定の基準電位Vref1に応じた電流Iを当該センス線Sjに流す。増幅トランジスタ12のゲート電極12gの電位をVpdとし、増幅トランジスタ12の閾値電圧をVth、移動度をβとすると、Iは次式で表される。
Figure 0005353429
したがって、Vsenseは次式で表される。
Figure 0005353429
この式から明らかなように、Vsenseは、Vpdに応じた成分と、Vth及びβに応じた成分との和(差)である。光センシング回路100を複数製造する場合、製造誤差により、増幅トランジスタ12の特性(Vthやβなど)にバラツキが生じるから、Vth及びβに応じた成分を含むVsenseをそのまま用いて受光量を測定すると測定誤差が生じる。そこで、本実施形態では、Vsenseをセンス線Sjから二回にわたって読み出し、二つのVsense(VdataとVreset)の差分を求めることによってVth及びβに応じた成分を相殺し、この差分を用いて受光量を測定することにより、測定誤差を抑制するようにしている。これが差分を求める理由である。
図1に示すように、光センシング回路100は、ゲート駆動回路2と、センス線リセット部4と、前述の定電流源部5と、差分生成部6と、列選択シフトレジスタ7と、制御部8とを備える。制御部8は、制御信号を供給することによって各部を制御する。なお、制御部8からゲート駆動回路2へ供給される制御信号には、一定の周期のクロック信号YCLKが含まれ、制御部8から列選択シフトレジスタ7へ供給される制御信号には、一定の周期のクロック信号XCLKが含まれる。また、制御部8は基板1の外にあっても良い。
ゲート駆動回路2は、制御部8からの制御信号に基づいてゲート線Y1〜Ymを駆動する。具体的には、m本の第1ゲート線Yiaを一本ずつ巡回的に選択するとともに、m本の第2ゲート線Yibを一本ずつ巡回的に選択する。第1ゲート線Yiaが選択されると、この第1ゲート線Yiaに対応する画素回路Pijが画素リセット期間または第2読出期間を迎え、第2ゲート線Yibが選択されると、この第2ゲート線Yibに対応する画素回路Pijは第1読出期間を迎える。一本の第1ゲート線の選択は、一本の第1ゲート線にアクティブレベルの画素リセット信号GRSTiを供給し、残りの第1ゲート線に非アクティブレベルの画素リセット信号GRSTiを供給することで行われ、一本の第2ゲート線の選択は、一本の第2ゲート線にアクティブレベルの行選択信号GSELiを供給し、残りの第2ゲート線に非アクティブレベルの行選択信号GSELiを供給することで行われる。
センス線リセット部4は、センス線S1〜Snにそれぞれ対応するn個のセンス線リセット回路40を有する。各センス線リセット回路40は、対応するセンス線Sjをリセットする。センス線Sjのリセットは、センス線Sjの電位を一定の電位NRSとする処理であり、センス線Sjに電位NRSを供給することで行われる。定電流源部5は、センス線S1〜Snにそれぞれ対応するn個の定電流源回路50を有する。各定電流源回路50は、対応するセンス線Sjに一定の電流Iを流す(図7参照)。
差分生成部6は、センス線S1〜Snにそれぞれ対応するn個の差分回路60を有する。各差分回路60は、対応するセンス線SjからVdataとVresetとを読み出し、両者の差分を求め、求めた差分に応じた電位を読出線Rへ供給する。読出線Rは、n個の差分回路60に共通する信号線であり、基板1外まで延在している。
列選択シフトレジスタ7は、制御部8からの制御信号に基づいて、n本のセンス線Sjを一本ずつ巡回的に選択するn段のシフトレジスタであり、各段には選択線Xjが電気的に接続されている。センス線Sjが選択されると、このセンス線Sjに係る差分に応じた電位が読出線Rへ供給される。センス線Sjの選択は、一本の選択線Xjの電位をアクティブレベルとし、他の選択線Xjの電位を非アクティブレベルとすることで行われる。列選択シフトレジスタ7は、n段のうちの1段の電位のみがアクティブレベルとなるパルスを、クロック信号XCLKの周期で順次シフトすることにより、n本の選択線Xjの電位を制御する。
図9は、光センシング回路100の一部の電気的構成を示す回路図である。この図には、主に、一つの画素回路Pijに係る構成が示されている。この図に示すように、センス線リセット回路40は、対応するセンス線Sjと一定の電位NRSを供給する電源線L2との間に介挿されたTFTであり、スイッチング素子として機能する。センス線リセット回路40のゲート電極は、センス線リセット信号NRGを供給するリセット制御線L3と電気的に接続されている。したがって、センス線リセット回路40は、センス線リセット信号NRGのレベルに応じてオン/オフする。なお、NRSは、例えば、第1読出期間におけるセンス線Sjの電位の上限値と下限値との平均値の電位である。
定電流源回路50は、前述のように、対応するセンス線Sjと電源線L1との間に介挿されており、そのゲート電極は制御線L4と電気的に接続されている。電源線L1には一定の電位VSSが供給され、制御線L4には一定の基準電位Vref1が供給される。したがって、定電流源回路50は、基準電位Vref1に応じた一定の電流をセンス線Sjに流す電流源として機能する。なお、VSSは、例えば、第1読出期間におけるセンス線Sjの電位の下限値よりも低い電位である。
差分回路60は、第1スイッチSW1と、容量素子C1及びC2と、増幅回路600と、第2スイッチSW2とを有する。容量素子C1は、第1電極C1Aと第2電極C1Bとを有し、容量素子C2は、第1電極C2Aと第2電極C2Bとを有する。第1電極C1A及び第1電極C2Aは接続点Zと電気的に接続されており、第2電極C1Bは増幅回路600と電気的に接続されており、第2電極C2Bは接地されている。第1スイッチSW1は、スイッチング素子として機能するTFTであり、センス線Sjと接続点Zとの間に介挿されており、そのゲート電極に供給されるサンプルホールド制御信号SHGのレベルに応じてオン/オフする。
増幅回路600は、ソースフォロワ回路であり、第3スイッチSW3と、トランジスタ61、62及び63と、増幅器64とを有する。第3スイッチSW3は、スイッチング素子として機能するTFTであり、第1容量素子C1の第2電極C1Bと接地線との間に介挿されている。第3スイッチSW3のゲート電極は、増幅回路制御信号AMPGを供給する制御線L5と電気的に接続されている。したがって、第3スイッチSW3は、増幅回路制御信号AMPGのレベルに応じてオン/オフする。
トランジスタ61は、Pチャネル形のTFTであり、そのゲート電極は容量素子C1の第2電極C1Bと電気的に接続され、そのドレイン電極は接地されている。トランジスタ62は、Pチャネル形のTFTであり、そのドレイン電極はトランジスタ61のソース電極と電気的に接続されており、そのゲート電極には一定の基準電位Vref2が供給される。トランジスタ63は、Pチャネル形のTFTであり、そのドレイン電極はトランジスタ62のソース電極と電気的に接続されており、そのソース電極にはVDDが供給される。増幅器64は、対応する選択線Xjと第4スイッチSW4との間に介挿されており、選択線Xjから供給される列選択信号SROUTjを増幅する。
Vref2及び増幅器64の利得は、列選択信号SROUTjがアクティブレベルの場合には当該電位がVref2よりも高い一定の電位となり、列選択信号SROUTjが非アクティブレベルの場合にはトランジスタ63のドレイン電極の電位がVDDと一致するように設定されている。したがって、トランジスタ62は、トランジスタ61のソース電極に一定の電流(貫通電流)を供給する電流源として機能し、トランジスタ63は、列選択信号SROUTjがアクティブレベルの場合には貫通電流を遮断せず、列選択信号SROUTjが非アクティブレベルの場合には貫通電流を遮断する貫通電流用スイッチとして機能する。
第2スイッチSW2は、出力用スイッチとして機能するTFTであり、読出線Rと、トランジスタ61のソース電極、すなわち増幅回路600の出力端Wとの間に介挿されている。第2スイッチSW2のゲート電極は、対応する選択線Xjと電気的に接続されている。したがって、第2スイッチSW2は、列選択信号SROUTjのレベルに応じてオン/オフする。
以上の説明から明らかなように、トランジスタ63は、第2スイッチSW2がオン状態のときには貫通電流を遮断せず、第2スイッチSW2がオフ状態のときには貫通電流を遮断する。なお、第2スイッチSW2を設けるのは、センス線Sjの本数が読出線Rの本数よりも多いからである。つまり、センス線Sjの本数が読出線Rの本数以下の場合には、第2スイッチSW2を設けず、出力端Wと読出線Rとを直結してもよい。第2スイッチSW2を設けない場合には、トランジスタ63、増幅器64及び列選択シフトレジスタ7も不要となる。
図9に示すように、光センシング回路100は、読出線Rに一定の第2電位RRSを供給する読出線リセット回路9を有する。読出線リセット回路9は、スイッチング素子として機能するTFTであり、読出線Rと第2電位RRSが供給される電源線L6との間に介挿されている。読出線リセット回路9のゲート電極には、制御信号READGが供給されるから、読出線リセット回路9は、制御信号READGのレベルに応じてオン/オフする。
図10は、図9に示す電気的構成の一部を簡略化して示す回路図である。この簡略化は、VdataとVresetとの差分の求め方、具体的には当該差分に応じた電位の生成方法を簡潔に説明するためのものである。したがって、この説明に不要な定電流源回路50、容量素子C2及び第1スイッチSW1の図示が省略されている。また、同様の観点から、増幅回路600は、第3スイッチSW3、増幅器65及び容量素子C3のみを有する回路として図示されている。容量素子C3の一方の電極は容量素子C1の第2電極C1Bと電気的に接続されており、他方の電極は接地線と電気的に接続されている。増幅器65は、第2電極C1Bと出力端Wとの間に介挿されており、容量素子C3の保持電圧を増幅する。
図10に示す回路の動作では、センス線リセット期間と第1入力期間と第2入力期間とが順に訪れる。センス線リセット期間では、図11に示すように、センス線リセット回路40及び第3スイッチSW3はオン状態を維持する。したがって、第1電極C1Aの電位はNRSとなり、第2電極C1Bの電位は0となる。次に、第1入力期間では、図12に示すように、センス線リセット回路40はオフ状態を維持し、第3スイッチSW3はオン状態を維持している。この状態で、センス線SjからVdataが供給されるから、第1電極C1Aの電位はVdataとなり、第2電極C1Bの電位は0のままとなる。
次に、第2入力期間では、図13に示すように、センス線リセット回路40はオフ状態を維持し、第3スイッチSW3はオフ状態を維持する。この状態で、センス線SjからVresetが供給されるから、第1電極C1Aの電位はVdataからVresetへ変動し、第2電極C1Bの電位は0からVAへ変動する。VA=α(Vreset−Vdata)であり、α=Ca/(Ca+Cb)である。ただし、Caは容量素子C1の容量値であり、Cbは容量素子C3の容量値である。そして、出力端Wの電位はVBとなる。VBは、VdataとVresetと差分に応じた電位であり、VB=γVA=γα(Vreset−Vdata)である。ただし、γは増幅器65の利得である。
以上の説明から明らかなように、差分回路60は、対応する画素回路Pijのゲート電極12gの電位に応じた電位を当該画素回路Pijから対応するセンス線Sjを介して読み出す回路であって、リセット状態の当該画素回路Pijから読み出した電位Vresetと、非リセット状態の当該画素回路Pijから読み出した電位Vdataとの差分を求める回路として機能する。
図14は、光センシング回路100の動作を説明するためのタイミングチャートである。以降の説明では、クロック信号YCLKのレベルが一定の期間を1H(水平走査期間)とする。1Hの長さはクロック信号YCLKの周期の1/2である。つまり、光センシング回路100は、クロック信号YCLKの周期の1/2の時間間隔で1Hを繰り返し迎える。また、以降の説明では、最初の行に係る1Hの開始から当該行に係る次回の1Hの開始までの期間を1V(垂直走査期間)とする。つまり、1Vの長さは1Hのm倍であり、光センシング回路100は1Hのm倍の時間間隔で1Vを繰り返し迎える。
図に示すように、1Vにおいて、行選択信号GSELiは1回だけ、画素リセット信号GRSTiは2回だけアクティブレベルとなる。行選択信号GSELiがアクティブレベルの期間を含む1Hは、i番目の1Hである。画素リセット信号GRSTiがアクティブレベルの期間を含む1Hは、iがm−4以下ならばi番目の1Hとi+4番目の1Hであり、iがm−4以下でなければi番目の1Hとi+4−m番目の1Hである。また、アクティブレベルの期間の長さは、行選択信号GSEL1〜GSELm間で共通であり、画素リセット信号GRST1〜GRSTm間でも共通である。
また、ある画素リセット信号が非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移してから、次の画素リセット信号が非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移するまでの時間は、1Hの長さと一致する。これは、行選択信号についても同様である。ただし、画素リセット信号GRSTiが1Vにおいてアクティブレベルとなるのは2回であるのに対し、行選択信号GSELiが1Vにおいてアクティブレベルとなるのは1回であるから、行選択信号GSELmが非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移してから、行選択信号GSEL1が非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移するまでの時間は、1Hよりも長い時間となる。
ここで、行選択信号GSELiがアクティブレベルの期間を含む1Hを、「第i行に係る1H」とする。例えば、第1行に係る1Hは、1Vにおいて5番目の1Hである。以降、第1行に注目して説明を進めるが、以降の説明は他の行にも同様にあてはまる。まず、1番目の1Hにおいて、第1行に係る画素リセット信号GRST1が、非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移し、一定の期間だけアクティブレベルを維持し、非アクティブレベルへ遷移する。この間、第1行に係る行選択信号GSEL1は非アクティブレベルを維持する。したがって、1番目の1Hにおいて画素リセット信号GRST1がアクティブレベルの期間が画素リセット期間となり(図3参照)、この期間に続く期間が露光期間(図4参照)となる。
画素リセット信号GRST1及び行選択信号GSEL1は、2〜4番目の1Hにわたって非アクティブレベルを維持する。そして、5番目の1H(第1行に係る1H)を迎えると、まず、センス線リセット信号NRG、サンプルホールド制御信号SHG及び増幅回路制御信号AMPGが非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移する。これらの信号は、センス線リセット信号NRG、増幅回路制御信号AMPG、サンプルホールド制御信号SHGの順に非アクティブレベルへ遷移する。
センス線リセット信号NRGがアクティブレベルの期間(センス線リセット期間)では、センス線リセット回路40がオン状態となり、センス線S1〜Snに電位NRSが供給される(図11参照)。また、この期間では、サンプルホールド制御信号SHGもアクティブレベルを維持するから、第1スイッチSW1がオン状態となり、接続点Zにも電位NRSが供給される(図9参照)。また、この期間では、増幅回路制御信号AMPGもアクティブレベルを維持するから、第3スイッチSW3もオン状態となり、容量素子C1の第2電極C1Bに接地電位が供給される(図11参照)。つまり、この期間では、センス線S1〜Sn及びn個の容量素子C1がリセットされる。
5番目の1Hでは、センス線リセット信号NRGがアクティブレベルから非アクティブレベルへ遷移した後、かつ増幅回路制御信号AMPGがアクティブレベルから非アクティブレベルへ遷移する前に、行選択信号GSEL1が非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移する。これにより、露光期間が終了する。行選択信号GSEL1は、一定の期間だけアクティブレベルを維持し、この1Hにおいてクロック信号XCLKが最初にアクティブレベルから非アクティブレベルへ遷移したときに非アクティブレベルへ遷移する。
また、この1Hでは、行選択信号GSEL1がアクティブレベルの期間において、画素リセット信号GRST1が非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移する。画素リセット信号GRST1は、一定の期間だけアクティブレベルを維持し、この1Hにおいて行選択信号GSEL1が非アクティブレベルへ遷移した後に非アクティブレベルへ遷移する。この1Hにおいて、画素リセット信号GRST1が非アクティブレベルであり、行選択信号GSEL1がアクティブレベルである期間が、第1行のn個の画素回路P1jに共通する第1読出期間となり(図5参照)、画素リセット信号GRST1がアクティブレベルであり、行選択信号GSEL1がアクティブレベルである期間が、第1行のn個の画素回路Pijに共通する第2読出期間となる(図6参照)。つまり、画素回路P1jは、ゲート電極12gの電位がフォトダイオード11の受光量に応じて変動するように駆動されてから(非リセット状態)、ゲート電極12gの電位がフォトダイオード11の受光量に依存せずに第1電位(VDD)となるように駆動される。
行選択信号GSEL1は、5番目の1Hにおいて非アクティブレベルへ遷移すると、次の1Vの1番目の1Hにおいてアクティブレベルへ遷移するまで、非アクティブレベルを維持する。また、画素リセット信号GRST1は、5番目の1Hにおいて非アクティブレベルへ遷移すると、次の1Vの5番目の1Hにおいてアクティブレベルへ遷移するまで、非アクティブレベルを維持する。これらの維持期間が重なっている期間がオフ期間である(図7参照)。なお、図14に示すように、第2読出期間とオフ期間との間には、移行期間が存在する。移行期間が存在することにより、5番目の1Hにおいてリセットトランジスタ14がオン状態からオフ状態へ遷移することによって増幅トランジスタ12のゲート電極12gの電位が変動しても、その影響は、センス線Sjには及ばない。
一方、増幅回路制御信号AMPGは、第1読出期間において非アクティブレベルへ遷移する。5番目の1Hにおいて、センス線リセット信号NRGが非アクティブレベルへ遷移してから増幅回路制御信号AMPGが非アクティブレベルへ遷移するまでの期間が第1入力期間であり(図12参照)、増幅回路制御信号AMPGが非アクティブレベルへ遷移してからサンプルホールド制御信号SHGが非アクティブレベルへ遷移するまでの期間が第2入力期間である(図13参照)。つまり、差分回路60は、非リセット状態の画素回路P1jからゲート電極12gの電位に応じた電位を読み出し、次に非リセット状態の画素回路P1jからゲート電極12gの電位に応じた電位を読み出すように駆動される。
この1Hにおいて、増幅回路制御信号AMPGが非アクティブレベルへ遷移する時点は、画素リセット信号GRST1がアクティブレベルへ遷移する直前である。つまり、第1入力期間は、第1読出期間が終了する前に終了する。したがって、第1読出期間が終了してリセットトランジスタ14がオフ状態からオン状態へ遷移することによって容量素子C1の第1電極C1Aの電位が変動しても、その影響は、第1入力期間におけるVdataの入力には及ばない。また、この1Hにおいて、サンプルホールド制御信号SHGが非アクティブレベルへ遷移する時点は、行選択信号GSEL1が非アクティブレベルへ遷移する直前である。つまり、第2入力期間は、第2読出期間が終了する前に終了する。したがって、第2読出期間が終了して制御トランジスタ13がオン状態からオフ状態へ遷移することによってセンス線Sjの電位が変動しても、その影響は、容量素子C1の第1電極C1Aの電位には及ばない。
5番目の1Hにおいて、クロック信号XCLKは、第2入力期間の終盤までは非アクティブレベルを維持する。以降、クロック信号XCLKのレベルはアクティブレベルと非アクティブレベルとの間で周期的に切り換わる。ここで、この1Hにおいてクロック信号XCLKが最初にアクティブレベルから非アクティブレベルへ遷移してから当該1Hが終了するまでの期間において、クロック信号XCLKのレベルが一定の期間を、1T(出力期間)とする。1Tの長さはクロック信号XCLKの周期の1/2であり、1Hにはn個の1Tが含まれる。図14には、第1列に係る1番目の1Tが示されている。
5番目の1Hにおいて、1番目の1Tが開始するまでの期間では、列選択信号SROUT1〜nは非アクティブレベルを維持し、n個の第2スイッチSW2はオフ状態となる(図9参照)。また、この期間では、増幅回路600において、貫通電流用スイッチ(トランジスタ62)によって貫通電流が遮断される。j番目の1Tでは、列選択信号SROUTjがアクティブレベルを維持し、残りの列選択信号SROUTが非アクティブレベルを維持する。したがって、j番目の1Tでは、n個の第2スイッチSW2のうち、センス線Sjに係る第2スイッチSW2がオン状態となり、残るn−1個の第2スイッチSW2がオフ状態となる。つまり、n個の差分回路60では第2スイッチSW2が1T毎に順次オン状態となる。また、j番目の1Tでは、n個の貫通電流用スイッチのうち、センス線Sjに係る貫通電流用スイッチが貫通電流を遮断せず、残るn−1個の貫通電流用スイッチが貫通電流を遮断する。
上述したように、増幅回路600は、その出力端Wと読出線Rとの間に介挿された第2スイッチSW2がオン状態のときには貫通電流を遮断せず、第2スイッチSW2がオフ状態のときには貫通電流を遮断する貫通電流用スイッチ(トランジスタ63)を含み、増幅回路600から増幅後の差分に応じた電位が読出線Rへ出力される場合にのみ、差分に応じた電位(電圧)を増幅するための貫通電流が流れるから、消費電力を低減することができる。なお、本実施形態を変形し、常時、貫通電流が流れる形態としてもよい。
5番目の1Hにおいて、n個の増幅回路600の出力端Wの電位は、1番目の1Tの開始時には、対応する画素回路P1jに係る差分に応じた電位となっている。また、これらの電位は、当該1Hが終了するまで保持される。よって、1番目の1Tが開始してからn番目の1Tが終了するまでの期間において、n個の第2スイッチSW2が1T毎に順次オン状態となることにより、画素回路P11〜P1nに係る差分に応じた電位が読出線Rへ順次供給され、読出信号READとして基板1外へ伝送される。
上述したことから明らかなように、本実施形態では、制御部8は、n個の差分回路60のうちの少なくとも一つが、対応するゲート電極12gの電位に応じた電位を、対応する画素回路Pijから読み出す第1読出期間では、列選択シフトレジスタ7へクロック信号XCLKを供給しない。したがって、第1期間においてノイズの発生源が減り、ノイズに起因した測定誤差を低減することができる。さらに、本実施形態では、第2読出期間の大部分においても、列選択シフトレジスタ7へクロック信号XCLKを供給しないようにしているから、ノイズに起因した測定誤差をより低減することができる。なお、本実施形態を変形し、第1読出期間および第2読出期間の全部にわたって列選択シフトレジスタ7へクロック信号XCLKを供給する形態としてもよい。
ところで、制御信号READGのレベルは、5番目の1Hにわたって、1Tの長さの2倍の周期で、アクティブレベルと非アクティブレベルとの間で変動する。各1Tにおいて、制御信号READGは、1Tの開始時に非アクティブレベルからアクティブレベルへ遷移し、1Tよりも短い時間(例えば1Tの長さの半分以下の時間)だけアクティブレベルを維持してから非アクティブレベルへ遷移する。制御信号READGがアクティブレベルの期間では、読出線リセット回路9がオン状態となり、読出線Rへ第2電位RRSが供給される。第2電位RRSは、各差分回路60から読出線Rへ供給されうる最大の電位と最小の電位との平均の電位である。
図14に示すように、読出信号READの電位が差分回路60から読出線Rへ供給された電位と一致するまでには時間がかかる。したがって、差分回路60から電位が供給されているときの読出線Rの電位は、この差分回路60の直前の差分回路60から読出線Rへ供給された電位の影響を受け易い。しかし、本実施形態では、上述したように、各差分回路60の出力期間(1T)は、読出線Rに一定の第2電位RRSを供給する第1期間と第1期間に後続する第2期間とを含み、読出線リセット回路9は、第1期間では第2電位RRSを読出線Rへ供給し、第2期間では第2電位RRSを読出線Rへ供給しないから、上記の影響が抑制される。なお、本実施形態を変形し、第1期間を設けないようにしてもよい。
ところで、フォトダイオード11の受光量の測定において、リセット状態の画素回路Pijから読み出されたVresetと、非リセット状態の画素回路Pijから読み出されたVdataとの差分は、フォトダイオード11に光が入射していないときに画素回路Pijから読み出された電位と、増幅トランジスタ12のゲート電極12gがフォトダイオード11の受光量に応じた電位となるときに画素回路Pijから読み出された電位との差分と同様の役割を果たす。また、本実施形態では、リセット状態の画素回路Pijから電位が読み出される時点と、非リセット状態の画素回路Pijから電位が読み出される時点との間隔が十分に短い。よって、本実施形態によれば、フォトダイオード11の受光量の測定において、増幅トランジスタ12の特性に起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することができる。
また、本実施形態では、増幅トランジスタ12のゲート電極12gの電位に応じた信号を出力する画素回路Pijと、VresetとVdataとの差分を求める差分回路60とが共に基板1上に形成されている。したがって、Vreset及びVdataを基板1外に出すことなく差分(差分に応じた電位)を求めることができる。よって、本実施形態によれば、フォトダイオード11の受光量の測定において、ノイズに起因した測定誤差を十分かつ確実に低減することができる。
なお、本実施形態を変形し、m×n個の画素回路Pijに一つの差分回路60を対応付けた形態としてもよい。この形態に比較して、本実施形態には、各画素回路Pijから差分回路60までの電位の伝送路を短縮可能という利点がある。また、本実施形態によれば、光センシング回路100が、画素回路Pijから出力された信号が流れるセンス線Sjを備え、差分回路60が、画素回路Pijから読み出した電位が供給される第1電極C1Aと、一定の第3電位(接地電位)が供給される第2電極C1Bとを備えた容量素子C1を有し、第2電極C1Bへの第3電位の供給を遮断可能であるから、容量素子C1を用いてVdataとVresetとの差分を求めることが可能であるから、フレームメモリを不要とすることができる。これは、回路規模の縮小および製造コストの削減につながる利点である。なお、本実施形態を変形し、基板1上にフレームメモリを設け、このフレームメモリを用いて差分を求めるようにしてもよい。
<第2実施形態>
図15は、本発明の第2実施形態に係る光センシング回路200の構成を示す図である。光センシング回路200は、イメージセンサのみならず、画像表示装置をも構成する。光センシング回路200が光センシング回路100と異なる点は、画素回路Pijに代えて画素回路Qijを備える点と、m本のゲート線Y1〜Ymにそれぞれ対応するm本の走査線F1〜Fmと、n本のセンス線S1〜Snにそれぞれ対応するn本のデータ線E1〜Enと、Xドライバー70と、Yドライバー80とを新たに備える点のみである。
画素回路Qijは、画素回路Pijと同様に光検出回路であるとともに、階調を表示する表示回路でもあり、ゲート線Yiとセンス線Sjとの交差および走査線Fiとデータ線Eiとの交差に対応して設けられている。Yドライバー80は、走査線F1〜Fmを順次選択することによって第1行〜第m行の画素回路Qijをn個ずつ順次選択する。走査線Fiの選択は、この走査線Fiの電位をアクティブレベルとし、他の走査線の電位を非アクティブレベルとすることで行われる。Xドライバー70は、Yドライバー80に選択されているn個の画素回路Qijに、データ線E1〜Enを介して、表示させるべき階調を示す電位を供給する。
図16は、画素回路Qijの電気的構成を示す回路図である。この図に示すように、画素回路Qijは、液晶素子91と容量素子92とトランジスタ93とを備える。トランジスタ93は、スイッチング素子として機能するTFTであり、液晶素子91の一方の電極とデータ線Eiとの間に介挿されている。液晶素子91の一方の電極は、容量素子92の一方の電極と電気的に接続されている。液晶素子91の他方の電極および容量素子92の他方の電極は、共に接地されている。トランジスタ93のゲート電極は走査線Fiと電気的に接続されている。
以上の説明から明らかなように、画素回路Qijは液晶表示回路であり、走査線Fiの電位がアクティブレベルとなると、トランジスタ93がオン状態となり、データ線Eiの電位(電圧)が容量素子92に書き込まれる。これにより、液晶素子91の光透過率は、画素回路Qijに表示させるべき階調に応じたものとなる。そして、トランジスタ93がオフ状態となり、液晶素子91に図示しない光源からの光が入射すると、画素回路Qijの階調は、表示すべき階調となる。
なお、本実施形態では、図16に示すように、光検出回路と表示回路とが一対一で対応しているが、適宜に変形してよい。例えば、本実施形態を変形し、画素回路Pijが、一つの光検出回路とRGB用の三つの表示回路とを含むようにしてもよい。また、本実施形態を変形し、液晶表示回路以外の表示回路を用いるようにしてもよい。なお、上述した各実施形態やその変形例に係る光センシング回路の応用例としては、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器などの各種の電子機器が挙げられる。
ところで、回路を形成する基板が半導体基板であるものと比して、絶縁基板である場合には、例えば、読み出しをすべき1つのセンス線と他の配線(例えば、他のセンス線)との間でクロストークが発生する虞がある。半導体基板の場合には、発明が解決しようとする課題の欄に記載したように、このようなクロストークがないため、読み出しをすべき1つのセンス線でのノイズの影響が問題となる。これに対し、絶縁基板の場合には、上記の他の配線でのノイズが当該センス線に影響を与えるため、時間をおいて差分を求めることによりノイズの影響を相殺できない虞がある。
したがって、本発明を、絶縁基板上に形成した光センシング回路ならびに電子機器に適用することが好ましい。
また、増幅トランジスタを薄膜トランジスタとしてガラスや石英などの絶縁基板上に形成した場合には、半導体基板に形成したトランジスタに比べ、一般にリーク電流が大きくなる。したがって、時間をおいて差分を求めることにより、リーク電流の影響を無視できなくなる。特に、リーク電流は温度に依存するため、差分をとるときの環境温度が変わった場合には、差分をとったとしても増幅トランジスタの特性の影響を相殺できなくなる虞がある。
したがって、本発明を、薄膜トランジスタで構成した光センシング回路ならびに電子機器に適用することが好ましい。
1……基板、11……フォトダイオード、11c……カソード電極、100,200……光センシング回路、12……増幅トランジスタ、12g……ゲート電極、60……差分回路、Pij……画素回路。

Claims (8)

  1. 基板上に形成され、カソード電極を有するフォトダイオードと、前記カソード電極と電気的に接続されたゲート電極を有する増幅トランジスタとを備え、前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に依存しない第1電位となるリセット状態と、前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に応じて変動する非リセット状態とを有する光検出回路と、
    前記基板上に形成され、前記ゲート電極の電位に応じた電位を前記光検出回路から読み出し、前記リセット状態の前記光検出回路から読み出した電位と、前記非リセット状態の前記光検出回路から読み出した電位との差分を求める差分回路と
    を備える光センシング回路。
  2. 前記光検出回路を複数備えるとともに前記差分回路を複数備え、
    前記複数の光検出回路は複数の列をなすように配置され、
    前記複数の差分回路は前記複数の列とそれぞれ対応して設けられ、
    前記複数の差分回路の各々は、対応する前記ゲート電極の電位に応じた電位を、対応する前記光検出回路から読み出す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光センシング回路。
  3. 前記複数の差分回路の各々は、求めた差分を増幅して出力する増幅回路と、前記増幅回路の出力端と前記複数の差分回路に共通の読出線との間に介挿された出力用スイッチとを含み、
    前記複数の差分回路では前記出力用スイッチが順次オン状態となり、
    前記増幅回路は、その出力端と前記読出線との間に介挿された前記出力用スイッチがオン状態のときには貫通電流を遮断せず、その出力端と前記読出線との間に介挿された前記出力用スイッチがオフ状態のときには貫通電流を遮断する貫通電流用スイッチを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光センシング回路。
  4. クロック信号が供給されると、前記クロック信号を用いてパルスを順次シフトすることにより、前記複数の列を順次選択する列選択シフトレジスタと、
    前記列選択シフトレジスタに前記クロック信号を供給する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の差分回路のうちの少なくとも一つが、対応する前記ゲート電極の電位に応じた電位を、対応する前記光検出回路から読み出す期間では、前記列選択シフトレジスタへ前記クロック信号を供給しない
    ことを特徴とする請求項2に記載の光センシング回路。
  5. 前記複数の差分回路に共通の読出線に一定の第2電位を供給する読出線リセット回路を備え、
    前記複数の差分回路の各々は、前記読出線との間に介挿された出力用スイッチを含み、
    前記複数の差分回路では前記出力用スイッチが順次オン状態となり、
    前記複数の差分回路において前記出力用スイッチがオン状態となる期間をそれぞれ出力期間としたとき、各出力期間は、前記読出線に一定の第2電位を供給する第1期間と前記第1期間に後続する第2期間とを含み、前記読出線リセット回路は、前記第1期間では前記第2電位を前記読出線へ供給する一方、前記第2期間では前記第2電位を前記読出線へ供給しない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光センシング回路。
  6. 請求項1に記載の光センシング回路における差分回路の駆動方法であって、
    前記非リセット状態の前記光検出回路から前記ゲート電極の電位に応じた電位を読み出し、次に前記非リセット状態の前記光検出回路から前記ゲート電極の電位に応じた電位を読み出す、
    ことを特徴とする差分回路の駆動方法。
  7. 請求項1に記載の光センシング回路における光検出回路の駆動方法であって、
    前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に応じて変動するようにし、次に前記ゲート電極の電位が前記フォトダイオードの受光量に依存せずに前記第1電位となるようにする、
    ことを特徴とする光検出回路の駆動方法。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光センシング回路を備えた電子機器。
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