JP5351871B2 - 部品の取付構造 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示されたクリップは、取付孔(差込孔)に完全に押し込まれると、係合爪がフランジ部に当たって「カチッ」という音が発生するようになっており、その音でクリップの差込量が十分であるか確認できるようになっている。
図8に示すように、ジョイントカバー300は、左右一対の丸穴310をスタッドボルト400に嵌合して、スタッドボルト400の先端がカバー基準面360と一致する位置まで押し込んで固定される。この場合、組み付け不良の確認は、作業者が、丸穴310内のスタッドボルト400の先端がカバー基準面360と一致する位置にあるかを視認することで、スタッドボルト400とジョイントカバー300との組み付け状態の確認を行っている。
また、クリップ610の組み付け不良の確認は、その組み付け後に、作業者が、クリップ座面621が着座面540に当接しているかの確認を目視で行っている。
また、視認窓は、車両のデザイン上、目立たない位置に形成されていることによって、目視し難い位置に形成されているため、視認し難いという問題点があった。
ここで、「車体」とは、車両のボディ、または、ボディと一体的に固定された部材であって、部品が組み付けられるものであればよい。その「車体」は、金属製部材あるいは樹脂製部材からなり、例えば、ダッシュボード等である。
また、部品が操舵装置のジョイントカバーである場合には、ジョイントカバーを車体としてのダッシュボードに取り付け場合、ジョイントカバーの取り付け場所がインストルメントパネルの下方の狭い場所であったとしても、車室側から組付確認面を視認することができるため、容易に取り付け状態の確認作業を行うことができる。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両のフロント側、「後」は車両のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
図1に示すように、部品2は、車両の車体1と一体的に固定される部材であればよく、特に用途、材料、形状等は限定されない。図2に示すように、部品2は、この部品2が取り付けられる部品側固定部21と、部品2が取り付けられるときの基準となる組付基準面22と、部品2を車体1等に取り付けた際に、車体側取付面12に当接して弾性変形し、部品2の組み付け状態を確認することができる組付確認部23に設けられ、部品2の組み付け状態を組付基準面22を基準として確認するための組付確認面24と、を備えたものであればよい。
なお、ステアリングシャフト41は、車室R側に設けられるステアリングハンドル42の回転をエンジンルームER(図2参照)側に設けられたステアリングギヤボックス(図示省略)に伝達する機構である。
図1に示す車体1は、車両のボディ、または、ボディと一体的に固定される部材であって、例えば、車室RとエンジンルームER(図2参照)とを仕切る隔壁としてのダッシュボード10(「バルクヘッド」あるいは「トーボード」ともいう)等のパネル部材や、ボディを形成するフレーム部材や、ボディに一体に固定される部材等である。その車体1は、金属製部材または樹脂製部材からなり、車両のボディ、あるいは、ボディと一体的に固定される取付相手側部材であればよく、特に限定されない。
以下、部品2の取付先を車体1のダッシュボード10とした場合を説明する。なお、図1に示すダッシュボード10は、左ハンドル車の車両に搭載される場合を示すが、右ハンドル車用であってもよく、以下、左ハンドル車用ダッシュボードを例に挙げて説明する。
前記ダッシュボード10は、後記する部品2としてのジョイントカバー3が取り付けられる部材であり、不図示の左右一対のサイドフレーム(車体1)間に一体に固定された金属製の薄い板部材からなる。このダッシュボード10は、車室Rの前端部に配置されるインストルメントパネル14の下方に設置されると共に、車室Rの床面を形成するフロアパネル15の前端部に連設されている。
図2に示すように、ダッシュボード10には、ステアリングシャフト41が挿通される開口部10aと、後記する部品側固定部21と係合する車体側固定部11と、ジョイントカバー3が固定される車体側取付面12と、ジョイントカバー3に突設された部品側固定部21が固定される嵌合穴13と、が形成されている。
図1に示すように、操舵装置4は、例えば、運転者が回転操作するステアリングハンドル42と、このステアリングハンドル42の回転が伝達されるステアリングシャフト41と、ステアリングシャフト41に連結されたピニオン軸(図示省略)と、このピニオン軸とラック軸(図示省略)とを直交するように連結するラックアンドピニオン機構からなるステアリングギヤボックス(図示省略)と、このステアリングギヤボックスでステアリングシャフト41の回転を軸直交方向に変換して回転するラック軸(図示省略)と、ラック軸の回転が伝達されて転舵される車輪と、を備えて構成されている。
ステアリングシャフト41側とステアリングギヤボックス側のピニオン軸とが屈曲可能に連結されたジョイント部位には、車室R側から覆うジョイントカバー3が設置されている。
図2に示すように、ジョイントカバー3は、ステアリングシャフト41を軸入孔3aに挿入した状態で、ダッシュボード10の開口部10aを閉塞する蓋部材であり、合成樹脂やゴム等の弾性を有する部材によって形成されている。ジョイントカバー3は、ステアリングギヤボックス(図示省略)の上端に設けられたグロメット(図示省略)が軸入孔3aに装着されることによって、エンジンルームER内のダスト、泥水、騒音等が車室R内側に入り込むのを防止する役目も果たしている。
クリップ3cは、前記部品2としてのジョイントカバー3を、車体1としてのダッシュボード10の車室R側の車体側取付面12に固定するための固定部(部品側固定部21)である。クリップ3cは、ジョイントカバー3のカバー基準面3d(組付基準面22)のダッシュボード10側の左右に一体形成した一対の突起からなる。
図2及び図4(a)に示すように、クリップ3cには、それぞれ後記する支持突起部3c1と、座面3c2と、係合突起部3c3と、係止部3c4と、縮径部3c5と、凹部3c6と、が形成されている。
座面3c2は、支持突起部3c1の先端面に形成された垂直な面(平ら面)である。図4(b)に示すように、座面3c2は、クリップ3cを完全に嵌合穴13に挿入した際に、ダッシュボード10の車体側取付面12が当接して支持される。
カバー基準面3d(組付基準面22)は、クリップ3cによってジョイントカバー3をダッシュボード10の車体側取付面12に取り付けた際に、このカバー基準面3dと、垂直面3e3(組付確認面24)と、が略同一平面状態(所定の状態)になって、クリップ3cが嵌合穴13にしっかりと嵌合する正常な組み付け状態であることを確認するときの基準となる面である。カバー基準面3dは、車室R側の面の任意の位置である。
図2及び図3に示すように、弾性片3eは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付けた際に、車体側取付面12に当接して押圧されることによって弾性変形する部位である。この弾性片3eは、ジョイントカバー3がダッシュボード10に対して、クリップ3cが正常な状態に組み付けられているか、組み付け不良の状態に組み付けられているかを確認するための組み付け不良確認部位(組付確認部23)の役目を果たす。正常に組み付けられた状態の弾性片3eは、ジョイントカバー3のL字状に折曲した状態に形成された周縁部に一対の切込溝3fを形成することによって、略舌片状に形成されている。
図3及び図4(a)、(b)に示すように、弾性片3eには、それぞれ後記する蝶番部3e1と、当接部3e2と、垂直面3e3と、水平面3e4と、が形成されている。
図2に示すように、係止突片3gは、ジョイントカバー3のダッシュボード10側の面から開口部10aの縁に向けて突設された左右一対の突起である。この係止突片3gは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、この係止突片3gの外側に形成された係止爪3g1が、開口部10aの縁に係止することによって、ジョイントカバー3を開口部10aに係止させる。つまり、係止突片3gは、前記クリップ3cと同様にジョイントカバー3をダッシュボード10に固定させる機能を果たす。
また、係止突片3gの車室R側の面には、係止突片3gを開口部10aに係止させる際に、指で押圧する押圧部3g2が形成されている。
図2に示すように、支持突起3hは、ジョイントカバー3のダッシュボード10側の面から開口部10aの縁に向けて突設された左右一対の突起である。この支持突起3hは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、この支持突起3hの外側の傾斜したガイド面3h1が、開口部10aの縁に当接することによって、ジョイントカバー3を開口部10aに位置決めしながら係合できるように案内するためのガイドである。支持突起3hは、平面視して略三角形状に形成され、この支持突起3hの先端がクリップ3c及び係止突片3gよりもダッシュボード10側に大きく突出して形成されている。
図2及び図3に示すように、筒部3iは、ステアリングシャフト41(図1参照)のジョイント部(図示省略)を覆う部位であり、例えば、円筒状の部材を中心線に対して斜めに切断したような形状に形成されている。この筒部3iの車室R側の先端部位に前記軸入孔3aが配置されている。
鍔部3jは、ジョイントカバー3の周辺略フランジ状に形成された部位であり、全体が略均一な肉厚の平板状部分をL字状に折曲した状態に形成されている。鍔部3jは、そのように折曲した状態に形成されて基端部に稜線部が形成されていることにより、ダッシュボード10の強度を向上させている。
次に、図1〜図4を参照しながら本発明の実施形態に係る部品の取付構造の作用を取り付け順に説明する。
そして、作業者は、垂直面3e3の状態を目で確認できる場合、目で垂直面3e3が組付基準面22に対して傾斜しているか、否かを確認することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態に係る部品の取付構造の変形例を示す図であり、(a)はジョイントカバーをダッシュボードに取り付ける前の状態を示す要部拡大縦断面図、(b)はジョイントカバーをダッシュボードに取り付けたときの状態を示す要部拡大縦断面図である。
前記実施形態及び変形例では、車体1の車体側固定部11をダッシュボード10に形成した嵌合穴13とし、部品2の部品側固定部21をジョイントカバー3のクリップ3cとして説明したが、これとは嵌合関係を逆にして、スタッドボルトを使用しても構わない。
2 部品
3 ジョイントカバー
3c クリップ(部品側固定部)
3d カバー基準面(組付基準面)
3e 弾性片(組付確認部)
3e3 垂直面(組付確認面)
3k 弾性突起
3k4 組付確認面
4 操舵装置
10 ダッシュボード(車体)
10a 開口部
11 車体側固定部
12 車体側取付面
13 嵌合穴
21 部品側固定部
22 組付基準面
23 組付確認部
24 組付確認面
Claims (3)
- 車体に取り付ける部品の取付構造において、
前記部品は、操舵装置のジョイント部を覆うジョイントカバーからなり、
前記ジョイントカバーに設けられた部品側固定部と、
前記車体側に設けられ、前記部品側固定部と係合して前記ジョイントカバーを前記車体に固定する車体側固定部と、
前記ジョイントカバーに設けられた組付基準面と、
前記組付基準面に形成され、前記ジョイントカバーを前記車体に取り付けた際に、車体側取付面に当接して弾性変形する組付確認部と、
前記組付確認部に設けられた組付確認面と、を備え、
前記部品側固定部と前記組付基準面と組付確認部と前記組付確認面とは、前記ジョイントカバーに一体形成され、
前記部品側固定部と前記車体側固定部が係合前の初期状態では、前記組付基準面と、組付確認面が所定の状態にならず、
前記組付確認部は、前記ジョイントカバーをダッシュボードに取り付けた際に、前記車体側取付面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性片からなり、前記ジョイントカバーのL字状に折曲した状態に形成された周縁部に一対の切込溝を形成することによって、略舌片状に形成されて、前記部品側固定部と前記車体側固定部との組み付け状態に応じて変位し、
前記組付基準面と前記組付確認面との状態により、前記ジョイントカバーの前記車体への組み付け状態が手の触感で確認可能であり、
前記部品側固定部と前記車体側固定部とが係合完了後には、前記組付基準面と組付確認面が、前記組付基準面と前記組付確認面とが略同一平面状の所定の状態になることを特徴とする部品の取付構造。 - 前記車体側固定部は、嵌合穴、若しくは、スタッドボルトあることを特徴とする請求項1に記載の部品の取付構造。
- 前記組付確認部は、前記ジョイントカバーを前記ダッシュボードに取り付けた際に、被組付基準面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性突起からなり、前記ダッシュボードの被組付基準面に向いて突出し、先端に当接部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の部品の取付構造。
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