JP5351871B2 - 部品の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等に搭載される部品を車体に取り付けた際に、部品の取り付け状態が正常な状態であるか、不良な状態であるかを確認することができる部品の取付構造に関する。
従来、自動車等に搭載される部品を車体等に固定する際には、クリップが使用されている(例えば、特許文献1,2参照)。そのクリップは、車体等に穿設された取付孔に押し込むことによって、部品をワンタッチで固定することができるようになっている。
特許文献1に開示されたクリップは、このクリップに弾性変形可能なベラ部を形成し、そのベラ部の変形を視認窓から視認して取付孔(嵌合穴)との嵌合状況を確認できるようになっている。
また、特許文献2に開示されたクリップは、取付孔(差込孔)に完全に押し込まれると、係合爪がフランジ部に当たって「カチッ」という音が発生するようになっており、その音でクリップの差込量が十分であるか確認できるようになっている。
図6は、部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられたステアリングジョイントカバー(以下、単に「ジョイントカバー」という。)を示す斜視図である。図7は、部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられるジョイントカバーの分解斜視図である。図8は、部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられたジョイントカバーのクリップの取り付け状態を示す要部拡大縦断面図である。
図6に示すように、車室Rとエンジンルームとを仕切るダッシュボード110(車体100)には、ステアリングシャフト200を挿入するための開口部120(図7参照)と、この開口部120の車室R側に設置される樹脂製のジョイントカバー300を固定するための溶接用または埋め込み用のスタッドボルト400(図7参照)と、が設けられている。
図7に示すように、スタッドボルト400は、開口部120の周縁部の左右から突出し、基端部が溶着された一対のボルトからなり、例えば、赤色等の有色のものからなる。ステアリングシャフト200(図6参照)が挿入された開口部120には、その開口部120を閉塞するようにしてジョイントカバー300が取り付けられる。
ジョイントカバー300は、このジョイントカバー300のカバー基準面360に穿設され、スタッドボルト400が嵌入される左右一対の丸穴310と、ステアリングシャフト200が挿入される軸入孔320と、ジョイントカバー300をステアリングシャフト300に対して軸直交方向から取り付けることができるようにするために、外周部から軸入孔320に亘って連通した状態に形成された切欠溝330と、が形成された樹脂製のカバー部材からなる。
丸穴310は、ジョイントカバー300からスタッドボルト400に向けて突設された筒状突起340の中空孔であって、その内部に、スタッドボルト400の雄ねじ部410(図8参照)が螺着される縮径部350が形成されている。
図8に示すように、ジョイントカバー300は、左右一対の丸穴310をスタッドボルト400に嵌合して、スタッドボルト400の先端がカバー基準面360と一致する位置まで押し込んで固定される。この場合、組み付け不良の確認は、作業者が、丸穴310内のスタッドボルト400の先端がカバー基準面360と一致する位置にあるかを視認することで、スタッドボルト400とジョイントカバー300との組み付け状態の確認を行っている。
図9は、部品の取付構造の第2従来例を示す図であり、車体に取り付けられるジョイントカバーの分解斜視図である。図10は、部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、(a)は、ジョイントカバーのクリップを車体の丸穴に挿入したときの状態を示す要部拡大縦断面図、(b)は、ジョイントカバーのクリップを車体の丸穴に完全に挿入したときの状態を示す要部拡大縦断面図である。
図9に示すように、車体500のダッシュボード510に穿設された開口部520には、この開口部520の周縁部の左右の着座面540に、ジョイントカバー600に形成された左右一対のクリップ610がそれぞれ挿入される丸穴530が形成されている。
ジョイントカバー600は、前記クリップ610と、このクリップ610に基端側に連設され、ジョイントカバー600から突出した筒状支持突起620と、開口部520の縁に係止する左右一対の係止片630と、軸入孔640と、切欠溝650と、が形成された樹脂製のカバー部材からなる。
図10(a)に示すように、筒状支持突起620は、ジョイントカバー600から先端側に向かって縮径した状態で突出し、基端側が開口した有底円筒状の突起からなる。クリップ610は、その筒状支持突起620の先端のクリップ座面621に突設された係止突起であり、側面に、丸穴530の縁531に係合する鋸刃状突起が連続形成されている。
図9に示すジョイントカバー600は、開口部520の縁に左右の係止片630を係止するように移動させながら、丸穴530にクリップ610を挿入して押し込み、図10(b)に示すように、鋸刃状突起611(図10(a)参照)の基端側にある筒状支持突起620のクリップ座面621をダッシュボード510に当接する状態にする。
この場合、クリップ610が確実に組み付けられたかの確認は、作業者が、ジョイントカバー600をダッシュボード方向(矢印aの車体前方方向)に押し込んで、クリップ座面621が、取付相手側であるダッシュボード510の着座面540に当接したときの挿入荷重の変化の感触で判断する。
また、クリップ610の組み付け不良の確認は、その組み付け後に、作業者が、クリップ座面621が着座面540に当接しているかの確認を目視で行っている。
特開2008−179241号公報(段落[0028]及び図1) 特開2007−225092号公報(段落[0016]〜[0018]、図2及び図6)
特許文献1に記載された従来の車両用部品の取付構造では、視認窓からクリップの嵌合状態が確認できるものの、工場内の照明器具からの光が視認窓内に届かず暗いため、視認し難いという問題点があった。
また、視認窓は、車両のデザイン上、目立たない位置に形成されていることによって、目視し難い位置に形成されているため、視認し難いという問題点があった。
一方、特許文献2に記載されたクリップでは、差込ピンが十分な深さまで係合した場合に、「カチッ」という音がしたり、係合爪がロックされたりして確認ができるものの、発生する音が小さく、工場内の周囲の騒音で打ち消されるので、工具等でロックされていることを再確認する必要がある。このように、特許文献2のクリップは、工具等でロック状態を確認する作業が不可欠であり、確認作業の作業性が悪いという問題点があった。
図6〜図8に示すスタッドボルト400によるジョイントカバー300の取付構造は、組み付け後、丸穴310から有色のスタッドボルト400の先端が、カバー基準面360に一致しているかを確認することによって、取り付け状態を確認できるものの、照明器具で丸穴310内を照明しないと視認し難いという問題点があった。
また、ジョイントカバー300の取り付けにスタッドボルト400を使用しているので、スタッドボルト400をダッシュボード510に取り付ける溶接作業が不可欠であり、さらに、スタッドボルト400の部品点数及び組付工数が増加するため、コストアップするという問題点があった。
図9及び図10に示すクリップ610によるジョイントカバー600の取付構造は、クリップ610がジョイントカバー600に一体形成されているので、コストの低減が図られている。しかしながら、クリップ座面621や筒状支持突起620が、ジョイントカバー600の影になるため、クリップ座面621がダッシュボード510の着座面540に当接していることを目視し難く、組み付け不良の視認性が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく発明されたものであり、コストを増加させることなく、組み付け不良を確認することができる部品の取付構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の部品の取付構造は、車体に取り付ける部品の取付構造において、前記部品は、操舵装置のジョイント部を覆うジョイントカバーからなり、前記ジョイントカバーに設けられた部品側固定部と、前記車体側に設けられ、前記部品側固定部と係合して前記ジョイントカバーを前記車体に固定する車体側固定部と、前記ジョイントカバーに設けられた組付基準面と、前記組付基準面に形成され、前記ジョイントカバーを前記車体に取り付けた際に、車体側取付面に当接して弾性変形する組付確認部と、前記組付確認部に設けられた組付確認面と、を備え、前記部品側固定部と前記組付基準面と組付確認部と前記組付確認面とは、前記ジョイントカバーに一体形成され、前記部品側固定部と前記車体側固定部が係合前の初期状態では、前記組付基準面と、組付確認面が所定の状態にならず、前記組付確認部は、前記ジョイントカバーをダッシュボードに取り付けた際に、前記車体側取付面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性片からなり、前記ジョイントカバーのL字状に折曲した状態に形成された周縁部に一対の切込溝を形成することによって、略舌片状に形成されて、前記部品側固定部と前記車体側固定部との組み付け状態に応じて変位し、前記組付基準面と前記組付確認面との状態により、前記ジョイントカバーの前記車体への組み付け状態が手の触感で確認可能であり、前記部品側固定部と前記車体側固定部とが係合完了後には、前記組付基準面と組付確認面が、前記組付基準面と前記組付確認面とが略同一平面状の所定の状態になることを特徴とする。
ここで、「車体」とは、車両のボディ、または、ボディと一体的に固定された部材であって、部品が組み付けられるものであればよい。その「車体」は、金属製部材あるいは樹脂製部材からなり、例えば、ダッシュボード等である。
請求項1に記載の発明によれば、部品の部品側固定部を車体の車体側固定部に嵌合する場合、部品側固定部と車体側固定部が完全に係合する前の初期状態では、組付基準面と組付確認面とが、所定の取り付け状態にならない。組付確認部は、部品側固定部と車体側固定部との組み付け状態に応じて変位するので、組付基準面と組付確認面との状態によって、部品の車体への組み付け状態を確認することが可能である。部品側固定部と車体側固定部とが所定の状態に係合完了した後には、組付基準面と組付確認面が所定の状態になるので、その状態になったか、ならないかを確認することによって、正常な組み付け状態か、組み付け不良かを確認することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、組付基準面と組付確認面とが略同一平面状の所定状態から変位することにより、その変位を確認することによって、組み付け不良であるか、正常な組み付けであるかを確認することができる。
また、部品が操舵装置のジョイントカバーである場合には、ジョイントカバーを車体としてのダッシュボードに取り付け場合、ジョイントカバーの取り付け場所がインストルメントパネルの下方の狭い場所であったとしても、車室側から組付確認面を視認することができるため、容易に取り付け状態の確認作業を行うことができる。
請求項に記載の部品の取付構造は、請求項1に記載の部品の取付構造であって、前記車体側固定部は、嵌合穴、若しくは、スタッドボルトであることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、車体側固定部は、嵌合穴、若しくは、スタッドボルトであれば、どちらであっても、嵌合関係が相反するだけで、嵌合状態が変わらないため、同様な作用効果がある。
請求項に記載の部品の取付構造は、請求項1または請求項に記載の部品の取付構造であって、前記組付確認部は、前記ジョイントカバーを前記ダッシュボードに取り付けた際に、被組付基準面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性突起からなり、前記ダッシュボードの被組付基準面に向いて突出し、先端に当接部を有していることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、組付確認部は、被組付基準面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性突起からなることによって、例えば、合成樹脂によって容易に形成することができる。
本発明に係る部品の取付構造によれば、コストを増加させることなく、組み付け不良を確認することができる。
本発明の実施形態に係る部品の取付構造の一例を示す図であり、車体(ダッシュボード)に設置したジョイントカバーを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る部品の取付構造を示す図であり、ジョイントカバーをダッシュボードに組み付ける前の状態を示す要部拡大分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る部品の取付構造を示す図であり、ジョイントカバーをダッシュボードに組み付けた後の状態を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る部品の取付構造を示す図であり、(a)はジョイントカバーのクリップをダッシュボードの嵌合穴に挿入したときの初期状態を示す要部拡大縦断面図、(b)はジョイントカバーのクリップをダッシュボード嵌合穴に正常に組み付けたときの状態を示す要部拡大縦断面図(図2のA−A拡大断面図)である。 本発明の実施形態に係る部品の取付構造の変形例を示す図であり、(a)はジョイントカバーのクリップをダッシュボードの嵌合穴に挿入したときの初期状態を示す要部拡大縦断面図、(b)はジョイントカバーのクリップをダッシュボード嵌合穴に正常に組み付けたときの状態を示す要部拡大縦断面図である。 部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられたジョイントカバーを示す斜視図である。 部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられるジョイントカバーの分解斜視図である。 部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、車体に取り付けられたジョイントカバーのクリップの取り付け状態を示す要部拡大縦断面図である。 部品の取付構造の第2従来例を示す図であり、車体に取り付けられるジョイントカバーの分解斜視図である。 部品の取付構造の第1従来例を示す図であり、(a)は、ジョイントカバーのクリップを車体の丸穴に挿入したときの初期状態を示す要部拡大縦断面図、(b)は、ジョイントカバーのクリップを車体の丸穴に完全に挿入したときの状態を示す要部拡大縦断面図である。
図1〜図4を参照して、本発明の実施形態に係る部品の取付構造を説明する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両のフロント側、「後」は車両のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車幅方向側とする。
≪部品の構成≫
図1に示すように、部品2は、車両の車体1と一体的に固定される部材であればよく、特に用途、材料、形状等は限定されない。図2に示すように、部品2は、この部品2が取り付けられる部品側固定部21と、部品2が取り付けられるときの基準となる組付基準面22と、部品2を車体1等に取り付けた際に、車体側取付面12に当接して弾性変形し、部品2の組み付け状態を確認することができる組付確認部23に設けられ、部品2の組み付け状態を組付基準面22を基準として確認するための組付確認面24と、を備えたものであればよい。
以下、部品2の一例として、図1に示すように、操舵装置4のステアリングシャフト41のジョイント部を覆うジョイントカバー3(「ステアリングジョイントカバー」ともいう。)を例に挙げて説明する。そのジョイントカバー3を説明する前に、ジョイントカバー3が取り付けられる車体1について説明する。
なお、ステアリングシャフト41は、車室R側に設けられるステアリングハンドル42の回転をエンジンルームER(図2参照)側に設けられたステアリングギヤボックス(図示省略)に伝達する機構である。
≪車体の構成≫
図1に示す車体1は、車両のボディ、または、ボディと一体的に固定される部材であって、例えば、車室RとエンジンルームER(図2参照)とを仕切る隔壁としてのダッシュボード10(「バルクヘッド」あるいは「トーボード」ともいう)等のパネル部材や、ボディを形成するフレーム部材や、ボディに一体に固定される部材等である。その車体1は、金属製部材または樹脂製部材からなり、車両のボディ、あるいは、ボディと一体的に固定される取付相手側部材であればよく、特に限定されない。
以下、部品2の取付先を車体1のダッシュボード10とした場合を説明する。なお、図1に示すダッシュボード10は、左ハンドル車の車両に搭載される場合を示すが、右ハンドル車用であってもよく、以下、左ハンドル車用ダッシュボードを例に挙げて説明する。
<ダッシュボードの構成>
前記ダッシュボード10は、後記する部品2としてのジョイントカバー3が取り付けられる部材であり、不図示の左右一対のサイドフレーム(車体1)間に一体に固定された金属製の薄い板部材からなる。このダッシュボード10は、車室Rの前端部に配置されるインストルメントパネル14の下方に設置されると共に、車室Rの床面を形成するフロアパネル15の前端部に連設されている。
図2に示すように、ダッシュボード10には、ステアリングシャフト41が挿通される開口部10aと、後記する部品側固定部21と係合する車体側固定部11と、ジョイントカバー3が固定される車体側取付面12と、ジョイントカバー3に突設された部品側固定部21が固定される嵌合穴13と、が形成されている。
図1に示すように、開口部10aは、この開口部10aに操舵装置4のステアリングシャフト41が、車室R側からエンジンルームER(図2参照)側に斜め下方向に向けて遊挿されて配置される貫通孔である。開口部10aは、インストルメントパネル14において、ステアリングハンドル42の前側下方の位置に形成されている。
図2に示すように、車体側固定部11は、ジョイントカバー3に設けられた部品側固定部21が係合することによって、ジョイントカバー3を車体1(ダッシュボード10)に固定する部位である。車体側固定部11は、開口部10aの縁の周辺に配置されている。車体側固定部11は、例えば、開口部10aの周辺の左右二個所に配置された嵌合穴13からなる。
車体側取付面12は、ジョイントカバー3がダッシュボード10に取り付けられる取付面であり、ダッシュボード10の車室R側の面である。換言すると、この車体側取付面12は、開口部10aの周辺のダッシュボード10の表面である。
嵌合穴13は、部品側固定部21が嵌合する孔であり、ジョイントカバー3の部品側固定部21の形状、位置及び個数に合わせて形成されている。つまり、嵌合穴13は、ジョイントカバー3をダッシュボード10に押し当てて取り付けた際に、部品側固定部21であるクリップ3cが圧入される貫通孔からなる。
≪操舵装置の構成≫
図1に示すように、操舵装置4は、例えば、運転者が回転操作するステアリングハンドル42と、このステアリングハンドル42の回転が伝達されるステアリングシャフト41と、ステアリングシャフト41に連結されたピニオン軸(図示省略)と、このピニオン軸とラック軸(図示省略)とを直交するように連結するラックアンドピニオン機構からなるステアリングギヤボックス(図示省略)と、このステアリングギヤボックスでステアリングシャフト41の回転を軸直交方向に変換して回転するラック軸(図示省略)と、ラック軸の回転が伝達されて転舵される車輪と、を備えて構成されている。
ステアリングシャフト41側とステアリングギヤボックス側のピニオン軸とが屈曲可能に連結されたジョイント部位には、車室R側から覆うジョイントカバー3が設置されている。
≪ジョイントカバーの構成≫
図2に示すように、ジョイントカバー3は、ステアリングシャフト41を軸入孔3aに挿入した状態で、ダッシュボード10の開口部10aを閉塞する蓋部材であり、合成樹脂やゴム等の弾性を有する部材によって形成されている。ジョイントカバー3は、ステアリングギヤボックス(図示省略)の上端に設けられたグロメット(図示省略)が軸入孔3aに装着されることによって、エンジンルームER内のダスト、泥水、騒音等が車室R内側に入り込むのを防止する役目も果たしている。
図2及び図3に示すように、ジョイントカバー3には、それぞれ後記する軸入孔3aと、切欠溝3bと、クリップ3c(部品側固定部21)と、カバー基準面3d(組付基準面22)と、弾性片3e(組付確認部23)と、弾性片3eに形成された垂直面3e3(組付確認面24)と、弾性片3eを形成するための一対の切込溝3fと、開口部10aに係止する複数の係止突片3gと、開口部10aの縁に当接する複数の支持突起3hと、が形成されている。ジョイントカバー3は、クリップ3cと係止突片3gとによってダッシュボード10に固定される。
軸入孔3aは、ステアリングシャフト41をジョイントカバー3に挿入した状態に配置するための孔であり、ジョイントカバー3の中央部位に形成されている。軸入孔3aは、ジョイントカバー3の外周部からこの軸入孔3aに亘って切欠溝3bが形成されて、周縁が略C字状に形成されている。
図2及び図3に示すように、切欠溝3bは、ジョイントカバー3を、ステアリングシャフト41に対してジョイントカバー3の周縁部から中央部の軸入孔3aに通すための割溝であり、ジョイントカバー3の周縁部から軸入孔3aに亘って形成されている。切欠溝3bは、この切欠溝3bを左右方向に広げることによって、ステアリングシャフト41をジョイントカバー3の側面から軸入孔3a内に挿通可能にするためのスリットである。
<クリップの構成>
クリップ3cは、前記部品2としてのジョイントカバー3を、車体1としてのダッシュボード10の車室R側の車体側取付面12に固定するための固定部(部品側固定部21)である。クリップ3cは、ジョイントカバー3のカバー基準面3d(組付基準面22)のダッシュボード10側の左右に一体形成した一対の突起からなる。
図2及び図4(a)に示すように、クリップ3cには、それぞれ後記する支持突起部3c1と、座面3c2と、係合突起部3c3と、係止部3c4と、縮径部3c5と、凹部3c6と、が形成されている。
支持突起部3c1は、ジョイントカバー3の組付基準面22からダッシュボード10側に突出した筒状の突起であって、係合突起部3c3を支える台となる部位である。
座面3c2は、支持突起部3c1の先端面に形成された垂直な面(平ら面)である。図4(b)に示すように、座面3c2は、クリップ3cを完全に嵌合穴13に挿入した際に、ダッシュボード10の車体側取付面12が当接して支持される。
係合突起部3c3は、クリップ3cを嵌合穴13に挿入した際に、嵌合穴13が嵌合する円柱形状部位であり、座面3c2からダッシュボード10側に突出した状態に形成されている。
係止部3c4は、係合突起部3c3の外周側面に連続形成された側面視して鋸刃状の凸部である。係止部3c4は、クリップ3cを嵌合穴13に挿入した際に、嵌合穴13の縁が凸部と凸部の間の谷間(溝)に嵌り込んで係止されるようになっている。
図4(a)、(b)に示すように、縮径部3c5は、係合突起部3c3に先端部に縮径して形成された部位であり、クリップ3cを嵌合穴13に挿入する際に、挿入し易いように、略円錐形状に形成されている。
凹部3c6は、支持突起部3c1内に形成された窪みであり、ジョイントカバー3の車室R側の面に円形溝に形成されている。この凹部3c6は、ジョイントカバー3を樹脂成形する際に、ヒケ等が発生しないようにするための肉抜きの役目と、作業者がジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、この凹部3c6を見ることによって、この凹部3c6の前側にあるクリップ3cの位置が判る目印としの役目と、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、作業者がこの凹部3c6の周辺を手で押圧しながらクリップ3cを嵌合穴13に嵌合させるための押圧部位の目印としての役目も、果たす。
<カバー基準面の構成>
カバー基準面3d(組付基準面22)は、クリップ3cによってジョイントカバー3をダッシュボード10の車体側取付面12に取り付けた際に、このカバー基準面3dと、垂直面3e3(組付確認面24)と、が略同一平面状態(所定の状態)になって、クリップ3cが嵌合穴13にしっかりと嵌合する正常な組み付け状態であることを確認するときの基準となる面である。カバー基準面3dは、車室R側の面の任意の位置である。
<弾性片の構成>
図2及び図3に示すように、弾性片3eは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付けた際に、車体側取付面12に当接して押圧されることによって弾性変形する部位である。この弾性片3eは、ジョイントカバー3がダッシュボード10に対して、クリップ3cが正常な状態に組み付けられているか、組み付け不良の状態に組み付けられているかを確認するための組み付け不良確認部位(組付確認部23)の役目を果たす。正常に組み付けられた状態の弾性片3eは、ジョイントカバー3のL字状に折曲した状態に形成された周縁部に一対の切込溝3fを形成することによって、略舌片状に形成されている。
図3及び図4(a)、(b)に示すように、弾性片3eには、それぞれ後記する蝶番部3e1と、当接部3e2と、垂直面3e3と、水平面3e4と、が形成されている。
樹脂製のジョイントカバー3の一部である蝶番部3e1は、弾性片3eの左右に形成された切込溝3fの奥壁部3f1,3f1間に形成されて、弾性片3eの幅が短くなることによって、蝶番のように弾性変形することが可能になっている。この蝶番部3e1は、弾性片3eの基端部であって、弾性片3eが弾性変形する際の回動中心部となる箇所である。つまり、弾性片3eは、ダッシュボード10に押し付けられた際に、この蝶番部3e1を中心として先端部の当接部3e2が回動する。
当接部3e2は、クリップ3cを嵌合穴13に挿入した際に、ダッシュボード10の被組付基準面16に当接して、弾性片3eを弾性変形させる部位である。この当接部3e2は、弾性片3eの先端面である。
垂直面3e3は、クリップ3cが嵌合穴13に完全に押し込まれた際に、組付基準面22と面一の垂直な状態になる面であって、L字形状の弾性片3eの基端側の半体部分である。図4(b)に示すように、この垂直面3e3は、クリップ3cが嵌合穴13に不完全な状態で挿入されているとき、ダッシュボード10側に傾いた状態になって、組み付け不良の状態であることを目で視認したり、手の触感で確認できる部位(組付確認面24)である。
水平面3e4は、垂直面3e3に対して直角な面であって、L字形状の弾性片3eの先端側の半体部分である。図4(b)に示すように、この水平面3e4は、クリップ3cが嵌合穴13に不完全な状態で挿入されているとき、ダッシュボード10の車体側取付面12、組付基準面22及び垂直面3e3に対して直角で、水平な状態となる面である。なお、この水平面3e4は、後記する鍔部3jに一対の切込溝3fを形成したことによって形成されている。
<係止突片の構成>
図2に示すように、係止突片3gは、ジョイントカバー3のダッシュボード10側の面から開口部10aの縁に向けて突設された左右一対の突起である。この係止突片3gは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、この係止突片3gの外側に形成された係止爪3g1が、開口部10aの縁に係止することによって、ジョイントカバー3を開口部10aに係止させる。つまり、係止突片3gは、前記クリップ3cと同様にジョイントカバー3をダッシュボード10に固定させる機能を果たす。
また、係止突片3gの車室R側の面には、係止突片3gを開口部10aに係止させる際に、指で押圧する押圧部3g2が形成されている。
<支持突起の構成>
図2に示すように、支持突起3hは、ジョイントカバー3のダッシュボード10側の面から開口部10aの縁に向けて突設された左右一対の突起である。この支持突起3hは、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける際に、この支持突起3hの外側の傾斜したガイド面3h1が、開口部10aの縁に当接することによって、ジョイントカバー3を開口部10aに位置決めしながら係合できるように案内するためのガイドである。支持突起3hは、平面視して略三角形状に形成され、この支持突起3hの先端がクリップ3c及び係止突片3gよりもダッシュボード10側に大きく突出して形成されている。
<筒部の構成>
図2及び図3に示すように、筒部3iは、ステアリングシャフト41(図1参照)のジョイント部(図示省略)を覆う部位であり、例えば、円筒状の部材を中心線に対して斜めに切断したような形状に形成されている。この筒部3iの車室R側の先端部位に前記軸入孔3aが配置されている。
<鍔部の構成>
鍔部3jは、ジョイントカバー3の周辺略フランジ状に形成された部位であり、全体が略均一な肉厚の平板状部分をL字状に折曲した状態に形成されている。鍔部3jは、そのように折曲した状態に形成されて基端部に稜線部が形成されていることにより、ダッシュボード10の強度を向上させている。
≪作用≫
次に、図1〜図4を参照しながら本発明の実施形態に係る部品の取付構造の作用を取り付け順に説明する。
図2に示すように、ジョイントカバー3をダッシュボード10に取り付ける場合は、まず、切欠溝3b左右方向に広げて、その切欠溝3bからステアリングシャフト41(図1参照)を通し、筒部3iでジョイント部(図示省略)を覆うと共に、ジョイントカバー3で開口部10aを車室R側から覆うようにして、ジョイントカバー3を車体側取付面12に当接させる。
その際、ジョイントカバー3は、このジョイントカバー3からダッシュボード10へ突出した支持突起3hのガイド面3h1を開口部10aの縁に摺接させながら、係止突片3gを開口部10aの縁に係止させると共に、クリップ3cの先端を嵌合穴13に挿入させるようにして、ジョイントカバー3をダッシュボード10側に押圧する。
この場合、作業者は、クリップ3cの先端と嵌合穴13とが見えなくても、支持突起3hの傾斜したガイド面3h1を開口部10aの縁に当接させて滑らすようにして押圧することによって、ジョイントカバー3全体がガイドされてダッシュボード10の設置位置に向けて移動させることができる。そして、支持突起3hよりも小さく突出している係止突片3g及びクリップ3cが、順次に、開口部10aの縁及び嵌合穴13に係合する。
図4(a)に示すように、クリップ3c(部品側固定部21)と嵌合穴13(車体側固定部11)が完全に係合する前の初期状態では、組付基準面22と弾性片3eの垂直面3e3(組付確認面24)が、水平の状態(所定の状態)にならず、弾性片3eの先端の当接部3e2が、被組付基準面16に当接して弾性片3eの傾斜した状態が維持されている。
このため、作業者は、弾性片3eの傾斜した状態の垂直面3e3を指で触るか、または、目で視認することによって、クリップ3cが、嵌合穴13に不完全な状態で挿入されていることを確認することができる。
つまり、作業者は、ジョイントカバー3の周囲が暗くて垂直面3e3の状態を視認できない場合、指で垂直面3e3を触ることにより、垂直面3e3が組付基準面22に対して傾斜状態であるかを触感で確認することができる。
そして、作業者は、垂直面3e3の状態を目で確認できる場合、目で垂直面3e3が組付基準面22に対して傾斜しているか、否かを確認することができる。
図4(b)に示すように、さらに、ジョイントカバー3をダッシュボード10側に押し込むと、クリップ3cが嵌合穴13に完全に係合して、座面3c2がダッシュボード10の車体側取付面12に当接すると共に、係止部3c4が嵌合穴13の縁に係合して、クリップ3cと嵌合穴13が完全に係合した状態を維持することができるようになる。
このクリップ3cと嵌合穴13が完全に係合した状態では、弾性片3eの先端の当接部3e2が、被組付基準面16に押し返させられて、弾性片3eの垂直面3e3が組付基準面22と面一の垂直な状態となる。このため、弾性片3eの垂直面3e3が組付基準面22と面一であること、または、垂直面3e3が垂直な状態であることを指または目視で確認することによって、クリップ3cが嵌合穴13に完全に嵌合して、嵌合穴13の縁がクリップ3cの係止部3c4にしっかりと係止した状態になったことを確認することができる。
このように、弾性片3e(組付確認部23)は、クリップ3c(部品側固定部21)とダッシュボード10の車体側固定部11との組み付け状態に応じて変位し、組付基準面22と垂直面3e3(組付確認面24)との状態により、ジョイントカバー3(部品2)のダッシュボード10(車体1)への組み付け状態を、車室R側からジョイントカバー3の垂直面3e3を目視することによって、容易に確認することができる。このため、ジョイントカバー3のダッシュボード10への取付状態の確認作業を簡素化することがきる。
したがって、ジョイントカバー3は、クリップ3c(部品側固定部21)と嵌合穴13(車体側固定部11)とが係合完了後、組付基準面22と垂直面3e3(組付確認面24)とが面一の状態(所定の状態)になることによって、作業者が直接、クリップ3cと嵌合穴13を視認しなくても(視認できなくても)、組み付け不良か、または、正常な組み付け状態であるかの嵌合状態が判る。このため、ジョイントカバー3のダッシュボード10への組付作業を簡単に、かつ、確実に行うことができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態に係る部品の取付構造の変形例を示す図であり、(a)はジョイントカバーをダッシュボードに取り付ける前の状態を示す要部拡大縦断面図、(b)はジョイントカバーをダッシュボードに取り付けたときの状態を示す要部拡大縦断面図である。
前記実施形態では、クリップ3cと嵌合穴13との嵌合状態を弾性片3eで確認する例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図5(a)、(b)に示すように、クリップ3cと嵌合穴13とが正常な状態で嵌合したかの確認は、クリップ3cが嵌合穴13に完全に係合したときに、被組付基準面16に押し当たって弾性変形するものであればよく、組付基準面22に突設した弾性突起3kでもよい。
この場合、弾性突起3kは、略均一な肉厚で、ダッシュボード10の被組付基準面16に向いて突出し、先端に平らな当接部3k1を有する略山状の突起(略カルデラ状の突起)からなる。弾性突起3kは、前記当接部3k1と、この当接部3k1が先端に形成されて、先細のテーパ状に形成され縮径部3k2と、当接部3k1の中央部に形成された凹部3k3と、この凹部3k3の裏面に形成され組付確認面3k4と、を有している。
図5(a)、(b)に示すように、弾性突起3kは、当接部3k1が被組付基準面16に押し当たると、この弾性突起3kの高さH2が低くなって押し広がるように圧縮される。そして、組付確認面3k4は、被組付基準面16に押し戻されて、クリップ3cと嵌合穴13とが正常な状態の嵌合したときに、組付基準面22と面一の状態になる。
このようにしても、前記実施形態と同様に、クリップ3cが嵌合穴13に正常な状態に嵌合したときに、弾性突起3kが被組付基準面16に押し当たることにより、通常時の弾性突起3kの高さH1が、被組付基準面16に押し返させられて、圧縮して高さH2に低く圧縮変形することによって、車室R側からジョイントカバー3の外観形状を触感または目視で容易に確認することができる。このため、正常な組み付け状態の確認作業を簡素化することができる。
[その他の変形例]
前記実施形態及び変形例では、車体1の車体側固定部11をダッシュボード10に形成した嵌合穴13とし、部品2の部品側固定部21をジョイントカバー3のクリップ3cとして説明したが、これとは嵌合関係を逆にして、スタッドボルトを使用しても構わない。
この場合、ダッシュボード10の嵌合穴13に変えてスタッドボルトを設け、ジョイントカバー3のクリップ3cに換えて嵌合穴13を形成し、ジョイントカバー3の嵌合穴13がダッシュボード10のスタッドボルトに正常な状態に嵌合した際に、弾性片3e(図4(a)、(b)参照)の垂直面3e3や、弾性突起3k(図5(a)、(b)参照)の組付確認面3k4によって、嵌合穴13とスタッドボルトとの正常及び不良な嵌合状態(組み付け不良)を外観形状で、触感及び目視で確認できるようにすればよい。このようにしても、前記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
1 車体
2 部品
3 ジョイントカバー
3c クリップ(部品側固定部)
3d カバー基準面(組付基準面)
3e 弾性片(組付確認部)
3e3 垂直面(組付確認面)
3k 弾性突起
3k4 組付確認面
4 操舵装置
10 ダッシュボード(車体)
10a 開口部
11 車体側固定部
12 車体側取付面
13 嵌合穴
21 部品側固定部
22 組付基準面
23 組付確認部
24 組付確認面

Claims (3)

  1. 車体に取り付ける部品の取付構造において、
    前記部品は、操舵装置のジョイント部を覆うジョイントカバーからなり、
    前記ジョイントカバーに設けられた部品側固定部と、
    前記車体側に設けられ、前記部品側固定部と係合して前記ジョイントカバーを前記車体に固定する車体側固定部と、
    前記ジョイントカバーに設けられた組付基準面と、
    前記組付基準面に形成され、前記ジョイントカバーを前記車体に取り付けた際に、車体側取付面に当接して弾性変形する組付確認部と、
    前記組付確認部に設けられた組付確認面と、を備え、
    前記部品側固定部と前記組付基準面と組付確認部と前記組付確認面とは、前記ジョイントカバーに一体形成され、
    前記部品側固定部と前記車体側固定部が係合前の初期状態では、前記組付基準面と、組付確認面が所定の状態にならず、
    前記組付確認部は、前記ジョイントカバーをダッシュボードに取り付けた際に、前記車体側取付面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性片からなり、前記ジョイントカバーのL字状に折曲した状態に形成された周縁部に一対の切込溝を形成することによって、略舌片状に形成されて、前記部品側固定部と前記車体側固定部との組み付け状態に応じて変位し、
    前記組付基準面と前記組付確認面との状態により、前記ジョイントカバーの前記車体への組み付け状態が手の触感で確認可能であり、
    前記部品側固定部と前記車体側固定部とが係合完了後には、前記組付基準面と組付確認面が、前記組付基準面と前記組付確認面とが略同一平面状の所定の状態になることを特徴とする部品の取付構造。
  2. 前記車体側固定部は、嵌合穴、若しくは、スタッドボルトあることを特徴とする請求項1に記載の部品の取付構造。
  3. 前記組付確認部は、前記ジョイントカバーを前記ダッシュボードに取り付けた際に、被組付基準面に当接して押圧されることによって弾性変形する弾性突起からなり、前記ダッシュボードの被組付基準面に向いて突出し、先端に当接部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の部品の取付構造。
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