JP5351855B2 - 情報家電システム、情報取得方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下の実施形態においては、(1)情報家電システム1の全体構成、(2)携帯通信端末10の詳細構成、(3)音声認識サーバ100の詳細構成、(4)情報家電200の詳細構成、(5)情報家電システム1の動作、及び(6)作用・効果について説明する。
図1は、第1実施形態に係る情報家電システム1の全体概略構成図である。
第1実施形態では、携帯通信端末10、クライアント端末30、音声認識サーバ100、情報家電200、Webサーバ500が、通信ネットワーク50(インターネットなど)を介して接続されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯通信端末10の機能ブロック図である。図2に示すように、携帯通信端末10は、制御部11、音声入力部13、テキスト情報入力部15、通信部17、記憶部19を備える。これらの機能部は、いわゆるコンピュータにより構成され、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶媒体としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、通信インターフェイス等が関連することで実現される。以下、各機能部について、説明する。なお、下記に示す音声認識サーバ100及び情報家電200の機能部も、携帯通信端末10の機能部と同様に、いわゆるコンピュータにより構成されている。
制御部11は、携帯通信端末10を制御するCPU等の制御装置である。制御部11は、下記に示す機能部の動作を制御する。
音声入力部13は、マイク等の入力装置であり、携帯通信端末10を利用するユーザ等の音声を入力する。また、音声入力部13は、入力されたアナログ音声をデジタルの音声信号からなる音声情報140に変換する。
テキスト情報入力部15は、キーボタンやタッチパネル等の入力装置であり、携帯通信端末10を利用するユーザの操作に伴ったテキストを入力する。
通信部17は、通信ネットワーク50を介して、他の機器と通信を行う。具体的には、通信部17は、音声送信手段として機能し、音声認識サーバ100を利用するユーザを識別するユーザ識別情報であるユーザID150及び音声入力部13により入力され、変換された音声情報140を音声認識サーバ100に送信する。例えば、ユーザID150は、音声認識サーバ100により発行されるCookie等を用いることができる。また、通信部17は、ユーザID150の代わり、或いはユーザID150に加えて、情報家電200を識別する情報家電識別情報160を送信してもよい。
記憶部19は、音声入力部13により入力され、変換された音声情報140、ユーザID150、携帯通信端末10に固有の情報である端末識別情報等を記憶する。
図3は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100の機能ブロック図である。図3に示すように、音声認識サーバ100は、制御部101、通信部103、ユーザ情報記憶部105、認証部107、音響モデル記憶部109、言語モデル記憶部111、音声認識部113、インターネットサービス記憶部115、関連単語記憶部117、インターネットサービス判定部119、URL作成部121、認識結果記憶部123を備える。
音声認識サーバ100は、音声情報140について、音声認識を行い、音声認識が終了後、適時、認識結果情報170を情報家電200に送信する。すなわち、音声認識サーバ100は、処理が終了後適宜、次の処理を進めるいわゆるプッシュ型の配信を行うコンピュータである。
制御部101、音声認識サーバ100を制御するCPU等の制御装置である。制御部101は、下記に示す機能部の動作を制御する。
通信部103は、通信ネットワーク50を介して、他の機器と通信を行う。例えば、通信部103は、音声受信手段として機能し、音声情報140を携帯通信端末10から受信する。
図4は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100のユーザ情報記憶部105に記憶される情報の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報記憶部105は、ユーザID150を記憶する。更に、ユーザ情報記憶部105は、認識結果情報170を受信する情報家電200を識別する情報家電識別情報160をユーザID150に対応させて記憶する。ユーザ情報記憶部105は、所定のユーザが、複数の情報家電を用いて、音声認識サーバ100を利用する場合、ユーザの要求等に基づいて、ユーザID150に対応する複数の情報家電識別情報160を記憶する。ユーザ情報記憶部105は、ユーザID150に対応するユーザのパスワード、ユーザの名前、居住地、メールアドレス、音声認識サーバ100の利用履歴等の情報をユーザ識別情報として記憶してもよい。
情報家電識別情報160は、情報家電200を構成する家電固有の情報である。情報家電識別情報160は、情報家電200の製造番号、通信ネットワーク50上で情報家電200を判別するためのIPアドレス等であってもよい。
認証部107は、通信部103を介して携帯通信端末10又は情報家電200から取得したユーザを識別するユーザ識別情報に基づいて、ユーザの認証をする。例えば、認証部107は、情報家電200から取得したユーザID150と、パスワードとが、ユーザ情報記憶部105に記憶される情報と一致した場合に、音声認識サーバ100を利用するユーザとして、妥当であると判定し、ユーザ固有のセッションを作成する。
(3.5)音響モデル記憶部109
音響モデル記憶部109は、発音記号と、発音記号に対応する複数の音声波形又は音声波形の統計的な音声波形のモデルである音声波形モデルとを記憶する。例えば、音響モデル記憶部109は、「あ」から「ん」までの平仮名の発音記号と、各発音記号に対応する複数又は統計的な音声波形モデルとを記憶する。
言語モデル記憶部111は、辞書部と、n−gramを用いた言語モデルとからなる。辞書部には、発音記号と、発音記号に対応する単語とが含まれる。辞書部は、使用頻度に応じて各単語の出現確率をデータ化している。すなわち、辞書部の所定の発音記号に対する各単語の確率の累積は、100%になる。例えば、辞書部は、「ろっぽんぎ」という発音記号に対して、「六本木」である確率は、90%、「六方木」である確率は、5%・・・、という確率のデータを有し、「ろっぽんぎ」という発音記号に対する各単語の確率の累積は、100%になる。
図5は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100の音声認識部113の動作を説明するための概念図である。具体的には、図5(a)は、音声認識部113で変換される音声情報140の概念図である。図5(b)は、音声認識部113で音声情報140に基づいて置き換えられる発音記号142の一例を示す図である。図5(c)は、音声認識部113で発音記号142に基づいて変換される音声変換候補144の概念図である。
図6は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100のインターネットサービス記憶部115に記憶される情報の一例を示す図である。インターネットサービス記憶部115は、インターネットサービス115aと、インターネットサービスを判定する条件115bと、インターネットサービスに対応するURL115c等を記憶する。
図7は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100の関連単語記憶部117に記憶される情報の一例を示す図である。関連単語記憶部117は、URL117aと、サービス関連単語117bと、該当項目117cと、処理プログラム117d等を記憶する。
具体的には、URL117aは、インターネットサービス記憶部115に記憶されるURL115cと共通のURLであり、各インターネットサービスに対応するWebページのURLである。
図8は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100のインターネットサービス判定部119及びURL作成部121の動作を説明するための概念図である。具体的には、図8(a)は、インターネットサービス判定部119で変換される音声変換候補144の概念図である。図8(b)は、インターネットサービス判定部119で音声変換候補144に基づいて置き換えられる標準クエリ146の一例を示す図である。図8(c)は、URL作成部121で標準クエリ146に基づいて変換されるURL148の概念図である。
URL作成部121は、音声認識部113の音声認識の結果である音声変換候補144に基づいて、対応するインターネットサービスを指定するURL115cを作成する。
図9は、第1実施形態に係る音声認識サーバ100の認識結果記憶部123に記憶される情報の一例を示す図である。
図10は、第1実施形態の情報家電200の機能ブロック図である。図10に示すように、情報家電200は、制御部201、通信部203、入力部205、情報記憶部207、Webブラウザ210を備える。
制御部201は、情報家電200を制御するCPU等の制御装置である。制御部201は、下記に示す機能部の動作を制御する。
通信部203は、通信ネットワーク50を介して、他の機器と通信を行う。具体的には、通信部203は、送信手段として機能し、情報記憶部207に記憶されている情報を音声認識サーバ100に送信する。例えば、通信部203は、ログイン処理において、ユーザID150、パスワード、ログイン要求を音声認識サーバ100に送信する。
入力部205は、ボタンやタッチパネル等の入力装置であり、情報家電200を利用するユーザの操作に伴った信号のオン、オフを入力する。
情報記憶部207は、情報家電200の機能に関連する情報を記憶する。また、情報記憶部207は、情報家電識別情報160と、情報家電識別情報160に関連する情報を記憶する。
図10に示すように、Webブラウザ210は、表示部211、データ取得部213、スクリプト実行部215を備える。Webブラウザ210は、インターネットの標準プロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等に従い、HTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたWebページの取得要求の送信、Webページの取得、及びWebページの表示、フォームデータの送信等を行う機能を有している。また、Webブラウザ210には、Webページを表示する際の操作を制御するスクリプト言語、例えば、JavaScriptが実装されている。
表示部211は、通信部203から取得したWebページを情報家電200のディスプレイ等を介して、Webページを表示する。
データ取得部213は、認識結果情報170を通信部203から取得する。具体的には、データ取得部213は、認識結果情報170として、URL148又は、URL115cと、処理プログラム117dの組み合わせからなる情報を取得する。
スクリプト実行部215は、Webページを構成するHTMLに埋め込まれたJavaScript等のプログラム、または、Webページと共に取得したJavaScript等のプログラムを実行する。これにより、Webブラウザ210を介して表示されるWebページにプログラムに基づいて、動きを付加する。
情報家電システム1の動作について、(5.1)全体概略動作、(5.2)情報家電システム1のログイン動作、(5.3)携帯通信端末10の音声入力動作、(5.4)音声認識サーバ100の音声認識動作の順に説明する。
図11は、第1実施形態に係る情報家電システム1の動作を示すフローチャートである。
図12は、第1実施形態に係る情報家電システム1の動作の詳細を示すフローチャートである。ステップS101〜ステップS109は、図11におけるステップS100のログイン動作の詳細を示す。
図12に示すステップS111〜ステップS113は、図11におけるステップS110の音声入力動作の詳細を示す。
図12に示すステップS121〜ステップS129は、図11におけるステップS120の音声認識動作の詳細を示す。
図12に示すステップS131〜ステップS137は、図11におけるステップS130のWebページの取得動作の詳細を示す。
以上説明したように、第1実施形態によれば、情報家電システム1は、携帯通信端末10と、音声認識サーバ100と、情報家電200とを備える。
ここで、携帯通信端末10は、音声を入力する音声入力部13と、音声認識サーバ100を利用するユーザを識別するユーザ識別情報及び音声入力部13により入力された音声情報140を送信する通信部17とを備える。
以下の第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点を主に説明し、重複する説明を省略する。
上述した第1実施形態では、音声認識サーバ100は、音声情報140について、音声認識を行い、音声認識が終了後、適時、認識結果情報170を情報家電200に送信する。すなわち、音声認識サーバ100は、処理が終了後適宜、次の処理を進めるいわゆるプッシュ型の配信を行うコンピュータである。本発明は、これに限られず、例えば、音声認識サーバ100は、音声情報140について、音声認識を行い、音声認識が終了後、情報家電200の要求に応じて、認識結果情報170を情報家電200に送信する。すなわち、情報家電200が、音声認識サーバ100に対して、情報家電200に送信すべき情報の有無を確認する、いわゆるポーリング型の配信を行うコンピュータであってもよい。
10 携帯通信端末
11 制御部
13 音声入力部
15 テキスト情報入力部
17 通信部
19 記憶部
30 クライアント端末
50 通信ネットワーク
100 音声認識サーバ
101 制御部
103 通信部
105 ユーザ情報記憶部
107 認証部
109 音響モデル記憶部
111 言語モデル記憶部
113 音声認識部
115 インターネットサービス記憶部
115a インターネットサービス
115b 条件
117 関連単語記憶部
117b サービス関連単語
117c 該当項目
117d 処理プログラム
119 インターネットサービス判定部
121 URL作成部
123 認識結果記憶部
140 音声情報
142 発音記号
144 音声変換候補
146 標準クエリ
150 ユーザID
160 情報家電識別情報
170 認識結果情報
200 情報家電
201 制御部
203 通信部
205 入力部
207 情報記憶部
210 ブラウザ
211 表示部
213 データ取得部
215 スクリプト実行部
500 Webサーバ
510 Webページ
Claims (7)
- クライアント端末と、ネットワークを介して前記クライアント端末に接続する音声認識サーバと、Webブラウザを有しネットワークを介して前記音声認識サーバに接続する情報家電とを備える情報家電システムであって、
前記クライアント端末は、
音声を入力する音声入力手段と、前記音声認識サーバを利用するユーザを識別するユーザ識別情報及び前記音声入力手段により入力された音声を送信する音声送信手段とを備え、
前記音声認識サーバは、
前記音声を受信する音声受信手段と、
前記音声受信手段から取得した音声について、音声認識をする音声認識手段と、
前記音声認識手段の音声認識の結果を認識結果情報として前記ユーザ識別情報に関連する情報家電に送信する認識結果送信手段と、
前記音声受信手段が音声を受信するに先立ち、前記情報家電によって送信された前記ユーザ識別情報と、該ユーザ識別情報に対応し、前記認識結果情報を受信する該情報家電を識別する情報家電識別情報とを記憶する記憶手段を備え、
前記認識結果送信手段は、前記音声認識手段が音声認識をしたことを確認し、前記認識結果情報を、前記記憶手段が記憶している対応関係に基づいて、前記ユーザ識別情報に関連する情報家電に送信し、
前記情報家電の前記Webブラウザは、
前記認識結果情報を取得するデータ取得手段と、
所定のタイミングで、前記ユーザ識別情報に関連する前記情報家電に対する前記認識結果情報の有無を確認する確認要求を前記音声認識サーバに送信する確認要求送信手段を備え、
前記認識結果送信手段は、前記確認要求に基づいて、前記確認要求を送信した情報家電に前記認識結果情報を送信する
ことを特徴とする情報家電システム。 - 前記音声認識サーバは、
インターネットサービスと、前記インターネットサービスに関連するサービス関連単語とを記憶するインターネットサービス記憶部と、
前記音声認識手段の音声認識の結果と、前記インターネットサービス記憶部のサービス関連単語とに基づいて、対応するインターネットサービスを判定するインターネットサービス判定手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報家電システム。 - 前記音声認識サーバは、
前記音声認識手段の音声認識の結果に基づいて、対応するインターネットサービスを指定するURLを作成するURL作成手段を更に備え、
前記認識結果送信手段は、前記URLを認識結果情報として送信することを特徴とする請求項1に記載の情報家電システム。 - 前記URL作成手段は、
前記音声認識手段の音声認識の結果を用いてインターネット検索を行い、前記音声認識手段の音声認識の結果に対応するWebページの属性に基づいて、前記インターネットサービスを指定する前記URLを作成することを特徴とする請求項3に記載の情報家電システム。 - 前記音声認識サーバは、
インターネットサービスと、前記インターネットサービスに関連するサービス関連単語とを記憶するインターネットサービス記憶部を更に備え、
前記URL作成手段は、
前記インターネットサービス記憶部に記憶されるサービス関連単語と、前記音声認識手段の音声認識の結果とに基づいて、前記インターネットサービスを判定し、前記URLを作成することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報家電システム。 - クライアント端末と、ネットワークを介して前記クライアント端末に接続する音声認識サーバと、Webブラウザを有し、ネットワークを介して前記音声認識サーバに接続する情報家電とを備える情報家電システムの情報取得方法であって、
前記情報家電が、情報家電識別情報と、音声認識サーバを利用するユーザを識別するユーザ識別情報を前記音声認識サーバに送信するステップと、
前記クライアント端末が、音声を入力するステップと、
前記クライアント端末が、前記ユーザ識別情報及び前記音声を送信するステップと、
前記音声認識サーバが、前記音声を受信するステップと、
前記音声認識サーバが、該音声について、音声認識をするステップと、
前記音声認識サーバが、前記音声認識の結果を認識結果情報として前記ユーザ識別情報に関連する情報家電に送信するステップと、
前記情報家電の前記Webブラウザが、前記認識結果情報を取得するステップと、
前記情報家電の前記Webブラウザが、所定のタイミングで、前記ユーザ識別情報に関連する前記情報家電に対する前記認識結果情報の有無を確認する確認要求を前記音声認識サーバに送信するステップを備え、
前記認識結果情報を送信するステップは、前記確認要求に基づいて、前記確認要求を送信した情報家電に前記認識結果情報を送信する
ことを特徴とする情報家電システムの情報取得方法。 - クライアント端末と、ネットワークを介して前記クライアント端末に接続する音声認識サーバと、Webブラウザを有し、ネットワークを介して前記音声認識サーバに接続する情報家電とを備える情報家電システムに情報を取得させるプログラムであって、
前記情報家電に、情報家電識別情報と、音声認識サーバを利用するユーザを識別するユーザ識別情報を前記音声認識サーバに送信するステップと、
前記クライアント端末に、音声を入力するステップと、
前記クライアント端末に、ユーザ識別情報及び前記音声を送信するステップと、
前記音声認識サーバに、前記音声を受信するステップと、
前記音声認識サーバに、該音声について、音声認識をするステップと、
前記音声認識サーバに、前記音声認識の結果を認識結果情報として前記ユーザ識別情報に関連する情報家電に送信するステップと、
前記情報家電の前記Webブラウザに、前記認識結果情報を取得するステップと、
前記情報家電の前記Webブラウザに、所定のタイミングで、前記ユーザ識別情報に関連する前記情報家電に対する前記認識結果情報の有無を確認する確認要求を前記音声認識サーバに送信するステップを実行させ、
前記認識結果情報を送信するステップは、前記確認要求に基づいて、前記確認要求を送信した情報家電に前記認識結果情報を送信する
ことを特徴とするプログラム。
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