JP5350019B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
この特許文献1のモータは、電源の正極に選択的に接続される低速用ブラシと高速用ブラシと、電源の陰極に接続される共通ブラシを備えている。ここで、低速用ブラシと共通ブラシは、機械角で90度離れた位置に配置されるとともに、高速用ブラシは低速用ブラシに対し、所定の進角に相当する角度離れた位置に配置される。そして、低速用ブラシと高速用ブラシへの通電を選択的に切り替えることにより、モータの速度可変を可能にしている。
ここで、特許文献1のモータは、互いに点対照の位置に配置されたセグメントを均圧線で接続することにより、通常、6つ必要であったブラシを3つに低減する手法を採用している。
また、上述のように点対照の位置に配置されたセグメントを均圧線で接続した場合、これら均圧線は、アーマチュアのコミュテータとアーマチュアコアに配索される。このため、アーマチュアコアに巻装された巻線とコミュテータとを接続する接続線のほか、さらに、これらの均圧線がアーマチュアのコミュテータとアーマチュアコアに配索されるため、均圧線と接続線によりコミュテータとアーマチュアコアの間の回転軸の首部が巻き太りしてしまうという課題がある。
図1〜図3に示すように、減速機付モータ1は、例えば、自動車のワイパーモータとして用いられるものであって、電動モータ2と、電動モータ2の回転軸3に連結された減速機構4とを備えている。
電動モータ2は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6とを有している。
ヨーク5の底壁(エンド部)51には、径方向中央に軸線方向外側に向かって突出するボス部19が形成され、ここに回転軸3の一端を軸支するための軸受け18が設けられている。
これらスロット13間にエナメル被覆の巻線14を挿通し、ティース12の巻胴部31に絶縁材であるインシュレータ(不図示)を介して巻線14が巻装される。これにより、アーマチュアコア8の外周に、複数のアーマチュアコイル9が形成される。
つまり、ティース12(スロット13)の個数は、極対数の9倍に設定されているということになる。
ブラシ収納部22の内側には、これに対応するように断面略長円形の筒状に形成されたカバー33が設けられている。このカバー33も平面壁33aと円弧壁33bとを有している。さらに、カバー33の内側には、このカバー33に対応するように形成されたホルダステー34が設けられている。ホルダステー34は、ボルト35によってハウジング本体42の側壁42bに締結固定されている。
ウォーム軸25は、一端が回転軸3に連結されると共に、他端がハウジング本体42に回転自在に軸支されている。段付歯車26は、ウォーム軸25に噛合うウォームホイール28とウォームホイール28よりも小径に形成された小径歯車29とが一体成形されたものである。
また、カバー43には、コネクタ68の接続端子70と電動モータ2のブラシ21とを電気的に接続するための配電基板74が設けられている。配電基板74には、リード線の役割を有するパターン(不図示)が形成されている。
図6および図7は、アーマチュア6の展開図であり、隣接するティース12間の空隙がスロット13に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント15、および各ティース12にそれぞれ符号を附して説明する。また、図6および図7において、回転軸3に形成された括れ部3aが斜線にて示した部分にて示される。
第1の接続線84は、首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第12のセグメント15のライザ16に接続される。一方、第2の接続線85は、第1の接続線84と逆の周方向に首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第11のセグメント15のライザ16に接続される。
第1の接続線84は、首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第3のセグメント15のライザ16に接続される。一方、第2の接続線85は、第1の接続線84と逆の周方向に首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第2のセグメント15のライザ16に接続される。
図8に基づき本発明の第1の効果について説明する。図8に第1および第2の導線101、102のよりアーマチュアコイル9および接続線40が巻装された状態のアーマチュア6の要部の斜視図を示す。図8に示すように、第1および第2の接続線84、85ならびに接続線40を回転軸3の外径W10よりも小径である外径W20にて形成された括れ部3aに巻き掛ける。さらに、第1および第2の接続線84、85が配索される周方向角度を機械角200度以上とし、首部3bに回転軸3の約半周分に渡り巻き掛ける。これにより、本発明の第1の効果である接続線40ならびに第1および第2の接続線84、85による首部3bの巻き太りを防止することができる。
この第二実施形態において、減速機付モータ1は、電動モータ2と、減速機構4とを備えている点、電動モータ2は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6とを有している点、ヨーク5の内周面に4つのセグメント型の永久磁石7が周方向に等間隔で磁極が順番となるように配設されている点、アーマチュア6のコミュテータ10に、低速用ブラシ21a、高速用ブラシ21b、および共通ブラシ21cの3つのブラシ21が摺接している点、同電位となるセグメント15同士に接続線40が掛けまわされている点、接続線40は第1および第2の導線101、102により巻線14とともに形成されている点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態ついても同様)。
ここで、この第三実施形態の回転軸203には、前述した第一実施形態の括れ部3aや第二実施形態の括れ部103aに代わって、コミュテータ10の配置されている箇所から一端(図11における右端)に至る間に軸方向に沿って中空部203aが形成され、この中空部203aを回転軸203の共振周波数を変化させる共振変化部として機能させている。回転軸203に中空部203aを形成することによって、回転軸203の一端は、この径方向中央が開口された状態になっている。
また、回転軸203を前述した第二実施形態の回転軸103と同様の重量に設定した場合などにあっては、回転軸203に中空部203aを形成する分、この中空部203aが形成されている部分の回転軸203の軸径を大径化することができる。このため、回転軸203の強度を高めることができる。
2 電動モータ
3,103,203 回転軸
3a,103a 括れ部
3b 首部
4 減速機構
5 ヨーク
6 アーマチュア
7 永久磁石(磁極)
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル(コイル)
10 コミュテータ
12 ティース
13 スロット
14 巻線(コイル)
15 セグメント
21 ブラシ
21a 低速用ブラシ
21b 高速用ブラシ
21c 共通ブラシ
25 ウォーム軸
28 ウォームホイール
40 均圧線(短絡部材)
81 巻線部
82 巻き始め部
83 巻き終わり部
84 第1の接続線
85 第2の接続線
101 第1の導線
102 第2の導線
203a 中空部
D1 外径
W1,W2 ブラシ幅
W10 回転軸の外径
W20 括れ部の外径
Claims (3)
- 磁気ヨークであるハウジングと、
前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
前記ブラシは、
第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
前記第1のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
前記第2のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部が形成され、
前記アーマチュアコアと前記コミュテータとの前記所定の間隔の間の前記回転軸には首部が形成され、
前記共振変化部は、前記首部に形成された第一括れ部であり、
前記第一括れ部は、前記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成され、
前記均圧線は、前記回転軸に形成された前記第一括れ部に巻き掛けられ、
前記巻線のそれぞれは、ティースを囲んで巻かれ、両端に巻き始め部と巻き終わり部を有する巻線部と、前記巻線部の巻き始め部および巻き終わり部から一体に連続して延出し、前記回転軸に形成された前記第一括れ部に巻きかけられ、前記コミュテータのセグメントに接続される第1の接続線、および第2の接続線を備えていることを特徴とする電動モータ。 - 磁気ヨークであるハウジングと、
前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
前記ブラシは、
第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
前記第1のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
前記第2のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部が形成され、
前記共振変化部は、前記回転軸の前記首部とは前記コミュテータを挟んで反対側であって、かつ前記コミュテータの近傍に形成された第二括れ部であり、
前記第二括れ部は、前記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成されていることを特徴とする記載の電動モータ。 - 磁気ヨークであるハウジングと、
前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
前記ブラシは、
第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
前記第1のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
前記第2のブラシは、
前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部が形成され、
前記共振変化部は、前記回転軸の少なくとも一部に軸方向に沿って形成された中空部であることを特徴とする電動モータ。
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JP2008265039 | 2008-10-14 | ||
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