JP5350019B2 - 電動モータ - Google Patents

電動モータ Download PDF

Info

Publication number
JP5350019B2
JP5350019B2 JP2009049601A JP2009049601A JP5350019B2 JP 5350019 B2 JP5350019 B2 JP 5350019B2 JP 2009049601 A JP2009049601 A JP 2009049601A JP 2009049601 A JP2009049601 A JP 2009049601A JP 5350019 B2 JP5350019 B2 JP 5350019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
rotating shaft
armature
commutator
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009049601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010119283A (ja
Inventor
俊之 木村
一徳 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2009049601A priority Critical patent/JP5350019B2/ja
Publication of JP2010119283A publication Critical patent/JP2010119283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5350019B2 publication Critical patent/JP5350019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc Machiner (AREA)

Description

この発明は、例えば、車両に搭載される電動モータ、およびこれを用いた減速機付モータに関するものである。
従来から、自動車用のワイパーモータとして、ブラシ付きの電動モータを用いる場合が多い。この種の電動モータは、円筒状のヨークの内周面に複数の永久磁石を周方向に等間隔で配置し、これら永久磁石の内側にアーマチュアが回転自在に支持されている。アーマチュアは、複数のティースが放射状に形成されたアーマチュアコアを有している。各ティース間には軸線方向に長いスロットが複数形成され、所定間隔をあけたスロット間に巻線を重ね巻き方式にて巻装することでコイルを形成している。コイルは、アーマチュアコアと隣接するように回転軸に外嵌固定されたコミュテータに導通している。
コミュテータは、金属片である複数のセグメントが互いに絶縁された状態で周方向に配設されたものであって、これらセグメントにそれぞれコイルの巻き始め端、および巻き終わり端が接続される。また、各セグメントはブラシに摺接可能に接続されており、このブラシを介してそれぞれのコイルに給電される。そして、給電されたコイルには磁界が形成され、ヨークの永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動する。
ここで、近年のワイパーモータの小型、高性能化の要請から磁極数を4極(極対数が2)に多極化すると共に多スロット化し、モータの高性能化を図り、かつ3つのブラシを周方向に配置し、モータの速度可変を可能にした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のモータは、電源の正極に選択的に接続される低速用ブラシと高速用ブラシと、電源の陰極に接続される共通ブラシを備えている。ここで、低速用ブラシと共通ブラシは、機械角で90度離れた位置に配置されるとともに、高速用ブラシは低速用ブラシに対し、所定の進角に相当する角度離れた位置に配置される。そして、低速用ブラシと高速用ブラシへの通電を選択的に切り替えることにより、モータの速度可変を可能にしている。
通常、4極のモータにおいて、上述のような低速用ブラシと高速用ブラシを採用する場合には、機械角で180度離れた位置に配置された二つの共通ブラシと、これら共通ブラシに対し、それぞれ機械角で90度離れた位置に配置された二つの低速用ブラシと、さらに、これら低速用ブラシに対し、所定の進角に相当する角度離れた位置に配置された二つの高速用ブラシが必要となる。すなわち、合計で6つのブラシが必要となる。
ここで、特許文献1のモータは、互いに点対照の位置に配置されたセグメントを均圧線で接続することにより、通常、6つ必要であったブラシを3つに低減する手法を採用している。
特開2007−143278号公報
ところで、一般的なモータに対する課題として、モータの音振動を低減する手法も、当然の課題として求められている。
また、上述のように点対照の位置に配置されたセグメントを均圧線で接続した場合、これら均圧線は、アーマチュアのコミュテータとアーマチュアコアに配索される。このため、アーマチュアコアに巻装された巻線とコミュテータとを接続する接続線のほか、さらに、これらの均圧線がアーマチュアのコミュテータとアーマチュアコアに配索されるため、均圧線と接続線によりコミュテータとアーマチュアコアの間の回転軸の首部が巻き太りしてしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、音振動を低減しつつ、巻線等によるコミュテータとアーマチュアコアの間の回転軸の首部が巻き太りを防止できる減速機付モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、磁気ヨークであるハウジングと、前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、前記ブラシは、第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、前記第1のブラシは、前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、前記第2のブラシは、前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部を形成したことを特徴とする。
本発明は、前記アーマチュアコアと前記コミュテータとの前記所定の間隔の間の前記回転軸には首部が形成され、前記共振変化部は、前記首部に形成され第一括れ部であり、前記第一括れ部は、前記記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成され、前記均圧線は、前記回転軸に形成された括れ部に巻き掛けられ、前記巻線のそれぞれは、ティースを囲んで巻かれ、両端に巻き始め部と巻き終わり部を有する巻線部と、前記巻線部の巻き始め部および巻き終わり部から一体に連続して延出し、前記回転軸に形成された前記括れ部に巻きかけられ、前記コミュテータのセグメントに接続される第1の接続線、および第2の接続線を備えていることを特徴とする。
本発明は、前記共振変化部は、前記回転軸の前記首部とは前記コミュテータを挟んで反対側であって、かつ前記コミュテータの近傍に形成された第二括れ部であり、前記第二括れ部は、前記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
本発明は、前記共振変化部は、前記回転軸の少なくとも一部に軸方向に沿って形成された中空部であることを特徴とする。
本発明によれば、回転軸に共振変化部を形成することにより、アーマチュアの固有振動数を低減することができ、電動モータのアーマチュアを所望の回転速度により回転させるときにアーマチュアに生ずる振動の周波数帯より、アーマチュアの固有振動数を低い方向にずらすことができ、アーマチュアの自励振動によるアーマチュアの振動の振幅を小さくすることができる。そのため、アーマチュアを振動源とする電動モータに生ずる音振動の音圧を小さくすることができる。
また、共振変化部として、回転軸の首部に括れ部を設けるとともに、その外径を回転軸の外径よりも小さくすることにより、第1および第2の接続線ならびに均圧線を回転軸の外径よりも小径である外径にて形成された括れ部に巻き掛けることにより、電動モータに生ずる音振動の音圧を小さくしつつ、均圧線ならびに第1および第2の接続線が巻き掛けられることによる首部の巻き太りを防止することができる。
本発明の実施形態における減速機付モータの平面図である。 本発明の第一実施形態における減速機付モータの縦断面図である。 本発明の実施形態における電動モータの横断面図である。 図2のA矢視図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの要部拡大図である。 本発明の実施形態における第1の導線により巻装される巻線を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の実施形態における第1の導線により巻装される巻線を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの要部拡大斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの固有振動数を示す図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアの平面図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアの平面図である。 本発明の第二実施形態における他の一例のアーマチュアの平面図である。 本発明の第二実施形態における他の一例のアーマチュアの平面図である。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、減速機付モータ1は、例えば、自動車のワイパーモータとして用いられるものであって、電動モータ2と、電動モータ2の回転軸3に連結された減速機構4とを備えている。
電動モータ2は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6とを有している。
ヨーク5の筒部53は略円筒状に形成されており、この内周面に4つのセグメント型の永久磁石7が周方向に等間隔で磁極が順番となるように配設されている。すなわち、ヨーク5に設けられた永久磁石7は、極対数が2に設定されている。
ヨーク5の底壁(エンド部)51には、径方向中央に軸線方向外側に向かって突出するボス部19が形成され、ここに回転軸3の一端を軸支するための軸受け18が設けられている。
筒部53の開口部53aには、外フランジ部52が設けられている。外フランジ部52には、ボルト孔(不図示)が形成されている。このボルト孔にボルト24が挿通され、減速機構4の後述するギヤハウジング23に形成されたボルト孔(不図示)に螺入されることによって、ヨーク5が減速機構4に締結固定される。
アーマチュア6は、回転軸3に外嵌固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻装されたアーマチュアコイル9と、回転軸3の他端側に配置されたコミュテータ10とを備えている。アーマチュアコア8は、プレス加工等によって打ち抜かれた磁性材料の板材を軸方向に積層したり(積層コア)、軟磁性粉を加圧成形したり(圧粉コア)して形成されたものであって、略円環状のコア本体11を有している。
コア本体11の外周部には、3相(U相、V相、W相)に構成された構成軸方向平面視略T字型のティース12が18つ、周方向に沿って等間隔に放射状に設けられている。各ティース12は、径方向に延出し巻線14が巻装される巻胴部31と、巻胴部31の先端に設けられ巻胴部31に対して左右対称となるように延在する周壁部32とで構成されている。すなわち、ティース12の先端に設けられた周壁部32がアーマチュアコア8の外周面を構成しており、この周壁部32が永久磁石7と対向した状態になる。
コア本体11の外周部に、ティース12を放射状に設けることによって、隣接するティース12間には、蟻溝状のスロット13が18つ形成されている。スロット13は軸線方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に複数形成されている。
これらスロット13間にエナメル被覆の巻線14を挿通し、ティース12の巻胴部31に絶縁材であるインシュレータ(不図示)を介して巻線14が巻装される。これにより、アーマチュアコア8の外周に、複数のアーマチュアコイル9が形成される。
ここで、18つのティース12を周方向に沿って等間隔に形成すると、各ティース12と各スロット13は、回転軸3を中心にして点対称に存在していることになる。一方、周方向90度間隔においては、ティース12とスロット13とが交互に存在した状態になる。このような状態を満たし、かつ3相構成となるようにティース12、およびスロット13の設置個数を設定する場合、それぞれティース12、およびスロット13の個数は、極対数に対して3倍以上の奇数倍となる。
すなわち、本第一実施形態では永久磁石7が4つ(磁極数が4極)設けられているので、極対数が2であり、これに対してティース12(スロット13)が18つ設けられている。
つまり、ティース12(スロット13)の個数は、極対数の9倍に設定されているということになる。
また、各ティース12、および各スロット13は、回転軸3を中心にして点対称であって、かつ周方向90度間隔でティース12とスロット13とが交互に存在することで、N極の永久磁石7とこれに対向している各ティース12の相対位置関係と、S極の永久磁石7とこれに対向している各ティース12の相対位置関係とがスロット13の周方向半分の量だけずれた状態になる。
回転軸3のアーマチュアコア8よりも他端側には、コミュテータ10が外嵌固定されている。このコミュテータ10の外周面には、導電材で形成されたセグメント15が18枚取り付けられている。セグメント15は軸線方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。コミュテータ10の外径D1は、20mm以上、30mm以下の範囲で設定されている。
各セグメント15のアーマチュアコア8側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ16が一体成形されている。ライザ16には、アーマチュアコイル9の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線14が掛け回わされ、巻線14はヒュージングなどによりライザ16に固定されている。これにより、セグメント15とこれに対応するアーマチュアコイル9とが導通される。
また、同電位となるセグメント15、すなわち、回転軸3を中心にして互いに対向するセグメント15(本第一実施形態では9つ置きのセグメント15)にそれぞれ対応するライザ16には、各々接続線40が掛け回され、この接続線40がヒュージングによりライザ16に固定されている(図5参照)。接続線40は、同電位となるセグメント15同士を短絡するためのものであって、コミュテータ10とアーマチュアコア8との間に配索されている。
このように構成されたコミュテータ10は、減速機構4のギヤハウジング23に臨まされた状態になっている。ギヤハウジング23は、一面に開口部42aを有する略箱状に形成され減速機構4の歯車群41を収納するハウジング本体42と、ハウジング本体42の開口部42aを閉塞するカバー43とで構成されている。ハウジング本体42の電動モータ2側には、ブラシ収納部22が形成され、ここに電動モータ2のコミュテータ10が臨まされている。
図2〜図4に示すように、ブラシ収納部22は、ギヤハウジング23の電動モータ2側に凹状に形成されたものである。ブラシ収納部22の周壁30は、断面略長円形に形成されており、平面壁30aと円弧壁30bとで構成されている。
ブラシ収納部22の内側には、これに対応するように断面略長円形の筒状に形成されたカバー33が設けられている。このカバー33も平面壁33aと円弧壁33bとを有している。さらに、カバー33の内側には、このカバー33に対応するように形成されたホルダステー34が設けられている。ホルダステー34は、ボルト35によってハウジング本体42の側壁42bに締結固定されている。
ホルダステー34には、周方向3箇所にブラシホルダ36が設けられている。ブラシホルダ36には、それぞれブラシ21が各々スプリングSを介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部はスプリングSによって付勢されているためコミュテータ10のセグメント15に摺接しており、外部からの電源(不図示)から電流がブラシ21を介してコミュテータ10に供給される。
ブラシ21は、陽極側に選択的に接続されている低速用ブラシ(第1のブラシ)21a、および高速用ブラシ(第2のブラシ)21bと、これら低速用ブラシ(第1のブラシ)21aまたは高速用ブラシ(第2のブラシ)21bのいずれかと共通使用され陰極側に接続されている共通ブラシ(第3のブラシ)21cとで構成されている。低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cは互いに電気角で180°、つまり、機械角で周方向に90°間隔をあけて配設されている。一方、高速用ブラシ21bは、低速用ブラシ21aから周方向に角度αだけ離間して配置されている。すなわち、高速用ブラシ21bは、低速用ブラシ21aから機械角180度ずれた位置から所定の角度ずれている。なお、この第一実施形態では、共通ブラシ21cを陰極側とし、低速用ブラシ21a及び高速用ブラシ21bを陽極側として説明するが、陽極側と陰極側を反対にしてもよい。
ここで、コミュテータ10の同電位となるセグメント15、すなわち、回転軸3を中心にして互いに対向するセグメント15同士は接続線40によって短絡されているため、ブラシ21が摺接していないセグメントにも給電することが可能になる。したがって、高速用ブラシ21bは低速用ブラシ21aよりも角度θだけ進角した位置に存在していることになる。なお、この第一実施形態においては、角度θは31度に設定されている。
このように、各ブラシ21a〜21cを配置することによって、カバー33、およびホルダステー34にあっては、ブラシ21a〜21cの存在しない部分を切除することができる。すなわち、カバー33を断面略長円形状に形成し、平面壁33aと円弧壁33bとの接続部分近傍に低速用ブラシ21a、および共通ブラシ21cを配置させることができる。一方、カバー33の低速用ブラシ21a、および共通ブラシ21cが配置されている箇所とは回転軸3を中心にして反対側の円弧壁33bに、高速用ブラシ21bを配置させることができる。このため、ブラシ収納部22を断面略長円形状に形成することができ、ブラシ収納部22の扁平化を図ることが可能になる。
また、図3に詳示するように、低速用ブラシ21a、および共通ブラシ21cの周方向のブラシ幅W1は互いに略同一に設定されている。これに対し、高速用ブラシ21bの周方向のブラシ幅W2は、低速用ブラシ21aのブラシ幅W1よりも小さく設定されている。具体的には、コミュテータ10の外径が20mm以上、30mm以下の範囲で設定されているとき、低速用ブラシ21a、および共通ブラシ21cのブラシ幅W1は、2.5mm以上、5mm以下の範囲で設定されている。一方、高速用ブラシ21bのブラシ幅W2は、1.5mm以上で、かつ2.5mmよりも小さい範囲で設定されている。
このように低速用ブラシ21a、および共通ブラシ21cのブラシ幅W1と、高速用ブラシ21bのブラシ幅W2を設定することにより、低速用ブラシ21aと高速用ブラシ21bとが互いに同一セグメント15に同時に摺接することを回避することができるようになっている。
すなわち、コミュテータ10に接続されている接続線40によって、例えば、低速用ブラシ21aは、回転軸3を中心にして点対称位置にも存在していることになる(図3における2点鎖線参照)。この場合、低速用ブラシ21aと高速用ブラシ21bとの間隔は、隣接するセグメント15,15の間隔とほぼ同じになる。しかしながら、高速用ブラシ21bのブラシ幅W2が低速用ブラシ21aのブラシ幅W1よりも小さく設定されているので、低速用ブラシ21aと高速用ブラシ21bとが互いに同一セグメント15に同時に摺接することを回避することができる。
このことは、高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cとの間にも同じことがいえる。すなわち、コミュテータ10に接続されている接続線40によって、高速用ブラシ21bは、回転軸3を中心にして点対称位置にも存在していることになる。しかしながら、高速用ブラシ21bのブラシ幅W2が共通ブラシ21cのブラシ幅W1よりも小さく設定されているので、これら高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cとが互いに同一セグメント15に同時に摺接することを回避することができる。
図1、図2に示すように、ギヤハウジング23のハウジング本体42に収納された歯車群41は、電動モータ2の回転軸3に一体に連結されたウォーム軸25と、ウォーム軸25に噛合う段付歯車26と、段付歯車26に噛合うスパーギヤ27とで構成されている。回転軸3の他端は、軸受け18aに回転自在に支持され、この軸受け18aよりも歯車群41側にウォーム軸25が一体に連結されている。
ウォーム軸25は、一端が回転軸3に連結されると共に、他端がハウジング本体42に回転自在に軸支されている。段付歯車26は、ウォーム軸25に噛合うウォームホイール28とウォームホイール28よりも小径に形成された小径歯車29とが一体成形されたものである。
ハウジング本体42には、アイドラー軸61の端部61aが圧入固定されている。そして、アイドラー軸61に段付歯車26が回転自在に軸支されている。
スパーギヤ27は、段付歯車26の小径歯車29に噛合っている。スパーギヤ27の径方向中央には、ボス部65がカバー43側に向かって突出形成されている。このボス部65は、カバー43に回転自在に当接されている。また、ボス部65には、出力軸62が圧入されている。出力軸62は、ハウジング本体42の底壁(エンド部)42cから突出している。ハウジング本体42の底壁42cには、出力軸62に対応する部位に、ボス部63が外方に向かって突出形成されている。このボス部63には、出力軸62を回転自在に軸支するためのすべり軸受け64が設けられている。
出力軸62のハウジング本体42から突出した部分には、先端に向かうに従って徐々に先細りとなる先細り部66が形成されている。この先細り部66には、セレーション67が形成されている。これによって、例えば、ワイパーなどを駆動するための外部機構と出力軸62とを連結することができるようになっている。
この他に、ハウジング本体42の側壁42bには、コネクタ68が回転軸3の軸方向に沿って突設されている。コネクタ68は、外部の電源からの電流を電動モータ2に供給するためのものである。コネクタ68の受入れ口69には接続端子70が設けられており、この接続端子70が電動モータ2のブラシ21(21a〜21c)に電気的に接続されている。これによって、外部の電源からの電流がブラシ21を介してコミュテータ10に供給される。
さらに、ハウジング本体42の開口縁には、カバー43を締結固定するためのボルト座71が一体成形されている。カバー43は、ハウジング本体42のボルト座71に対応する部位に、ボルト72を挿通可能なボルト孔(不図示)を有する取付け座73が一体形成されている。カバー43は、取付け座73にボルト72を挿通し、このボルト72がハウジング本体42のボルト座71に螺入されることによってハウジング本体42に締結固定されるようになっている。
また、カバー43には、コネクタ68の接続端子70と電動モータ2のブラシ21とを電気的に接続するための配電基板74が設けられている。配電基板74には、リード線の役割を有するパターン(不図示)が形成されている。
次に、図5に基づいて、回転軸3の形状について詳述する。図5は、アーマチュアコイル9が巻装されていないアーマチュア6、すなわち、回転軸3にアーマチュアコア8とコミュテータ10が取り付けされたものの一部を示すものである。アーマチュアコア8とコミュテータ10との間に位置する回転軸3の首部3bには、括れ部3aが形成されている。ここで、括れ部3aの外径W20は、回転軸3の外径W10に比して径が小さく設定されている(W20<W10)。なお、本第一実施形態において、回転軸3の外径W10は8mmに設定され、括れ部3aの外径W20は、4.7mmの設定されている。
次に、図5に基づいて、回転軸3に形成された括れ部3aについて説明する。図5は、アーマチュアコイル9が巻装されるまえのアーマチュア6、すなわち、回転軸3にコミュテータ10とアーマチュアコア8が取付されたものの一部を示す。コミュテータ10とアーマチュアコア8は、所定の距離を隔てて回転軸3に取付されており、コミュテータ10とアーマチュアコア8との間の回転軸3には、首部3bが形成される。この首部3bには、回転軸の外径W10に比して外径W20が小さい括れ部3aが形成されている(W20<W10)。ここで、本第一実施形態では、回転軸の外径W10は8mmに設定され、括れ部3aの外径W20は、4.7mmに設定されている。
続いて、図6および図7に基づいて、アーマチュア6のアーマチュアコア8に巻装されたアーマチュアコイル9を構成する巻線14の巻装構造および巻線14の回転軸3への巻き掛かりについて説明する。
図6および図7は、アーマチュア6の展開図であり、隣接するティース12間の空隙がスロット13に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント15、および各ティース12にそれぞれ符号を附して説明する。また、図6および図7において、回転軸3に形成された括れ部3aが斜線にて示した部分にて示される。
アーマチュアコイル9は、第1および第2の導線101、102より構成されており、この第1および第2の導線101、102が180度対向したダブルフライヤ方式にてアーマチュアコア8に巻装され、アーマチュアコイル9が形成される。本第一実施形態では、第1の導線101により、一の9つの巻線14がアーマチュアコア8に巻装され、第2の導線102により、他の9つの巻線14がアーマチュアコア8に巻装され、合計18の巻線14によりアーマチュアコイル9が形成される。ここで、接続線40も上記の第1および第2の導線101、102により巻線14とともに形成され、一の9つの巻線14および他の9つの巻線14のそれぞれは、同じく第1および第2の導線101、102により形成せれた接続線40により一連に形成される。
図6は、合計18の巻線14のうち、ダブルフライヤ方式にて第1の導線101により最初にアーマチュアコア8に巻装される巻線14を示す。以下同図に基づき第1の導線101により形成される巻線14について説明する。巻線14は、ティース12を囲んで巻かれる巻線部81と、巻線部81の両端に形成される巻き始め部82および巻き終わり部83と、巻き始め部82および巻き終わり部83から一体に連続して延出した第1および第2の接続線84、85を有する。
巻線部81は、第1から第4のティース12を囲んで順方向に巻かれた第1の巻線部81aと、第1の巻線部81aに引き続き連続して第5から第8のティース12を囲んで逆方向にまかれた第2の巻線部81bを有する。
第1の接続線84は、首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第12のセグメント15のライザ16に接続される。一方、第2の接続線85は、第1の接続線84と逆の周方向に首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第11のセグメント15のライザ16に接続される。
第1の接続線84が配索される巻き第12のセグメント15のライザ16から巻き始め部82までの周方向角度は、機械角θ1である。一方、第2の接続線85が配索される巻き終わり部83から第11のセグメント15のライザ16までの周方向角度は、機械角θ2である。ここで、本第一実施形態において機械角θ1および機械角θ2は、ともに200度以上である。上記では、第1の導線101により最初にアーマチュアコア8に巻装される巻線14について説明したが、最初に巻装される巻線14に引き続き巻装される巻線14も同様の構成となる。
次に、第1の導線101のアーマチュアコア8およびコミュテータ10への巻装工程について説明する。まず、第1の導線101の端部101aが、第3のセグメント15のライザ16に絡げられる。そして、第2のセグメント15の方向に配索され、第3のセグメント15に対し点対照の位置に配置された第12のセグメント15のライザ16に絡げられる。このとき、第3のセグメント15から第12のセグメント15には、第1の導線101により接続線40が形成される。この接続線40は、回転軸3の首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられる。
その後、第12のセグメント15から第18と第1のティース12の間に第1の導線101が配索され、第1から第4のティース12を囲んで順方向に巻きまわされ第1の巻線部81aを形成した後に、第5から第8のティース12を囲んで逆方向に巻きまわされ第2の巻線部81bを形成する。そして、第1の導線101は、第11のセグメント15のライザ16に絡げられる。これが、第1の導線101にて、一つの接続線40と一つの巻線14をアーマチュアコア8およびコミュテータ10へ巻装する工程であり、この工程が9回繰り返されることにより、第1の導線101のアーマチュアコア8およびコミュテータ10への巻装工程は完了し、第1の導線101により9つ巻線14と9本の接続線がアーマチュアコア8およびコミュテータ10に巻装ないしは配索される。
図7は、合計18の巻線14のうち、ダブルフライヤ方式にて第2の導線102により最初にアーマチュアコア8に巻装される巻線14を示す。以下同図に基づき第2の導線102により形成される巻線14について説明する。巻線14は、ティース12を囲んで巻かれる巻線部81と、巻線部81の両端に形成される巻き始め部82および巻き終わり部83と、巻き始め部82および巻き終わり部83から一体に連続して延出した第1および第2の接続線84、85を有する。
巻線部81は、第10から第13のティース12を囲んで順方向に巻かれた第1の巻線部81aと、第1の巻線部81aに引き続き連続して第14から第17のティース12を囲んで逆方向にまかれた第2の巻線部81bを有する。
第1の接続線84は、首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第3のセグメント15のライザ16に接続される。一方、第2の接続線85は、第1の接続線84と逆の周方向に首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられ第2のセグメント15のライザ16に接続される。
第1の接続線84が配索される巻き第3のセグメント15のライザ16から巻き始め部82までの周方向角度は、機械角θ1である。一方、第2の接続線85が配索される巻き終わり部83から第2のセグメント15のライザ16までの周方向角度は、機械角θ2である。ここで、本第一実施形態において機械角θ1および機械角θ2は、ともに200度以上である。上記では、第1の導線101により最初にアーマチュアコア8に巻装される巻線14について説明したが、最初に巻装される巻線14に引き続き巻装される巻線14も同様の構成となる。
次に、第2の導線102のアーマチュアコア8およびコミュテータ10への巻装工程について説明する。まず、第2の導線102の端部102aが、第12のセグメント15のライザ16に絡げられる。そして、第11のセグメント15の方向に配索され、第12のセグメント15に対し点対照の位置に配置された第3のセグメント15のライザ16に絡げられる。このとき、第12のセグメント15から第3のセグメント15には、第2の導線102により接続線40が形成される。この接続線40は、回転軸3の首部3bに形成された括れ部3aに巻き掛けられる。
その後、第3のセグメント15から第18と第1のティース12の間に第1の導線101が配索され、第10から第13のティース12を囲んで順方向に巻きまわされ第1の巻線部81aを形成した後に、第14から第17のティース12を囲んで逆方向に巻きまわされ第2の巻線部81bを形成する。そして、第2の導線102は、第2のセグメント15のライザ16に絡げられる。これが、第2の導線102にて、一つの接続線40と一つの巻線14をアーマチュアコア8およびコミュテータ10へ巻装する工程であり、この工程が9回繰り返されることにより、第2の導線102のアーマチュアコア8およびコミュテータ10への巻装工程は完了し、第2の導線102により9つ巻線14と9本の接続線がアーマチュアコア8およびコミュテータ10に巻装される。
(効果)
図8に基づき本発明の第1の効果について説明する。図8に第1および第2の導線101、102のよりアーマチュアコイル9および接続線40が巻装された状態のアーマチュア6の要部の斜視図を示す。図8に示すように、第1および第2の接続線84、85ならびに接続線40を回転軸3の外径W10よりも小径である外径W20にて形成された括れ部3aに巻き掛ける。さらに、第1および第2の接続線84、85が配索される周方向角度を機械角200度以上とし、首部3bに回転軸3の約半周分に渡り巻き掛ける。これにより、本発明の第1の効果である接続線40ならびに第1および第2の接続線84、85による首部3bの巻き太りを防止することができる。
図9に基づき本発明の第2の効果について説明する。図9は、括れ部3aの外径W20とアーマチュア6の共振数波数の関係を示したものである。本発明の第一実施形態では、減速機付モータ1のアーマチュア6を所望の回転速度により回転させるときにアーマチュア6に作用する振動の周波数帯は、約900Hzから約1000Hzである。この周波数帯にアーマチュア6の固有振動数が含まれてしまうと、アーマチュア6の自励振動による回転軸3等の振動の振幅が大きくなり、アーマチュア6を振動源とする減速機付モータ1に生ずる音振動の音圧が高くなってしまう。
図9に示すように、括れ部3aの外径W20が回転軸3の外径W10と同じ8mmの場合、すなわち括れ部3aを設けない場合には、アーマチュア6の固有振動数は、約1000Hzとなり、避けたい周波数帯である約900Hzから約1000Hzに含まれてしまう。ここで、括れ部3aを設けるともに、括れ部3aの外径W20を小さくするとこの括れ部3aが回転軸3の共振周波数を変化させる共振変化部として機能する。すなわち、括れ部3aを設けることによりアーマチュア6の固有振動数は小さくなる。より詳しくは、外径W20が5mmとなると、アーマチュア6の固有振動数は約850Hzとなり、避けたい周波数帯である約900Hzから約1000Hzに含まれなくなる。そこで、本発明の第一実施形態では、括れ部3aの外径W20として4.6mmに設定している。
このように、回転軸3の首部3bに括れ部3aを設けるとともに、その外径W20を回転軸3の外径W10よりも小さくすることにより、アーマチュア6の固有振動数を低減することができ、減速機付モータ1のアーマチュア6を所望の回転速度により回転させるときにアーマチュア6に作用する振動の周波数帯から、アーマチュア6の固有振動数をずらすことができ、アーマチュア6の自励振動による回転軸3等の振動の振幅を小さくすることができ、アーマチュア6を振動源とする減速機付モータ1に生ずる音振動の音圧を小さくすることができる。
次に、この発明の第二実施形態を図10に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第二実施形態において、減速機付モータ1は、電動モータ2と、減速機構4とを備えている点、電動モータ2は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6とを有している点、ヨーク5の内周面に4つのセグメント型の永久磁石7が周方向に等間隔で磁極が順番となるように配設されている点、アーマチュア6のコミュテータ10に、低速用ブラシ21a、高速用ブラシ21b、および共通ブラシ21cの3つのブラシ21が摺接している点、同電位となるセグメント15同士に接続線40が掛けまわされている点、接続線40は第1および第2の導線101、102により巻線14とともに形成されている点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である(以下の実施形態ついても同様)。
ここで、第二実施形態のアーマチュア6の回転軸103には、コミュテータ10が固定されている箇所のウォーム軸25側に括れ部103aが形成されている。つまり、括れ部103aは、回転軸103のコミュテータ10と軸受け18aとの間に形成された状態になっている。括れ部103aの外径W30は、第一実施形態の括れ部3aの外径W20と同様に、回転軸3の外径W10に比して径が小さく設定されている(W20<W10)。より具体的には、例えば、回転軸3の外径W10は8mmに設定され、括れ部103aの外径W30は、4.7mmに設定されている。
このように、回転軸103のコミュテータ10と軸受け18aとの間に括れ部103aを形成してもこの括れ部103aによって回転軸103の共振周波数が変化するので、アーマチュア6の固有振動数を低減することができ、減速機付モータ1のアーマチュア6を所望の回転速度により回転させるときにアーマチュア6に作用する振動の周波数帯から、アーマチュア6の固有振動数をずらすことができる。このため、アーマチュア6の自励振動による回転軸3等の振動の振幅を小さくすることができ、アーマチュア6を振動源とする減速機付モータ1に生ずる音振動の音圧を小さくすることができる。
次に、この発明の第三実施形態を図11に基づいて説明する。
ここで、この第三実施形態の回転軸203には、前述した第一実施形態の括れ部3aや第二実施形態の括れ部103aに代わって、コミュテータ10の配置されている箇所から一端(図11における右端)に至る間に軸方向に沿って中空部203aが形成され、この中空部203aを回転軸203の共振周波数を変化させる共振変化部として機能させている。回転軸203に中空部203aを形成することによって、回転軸203の一端は、この径方向中央が開口された状態になっている。
したがって、上述の第三実施形態によれば、前述の第二実施形態と同様に効果に加え、回転軸203に中空部203aを形成する分、回転軸203を軽量化することができる。
また、回転軸203を前述した第二実施形態の回転軸103と同様の重量に設定した場合などにあっては、回転軸203に中空部203aを形成する分、この中空部203aが形成されている部分の回転軸203の軸径を大径化することができる。このため、回転軸203の強度を高めることができる。
なお、この第三実施形態では、回転軸203のコミュテータ10が配置されている箇所から一端(図11における右端)に至る間に、中空部203aを形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図12に示すように、回転軸303のアーマチュアコア8が配置されている箇所から他端、つまり、ウォーム軸25の他端(図12における左端)に至る間に中空部203aを形成し、この中空部203aを回転軸203の共振周波数を変化させる共振変化部として機能させてもよい。さらに、例えば図13に示すように、回転軸203、およびウォーム軸25の軸方向全体に渡って中空部203aを形成し、これを共振変化部として機能させてもよい。
また、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1 減速機付モータ
2 電動モータ
3,103,203 回転軸
3a,103a 括れ部
3b 首部
4 減速機構
5 ヨーク
6 アーマチュア
7 永久磁石(磁極)
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル(コイル)
10 コミュテータ
12 ティース
13 スロット
14 巻線(コイル)
15 セグメント
21 ブラシ
21a 低速用ブラシ
21b 高速用ブラシ
21c 共通ブラシ
25 ウォーム軸
28 ウォームホイール
40 均圧線(短絡部材)
81 巻線部
82 巻き始め部
83 巻き終わり部
84 第1の接続線
85 第2の接続線
101 第1の導線
102 第2の導線
203a 中空部
D1 外径
W1,W2 ブラシ幅
W10 回転軸の外径
W20 括れ部の外径

Claims (3)

  1. 磁気ヨークであるハウジングと、
    前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
    略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
    前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
    前記ブラシは、
    第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
    前記第1のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
    前記第2のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
    前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部形成され、
    前記アーマチュアコアと前記コミュテータとの前記所定の間隔の間の前記回転軸には首部が形成され、
    前記共振変化部は、前記首部に形成された第一括れ部であり、
    前記第一括れ部は、前記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成され、
    前記均圧線は、前記回転軸に形成された前記第一括れ部に巻き掛けられ、
    前記巻線のそれぞれは、ティースを囲んで巻かれ、両端に巻き始め部と巻き終わり部を有する巻線部と、前記巻線部の巻き始め部および巻き終わり部から一体に連続して延出し、前記回転軸に形成された前記第一括れ部に巻きかけられ、前記コミュテータのセグメントに接続される第1の接続線、および第2の接続線を備えていることを特徴とする電動モータ。
  2. 磁気ヨークであるハウジングと、
    前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
    略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
    前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
    前記ブラシは、
    第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
    前記第1のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
    前記第2のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
    前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部が形成され、
    前記共振変化部は、前記回転軸の前記首部とは前記コミュテータを挟んで反対側であって、かつ前記コミュテータの近傍に形成された第二括れ部であり、
    前記第二括れ部は、前記回転軸の外径に比して外径が小さくなるように形成されていることを特徴とする記載の電動モータ。
  3. 磁気ヨークであるハウジングと、
    前記ハウジングの内壁上に略等ピッチにて固定された4つの磁石と、
    略棒状の回転軸と、前記回転軸上に固定され、複数の放射状に形成されたティースを有するアーマチュアコアと、前記回転軸上に前記アーマチュアコアと所定の間隔を隔てて固定され、複数のセグメントを有するコミュテータと、前記アーマチュアコアに巻装された複数の巻線を有するアーマチュアコイルと、前記コミュテータの互いに機械角180度離れた位置に配置された一対のセグメントを接続する複数の均圧線とを有し、前記4つの磁石に囲まれて配置され、前記ハウジングに回転可能に支持されたアーマチュアと、
    前記アーマチュアの前記コミュテータのセグメントに摺接可能な複数のブラシとを備え、
    前記ブラシは、
    第1の電力供給端子に選択的に接続される第1及び第2のブラシと、第2の電力供給端子に接続される第3のブラシを備え、
    前記第1のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置に配置され、
    前記第2のブラシは、
    前記第3のブラシに対し、電気角が略180度離れた位置から所定の角度だけ離れた位置に配置されている電動モータであって、
    前記回転軸に、この共振周波数を変化させる共振変化部が形成され、
    前記共振変化部は、前記回転軸の少なくとも一部に軸方向に沿って形成された中空部であることを特徴とする電動モータ。
JP2009049601A 2008-10-14 2009-03-03 電動モータ Active JP5350019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049601A JP5350019B2 (ja) 2008-10-14 2009-03-03 電動モータ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265039 2008-10-14
JP2008265039 2008-10-14
JP2009049601A JP5350019B2 (ja) 2008-10-14 2009-03-03 電動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010119283A JP2010119283A (ja) 2010-05-27
JP5350019B2 true JP5350019B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42306544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009049601A Active JP5350019B2 (ja) 2008-10-14 2009-03-03 電動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5350019B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10320265B2 (en) 2009-07-30 2019-06-11 Mitsuba Corporation Wiper motor
CN102474160B (zh) 2009-07-30 2014-11-12 株式会社美姿把 带减速机构的电动机
JP5709781B2 (ja) * 2012-02-29 2015-04-30 三菱電機株式会社 電動機の電機子
JP6413844B2 (ja) * 2015-02-27 2018-10-31 株式会社デンソー 整流子、モータ、整流子の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE633757A (ja) * 1962-06-20
JP3559178B2 (ja) * 1998-10-23 2004-08-25 三菱電機株式会社 回転電機及びその製造方法
JP2002317646A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Nissan Motor Co Ltd オルタネータ及び内燃機関の振動抑制機構
JP5006537B2 (ja) * 2005-11-17 2012-08-22 株式会社ミツバ ワイパモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010119283A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5853051B2 (ja) 電動モータ、および減速機付モータ
USRE45912E1 (en) Electric motor
JP2010110111A (ja) 電動モータ
JP5853002B2 (ja) 電動モータ
JPWO2007060908A1 (ja) 回転電機におけるアーマチュアおよびその製造方法
WO2014034554A1 (ja) 電動モータ
WO2013015409A1 (ja) 電動モータ
JP5350019B2 (ja) 電動モータ
JP2010057352A (ja) 電動モータ
JP2010093939A (ja) 電動モータ
JP5231879B2 (ja) 電動モータ
JP5460081B2 (ja) コンミテータ、および3相直流モータ
JP5317754B2 (ja) 電動モータ
JP2006187164A (ja) 回転電機
JP2010283963A (ja) 回転電機子、回転電機、及び、回転電機子の製造方法
JP6165454B2 (ja) 回転電機
JP2010093890A (ja) 電動モータ
US20230006494A1 (en) Stator comprising an interconnector
JP2019103354A (ja) 回転電機
JP6141608B2 (ja) 電動モータ
JP2012196043A (ja) 直流モータの巻線巻装方法、及び直流モータ
JP5909789B2 (ja) 回転電機、回転電機用ステータおよび車両
JP2019037132A (ja) ステータの製造方法およびブラシレスモータの製造方法
JP2008295152A (ja) 電動モータ
JP6113814B2 (ja) 直流モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5350019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150