JP5348923B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明はX線CT装置に係り、特に装置自体のシステムダウンの防止を図るX線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体を間にして対向配置されたX線管球とX線検出器とを被検体の周囲に回転させて、X線管球から照射したX線の被検体を透過した量(透過X線量)をX線検出器で検出し、データ収集装置(以下、DAS:Data Acquisition Systemと省略する)にて検出データとして収集し、この収集した検出データを、コンピュータを用いて画像再構成することによって被検体の断層像を得るものである。
近年、X線管球及びX線検出器の小型軽量化に伴って、X線管球とX線検出器とを含むスキャンシステムを複数搭載した多管球型のX線CT装置の開発が進んでいる。X線管球、X線検出器およびDASを含むスキャンシステムを複数搭載することで、時間分解能の向上やスキャン時間の短縮などを図ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−202807号公報
しかしながら、従来技術の場合、搭載される複数のスキャンシステムによって収集されるスキャンシステム毎の検出データを制御装置側へ伝送する伝送経路は、通常1系統しか設けられておらず、当該伝送経路上に不具合が生じた場合、搭載される全てのスキャンシステムからの検出データの伝送が不可能となり、同一の患者に対する各種スキャン間、または別々の患者に対する検査間において、更にはスキャン中においてX線CT装置のシステムダウンを引き起こす。一旦システムダウンを引き起こすと、装置の復旧まで時間がかかり、検査に支障をきたすことになる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、装置自体のシステムダウンの発生を防止することを可能とするX線CT装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明X線CT装置は、X線を被検体に照射するX線源と、前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器より得られる検出データを収集するデータ収集部とをそれぞれ含むスキャンシステムと、前記スキャンシステムが収集する複数の検出データを伝送する複数の伝送経路と、前記複数の伝送経路に対して、それぞれが伝送を担う検出データの伝送異常を検知する異常検知手段と、前記複数の伝送経路のうち、少なくともいずれか一つの伝送経路に対して前記異常検知手段が異常を検知したとき、この異常が検知された伝送経路が担う検出データを前記複数の伝送経路のうち、少なくともいずれか一つの正常な伝送経路に移動させる伝送経路切替手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明X線CT装置は、X線を被検体に照射するX線源と、前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器より得られる検出データを収集するデータ収集部とをそれぞれ含む複数のスキャンシステムと、前記複数のスキャンシステムがそれぞれ収集する複数の検出データを伝送する複数の伝送経路と、前記複数の伝送経路に対して、それぞれが伝送を担う検出データの伝送異常を検知する異常検知手段と、前記複数の伝送経路のうち、少なくともいずれか一つの伝送経路に対して前記異常検知手段が異常を検知したとき、この異常が検知された伝送経路およびこの伝送経路に対応するスキャンシステムを除いた残りの正常な伝送経路およびこの伝送経路に対応するスキャンシステムにより前記検出データの収集および伝送を行う伝送経路制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、X線CT装置のシステムダウンの発生を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例では、X線CT装置100が有するスキャンシステムより収集される検出データの伝送経路に異常が発生した場合に、正常な伝送経路に切替えて伝送を行うための切替機能を有する伝送経路切替基板6、伝送経路切替基板7を伝送経路上に設ける例について説明する。
(構成)
まず、本実施例におけるX線CT装置100の構成につき、図1乃至図3を用いて説明する。図1はこのX線CT装置100の全体構成、図2、図3は架台1側に設けられる回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置2側に設けられる制御装置側送受信部21に搭載される伝送経路切替基板6の一例を表す。
図1に示すように、X線CT装置100は被検体Pに対してX線を照射し、検出された被検体PのX線透過量に関する検出データを収集するための装置である架台1と、架台1全体の動作の制御や、架台1によって収集された検出データに基づいて被検体Pの画像の再構成処理や画像表示等を行う制御装置2および寝台3によって構成される。
被検体Pは寝台3の天板(図示せず)上に横たわるように載置され、寝台3には被検体Pの対軸方向に天板を移動させる天板駆動機構が設けられている。この天板駆動機構は、制御装置2に設けられる主制御部27の制御によって天板を移動させる。以下、架台1および制御装置2について更に詳しく説明する。
尚、寝台3については従来のX線CT装置と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
(架台1の構成)
架台1は、後述するX線管球421、422およびX線検出器431、432のそれぞれの対を被検体Pの周りに回転可能に支持するための回転部4と、この回転部4を支持する固定部5によって構成される。
まず、回転部4に関して説明する。回転部4は、高電圧発生部41、X線管球421、422、X線検出器431、432、DAS441、442、回転部側伝送部45およびそれらを固定する回転フレーム46を備えている。
高電圧発生部41は、架台制御部54からパルス信号を受けて、所定のパルス継続時間(パルス幅)を有する高電圧パルスを発生し、X線管球421、422の陰極陽極間にそれぞれ印加する。
高電圧発生部41としては、例えば高周波インバータ方式、すなわち、50/60Hzの交流電源を整流して直流とし、それを数kHz以上の高周波の交流に変換して変圧器で昇圧するとともに、それを再度整流してX線管球421、422に印加する方式のものが適用される。
X線管球421、422は、円環状の回転フレーム46に対して、その回転軸周りに90°ずれた位置に配置されている。ここでは、2つのX線管球421、422を90°ずらした位置に配置する例について説明するが、この角度の例は一例であり、90°以外の角度(例えば120°)ずらして配置する場合などもある。またX線管球は2つに限らず例えば3つ配置するようにしても良い。X線管球421、422はそれぞれ高電圧発生部41からフィラメント加熱電流の供給および高電圧の印加を受けてX線を発生する。
X線検出器431、432はX線管球421、422がX線を出力する方向に対向して配置されており、それぞれが複数の検出素子をチャンネル方向に並べた検出素子列を複数列設けている。
X線検出器431、432は、2つのX線管球421、422から出力されて、被検体Pを透過したX線を検出し、その検出データを電流信号として2つのX線検出器431、432に対応して設けられたDAS441、442に出力する。
DAS441、442は、対応するそれぞれのX線検出器431、432から入力される検出データに対して、前置増幅およびA/D変換を含む処理を行ない、処理後の検出データを後述する回転部側伝送部45のそれぞれのコネクタ451を介して詳細を後述する伝送経路切替基板6に送る。
回転部側伝送部45は、伝送経路切替基板6を有し、その一方のコネクタ65が前記コネクタ451と接続され、伝送経路切替基板6の他方のコネクタ65が発光ダイオード452及びフォトダイオード453と接続される。そして、DAS441、442から送られた検出データを、それぞれに対応した伝送経路切替基板6の2つの伝送経路で、送信すべき情報を符号化した信号に応じて輝度を変調した光を発する複数の発光ダイオード452を介して固定部側伝送部51へ送信し、また複数のフォトダイオード453は、固定部側伝送部51が発する光を受けて輝度の変調を検出することで制御装置2側から送られる信号を受信する。
次に固定部5に関して説明する。固定部5は、固定部側伝送部51、架台側送受信部52、回転駆動部53および架台制御部54を備えている。
固定部側伝送部51は、回転部側伝送部45の発光ダイオード452及びフォトダイオード453と信号を送受信する発光ダイオード513及びフォトダイオード512を有する。また、受信した検出データを、それぞれ対応した2つの伝送経路を備えた伝送経路切替基板6を介して後述の架台側送受信部52へ伝送する。
固定部側伝送部51と架台側送受信部52との接続はコネクタ511と521とによって行われる。
架台側送受信部52は、固定部側伝送部51より送られる検出データを伝送経路切替基板6における2つの伝送経路で制御装置2側へ伝送する。また、制御装置2の主制御部27から制御装置側送受信部21を介して送られる制御信号を受信する。架台側送受信部52と制御装置側送受信部21との接続はコネクタ521と211とにより行われる。
そして両コネクタ521、211間の送受信手段として、例えば光ファイバーを有するケーブルCによって架台側送受信部52と、制御装置2が有する制御装置側送受信部21とを接続し、データの伝送を行う。
回転駆動部53は、後述する制御装置2から架台側送受信部52、制御装置側送受信部21を介して送られる入力情報、設定情報及び選択情報に基づいて回転フレーム46を所定の速度で回転させる。
架台制御部54は、後述する制御装置2から送られる入力情報、設定情報及び選択情報に基づいて、架台1の各ユニットを統括的に制御する。
(制御装置2の構成)
続いて、制御装置2の構成を説明する。制御装置2は、図1に示すように制御装置側送受信部21、前処理部22、画像再構成部23、表示部24、記憶部25、操作部26および主制御部27を備える。
制御装置側送受信部21は、架台側送受信部52から送られる検出データを受信し、この検出データを2つの伝送経路で前処理部22へ伝送する。
前処理部22は、検出データに対して前処理と呼ばれる処理を施す。この前処理は、画像再構成に先だって行う処理であり、その一例としては、検出データの対数変換、リファレンス補正、ビームハードニング補正などの処理がある。このような処理が施されたデータは、投影データと呼ばれる。前処理部22によって形成された投影データは、後述する主制御部27を介して記憶部25に記憶される。
画像再構成部23は、所定の画像再構成法により、投影データに基づいて被検体Pの画像を再構成する処理を行なう。この画像再構成法としては、例えば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法、ファンビーム法、ファンビーム・コンボリューション・バックプロジェクション法、360度補間法、180度内挿補間法、180度外挿補間法、フィルタ法などの任意の方法を採用することができる。再構成された被検体Pの画像は、主制御部27を介して記憶部25に記憶される。
尚、本実施例が備える2つのスキャンシステムによって取得される2種類の検出データには、どのスキャンシステムによって取得されたかを識別するためのサブデータが含まれており、そのサブデータに基づいて2種類の検出データに対してそれぞれ独立して行わなければならない補正処理を前処理部22で行なう。また、画像再構成部23では検出データに付帯するサブデータに基づいて検出データを断面画像データに再構成する。
表示部24は、図示しない表示データ生成部、データ変換部及びディスプレイを備えている。表示データ生成部は、被検体Pの情報等の付帯情報を付加して表示データを生成する。そして、データ変換部は、表示データに対してD/A変換を行なってディスプレイに表示する。ディスプレイには、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等を用いる。
記憶部25は、前処理部22による前処理が施された検出データや、画像再構成部23により再構成された画像の画像データを記憶する。この記憶部25は、例えばハードディスクドライブ等の大容量の記憶装置を含んで構成される。
操作部26は、このX線CT装置100に対する動作要求やデータ入力などを行うために使用されるもので、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、コントロールパネル、ペンタブレットなどの任意の操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。また、各種のボタンやスイッチ等を含んで構成されていてもよい。
主制御部27は、図示しないCPUと記憶回路を備え、この記憶回路には、操作部26にて入力/設定/選択された前述の被検体Pの情報や画像データ収集条件等が保存されている。そして、このCPUは、前述の入力情報、設定情報及び選択情報に基づいて架台1側の各ユニットに対して架台制御部54を介して、また制御装置2側の各ユニットを統括的に制御する。
主制御部27は後述の伝送経路切替基板6の異常検知部61より送られる検出データの伝送経路に関する異常情報に基づいて、異常が検出された伝送経路に対応するスキャンシステムの各ユニットの機能を停止する。
尚、本実施例におけるX線CT装置は2つのスキャンシステムを有しているが、本発明はそれに限定されず、例えば図4のように1つのスキャンシステムしか有していないX線CT装置100に対しても本発明は用いることが可能である。その場合、図中のDAS441には検出データを第一、第二の系統に割り当てる機能を有している。
(伝送経路切替基板6の構成)
回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52、及び制御装置側送受信部21はそれぞれ図2に示すように伝送経路切替基板6を備えている。そして、これら伝送経路切替基板6は、回転部側伝送部45、固定部側伝送部46、固定部側伝送部51、架台側送受信部52、及び制御装置側送受信部21における各ユニット内の2系統の伝送経路に対して、異常検知部61、伝送調整部62、切替制御部63、スイッチ64およびコネクタ65を有し、2系統の伝送経路の切替が可能に形成されている。
即ち、伝送経路切替基板6の両端に設けた2系統のコネクタ65間にそれぞれ異常検知部61、スイッチ64、伝送調整部62が直列に接続されている。第一の系統のスイッチ64の一方の端子に前記伝送調整部62が接続され、他方の端子は第二の系統の伝送調整部62に接続されている。そして第二の系統のスイッチ64の一方の端子に前記伝送調整部62が接続され、他方の端子は第一の系統の前記伝送調整部62に接続されている。
異常検知部61は、各ユニットが有する2つの系統の伝送経路に関して、信号化された検出データが送られていない、又は送られてくる検出データが不完全なものである場合、その伝送経路上で異常が発生していると認識し、後述の切替制御部63に通知する。切替制御部63はスイッチ64に伝送経路の変更を行うよう指示を送る。伝送経路上の異常を認識する手法としては、CRC(Cyclic Redundancy Check)やチェックサムなどの誤り検出の方式を用いる。
また、伝送調整部62は図2に示すように、伝送経路の切替を行った場合、切替制御部63の指示によって、第一の系統および第二の系統においてそれぞれ伝送される2種類の検出データを一旦収集し、あらかじめ備えているメモリに保存する。その後、別のユニット(例えば図2において、回転部側伝送部45に備わる伝送経路切替基板6の場合では固定部側伝送部51を指す)への伝送の際に、それぞれの検出データにおける伝送のタイミングを調整し、2種類の検出データを個別に伝送する。
尚、伝送調整部62にスイッチ(図示しない)を設け、そのスイッチの切替によって2種類の検出データにおける伝送のタイミングを調整してもよい。
更に、切替制御部63は伝送経路切替基板6上の伝送経路の切替動作を統括的に制御する。例えば、ユニットAに設けられた伝送経路切替基板6の切替制御部63がそのユニットよりも伝送経路において上流のユニットBから検出データの伝送が行われていないことを前述の異常検知部61から通知されると、ユニットAの切替制御部63はユニットBの切替制御部63へ伝送経路の切替を指示する。その指示により、ユニットBの切替制御部63は切替対象となるスイッチ64の切替を行う。
また、図2においては、2系統の伝送経路に対してユニット毎に一つの伝送経路切替基板6を接続しているが、図3のように、各ユニットにおいて1系統に一つずつ伝送経路切替基板7を接続しても良い。
図3に示すように伝送経路切替基板7は伝送経路切替基板6と同様、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52、及び制御装置側送受信部21にそれぞれ設けられる。また、伝送経路切替基板7の両端に設けたコネクタ75a間にそれぞれ異常検知部71、スイッチ74、伝送調整部72が直列に接続されている。そして、伝送経路切替基板6と異なり、各ユニットが有する2系統の伝送経路に対して、1系統につき一つの伝送経路切替基板7を備える。
第一、第二の系統にそれぞれ接続される伝送経路切替基板7のスイッチ74の一方の端子に伝送調整部72が接続され、他方の端子はコネクタ75bに接続されている。そして、第一系統、第二系統にそれぞれ備わる2つの伝送経路切替基板7は図3に示すようにコネクタ75bを介して接続されることで、伝送経路の切替が可能となる。
異常検知部71は、各ユニットが有する2つの系統の伝送経路に関して、信号化された検出データが送られていない、又は送られてくる検出データが不完全なものである場合、その伝送経路上で異常が発生していると認識し、後述の切替制御部73に通知する。切替制御部73はスイッチ74に伝送経路の変更を行うよう指示を送る。伝送経路上の異常を認識する手法としては、CRC(Cyclic Redundancy Check)やチェックサムなどの誤り検出の方式を用いる。
また、伝送調整部72は図3に示すように、伝送経路の切替を行った場合、切替制御部73の指示によって、第一の系統および第二の系統においてそれぞれ伝送される2種類の検出データを一旦収集し、あらかじめ備えているメモリに保存する。その後、別のユニット(例えば図3において、回転部側伝送部45に備わる伝送経路切替基板7の場合では固定部側伝送部51を指す)への伝送の際に、それぞれの検出データにおける伝送のタイミングを調整し、2種類の検出データを個別に伝送する。
尚、伝送調整部72にスイッチ(図示しない)を設け、そのスイッチの切替によって2種類の検出データにおける伝送のタイミングを調整してもよい。
更に、切替制御部73は伝送経路切替基板7上の伝送経路の切替動作を統括的に制御する。
尚、X線CT装置100の各ユニットに備えられる全ての伝送経路切替基板7は同様な機能を有し、基板同士を交換することが可能である。
以上のように、本実施例のX線CT装置100は、X線管球421、X線検出器431およびDAS441、X線管球422、X線検出器432およびDAS442によりそれぞれ構成される2組のスキャンシステムが収集する検出データを、図1に示すように、それぞれ独立した2つの伝送経路を設けて架台1の回転部4から固定部5へ、また固定部5から制御装置2へ伝送する。
尚、本実施例におけるX線CT装置100はX線管球421、X線検出器431およびDAS441と、X線管球422、X線検出器432およびDAS442によりそれぞれ構成される2組のスキャンシステムを搭載しているが、本発明はこれに限らず、3組以上のスキャンシステムを搭載した装置においても可能である。
(動作)
以上のように構成されたX線CT装置100の動作について図5乃至図8を用いて説明する。図5、図6は本実施例におけるX線CT装置100の動作を表すフローチャートである。また、図7、図8は本実施例におけるX線CT装置100が有する2系統の伝送経路上に異常が発生した場合における伝送経路の切替動作を示す図である。
ここではまず、被検体Pに対するスキャンの前後で伝送経路の異常を検知し、伝送経路の切替を行う際の動作の例に関して図5、図7を用いて説明する。
被検体Pに対するスキャンの開始前後に、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置側送受信部21の各ユニットが有する伝送経路切替基板6の切替制御部63に対して主制御部27が第一、第二の系統の伝送経路における異常検知作業を行うよう指示する。主制御部27の指示を受け、各切替制御部63はそれぞれの制御対象である伝送切替基板6上の2つの異常検知部61に対して異常検知作業の指示を送り、各異常検知部61はそれぞれが配置される伝送経路に対する異常検知作業を開始する(図5のステップS1)。
尚、異常検知部61は切替制御部63から異常検知の指示が送られてから常に異常検知を行うようにする。また、異常検知部61は前述のように主制御部27から切替制御部63を介して異常検知の指示を受けてから異常検知を開始せず、常に異常検知を行うようにしてもよい。
送られてくる検出データに異常がある、又は検出データが送られてこないことを異常検知部61が認識する場合、図5のステップS3の動作へ、異常が検知されない場合には図5のステップS6の動作へそれぞれ移行する(図5のステップS2)。
例えば、検出データの伝送に用いている伝送経路の内、図7(a)のように回転部側伝送部45の第一の系統において異常が発生した場合(図7の異常箇所E)、固定部側伝送部51に設けられた伝送経路切替基板6の異常検知部61(第一の系統側)がその異常を検知し、同基板上の切替制御部63に通知する。更にその切替制御部63は主制御部27へ異常が検知された伝送経路の箇所を通知する。(図5のステップS3)。
その後、主制御部27は異常が検知された回転部側伝送部45の伝送経路の切替を回転部側伝送部45に設けられた伝送経路切替基板6の切替制御部63に指示する(図5のステップS4)。
尚、伝送経路の切替に関する指示は主制御部27からではなく、固定部側伝送部51に設けられた伝送経路切替基板6から直接、回転部側伝送部45に設けられた伝送経路切替基板6の切替制御部63に送ってもよい。
その指示に従い、回転部側伝送部45に設けられた伝送経路切替基板6の切替制御部63は、同基板上のスイッチ64(第一の系統側)を用いて図7(b)のように伝送経路を切替える(図5のステップS5)。
伝送経路の切替後、被検体Pに対するスキャンを開始する。回転部側伝送部45の第二の系統側に設けられる伝送調整部62は、2つのスキャンシステムが収集する2種類の検出データを一旦メモリに保存し、伝送のタイミングを調整し、2種類の検出データを個別に固定部側伝送部51へ送る。その際、図7(b)に示すように、固定部側伝送部51に設けられる伝送経路切替基板6上の切替制御部63は同基板上のスイッチ64(第二の系統側)を随時切替えることで、本来第一の系統によって伝送されていた検出データを再度、第一の系統に戻す。また、検出データを本来伝送されていた第一の系統に戻さず、第二の系統で制御装置2側まで伝送してもよい。その場合には固定部側伝送部51に設けられる伝送経路切替基板6上のスイッチ64(第二の系統側)の切替は不要である(図5のステップS6)。
尚、切替制御部63による2種類の検出データの個別伝送は、本実施例のX線CT装置100が有する2つのスキャンシステムの内、どちらのスキャンシステムにより取得されたかを識別するために検出データに付帯するサブデータに基づいて行われる。
一方、図8のように一つのユニットにおいて、伝送経路切替基板7を第一の系統および第二の系統に一つずつ設ける場合の伝送経路の切替動作については前述の説明と同様であるため省略する。
尚、伝送経路切替基板7は第一、第二の系統それぞれ独立して設けられているため、主制御部27からの指示も、該当する系統に接続される伝送経路切替基板7の切替制御部73へ送られる。
本実施例では前述のように被検体Pに対するスキャンを開始する前にX線CT装置100が有する伝送経路の異常を検知するが、本発明はこれに限定されず、被検体Pに対するスキャン中に伝送経路の異常を検知し、更にX線CT装置100の機能を制御することができる。その動作例を図6を用いて説明する。
まず、X線CT装置100が有する2組のスキャンシステムを併用して被検体Pに対するスキャンを開始する(図6のステップS1)。
操作者は、操作部26よりスキャン条件を入力する。操作部26は入力データを信号として主制御部27へ送り、その信号に従って主制御部27は架台1及び寝台3へ動作信号を送る。架台1においては、主制御部27からの動作信号を架台制御部54が受け、その動作信号に基づいて架台1が有する各ユニットの動作を制御し、被検体Pの検出データを収集し、制御装置2側へ送る。制御装置2は架台1側から送られる検出データに基づいて被検体Pの画像を生成する。
被検体Pのスキャン中、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置側送受信部21の各ユニットが有する伝送経路切替基板6の異常検知部61が検出データの伝送経路に対して異常検出を行う(図6のステップS2)。
検出データの伝送経路に異常があると異常検知部61が認識する場合、図6のステップS3の動作へ、異常が検知されない場合には、引き続き、異常検出(図6のステップS2)の動作へそれぞれ移行する(図6のステップS3)。
例えば、検出データの伝送に用いている伝送経路の内、図7(a)、(図8(a))のように回転部側伝送部45の第一の系統において異常が発生した場合(図7、(図8)中の異常箇所E)、固定部側伝送部51に設けられた伝送経路切替基板6(7)の異常検知部61(第一の系統側)、(71)がその異常を検知し、同基板上の切替制御部63、(73)に通知する。更にその切替制御部63、(73)は主制御部27へ異常が検知された伝送経路の箇所を通知する。(図6のステップS4)。
その後、主制御部27は異常が検知された回転部側伝送部45の伝送経路の切替を回転部側伝送部45に設けられた伝送経路切替基板6、(7)の切替制御部63、(73)に指示する(図6のステップS5)。
その指示に従い、回転部側伝送部45に設けられた伝送経路切替基板6の切替制御部63、(73)は、同基板上のスイッチ64(第一の系統側)、(74)を用いて図7(b)、(図8(b))のように伝送経路を切替える。また、回転部側伝送部45の第二の系統側に設けられる伝送調整部62(72)は、2つのスキャンシステムが収集する2種類の検出データを一旦メモリに保存し、伝送のタイミングを調整し、2種類の検出データを個別に固定部側伝送部51へ送る。その際、固定部側伝送部51に設けられる伝送経路切替基板6、(7)上の切替制御部63、(73)は同基板上のスイッチ64(第二の系統側)、(74)を随時切替えることで、本来第一の系統によって伝送されていた検出データを再度、第一の系統に戻す。また、検出データを本来伝送されていた第一の系統に戻さず、第二の系統で制御装置2側まで伝送してもよい。その場合には固定部側伝送部51に設けられる伝送経路切替基板6、(7)上のスイッチ64(第二の系統側)、(74)の切替は不要である(図6のステップS6)。
以上のような動作を行い、被検体Pに対するスキャンを継続する。
尚、図8で、伝送経路切替基板7は第一、第二の系統それぞれ独立に設けられるため、主制御部27からの指示も、該当する系統に接続される伝送経路切替基板7の切替制御部73へ送られる。
更に、本実施例においてX線CT装置100に各ユニットを設けた例を以上の様に説明したが、全ての処理をソフトウェアとして実現してもよい。
(効果)
このようなX線CT装置100により、X線CT装置100に搭載されるスキャンシステムのシステムダウンの防止を図ることができ、異常が発生している伝送経路の位置を容易に見つけ出すことができる。
また、図2、図3に示すように、伝送経路の切替機能を有する伝送経路切替基板6、伝送経路切替基板7により、2つのスキャンシステムの内、片側のスキャンシステムに対応する伝送経路に異常が発生しても、引き続き2つのスキャンシステムを用いて2種類の検出データの収集を同時に行うことができる。
更に、図3に示すように、各ユニットにおいて、1系統の伝送経路に対して一つの伝送経路切替基板7を接続することで、片方の伝送経路切替基板7自体に不具合が生じても、もう一方は影響なく動作を継続できる。また、同じユニット内に接続されている異常検知基板7同士を交換することで、所望のスキャンシステムに対応する伝送経路を確保することができるとともに、不具合が生じている異常検知基板7の特定も可能となる。
本実施例では、X線CT装置が有するスキャンシステムより収集される検出データの伝送経路に異常が発生した場合に、正常な伝送経路に対応するスキャンシステムのみでスキャンを行う例について説明する。
(構成)
本実施例におけるX線CT装置100の構成につき、図1、図9を用いて説明する。図1はこのX線CT装置100の全体構成、図9は架台1側に設けられる回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置2側に設けられる制御装置側送受信部21の各ユニットに搭載される異常検知基板8の一例を表す。
尚、その他のユニットに関する説明は実施例1において行っているため、省略する。
また、本実施例におけるX線CT装置は2つのスキャンシステムを有しているが、本発明はそれに限定されず、例えば図4のように1つのスキャンシステムしか有していないX線CT装置100に対しても本発明は用いることが可能である。その場合、図中のDAS441には第一、第二の系統においてどちらか一方に異常が発生した場合、異常が発生した系統への検出データの伝送を停止し、もう一方の系統に全ての検出データを伝送するための制御手段が設けられる。
(異常検知基板8の構成)
続いて本実施例におけるX線CT装置100に搭載される異常検知基板8に関して説明する。
図9に示すように、前述の架台1側に設けられる回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置2側に設けられる制御装置側送受信部21の各ユニットに対してそれぞれ異常検知基板8を搭載する。
異常検知基板8は、図9に示すように異常検知部81、制御部82およびコネクタ83を有する。
異常検知部81は、伝送経路の破損などが発生し、直前のユニットから検出データが伝送されていないとき、信号が送られていないことを認識し、後述の制御部82へ異常検知の信号を送る。
制御部82は異常検知部81より送られる異常検知の信号を受け、更に主制御部27へ異常検知の信号を送る。
コネクタ83は、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置側送受信部21の各ユニットへの接続に用いる。
尚、X線CT装置100の各ユニットに備えられる全ての異常検知基板8は同様な機能を有し、基板同士を交換することが可能である。
以上のように、本実施例のX線CT装置100は、X線管球421、X線検出器431およびDAS441、X線管球422、X線検出器432およびDAS442によりそれぞれ構成される2組のスキャンシステムが収集する検出データを、図1に示すように、それぞれ独立した伝送経路を設けて架台1の回転部4から固定部5へ、また固定部5から制御装置2へ伝送する。
尚、本実施例におけるX線CT装置100はX線管球421、X線検出器431およびDAS441と、X線管球422、X線検出器432およびDAS442によりそれぞれ構成される2組のスキャンシステムを搭載しているが、本発明はこれに限らず、3組以上のスキャンシステムを搭載した装置においても可能である。
(動作)
以上のように構成されたX線CT装置100の動作について図10、図11を用いて説明する。図10、図11は本実施例におけるX線CT装置100の動作の一例を表すフローチャートである。
ここでは、被検体Pに対するスキャンの前後で伝送経路の異常を検知し、X線CT装置100の機能を制御する際の動作例に関して図10を用いて説明する。
被検体Pに対するスキャンの開始前後に、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置側送受信部21が有する異常検知基板8の異常検知部81が検出データの伝送経路に対して異常検出を行う(図10のステップS1)。
検出データの伝送経路に異常があると異常検知部81が認識する場合、図10のステップS3の動作へ、異常が検知されない場合には図10のステップS5の動作へそれぞれ移行する(図10のステップS2)。
異常検知部81は伝送経路の異常を認識した場合、制御部82へ異常検知信号を送信し、更に制御部82は主制御部27へ異常検知信号を送信する(図10のステップS3)。
主制御部27は制御部82から送られる異常検知信号に基づいて検出データの伝送異常が発生している伝送経路に対応するスキャンシステムの使用不可を架台制御部へ指示する(図10のステップS4)。
主制御部27は異常が検知されていないスキャンシステムとそれに対応する伝送経路を用いて被検体Pに対するスキャンを開始する(図10のステップS5)。
本実施例では前述のように被検体Pに対するスキャンを開始する前にX線CT装置100が有する伝送経路の異常を検知するが、本発明はこれに限定されず、被検体Pに対するスキャン中に伝送経路の異常を検知し、更にX線CT装置100の機能を制御することができる。その動作例を図11を用いて説明する。
まず、X線CT装置100が有する2組のスキャンシステムを併用して被検体Pに対するスキャンを開始する(図11のステップS1)。
このステップにおける動作は前述の実施例1における図6の動作フローのステップS1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
被検体Pのスキャン中、回転部側伝送部45、固定部側伝送部51、架台側送受信部52および制御装置側送受信部21が有する伝送経路切替基板7の異常検知部71が検出データの伝送経路に対して異常検出を行う(図11のステップS2)。
検出データの伝送経路に異常があると異常検知部81が認識する場合、図11のステップS4の動作へ、異常が検知されない場合には、引き続き、異常検出(図11のステップS2)の動作へそれぞれ移行する(図11のステップS3)。
異常検知部81は伝送経路の異常を認識した場合、制御部82へ異常検知信号を送信し、更に制御部82は主制御部27へ異常検知信号を送信する(図11のステップS4)。
主制御部27は制御部82から送られる異常検知信号に基づいて検出データの伝送異常が発生している伝送経路に対応するスキャンシステムの使用不可を架台制御部54へ指示する(図11のステップS5)。
架台制御部54は、その停止信号に従い、異常が発生している伝送経路に対応するスキャンシステムを停止させ、正常な伝送経路を含むスキャンシステムのみで被検体Pのスキャンを継続する。(図11のステップS6)。
以上のような動作を行い、被検体Pに対するスキャンを継続する。
(効果)
このようなX線CT装置100により、X線CT装置100に搭載されるスキャンシステムのシステムダウンの防止を図ることができ、異常が発生している伝送経路の位置を容易に見つけ出すことができる。
また、図9に示すように、各ユニットにおいて、1系統の伝送経路に対して一つの異常検知基板8を接続することで、片方の異常検知基板8自体に不具合が生じても、もう一方は影響なく動作を継続でき、更に同じユニット内に接続されている異常検知基板8同士を交換することで、所望のスキャンシステムに対応する伝送経路を確保することができるとともに、不具合が生じている異常検知基板8の特定も可能となる。
本発明の実施例1におけるX線CT装置の全体構成を示すブロック図。 本発明の実施例1における回転部側伝送部、固定部側伝送部、架台側送受信部および制御装置側送受信部内の伝送経路および伝送経路に接続される伝送経路切替基板の構成を示す図。 本発明の実施例1における回転部側伝送部、固定部側伝送部、架台側送受信部および制御装置側送受信部内の伝送経路および伝送経路に接続される伝送経路切替基板の構成を示す図。 本発明の実施例1におけるX線CT装置の全体構成を示すブロック図。 本発明の実施例1におけるX線CT装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1におけるX線CT装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1におけるX線CT装置が有する伝送経路上に異常が発生した際の伝送経路の切替動作を示す図。 本発明の実施例1におけるX線CT装置が有する伝送経路上に異常が発生した際の伝送経路の切替動作を示す図。 本発明の実施例2における回転部側伝送部、固定部側伝送部、架台側送受信部および制御装置側送受信部内の伝送経路および伝送経路に接続される異常検知基板の構成を示す図。 本発明の実施例2におけるX線CT装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2におけるX線CT装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
100 X線CT装置
P 被検体
1 架台
2 制御装置
21 制御装置側送受信部
22 前処理部
23 画像再構成部
24 表示部
25 記憶部
26 操作部
27 主制御部
3 寝台
4 回転部
41 高電圧発生部
421、422 X線管球
431、432 X線検出器
441、442 DAS
45 回転部側伝送部
46 回転フレーム
5 固定部
51 固定部側伝送部
52 架台側送受信部
53 回転駆動部
54 架台制御部
452、512 発光ダイオード
453、513 フォトダイオード
211、451、511、521 コネクタ
6、7 伝送経路切替基板
61、71 異常検知部
62、72 信号分配回路
63,73 切替制御部
64、74 スイッチ
65、75a、75b コネクタ
8 異常検知基板
81 異常検知部
82 制御部
83 コネクタ
C ケーブル
E 異常箇所

Claims (6)

  1. X線を被検体に照射するX線源と、前記X線を検出するX線検出器と、前記X線検出器より得られる検出データを収集するデータ収集部とをそれぞれ含む複数のスキャンシステムと、
    前記複数のスキャンシステムを回転可能に支持する回転部と、前記回転部を支持する固定部とを有する架台と、
    前記架台で収集された検出データを用いて画像再構成処理を行なう制御装置と、
    前記複数のスキャンシステムごとに設置される複数の伝送経路であって、各伝送経路が該当するスキャンシステムが収集する複数の検出データを前記回転部から前記固定部を介して前記制御装置へと伝送するための複数のユニット間伝送経路から構成される複数の伝送経路と、
    前記複数の伝送経路それぞれを構成する各ユニット間伝送経路に対して、それぞれが伝送を担う検出データの伝送異常を検知する異常検知手段と、
    前記複数の伝送経路それぞれを構成する各ユニット間伝送経路のうち、少なくともいずれか一つのユニット間伝送経路に対して前記異常検知手段が異常を検知したとき、この異常が検知されたユニット間伝送経路が担う検出データを前記複数の伝送経路のうち、少なくともいずれか一つの正常な伝送経路において、前記異常が検知されたユニット間伝送経路に対応する別系統の正常なユニット間伝送経路に移動させる伝送経路切替手段と
    前記伝送経路切替手段による切替が行なわれた後、前記異常が検知されたユニット間伝送経路が担う検出データが移動された前記正常なユニット間伝送経路から、当該正常なユニット間伝送経路が担う検出データと前記異常が検知されたユニット間伝送経路が担う検出データとを、タイミングを調整して個別に後段のユニット間伝送経路に伝送する伝送調整手段と
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記正常なユニット間伝送経路に移動させた検出データを、前記異常が検知されたユニット間伝送経路が有する異常箇所を回避した後、前記異常が検知されたユニット間伝送経路を含む伝送経路における正常なユニット間伝送経路に戻すことを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記正常なユニット間伝送経路に移動させた検出データを、前記異常が検知されたユニット間伝送経路が有する異常箇所を回避した後もこの正常なユニット間伝送経路を含む伝送経路で前記異常が検知されたユニット間伝送経路の前記検出データを伝送することを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  4. 前記複数の伝送経路それぞれにおいてユニット間伝送経路の間を接続するために前記回転部、前記固定部および前記制御装置に設置され、前記異常検知手段前記伝送経路切替手段および前記伝送調整手段を有して、前記検出データの伝送、伝送経路の異常検知伝送経路の切替および伝送調整を行う伝送回路基板を備えることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  5. 前記伝送回路基板は、他の前記伝送回路基板と接続し、前記検出データの送受信を行うことを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  6. 前記伝送回路基板は、前記回転部、前記固定部および前記制御装置に備えられる全ての前記伝送回路基板同士を交換可能であることを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
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