JP5347269B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像装置および撮像装置の制御方法に関する。
従来、ファインダー光学系による物体の観察と焦点検出ユニットによる焦点検出とを可能とする第1の状態と、画像表示手段による物体の観察と焦点検出ユニットによる焦点検出とを可能とする第2の状態とを切り替えるカメラが知られている(特許文献1参照)。
特許第3697256号公報
特許文献1に開示されるカメラでは、被写体像を撮像し、撮像した像に基づく処理を実行する際に、常に光学ファインダーなどの観察光学系を用いて使用者が被写体像を観察可能とすることができない。
請求項1の発明による撮像装置は、撮影光路中に配置された第1状態、又は、前記撮影光路から退避した第2状態に切換え可能であり、前記第1状態にあるとき被写体からの光束を反射光と透過光とに分割する第1ミラーと、撮影光路中に配置された第3状態、又は、前記撮影光路から退避した第4状態に切換え可能であり、前記第3状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を反射させる第2ミラーと、前記第1ミラーが前記第1状態にあるとき前記反射光が入射され、前記第1ミラーが前記第2状態にあるとき前記被写体からの光束が入射されないファインダと、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を受光し、前記第1ミラーが前記第2状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記被写体からの光束を受光し、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第3状態にあるとき、前記透過光及び前記被写体からの光束を受光しない撮像素子と、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御する制御部とを含み、前記制御部は、半押し操作がされる前に、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、半押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第3状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、全押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第2状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御することを特徴とする。
請求項4の発明による撮像装置は、撮影光路中に配置された第1状態、又は、前記撮影光路から退避した第2状態に切換え可能であり、前記第1状態にあるとき被写体からの光束を反射光と透過光とに分割する第1ミラーと、撮影光路中に配置された第3状態、又は、前記撮影光路から退避した第4状態に切換え可能であり、前記第3状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を反射光と透過光とに分割する第2ミラーと、前記第1ミラーが前記第1状態にあるとき前記反射光が入射され、前記第1ミラーが前記第2状態にあるとき前記被写体からの光束が入射されないファインダと、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を受光し、前記第1ミラーが前記第2状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記被写体からの光束を受光し、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第3状態にあるとき、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを透過した前記透過光を受光する撮像素子と、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御する制御部とを含み、前記制御部は、半押し操作がされる前に、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、半押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第3状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、全押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第2状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御することを特徴とする。
本発明によれば、被写体像を撮像し、撮像した像に基づく処理を実行する際に、常に観察光学系を用いて使用者が被写体像を観察可能な状態とすることができる。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の一実施の形態によるカメラ1の構成図である。図1に示すカメラ1は、撮影レンズ2、メインミラー3、サブミラー4、ペンタプリズム5、接眼レンズ6、アイピースシャッター7、受光素子8、焦点検出装置9、撮像素子10、制御装置11、背面液晶ディスプレイ12およびレンズ駆動装置13を備える。
メインミラー3とサブミラー4は、結像光学系を構成する撮影レンズ2から入射される光束の光路中に配置されている。メインミラー3はハーフミラーであり、撮影レンズ2からの光束の一部を透過するとともに、その光束の他を反射してペンタプリズム5へ導く。メインミラー3は、制御装置11の制御に応じてその位置を変更することにより、撮影レンズ2を介した光束の光路中から退避可能である。一方、サブミラー4は通常のミラーであり、メインミラー3を透過した光束を反射して焦点検出装置9へ導く。サブミラー4は、制御装置11の制御に応じてその位置を変更することにより、メインミラー3とは独立して撮影レンズ2からの光束の光路中より進退可能に配置される。
ペンタプリズム5は、メインミラー3で反射された光束を接眼レンズ6へ導く。接眼レンズ6は、メインミラー3で反射されてペンタプリズム5により導かれた光束に基づく像を結像し、ファインダー像として撮影者に提示する。すなわち、ペンタプリズム5と接眼レンズ6は、撮影レンズ2を通って入射されてメインミラー3で反射された光束による像を撮影者が観察可能とする。アイピースシャッター7は、制御装置11の制御により開閉制御される。撮影時には、接眼レンズ6からの不要な光が撮像素子10へ入射されるのを防ぐため、制御装置11によってアイピースシャッター7が閉じられる。
さらにペンタプリズム5は、メインミラー3で反射された光束の一部を受光素子8へ導く。受光素子8は、メインミラー3で反射されてペンタプリズム5により導かれた光束をプリズムやレンズ等の光学部材を介して受光し、その光強度に応じた受光信号を制御装置11へ出力する。
焦点検出装置9は、撮影レンズ2による像面内に予め設定された複数の焦点検出エリア毎に、一対の被写体像を結像するための焦点検出光学系と、結像された一対の被写体像の光強度を検出するための一対のラインセンサとを有している。サブミラー4で反射された光束を焦点検出装置9が受光すると、焦点検出装置9は、各焦点検出エリアのラインセンサにより検出された被写体像の光強度に応じた受光信号(焦点検出信号)を制御装置11へ出力する。
撮像素子10は、撮影レンズ2からの光束を受光し、撮影レンズ2による像を撮像して撮像信号を制御装置11へ出力する。なお、撮像素子10により撮像が行われる際、サブミラー4は光路中から退避される。一方、メインミラー3はハーフミラーであるため、撮像時に光路中から退避してもしなくても良い。
制御装置11は、メインミラー3およびサブミラー4の動作を制御するとともに、受光素子8から出力される受光信号、焦点検出装置9から出力される焦点検出信号、および撮像素子10から出力される撮像信号に基づいて、様々な処理を行う。具体的な処理の内容については後で説明する。
背面液晶ディスプレイ12は、制御装置11の制御に応じて動作し、撮像画像などの各種画像を表示する。なお、不図示のレリーズボタンが撮影者によって全押し操作される前に撮像素子10により被写体像を撮像し、得られた撮像画像を背面液晶ディスプレイ12にリアルタイムで表示することもできる。このような撮像画像の表示は、ライブビューと呼ばれる。
レンズ駆動装置13は、制御装置11の制御に応じて撮影レンズ2を駆動し、撮影レンズ2の焦点調節を行う。なお、撮影レンズ2とレンズ駆動装置13はカメラ1のレンズ部に格納されており、それ以外の各構成はカメラ1の本体部に格納されている。レンズ部は本体部から着脱可能である。
次に、本実施形態のカメラ1が行う動作について説明する。カメラ1は、制御装置11の制御によりメインミラー3とサブミラー4の位置を変化させることで、動作状態に応じて3種類のモードを切り替えることができる。図1は第1モードの状態を示している。この第1モードでは、メインミラー3とサブミラー4が共に撮影レンズ2からの光束の光路中に配置されている。
第1モードでは、前述のように撮影レンズ2からの光束の一部がメインミラー3で反射されて接眼レンズ6へ導かれる。これにより、撮影レンズ2による像を撮影者がファインダーで観察可能な状態となる。この状態で、メインミラー3で反射された撮影レンズ2からの光束を受光素子8が受光すると、受光素子8から制御装置11へ受光信号が出力される。制御装置11は、こうして受光素子8から出力された受光信号を用いて、受光素子8で受光した光束に基づく所定の処理を行う。たとえば、明るさを検出するための光束の測光処理、主要被写体の位置や撮影シーンを検出するための像の解析処理などのうち、少なくとも1つの処理を行う。
また、図1に示す第1モードでは、撮影レンズ2からの光束のうちメインミラー3を透過した光束がサブミラー4で反射されて焦点検出装置9へ導かれる。この光束が焦点検出装置9により受光されると、焦点検出装置9から制御装置11へ焦点検出信号が出力される。制御装置11は、こうして焦点検出装置9から出力された焦点検出信号を用いて、焦点検出装置9で受光した光束に基づく焦点検出処理を行い、撮影レンズ2の焦点調節状態を検出する。この結果に基づいて、制御装置11はレンズ駆動装置13を制御し、撮影レンズ2の焦点調節を行う。
なお、制御装置11が焦点検出信号を用いて行う焦点検出処理では、撮影者の指示や像の解析処理結果などに応じて、焦点検出エリアのいずれかがフォーカス対象エリアに設定される。そして、設定されたフォーカス対象エリアに対応する一対の被写体像のずれ量が焦点検出装置9から出力された焦点検出信号に基づいて求められる。このずれ量から、撮影レンズ2の焦点調節状態を示すデフォーカス量、具体的には予定焦点面と結像面とのずれ量とその方向を示すデフォーカス量が求められる。このような焦点検出処理の方法は瞳分割位相差検出方式と呼ばれている。
続いて第2モードについて説明する。図2は第2モードの状態を示している。この第2モードでは、メインミラー3は撮影レンズ2からの光束の光路中に配置されているが、サブミラー4は光路中から退避されている。
第2モードでは、前述の第1モードと同様に、撮影レンズ2からの光束がメインミラー3で反射されて接眼レンズ6へ導かれ、撮影レンズ2による像を撮影者がファインダーで観察可能な状態となる。この際、第1モードと同様に、受光素子8から制御装置11へ受光信号を出力し、その受光信号に基づく処理を制御装置11において実行してもよい。あるいは、受光素子8からの受光信号に基づく処理を制御装置11において実行しないようにしてもよい。
また、図2に示す第2モードでは、サブミラー4が光路中から退避されているため、撮影レンズ2からの光束のうちメインミラー3を透過した光束が反射されずに撮像素子10へ導かれる。この光束を撮像素子10が受光することで、撮影レンズ2による像がメインミラー3を介して撮像素子10により撮像され、撮像素子10から制御装置11へ撮像信号が出力される。
制御装置11は、撮像素子10から出力された撮像信号を用いて、撮像素子10で撮像した像に基づく所定の処理を行う。たとえば、明るさを検出するための光束の測光処理、撮影レンズ2の焦点調節状態を検出するための焦点検出処理、主要被写体の位置や撮影シーンを検出するための像の解析処理などのうち、少なくとも1つの処理を行う。さらに、前述のライブビュー表示を背面液晶ディスプレイ12において行っても良い。なお、このとき行う焦点検出処理は、撮影レンズ2の焦点調節状態を変化させながら、撮像素子10により撮像された像のコントラストに応じた焦点評価値を求めることにより行われる。このような焦点検出処理の方法はコントラスト検出方式と呼ばれている。
最後に第3モードについて説明する。図3は第3モードの状態を示している。この第3モードでは、メインミラー3とサブミラー4が両方とも撮影レンズ2からの光束の光路中より退避されている。
第3モードでは、前述の第1モードおよび第2モードとは異なり、撮影レンズ2からの光束がメインミラー3で反射されないため、撮影レンズ2による像はファインダーで観察できない。また、受光素子8において撮影レンズ2からの光束が受光されないため、受光素子8からの受光信号に基づく処理を制御装置11において実行することはできない。
また、図3に示す第3モードでは、メインミラー3とサブミラー4が共に光路中から退避されているため、撮影レンズ2からの光束が撮像素子10へ直接導かれる。この光束が撮像素子10により受光されて撮影レンズ2による像が撮像されると、撮像素子10から制御装置11へ撮像信号が出力される。制御装置11は、こうして撮像素子10から出力された撮像信号を用いて、前述の第2モードと同様の処理を行うことができる。さらに、撮影レンズ2からの光束が撮像素子10へ直接導かれるため、本撮影画像、すなわち不図示のメモリカードに記録するための撮像画像を取得するのにも適している。
なお、前述の第2モードと第3モードを比較すると、第2モードでは撮影レンズ2からの光束がメインミラー3を透過した後に撮像素子10に到達しているのに対して、第3モードでは撮影レンズ2からの光束がメインミラー3を透過せずに直接撮像素子10に到達している。したがって、第2モードと第3モードでは、メインミラー3によって光束の光路長差が生じる。このような光路長差による影響を取り除くため、第2モードでは処理の結果に対して補正を行うようにする。すなわち、制御装置11は、メインミラー3によって生じる光束の光路長差に基づいて、第2モードにおいてメインミラー3が光路中に配置された状態での処理の結果を補正する。
以上説明したように、第1モードおよび第2モードでは、撮影者がファインダー像を観察可能な状態で、制御装置11により様々な処理を行う。したがって、従来の一眼レフカメラと同等の使用感を撮影者が得ることができる。
また、第1モードでは、撮影レンズ2からの光束を受光素子8および焦点検出装置9により受光する。制御装置11は、こうして受光された光束に基づいて、光束の測光処理、焦点検出処理、像の解析処理などを行う。したがって、撮像素子10を用いる他のモードと比べて、電力消費量を軽減することができる。また、瞳分割位相差検出方式により焦点検出処理を行うため、高速な焦点調節が可能となる。
一方、第2モードまたは第3モードでは、撮影レンズ2からの光束による像を撮像素子10で撮像する。制御装置11は、こうして撮像された像に基づいて上記のような処理を行う。一般に、撮像素子10は受光素子8や焦点検出装置9のラインセンサよりも画素数が多いため、これらよりも解像度の高い像を得ることができる。したがって、第1モードに比べて精度の高い処理を行うことができる。
さらに第3モードでは、撮影レンズ2からの光束がメインミラー3を透過せずに撮像素子10へ直接導かれるため、第2モードと比べてより大きな光量で撮影レンズ2による像を撮像素子10において撮像することができる。したがって、撮影レンズ2による像の輝度が低い場合であっても精度の高い処理を行うことができるとともに、像本来の質感を損なうことなく撮像することができる。
カメラ1は、上記の各モードの切り替えを撮影動作中に連続的に行うことができる。たとえば、レリーズボタンが撮影者によって半押し操作される前は、第2モードに切り替えて、撮像素子10により撮像された像に基づく光束の測光処理や像の解析処理を行う。レリーズボタンが半押し操作されると、第1モードに切り替えて、受光素子8により受光された光束に基づく光束の測光処理や像の解析処理を行うと共に、焦点検出装置9により受光された光束に基づく焦点検出処理を行う。レリーズボタンが全押し操作されると、第3モードに切り替えて、撮像素子10により撮像された像を撮像画像として記録する。
なお、第1モードと第2モードの切り替えは、制御装置11の制御に応じてサブミラー4の位置が変更されることによって行われる。すなわち、制御装置11は、サブミラー4の位置を変更することにより、撮像素子10によって撮像した像に基づく処理と、受光素子8から出力される受光信号または焦点検出装置9から出力される焦点検出信号に基づく処理とを、制御装置11自身に選択的に行わせる選択手段として機能する。また、第2モードと第3モードの切り換えは、制御装置11の制御に応じてメインミラー3の位置が変更されることによって行われる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。
(1)カメラ1は、結像光学系である撮影レンズ2からの光束を受光して撮影レンズ2による像を撮像する撮像素子10と、撮影レンズ2からの光束の光路中に配置されてその光束の一部を撮像素子10へ透過するとともにその光束の他を反射するメインミラー3と、メインミラー3で反射された光束による像をファインダー像として撮影者が観察可能とするペンタプリズム5および接眼レンズ6と、制御装置11とを備える。第2モードにおいて、制御装置11は、ペンタプリズム5および接眼レンズ6によってファインダー像を観察可能な状態で、メインミラー3を介して撮像素子10によって撮像した像に基づいて所定の処理を行う。このようにしたので、観察光学系であるペンタプリズム5および接眼レンズ6を用いて使用者が被写体像を観察可能な状態で、その被写体像を撮像し、撮像した像に基づく処理を制御装置11において実行することができる。
(2)第2モードにおいて、制御装置11は、ペンタプリズム5および接眼レンズ6によってファインダー像を観察可能な状態で撮像素子10によって撮像した像に基づいて、撮影レンズ2からの光束の測光、撮影レンズ2の焦点調節状態の検出、および撮影レンズ2による像の解析の少なくとも1つの処理を行う。このようにしたので、解像度の高い像に基づいて精度の高い処理を行うことができる。
(3)第1モードにおいて、受光素子8は、メインミラー3で反射された撮影レンズ2からの光束を受光し、制御装置11は、受光素子8で受光した光束に基づく処理を行う。このようにしたので、電力消費量を軽減しつつ様々な処理を行うことができる。
(4)第3モードにおいて、制御装置11は、メインミラー3が撮影レンズ2からの光束の光路中から退避した状態で、撮像素子10で受光した光束に基づく処理を行う。このようにしたので、撮影レンズ2による像の輝度が低い場合であっても精度の高い処理を行うことができるとともに、像本来の質感を損なうことなく撮像することができる。
(5)第2モードにおいて、制御装置11は、メインミラー3によって生じる光束の光路長差に基づいて、メインミラー3が光路中に配置された状態での処理の結果を補正する。このようにしたので、光路長差による処理結果への影響を取り除き、正しい処理結果を得ることができる。
(6)第1モードまたは第2モードにおいて、制御装置11は、メインミラー3を透過した撮影レンズ2からの光束に基づいて、撮影レンズ2の焦点調節状態を求める。すなわち、第1モードでは、メインミラー3を透過してサブミラー4により反射された撮影レンズ2からの光束を焦点検出装置9により受光し、焦点検出装置9から制御装置11へ焦点検出信号を出力する。この焦点検出信号に基づいて、制御装置11は瞳分割位相差検出方式による焦点検出処理を行い、撮影レンズ2の焦点調節状態を求める。一方、第2モードでは、メインミラー3を透過した撮影レンズ2からの光束を撮像素子10により受光し、撮像素子10から制御装置11へ撮像信号を出力する。この撮像信号に基づいて、制御装置11はコントラスト検出方式による焦点検出処理を行い、撮影レンズ2の焦点調節状態を求める。このようにしたので、ファインダー像を観察可能な状態で撮影レンズ2の焦点調節を行うことができる。
(7)カメラ1は、メインミラー3とは独立して撮影レンズ2からの光束の光路中に進退可能に配置され、その光路中に位置する状態でメインミラー3を透過した光束を反射するサブミラー4と、サブミラー4によって反射された光束を受光して受光信号である焦点検出信号を出力する焦点検出装置9とを備える。第1モードと第2モードの切替において、制御装置11は、サブミラー4の位置を変更することにより、撮像素子10によって撮像した像に基づく処理と、焦点検出装置9から出力される焦点検出信号に基づく処理とを、制御装置11自身に選択的に行わせる。このようにしたので、カメラ1の動作状態に応じて第1モードと第2モードとを素早く切り替え、それぞれのモードにおいて適切な処理を行うことができる。
−第2の実施の形態−
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図4は、本実施の形態によるカメラ1Aの構成図である。このカメラ1Aは、サブミラー4Aを除いて、図1に示す第1の実施の形態によるカメラ1と同様の構成を有している。サブミラー4Aは、図1のカメラ1のサブミラー4とは異なり、撮影レンズ2からの光束の一部を反射して他を通過するハーフミラーである。
本実施の形態によるカメラ1Aは、前述のカメラ1と同様に、第1モード、第2モードおよび第3モードの各モードを動作状態に応じて切り替え可能である。第1モードでは、図4に示すようにメインミラー3とサブミラー4Aが共に撮影レンズ2を介した光束の光路中に配置される。これにより、カメラ1と同様に、撮影レンズ2による像を撮影者がファインダーで観察可能な状態となる。また、メインミラー3で反射された撮影レンズ2からの光束が受光素子8で受光され、受光素子8から受光信号が出力されるとともに、サブミラー4Aで反射された撮影レンズ2からの光束が焦点検出装置9で受光され、焦点検出装置9から焦点検出信号が出力される。この受光信号および焦点検出信号を用いて、制御装置11により各種の処理が行われる。
さらに、サブミラー4Aはハーフミラーであるため、撮影レンズ2からの光束のうちメインミラー3およびサブミラー4Aを透過した光束が撮像素子10へ導かれる。この光束を撮像素子10が受光することで、撮影レンズ2による像がメインミラー3およびサブミラー4Aを介して撮像素子10により撮像され、撮像素子10から制御装置11へ撮像信号が出力される。この撮像信号を用いて、制御装置11により、撮像素子10で撮像した像に基づく各種の処理が行われる。
なお、第2モードと第3モードにおけるカメラ1Aの動作は、第1の実施の形態によるカメラ1と同様であるため、説明を省略する。
以上説明した第2の実施の形態によるカメラ1Aは、撮影レンズ2からの光束の一部を透過するサブミラー4Aを備える。第1モードにおいて、撮像素子10は、サブミラー4Aを透過した光束を受光する。このようにしたので、サブミラー4Aを光路中から退避させなくても、観察光学系であるペンタプリズム5および接眼レンズ6を用いて使用者が被写体像を観察可能な状態で、その被写体像を撮像素子10により撮像し、撮像した像に基づく処理を制御装置11において実行することができる。
なお、上記の各実施の形態では、撮像素子10において撮影レンズ2による像を撮像した場合、コントラスト検出方式による焦点検出処理を行う例を説明したが、これを瞳分割位相差検出方式により行うようにしてもよい。すなわち、撮像素子10の撮像画素配列中に、撮影レンズ2の瞳の異なる部分を通過した一対の光束を受光する焦点検出用画素を混在して配置するようにし、この焦点検出用画素の出力を用いて焦点調節状態を求めるようにしてもよい。
以上説明した各実施の形態や変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の一実施の形態によるカメラの構成図である。 第2モードの状態を示す図である。 第3モードの状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態によるカメラの構成図である。
符号の説明
1,1A:カメラ
2:撮影レンズ
3:メインミラー
4,4A:サブミラー
5:ペンタプリズム
6:接眼レンズ
8:受光素子
9:焦点検出装置
10:撮像素子
11:制御装置

Claims (6)

  1. 撮影光路中に配置された第1状態、又は、前記撮影光路から退避した第2状態に切換え可能であり、前記第1状態にあるとき被写体からの光束を反射光と透過光とに分割する第1ミラーと、
    撮影光路中に配置された第3状態、又は、前記撮影光路から退避した第4状態に切換え可能であり、前記第3状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を反射させる第2ミラーと、
    前記第1ミラーが前記第1状態にあるとき前記反射光が入射され、前記第1ミラーが前記第2状態にあるとき前記被写体からの光束が入射されないファインダと、
    前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を受光し、前記第1ミラーが前記第2状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記被写体からの光束を受光し、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第3状態にあるとき、前記透過光及び前記被写体からの光束を受光しない撮像素子と、
    前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、
    半押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第3状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、
    全押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第2状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第1ミラーの前記反射光を用いて測光する測光センサと、
    前記第2ミラーの前記反射光を用いて焦点調節状態の検出をする焦点検出部と、
    前記測光センサの出力、前記焦点検出部の出力、及び、前記撮像素子の出力を用いて演算を行う演算部とを含み、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記撮像素子の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御し、
    半押し操作がされた後、前記測光センサの出力、及び、前記焦点検出部の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御し、
    全押し操作がされた後、前記撮像素子の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記撮像素子の出力を用いて測光処理及び像の解析処理を行うように前記演算部を制御し、
    半押し操作がされた後、前記測光センサの出力を用いて測光処理及び像の解析処理を行い、前記焦点検出部の出力を用いて焦点検出処理を行うように前記演算部を制御し、
    全押し操作がされた後、前記撮像素子の出力を用いて撮像された像を撮像画像として記録するように前記演算部を制御することを特徴とする撮像装置。
  4. 撮影光路中に配置された第1状態、又は、前記撮影光路から退避した第2状態に切換え可能であり、前記第1状態にあるとき被写体からの光束を反射光と透過光とに分割する第1ミラーと、
    撮影光路中に配置された第3状態、又は、前記撮影光路から退避した第4状態に切換え可能であり、前記第3状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を反射光と透過光とに分割する第2ミラーと、
    前記第1ミラーが前記第1状態にあるとき前記反射光が入射され、前記第1ミラーが前記第2状態にあるとき前記被写体からの光束が入射されないファインダと、
    前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記第1ミラーを透過した前記透過光を受光し、前記第1ミラーが前記第2状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第4状態にあるとき前記被写体からの光束を受光し、前記第1ミラーが前記第1状態にあり、かつ、前記第2ミラーが前記第3状態にあるとき、前記第1ミラー及び前記第2ミラーを透過した前記透過光を受光する撮像素子と、
    前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、
    半押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第1状態になり、前記第2ミラーが前記第3状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御し、
    全押し操作がされた後、前記第1ミラーが前記第2状態になり、前記第2ミラーが前記第4状態になるように前記第1ミラー及び前記第2ミラーを制御することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    前記第1ミラーの前記反射光を用いて測光する測光センサと、
    前記第2ミラーの前記反射光を用いて焦点調節状態の検出をする焦点検出部と、
    前記測光センサの出力、前記焦点検出部の出力、及び、前記撮像素子の出力を用いて演算を行う演算部とを含み、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記撮像素子の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御し、
    半押し操作がされた後、前記測光センサの出力、前記焦点検出部の出力、及び、前記撮像素子の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御し、
    全押し操作がされた後、前記撮像素子の出力を用いて演算を行うように前記演算部を制御することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、
    半押し操作がされる前に、前記撮像素子の出力を用いて測光処理及び像の解析処理を行うように前記演算部を制御し、
    半押し操作がされた後、前記測光センサの出力を用いて測光処理及び像の解析処理を行い、前記焦点検出部の出力を用いて焦点検出処理を行い、前記撮像素子の出力を用いて焦点検出処理を行うように前記演算部を制御し、
    全押し操作がされた後、前記撮像素子の出力を用いて撮像された像を撮像画像として記録するように前記演算部を制御することを特徴とする撮像装置。
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