JP5345798B2 - 車両状況記録装置 - Google Patents

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本発明は、車両に生じた加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段が検出した加速度と予め定められた判定閾値とを比較して前記車両に生じた衝撃を検出する衝撃検出手段と、を有する車両状況記録装置に関するものである。
近年では、事故発生時の前後の車両状況情報(前方映像、車両速度、急加減速など)を記憶するドライブレコーダが、自動車事故を未然に防止する有効な手段になり得るとして、運送事業者等が導入を開始している。そして、例えば、タクシー、バス等の営業用車両に搭載されるドライブレコーダは、事故時及び急制動時等の前方映像とドライバーの運転操作(ブレーキ操作、ウインカー操作、走行経路等)状況を示す走行データとを記憶可能な構成となっている。また、上述した機能に加えて、車内を記憶する映像チャンネルを追加した高機能型のドライブレコーダも知られている。
上述したドライブレコーダは、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、加速度センサ、カード状記憶媒体(以下、カードともいう)を内蔵している。そして、常時、運転者の視点(視野)から自車と周辺状況を撮像した前方映像等の映像情報を記憶しており、事故や急ブレーキ・急ハンドルなどの衝撃(0.4G以上)を受けると、例えば、衝撃前12秒間と衝撃後6秒間の計18秒間等の衝撃前及び衝撃後の所定時間にわたる映像と前記走行データ等をカードに保存する。
そして、事故が発生したときには、カードに保存されている自車の前記車両状況情報に基づいて、運転者の正当性を明確に証言することを可能としている。また、ドライブレコーダは、急ハンドル、急ブレーキ等の乱暴で危険な運転操作を検出すると、警告音等を発して運転者に注意を促すことで、運転者にある種の緊張感を与えることもできる。
また、特許文献1に示すドライブレコーダは、進行方向及び重力方向の加速度情報を記録のトリガとして用いる技術思想が開示されている。これにより、車両が高速道路等を走行中に、ドライブレコーダが路面の継ぎ目等による衝撃の発生を検出することを防止してきた。
特開2007−83964号公報
しかしながら、ドライブレコーダが車両の段差等によるバウンドを衝撃の発生として検出することを回避しても、車両に生じる加速度のみによる検知では、路面の段差でも前後方向又は、左右方向の加速度が記録トリガレベル(判定閾値)を超えた場合は、衝撃の発生として検知して各種情報を記録してしまうという問題があった。また、実際の事故においては、車両の重力方向及び左右方向の加速度も生じることがあり、それらを記録トリガから排除してしまうと、必要な情報を記録できない虞があった。このような問題は、ドライブレコーダに限定するものではなく、デジタルタコグラフ、加速度記録装置等の車両状況記録装置にも同様に発生し得る問題である。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、路面の段差、継ぎ目等による衝撃の誤検知を低減することができる車両状況記録装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の車両状況記録装置は、図
1の基本構成図に示すように、車両に生じた加速度を検出する加速度検出手段16と、前
記加速度検出手段16が検出した加速度と予め定められた判定閾値とを比較して前記車両
に生じた衝撃を検出する衝撃検出手段11aと、を有する車両状況記録装置1において、
前記車両の速度を示す速度情報を収集する車速情報収集手段11bと、前記衝撃検出手段
11aによる衝撃の検出時とその検出前又は検出後の少なくとも一方に前記車速情報収集
手段11bが収集した車速情報とに基づいて速度変化量を検出する速度変化量検出手段1
1cと、前記速度変化量検出手段11cが検出した速度変化量と予め定められた有効判定
情報との比較結果に基づいて、前記衝撃検出手段11aが検出した衝撃の有効性を判定す
る有効性判定手段11dと、前記有効性判定手段11dが有効と判定したときに、前記車
両の状況を示す車両状況情報を記録する車両状況情報記録手段11eと、を有し、前記有効性判定手段11dが、前記衝撃検出手段11aによる衝撃の検出時に、前記車速情報収集手段11bによって予め定められた有効速度以上の速度を示す車速情報を収集したときは前記有効性の判定を行い、且つ、前記有効速度以上の速度を示す車速情報を収集できなかったときは前記有効性の判定を行わない手段であり、前記車両状況情報記録手段11eが、前記有効性判定手段11dによって前記有効性の判定が行われなかったときは、前記車両状況情報を記録する手段であることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の車両状況記録装置によれば、加速度検出手段16によって検出された加速度と判定閾値との比較により車両に生じた衝撃が衝撃検出手段11aによって検出されると、該検出時とそれ以前又は検出後の少なくとも一方に車速情報収集手段11bによって収集された速度情報とに基づいて速度変化量が速度変化量検出手段11cによって検出される。そして、有効性判定手段11dによって速度変化量と有効判定情報との比較結果から前記検出された衝撃の有効性が判定され、有効と判定されたときに、車両状況情報が車両状況情報記録手段11eに記録される。
また、上記請求項に記載した本発明の車両状況記録装置によれば、衝撃検出手段11aによって衝撃が検出されたときに、車速情報収集手段11bによって有効速度以上の速度を示す車速情報が収集されると有効性判定手段11dによって有効性が判定され、また、車速情報収集手段11bによって有効速度以上の速度を示す車速情報が収集されないと有効性判定手段11dによって有効性が判定されない。そして、有効性が判定されなかった場合は、車両状況情報記録手段11eによって衝撃に対応した車両状況情報が記録される。
請求項記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項に記載の車両状況記録装置において、前記車両の状況を撮像する撮像手段15を有し、前記車両状況情報記録手段11eが、前記有効性判定手段11dによって有効と判定したときに、前記撮像手段15が撮像した撮像情報を有する前記車両状況情報を記録する手段であることを特とする。
上記請求項に記載した本発明の車両状況記録装置によれば、有効性判定手段11dに
よって有効と判定したときは、撮像手段15によって撮像された撮像情報を有する前記車
両状況情報が車両状況情報記録手段11eによって記録される。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車両状況記録装置によれば、車両の衝撃を加速度から検出したときに、当該時点の速度変化量を検出し、該速度変化量と有効判定情報とに基づいて衝撃が有効であると判定したときに、車両状況情報を記録するようにしたことから、高速道路の継ぎ目等のある一定の速度変化がない衝撃を無効にすることができるため、段差、継ぎ目等による衝撃の誤検知を低減することができる。従って、車両のバウンドによる誤検知を除去し且つ実際の事故の際に車両状況を確実に記録することができるため、車両状況記録装置の記録内容の精度を向上することができる。
また、衝撃を検出したときに収集した速度情報が有効速度以上の速度を示すときは有効性を判定し、また、有効速度以上の速度を示さないときは有効性を判定しないようにしたことから、車両速度の変化量が大きく変化せずに変化量を検出し難い低速領域の場合でも、衝撃の検出に応じて車両状況情報を記録することができるため、有効性の判定機能を用いても記録漏れのリスクを低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、撮像情報を有する車両状況情報を記録するようにしたことから、誤検知は低減されているため、無闇に記録容量を増加するこなく、視覚的な車両状況情報を記録することができる。
以下、本発明に係る図1に示す車両状況記録装置1をドライブレコーダに適用した場合の最良の形態を、図2及び図3の図面を参照して以下に説明する。
図2において、ドライブレコーダ10は、運転者の視界を妨げないように、貨物輸送用トラック、タクシー、乗用車等の車両に搭載されている。ドライブレコーダ10は、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11、CPU11のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM12、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM13、装置本体がオフ状況の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換え可能なメモリ14等を有して構成している。
上述したROM12には、図1に示す特許請求の範囲に記載の衝撃検出手段11a、車速情報収集手段11b、速度変化量検出手段11c、有効性判定手段11d、車両状態情報記録手段11e等の各種手段としてCPU11(コンピュータ)を機能させるための各種プログラムを記憶している。
メモリ14は、特許請求の範囲に記載の有効判定情報や速度条件情報を変更自在に記憶している。有効判定情報は、検出した衝撃の有効性を判定するためのデータを有し、例えば、記録トリガとしてドライブレコーダ10の所有者、管理者、製造メーカー等が任意に定められた有効速度差、変化量等のデータを有している。そして、速度条件情報は、速度フィルタ機能を有効とする有効速度データを有しており、ドライブレコーダ10の所有者、管理者メーカー等が任意に定められた値が設定されている。
速度条件情報の有効速度は、車両の低速域での速度差判別をしない速度を判定するための速度閾値等が設定されている。その理由としては、車両の高速域では段差等の走行状況の重力方向の加速度が発生するが、低速域ではノイズ的な衝撃の発生は少なく、また、速度変化量が衝撃まで少なく検知不可の状況が生じるため、速度フィルタ機能を有効にするか否かを判定する必要が生じるからである。
メモリ14は、衝撃を検知したときの車両の状況を示す車両状況情報等を予め定められた所望の範囲にわたって時系列的に記憶する格納エリアを有している。車両状況情報としては、後述するカメラ25によって撮像した前方映像や画像、車両速度、急加減速等の中から任意に定められたデータや情報を有している。
ドライブレコーダ10はさらに、カメラ15と、加速度センサ16と、カード挿入部17と、を有する構成となっている。そして、カメラ15は、図1に示す請求項中の撮像手段15に相当し、インタフェース回路(I/F)15iを介してCPU11と電気的に接続されている。
カメラ15は、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、赤外線カメラ等の各種カメラを任意に用いることができる。そして、カメラ15は、車両の前方映像を常時撮像しており、この撮像した画像信号は、インタフェース回路15iによって変換、圧縮処理等が行われ、撮像情報としてCPU11に入力される。なお、撮像情報は、動画、静止画などドライブレコーダ2の構成、仕様等に応じて任意に定められるものである。
また、本最良の形態では、車両の前方を撮像するようにカメラ15を筐体の内部に設けている場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、車両の後方、周辺、車両の運転者、営業用の車両の運転者、乗客、車内、乗降用のドア等を撮像するように車両の任意の箇所に設ける、車両に予め搭載されたカメラを用いる、複数のカメラを用いるなどのように種々異なる実施形態とすることができる。そして、複数のカメラ15を車両における所望の箇所に配置することで、衝撃の原因解析等により貢献することができる撮像情報を収集できる。
加速度センサ16は、図1に示す請求項中の衝撃検出手段16に相当し、3軸(X、Y、Z)方向の加速度・傾き・衝撃等を検出する3軸加速度センサを用いている。なお、3軸加速度センサは、周知であるように、薄いシリコンの梁(ビーム)によって錘を支え、加速度によって錘が動くことで梁が歪み、この歪みを梁上に形成したピエゾ抵抗素子等の抵抗変化で加速度を検出するようにしたものである。そして、加速度センサ16は、CPU11と電気的に接続されており、検出した加速度を示す加速度信号をCPU11に出力する。なお、加速度センサ16は、車両の前後方法と該進行方向に直交する方向の加速度を検出できるものが好ましい。
また、本最良の形態では、加速度センサ16を上述したカメラ15に対応させて設けており、加速度センサ16aを筐体の内部に設ける場合について説明するが、車両の測定ポイントに1又は複数の加速度センサ16を配置するなど種々異なる実施形態とすることができる。
カード挿入部17は、装着されたカードCに対してCPU11から指定された各種データの書き込み、読み込みを行うもので、カードCの挿入部17に対する挿入は手動で行い、カードCの排出は、排出キーの操作に応じてカード挿入部17内の排出機構(図示せず)が自動で行う。
カードCは、例えばCompact Flash等のメモリカードを用いており、周知であるように、通電しなくても記憶内容が消えないメモリと、外部との入出力を受け持つコントローラ回路と、を有している。なお、カードCについては、ドライブレコーダ10の仕様等に応じて種々異なるタイプのメモリカード等を用いることができる。
なお、本最良の形態では、カード挿入部17に挿入されるカードCに車両状況情報を書き込んで記録する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、メモリ14の所定領域に記憶する、無線通信により管理装置等に送信するなど種々異なる実施形態とすることができる。
ドライブレコーダ10はさらに、インタフェース部18を有しており、インタフェース部18はCPU11と電気的に接続されている。そして、このインタフェース部18には、車両の速度センサ3を接続しており、この速度センサ31が出力した車両の速度に応じた速度信号はCPU11に入力される。そして、この速度信号がCPU11によって車両状況情報を構成する中の1項目として検出されて記憶される。なお、カードCに記憶する車両状況情報の構成内容によっては、車両のブレーキ、左右ターン、舵角等の各種信号を車両からインタフェース部18を介してCPU11に入力させることもできる。
次に、ドライブレコーダ10のCPU11が実行する本発明に係る処理概要の一例を、図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11において、電力の供給により、車両のイグニッション(IGN)スイッチがONされたか否かが判定される。IGNスイッチがONされていないと判定された場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、IGNスイッチのONを待つ。一方、IGNスイッチがONされたと判定された場合(S11でY)、ステップS12に進む。
ステップS12において、初期処理が実行されると、RAM23の各種エリアに予め定められた初期値が設定され、メモリ14の有効判定情報、速度条件情報に初期値が設定され、その後ステップS13に進む。
ステップS13において、カメラ15から車両の前方等を撮像した撮像情報が取得されて時系列的にメモリ24に記憶され、ステップS14において、加速度センサ16から入力された加速度信号が、3軸(X、Y、Z)方向の加速度・傾き・衝撃等を示す加速度情報として取得され、前記撮像情報に関連付けられてメモリ24に記憶され、ステップS15(速度情報収集手段)において、速度センサ3からの速度信号が速度情報としてメモリ14に時系列的に記憶され、その後ステップS16に進む。
ステップS16(衝撃検出手段)において、メモリ14の最新の加速度情報と、記録トリガとして予め定められた記録トリガレベルとの比較結果に基づいて、記録トリガレベルを超える衝撃であるか否かが判定される。記録トリガの判定方法の一例としては、加速度情報に基づいて、車両の前後方向、左右方向の加速度に着目し、各々の方向に対応した記録トリガレベルと比較して判定を行うなどの任意に設定した項目に対して判定を行うなどの方法が挙げられる。そして、記録トリガレベルの衝撃ではないと判定された場合(S16でN)、ステップS13に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、記録トリガレベルの衝撃であると判定された場合(S16でY)、ステップS17に進む。
ステップS17において、メモリ14の最新の速度情報と速度条件情報との比較結果に基づいて、速度が有効速度以上であるか否かが判定される。速度が有効速度以上ではないと判定された場合(S17でN)、ステップS20に進む。一方、速度が有効速度以上であると判定された場合(S17でY)、ステップS18(速度変化量検出手段)において、メモリ14の最新の速度情報と検出以前(例えばN秒前など)の異なる時間の速度情報との差から速度変化量が算出(検出)されてRAM13に記憶され、その後ステップS19に進む。
ステップS19において、その速度変化量がメモリ14の有効判定情報が示す有効変化量以上であるか否かが判定される。速度変化量が有効変化量以上ではないと判定された場合(S19でN)、ステップS13に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、速度変化量が有効変化量以上であると判定された場合(S19でY)、ステップS20に進む。
ステップS20において、メモリ14に記憶している複数の撮像情報の中から、上記衝撃を検出した時点から所定時間さかのぼる時間帯に対応した複数の撮像情報を有する車両状況情報のカードCへの書き込みがカード挿入部17に要求されることで、カードCへの記録が開始され、ステップS21でカード挿入部17からの完了通知によりカードCへの記録が終了され、その後、処理を終了する。
次に、上述した構成によるドライブレコーダ10の動作(作用)の一例を、以下に説明する。
ドライブレコーダ10は、電力供給に応じて起動されると、カメラ15からの撮像情報と、加速度センサ16からの加速度情報と、速度センサ3からの速度情報を時系列的にメモリ14を記憶する。そして、ドライブレコーダ10は、その加速度情報から記録トリガの衝撃を検出すると、この検出時点における車両の速度が有効速度以上であるか否かを判定する。
ドライブレコーダ10は、有効速度以上である場合、つまり速度変化量の検出が可能な場合は、上述したように速度変化量を検出し、該速度変化量が有効変化量以上であると、カードCへの車両状況情報の記録を行う。また、当該速度変化量が有効変化量以上でない場合、ドライブレコーダ10は、車両が高速道路等を走行中に路面の段差、継ぎ目等によって生じた衝撃を検出したものと判定し、カードCに車両状況情報を記録しない。
ドライブレコーダ10は、衝撃を検出した時点における車両の速度が有効速度以上ではない場合、カードCへの車両状況情報の記録を行う。なお、本実施形態では、無条件で車両状況情報をカードCに記録する場合について説明するが、衝撃の検出レベルによって記録するか否かを判定したり、記録しないなど、ドライブレコーダ10の仕様等に応じて種々異なる実施形態とすることができる。
以上説明したドライブレコーダ10によれば、車両の衝撃を加速度から検出したときに、当該時点の速度変化量を検出し、該速度変化量と有効判定情報とに基づいて衝撃が有効であると判定したときに、車両状況情報を記録するようにしたことから、高速道路の継ぎ目等のある一定の速度変化がない衝撃を無効にすることができるため、段差、継ぎ目等による衝撃の誤検知を低減することができる。従って、車両のバウンドによる誤検知を除去し且つ実際の事故の際に車両状況を確実に記録することができるため、ドライブレコーダ10の記録内容の精度を向上することができる。
なお、上述したドライブレコーダ10は、図3のステップS17で衝撃を検出した後に速度が有効速度以上であるか否かを判定する場合について説明したが、この判定処理を行わずに(ステップS17を削除)、直接、速度変化量の判定を行う実施形態とすることもできる。
しかしながら、ドライブレコーダ10が、衝撃を検出したときに収集した速度情報が速度条件を満たすときは有効性を判定し、また、速度条件を満たさないときは有効性を判定しないようにしたことで、車両速度の変化量が大きく変化せずに変化量を検出し難い低速領域の場合でも、衝撃の検出に応じて車両状況情報を記録することができるため、有効性の判定機能を用いても記録漏れのリスクを低減することができる。
さらに、ドライブレコーダ10は、撮像情報を有する車両状況情報をカードCに記録するようにしたことから、誤検知は低減されているため、記録容量の大きな撮像情報を記録する場合でも無闇に記録容量を増加するこなく、視覚的な車両状況情報を記録することができる。
なお、上述した本実施形態では、図1に示す車両状況記録装置1をドライブレコーダ10に適用した場合について説明したが、車両状況記録装置1をデジタルタコグラフ、加速度記録装置等の他の装置に適用、組み込むこともできる。
また、上述した本実施形態では、速度変化量として車両の減速量に着目した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、速度変化量を加速量としても差し支えない。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る車両状況記録装置の基本構成を示す図である。 本発明の車両状況記録装置を適用したドライブレコーダの概略構成を示す構成図である。 図2のCPUが実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両状況記録装置
10 ドライブレコーダ
11a 衝撃検出手段(CPU)
11b 車速情報収集手段(CPU)
11c 速度変化量検出手段(CPU)
11d 有効性判定手段(CPU)
11e 車両状況情報記録手段(CPU)
15 撮像手段(カメラ)
16 加速度検出手段(加速度センサ)

Claims (2)

  1. 車両に生じた加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段が検出した加速度と予め定められた判定閾値とを比較して前記車両に生じた衝撃を検出する衝撃検出手段と、を有する車両状況記録装置において、
    前記車両の速度を示す速度情報を収集する車速情報収集手段と、
    前記衝撃検出手段による衝撃の検出時とその検出前又は検出後の少なくとも一方に前記車速情報収集手段が収集した車速情報とに基づいて速度変化量を検出する速度変化量検出手段と、
    前記速度変化量検出手段が検出した速度変化量と予め定められた有効判定情報との比較結果に基づいて、前記衝撃検出手段が検出した衝撃の有効性を判定する有効性判定手段と、
    前記有効性判定手段が有効と判定したときに、前記車両の状況を示す車両状況情報を記録する車両状況情報記録手段と、を有し、
    前記有効性判定手段が、前記衝撃検出手段による衝撃の検出時に、前記車速情報収集手段によって予め定められた有効速度以上の速度を示す車速情報を収集したときは前記有効性の判定を行い、且つ、前記有効速度以上の速度を示す車速情報を収集できなかったときは前記有効性の判定を行わない手段であり、
    前記車両状況情報記録手段が、前記有効性判定手段によって前記有効性の判定が行われなかったときは、前記車両状況情報を記録する手段であることを特徴とする車両状況記録装置。
  2. 前記車両の状況を撮像する撮像手段を有し、
    前記車両状況情報記録手段が、前記有効性判定手段によって有効と判定したときに、前記撮像手段が撮像した撮像情報を有する前記車両状況情報を記録する手段であることを特とする請求項に記載の車両状況記録装置。
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