JP5345172B2 - 車両用交流発電機の発電制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用交流発電機の発電制御装置に関し、特に発電開始指令に対して界磁電流を車両用交流発電機の界磁巻線に速やかに供給することができる発電制御装置に関するものである。
従来の車両用交流発電機では、バッテリの電圧を昇圧して界磁コイルに供給して、発電開始時点からの電流増加速度を増大させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−82283号公報
従来の車両用交流発電機では、トランジスタと磁気エネルギー蓄積用のリアクトルとからなる昇圧チョッパ回路を用い、発電指令が発せられてから磁気エネルギーをリアクトルに蓄積し、リアクトルに蓄積された磁気エネルギーを界磁コイルに供給しているので、発電開始指令から発電開始までタイムラグが発生するという問題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、発電開始指令に対する発電の応答性が高められる車両用交流発電機の発電制御装置を得ることを目的とする。
この発明による車両用交流発電機の発電制御装置は、車両用交流発電機により発電された電力が給電されるバッテリと、上記バッテリの電圧を昇圧する昇圧手段と、上記昇圧手段により昇圧された電圧を保持する電圧保持回路と、を備え、上記昇圧手段は、上記界磁巻線に流れている界磁電流を遮断する手段であり、上記電圧保持回路は、コンデンサと第1ダイオードとを有し、上記車両用交流発電機の発電を停止するために上記界磁巻線に流れている界磁電流を遮断した時に発生するサージ電圧を保持するように構成され、上記車両用交流発電機の発電開始時、該車両用交流発電機の界磁巻線に上記電圧保持回路から界磁電流を供給する。そして、直列に接続されたトランジスタと第2ダイオードを上記界磁巻線に並列に接続して構成され、上記コンデンサの電圧が該コンデンサの耐圧より低い所定の電圧を超えると上記トランジスタが閉成されて、該コンデンサへの給電を停止させるコンデンサ保護回路を備えている。
この発明によれば、発電開始時に、電圧保持回路に保持されている、バッテリの電圧を昇圧して得られた電圧が界磁巻線に供給されるので、界磁電流が瞬時に立ち上がり、発電開始指令に対する発電の応答性が高められる。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における界磁電流制御装置による発電制御方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における主制御装置による発電制御方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における界磁電流波形を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の発電制御装置を示す回路図である。
以下、本発明による車両用交流発電機の発電制御装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置を示す回路図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における界磁電流制御装置による発電制御方法を示すフロー図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における主制御装置による発電制御方法を示すフロー図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の発電制御装置における界磁電流波形を示す図である。
図1において、発電制御装置は、エンジン(図示せず)によって駆動されて交流電力を出力する車両用交流発電機1と、車両用交流発電機1で発電された交流電力を直流電力に整流する整流器4と、車両用交流発電機1の界磁巻線3に界磁電流を供給する界磁回路と、界磁巻線3への界磁電流の供給/停止を制御する界磁電流制御装置7と、整流器4により整流された交流電力をバッテリ8に供給する配線9と、バッテリ8の電圧を昇圧する昇圧手段と、昇圧手段により昇圧された電圧を保持する電圧保持回路と、電圧保持回路を構成するコンデンサC1の過充電を防止するコンデンサ保護回路と、電圧保持回路に保持されている電圧を放出させる電圧放出回路と、界磁電流制御装置7、コンデンサ保護回路、および電圧放出回路の動作を制御する主制御装置10と、を備えている。
車両用交流発電機1は、三相交流巻線2が固定子鉄心に巻装されてなる固定子と、界磁巻線3が装着され、固定子内に回転可能に配設された回転子と、を備えたランデル型交流発電機である。整流器4は、2つのダイオード5を直列に接続してなるダイオード対を並列に3つ接続したダイオードブリッジ回路からなる三相全波整流回路に構成され、三相交流巻線2に誘起される交流電力を直流電力に整流する。
界磁回路は、界磁巻線3と、トランジスタTr1と、ダイオードDi1と、を備えている。そして、界磁回路は、トランジスタTr1のコレクタ端子がダイオードDi1のアノード端子に接続され、エミッタ端子が接地され、ダイオードDi1のカソード端子が分岐配線11を介して配線9に接続され、界磁巻線3がダイオードDi1と並列に接続されて、構成されている。なお、界磁巻線3への界磁電流の通電を制御するトランジスタTr1は、界磁巻線3のローサイドに設置されている。
界磁電流制御装置7は、トランジスタTr1のベース端子に接続され、バッテリ8の電圧Vbに基づいて、トランジスタTr1をON/OFFし、界磁巻線3への界磁電流の通電を制御する。
昇圧手段は、界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断するトランジスタTr1により構成されている。
昇圧保持回路は、コンデンサC1と、ダイオードDi2と、を備えている。そして、電圧保持回路は、ダイオードDi2のアノード端子がダイオードDi1のアノード端子とトランジスタTr1のコレクタ端子との接続点に接続され、ダイオードDi2のカソード端子がコンデンサC1を介して配線9に接続されて、構成されている。
コンデンサ保護回路は、トランジスタTr2と、ダイオードDi1と、を備えている。そして、コンデンサ保護回路は、トランジスタTr2のコレクタ端子がダイオードDi1のカソード端子に接続され、エミッタ端子が界磁巻線3の端部に接続されて構成され、ベース端子に加わる主制御装置10からの信号に応じて、ON/OFFされる。これにより、界磁巻線3は、直列に接続されたダイオードDi1とトランジスタTr2とに並列に接続される。
電圧放出回路は、トランジスタTr3を備えている。そして、電圧放出回路は、トランジスタTr3のコレクタ端子がダイオードDi2のカソード端子とコンデンサC1との接続点に接続され、エミッタ端子が分岐配線11に接続されて構成され、ベース端子に加わる主制御装置10からの信号に応じてON/OFFされる。
ダイオードDi3は、電流が配線9から界磁巻線3に流れるように分岐配線11に配設され、コンデンサC1の逆流防止用として機能する。
主制御装置10は、例えば自動車のECUからの外部指令(発電指令又は発電停止指令)に基づいて、界磁電流制御装置7にトランジスタTr1をON/OFF制御させ、かつトランジスタTr3をON/OFF制御する。また、主制御装置10は、コンデンサC1の電圧Vaに基づいてトランジスタTr2をON/OFF制御する。
つぎに、界磁電流制御装置7の動作について図2を参照しつつ説明する。なお、図2では、便宜的に、ステップ100〜ステップ102をS100〜S101と示している。
まず、界磁電流制御装置7は、バッテリ8の電圧Vbを監視し、電圧Vbが所定の電圧V1を超えたか否かを判定する(ステップ100)。そして、電圧Vbが所定の電圧V1を超えたと判定すると、ステップ101に移行し、トランジスタTr1のベース端子にOFF信号を出力し、トランジスタTr1をOFFとする。これにより、界磁巻線3への界磁電流の供給を停止され、車両用交流発電機1での発電が停止される。また、電圧Vbが所定の電圧V1を超えていないと判定すると、ステップ102に移行する。ステップ102では、トランジスタTr1のベース端子にON信号を出力し、トランジスタTr1をONとする。これにより、界磁巻線3に界磁電流が供給され、車両用交流発電機1が発電する。
車両用交流発電機1で発電された交流電力は、整流器4により直流電力に変換され、配線9を介してバッテリ8に給電され、バッテリ8の充電に供せられる。そして、バッテリ8が充電され、電圧Vbが上昇して電圧V1を超えると、車両用交流発電機1による発電が停止される。また、バッテリ8に蓄積されている電力が放電され、バッテリ8の電圧Vbが電圧V1を下回ると、車両用交流発電機1による発電が再開され、バッテリ8が充電される。このように、バッテリ8の電圧が一定となるように、界磁電流が制御される。
つぎに、主制御装置10の動作について図3を参照しつつ説明する。なお、図3では、便宜的に、ステップ200〜ステップ207をS200〜S207と示している。
まず、初期状態として、車両用交流発電機1が発電状態とする。
主制御装置10は、外部指令が発電停止指令であるか否かを判定する(ステップ200)。そして、外部指令が発電停止指令であると、ステップ201に移行し、トランジスタTr2,Tr3をOFFとし、界磁電流制御装置7にトランジスタTr1をOFFとする指令を送る。これにより、トランジスタTr1がOFFとなり、界磁巻線3への界磁電流の給電が停止され、車両用交流発電機1による発電が停止される(ステップ202)。
トランジスタTr1がOFFとなると、大きな正の電圧がダイオードDi1のアノード端子とトランジスタTr1のコレクタ端子との接続点に発生する。この大きな電圧の発生は、界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断することにより発生するサージ電圧であり、界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断するトランジスタTr1が昇圧手段となる。そして、トランジスタTr1,Tr2,Tr3がOFFとなり、ダイオードDi2、コンデンサC1、ダイオードDi3および界磁巻線3からなる充電回路が構成され、界磁巻線3に流れていた電流がダイオードDi2を通ってコンデンサC1を蓄電される。これにより、界磁電流が急激に減少し、発電が速やかに停止される。
ついで、ステップ203に移行し、コンデンサC1の電圧Vaが所定の電圧V2より大きくなったか否かを判定する。そして、コンデンサC1の電圧Vaが所定の電圧V2以下であると判定すると、ステップ205に移行する。また、コンデンサC1の電圧Vaが所定の電圧V2より大きくなったと判定すると、ステップ204に移行し、トランジスタTr2をONとする。これにより、電流は、界磁巻線3とダイオードDi1とトランジスタTr2とから構成された環流防止回路を流れ、ダイオードDi2を通ってコンデンサC1に流れ込まない。そこで、コンデンサC1の充電が停止される。ここで、電圧V2はコンデンサC1の耐圧Vc、または耐圧Vcより僅かに低い電圧に設定される。
ついで、ステップ205に移行し、外部指令が発電開始指令であるか否かを判定する。そして、外部指令が発電開始指令でないと判定されると、ステップ203に戻る。また、外部指令が発電開始指令であると、ステップ206に移行し、トランジスタTr3をONとし、界磁電流制御装置7にトランジスタTr1をONとする指令を送る。これにより、トランジスタTr1がONとなり、界磁巻線3への界磁電流の給電が開始され、車両用交流発電機1による発電が開始される(ステップ207)。このとき、トランジスタTr1,Tr3がON状態となっているので、コンデンサC1の電圧とバッテリ8の電圧とを直列に接続した電圧が界磁巻線3に加わる。そして、コンデンサC1の電圧とバッテリ8の電圧とを直列に接続された電圧により、界磁電流が供給されるので、界磁巻線3に流れる界磁電流はバッテリ8の電圧のみの場合に比べて急激に立ち上がり、車両用交流発電機1が発電開始指令に対して即座に発電を開始し、ステップ200に戻る。
コンデンサC1に蓄電されている電力は直ぐに放電されるが、その時点では、界磁巻線3に流れる界磁電流は立ち上がっており、十分な界磁電流が流れている。それ以降は、バッテリ8の電圧がダイオードDi3を通って界磁巻線3に加えられる。
ここで、トランジスタTr1を繰り返しON/OFFさせて界磁巻線3を流れる界磁電流の波形を測定した結果を図4に示す。なお、図4中、実線は本発電制御装置の場合の界磁電流波形を示し、点線は界磁電流制御装置7のみの場合(比較例)の界磁電流波形を示す。
比較例では、図4に点線で示すように、トランジスタTr1のONに対して、界磁電流は急峻に立ち上がらず、定常電流となるまでに時間がかかり、トランジスタTr1のOFFに対して、急峻に立ち下がらず、ゼロとなるまで時間がかかった。
本実施の形態1では、図4に実線で示すように、1回目のトランジスタTr1のONに対しては、比較例と同様に、界磁電流は急峻に立ち上がらず、定常電流となるまでに時間がかかったが、2回目以降のトランジスタTr1のONに対しては、界磁電流は急峻に立ち上がって定常電流となり、トランジスタTr1のOFFに対して、急峻に立ち下がってゼロとなった。
本実施の形態1において、1回目のトランジスタTr1のONに対しては、比較例と同様に、界磁電流は急峻に立ち上がらず、定常電流となるまでに時間がかかったが、これは、最初は、コンデンサC1が充電されていない状態であったことに起因する。2回目以降のトランジスタTr1のONに対しては、界磁電流は急峻に立ち上がって定常電流となっている。これは、コンデンサC1が充電されており、バッテリ8の電圧に加えて、コンデンサC1の高い電圧が界磁巻線3に供給されることによるものであることがわかる。
ここで、トランジスタTr1のOFFに対しては、急峻に立ち下がってゼロとなっている。これは、トランジスタTr1をOFFとしたときにダイオードDi1のアノード端子とトランジスタTr1のコレクタ端子との接続点に大きな電圧が発生し、界磁巻線3に流れていた電流がコンデンサC1に蓄電されることによるものであることが分かる。
このように、実施の形態1によれば、バッテリ8の電圧を昇圧する昇圧手段と、昇圧手段で昇圧された電圧を保持する電圧保持回路と、を備えているので、発電開始指令に対して、バッテリ8の電圧に加えて、電圧保持回路に保持されている電圧を界磁巻線3に加えることができ、界磁電流を瞬時に立ち上げることができる。これにより、車両走行中の発電開始指令に対して、瞬時に発電を開始できることになる。
昇圧手段が界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断するトランジスタTr1により構成されているので、昇圧用コイルを新たに配設する必要がなく、装置の小型化および低コスト化が図られる。
電圧保持回路がコンデンサC1とダイオードDi2により構成されているので、電圧保持回路の構成が簡略化され、装置の小型化および低コスト化が図られる。また、界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断することにより発生した電圧を用いてコンデンサC1を充電しているので、界磁電流の遮断動作に対して界磁電流を瞬時にゼロとすることができる。これにより、車両走行中の発電停止指令に対して、瞬時に発電を停止できることになる。
主制御装置10がコンデンサC1の電圧Vaを監視し、電圧Vaが電圧V2を超えるとコンデンサC1が過充電されると判断し、トランジスタTr2をONとしている。これにより、電流は、界磁巻線3とダイオードDi1からなる環流防止回路を流れ、コンデンサC1の更なる充電が阻止される。つまり、コンデンサC1の過充電が防止できるので、コンデンサC1の長寿命化が図られるとともに、コンデンサC1の耐圧を低く設定できる。
ここで、コンデンサC1の容量をC、耐圧をVcとすると、コンデンサC1に蓄えられる電気エネルギーの最大値は、(C×Vc)/2で表される。一方、界磁巻線3のインダクタンスをLとし、最大界磁電流値をIとすると、界磁巻線3に蓄えられる電気エネルギーの最大値は、(L×I)/2で表される。
そこで、充電時、コンデンサC1の電圧が耐圧Vcを超えて破壊する事態を回避する観点から、コンデンサC1の容量(C)および耐圧(Vc)、界磁巻線3のインダクタンス(L)、最大界磁電流値(I)が、(L×I)<(C×Vc)を満足するように構成されることが好ましい。これにより、界磁巻線3に蓄えられる電気エネルギーの最大値がコンデンサC1に蓄えられる電気エネルギーの最大値より小さくなるので、トランジスタTr1の1回のOFF時におけるコンデンサC1の充電動作において、コンデンサC1の電圧が耐圧を超えるような事態、すなわちコンデンサC1が破壊される事態が未然に回避される。
また、コンデンサC1の充電動作前に、トランジスタTr3をONとしてコンデンサC1に蓄電されている電荷を放電させることにより、トランジスタTr1のOFF時におけるコンデンサC1の充電動作中にコンデンサC1が破壊するように事態を確実に防止できる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の発電制御装置を示す回路図である。
この実施の形態2では、界磁巻線3への界磁電流の通電を制御するトランジスタTr1が界磁巻線3のハイサイドに設置されている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
ここで、実施の形態2による発電制御装置の具体的な構成について図5を参照しつつ説明する。
界磁回路は、界磁巻線3と、トランジスタTr1と、ダイオードDi1と、を備えている。そして、界磁回路は、トランジスタTr1のコレクタ端子が配線9に接続され、エミッタ端子がダイオードDi1のカソード端子に接続され、ダイオードDi1のアノード端子が配線12を介して接地され、界磁巻線3がダイオードDi1に並列に接続されて、構成されている。
界磁電流制御装置7は、トランジスタTr1のベース端子に接続され、バッテリ8の電圧Vbに基づいて、トランジスタTr1をON/OFFし、界磁巻線3への界磁電流の通電を制御する。
昇圧手段は、界磁巻線3に流れる界磁電流を遮断するトランジスタTr1により構成されている。
昇圧保持回路は、コンデンサC1と、ダイオードDi2と、を備えている。そして、電圧保持回路は、ダイオードDi2のカソード端子がダイオードDi1のカソード端子とトランジスタTr1のエミッタ端子との接続点に接続され、ダイオードDi2のアノード端子がコンデンサC1を介して接地されて、構成されている。
コンデンサ保護回路は、トランジスタTr2と、ダイオードDi1と、を備えている。そして、コンデンサ保護回路は、トランジスタTr2のコレクタ端子が配線12に接続され、エミッタ端子がダイオードDi1のアノード端子に接続されて構成され、ベース端子に加わる主制御装置10からの信号に応じて、ON/OFFされる。これにより、界磁巻線3は、直列に接続されたダイオードDi1とトランジスタTr2とに並列に接続される。
電圧放出回路は、トランジスタTr3を備えている。そして、電圧放出回路は、トランジスタTr3のエミッタ端子がダイオードDi2のアノード端子とコンデンサC1との接続点に接続され、アノード端子が配線12に接続されて構成され、ベース端子に加わる主制御装置10からの信号に応じてON/OFFされる。
ダイオードDi3は、電流が界磁巻線3から接地側に流れるように配線12に配設され、コンデンサC1の逆流防止用として機能する。
このように構成された発電制御装置における界磁電流制御装置7および主制御装置10は、図2および図3に示されるフローに基づいて動作するので、その特徴部分についてのみ説明する。
発電停止指令が入ると、トランジスタTr1,Tr2,Tr3がOFFとされる。そして、トランジスタTr1がOFFとなり、界磁巻線3に流れている界磁電流が遮断されることにより、大きな負の電圧がダイオードDi1のカソード端子とトランジスタTr1のエミッタ端子との接続点に発生する。また、トランジスタTr1,Tr2,Tr3がOFFとなることにより、コンデンサC1、ダイオードDi2、界磁巻線3、ダイオードDi3からなる充電回路が構成される。そこで、界磁巻線3に流れていた電流がダイオードDi3を通ってコンデンサC1を蓄電される。これにより、界磁電流が急激に減少し、車両用交流発電機1による発電が発電停止指令に対応して即座に停止される。
ついで、発電開始指令が入ると、トランジスタTr1,Tr3がONとされる。これにより、コンデンサC1、バッテリ8、トランジスタTr1、界磁巻線3、トランジスタTr3からなる回路が構成され、コンデンサC1とバッテリ8とが直列に接続される。そして、コンデンサC1の電圧とバッテリ8の電圧とが直列に接続された電圧により、界磁巻線3に流れる界磁電流が急激に立ち上がり、車両用交流発電機1による発電が発電開始指令に対して即座に開始される。
コンデンサC1の電圧Vaが所定の電圧V2より大きくなると、トランジスタTr2がONとされる。これにより、電流は、界磁巻線3とダイオードDi1とトランジスタTr2とから構成された環流防止回路を流れ、コンデンサC1に流れ込まない。そこで、コンデンサC1の過充電が回避される。
このように、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
1 車両用交流発電機、3 界磁巻線、7 界磁電流制御装置、8 バッテリ、10 主制御装置。

Claims (3)

  1. 車両用交流発電機により発電された電力が給電されるバッテリと、
    上記バッテリの電圧を昇圧する昇圧手段と、
    コンデンサとダイオードとを備え、上記昇圧手段により昇圧された電圧を保持する電圧保持回路と、を備え、
    上記昇圧手段は、上記界磁巻線に流れている界磁電流を遮断する手段であり、
    上記電圧保持回路は、コンデンサと第1ダイオードとを有し、上記車両用交流発電機の発電を停止するために上記界磁巻線に流れている界磁電流を遮断した時に発生するサージ電圧を保持するように構成され、
    上記車両用交流発電機の発電開始時、該車両用交流発電機の界磁巻線に上記電圧保持回路から界磁電流を供給する車両用交流発電機の発電制御装置において、
    直列に接続されたトランジスタと第2ダイオードを上記界磁巻線に並列に接続して構成され、上記コンデンサの電圧が該コンデンサの耐圧より低い所定の電圧を超えると上記トランジスタが閉成されて、該コンデンサへの給電を停止させるコンデンサ保護回路を備えていることを特徴とする車両用交流発電機の発電制御装置。
  2. 上記コンデンサの容量をC、該コンデンサの耐圧をVc、上記界磁巻線のインダクタンスをL、最大界磁電流をIとしたときに、該コンデンサの容量および耐圧、上記界磁巻線のインダクタンス、および最大界磁電流が、(L×I)<(C×Vc)を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電機の発電制御装置。
  3. 上記車両用交流発電機の発電を開始する指令および停止する指令が該車両用交流発電機の外部から供給されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用交流発電機の発電制御装置。
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