JP5344740B2 - コンタクトプローブ - Google Patents
コンタクトプローブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5344740B2 JP5344740B2 JP2008188845A JP2008188845A JP5344740B2 JP 5344740 B2 JP5344740 B2 JP 5344740B2 JP 2008188845 A JP2008188845 A JP 2008188845A JP 2008188845 A JP2008188845 A JP 2008188845A JP 5344740 B2 JP5344740 B2 JP 5344740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- contact probe
- wire
- inspection
- circuit board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Description
そしてコンタクトプローブとしては、大きくいって次のようなタイプのものが知られている。第1のタイプは、金属管の内部中央にコイルばねを配置し、そのコイルばねの上部と下部にそれぞれ接触ピンを配置し、金属管の両端開口を部分的に閉塞して各要素部品を当該金属管の内部に保持した構造のものである。
第2のタイプは、同じく金属管の内部にコイルばねを配置し、このコイルばねの上部に接触ピンを配置して金属管の上部開口を部分的に閉塞し、そして金属管の下部開口は全面的に封止した構造のものである。
ところで、最近の電気・電子機器では急速に小型化、薄型化、軽量化、部品実装の高密度化が進んでいるのであるが、そのことに伴って、これら機器に組み込まれる電子部品では端子(電極)の微細化と端子間の狭ピッチ化が進んでいる。
このコンタクトプローブは、前記した第1のタイプに属するものであるが、従来の場合と同様に、コイルスプリングを使い、また所定長さの接触ピンを2本使用しているので、従来に比べて大幅に低背化を実現することは困難であると考えられる。
しかしこれらは、いずれも、接触ピンの付勢にばねコイルを用いる構造であるため、それほどの低背化を実現しているとはいえない。例えばこのタイプのコンタクトプローブの場合、プローブの底面から接触ピンの先端までの全高は、低いものでも3.5〜4mm程度であるという現状にある。
検査用回路基板のランド部に立設して使用されるコンタクトプローブであって、
ゴム弾性を有する電気絶縁性の芯体と、
前記芯体の外周を周回して配置され、ばね弾性を有する導電性の線材を1回巻回して形成されるループ部と前記ループ部の両端にそれぞれ位置する線材の巻き始め側の端部および巻き終わり側の端部とを有する円環端子とから成り、
前記巻き始め側の端部と前記巻き終わり側の端部が、いずれも、前記検査用回路基板の前記ランド部に固定され、
前記円環端子は、前記ループ部を介して前記巻き始め側の端部および前記巻き終わり側の端部が配された位置とは反対側に、検査対象たる電子部品との電気的接続点となる頂部を有し、
前記線材が巻回された前記芯体は、前記線材が略平行となるように複数並べて配設されていることを特徴とするコンタクトプローブ、
が提供される。
図において、コンタクトプローブA1は、ゴム弾性を有する電気絶縁性の芯体1と、この芯体1の外周に、ばね弾性を有する導電性の線材2aを1回巻きして形成したループ部2bとこのループ部2bから延在する線材の巻き始め側の端部2cと線材の巻き終わり側の端部2dとから成る円環端子2が配置された構造になっている。
ここで、芯体の材料としては電気絶縁性でかつゴム弾性を有する材料が用いられ、具体的には各種の天然ゴムや合成ゴム、シリコーンゴム、NBRのようなエラストマ樹脂が好適である。
このとき、用いる線材の線径(d)、形成するループ部の内径(D)を適宜に選定することにより、立設されたコンタクトプローブA1の高さや、ループ部2bを垂直方向に押しつぶすときに発生するばね力(反発力)の大きさを任意の値に設定することができる。
例えば検査用回路基板における配線回路4aの線幅5000μm、線間ピッチ1000μmである場合、直径(D)2.0mm、長さ(L)1.0mmの芯体と、線径(d)0.1mmのピアノ線を用い、ループ部の内径(D)1.9mmで形成した円環端子を組合せることにより、全高が2.1mmのコンタクトプローブA1を製作することができる。
コンタクトプローブA1が実装されている検査用回路基板4を上下動可能な試験台5に載置する。そしてコンタクトプローブA1における円環端子2の頂部2eと、検査対象である電子部品6のランド部6aの中心と位置合わせをする。
この状態を維持したまま、電子部品6を図3の矢印で示したように降下させるかまたは試験台5を上昇させて、円環端子2のループ部2bと電子部品6のランド部6aを圧接する。その結果、ループ部2bの頂部2eを電気的接続点とした状態で電子部品6と検査用回路基板4の間では導通関係が形成されて検査作業が可能となる。
このように作用するコンタクトプローブA1は、その全高を2mm程度にまで低背化することができるので、電子部品の検査箇所と試験台との間隙が狭い隙間である場合であっても、その隙間にこのコンタクトプローブA1を挿入して検査試験を実施することができる。具体的には、1mm程度の隙間まで検査は可能である。
なお、上記したコンタクトプローブA1,A2は、いずれも、図1で示したように、1本の配線回路(1箇所のランド部)に1個のコンタクトプローブを実装して使用しているのであるが、例えば図5で示したように、芯体1として1本の長尺な柱状体を用い、当該芯体の外周に複数の円環端子2を配置して、例えば前記したコンタクトプローブA2が集積されている構造体を製作し、これを検査用回路基板の上に配列しているランド部を跨いだ状態で配置して各コンタクトプローブA2を各ランド部に実装してもよい。この場合は、電子部品のランド部と円環端子の頂部の圧接時に、芯体1が横倒れを起こす心配が確実に取り除かれる。
このコンタクトプローブA3は、芯体1が長尺な柱状体であり、円環端子2が線材を渦巻状に巻回して形成した複数のループ部2bから成り、この円環端子2が芯体1の外周に配置されたタイプのものである。そしてループ部2bの巻き始め側の端部2cと巻き終わり側の端部2dを配線回路のランド部4bにはんだ付けすることによって全体は当該ランド部の上に立設されている。
なお、このコンタクトプローブA3の場合は、円環端子が線材を渦巻状に巻回して形成されているので、この渦巻ピッチを適切に調整してかつ全体の長さを比較的長くしておけば、円環端子に芯体を挿通しなくてもそのままで横倒れを起こさない円環端子として使用することができる。
2 円環端子
2a 線材
2b ループ部
2c 線材の巻き始め側の端部
2d 線材の巻き終わり側の端部
3 はんだ
4 検査用回路基板
4a 配線回路
4b ランド部
5 試験台
6 電子部品
6a 電子部品のランド部
Claims (4)
- 検査用回路基板のランド部に立設して使用されるコンタクトプローブであって、
ゴム弾性を有する電気絶縁性の芯体と、
前記芯体の外周を周回して配置され、ばね弾性を有する導電性の線材を1回巻回して形成されるループ部と前記ループ部の両端にそれぞれ位置する線材の巻き始め側の端部および巻き終わり側の端部とを有する円環端子とから成り、
前記巻き始め側の端部と前記巻き終わり側の端部が、いずれも、前記検査用回路基板の前記ランド部に固定され、
前記円環端子は、前記ループ部を介して前記巻き始め側の端部および前記巻き終わり側の端部が配された位置とは反対側に、検査対象たる電子部品との電気的接続点となる頂部を有し、
前記線材が巻回された前記芯体は、前記線材が略平行となるように複数並べて配設されていることを特徴とするコンタクトプローブ。 - 前記芯体がゴムまたはエラストマ樹脂から成り、その形状が円柱体または角柱体である請求項1のコンタクトプローブ。
- 前記線材がピアノ線である請求項1または2のコンタクトプローブ。
- 前記線材の巻き始め側の端部と巻き終わり側の端部がはんだを用いて前記検査用回路基板の前記ランド部に固定されている請求項1〜3のいずれかのコンタクトプローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008188845A JP5344740B2 (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | コンタクトプローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008188845A JP5344740B2 (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | コンタクトプローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010025814A JP2010025814A (ja) | 2010-02-04 |
JP5344740B2 true JP5344740B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=41731780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008188845A Expired - Fee Related JP5344740B2 (ja) | 2008-07-22 | 2008-07-22 | コンタクトプローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5344740B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102153299B1 (ko) * | 2019-05-31 | 2020-09-21 | 주식회사 이노글로벌 | 양방향 도전성 핀, 이를 이용한 양방향 도전성 모듈 및 그 제조방법 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06242145A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-09-02 | Kobe Steel Ltd | プローブピン及びその形成方法 |
FR2710461B1 (fr) * | 1993-09-21 | 1995-11-24 | Matra Marconi Space France | Dispositif de connexion électrique embrochable. |
JP2000268901A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-09-29 | Yokowo Co Ltd | コイルばねコンタクト式コネクタ |
JP3977009B2 (ja) * | 2000-03-24 | 2007-09-19 | 株式会社ヨコオ | コイルばねコンタクト式コネクタ |
US6777963B2 (en) * | 2001-11-08 | 2004-08-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Chip-mounted contact springs |
JP2004212287A (ja) * | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Jst Mfg Co Ltd | コイルスプリング状コンタクト |
JP2006153529A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Selcon Technologies Inc | 相互接続用器具及びそのための接触用要素 |
KR100711292B1 (ko) * | 2005-04-14 | 2007-04-25 | 한국과학기술원 | 프로브 카드 및 그 제조방법 |
-
2008
- 2008-07-22 JP JP2008188845A patent/JP5344740B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010025814A (ja) | 2010-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8669774B2 (en) | Probe pin and an IC socket with the same | |
KR101321355B1 (ko) | 프로브 및 접속치구 | |
JP2008070146A (ja) | 検査用ソケット | |
JP4921344B2 (ja) | 検査ソケット | |
JP6317270B2 (ja) | 電気的接続装置およびポゴピン | |
JP6625869B2 (ja) | 検査プローブおよびプローブカード | |
JP2007178165A (ja) | 検査ユニット | |
JP2006098376A (ja) | 検査ユニット | |
JP2006098375A (ja) | 検査ユニット | |
JP2010237133A (ja) | 検査ソケットおよびその製法 | |
CN103308733A (zh) | 探针和连接夹具 | |
JP2010276510A (ja) | 検査用治具 | |
JP2008175700A (ja) | 半導体装置の検査装置および検査方法 | |
CN102890166B (zh) | 检查用接触器和检查用夹具 | |
JP2007178163A (ja) | 検査ユニットおよびそれに用いる検査プローブ用外皮チューブ組立体 | |
JP2008026248A (ja) | プローブ、このプローブを用いたプローブユニット、このプローブユニットを用いたプローブカード及びプローブユニットの製造方法 | |
JP2015004614A (ja) | コンタクトプローブ | |
JP5344740B2 (ja) | コンタクトプローブ | |
JP4409114B2 (ja) | 導電性接触子アセンブリ | |
JP4685694B2 (ja) | コンタクトピン及び電気部品用ソケット | |
JP2004138592A (ja) | スプリングコンタクトおよびスプリングプローブ | |
JP2004340867A (ja) | スプリングプローブ及びicソケット | |
JP2006184285A (ja) | タケノコバネ | |
JP7476877B2 (ja) | 検査治具 | |
US20220178968A1 (en) | Contact terminal, inspection jig, and inspection device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130807 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |