JP5338374B2 - 車両用表示装置及び車両用表示方法 - Google Patents

車両用表示装置及び車両用表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用表示装置及び車両用表示方法に関する。
従来より、車両周辺を撮影した画像を運転者に対して提示する技術としては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、カメラ映像に映っていない自車形状を合成して表示する技術が知られている。具体的には、車両の後続車両との位置関係(距離感)を掴むために、自車両後部の基準位置から後方に突出した部位を路面に投影し、当該投影した自車両部位を、自車両後方を撮影したカメラ映像に対して合成している。
特開2003−87779号公報
しかしながら、従来の技術では、自車両の形状に応じた画像をカメラ映像に合成しているだけなので、当該人工的な自車両画像とカメラ映像とが異質なものとなっている。したがって、自車両画像とカメラ映像を運転者に提示すると、運転者にとっては違和感のある映像となってしまう。特に、自車両画像が表示画面において示す面積が大きくなるほど、違和感が大きくなってしまい、車両周辺を正しく認識させることができなかった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、運転者に違和感のない映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる車両用表示装置及び車両用表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、車両周辺を撮影した車両周辺画像に自車両画像を重畳させた表示画像を作成して、当該表示画像を表示手段に表示させる。このとき、本発明では、自車両の走行している周辺環境に応じて、自車両画像の表示形態を変更する。
本発明によれば、周辺環境に応じて自車両画像の表示形態を変更して車両周辺画像に重畳させるので、当該自車両画像が周囲環境に対して違和感のない映像を運転者に提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。
本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置が搭載される車両において、4台の車載カメラの設置位置及び撮影領域の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置が搭載される車両において、実カメラ及び仮想カメラの位置と撮影エリアとの関係の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置による視点変換の原理の一例を説明する図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置により作成する俯瞰画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置の機能的な一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置における演算部の機能的な一構成例を示すブロック図である。 ディスプレイ等の配置の一例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置において表示画像を作成するときの周囲環境の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置により表示する画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置において鏡面反射状態を模擬するための原理を説明する図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置における魚眼カメラにより撮影した周囲映像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置により作成する鏡面反射状態を模擬した自車両画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置において、車体を撮影するカメラの一例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置により、車体の一部を撮影した画像の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置において、実際に車両に映る鏡面反射状態を示す図である。 本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置において、仮想カメラから見た鏡面反射状態を説明する図である。 本発明の第2実施形態として示す車両用表示装置の機能的な一構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態として示す車両用表示装置において、車体映像の車体領域に応じて自車両画像を変更することの説明図である。 本発明の第2実施形態として示す車両用表示装置により作成する拡散反射状態を模擬した自車両画像の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態として示す車両用表示装置において予め記憶しておく自車両画像群の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態として示す車両用表示装置の機能的な一構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態として示す車両用表示装置における演算部の機能的な一構成例を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態として示す車両用表示装置において、拡散反射状態を模擬した自車両画像と、鏡面反射状態を模擬した自車両画像とを合成することの説明図である。 本発明の第5実施形態として示す車両用表示装置において、自車両画像の一部を半透明にすることの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態として示す車両用表示装置は、車両周辺を撮影し、当該撮影された車両周辺画像に自車両画像を重畳させた表示画像を作成して、表示するものである。このとき、車両用表示装置は、自車両の走行している周辺環境に応じて、表示画像中の自車両画像の表示形態を変更する。
車両用表示装置は、表示画像として、例えば、撮影エリアを車両中央の真上から見下ろした画像である俯瞰画像を表示する。なお、以下の説明においては、運転者に自車両の周辺を認識させるための表示画像として俯瞰画像を表示させる例について説明する。しかし、俯瞰画像に限らず、自車両側方を確認させるための側方画像やその他の車両周辺画像を表示画像として表示させる場合であっても、後述するように表示画像中の自車両画像の表示形態を変更することができる。
車両用表示装置は、例えば図1に示すように複数のカメラ2a,2b,2c,2d(以下、総称する場合には単に「カメラ2」と呼ぶ。)を備えた車両1に搭載される。カメラ2は、車両の前後左右に各々設置され、車両周囲の4方向の画像をそれぞれ撮影する。図1に示すように、カメラ2aは、車両前方のフロントグリルに設置され、車両前方の撮影エリアSP1の画像を撮影する。また、カメラ2bは、車両左側方の左サイドミラーに設置され、車両左側方の撮影エリアSP2の画像を撮影する。また、カメラ2cは、車両後方のルーフスポイラーに設置され、車両後方の撮影エリアSP3の画像を撮影する。また、カメラ2dは、車両右側方の右サイドミラーに設置され、車両右側方の撮影エリアSP4の画像を撮影する。これら4台のカメラ2a,2b,2c,2dで撮影された車両周辺画像データは、車両用表示装置に含まれる後述の映像処理装置10に随時供給される。
車両用表示装置は、カメラ2a,2b,2c,2dにより撮影された車両前方、車両後方、車両両側方からなる4個の車両周辺画像データのそれぞれを座標変換して、合成する。これにより、車両用表示装置は、カメラ2a,2b,2c,2dによって撮影された車両周辺画像データから、図2に示すように車両全周囲を車両上方の仮想視点から見下ろした合成画像(俯瞰画像)を生成する。すなわち、車両用表示装置は、カメラ2a,2b,2c,2dによって撮影された車両周辺画像に対して、変換前後の画像における画素アドレスの対応関係を記述した変換テーブルによってそれぞれ俯瞰画像に視点変換を行い、繋ぎ合わせる。これにより、車両用表示装置は、カメラ2によって得られた車両周辺画像を、仮想カメラ2’を視点として撮影エリアSP1〜SP4を撮影した俯瞰画像に変換する。
例えば図3に示すように、先ず実空間に合わせて仮想空間を設定し、仮想空間上に位置及び向きを合わせて実際のカメラ2と仮想カメラ2’とを配置する。次に投影面を設定する。図3ではxy平面を投影面に設定しているが、実空間の地形や物体の存在に合わせて、投影面を複数設けてもよい。次に仮想カメラ2’の画素の1つに注目し、注目した画素を画素Vとする。仮想カメラ2’の画素Vは面積を持っているので、画素Vの中心点の座標を画素Vの座標とする。仮想カメラ2’の位置及び向きの情報と合わせ、投影面と光線aとの交点cを求める。次に交点cから実際のカメラ2への光線bを考える。光線bの実際のカメラ2への入射が実際のカメラ撮影範囲内の場合には、光線bが実際のカメラ2のどの画素に入射するかを計算する。この場合、画像変換後の画像変換画像について光線bが実カメラ11のどの画素に入射するかを計算する。この光線bが入射する画素を画素Rとすると、画素Vと画素Rとが対応し、画素Vの色及び輝度を画素Rの色及び輝度とすることができる。
このような変換処理により、車両用表示装置は、図4に示すような俯瞰画像を作成することができる。この俯瞰画像は、車両前方に設けられたカメラ2aにより撮影された車両周辺画像データを変換した部分画像101Fと、車両左側方に設けられたカメラ2bにより撮影された車両周辺画像データを変換した部分画像101Lと、車両右側方に設けられたカメラ2dにより撮影された車両周辺画像データを変換した部分画像101Rと、車両後方に設けられたカメラ2cにより撮影された車両周辺画像データを変換した部分画像101Bを合成してなる。この俯瞰画像において、部分画像101同士の境界には繋ぎ目線102が重畳されている。俯瞰画像の中央には、自車両を示す自車両画像100が重畳されている。この自車両画像100は、後述するように自車両の走行している周辺環境に応じて表示形態を変更されて、当該俯瞰画像に重畳される。
このように車両周辺画像としての俯瞰画像を作成し、当該俯瞰画像に自車両画像100を重畳させる車両用表示装置は、例えば図5に示すように構成されている。この車両用表示装置は、前方のカメラ2a,左側方のカメラ2b,後方のカメラ2c,右側方のカメラ2dと、映像処理装置10と、ディスプレイ3とを有する。
このような車両用表示装置における映像処理装置10は、図7に示すように、インストルメントパネル33に内蔵される。また、インストルメントパネル33の略中央部には、駐車ボタン32及びスクロールキー31を含むスイッチ群34及びディスプレイ3が設けられている。また、インストルメントパネル33の運転席側には、運転者が視認可能な速度や回転数などの表示部36が設けられている。スイッチ群34のステアリング35側には、シフトレバー37が設けられている。このようにスイッチ群34には、当該スイッチ群34内におけるシフトレバー37側に駐車ボタン32が設けられている。駐車ボタン32は、例えば俯瞰画像を表示させた状態で駐車を開始する時に操作される。
映像処理装置10は、カメラ2a,2b,2c,2dのそれぞれに対応した映像入力部12a,12b,12c,12d及びフレームメモリ13a,13b,13c,13dと、図6に示す各部を含む演算部14と、変換テーブル記憶部15と、出力映像用のフレームメモリ16と、ディスプレイ3と接続された映像出力部17とを備える。
映像入力部12a,12b,12c,12dは、カメラ2a,2b,2c,2dから、所定時間ごとに車両周辺画像データを入力する。ここで、カメラ2は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カメラで構成されている。このカメラ2は、車両周辺を撮影した車両周辺画像を映像処理装置10に出力する。なお、この実施の形態では、車両の前方、後方及び両側方を撮影するために4個のカメラ2a,2b,2c,2dを設けているので、車両前方、車両後方、車両両側方の4個の車両周辺画像が映像入力部12a,12b,12c,12dに出力される。
フレームメモリ13a,13b,13c,13dは、映像入力部12a,12b,12c,12dにより入力したカメラ2a,2b,2c,2dによる車両周辺画像データをフレーム単位で格納する。フレームメモリ13a,13b,13c,13dは、同時刻にカメラ2a,2b,2c,2dにより撮影された車両周辺画像データが演算部14により読み込まれる。
演算部14は、カメラ2a,2b,2c,2dにより撮影された車両周辺画像データに自車両画像100を重畳させた表示画像を作成する表示画像作成手段として機能する。特に、演算部14は、自車両の車体に映る周囲状態を模擬するように自車両画像100の表示形態を変更する。この第1実施形態として示す車両用表示装置における演算部14は、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射される状態を模擬するように自車両画像100の表示形態を変更する。この鏡面反射状態とは、例えば昼間の太陽や、夜間電灯などの周囲光に対して高い輝度の光が車両1に対して照射された時に、車両1のうち一部分の輝度が高く見える状態をいう。
また、演算部14は、自車両画像100が重畳される車両周辺画像として、上述したような俯瞰画像を作成する。このために、演算部14は、変換前後の画像における画素アドレスの対応関係を記述した変換テーブルを変換テーブル記憶部15から読み出す。そして、演算部14は、カメラ2a,2b,2c,2dにより撮影された車両前方、車両後方、車両両側方からなる4個の車両周辺画像データのそれぞれを座標変換して、俯瞰画像を作成する。そして、演算部14は、作成した俯瞰画像における所定領域に、車両の周囲状態を模擬した自車両画像100を重畳させる。
変換テーブル記憶部15は、演算部14により表示画像を作成するに際して、カメラ2a,2b,2c,2dの車両周辺画像データを変換するための変換テーブルを記憶する。なお、変換テーブル記憶部15は、俯瞰画像を作成する変換テーブルに限らず、他のレイアウトの表示画像を作成するための変換テーブルを記憶していても良いことは勿論である。
フレームメモリ16は、演算部14により作成された出力映像である俯瞰画像をフレーム単位で記憶する。フレームメモリ16は、所定時間ごとに、フレーム単位の俯瞰画像を映像出力部17に出力する。
映像出力部17は、フレームメモリ16からフレーム単位で俯瞰画像を読み出して、所定時間ごとに俯瞰画像をディスプレイ3に出力する。
ディスプレイ3は、映像処理装置10により作成された表示画像としての俯瞰画像を入力して、当該俯瞰画像を表示する。
演算部14は、図6に示すように、視点変換処理部21と、鏡面反射映像生成部22と、画像合成処理部23とを有する。なお、この演算部14は、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータによるハードウエアで構成されているが、図6においては便宜的に機能ブロック毎に分けて、説明を行っている。
視点変換処理部21は、カメラ2a,2b,2c,2dの撮影映像である車両周辺画像データを、フレームメモリ13a,13b,13c,13dから読み出して、上述した変換テーブルを用いた視点変換を行って俯瞰画像を作成する。この俯瞰画像は、画像合成処理部23に供給される。
鏡面反射映像生成部22は、自車両の走行している周辺環境に応じて、自車両画像100の表示形態を変更する。この第1実施形態においては、鏡面反射映像生成部22により、車両1に対して周囲の光が鏡面反射した状態を模擬した自車両画像100を作成する場合について説明する。鏡面反射映像生成部22は、車両周辺画像データ及び自車両の周囲を撮影する周囲撮影手段としての魚眼カメラ211からの周囲映像(周囲画像)を用いて、鏡面反射状態を模擬した自車両画像100を作成する。この自車両画像100は、画像合成処理部23に供給される。
画像合成処理部23は、俯瞰画像における所定領域に自車両画像100を重畳させて、ディスプレイ3に表示させる表示画像を作成する。この表示画像は、フレームメモリ16に供給される。
[鏡面反射状態を模擬した自車両画像を作成する具体例]
つぎに、上述した車両用表示装置において、車両1に対して周囲の光が鏡面反射した状態を模擬した自車両画像100を作成する具体例について説明する。
例えば、図8に示すように、車両1の周囲には、車両1が走行している脇に設置された支柱201の先端に電灯202が設けられ、歩道204を介してビル203が存在するとする。このような周囲状態において、図9に示すような表示画像としての俯瞰画像を表示させるとする。
図9に示す俯瞰画像は、周囲状態を表す部分画像101の組み合わせた画像上に、自車両画像100を配置している。この状態において、部分画像101には、道路上の白線、支柱201、歩道204、ビル203が含まれている。これら車両1の周囲に存在する支柱201、歩道204及びビル203、白線112は、車両1周囲の明るさなどの影響によって、色合いが変化するものである。したがって、車両用表示装置は、当該車両1の周囲状態によって色合いが変化する部分画像101に対して違和感がないような自車両画像100を作成する。
このために、車両用表示装置は、図10に示すように、車両1の塗装面に対する入射光を魚眼カメラ211により撮影する。そして、車両用表示装置は、魚眼カメラ211により、仮想カメラ212から車両1を見たときに車両1に映っていることが推定される周囲映像を生成する。魚眼カメラ211は、図10中におけるAからの矢印方向を撮影領域211’の中心とし、図11に示す周囲映像を撮影させる。図11に示す周囲映像には、当該映像の大部分を占める空の他に、ビル203及び電灯202が含まれている。
このような魚眼カメラ211により撮影された周囲映像は、鏡面反射映像生成部22に供給される。鏡面反射映像生成部22は、魚眼カメラ211により撮影された周囲映像を用いて、仮想カメラ212の位置から車両1を見下ろしたときに車両1に映っている風景(鏡面反射映像)を演算する。
例えば、魚眼カメラ211に対しては、当該魚眼カメラ211の位置Aに入射光215が入射される。また、車両1の車***置Cには入射光213が入射され、当該車両1の車体にて反射した反射光214が仮想カメラ212の位置Bに入射される。このように仮想カメラ212が反射光214を撮影した状態を鏡面反射映像生成部22によって求める。
ここで、車両1のボディ形状と仮想カメラ212の位置Aとは既知であるため、電灯202からの入射光213が車両1に入射する位置Cにおける車体接線と仮想カメラ212の位置Bとの位置関係から、入射光213が反射した反射光214の出射角αが求まる。すると、入射光213が車両1に入射した位置Cにおける入射角βは、出射角αと等しいものとして求めることができる。そして、この入射角βの入射光213が水平線となす角度γを求めることができる。
通常、車両1と仮想カメラ212の距離よりも、車両1の周囲に存在する電灯202などの物体との距離の方が長い。このため、鏡面反射映像生成部22は、魚眼カメラ211が撮影した周囲映像のうち、水平線となす角度γにおけるピクセルの色を、電灯202が車両1に入射した色として用いることができる。これにより、鏡面反射映像生成部22は、実際に電灯202の位置Dと、魚眼カメラ211により撮影された周囲映像のうち電灯202を撮影した位置Eとの間に誤差があるものの、魚眼カメラ211により撮影した周囲映像のうち車両1の車体に対して周囲の光が鏡面反射される方向の映像を求めることができる。
このように、車両1の位置と、魚眼カメラ211との対応関係を、鏡面反射映像生成部22によって求める。これにより、鏡面反射映像生成部22は、魚眼カメラ211により撮影された周囲映像を用いて、自車両画像100の全体に亘って、どのような光が自車両画像100に投影されているかを求めることができる。これにより、鏡面反射映像生成部22は、例えば図12に示すように、自車両画像100の一部に、電灯202からの光が反射することにより他の部分よりも輝度が高い鏡面反射部分103A,103B,103Cを模擬するように自車両画像100の表示形態を変更できる。
なお、鏡面反射映像生成部22は、リアルタイムで鏡面反射部分103を含む自車両画像100を作成するために、自車両画像100上の位置と、魚眼カメラ211との対応関係を記述した対応マップを用意しておくことが望ましい。これにより、鏡面反射映像生成部22は、簡単な処理で、魚眼カメラ211により撮影された周囲映像に基づいて、鏡面反射部分103を含む自車両画像100を作成することができる。
[鏡面反射状態を模擬した自車両画像を作成する他の具体例]
つぎに、鏡面反射映像生成部22により、鏡面反射状態を模擬した自車両画像100を作成する他の具体例について説明する。
この車両用表示装置は、図13に示すように、車体の一部を撮影する車体撮影手段としてのカメラ2eを備える。このカメラ2eは、車室内におけるルームミラー付近に設置され、車両1の前部1Aを撮影範囲に含み、後部1Bは撮影範囲に含まない。このカメラ2eは、車両1の車体を撮影する車体撮影手段として機能し、当該車体映像を演算部14の鏡面反射映像生成部22に供給する。そして、鏡面反射映像生成部22は、カメラ2eにより撮影された車体画像を用いて自車両画像100の表示形態を変更する。
このよう車両用表示装置において、カメラ2eにより撮影された車体映像120は、図14に示すように、車両1の前部1A、道路上の白線111,112を含む。また、車両1の前部1Aには、電灯202から出射された光104が照射されているとする。この時、実際の車両1の前部1Aは、図15に示すように、電灯202からの光によって鏡面反射部分103A,103B,103Cが形成されていたとする。
この場合、鏡面反射映像生成部22は、カメラ2eにより撮影された車体映像120と自車両画像100上の位置との対応関係を記憶しておき、カメラ2eにより撮影された車体映像120を、自車両画像100上の映像に変換することができる。ここで、例えば電灯202と車両1との距離が十分に離れているので、任意の車両1上の点に入射された光の入射角と、仮想カメラ212により撮影される反射光の反射角とが同じであると仮定できる。図16に、図15におけるA線上での断面状態を示すように、カメラ2eの撮影範囲と、仮想カメラ212の撮影範囲との対応関係は、仮想カメラ212の位置と車両1のボディ形状の関係から予め設定される。すなわち、カメラ2eにより撮影された車体映像120における任意の画素A(104)に対する、仮想カメラ212から見た点としての自車両画像100上の画素B,C,D(103A,103B,103C)の関係は、予め対応マップとして設定できる。
例えば、図14に示すカメラ2eの車体映像120が撮影された場合には、図14に示す光104(図16のA)を、図15に示すような鏡面反射部分103A,103B,103C(図16のB,C,D)として含む自車両画像100を模擬する対応マップを作成しておく。これにより、鏡面反射映像生成部22は、カメラ2eにより撮影された車体映像120における画素を取り出して、予め設定された対応マップを参照して、鏡面反射部分103A,103B,103Cを含む自車両画像100を作成できる。
[第1実施形態の効果]
以上説明したように、本発明の実施形態として示す車両用表示装置によれば、自車両の走行している周辺環境に応じて自車両画像100の表示形態を変更するので、周辺環境に対して違和感のない自車両画像100を含む映像を提示することができ、車両周辺を正しく認識させることができる。
また、この車両用表示装置によれば、車両周辺画像から俯瞰画像を生成し、当該俯瞰画像に自車両画像100を重畳させる場合に、自車両画像100と車両周辺画像とを同時に見たときの違和感を低減できる。
更に、この車両用表示装置によれば、車両1に映る周囲状態を模擬するように自車両画像100の表示形態を変更するので、より違和感のない映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。したがって、例えば車両1が、両脇に街灯がある道を走行中には、その風景があたかも車両1に写っている自車両画像100を作成でき、周囲映像に違和感なく溶け込んでいる自車両画像100を表示できる。
更にまた、車両用表示装置は、自車両の周囲を撮影する周囲撮影手段としての魚眼カメラ211を備え、図10に示したように、鏡面反射映像生成部22により、魚眼カメラ211により撮影された周囲映像のうち、車両1の車体に対して周囲の光が鏡面反射される方向の映像を用いて自車両画像100の表示形態を変更することができる。したがって、この車両用表示装置によれば、実際に車両1の塗装面に映りこんでいる風景を撮影することができない場合でも、車両周辺の状況に対して現実感のある鏡面反射映像を含む自車両画像100を生成することができる。
また、車両用表示装置によれば、自車両の車体を撮影するカメラ2eを備え、鏡面反射映像生成部22により、カメラ2eにより撮影された車体映像120を用いて自車両画像100の表示形態を変更するので、車両1を実際に撮影して自車両画像100を作成でき、より現実感に近い自車両画像100を作成できる。また、車両1の全部を撮影しなくても、車両1に映っている鏡面反射状態に応じて、現実感の高い自車両画像100を作成できる。
[第2実施形態]
つぎに、本発明の第2実施形態として示す車両用表示装置について説明する。なお、上述した第1実施形態と同じ部分については、同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
第2実施形態として示す車両用表示装置は、図17に示すように、鏡面反射映像生成部22に代えて、演算部14に拡散反射映像生成部24を備えた点で、上述した第1実施形態として示した車両用表示装置とは異なる。この車両用表示装置において、拡散反射映像生成部24は、車両1の車体に対して周囲の光が拡散反射された状態を模擬するように自車両画像100の表示形態を変更する。この拡散反射状態とは、周囲の光が車両1にて拡散反射することにより車両1の色が異なって見える状態をいう。
このような車両用表示装置は、上述の図13に示したカメラ2eを備え、図18に示す車体映像120を撮影する。そして、拡散反射映像生成部24は、カメラ2eにより撮影された車体映像120の輝度又は色に応じて自車両画像100の表示形態を変更する。例えば図18に示す車体映像120のうち、車両1の前部1Aのうち一部に相当する車体領域121の輝度又は色を取得する。そして、拡散反射映像生成部24は、取得した車体領域121の輝度又は色の平均値を演算する。具体的には、車体領域121として設定されている座標のRGB値の平均を演算する。そして、拡散反射映像生成部24は、演算した値となるように自車両画像100の輝度又は色を決定して自車両画像100の表示形態を変更させる。これにより、車両用表示装置は、図19に示すように、車両1の前部1A及び後部1Bを、周囲の光が拡散反射された状態を模擬する形態とする自車両画像100Bを作成することができる。
以上のように、車両用表示装置によれば、第1実施形態と同様に、自車両の走行している周辺環境に応じて自車両画像100の表示形態を変更するので、周辺環境に対して違和感のない自車両画像100を含む映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。これに加えて、この車両用表示装置によれば、実際に車両1を撮影した車体映像120を用いて自車両画像100の輝度又は色を決定できるので、実際に周囲の光が拡散反射している状態に応じて自車両画像100の表示形態を変更できる。これにより、車両用表示装置によれば、車両周辺の明るさの違いによる違和感を回避した、現実感が非常に高い自車両画像100を生成することができる。
[第3実施形態]
つぎに、第3実施形態として示す車両用表示装置について説明する。なお、上述した実施形態と同じ部分については、同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
この車両用表示装置は、図20に示すように、自車両の車体に対して周囲の光が拡散反射された状態を模擬した自車両画像を複数含む自車両画像群130を記憶しておき、車両1の状態に応じて、何れかの自車両画像100を選択するものである。この車両用表示装置は、図21に示すように、自車両画像群130を記憶する自車画像記憶部18と、車両状態を示す車両信号を出力するタイマ41,ワイパーSW42,ナビゲーション装置43,輝度センサ44,ヘッドライトSW45とを備える。自車画像記憶部18、及び、タイマ41,ワイパーSW42,ナビゲーション装置43,輝度センサ44,ヘッドライトSW45は、演算部14に接続されている。演算部14は、自車両画像群130及び車両信号を取得する。
演算部14は、図22に示すように、視点変換処理部21、鏡面反射映像生成部22、画像合成処理部23及び拡散反射映像生成部24を備える。第3実施形態において、拡散反射映像生成部24は、車両信号及び自車両画像群130を入力する(入力手段)。この車両信号としては、自車両の状態としての時刻、ワイパーのオンオフ状態、走行場所、輝度センサ値、ヘッドライトのオンオフ状態のうち、何れかであれば良い。また、車両信号は、自車両画像100の鏡面反射状態又は拡散反射状態が変化するものであれば、他のものを含んでいても良い。
拡散反射映像生成部24は、自車両の状態としての時刻、ワイパーのオンオフ状態、走行場所、輝度センサ値、ヘッドライトのオンオフ状態のうち、何れかの車両信号に基づいて自車画像記憶部18に記憶した自車両画像の何れかを選択する。これにより、鏡面反射映像生成部22は、現在の車両状態に近い拡散反射状態を模擬した自車両画像100を選択することができる。
具体的には、拡散反射映像生成部24は、自車両画像群130のうち実際に使用する自車両画像100を選択するために、一又は複数の車両信号を用いて、適切な自車両画像100を決定する。
例えば、車両信号としてタイマ41が計時している時刻を用いるとする。この場合、拡散反射映像生成部24は、タイマ41から取得した時刻に基づいて、適切な明るさの自車両画像100を選択する。タイマ41により取得した時刻が昼間であり車両周辺が明るい場合には明るい自車両画像100を選択し、タイマ41により取得した時刻が夜間であり車両周辺が暗い場合には暗い自車両画像100を選択する。例えば、時刻が0〜5時である場合には、図20に示した「A」の自車両画像100を選択し、時刻が5〜6時である場合には、図20に示した「B」の自車両画像100を選択し、時刻が6〜7時である場合には、図20に示した「C」の自車両画像100を選択し、時刻が7〜8時である場合には、図20に示した「D」の自車両画像100を選択し、時刻が8〜9時である場合には、図20に示した「E」の自車両画像100を選択し、時刻が9〜15時である場合には、図20に示した「F」の自車両画像100を選択し、時刻が15〜16時である場合には、図20に示した「E」の自車両画像100を選択し、時刻が16〜17時である場合には、図20に示した「D」の自車両画像100を選択し、時刻が17〜18時である場合には、図20に示した「C」の自車両画像100を選択し、時刻が18〜19時である場合には、図20に示した「B」の自車両画像100を選択し、時刻が19〜24時である場合には、図20に示した「A」の自車両画像100を選択する。
また、拡散反射映像生成部24は、ワイパーSW42がオン状態である時には雨天であると判定して、暗い自車両画像100を選択する。例えば、上述した時刻に対して自車両画像100を選択した状態で、ワイパーSW42がオン状態である場合には、一段階だけ暗い自車両画像100を選択する。例えば、時刻が7〜8時でありワイパーSW42がオフ状態である場合には、時刻にのみ基づいて「D」の自車両画像100を選択し、ワイパーSW42がオンである場合には一段階だけ暗い「C」の自車両画像100を選択する。
更に、拡散反射映像生成部24は、ナビゲーション装置43から地図データを取得し、車両周辺の明るさに応じて自車両画像100を選択する。例えば車両1がトンネル内を走行している場合には、拡散反射映像生成部24は、昼間の時刻に応じて選択した自車両画像100よりも3段階程度の暗い自車両画像100を選択し、夜間の時刻に応じて選択した自車両画像100よりも4段階程度の暗い自車両画像100を選択する。
更にまた、拡散反射映像生成部24は、輝度センサ44が検出した車両周辺の明るさに応じて、自車両画像100を選択しても良い。例えば輝度センサ44により検出した車両周辺の明るさが50000ルクス以上である場合には最も明るい「F」の自車両画像100を選択し、1000〜5000ルクスである場合には「D」の自車両画像100を選択し、1000ルクス以下である場合には「B」の自車両画像100を選択する。
更にまた、拡散反射映像生成部24は、ヘッドライトSW45のオンオフ状態に応じて、自車両画像100を選択しても良い。拡散反射映像生成部24は、ヘッドライトSW45がオン状態である場合には車両周辺が暗いので、暗い自車両画像100を選択する。また、拡散反射映像生成部24は、ヘッドライトSW45がオン状態である場合には、時刻に応じて選択した自車両画像100よりも3段階程度の暗い自車両画像100を選択しても良い。
以上のように、第3実施形態として示した車両用表示装置によれば、第1実施形態と同様に、自車両の走行している周辺環境に応じて、自車両画像100の表示形態を変更するので、周辺環境に対して違和感のない自車両画像100を含む映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。これに加えて、この車両用表示装置によれば、車両状態に応じて拡散反射状態を模擬した自車両画像100を簡単な構成によって作成することができる。
[第4実施形態]
つぎに、第4実施形態として示す車両用表示装置について説明する。なお、上述した実施形態と同じ部分については、同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
この車両用表示装置は、図22に示すように、鏡面反射映像生成部22によって作成された鏡面反射状態を模擬した自車両画像100と、拡散反射映像生成部24によって作成された拡散反射状態を模擬した自車両画像100とを合成して、ディスプレイ3に表示させる自車両画像100を作成する。
この車両用表示装置において、拡散反射映像生成部24は、第3実施形態のように車両信号に応じて自車両画像群130から自車両画像100を選択しても良く、第2実施形態のように車体映像120を用いて拡散反射状態を模擬した自車両画像100を作成しても良い。また、鏡面反射映像生成部22は、上述したような魚眼カメラ211により撮影された周囲映像又はカメラ2eにより撮影された車体映像120を用いて、第1実施形態に示した演算を行って鏡面反射状態を模擬した自車両画像100を作成する。
そして、画像合成処理部23は、図23(b)に示した鏡面反射状態を模擬した自車両画像100Aと、図23(a)に示した拡散反射状態を模擬した自車両画像100Bとを合成して、図23(c)に示す合成後の自車両画像100Cを作成する。画像合成処理部23は、合成した自車両画像100Cを、視点変換処理部21により作成した俯瞰画像に重畳させる。
ここで、画像合成処理部23は、フレームメモリ16に格納する出力映像の各ピクセルについて、視点変換映像としての俯瞰画像と、鏡面反射状態を模擬した自車両画像100と、拡散反射状態を模擬した自車両画像100との混合比を予め決定して、テーブルに記憶しておく。そして、画像合成処理部23は、俯瞰画像、自車両画像100A,100Bを合成する時に、テーブルを読み出して、当該テーブルの混合比に応じて足し合わせる。例えば車両1から離れた位置では、俯瞰画像、鏡面反射状態を模擬した自車両画像100、拡散反射状態を模擬した自車両画像100のそれぞれの混合比を、100%:0%:0%とする。中央の自車の領域においては、それぞれの混合比を、例えば0%:0%:100%、0%:100%:0%、又は、0%:50%:50%とする。
このような第4実施形態として示した車両用表示装置によれば、自車両の走行している周辺環境に応じて自車両画像100の表示形態を変更するので、周辺環境に対して違和感のない自車両画像100を含む映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。このような効果に加えて、第4実施形態として示した車両用表示装置によれば、演算部14により、車両1に対して周囲の光が鏡面反射された状態を模擬するように表示形態を変更した自車両画像100Aを作成すると共に、車両1に対して周囲の光が拡散反射された状態を模擬するように表示形態を変更した自車両画像100Bを作成し、双方の自車両画像を合成した自車両画像100Cを俯瞰画像に重畳させるので、車両周辺に対して更に現実感の高い自車両画像100を表示させることができる。
[第5実施形態]
つぎに、第5実施形態として示す車両用表示装置について説明する。なお、上述した実施形態と同じ部分については、同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
第5実施形態として示す車両用表示装置は、演算部14により、鏡面反射状態を模擬した自車両画像100又は拡散反射状態を模擬した自車両画像100、又は双方を合成した自車両画像100を俯瞰画像に重畳させることに加え、自車両画像100のうち、車両周辺画像としての俯瞰画像に重畳される一部を半透明にするものである。
例えば図24(a)に示すように、自車両画像100の一部としてのドアミラー部100aが俯瞰画像に含まれる白線に重畳されているとする。この場合、画像合成処理部23は、自車両画像100のうち、白線に重畳されているドアミラー部100aを半透明に加工する。これにより、画像合成処理部23は、自車両画像100のドアミラー部100aによって俯瞰画像が隠れてしまうことを防ぐ。具体的には、画像合成処理部23は、表示画像中の自車両画像100のドアミラー部100aに相当する範囲における俯瞰画像と、自車両画像100との混合比を50%:50%にする。
以上のように、第5実施形態として示した車両用表示装置によれば、自車両の走行している周辺環境に応じて自車両画像100の表示形態を変更するので、周辺環境に対して違和感のない自車両画像100を含む映像を提示することにより、車両周辺を正しく認識させることができる。これに加えて、車両用表示装置によれば、自車両画像100のうちの一部を半透明に加工するので、車両周辺に対して現実感の高い自車両画像100を表示すると共に、車両周辺の視認性を高めることとを両立させることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 車両
2a,2b,2c,2d,2e カメラ
3 ディスプレイ
10 映像処理装置
11 実カメラ
12a,12b,12c,12d 映像入力部
13a,13b,13c,13d フレームメモリ
14 演算部
15 変換テーブル記憶部
16 フレームメモリ
17 映像出力部
18 自車画像記憶部
21 視点変換処理部
22 鏡面反射映像生成部
23 画像合成処理部
24 拡散反射映像生成部
31 スクロールキー
32 駐車ボタン
33 インストルメントパネル
34 スイッチ群
35 ステアリング
36 表示部
37 シフトレバー
41 タイマ
42 ワイパーSW
43 ナビゲーション装置
44 輝度センサ
45 ヘッドライトSW
100 自車両画像
100a ドアミラー部
101 部分画像
103 鏡面反射部分
120 車体映像
130 自車両画像群
211 魚眼カメラ

Claims (8)

  1. 車両周辺を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された車両周辺画像に自車両画像を重畳させた表示画像を作成する表示画像作成手段と、
    前記表示画像作成手段により作成された表示画像を表示させる表示手段と
    自車両の周囲を撮影する周囲撮影手段を備え、
    前記周囲撮影手段により撮影された周囲画像のうち、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射される方向の画像を用いて、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射する状態を模擬するように前記自車両画像の表示形態を変更することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示画像作成手段は、前記撮影手段により撮影された車両周辺画像から俯瞰画像を生成し、当該俯瞰画像に前記自車両画像を重畳させて表示画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 自車両の車体を撮影する車体撮影手段を備え、
    前記表示画像作成手段は、前記車体撮影手段により撮影された車体画像を用いて前記自車両画像の表示形態を変更することを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示画像作成手段は、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射された状態を模擬するように表示形態を変更した自車両画像を作成すると共に、自車両の車体に対して周囲の光が拡散反射された状態を模擬するように表示形態を変更した自車両画像を作成し、双方の自車両画像を合成して前記車両周辺画像に重畳させることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 自車両の車体を撮影する車体撮影手段を備え、
    前記表示画像作成手段は、前記車体撮影手段により撮影された車体画像の輝度又は色に応じて前記自車両画像の表示形態を変更することを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  6. 自車両の車体に対して周囲の光が拡散反射された状態を模擬した自車両画像を複数記憶する記憶手段と、
    自車両の状態としての時刻、ワイパーのオンオフ状態、走行場所、輝度センサ値、ヘッドライトのオンオフ状態のうち何れかを含む車両信号を入力する入力手段とを備え、
    前記表示画像作成手段は、前記入力手段により入力した車両信号に基づいて前記記憶手段に記憶した自車両画像の何れかを選択することを特徴とする請求項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記表示画像作成手段は、前記自車両画像のうち、前記車両周辺画像に重畳される一部を半透明にすることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の車両用表示装置。
  8. 撮影手段により撮影された車両周辺画像に自車両画像を重畳させて表示する時に、
    自車両の周囲を撮影する周囲撮影手段により撮影された周囲画像のうち、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射される方向の画像を用いて、自車両の車体に対して周囲の光が鏡面反射する状態を模擬するように前記自車両画像の表示形態を変更することを特徴とする車両用表示方法。
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