JP5338355B2 - 密閉型圧縮機および冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用電気冷凍冷蔵庫やショーケースなどに使用される密閉型圧縮機の吸入マフラーおよび冷凍装置に関するものである。
近年、地球環境保護に対する要求はますます強まってきており、冷蔵庫やその他の冷凍サイクル装置などにおいても、特に高効率化が強く要望されている。
従来、この種の密閉型圧縮機としては、樹脂製の吸入マフラーを用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図3は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図4は、同特許文献に記載された従来の吸入マフラーの縦断面図である。
図3と図4において、密閉容器1の底部にオイル3を貯留するとともに冷媒5が充填され、圧縮機本体7がサスペンションスプリング9によって、密閉容器1に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体7は、電動要素11と、電動要素11の上方に配設される圧縮要素13とを備え、電動要素11は、ステータ15およびロータ17を有している。
圧縮要素13は、偏芯軸19と主軸21とを備えたクランクシャフト23と、圧縮室25を形成するシリンダ27を一体に形成したブロック29と、ピストン31と、シリンダ27の端面を封止するバルブプレート33に備えられた吸入孔35を開閉する吸入バルブ37と偏芯軸19とピストン31とを連結する連結手段39を備えている。
クランクシャフト23の主軸21は、ブロック29の軸受部41に回転自在に軸支されるとともに、ロータ17が固定されている。また、クランクシャフト23は、主軸21表面に設けられたらせん状の溝などからなる給油機構43を備えている。
また、シリンダ27の端面に取り付けられたバルブプレート33と、バルブプレート33を蓋するシリンダヘッド45により、吸入マフラー47は狭持されて固定されている。
吸入マフラー47は、PBTなどの樹脂で成型され、消音空間49を形成するマフラー本体51と、消音空間49と密閉容器1内空間とを連通する入口管53と、消音空間49と圧縮室25とを連通する出口管55とを有するとともに、マフラー本体51下端にはオイル排出孔57を備えている。
また、出口管55は、消音空間49への開口部と吸入バルブ37近傍の開口部との中間部で屈折して形成された屈曲部59と、屈曲部59から消音空間49側に延出する第1出口管部61と、屈曲部59から吸入バルブ37側に延出する第2出口管部63とを備えるとともに、第1出口管部61と第2出口管部63とは直角に形成されている。
以上のように構成された特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
まず、密閉型圧縮機は、ステータ15に電流を流して磁界を発生させ、主軸21に固定されたロータ17を回転させることで、クランクシャフト23が回転し、偏芯軸19に回転自在に取り付けられた連結手段39を介して、ピストン31がシリンダ27内を往復運動する。
そして、このピストン31の往復運動により、冷媒5の圧縮室25への吸入と圧縮および冷凍サイクル(図示せず)への吐出が繰り返される。
吸入行程において冷凍サイクルより戻った冷媒5は、吸入マフラー47を経て、吸入バルブ37の開閉により圧縮室25と連通する吸入孔35を介して、圧縮室25内へ導かれる。
ここで、吸入マフラー47は、間欠的な冷媒5の吸入により発生する騒音を低減するとともに、熱伝導率の小さい樹脂で形成されることで吸入マフラー47内を通過する冷媒5の加熱を防止する。
また、出口管55に屈曲部59を設けることで、吸入マフラー47の高さ寸法を小さくすることができるので、高さの低い密閉型圧縮機に使用することができる。
また、給油機構43は、クランクシャフト23の回転により生じた遠心力などを利用して、密閉容器1底部から上方の圧縮要素13へオイル3を搬送する。
搬送されたオイル3は、クランクシャフト23と軸受部41などの摺動部を潤滑した後、クランクシャフト23の上端より密閉容器1内に飛散し、ピストン31、シリンダ27などを潤滑するとともに、飛散したオイル3が密閉容器1に付着し、密閉容器1の内壁面を伝って底部に流れ落ちる際に、オイル3から密閉容器1へ熱が伝わり、密閉容器1から外部へ放熱することで、密閉型圧縮機の冷却を行っている。
また、密閉容器1内に飛散したオイル3は冷媒5とともに吸入マフラー47内にも吸入されるが、冷媒5が入口管53から消音空間49内に開放されて、冷媒5の速度が低下した際に、オイル3の大部分は冷媒5と分離され、マフラー本体51の底部に滞留し、オイル排出孔57により吸入マフラー47外に排出される。
特開2003−42064号公報
しかしながら、上記従来の構成では、落下せずに消音空間49内に飛散したオイル3が消音空間49の内壁面や出口管55の外表面に付着し、特に出口管55の外表面に付着したオイル3は、入口管53から流入した冷媒5の流れにより付勢され、第1出口管部61の消音空間49への開口部に移動するとともに、移動の過程で油滴が形成される。そして、油滴となったオイル3が、冷媒5の流れにより付勢されることで、図4の矢印で示したように出口管55の内壁に沿って移動し、圧縮室25内に多量のオイル3が流入する恐れがある。
オイル3が圧縮室25に大量に流入すると、圧縮時の負荷が大きくなり、入力が増大したり、十分に冷媒5を圧縮できないことにより、冷凍能力の低下を引き起こしたり、さらには、圧縮負荷などが急激に変動することにより、騒音が発生する可能性を有していた。
また、冷凍サイクルにオイル3が大量に吐出されることにより、熱交換器の性能を低下させる可能性も有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、圧縮室へのオイル流入量を低減し、騒音が低く、性能の安定した密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、少なくとも消音空間を形成するマフラー本体と、消音空間と吸入バルブとを連通する出口管とを有した吸入マフラーを備え、かつ、出口管が消音空間への開口部と吸入バルブ近傍の開口部との中間部で屈折して形成された屈曲部と、屈曲部から消音空間側に延出する第1出口管部と、屈曲部から吸入バルブ側に延出する第2出口管部とを備えるとともに、一端が出口管に連通し他端が閉塞されている側部閉空間が屈曲部の近傍に形成されたもので、出口管の内壁に沿って圧縮室内に流入しようとするオイルを側部閉空間によりオイル分離することで、圧縮室へのオイル流入量を低減するという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、消音空間内に飛散し出口管に付着したオイルが大量に圧縮室内に流入することを防止することで、騒音が低く、性能を安定させることができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室を形成するブロックと、前記圧縮室の端部に配設された吸入バルブと、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記圧縮室に連通した消音空間を形成する吸入マフラーとを備え、前記吸入マフラーは、少なくとも前記消音空間を形成するマフラー本体と、前記消音空間と前記吸入バルブとを連通する出口管とを備え、前記出口管は、前記消音空間への開口部と前記吸入バルブ近傍の開口部との中間部で屈折して形成された屈曲部と、前記屈曲部から前記消音空間側に延出する第1出口管部と、前記屈曲部から
前記吸入バルブ側に延出する第2出口管部とを備えるとともに、一端が前記出口管に連通し他端が閉塞されている側部閉空間が前記屈曲部の近傍に形成され、前記出口管の第1出口管部は、屈曲部側よりも消音空間側が鉛直方向下方となるように傾斜して形成されるとともに、前記側部閉空間の底部は、前記第1出口管部側が鉛直方向下方となるように傾斜して形成され、前記側部閉空間は、前記第1出口管部と前記第2出口管部によって形状が画定され、前記出口管の第1出口管部の下部と前記側部閉空間の底部とのなす角が135度から180度の範囲となるように形成されたもので、出口管の内壁に沿って圧縮室内に流入しようとするオイルを側部閉空間によりオイル分離することで、圧縮室内に大量のオイルが流入することを防止することができるので、騒音が低く、性能を安定させることができる。
また、側部閉空間で分離したオイルを側部閉空間の底部の勾配により消音空間内に排出することで、側部閉空間内に大量のオイルが滞留することを防止することができるので、さらに性能を安定させることができる。
さらに、消音空間の底部に滞留したオイルが圧縮室に流入することを防止することができるとともに、吸入マフラーの高さ方向の寸法を小さくすることができるので、さらに性能の安定したコンパクトな吸入マフラーを提供することができる
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の密閉型圧縮機を搭載したものであり、騒音が低く性能が安定した冷凍装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態における吸入マフラーの縦断面図である。
図1および図2において、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機は、密閉容器101内底部にオイル103を貯留するとともに、冷媒105として例えば地球温暖化係数の低い炭化水素系のR600aなどが封入してある。
また、密閉容器101は、鉄板の絞り成型によって形成されるとともに、一端が密閉容器101内に連通し、他端が冷凍サイクルの低圧側(図示せず)に接続される吸入管106を備えている。
また、密閉容器101内には、圧縮要素107と電動要素109とを備えた圧縮機本体111がサスペンションスプリング113によって、密閉容器101に対して弾性的に支持されて収納されている。
圧縮要素107は、クランクシャフト115、ブロック117、ピストン119、連結手段121などで構成されており、クランクシャフト115は、偏芯軸123と主軸125とを備えるとともに、主軸125表面に設けられたらせん状の溝などからなる給油機構127を備えている。
電動要素109は、ブロック117の下方にボルト(図示せず)によって固定されたステータ129と、ステータ129の内側の同軸上に配置され主軸125に焼き嵌め固定されたロータ131とで構成されている。
ブロック117には、圧縮室133を形成するシリンダ135が一体に形成されるとともに、主軸125を回転自在に軸支する軸受部137を備える。
また、シリンダ135の端面には、吸入孔139と吐出孔(図示せず)とを備えたバルブプレート141と、吸入孔139を開閉する吸入バルブ143と、バルブプレート141を蓋するシリンダヘッド145とが、ともにヘッドボルト147によって、シリンダ135の端面を封止するように押圧固定されるとともに、バルブプレート141とシリンダヘッド145とにより、吸入マフラー149が把持されて固定されている。
吸入マフラー149は、主にガラス繊維を添加したPBTなどの合成樹脂で成型されるとともに、入口管151を一体に成型したマフラー本体153と、出口管155を備えたカバー157とを組み合わせて一体化し、消音空間159を形成している。
また、出口管155は、消音空間159への開口部161と吸入バルブ143近傍の開口部163との中間部で屈折して形成された屈曲部165を備えるとともに、屈曲部165から消音空間159側に延出し、屈曲部165側よりも開口部161が鉛直方向下方となるように傾斜して形成された第1出口管部167と、屈曲部165から吸入バルブ143側に延出し、カバー157と一体に成型された第2出口管部169とで構成される。
さらに、出口管155の屈曲部165近傍の上方には、一端が出口管155に連通し他端が閉塞された側部閉空間171が、第1出口管部167と第2出口管部169とによって形状が画定されるように形成されている。
側部閉空間171の底部は、出口管155側が鉛直方向下方となるように傾斜して形成されるとともに、第1出口管部167の下部と側部閉空間171の底部とのなす角θが163度となるように形成されている。
また、入口管151の消音空間159への開口部173は、消音空間159の底部近傍に形成されるとともに、開口部173近傍のマフラー本体153の底部にオイル排出孔175が設けられている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
密閉型圧縮機は、ステータ129に電流を流して磁界を発生させ、主軸125に固定されたロータ131を回転させることで、クランクシャフト115が回転し、偏芯軸123に回転自在に取り付けられた連結手段121を介して、ピストン119がシリンダ135内を往復運動する。そして、このピストン119の往復運動に伴い、冷媒105は吸入マフラー149を介して圧縮室133内へ吸入され、圧縮された後、冷凍サイクル(図示せず)へ吐出される。
次に、密閉型圧縮機の吸入行程について説明する。
ピストン119がシリンダ135の容積が増加する方向に動作し、圧縮室133内の冷媒105が膨張し、圧縮室133内の圧力が吸入圧力を下回ると、圧縮室133内の圧力と吸入マフラー149内の圧力との差により、吸入バルブ143は開き始める。
そして、冷凍サイクルから戻った温度の低い冷媒105は、吸入管106から密閉容器101内に一旦開放され、その後、吸入マフラー149の入口管151を経て、消音空間159に開放される。そして、開放された冷媒105は、出口管155を経て、圧縮室133内に流入する。
その後、ピストン119の動作が下死点から圧縮室133内の容積が減少する方向に転じると、圧縮室133内の圧力は上昇し、圧縮室133内の圧力と吸入マフラー149内の圧力との差によって、吸入バルブ143は閉じる。
ここで、吸入マフラー149は、入口管151と出口管155と消音空間159とで膨張型マフラーを構成しており、間欠的な冷媒105の吸入により発生する騒音を低減する。
また、吸入マフラー149は、熱伝導率の小さい樹脂で形成されることで、吸入マフラー149内を通過する冷媒105の温度が、電動要素109の発熱などの影響を受け、上昇することを低減し、密度の大きい冷媒105を圧縮室133内に吸入させることができるので、冷媒105の質量流量が増加し、体積効率を向上させることができる。
次に、オイル103の動作について説明する。
密閉容器101内底部に貯留されたオイル103は、クランクシャフト115の回転により得た遠心力や、摺動部で生じる粘性摩擦力を利用した給油機構127により、圧縮要素107の上部へ搬送される。圧縮要素107へ搬送されたオイル103は、クランクシャフト115と軸受部137などの摺動部を潤滑した後、クランクシャフト115の上端より飛散する。
密閉容器101内の空間に飛散したオイル103は、ピストン119およびシリンダ135の摺動部に降りかかり潤滑を行うとともに、摺動部などで温度が上昇したオイル103が密閉容器101の内面に付着し、密閉容器101を介して外部に放熱することで、密閉型圧縮機を冷却している。
さらに、密閉容器101内の空間に飛散したオイル103の一部は、吸入マフラー149の入口管151から冷媒105とともに吸入される。
そして、入口管151を経て、容積の大きな消音空間159に冷媒105が開放され、冷媒105の流速が低下した際に、オイル103は冷媒105と分離され、大部分は重力で消音空間159の底部に落下する。
落下したオイル103は、入口管151の開口部173近傍の消音空間159の底部に備えられたオイル排出孔175より、吸入マフラー149の外部へ排出される。
一方、落下せずに消音空間159内に飛散したオイル103は、消音空間159の内壁面や第1出口管部167の外表面に付着する。特に、第1出口管部167の外表面に付着したオイル103は、自重や冷媒105の流れにより付勢され、第1出口管部167の開口部161の方へ移動するとともに、移動の過程で油滴が形成される。
油滴となったオイル103は、冷媒105の流れにより付勢されることで、図2の矢印で示したように第1出口管部167の内壁に沿って屈曲部165に向かって移動する。
ところが、出口管155の屈曲部165近傍の上方に設けた側部閉空間171により、第2出口管部169へのオイル103の移動を阻害し、側部閉空間171内にオイル103を滞留させることで、圧縮室133内に大量のオイル103が流入することを防止することができるので、騒音の発生を防止するとともに、性能を安定させることができる。
また、第1出口管部167の開口部161が屈曲部165よりも鉛直方向下方となるように傾斜して形成されるとともに、側部閉空間171の底部が第1出口管部167側に向かって鉛直方向下方に傾斜して形成されているので、圧縮機の停止時など吸入マフラー149内の冷媒105の流れが停止した時に、側部閉空間171内に滞留したオイル103を、側部閉空間171底部および第1出口管部167下部の勾配により、消音空間159内に排出することができるので、側部閉空間171内に滞留したオイル103が溢れて圧縮室133内に流入することを防止することができる。
さらに、第1出口管部167の下部と側部閉空間171の底部とのなす角度θが163度となるように形成されているので、吸入マフラー149の高さ方向の寸法を小さくすることができるとともに、第1出口管部167の開口部161を消音空間159の底部から上方へ離すことで、消音空間159の底部に滞留したオイル103を直接出口管155で吸入し、圧縮室133に流入することを防止することができる。
ここで、第1出口管部167の下部と側部閉空間171の底部とのなす角度θが135度以上になると、出口管155の内壁に沿って第2出口管部169に向かって移動するオイル103に作用する力の成分の中で自重の下向き成分が小さくなるため、オイル103が第2出口管部169に向かって移動しやすくなる。
そこで、本実施の形態の吸入マフラー149では、角度θを163度としたが、好ましくは135度から180度の範囲とすることにより、オイル103が出口管155の内壁に沿って移動することを側部閉空間171によって効果的に阻害することができるので、性能の安定したコンパクトな吸入マフラー149を提供することができる。
また、側部閉空間171を所定の長さに形成することで、出口管155が持つ放射騒音に影響する共鳴モードを打ち消すサイドブランチ型共鳴器として作用させることができ、騒音の発生を防止することも可能である。
また、側部閉空間171を出口管155の屈曲部165上方に設けた例で説明したが、側部閉空間171を屈曲部165または屈曲部165下方に設けても同様に実施可能であり、屈曲部165の近傍に設ければ側部閉空間171内にオイル103を滞留させることで、圧縮室133内に大量のオイル103が流入することを防止することができ、またサイドブランチ型共鳴器として作用させることもできる。
また、本実施の形態のように、側部閉空間171を第1出口管部167と第2出口管部169とによって形状が画定されるように形成することにより、部品点数を増加させることなく、側部閉空間171を設けることができるので、コスト増加を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、性能を安定させ、騒音の発生を防止することができるので、家庭用電気冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍装置などに広く適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態における吸入マフラーの縦断面図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の吸入マフラーの縦断面図
101 密閉容器
107 圧縮要素
109 電動要素
117 ブロック
119 ピストン
133 圧縮室
143 吸入バルブ
149 吸入マフラー
153 マフラー本体
155 出口管
159 消音空間
165 屈曲部
167 第1出口管部
169 第2出口管部
171 側部閉空間

Claims (2)

  1. 密閉容器内に電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室を形成するブロックと、前記圧縮室の端部に配設された吸入バルブと、前記圧縮室内を往復運動するピストンと、前記圧縮室に連通した消音空間を形成する吸入マフラーとを備え、前記吸入マフラーは、少なくとも前記消音空間を形成するマフラー本体と、前記消音空間と前記吸入バルブとを連通する出口管とを備え、前記出口管は、前記消音空間への開口部と前記吸入バルブ近傍の開口部との中間部で屈折して形成された屈曲部と、前記屈曲部から前記消音空間側に延出する第1出口管部と、前記屈曲部から前記吸入バルブ側に延出する第2出口管部とを備えるとともに、一端が前記出口管に連通し他端が閉塞されている側部閉空間が前記屈曲部の近傍に形成され、前記出口管の第1出口管部は、屈曲部側よりも消音空間側が鉛直方向下方となるように傾斜して形成されるとともに、前記側部閉空間の底部は、前記第1出口管部側が鉛直方向下方となるように傾斜して形成され、前記側部閉空間は、前記第1出口管部と前記第2出口管部によって形状が画定され、前記出口管の第1出口管部の下部と前記側部閉空間の底部とのなす角が135度から180度の範囲となるように形成された密閉型圧縮機。
  2. 請求項1に記載の密閉型圧縮機を搭載した冷凍装置。
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