JP5338344B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5338344B2 JP5338344B2 JP2009020191A JP2009020191A JP5338344B2 JP 5338344 B2 JP5338344 B2 JP 5338344B2 JP 2009020191 A JP2009020191 A JP 2009020191A JP 2009020191 A JP2009020191 A JP 2009020191A JP 5338344 B2 JP5338344 B2 JP 5338344B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- turbine
- rotational speed
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
この排気再循環装置は、排気通路を流れる排気の一部を吸気通路に還流させるEGR通路(還流通路)と、この還流量を調節するEGRバルブ(流量調整手段)とを有している。また、可変容量ターボチャージャは、開度調整可能なノズルベーンと、このノズルベーンを通じて送り込まれる排気により駆動されるタービンと、このタービンの駆動トルクに応じて吸気通路の空気を過給するコンプレッサとを備えている。
請求項1に記載の発明は、排気通路を流れる排気の一部を吸気通路に還流させる還流通路及び同排気の還流量を調整する流量調整手段を有する排気再循環装置と、開度調整可能なノズルベーンを通じて送り込まれる排気により駆動するタービンを有する可変容量ターボチャージャとを備える内燃機関に適用される制御装置において、前記機関の燃焼室から排出される排気の流量が一定となるように制御される所定の機関定常状態において、前記タービンの振動周波数が前記可変容量ターボチャージャの固有振動数に一致するときの前記タービンの回転速度である共振回転速度と前記タービンの実際の回転速度との偏差が所定回転速度以上となるように、前記ノズルベーンの開度を前記流量調整手段によって調整される排気の還流量に応じて制御することを要旨とする。
また、内燃機関のアイドル運転中においては、内燃機関においてターボチャージャ以外で発生する騒音が小さいため、ターボチャージャからの騒音がより顕著になる。したがって、請求項3に記載の発明では、可変容量ターボチャージャのタービンの回転に起因した騒音をより効果的に抑制することができる。
上記構成では、排気の還流量が少ない場合には、同還流量が多い場合よりも、タービンに送り込まれる排気の流量が多くなるものの、このように排気の流量が多くなる場合にはノズルベーンの開度がより大きい開度になるように制御されるため、タービンに送り込まれる排気の圧力が高くなることを抑制することができる。したがって、排気の還流量に応じてタービンの回転速度が高くなることを抑制することができるため、可変容量ターボチャージャのタービンの回転に起因した騒音を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記ノズルベーンの開度を前記流量調整手段によって調整される排気の還流量に応じて制御するに際して、前記タービンの回転速度が前記排気の還流量に依らず一定に維持されるように前記ノズルベーンの開度を制御することを要旨とする。
以下、本発明にかかる内燃機関の制御装置を、内燃機関を搭載した車両を統括的に制御する電子制御装置として具体化した第1の実施形態について、図1〜7を参照して説明する。
(1)本実施形態では、内燃機関10が排気再循環装置40と可変容量ターボチャージャ22とを備えている。そして、内燃機関10のアイドル運転中に機関回転速度が速度NEnに制御される定常状態において、電子制御装置50が、ターボチャージャ22のタービン22aに送り込まれる排気の圧力が所定圧力Em以下となるように、ノズルベーンの開度をEGRバルブ44の開閉に応じて制御するようにしている。これにより、タービン22aの回転速度が上昇することを抑制することができるため、ターボチャージャ22におけるタービン22aの回転に起因した騒音がEGRバルブ44の開閉に応じて大きくなることを抑制することができる。
この変形例では、内燃機関10のアイドル運転中におけるノズルベーンの開度を図8に示すマップに従って制御するようにしている。この図8に示すマップは、内燃機関10のアイドル運転中における任意の機関回転速度において、EGRバルブ44が開状態におけるノズルベーンの開度(線A)とEGRバルブ44が閉状態におけるノズルベーンの開度(線B)とを設定するものである。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の制御装置を、内燃機関を搭載した車両を統括的に制御する電子制御装置として具体化した第2の実施形態について、図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、第1の実施形態で用いた符号と同様の符号を用いて説明する。
(5)本実施形態では、内燃機関10のアイドル運転中において、EGRバルブ44が閉状態であるときのノズルベーンの開度をEGRバルブ44が開状態であるときのノズルベーンの開度よりも増大するにあたって、機関回転速度が高いほどこの増大分を大きくするようにしている。ここで、内燃機関10のアイドル運転中においてEGRバルブ44を開状態から閉状態へと変化させた場合、機関回転速度NEが高いほど、タービン22aに送り込まれる排気の増大量が大きくなるものの、このような場合にはノズルベーンの開度の増加量を大きくすることができるため、より適切に排気の圧力が所定圧力Em以下とすることができる。したがって、タービン22aの回転に起因したターボチャージャ22の騒音を適切に抑制することができる。
この変形例では、内燃機関10のアイドル運転中におけるノズルベーンの開度を図10に示すマップに従って制御するようにしている。この図10に示すマップは、内燃機関10のアイドル運転中における任意の機関回転速度において、EGRバルブ44が開状態におけるノズルベーンの開度(線A)とEGRバルブ44が閉状態におけるノズルベーンの開度(線B)とを設定するものである。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の制御装置を、内燃機関を搭載した車両を統括的に制御する電子制御装置として具体化した第3の実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、第1の実施形態で用いた符号と同様の符号を用いて説明する。
(6)本実施形態では、内燃機関10のアイドル運転中において、内燃機関10のアイドル運転中に、EGRバルブ44の開閉によってノズルベーンの開度を変更することと、EGRバルブ44の開閉に依らずノズルベーンの開度を一定に制御することとを、機関回転速度に応じて切り換えることにより、ターボチャージャ22の回転速度と共振回転速度Vrとの偏差Δvを所定回転速度Vs以上にするようにしている。すなわち、内燃機関10のアイドル運転中に機関回転速度が速度NE2,NE3に制御される定常状態においては、EGRバルブ44が開閉状態に応じてノズルベーンの開度を変更することにより、ターボチャージャ22の回転速度と共振回転速度Vrとの偏差Δvを所定の回転速度以上にするようにしている。また、機関回転速度が速度NE1,NE4に制御される定常状態においてノズルベーンの開度を一定開度A1,A4%とした場合には、EGRバルブ44の開状態と閉状態とのいずれにおいても、タービン22aの回転速度が共振回転速度との差が所定回転速度Vs以上となるため、EGRバルブ44の開閉に依らずノズルベーンの開度を一定開度A1,A4%に制御するようにしている。このように、EGRバルブ44の開閉状態に依らずノズルベーンの開度を一定に維持してもターボチャージャ22の騒音がさほど大きくならない場合には、EGRバルブ44の開閉によるノズルベーンの開度の不要な変更を抑制することができる。したがって、EGRバルブ44の開閉制御を容易に行うことができる。
なお上記実施形態は以下のように適宜変更してもよい。
・上記各実施形態では、ターボチャージャの騒音を抑制すべくEGRバルブが閉状態であるときのノズルベーンの開度をEGRバルブが開状態であるときのノズルベーンの開度よりも増大するにあたり、その増大量を開度Δa%又は開度(k−1)An%としたが、この増大量は特に限定されず、その他の値であってもよい。
Claims (5)
- 排気通路を流れる排気の一部を吸気通路に還流させる還流通路及び同排気の還流量を調整する流量調整手段を有する排気再循環装置と、開度調整可能なノズルベーンを通じて送り込まれる排気により駆動するタービンを有する可変容量ターボチャージャとを備える内燃機関に適用される制御装置において、
前記機関の燃焼室から排出される排気の流量が一定となるように制御される所定の機関定常状態において、前記タービンの振動周波数が前記可変容量ターボチャージャの固有振動数に一致するときの前記タービンの回転速度である共振回転速度と前記タービンの実際の回転速度との偏差が所定回転速度以上となるように、前記ノズルベーンの開度を前記流量調整手段によって調整される排気の還流量に応じて制御する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
前記所定の機関定常状態は、前記機関のアイドル運転中における定常状態である
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 排気通路を流れる排気の一部を吸気通路に還流させる還流通路及び同排気の還流量を調整する流量調整手段を有する排気再循環装置と、開度調整可能なノズルベーンを通じて送り込まれる排気により駆動するタービンを有する可変容量ターボチャージャとを備える内燃機関に適用される制御装置において、
前記機関のアイドル運転中において、前記タービンの振動周波数が前記可変容量ターボチャージャの固有振動数に一致するときの前記タービンの回転速度である共振回転速度と前記タービンの実際の回転速度との偏差が所定回転速度以上となるように、前記ノズルベーンの開度を前記流量調整手段によって調整される排気の還流量に応じて制御する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記流量調整手段によって調整される排気の還流量が少ないほど前記ノズルベーンの開度を大きくする
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記ノズルベーンの開度を前記流量調整手段によって調整される排気の還流量に応じて制御するに際して、前記タービンの回転速度が前記排気の還流量に依らず一定に維持されるように前記ノズルベーンの開度を制御する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020191A JP5338344B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009020191A JP5338344B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010174813A JP2010174813A (ja) | 2010-08-12 |
JP5338344B2 true JP5338344B2 (ja) | 2013-11-13 |
Family
ID=42706013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009020191A Expired - Fee Related JP5338344B2 (ja) | 2009-01-30 | 2009-01-30 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5338344B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012073365A1 (ja) * | 2010-12-02 | 2012-06-07 | トヨタ自動車株式会社 | 過給機付き内燃機関の制御装置 |
JP2015074989A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | 可変容量型ターボチャージャの制御装置 |
JP6141795B2 (ja) * | 2014-05-26 | 2017-06-07 | 株式会社豊田自動織機 | 内燃機関 |
JP5997754B2 (ja) | 2014-11-28 | 2016-09-28 | 富士重工業株式会社 | エンジンシステムの制御装置 |
JP7388372B2 (ja) | 2021-01-25 | 2023-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3733281B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2006-01-11 | 株式会社豊田自動織機 | 内燃機関の過給圧制御装置および過給圧制御方法 |
JP3951967B2 (ja) * | 2002-08-01 | 2007-08-01 | トヨタ自動車株式会社 | 自動適合装置 |
JP4534514B2 (ja) * | 2004-02-18 | 2010-09-01 | 株式会社デンソー | ディーゼル機関の制御装置 |
JP2007303380A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気制御装置 |
JP2008008202A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Hino Motors Ltd | タービン保護装置 |
-
2009
- 2009-01-30 JP JP2009020191A patent/JP5338344B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010174813A (ja) | 2010-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4713147B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4120523B2 (ja) | 内燃機関の排気還流制御装置 | |
JP4453602B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2007255323A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2006316797A (ja) | 過給圧制御装置 | |
EP2145092A2 (en) | Internal combustion engine control device | |
JP6041753B2 (ja) | エンジンの排気還流装置 | |
JP2007126995A (ja) | 内燃機関の排気再循環システム | |
JP5338344B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2009002275A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2008008241A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6098595B2 (ja) | エンジンの排気還流制御装置 | |
US7913549B2 (en) | Transition from exhaust braking to exhaust particulate filter regeneration in a diesel engine | |
JP2007291961A (ja) | 遠心式圧縮機を備える内燃機関の制御装置 | |
JP6708185B2 (ja) | 排気浄化システムの制御装置 | |
JP2012241574A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5832156B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2019105267A (ja) | 内燃機関 | |
JP2011241752A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2010007634A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2008038622A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置、及び方法 | |
JP2006029301A (ja) | 圧縮着火内燃機関の排気浄化装置、および圧縮着火内燃機関の排気浄化方法 | |
JP6198007B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP5771911B2 (ja) | 圧縮着火内燃機関の自動停止再始動システム | |
JP6179561B2 (ja) | 排気浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130722 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5338344 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |