JP5337786B2 - ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、ランプ(照明装置)に関し、特に光源としてLED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を備え、主に白熱電球の代替品として用いられるランプに関するものである。
近年、地球温暖化の防止のために、省エネルギ化が進められており、照明分野において、従来の白熱電球の代替として、LEDを用いたランプの研究・開発が行われている。既存の白熱電球と比べて、LEDを用いたランプは高いエネルギ効率を持つ。LEDを用いたランプの用途拡大を考える場合、既存の白熱電球のソケットをそのまま利用ができることが求められ、従来の白熱電球と同等に用いられることが望ましい。
LEDは光出射時の直進性が強く、従来の白熱電球と同等に用いる場合には、光の配光をある程度広げる必要がある。
本技術分野の背景技術として、特開2010−62005号公報(特許文献1)がある。この公報には、半導体発光素子を光源とすることで、省エネルギ化を図りながら、外観サイズの大小に関係なく、種々の配光特性を実現することができるランプを提供する、と記載されている。ランプの側方に光を出射するために、基台と、給電口金と、発光ユニットと、点灯回路と反射体とを主な構成要素として備えている。特許文献1の図1に示されたランプでは、中空円錐状の反射体は、円環状に複数個配置された発光ユニットと基台における他方の円形開口の中心部から突出した点灯回路の電子部品の間に介挿され、発光ユニット側が光反射面となっている。特許文献1の図3に示されたランプでは、反射体の形状を逆錐台形状とすることにより、反射体側壁で反射された光が、LED基板の取り付けた面よりも下側にも反射させている。
特開2010−62005号公報
しかしながら、特許文献1の図1に示されたランプでは、反射体の光反射面の形が円錐状でありかつ発光ユニットが円錐状の反射体の底部外周に配置されているため、側方への光の出射が小さく、後方への光の出射はほとんど無い。従来の白熱電球では、電球の前方,側方だけでなく、後方へも光が及ぶため、従来の白熱電球と同等に用いる場合には、ランプ後方へも光の散乱があることが望ましい。
特許文献1の図3に示されたランプでは、反射体の形状を逆錐台形状とすることにより、反射体側壁で反射された光が、LED基板の取り付けた面よりも下側にも反射させているが、上方への光量を確保するために、反射体の上面にもLEDを配置しているため、複数のLEDが同一基板上に存在せず、実装や給電用の配線が複雑になる。
本発明は、複数のLEDを同一基板上に配置することでLEDの実装を簡易化し、様々な配光特性を実現することができるランプを提供することを目的とする。
本発明は、発光体の発光面の上方かつ前記カバー内部空間に設置される構造体に、透光
性を持たせ、かつ光を散乱させる機能を持たせ、構造体は、当該ランプの上方から見て、発光面の少なくとも一部を覆い、カバーと前記構造体との間には空隙を有し、前記発光体に半導体発光素子を用い、前記構造体が、円柱の上に逆円錐台が乗った形状であり、前記構造体の高さ方向に対する逆円錐台の側面の傾斜角がおよそ45度であり、前記構造体が覆う部分が前記発光体の面積に対して、約半分であることを特徴とする。また、本発明は、発光体の発光面の上方かつ前記カバー内部空間に設置される構造体に、透光性を持たせ、かつ光を散乱させる機能を持たせ、構造体は、当該ランプの上方から見て、発光面の少なくとも一部を覆い、カバーと前記構造体との間には空隙を有し、前記発光体に半導体発光素子を用い、前記発光体は、円周状に複数配置され、前記構造体が、略円筒状であり、下端から上方にいくに従って、下端あるいは途中から外周径が次第に大きくなり、上端付近から上端までは外周径が変わらなく、前記構造体が覆う部分が前記発光体の面積に対して、約半分であることを特徴とする。
または、本発明は、LEDの発光面に対向する面を有するリフレクタを、透光性を持つ材料で構成し、さらにリフレクタのLEDの発光面に対向する面での光の散乱を、リフレクタの他の面よりも強くしたことを特徴とする。
本発明によれば、構造体に、透光性を持たせ、かつ光を散乱させる機能を持たせたことにより、発光体の発光方向とは異なる方向への光の出射を確保しつつ、ランプ点灯時にカバー表面上に構造体の影が投影されるのを抑制できる。
本発明によれば、LEDの発光面に対向する面を有するリフレクタを、透光性を持つ材料で構成し、さらにリフレクタのLEDの発光面に対向する面に、光を散乱させる処理を施したことにより、LEDの発光方向とは異なる方向への光の出射を確保しつつ、ランプ点灯時にリフレクタの影がカバー表面上に投影されるのを抑制できる。
本発明によれば、LEDの発光面に対向する面を有するリフレクタを、透光性を持つ材料で構成し、さらにリフレクタのLEDの発光面に対向する面での光の散乱を、リフレクタの他の面よりも強くしたことにより、LEDの発光方向とは異なる方向への光の出射を確保しつつ、ランプ点灯時にリフレクタの影がカバー表面上に投影されるのを抑制できる。
本発明の実施例1の発光部の側方から見た断面図である。 本発明のランプの上面図である。 本発明の実施例2の発光部の側方から見た断面図である。 本発明の実施例3の発光部の側方から見た断面図である。 本発明の実施例4の発光部の側方から見た断面図である。 本発明の発光部を白熱電球に利用した場合の断面図である。
本発明に係るランプは、同一基板上に複数の発光体が設置され、発光体を保護し、透光性があり、かつ光の散乱性を持つカバーが有り、発光体の発光面の上方かつカバー内部に、発光面の少なくとも一部を覆う構造体を有することを特徴とする。別例として、前記発光体に半導体発光素子を用いたことを特徴とする。別例として、発光面の少なくとも一部を覆う前記構造体に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用いたことを特徴とする。
別例として、発光面の少なくとも一部を覆う前記構造体に、透光性を持つ材料を用い、発光体と対する面にのみ、光を散乱させる機能を持つことを特徴とする。別例として、前記構造体に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用い、発光体と対する面にのみ、光を散乱させる機能を持つことを特徴とする。別例として、前記基板に、配線が絶縁されている金属材料を用い、発光体設置面の裏側にヒートシンクを持ち、電源と接続するための口金を持つことを特徴とし、前記構造体に透光性や光を散乱させるなどの機能を持つことを特徴とする。また、別例として、前記基板と前記ヒートシンクは熱結合されており、前記ヒートシンクと前記口金は電気的に絶縁されているが、熱結合されていることを特徴とする。
本発明に係るランプでは、複数の発光体が設置された基板,透光性があり、かつ光の散乱性を持つカバー,発光体の発光面の少なくとも一部を覆う構造体で主に構成されている。以下、この構造体の名前をリフレクタ構造体と名付けて説明する。リフレクタ構造体が、発光面からの光を散乱させるため、側方や後方にも光が出射させることができる。また、本発明に係るランプでは、発光体に半導体発光素子、例えばLEDを用いることにより、省エネルギ化や発光体の小型化が期待できる。また、本発明に係るランプでは、リフレクタ構造体に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用いることで、光を側方や後方に出射させる。また、透光性を持つため、点灯時にリフレクタ構造体の影がカバー表面上に投影されにくい特徴も持つ。また、本発明に係るランプでは、リフレクタ構造体に、透光性を持つ材料を用い、発光体と面する面にのみ、光を散乱させる面を持つ。発光体と面する面にのみ、光を散乱させる材料が存在するので、散乱剤の濃度や性質を変更することにより、配光特性を制御することができる。また、本発明に係るランプでは、リフレクタ構造体に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用い、発光体と対する面にのみ、さらに散乱機能を持たせることにより、様々な配光特性を制御することができる。また、本発明に係るランプでは、白熱電球の代替用途として用いることを考えると、電球と類似形状を持つことが望ましい。複数のLEDが設置されている前記基板の裏側に、ヒートシンクを持ち、従来の白熱電球のソケットと接続するための口金を持つ。また、ヒートシンクは空洞になっており、LEDを家庭用交流電源で駆動させるために、交流から直流に変換する回路を備えることができる。また、本発明に係るランプでは、LEDは温度が低いほうが発光効率は高く、高温下では寿命が短くなるためヒートシンクを設けている。ヒートシンクと口金を熱結合することにより放熱性を高めることができ、また、電気的に絶縁することにより、ユーザがヒートシンクに触れた時の感電を防止するため、安全性を確保することができる。
以下、実施例1から4について図面を用いて説明する。
本実施例では、光の配光制御を行うリフレクタ構造体の例を説明する。
図1は本発明の実施例1の発光部の側方から見た断面図である。基本構成は、リフレクタ構造体1(反射構造体)と、LED4が実装されるLED基板3と、光源であるLED4(発光体)と、カバー2である。図1では、LED4は上面に発光面を持つ。蛍光灯や白熱電球に比較すると、LED4からの光は指向性が高い。よって、上面に発光面を持つLED4では、上方向に光が集中し、上方向の光強度が側方などの光強度よりも高い。
リフレクタ構造体1は、円柱の上に逆円錐台が乗った形状を有する。つまり、リフレクタ構造体1は、下端から上方にいくに従って外周径が変わらず、途中から上方にいくに従って外周径が次第に(直線的に)大きくなり、上端付近から上端までは外周径が変わらない形状を有する。リフレクタ構造体1の高さ方向(上下方向)に対する逆円錐台の側面の傾斜角aは、略45度程度である。ただし、45度よりも大きくてもよいし、45度よりも小さくてもよい。リフレクタ構造体1の円柱部から逆円錐台部への切り返し部分が、なだらかに湾曲していてもよい。円柱部から逆円錐台部への切り返し部分は、リフレクタ構造体1の全高の半分よりもやや低い位置である。ただし、円柱部から逆円錐台部への切り返し部分は、LED基板3上に配置されたLED4の発光面であるLED4の上面よりも高ければよい。リフレクタ構造体1の高さ方向の断面は、円形状であるが、多角形状であってもよい。複数のLED4は、リフレクタ構造体1の根元(円柱部)の外周側に配置される。リフレクタ構造体1のうちLED4に近い側を円柱形状とすることによって、リフレクタ構造体1とLED4との物理的距離を長くすることができ、LED4の熱によってリフレクタ構造体1が劣化または損傷するのを抑制することができる。
リフレクタ構造体1は、ガラスやポリカーボネート(樹脂)などの透光性材料を用いている。透光性材料は無色透明であるのが好ましいが、有色や半透明であってもよい。透光性材料の透光率は、80%以上であるのが好ましい。ガラスを用いた場合には、LED4との対向面100(逆円錐台部の側面(傾斜面))の表面に、シリカ(二酸化ケイ素)などの微粒子を固着させることで、散乱特性を持たせることができる。また、対向面100の表面には、アルミなどの金属を蒸着などで形成しても良い。逆円錐台部の側面だけでなく、円柱部の側面にも、微粒子固着や金属蒸着などの光散乱処理を施してもよい。よって、微粒子固着や金属蒸着などの光散乱処理を施した対向面100は、光散乱処理を施さないリフレクタ構造体1の他の表面、例えばリフレクタ構造体1の上面(逆円錐台の底面)よりも、光の散乱が強い(光が散乱しやすい)。そして、例えば、微粒子固着や金属蒸着などの光散乱処理を施した対向面100の透光率は、50%前後である。つまり、対向面100に入射する光の半分は、反射し、残りの半分は、通過(透過)する。つまり、図1のように対向面100がLED4の発光面に対向するようにリフレクタ構造体1とLED4を配置した場合には、LED4から対向面100に入射する光の半分は、対向面100よりも下側へ反射し、残りの約半分は、対向面100よりも上側へ通過する。ただし、微粒子固着や金属蒸着などの光散乱処理を施した対向面100の透光率は、50%より小さくてもよいし、50%より大きくてもよい。また、ガラス内に1000nm程度の大きさのシリカなどの微粒子を混ぜて散乱特性を持たせることが可能である。対向面100に散乱特性を持たせ、さらにガラス内に微粒子を混ぜても良い。
リフレクタ構造体1にポリカーボネートを用いた場合には、ポリカーボネートに1000nm程度の微粒子、例えばポリカーボネートやPMMA(ポリメチルメタクリレート)などを混ぜたものを用いる。対向面100には、シリカなどの微粒子を固着させても良いし、アルミなどの金属を蒸着などで形成しても良い。リフレクタ構造体1は、内部までガラスやポリカーボネートで構成されてもよいし、中空であってもよい。リフレクタ構造体1にポリカーボネートよりもガラスを用いたほうが、リフレクタ構造体1の透光率を高く、耐熱性も高くすることができ、劣化も抑えることができる。
LED基板3は放熱を考えると、配線と絶縁されている金属材料(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金,銅)であることが望ましい。LED基板3に樹脂を用いた場合には、LED基板3下に金属材料(例えば、アルミニウムやアルミニウム合金,銅)などの基板を配置すると、伝熱特性を改善することができる。
カバー2は、ガラスやポリカーボネートなどの透光性材料を用いる。例えば、カバー2は、内部がクリアに見えないように、乳白色であることが望ましい。カバー2の内側面(LED4の配置側面)には、カバー内側散乱剤200が塗布されている。ガラスを用いた場合には、カバー内側散乱剤200に、シリカなどの微粒子を固着させることで、散乱特性を持たせることができる。また、ガラス内に1000nm程度の大きさのシリカなどの微粒子を混ぜて散乱特性を持たせても良い。カバー2にポリカーボネートを用いた場合は、ポリカーボネートに1000nm程度の大きさの微粒子、例えばポリカーボネートやPMMAなどを混ぜて、散乱性を持たせることができる。この場合はカバー内側散乱剤200を形成しなくても良い。
図2は本発明の発光部の上面図である。LED基板3には、複数のLED4(図2では8個)が同心円上に配置され、LED4の発光面の少なくとも一部を覆う様にリフレクタ構造体1が設置されている。つまり、発光部上方から見ると、LED4の内周側が、リフレクタ構造体1の外周端部にオーバーラップしている。リフレクタ構造体1が透光性を持つため、LED4の発光面の少なくとも一部を覆っても、上方への光量をある程度確保できる。例えば、リフレクタ構造体1が覆う部分は、LED4の幅d(複数のLED4が配置された同心円を基準にすると半径方向の長さ)の1/2である。つまり、LED4の光の半分が、リフレクタ構造体1で散乱され、残りの半分が、リフレクタ構造体1で散乱されずに、直接放出される。リフレクタ構造体1が覆う部分は、LED4の幅dの1/2よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。リフレクタ構造体1が覆う部分がLED4の幅dの1/2より大きくなると、LED4からの直接光が減り、上方への光量が減り、逆に、リフレクタ構造体1が覆う部分がLED4の幅dの1/2より小さくなると、LED4からの直接光が増え、上方への光量も増える。配線が簡素なため、複数のLED4は、1つのLED基板3(同一のLED基板3)上に実装されるのが好ましいが、複数のLED基板3に分散されて実装されてもよい。複数のLED4は、1つの同心円上に配置される代わりに、複数の同心円上に交互に配置されてもよい。つまり、複数のLED4は、内周側,外周側と交互に配置されてもよい。
リフレクタ構造体1は、LED基板3上に形成されてもよいし、LED基板3の中心部に貫通孔を設け、その貫通孔に形成されてもよい。カバー2は、LED基板3上に形成されてもよい。つまり、LED基板3の外周部に、カバー2の円周端面が連結されてもよい。また、LED基板3の外周側に形成されてもよい。
リフレクタ構造体1の散乱剤の組み合わせを変更することにより、散乱特性を制御することができるので、発光部の配光を制御することができる。
リフレクタ構造体1が、LED4の発光面からの光を散乱させるため、発光部の側方や後方にも光を出射させることができる。発光体に半導体発光素子、例えばLED4を用いることにより、省エネルギ化や発光体の小型化が期待できる。リフレクタ構造体1に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用いることで、光を側方や後方に出射させることができる。また、透光性を持つため、発光部点灯時にリフレクタ構造体1の影がカバー2に投影されにくい。よって、上方,側方,後方への配光を確保しつ、光(強度)のムラも低減できる。また、リフレクタ構造体1に、透光性を持つ材料を用い、LED4と面する対向面100にのみ、光を散乱させる面を持つので、散乱剤の濃度や性質を変更することにより、配光特性を制御することができる。また、リフレクタ構造体1に、透光性を持ちかつ光を散乱させる材料を用い、さらにLED4と対する対向面100のみに散乱機能を持たせることにより、様々な配光特性を制御することができる。
リフレクタ構造体1が、透光性を持つため、リフレクタ構造体1の上面(逆円錐台の底面)に、LED4を配置しなくても、発光部上方への光量を確保できる。また、発光部上方から見ると、LED4の外周側がリフレクタ構造体1にオーバーラップしていないため、リフレクタ構造体1の上面(逆円錐台の底面)に、LED4を配置しなくても、発光部上方への光量を確保できる。カバー2の内部に、散乱機能を持つリフレクタ構造体1を備えたことにより、リフレクタ構造体1がない場合に比較して、散乱効果を向上でき、光(強度)のムラも低減できる。
次に、白熱電球の代替用途を考えたランプに付いて説明する。図6は、本発明のランプを白熱電球に利用した場合の断面図である。リフレクタ構造体1,カバー2,LED基板3,LED4,ヒートシンク10(ランプ本体),口金11,LED4を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)で主に構成されている。
図6に示すように、カバー2がLED基板3上に形成される場合は、LED基板3の下面が、ヒートシンク10の上面に連結される。ただし、カバー2をヒートシンク10の上面に連結し、カバー2の内側で、ヒートシンク10の上面にLED基板3を配置してもよい。LED基板3は、放熱を考慮するために配線と絶縁された金属材料、例えばアルミニウムなどを用いることが望ましい。ヒートシンク10は、逆円錐台形状を有し、上端から下端に向かって外周径が次第に小さくなる形状を有する。ヒートシンク10は内部にLED駆動回路を入れるために、空洞がある。ヒートシンク10も、放熱を考慮するために金属材料、例えばアルミニウムなどを用いることが望ましい。ヒートシンク10の側面は、平滑に形成されているが、放熱用のフィンが形成されていてもよい。LED駆動回路とヒートシンク10は、シリコーン樹脂などを挿入することにより、電気的に絶縁されている。既存の白熱電球のソケットを用いるために、同様の形状の口金11を持つ。ヒートシンク10と口金11を熱結合することにより放熱性を高めることができ、また、電気的に絶縁することにより、ユーザがヒートシンクに触れた時の感電を防止するため、安全性を確保することができる。熱結合と絶縁の両立をするために、伝熱効果の高い樹脂を用いる。
この形態については、白熱電球用のソケットに取り付けるランプを例に説明したが、前述したリフレクタ構造体1は、このような白熱電球用に限定されず、他タイプのランプにも適用可能であり、特許請求項の範囲に記載した事項の範囲内において、様々に変更した形態にて実施可能である。
また、以上の実施形態において、光源として表面実装型のLED4を用いているが、これに限定されず、他タイプのLEDやその他の発光素子、例えば有機EL、無機ELなどを用いても良い。
本実施例2では、実施例1の別方式について説明する。図3は、本発明の実施例2の発光部の側方から見た断面図である。リフレクタ構造体101は、円柱の上に円板が乗った形状を有する。リフレクタ構造体101の断面は、側面から見ると、T字形状を有する。
つまり、リフレクタ構造体101は、下端から上方にいくに従って外周径が変わらず、上端付近で外周径が大きくなり、その上端付近から上端までは外周径が変わらない形状を有する。対向面100は、円板の下面(T字形状の腕部の下面)に形成される。
リフレクタ構造体101の構造は実施例1と異なるが、そのほかの性質は、実施例1と同様である。リフレクタ構造体101の形状を変更することにより、発光部側方や後方への出射を大きくすることができる。
本実施例3は、実施例1の別方式について説明する。図4は、本発明の実施例3の発光部の側方から見た断面図である。リフレクタ構造体102は、円柱の上に半球がその曲面を下にして乗った形状を有する。つまり、リフレクタ構造体102は、下端から上方にいくに従って外周径が変わらず、途中から上方にいくに従って外周径が次第に大きくなり、上端付近から上端までは外周径が変わらない形状を有する。対向面100は、半球の曲面に形成される。
リフレクタ構造体102の構造は実施例1と異なるが、そのほかの性質は、実施例1と同様である。リフレクタ構造体102の上面は凹面としても良い。リフレクタ構造体102の形状を変更することにより、発光部側方や後方への出射を大きくすることができる。
本実施例4は、実施例1の別方式について説明する。図5は、本発明の実施例4の発光部の側方から見た断面図である。リフレクタ構造体103は、円筒の上に中空の逆円錐台が乗った形状を有する。つまり、リフレクタ構造体103は、下端から上方にいくに従って外周径が変わらず、途中から上方にいくに従って外周径が次第に(直線的に)大きくなり、さらに、下端から上端まで上方にいくに従って内周径が変わらない形状を有する。リフレクタ構造体103は、リフレクタ構造体1の内周をくりぬいた形状を有する。対向面100は、リフレクタ構造体1と同様に、逆円錐台の外周側の側面(傾斜面)に形成される。そして、リフレクタ構造体103の中空部の底面の中央部には、1つのLED4が配置される。この中央部に配置された1つのLED4と、同心円上に配置された複数のLED4とは、同一のLED基板3上に実装されるのが好ましい。
リフレクタ構造体103の構造は実施例1と異なるが、そのほかの性質は、実施例1と同様である。LED基板3中央にリフレクタ構造体103によってLED4の上方が覆われていないLED4を配置することにより、発光部前方への出射を強くすることができる。
1,101,102,103 リフレクタ構造体
2 カバー
3 LED基板
4 LED
10 ヒートシンク
11 口金
100 対向面
200 カバー内側散乱剤

Claims (2)

  1. 発光体と、前記発光体が設置される基板の全面に対して空間を設けて覆うカバーと、前
    記発光体の発光面の上方かつ前記カバー内部空間に設置される構造体とを備え、
    前記構造体は、透光性を持ち、かつ光を散乱させる機能を持ち、
    前記構造体は、当該ランプの上方から見て、前記発光面の少なくとも一部を覆い、
    前記カバーと前記構造体との間には空隙を有し、
    前記発光体に半導体発光素子を用い、
    前記構造体が、円柱の上に逆円錐台が乗った形状であり、前記構造体の高さ方向に対す
    る逆円錐台の側面の傾斜角がおよそ45度であり、前記構造体が覆う部分が前記発光体の面
    積に対して、約半分であることを特徴とするランプ。
  2. 発光体と、前記発光体が設置される基板の全面に対して空間を設けて覆うカバーと、前
    記発光体の発光面の上方かつ前記カバー内部空間に設置される構造体とを備え、
    前記構造体は、透光性を持ち、かつ光を散乱させる機能を持ち、
    前記構造体は、当該ランプの上方から見て、前記発光面の少なくとも一部を覆い、
    前記カバーと前記構造体との間には空隙を有し、
    前記発光体に半導体発光素子を用い、
    前記発光体は、円周状に複数配置され、前記構造体が、略円筒状であり、下端から上方
    にいくに従って、下端あるいは途中から外周径が次第に大きくなり、前記構造体が覆う部分が前記発光体の面積に対して、約半分であることを特徴とするランプ。
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