JP5335640B2 - 舌の運動器具 - Google Patents

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Description

本発明は、口にくわえて、力をいれることにより、顔面や顎の筋肉を鍛える舌の運動器具に関する。
口腔筋トレーニング器具は、該トレーニング器具を、口にくわえて力をいれることにより顔面や顎の筋肉を鍛える物で、従来、たとえば特許文献1(特開2008−67732号公報)の技術が提供されている。
かかる特許文献1の技術においては、口腔筋トレーニング器具は、弾性樹脂を成型して構成されており、実質的に人間の歯列に沿うU字型に形成された咬合部と、該咬合部の中央から後方に延在する舌支え部と、該咬合部の中央から前方に延在する棒状の突出部と、該突出部と直交し前記咬合部とほぼ同一平面上に延在する横棒部とにより構成されている。
前記咬合部は、対象とする利用者層の左右の第一大臼歯の約半分まで延在する長さに形成され、両端部が幅広く略円形をなすように形成されている。また前記舌支え部は、前記咬合部から延在する細長い支持棒と該支持棒の先端に設けられた概略球形あるいは略俵形の舌支え本体から構成され、前記咬合部の延在面から約20度下向きに延在している。
特開2008−67732号公報
しかし、特許文献1の技術においては、口腔に合わせてU字型の咬合部を設けているため、U字型の大きさによって咬合が一方向(咬合部を挿入した方向)に限定される。従って、前記咬合部のU字型の一方向(咬合部を挿入した方向)にしか、舌の運動を実施出来ない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、歯と噛みあう噛合い部の端部に設けられる舌押し上げ部を、該噛合い部と舌押し上げ部とを口腔の複数個所から自在に挿入可能にして、舌の運動を、前記噛合い部の噛み位置や角度を変えることによって、複数方向で実施可能にした舌の運動器具を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、口にくわえて力をいれることにより舌の筋肉をはじめ顔面や顎の筋肉を鍛える舌の運動器具であって、棒状部材と、前記棒状部材の先端近傍に設けられる噛合い部と、前記噛合い部の端部に設けられる舌押し上げ部とを具備し、前記舌押し上げ部は、弾性変形可能な板状部材であり、前記噛合い部を、対向する任意の上下の歯で噛んで固定し、この状態で前記舌押し上げ部を舌で押し上げることで、前舌、中舌、奥舌の筋肉の運動が可能であることを特徴とする。
前記噛合い部の上下面には、突起が設けられることが望ましい。
また、前記噛合い部は、内部が硬質樹脂であり、外部を弾性変形可能なゴム状部材で被覆されることが望ましい
前記噛合い部は、第二小臼歯で噛むことが可能な略直方体であり、前記舌押し上げ部は略円形状であり、前記舌押し上げ部を使用者の口の任意の方向から挿入可能であることが望ましい。
かかる発明によれば、棒状部材の先端近傍に設けられる噛合い部を、前歯あるいは左右の第二小臼歯に固定し、該噛合い部に配置された舌押し上げ部を舌で押し上げて、舌の運動を行うことができるので、前記噛合い部を前歯あるいは左右の第二小臼歯に固定し、噛合い部の噛み位置を変え、舌押し上げ部を舌で押し上げることにより、複数方向からの舌の運動を実施することができる。
また、かかる発明によれば、噛合い時に噛合い部を噛むことで、内部を硬質樹脂で構成され外部を弾性変形可能なゴム状部材で被覆してなる噛合い部に、もっとも力が加わる支点がくるため、トレーニングしたい側の舌押し上げ部を用いて、舌のトレーニングを集中して行うことができる。
また、かかる発明によれば、噛合い時に噛合い部を噛むことで、該噛合い部が略直方体に形成されているため上下の歯の間隔を一定に保持できるので、舌押し上げ部による舌の運動範囲を適切に保持できる。
また、前記噛合い部の上下面には、突起が設けられているので、噛合い時に上下面の突起に上下の歯を噛み合せるので、噛合い部が突起に確実に噛み合って噛合い部の抜け出しを防止できる。
また、前記噛合い部は、内部を硬質樹脂で構成され、外部を弾性変形可能なゴム状部材で被覆しているので、噛合い時に内部が硬質樹脂で構成されていることから噛合い部がへたりを起こすことがなく、また噛合い部の外部を弾性変形可能なゴム状部材としていることから、いわゆる噛合い部が内剛外柔型に構成されているので、噛合い時のへたりを防止し、かつ噛合い時の粘着性も良好である。
また、前記のように、噛合い部は、第二小臼歯で噛むことが可能な略直方体であるとともに、舌押し上げ部は略円形状に形成され、前記舌押し上げ部を使用者の舌の、任意の方向から挿入可能である。
ここで、好ましくは、前記のように、前記舌押し上げ部は略円形状で弾性エラストマーの板材にて構成される。
従って、噛合い部を第二小臼歯で確実に噛み、該噛合い部に連続する舌押し上げ部を略円形状で弾性エラストマーの板材にて構成しているので、噛合い部を第二小臼歯で確実に噛んだ状態で、弾性エラストマーからなる舌押し上げ部が略円形状の板材(下方向に0度〜20度傾斜)からなる形状であるため常時舌押し上げ部を口腔内に配置することができて、舌の運動を行うことができる。
本発明によれば、棒状部材の先端近傍に設けられる噛合い部の端部に設けられる舌押し上げ部を、前記噛合い部と舌押し上げ部とを口腔の複数個所から挿入可能にして、舌の運動を前記噛合い部の噛み位置を変えることによって、複数方向で実施可能にした舌の運動器具を得ることができる。
本発明の実施例にかかる舌運動器具の斜め上方斜視図。 (a)は本発明の実施例にかかる舌運動器具の平面図。(b)は(a)におけるA−A断面図。 (a)、(b)は本発明の実施例にかかる舌運動器具の使用状態を示す図で、(a)は舌押し上げ部の噛み込み時、(b)は舌押し上げ部の前舌での押し上げ時を示す図。 本発明の実施例にかかる舌運動器具の前歯を用いた噛み込み状態を示す平面図。 本発明の実施例にかかる舌運動器具の舌押し上げ部を中舌で押し上げた状態を示す図。 (a)は本発明の実施例にかかる舌運動器具の左側第二小臼歯を用いた噛み込み状態を示す平面図、(b)は本発明の実施例にかかる舌運動器具の右側第二小臼歯を用いた噛み込み状態を示す平面図。 舌運動器具1’を示す図。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明は、現在の食生活において、食物が柔らかいこと等により、舌の運動量が少ないことによる、老化現象等で舌や顎の筋肉が低下するのを防止するため、または脳卒中、パーキンソン病などのさまざまな神経変性疾患、脳性麻痺舌で生じる舌の運動機能低下を口にくわえて力をいれることにより舌や顔面、顎の筋肉を鍛え、嚥下や発話機能回復を図るための、舌の運動器具に関するものである。
図1は本発明の実施例にかかる舌運動器具の斜め上方斜視図、図2の(a)は本発明の実施例にかかる舌運動器具の平面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A断面図である。舌運動器具1は主に、棒状部材3と、噛合い部5と、舌押し上げ部7等から構成される。
棒状部材3は、使用者が把持する部材である。棒状部材3は、ある程度の強度を有すれば良く、例えば、硬質樹脂製や金属製等で良い。
棒状部材3の一方の先端近傍には、噛合い部5が設けられる。噛合い部5は、噛合い部5の上下面を使用者が任意の上下の歯で噛むことで、舌運動器具1を口に固定するための部位である。該噛合い部5は、所定の厚みで平行な上下面を有する略直方体の部材である。噛合い部5の厚みとしては、10〜15mm程度で良く、望ましくは11〜13mm程度である。また、噛合い部5の平行な上下面の大きさは、使用者の歯のサイズに対応し、例えば、使用者が左右それぞれの第2小臼歯で噛むことが可能なような大きさであり、歯の噛み合い面の大きさと保略同等かまたはそれよりもやや大きめである5〜15mm幅程度であり、長さはこの1.5〜2倍程度であれば良い。
噛合い部5の略平行な上下面には突起9がそれぞれ設けられる。突起9は、噛合い部5の幅方向の略中央に複数設けられる。突起9は、噛合い部5の上下面を使用者が噛んだ際に、歯の位置が固定して滑ることを防止するためのものである。なお、突起9が形成されることで、歯がない場合においても、上下から歯茎で噛み合い部5を噛むことで、歯茎が噛合い部5に対して滑ることがなく、舌運動器具1を口に固定することができる。また、突起9の設置個数及び配置は、これに限られず、歯等との滑りを防止できれば、一つであってもよい。
噛合い部5の端部(棒状部材3との接合部とは逆側の端面)には、舌押し上げ部7が形成される。舌押し上げ部7は、使用者が舌を押しつけて、舌の運動を行う部位である。舌押し上げ部7は、略円形(略楕円形または卵型を含む)の板状部材である。舌押し上げ部7は、噛合い部5の下面近傍において該噛み合い部5と接合される。すなわち、概ね、舌押し上げ部7の下面と噛み合い部5の下面とが一致し、噛合い部5は舌押し上げ部7の上面方向に突出した形態である。舌押し上げ部7の中央位置には、棒状部材3と略垂直な方向に突起等の中央位置指示部が設けられ、舌押し上げ部7の中央位置(棒状部材3の軸方向に対する)が分かるようになっている。
図2(b)に示すように、噛合い部5は、ポリプロピレン(PP)等の硬質樹脂部11が中心部に設けられ、外周面には、ゴム状部13が形成される。硬質樹脂部11の外周面11aは、舌押し上げ部7側に行くにつれて肉厚となる勾配面が形成される。すなわち、外周面11aの外周は弾性変形可能なゴム状部13で被覆されている。なお、噛合い部5の内部の硬質樹脂部11と、棒状部材3とは、一体に成形されていてもよい。
噛合い部5のゴム状部13の端部(噛合い部5の下面近傍)には舌押し上げ部7が一体形成されている。すなわち、舌押し上げ部7は、弾性変形可能なゴム状部13で構成される。
ゴム状部13としては、後述するように、噛合い部5のすべりを抑え、また、舌によって容易に上方に湾曲可能なように、弾性変形可能な材料たとえば熱可塑性エラストマーで構成される。
つぎに、舌運動器具1の使用方法について説明する。図3は前記舌運動器具1の使用状態を示す図で、図3(a)は舌押し上げ部の噛み込み時、図3(b)は舌押し上げ部を舌での押し上げ時を示す。また図4は前記舌運動器具1の前歯を用いた噛み込み状態を示す平面図である。
まず、図3(a)に示すように、噛合い部5を上下顎の前歯(前歯の上歯17と下歯19)で噛む。この際、例えば、噛合い部5の上下面に設けられた各二つの突起9の間の部分を上歯17と下歯19で噛めばよい。この状態では、使用者は、所定の厚みを有する略直方体の部材で構成される噛合い部5の厚みに応じた厚み(例えば12mm)で口が開いた状態で保持され、舌押し上げ部7の下面に接するように舌15が位置する。すなわち、上歯17と下歯19で略直方体状の噛合い部5を噛んだ状態では、舌押し上げ部7の端部は、口腔21内の奥方向(舌上)に位置することとなる。この際、舌15の中央が、舌押し上げ部7の中央位置指示部に合うように噛み合い部5の噛み位置を調整する。舌押し上げ部7の中央位置は、舌押し上げ部7に設けられた突起等の中央位置指示部により確認できる。
また、噛合い部5を噛んだ状態では、前記のように、内部を硬質樹脂で構成され外部を弾性変形可能なゴム状部材で被覆してなる略直方体状の噛合い部5に、もっとも力が加わる支点がくるため、トレーニングしたい側の舌押し上げ部7を用いて、舌15のトレーニングを集中して行うことができる。
次に、図3(b)に示すように、舌押し上げ部7の端部を舌15で上顎方向(B方向)に押し上げて、例えば、約5秒保持した後、舌15を降ろす。この運動を数回繰り返すことにより、舌15の運動を行う。この場合、舌15は、真っすぐ上方向からやや後方側に向かって舌押上部7を押し上げる動きとなる。図3(b)に示した例では、舌の先端(前舌)で舌押上部7を押し上げることで、特に前舌の筋肉トレーニングを行うことができる。
同様に、図5に示すように、舌の中央部(中舌)で舌押上部7を押し上げれば、中舌の筋肉トレーニングとなり、図示を省略するが、舌の奥側(奥舌)で舌押上部を押し上げれば奥舌の筋肉トレーニングとなる。通常、発する言葉等によって、舌の使用する部位が異なるため、舌運動機具1によって、その全ての部位をそれぞれトレーニングすることができる。
尚、舌15で、舌押し上げ部7の端部を押し上げる際に、口腔21が例えば12mm程度(噛合い部5の厚みに応じた高さ)開いた状態で固定されるため、舌の運動範囲を適切に確保することができる。すなわち、噛合い部5の厚みを厚くしすぎても、舌15の運動最大範囲以上の空間を口腔21内に形成することとなり、不必要に口を開けることとなり、また、噛合い部5の厚みが薄すぎても、舌の運動範囲を口腔21内に形成できず、効果が小さくなる。
一方、舌運動器具1は、噛合い部5の厚みを適切に設定し、また、噛合い部5を、ポリポロピレン(PP)等の硬質樹脂部11を中心部に設け、該硬質樹脂部11の外周は弾性変形可能なゴム状部13で被覆しているため、噛合い部5と歯との滑りを防止できるとともに、使用者に適切な高さで口を開いた状態を保持させることができるため、口腔21内に舌の運動範囲を適切に確保することができ、さらに、口腔21噛合い部5がへたりを起こすことがない。特に、口腔21が閉じてしまうと、舌の運動範囲が狭くなり、中舌、奥舌のトレーニングは困難となるが、噛合い部5が所定の厚さで口腔21の開きを固定するため、中舌や奥舌のトレーニングが容易に可能となる。
次に、舌運動器具1の他の使用態様について説明する。図6の(a)は舌運動器具1を使用者の左側から口腔21内に挿入した状態得雄示す平面図であり、図6(b)は、舌運動器具1を使用者の右側から口腔21内に挿入した状態を示す図である。
図6(a)に示すように、噛合い部5を左側の第二小臼歯(下歯19および上歯17)で噛む。この際、例えば、噛合い部5の上下面に設けられた各二つの突起9の間の部分を上歯17と下歯19(左側第二小臼歯)で噛めばよい。この状態では、使用者は、噛合い部5の厚みに応じた厚みで口が開いた状態で保持され、舌押し上げ部7の下面に接するように舌15が位置する。すなわち、上歯17と下歯19で噛合い部5を噛んだ状態で、舌押し上げ部7の略円形状の端部は、口腔21内の奥方向に位置することとなる。この状態で、図3(b)や図5の場合と同様に、舌押し上げ部7の端部を舌15でB方向に押し上げることを繰り返すことにより、舌15を用いたトレーニングを行う。この場合、舌15は、真っすぐ上方向からやや右方側に向かって舌押上部7を押し上げる動きとなる。
同様に、図6(b)に示すように、噛合い部5を右側の第二小臼歯(下歯19および上歯17)で噛む。この状態では、使用者は、噛合い部5の厚みに応じた厚みで口が開いた状態で保持され、舌押し上げ部7の下面に接するように舌15が位置する。すなわち、上歯17と下歯19で噛合い部5を噛んだ状態で、舌押し上げ部7の略円形状の端部は、口腔21内の奥方向に位置することとなる。この状態で、図3(b)や図5の場合と同様に、舌押し上げ部7の端部を舌15でB方向に押し上げることを繰り返すことにより、舌15を用いたトレーニングを行う。この場合、舌15は、真っすぐ上方向からやや左方側に向かって舌押上部7を押し上げる動きとなる。
以上のようにかかる舌運動器具1によれば、簡易に適切な舌の運動を行うことができる。また、棒状部材3の先端に連結される噛合い部5を、前歯あるいは左右の第二小臼歯など任意の上下の歯により固定し、任意の方向から挿入された舌押し上げ部7を舌15で押し上げて、舌15の運動を行うことができるので、舌15の各方向に対する運動を効率良く行うことができる。特に、舌の各部位を別個にトレーニングできるため、舌運動器具の挿入方向(角度)と押上る舌の部位との組み合わせで、その人によって最適なトレーニングを行うことができる。
また、上下の歯17、19で噛合い部5を噛むとき、噛合い部5が略直方体に形成されているので、上下の歯17、19の間隔を一定、つまり口の開き量を一定に保持することができ、このため、口腔21内における舌15の運動範囲を適切に保持できる。また、使用者の舌の動きを外部から目視できるため、リハビリ等の施術者が運動の指示を出すこともできる。
また、噛合い部5の上下面(歯により噛む部分)には突起9が形成されるため、歯または歯茎等で噛んだ際に噛み合い部5と歯等とが滑ることがなく、このため、舌15の運動時においても、確実に口の開き量を保持し、舌押し上げ部7と舌15との位置関係を一定に保つことができる。
また、噛合い部5は上下の歯17、19で噛むことができる程度の大きさであり、舌押し上げ部7が舌15の運動範囲に応じた大きさであるため、極めてコンパクトである。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図7に示す舌運動器具1’のように、舌押上部7は、棒状部材3とまっすぐに形成されていなくてもよく、棒状部材3の軸方向に対して所定角度(図中C)だけ下方に舌押上部7を屈曲させて設けてもよい。これにより、噛合い部5を噛んだ状態で、舌との舌押上部7と舌とが口腔内の下部で接触するため、より大きな舌の運動範囲を得ることができる。なお、Cとしては0度〜20度程度が望ましい。これ以上下方に向けて屈曲させると、中舌や奥舌の運動に支障をきたすためである。
1 舌運動器具
3 棒状部材
5 噛合い部
7 舌押し上げ部
9 突起
11 硬質樹脂部
13 ゴム状部
15 舌
17 上歯
19 下歯
21 口腔

Claims (4)

  1. 舌の運動器具であって、棒状部材と、前記棒状部材の先端近傍に設けられる噛合い部と、前記噛合い部の端部に設けられる舌押し上げ部とを具備し、
    前記舌押し上げ部は、弾性変形可能な板状部材であり、前記噛合い部を、対向する任意の上下の歯で噛んで固定し、この状態で前記舌押し上げ部を舌で押し上げることで、舌の筋肉トレーニング運動が可能であることを特徴とする舌の運動器具。
  2. 前記噛合い部の上下面には、突起が設けられることを特徴とする請求項1記載の舌の運動器具。
  3. 前記噛合い部は、内部が硬質樹脂であり、外部を弾性変形可能なゴム状部材で被覆したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の舌の運動器具。
  4. 前記噛合い部は、第二小臼歯で噛むことが可能な略直方体であり、前記舌押し上げ部は略円形状であり、前記舌押し上げ部を使用者の口の任意の方向から挿入可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の舌の運動器具。
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