JP5331644B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機に搭載した振動検知手段の感度切替えを行うことで洗濯機の状態を精度良く把握し、尚且つ振動検知手段の信頼性を向上させた洗濯機に関する。
洗濯機の内部には弾性支持された外槽と、その内部に洗濯物を洗浄,すすぎ,脱水を行うための洗濯兼脱水槽が回転可能に配置されている。また外槽底面には駆動手段が設けられており、洗濯兼脱水槽を回転駆動することができる。脱水運転は洗濯兼脱水槽を高速回転させ衣類に残った水分を遠心力により取り除く工程であるが、その場合高速脱水に到達する前に発生する共振時に洗濯機が大きく揺れ、使用者にとって不快な騒音・振動を発生させることがある。これを低減する手法として特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載の従来技術は、振動検知手段の感度(増幅率)を切替えて脱水制御を行っている。
特開2005−296431号公報
特許文献1に記載の従来技術は感度切替えが正常に行われているのかが不確定であり、異常な振動ではない場合も異常振動と検知してしまう恐れがある。
本発明の目的は、前述の問題点を解決し、洗濯機及び振動検知手段の信頼性を向上させ、尚且つ洗濯運転時に発生する異常振動の防止を図った洗濯機を提供することである。
筐体と、前記筐体の内部に弾性支持体により弾性支持されている外槽と、前記外槽内に配置された回転可能な洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するための駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽の回転数を検出する回転数検出装置と、前記外槽に取り付けられた振動検知手段と、前記振動検知手段の出力信号から前記外槽の振動状態及び弾性支持体の状態を判別し、その結果に基づき前記洗濯兼脱水槽の回転数・回転方向を制御する制御装置を有する洗濯機において、前記振動検知手段は振動検知感度を切替えることが可能であって、前記振動検知手段は前記振動検知感度の切替えを実施し、振動検知感度切替え前と振動検知感度切替え後の出力に基づいて、前記振動検知手段の振動検知感度切替えが正常に動作しているかの自己診断を行うことを特徴とする。
本発明によれば、振動検知手段にて、洗濯機の脱水挙動に応じた運転制御ができ、尚且つ振動検知手段の診断を行える。これにより、洗濯機及び振動検知手段の信頼性を向上させ、尚且つ洗濯運転時に発生する異常振動の防止を図ることができるのである。
本発明の一実施例を説明するドラム式洗濯乾燥機外観斜視図である。 本発明の一実施例を説明するドラム式洗濯乾燥機内部構造図である。 本発明の一実施例において生じる衣類の片寄りの説明図である。 本発明の一実施例における制御回路ブロック図である。 本発明の一実施例における洗濯機の運転動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における自己診断A処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における外槽と振動検知手段の位置関係及び振動検知手段の振動検知方向と重力加速度方向の関係を示すものである。 本発明の一実施例における自己診断B処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における差分電圧を説明するグラフである。 本発明の一実施例における傾斜検知処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における傾斜角度と差分電圧の関係を表す図である。 本発明の一実施例における異物検知処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における異物検知処理の判定グラフ図である。 本発明の一実施例における脱水運転中の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における自己診断処理Cを示すフローチャートである。 本発明の一実施例における自己診断処理Dを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例についてドラム式洗濯乾燥機を例に説明する。
図1はドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図である。まず筐体1があり、筐体1の前面には洗濯物の出し入れのためのドア7がある。
ドア7上部右側にはドアの開閉を行うドア開閉ボタン8が備わっている。また前面上部左側には洗剤を投入するための洗剤トレー10があり、前面上部中央には使用者が洗濯工程を選択するための操作パネル9があり、操作パネル9の近くには使用者の操作に連動して、表示が切替わる表示パネル11がある。
前面上部右側には乾燥運転に伴い発生するリントを捕集するフィルタを収納した乾燥フィルタパネル12がある。前面下部には糸クズ・異物を収集するためのフィルタを収納しているフィルタパネル17があり、さらに下部には筐体1を支えるベース15がある。
またベース15の4隅には脚部16があり床と接触している。ベース15の側面からは洗濯によって生じる排水を排水溝へと流すための流路となる排水ホース14が配されている。
筐体1の側面にはドラム式洗濯乾燥機を据付けする場合などに使用する取っ手13が備えられている。
図2は、ドラム式洗濯乾燥機の内部構造を簡潔に図示したものである。ドラム式洗濯乾燥機の筐体1があり、その内部には弾性支持体である吊りバネ18及び吊りバネ19、サスペンション22にて弾性支持された外槽2が設けられている。
外槽2の内側には衣類の洗浄,すすぎ,脱水を行うための洗濯兼脱水槽3が回転可能な状態で取付けられている。
この洗濯兼脱水槽3はモータからなる駆動手段4により回転駆動されて、前述の洗浄,すすぎ,脱水を実施することが可能となる。
洗浄,すすぎ,脱水を行う際には洗濯兼脱水槽3は回転駆動されるため、洗濯兼脱水槽3の回転駆動に伴い洗濯兼脱水槽3を内包する外槽2は揺れ動く。
それは外槽2に内包されている洗濯兼脱水槽3内の衣類が図3のように片寄って存在することに起因する。
片寄った衣類を内包した洗濯兼脱水槽3を回転させるということは回転体が質量不釣合い状態におかれるということになるため、質量不釣合いによる振動、つまりアンバランス振動を引き起こす。
洗濯兼脱水槽3を内包している外槽2もアンバランス振動が伝達され揺れ動くため、筐体1と外槽2の間には外槽2が揺れ動いても容易に筐体1へ接触しないよう空間が設けられている。
また外槽2の下部には洗剤水・水を抜くための穴が備えられており、排水ホース14が排水バルブ21を介し接続されている。
排水ホース14は不必要になった洗剤水・水を排水溝へと流す役割があり、排水バルブ21は外槽2内の洗剤水・水が不必要である場合に排水バルブ21内にあるバルブが開き洗剤水・水の排水を促す役割を担っている。
排水バルブ21はマイクロコンピュータ60を搭載した制御装置6により制御されており、必要に応じてバルブを開閉することができる(図4)。
図4はマイクロコンピュータ60を搭載した制御装置6とその周辺部品についてのブロック図を示すものである。
制御装置6は、表示パネル11の表示内容を制御する表示パネル回路55や、モータ53からなる駆動手段4を制御するモータ制御回路54,排水バルブ21等を一括して制御している。
図5に示すとおり、洗濯機が運転を開始すると初めに洗い運転を行い、続いてすすぎ運転を行う。その後脱水運転へ移行する。
脱水運転について説明する。
脱水運転では、まず排水バルブ21内のバルブを開け外槽2内部に溜まった水を排水する。必要な排水活動を終えた後、水分を含んだ衣類を内包した洗濯兼脱水槽3を低速回転で回転駆動させる。
これは水分を含んだ衣類が洗濯兼脱水槽3の回転駆動により生じる遠心力によって洗濯兼脱水槽3の内部に張り付いてしまう現象を防止するためである。
すすぎ運転を終えたばかりの水分を含んだ衣類は片寄って存在していることが多く、洗濯兼脱水槽3を高速回転駆動させると許容できない振動・騒音を発生させる原因となるため、水分を含んだ衣類を洗濯兼脱水槽3内にある程度分散させる必要がある。
本実施例の振動検知手段5は3軸加速度センサ51を主体に構成され、これについて説明する。3軸加速度センサ51はX軸,Y軸,Z軸の3軸を有している。3軸は各々直角を保ち3方向の加速度を検出し電圧出力するものである。
3軸加速度センサ51の振動加速度検知方向とドラム式洗濯乾燥機の関係について説明する。
3軸加速度センサ51のX軸方向とは図1に示したとおり、洗濯機本体を正面から見たとき、ドラム式洗濯乾燥機の左右方向に相当する。
3軸加速度センサ51のY軸方向とは図1に示したとおり、洗濯機本体を正面から見たとき、ドラム式洗濯乾燥機の前後方向に相当する。
3軸加速度センサ51のZ軸方向とは図1に示したとおり、洗濯機本体を正面から見たとき、ドラム式洗濯乾燥機の上下方向に相当する。
次に3軸加速度センサ51のX,Y,Z軸方向の印加加速度と出力電圧について説明する。
3軸加速度センサ51はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)によるもので、印加加速度1g(≒9.8m/s2)に対して0.66Vの電圧を出力するものである。
加速度が印加されない状態(0g)ではオフセット電圧(基準電圧)V=1.65Vを有する。振動検知手段5は図7の(a)に示すように外槽3下部に取り付けられ、外槽3は筺体1内部で弾性支持されている。外槽3は洗濯機の設置面からは傾いた状態で弾性支持されている。図7の(b)に示すように振動検知手段5は洗濯機の設置面に対して振動検知方向が垂直になるように配置されている。そのため外槽3が静止状態では図7の(b)のように重力加速度1gが印加される。振動検知手段5は加速度印加方向により印加電圧の正負が決められており、図7の(b)ではオフセット電圧から重力加速度1gによる印加電圧が差し引かれる。したがってZ軸出力電圧は1.65−0.66=0.99Vが出力される。X軸,Y軸は重力加速度が印加されないためオフセット電圧1.65Vが出力される。
さらに本実施例で使用する3軸加速度センサ51では印加加速度1gに対して0.22Vの電圧を出力するように切替えることが可能である。以下、振動検知感度切替えと称す。また0.66(V/g)を高感度、0.22(V/g)を低感度と呼ぶ。振動検知感度切替えは制御装置6の指示により任意に切替えることができる。
しかしこの仕様に限定するものではない。
本実施例において、振動検知手段5が外槽2に設けられているのは洗濯兼脱水槽3から生じる振動加速度が伝達されるためである。
したがって、振動検知手段5は洗濯兼脱水槽3の振動加速度が直接あるいは間接的に伝達される箇所に設置されていれば良いことになる。
振動検知手段5から出力された信号は図4に示すブロック図のように、フィルタ回路52を通過して制御装置6へ取り込まれる。
本実施例では洗濯機の電源を投入する(S101)と自己診断手段61により自己診断処理A(S201)へ移行する。
自己診断処理Aは振動検知手段5の出力電圧VA1を制御装置6へ取り込む(S202)。次に取り込まれたVA1を自己診断判定下限閾値Vscと自己診断上限閾値Vsoと比較する(S203)。比較結果が判定値内ならば、自己診断処理Bへ移行する(S206)。
判定値を超えた場合は故障と判定し(S204)運転を停止し、使用者へ報知を行う(S205)。
自己診断判定下限閾値Vscを下回った場合は、信号線の断線と判定する。自己診断上限閾値Vsoを超えた場合は、内部回路の故障と判定する。
自己診断処理Bは振動検知手段5の振動検知感度切替えが正常に動作しているかを判定するものである。上述のとおり実施例の取付け条件では3軸加速度センサ51のZ軸方向に重力加速度1gが印加される状態となるため3軸加速度センサ51は印加加速度1gに相当する電圧を出力する。
低感度時においては、感度=0.22(V/g)であり、取付け方向によりオフセット電圧から差し引かれるため1.65−0.22=1.43Vが出力される。これを低感度出力電圧VBLとして取得する(S302)。
高感度時においては、感度=0.66(V/g)であり、取付け方向によりオフセット電圧から差し引かれるため1.65−0.66=0.99Vが出力される。これを高感度出力電圧VBHとして取得する(S303)。
したがって、高感度時出力電圧VBHと低感度時出力電圧VBLとの差分電圧を求めることで振動検知感度切替えが正常に動作しているかを判定することができる(S304)。
オフセット電圧は振動検知手段5によりばらつきがあることが知られているが、上述の差分を求めることでオフセット電圧の影響をなくすことができる。
また、高感度時出力電圧VBHと低感度時出力電圧VBLとの和を計算して振動検知感度切替えが正常に動作しているかを判定することもできる。
上述の方法で導き出された差分を判定閾値と比較する(S304)。
比較の結果、自己診断判定下限閾値VSSと自己診断判定上限閾値VSD以内であるなら、傾斜検知手段63により洗濯機傾斜設置検知処理(S401)へ移行する。
洗濯機傾斜設置検知処理(S401)ははじめに差分電圧VBSの取得を行う(S402)。差分電圧VBSは(S304)で使用した高感度時出力電圧VBHと低感度時出力電圧VBLとの差である(図9)。
差分電圧VBSを傾斜設置判定閾値VKSと比較する。(S403)傾斜設置判定閾値VKSを下回った場合は洗濯機が傾斜設置されていると判定する。(S404)そして運転を停止し、使用者へ報知する(S405)。
図11に示すグラフは高感度時出力電圧VBHと低感度時出力電圧VBLとの差分と傾斜角度との関係を示したものである。
本実施例では傾斜角度2度を閾値とし、2度を超えた場合は使用者へ洗濯機が傾いていることを報知する。これにより脱水運転時に洗濯機が傾いていることが原因で発生する異常振動を防止することが可能である。
洗濯機が正しく設置されていると判定されれば、異物検知手段62により異物検知処理へ移行する(S501)。
異物検知処理は洗濯兼脱水槽3内部に異物がないかを判定するものである。洗濯兼脱水槽3を低速回転数で回転(S502)させながら振動検知手段5の出力電圧VIBを取得する(S503)。低速回転数で回転させるのは異物が洗濯兼脱水槽3内に遠心力により張付いてしまわないようにするためである。
洗濯兼脱水槽3内に異物がない場合の出力電圧VIB波形は図13(a)の如く平坦な波形となる。
洗濯兼脱水槽3内に異物がある場合の出力電圧VIB波形は図13(b)の如く急峻な波形となる。出力電圧VIBを異物判定閾値VSIと比較し(S504)異物判定閾値VSI超えた場合に異物有と判定(S505)し、運転を停止し、使用者へ報知する(S506)。
本実施例では、異物判定に閾値電圧を設定しているが、ある時間内の波高率(ピーク値/実行値)を用いるのも有効である。
上述処理で異物が検知されなければ、洗い運転へ移行する(S601)。洗い運転中に自己診断処理B(S201)を実施してもよい。
洗い運転終了後、振動検知手段5の振動検知感度を切替えながらすすぎ運転・脱水運転を制御する振動検知感度切替え制御を開始する(S650)。
本実施例においては洗濯兼脱水槽3の回転数に応じて振動検知感度切替えを実施するが、振動検知手段5の出力電圧に応じて振動検知感度切替えを実施することも有効である。
自己診断処理C(S806)はすすぎ運転・脱水運転のそれぞれにおいて運転中に振動検知手段5に異常が発生していないかを検知するものである。
ここでは脱水運転中の動作を例に説明する。
脱水運転を開始し(S801)、脱水運転中の洗濯兼脱水槽3の回転数が110r/minに到達したとき、(S802)洗濯兼脱水槽3の回転数変動K1(rpm)を算出する(S803)。洗濯兼脱水槽3の回転数及び回転数変動は回転数検知装置32を用いて求める。
回転数変動について説明する。回転数変動は制御装置6によって運転しようとする回転数に対してどの程度差が生じているかを示しているものであり、110rpmでは108〜112rpmと変動している状態を意味し、この場合の回転数変動は4rpmとなる。
回転数変動が生じる理由を図3を用いて説明する。
図3(a)は、洗濯兼脱水槽3内に衣類が偏って張り付いている状態を示す。この状態をアンバランス状態と定義する。回転体においてアンバランスが生じた場合アンバランス振動が発生する。洗濯兼脱水槽3内がアンバランス状態で回転駆動すると図3の(b)に示すように回転方向とともに衣類の片寄りが下降すると洗濯兼脱水槽3の回転速度は加速される。また図3に(c)に示すように回転方向とともに衣類の片寄りを持ち上げようとすると洗濯兼脱水槽3の回転速度は低下する。このため洗濯兼脱水槽3の回転数が変動することになる。
そして回転数変動はアンバランス量が多ければ多いほど大きくなる。
自己診断処理Cは回転数変動K1が回転数変動閾値Ksと比較して(S804)大きい場合に行う(S806)。
回転変動が閾値を超えたとき(=回転数変動が大きいとき)は洗濯兼脱水槽3内にある程度のアンバランスが発生していることを示している。従って、洗濯兼脱水槽3はアンバランス振動状態となり、洗濯兼脱水槽3を内包している外槽3も振動状態となる。振動検知手段5はこの振動に応じた出力を発生する。
この時、振動検知手段5からの出力電圧Vc1を取得する(S807)。取得されたVc1と閾値電圧Vcsを比較し(S808)、出力電圧Vc1が閾値電圧Vcsを下回った場合は振動検知手段5の故障と判定する(S809)。そして脱水運転を停止し、報知する(S810)。
取得されたVc1と閾値電圧Vcsを比較し(S808)、出力電圧Vc1が閾値電圧Vcsを上回った場合は脱水運転を継続する(S811)。
次に(S804)にて回転数変動が小さい場合の自己診断D処理(S812)を述べる。
回転数変動が小さいと判定された場合(=洗濯兼脱水槽3内のアンバランスが少ない場合)はアンバランス振動は小さく振動検知手段5に印加させる加速度がほぼ0gとなるため、振動検知手段5のオフセット電圧付近で出力電圧が推移することとなる。従って、振動検知手段5から得られる出力のオフセット電圧が規定範囲内にあることを判定することで自己診断を行うことができる。
まず、振動検知手段5の出力電圧VD1を取得する(S813)。出力電圧VD1を自己診断判定上限閾値VDJと自己診断判定下限閾値VDKと比較し(S814)、出力電圧VD1が自己診断判定上限閾値VDJを超えた場合、または自己診断判定下限閾値VDKを下回った場合に振動検知手段5の故障と判定する(S815)。その場合は脱水運転を停止し、報知する(S816)。
出力電圧VD1が自己診断判定上限閾値VDJと自己診断判定下限閾値VDKの範囲内ならば脱水運転を継続する(S811)。
上述の実施例によれば、振動検知手段5の自己診断により洗濯機の信頼性を高めることができる。また振動検知手段5の出力電圧から洗濯兼脱水槽3内の異物を検知することもできる。
さらに振動検知手段5の出力電圧から洗濯機の傾斜設置を検知することで脱水運転時の異常振動を防止することできる。
振動検知感度切替えを用いた運転制御を行うことで振動・騒音の低減を図ったドラム式洗濯乾燥機を提供することができる。
また、本実施例ではドラム式洗濯乾燥機を例に挙げたが、その他の構造の洗濯機でも同様に実施することができる。
1 筐体
2 外槽
3 洗濯兼脱水槽
4 駆動手段
5 振動検知手段
6 制御装置
7 ドア
8 ドア開閉ボタン
9 操作パネル
10 洗剤トレー
11 表示パネル
12 乾燥用フィルタパネル
13 取っ手
14 排水ホース
15 ベース
16 脚部
17 フィルタパネル
18,19 吊りバネ
21 排水バルブ
22 サスペンション
23 アンバランス
51 加速度センサ
52 フィルタ回路
53 モータ
54 モータ制御回路
55 表示パネル回路
56 AC電源
57 電源回路
60 マイクロコンピュータ
61 自己診断手段
62 異物検知手段
63 傾斜検知手段

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体の内部に弾性支持体により弾性支持されている外槽と、前記外槽内に配置された回転可能な洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するための駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽の回転数を検出する回転数検出装置と、前記外槽に取付けられた振動検知手段と、前記振動検知手段の出力信号から前記外槽の振動状態及び弾性支持体の状態を判別し、その結果に基づき前記洗濯兼脱水槽の回転数・回転方向を制御する制御装置を有する洗濯機において、
    前記振動検知手段は振動検知感度を切替えることが可能であって、前記振動検知手段は前記振動検知感度の切替えを実施し、振動検知感度切替え前と振動検知感度切替え後の出力に基づいて、前記振動検知手段の振動検知感度切替えが正常に動作しているかの自己診断を行うことを特徴とした洗濯機。
  2. 請求項1において、
    前記振動検知手段は、前記洗濯兼脱水槽の回転数が低速であるとき、振動検知感度を高感度に設定し、前記洗濯兼脱水槽の回転数が高速であるとき、振動検知感度を低感度に設定することを特徴とした洗濯機。
  3. 請求項1において、
    前記振動検知手段は洗濯運転中に前記振動検知感度を高感度に切替え、前記洗濯兼脱水槽内の異物を検知することを特徴とした洗濯機。
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