JP5327602B2 - 喫煙ブース - Google Patents

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Description

喫煙者と非喫煙者を分離して非喫煙者がたばこの煙から受ける被害を防止するために設けられる喫煙ブースに係り、特にこれを使用する喫煙者にとって快適な空間となるよう配慮した喫煙ブースに関する。
近年たばこの副流煙による非喫煙者への健康被害が問題化され、公共施設やオフィス内などにおいては全面分煙とされる傾向が高まってきている。そして、喫煙者の喫煙場所として、非喫煙者がたばこの副流煙により被害を受けることのないよう、煙が外部に漏れない閉鎖された空間、例えば喫煙ルームや喫煙ブースなどが、配置されるようになってきた。
しかし、これら喫煙場所は、その閉鎖された空間内に充満する煙を排出しなければならず、ただ閉鎖されただけの空間を喫煙場所とすることはできず、また、既存の施設や建物内に新規に喫煙場所を設置する場合が少なくなく、喫煙場所の確保は様々な問題を抱えている。
このような問題を解決するため、喫煙場所の提供手段としての喫煙ルームや喫煙ブース、喫煙ボックスなどの発明が開示されている。
例えば特開2005−220692号公報には「骨組みの側面に側面パネルを設けると共に、上面に天井パネルを設けてなる箱形の構造体であって、上記天井パネルは排煙用開口部を備え、上記側面パネルは下方部に吸気用開口部を有し、該吸気用開口部から吸引された外気が上記排煙用開口部から排出されることを特徴とする喫煙ルーム」が開示されている。
また、特開2007−71454号公報には「壁面4面により周囲を仕切られる喫煙室であって、一壁面に灰皿を配置させるテーブルを設け、前記テーブルよりも下方に、風速0.3〜0.7m/sec.で室内に向けて給気する給気口を設け、前記一壁面の前記テーブルよりも上方における下部及び天井面の前記一壁面寄りの箇所に、室内の空気を吸引排気する排気口を設け、……たことを特徴とする喫煙室」が開示されている。
特開2005−220692号公報 特開2007−71454号公報
上記発明を含め、従来の喫煙ルームや喫煙ブースでは、灰皿の位置より低い場所に給気口を、高い位置あるいは側壁、床面に排気口が備えられ、そして前記灰皿を載置するテーブルが喫煙ルームや喫煙ブースの側壁に沿って設けられるのが一般的であり、そのため特許文献2に記載されているように排気口を壁面と壁面上部の天井面に複数設けることが行われている。
また、従来の喫煙ルームや喫煙ブースの天井の形状は、既存の施設や建物内に配置しやすいように、フラットもしくはテーパを付けたものが多い。
このような喫煙ルームや喫煙ブースでは、そこで喫煙する喫煙者自身が、灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持っているたばこから立ち上がる煙(副流煙)を吸引してしまうことについての配慮はなく、喫煙者自身が副流煙を吸引する確率は非常に高い。
また、灰皿が側壁に沿って設けられていることにより、喫煙者の喫煙時の立ち位置が側壁に沿って直線的になるため動線スペースを大きくとらねばならず、収容人数に対してより広いスペースを確保しなければならなかった。
一方、一壁面の複数箇所に排気口を有する喫煙室では、室内の気流は排気口のある壁面に向かって偏流し、汚染空気が不適切に拡散するとともに、排気口を有する壁面に対向する壁面側のエリアでは滞留が生じて空気は澱みやすくなり、たばこ臭が喫煙室内に漂うことになる。
さらに、フラットな天井では、煙が天井に沿って拡散し、天井付近の排気口から排出される排気中に含まれる汚染物質(たばこの煙等)の濃度が低く、すなわち換気効果が低いという問題があった。そして、それを改善するため天井にテーパを付けて排気中の汚染物質の濃度を高めようとすると特殊な加工を施した部材が必要となり、価格や組立作業面での不便さが生じるという問題が発生していた。
本願発明は、上記背景技術の問題点に鑑み、喫煙者が吸引する副流煙を減少させ、喫煙者に快適な喫煙空間を与えられる喫煙ブースを、従来の喫煙ルームや喫煙ブースの設置スペースより小さなスペースで提供して、分煙化の実を上げようとするものである。
本発明者らは、上記課題を下記の手段により解決した。
(1)喫煙者と非喫煙者とを分離して非喫煙者がたばこの煙から受ける被害を防止するために設けられる喫煙ブースであって、
該喫煙ブース内の喫煙者の直立もしくは中腰状態での胸の高さレベルに配設された灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブルと、前記灰皿の上面から所定の距離離れた直上の位置まで天井から垂設された吸引筒とを備えてなり、
かつ該吸引筒の下部開口部は、灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙を吸引する下側吸気部とされ、また、前記吸引筒の上部側面には多数の孔が穿設されて上側吸気部とされ、
そして前記吸引筒の上部開口部は排気ダクトに接続され
さらに、 前記吸引筒が垂設された付近の天井を、周辺部の天井よりも高くした上がり天井部として形成し、喫煙者が吐いた煙や前記下側吸気部で吸引されなかった煙を前記上がり天井部に集め、前記吸引筒の上側吸気部を前記上がり天井部の空間内に配設して、喫煙ブース内に漂う煙を前記吸引筒の上側吸気部の多数の孔から排気ダクトを介して喫煙ブース外に排出されるよう構成されてなることを特徴とする喫煙ブース
(2)前記喫煙ブースが、空気が澱まずたばこ臭の少ない、使用者に快適な喫煙ブースとなるよう、平面視長方形の喫煙ブースの各頂角付近を切り落として隅切り角とした形状で、空気が滞留する四隅をなくした形状に構成されてなることを特徴とする前項(1)に記載の喫煙ブース。
)前記吸引筒の上側吸気部を、上方に向かって拡がるロート状に形成して上がり天井部に集まる煙との接触面積を大きくし、該接触面積の拡大によって穿設される孔の数を増加させて、喫煙ブース内に漂う煙が効率よく喫煙ブース外に排出されるよう構成されてなることを特徴とする前項(1)又は2)に記載の喫煙ブース。
(4)前記吸引筒が、喫煙ブースの天井中央部付近から垂設されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
(5)前記上側吸気部において、同上側吸気部の表面積に対し、穿設される孔の開口面積の比率が20〜30%であることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
(6)前記吸引筒の下側吸気部が、直立もしくは中腰状態の喫煙者の肩の位置付近に配設され、かつ下方に向かって拡がるロート状をなし、灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙をその流れに沿う形で吸引し、喫煙ブース外に効率よく排出できるよう構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
(7)前記吸引筒上端に排気ファンが配設されてなり、前記排気ファンが有する静圧によって吸引筒の下側吸気部及び上側吸気部から喫煙ブース内に漂う煙を吸引し、喫煙ブース外に排出できるよう構成されてなることを特徴とする前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
)前記喫煙ブースの側壁が、喫煙ブース内に外気を取り入れるため、下部に隙間を設けて喫煙ブースの支柱に取り付けられていることを特徴とする前項(1)〜()のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
)前記喫煙ブースの壁板、又は壁板と天井板とが透明な樹脂製であることを特徴とする前項(1)〜()のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
10)前記長方形の四隅を隅切りした形状の床面を有する喫煙ブースが、そのいずれか一方の長辺側の側面に引き戸による出入り口を、両短辺側に、相対する長辺の端部となる位置に立設された2本の支柱間に架設された腰掛け用バーを備えてなることを特徴とする前項(1)〜()のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
本発明の喫煙ブースによって下記のような効果が発揮される。
〈1〉該喫煙ブース内の喫煙者の直立もしくは中腰状態の胸の高さレベルに配設された灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブルと、前記灰皿の上面から所定距離離れた直上の位置まで天井から垂設された吸引筒とを備えてなり、
かつ該吸引筒の下部開口部は灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙を吸引する下側吸気部とされ、また、前記吸引筒の上部側面には多数の孔が穿設されて上側吸気部とされ、そして前記吸引筒の上部開口部は排気ダクトに接続されているので、
喫煙ブース内に立ち上る煙を総て一つの吸引筒によって喫煙ブース外に排出でき、排気ダクトなどの排気装置が一系統ですみ、喫煙ブースの設置経費が低減できる。
〈2〉また、喫煙ブース内の喫煙者の直立もしくは中腰状態の胸の高さレベルに配設された前記灰皿の上面から所定距離離れた直上の位置まで天井から垂設された前記吸引筒の下部開口部を下側吸気部としているので、特に健康に悪影響を及ぼすと言われる灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる副流煙をその発生源近くで吸引筒に吸引でき、喫煙者自身が吸引する副流煙を減少することができる。
〈3〉前記吸引筒が、喫煙ブースの天井中央部付近から垂設されているので、喫煙者の立ち位置が吸引筒を中心とした同心円状に並び、動線スペースが必要最小限ですみ、空間の利用効率を高めたコンパクトな喫煙ブースが提供できる。また、喫煙者が自然と中央を向くことになり、発生した煙が短い距離で上側吸気部に流れるため、効率よく喫煙ブース外に排出することができる。
〈4〉前記吸引筒が垂設された付近の天井を、周辺部の天井よりも高くした上がり天井部として形成し、喫煙者が吐いた煙や前記下側吸気部で吸引されなかった煙を前記上がり天井部に集め、前記吸引筒の上側吸気部を前記上がり天井部の空間内に配設して、喫煙ブース内に漂う煙を前記吸引筒の上側吸気部の多数の孔から喫煙ブース外に排出されるよう構成されてなるので、喫煙ブース内に漂う煙を喫煙ブース外に効率よく排出することができる。
〈5〉また前記吸引筒の上側吸気部を、上方に向かって拡がるロート状に形成して上がり天井部に集まる煙との接触面積を大きくし、該接触面積の拡大によって穿設される孔の数を増加させているので、喫煙ブース内に漂う煙を効率よく喫煙ブース外に排出することができる。
〈6〉前記吸引筒の下側吸気部が、喫煙者の肩の位置付近に配設され、かつ下方に向かって拡がるロート状をなしているので、灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる副流煙をその流れに沿って吸引し、喫煙ブース外に効率よく排出することができる。
〈7〉前記吸引筒上端に排気ファンが配設されているので、該吸引筒の下側吸気部及び上側吸気部から喫煙ブース内に漂う煙を、前記排気ファンが有する静圧によって吸引して喫煙ブース外に排出することができる。
〈8〉前記喫煙ブースが、平面視長方形の喫煙ブースの各頂角付近を切り落として隅切り角とした形状で、空気が滞留する四隅をなくした形状に構成されているので、たばこ臭の少ない、使用者に快適な喫煙ブースが構成できる。
〈9〉前記喫煙ブースの側壁が、下部に隙間を設けて喫煙ブースの支柱に取り付けられ、喫煙ブースの周囲4面の下方から均等に外気を取り入れられるようにして喫煙ブース内の空気を下から上へ流れるようにしているので、煙によって汚染された空気の流れを乱すことなく、効率よく排出することができる。
〈10〉前記喫煙ブースの壁板、又は壁板と天井板とが透明な樹脂製で形成されているので、喫煙者に開放感を与えられる快適な喫煙ブースが提供できる。
〈11〉前記長方形の四隅を隅切りした形状の床面を有する喫煙ブースが、その両短辺側に、長辺の端部となる位置に立設された2本の支柱に架設された腰掛け用バーを備えているので、喫煙者の疲労を緩和するために該喫煙ブース内に椅子等を設置する必要がなく、コンパクトな喫煙ブースを構成することができる。
本発明の喫煙ブースを実施するための最良の形態を、実施例の図面に基づいて説明する。
図1は本発明の喫煙ブースの斜視図、図2は本発明の喫煙ブースの構造説明図、図3は本発明の喫煙ブースの上面図である。
図において、1は喫煙ブース、2は吸気筒、2aは下側吸気部、2bは上側吸気部、3は灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブル、4は排気ダクト、5は排気ファン、10は支柱、11は梁、12は側壁、13は天井、13’は上がり天井部、14は隙間、15は腰掛け用バー、16は出入口を示す。
図1及び図2に示す本発明の喫煙ブース1は、その外構が、支柱10、梁11などの骨材と透明な樹脂製の側壁12、及び天井13とによって構成されている。
そして前記喫煙ブース1内には該喫煙ブース1内の喫煙者の直立もしくは中腰状態での胸の高さレベルに配設された灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブル3と、前記灰皿の上面から所定距離離れた直上の位置まで天井13から垂設された吸引筒2が配設されており、かつ前記吸引筒2の下部開口部には、灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙を吸引する下側吸気部2aが形成され、また、前記吸引筒2の上部側面には多数の孔が穿設されてなる上側吸気部2bが形成されており、そして同吸引筒2の上部開口部は排気ダクト4に接続されている。
また、前記吸引筒2が、喫煙ブース1の天井13の中央部付近から垂設され、さらに、前記吸引筒2が垂設される天井13の中央部が、周囲の天井13よりも高くした上がり天井部13’として形成され、喫煙者が吐いた煙や前記下側吸気部2aで吸引されなかった煙を前記上がり天井部13’に集め、前記吸引筒2の上側吸気部2bを前記上がり天井部13’の空間内に配設して、喫煙ブース1内に漂う煙を前記吸引筒2の上側吸気部2bに穿設された多数の孔から排気ダクト4を介して喫煙ブース1外に排出されるよう構成されている。
上記のように本発明の喫煙ブース1は、1本の吸引筒2によって、灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙(副流煙)、喫煙者が吐いた煙等の総てを、喫煙ブース1の外に効率よく排出できるものとなっている。
なお、前記吸引筒2の上側吸気部2bは、上方に向かって拡がるロート状で形成し、上がり天井部13’に集まる煙との接触面積を拡げ、煙を吸引する孔の数を増加させて、喫煙ブース1内に漂う煙を効率よく排気ダクト4を介して喫煙ブース1外に排出することができるように構成されるのが好ましく、特に、該上側吸気部2bにおける、同上側吸気部の表面積に対し、穿設される孔の開口面積の比率が20〜30%程度とされるのが好ましい。
また、図に示すように、前記吸引筒2の下側吸気部2aは、腰掛け用バーに腰掛けた喫煙者の肩の位置付近に配設し、かつ下方に向かって拡がるロート状で形成して、灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙をその流れ(上昇方向)に沿う形で吸引する構成とすると、煙の流れに逆らうことなく最小限の吸引力で吸引することができ、喫煙ブース外に前記排気ダクト4を介して効率よく排出できる。
このように本発明の喫煙ブース1は、灰皿から立ち上る煙(副流煙)を灰皿の直上に配設した下側吸気部2bで煙の流れに沿って吸引するので、灰皿の下部(即ち、煙をその流れに逆らう方向に無理に吸引することとなる下方の位置)に吸気口を設けた喫煙ブースに比べて優れた、排気効果をもたらすものとなっている。
そして、前記吸引筒2に排気ファン5を配設し、該吸引筒2の下側吸気部2a及び上側吸気部2bから、喫煙ブース内1に漂う煙を強力に吸引して喫煙ブース1外に排出できるよう構成されることがさらに好ましい。
本発明の喫煙ブース1は、図3に示すように、空気が澱みがちな四隅を隅切りして無くし、床面が長方形又は正方形の四隅を隅切りした形状になるよう構成されることが好ましい。
なお、図に示す本発明の喫煙ブース1は、側壁12が、喫煙ブース1内に外気を取り入れるため、床面との間の下部に隙間14を設けて支柱11に取り付けられている。したがって、前記喫煙ブース1には床面と側壁12との間の形成される隙間14を介して、外気が四囲から均等に取り入れられ、取り入れられた外気は喫煙ブース1内を下から上へ澱むことなく流れ、喫煙ブース1内で喫煙者が出した煙ともども、前記吸気筒2の下側吸気部2a又は上側吸気部2bから排気ダクト4に導かれ、喫煙ブース外に排出される。
なお、前記隙間14は、煙が喫煙ブースの下方(床面上など)に滞留することなく、上へ流れるように、床面と側壁12との間に形成される。
本発明の喫煙ブース1には、図2及び図3に示すように、喫煙者の出入りが容易な前記長方形の四隅を隅切りした形状のいずれか一方の長辺側の側面に引き戸による出入り口16が設けられており、出入口まわりに余分なスペースを必要としないものとなっている。
また、喫煙者がリラックスして喫煙が楽しめるよう前記喫煙ブースの両短辺側には相対する長辺の端部となる位置に立設された2本の支柱間に架設された腰掛け用バー15を備えることも好ましい。図においては、腰掛け用バー15は、2本の支柱間に架設された長尺の棒状体あるいは板状体であり、喫煙者が軽く腰掛けて、補強された側壁に寄りかかったりすることができるものとなっている。
なお、喫煙ブース1の大きさによっては、前記腰掛け用バー15に別途支柱を設けて設置したり、長尺の棒状体をL型状とするなどして、喫煙者がよりリラックスできるものとしてもよい。
また、腰掛け用バー15に代えて、吸気筒2を中心として取り囲むように、別途省スペース型の長椅子やカウンターチェアなどを壁際に配置してもよい。
さらに、閉塞感や圧迫感を軽減できるよう、前記側壁12、又は側壁12と天井13とを透明な樹脂板で構成すれば、喫煙者に開放感が与えられる喫煙ブースとなるとともに、喫煙ブース外の光を取り入れることができ、ブース内専用の照明が不要となる。また、出入口16の引き戸なども透明な部材とすることもできる。
他方、喫煙ブース1を喫煙者のプライバシーを保護する必要がある場所に設置する場合などには、側壁12や天井13を、透明でなく明るい着色(例えば乳白色)された樹脂板や曇りガラス等を適宜選択して、構成することが好ましい。
また、図に示す本発明の喫煙ブース1は、組立容易な実施の例であるが、喫煙ルームのような固設タイプの喫煙ブースに、前記構成、即ち喫煙者の直立もしくは中腰状態での胸の高さレベルに配置された灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブル3の直上に、天井13から垂設された吸引筒2を配設し、かつ前記吸引筒2の下部開口部に灰皿に置いたたばこや喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙を吸引する下側吸気部2aを形成し、また、前記吸引筒2の上部側面に多数の孔が穿設されてなる上側吸気部2bを形成し、そして同吸引筒2の上部開口部を排気ダクト4に接続することができることはいうまでもない。
本発明の喫煙ブースは上記のような構成によって、コンパクトでありながら、喫煙者にとって快適な喫煙空間を提供し、喫煙者と非喫煙者の分煙の実を上げられるものとなっている。
本発明の喫煙ブースの斜視図 本発明の喫煙ブースの構造説明図 本発明の喫煙ブースの上面図
符号の説明
1:喫煙ブース
2:吸気筒
2a:下側吸気部
2b:上側吸気部
3:灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブル
4:排気ダクト
5:排気ファン
10:支柱
11:梁
12:側壁
13:天井
13’:上がり天井部
14:隙間
15:腰掛け用バー
16:出入口

Claims (10)

  1. 喫煙者と非喫煙者とを分離して非喫煙者がたばこの煙から受ける被害を防止するために設けられる喫煙ブースであって、
    該喫煙ブース内の喫煙者の直立もしくは中腰状態での胸の高さレベルに配設された灰皿、もしくは灰皿を載置するテーブルと、前記灰皿の上面から所定の距離離れた直上の位置まで天井から垂設された吸引筒とを備えてなり、
    かつ該吸引筒の下部開口部は、灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙を吸引する下側吸気部とされ、また、前記吸引筒の上部側面には多数の孔が穿設されて上側吸気部とされ、
    そして前記吸引筒の上部開口部は排気ダクトに接続され
    さらに、 前記吸引筒が垂設された付近の天井を、周辺部の天井よりも高くした上がり天井部として形成し、喫煙者が吐いた煙や前記下側吸気部で吸引されなかった煙を前記上がり天井部に集め、前記吸引筒の上側吸気部を前記上がり天井部の空間内に配設して、喫煙ブース内に漂う煙を前記吸引筒の上側吸気部の多数の孔から排気ダクトを介して喫煙ブース外に排出されるよう構成されてなることを特徴とする喫煙ブース。
  2. 前記喫煙ブースが、空気が澱まずたばこ臭の少ない、使用者に快適な喫煙ブースとなるよう、平面視長方形の喫煙ブースの各頂角付近を切り落として隅切り角とした形状で、空気が滞留する四隅をなくした形状に構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の喫煙ブース。
  3. 前記吸引筒の上側吸気部を、上方に向かって拡がるロート状に形成して上がり天井部に集まる煙との接触面積を大きくし、該接触面積の拡大によって穿設される孔の数を増加させて、喫煙ブース内に漂う煙が効率よく喫煙ブース外に排出されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の喫煙ブース。
  4. 前記吸引筒が、喫煙ブースの天井中央部付近から垂設されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  5. 前記上側吸気部において、同上側吸気部の表面積に対し、穿設される孔の開口面積の比率が20〜30%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  6. 前記吸引筒の下側吸気部が、直立もしくは中腰状態の喫煙者の肩の位置付近に配設され、かつ下方に向かって拡がるロート状をなし、灰皿に置いた、もしくは喫煙者が手に持ったたばこから立ち上がる煙をその流れに沿う形で吸引し、喫煙ブース外に効率よく排出できるよう構成されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  7. 前記吸引筒上端に排気ファンが配設されてなり、前記排気ファンが有する静圧によって吸引筒の下側吸気部及び上側吸気部から喫煙ブース内に漂う煙を吸引し、喫煙ブース外に排出できるよう構成されてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  8. 前記喫煙ブースの側壁が、喫煙ブース内に外気を取り入れるため、下部に隙間を設けて喫煙ブースの支柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  9. 前記喫煙ブースの壁板、又は壁板と天井板とが透明な樹脂製であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
  10. 前記長方形の四隅を隅切りした形状の床面を有する喫煙ブースが、そのいずれか一方の長辺側の側面に引き戸による出入り口を、両短辺側に、相対する長辺の端部となる位置に立設された2本の支柱間に架設された腰掛け用バーを備えてなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の喫煙ブース。
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