JP5327360B1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレンポンプでの詰まりを防止しドレンパン内の衛生状態を良好に保つことができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置において、ドレンパンからドレンポンプにより吸い上げられたドレン水を外部へと排出するための排水配管と、排水配管からドレンポンプを経由せずにドレンパンへと通じる分岐配管と、分岐配管からドレンパンへと戻されるドレン水に含まれる汚れを捕集する汚れ捕集手段と、排水配管のドレンパン側の接続先を、ドレンポンプを経由してドレンパンへと通じる第1の流路と、分岐配管を経由してドレンパンへと通じる第2の流路とで切替可能な切替弁と、ドレンポンプの運転時に前記第1の流路を開きかつ前記第2の流路を閉じるように切替弁を制御し、ドレンポンプの停止時に前記第1の流路を閉じかつ前記第2の流路を開くように切替弁を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、空気調和装置に関するものである。
空調機が熱交換器に空気を通過させて所定の温度に調整する際、空気中に含まれる多くの塵、カビ、菌等が熱交換器の表面に付着する。そして、特に、冷房時には熱交換器の表面に多量の凝縮水が発生し、発生した凝縮水がドレンパンへと落ちて集められる際には、熱交換器の表面に付着したこれら塵、カビ、菌等の付着物も一緒にドレンパンに蓄積される。
このようにして、ドレンパン内のドレン水中は多くの汚れが蓄積されており、カビや菌等の微生物にとっては栄養状態が良好で繁殖に適した環境となってしまうことも多い。特に、高温高湿な好条件が重なる梅雨から夏季の時期ではドレン水量も多くなり、ドレン水中や配管内部では微生物の繁殖が活発化するため、臭いを発生したり、粘性状のスライムが発生して配管やポンプを詰まらせる不具合が頻繁に生じてしまうことがある。
図8は、従来の空調機におけるドレンパン内のドレン水に汚れが蓄積する過程を説明する図である。まず、前記したようにドレンパン8内のドレン水中には、多くの汚れ18が含まれている。そして、ドレンポンプ10を運転し、ドレンパン8内のドレン水を排水配管11へと吸い上げると、ドレン水とともにドレン水中の汚れ18も排水配管11へと移動する。排水配管11へと移動した汚れ18は排水配管11の内壁に付着する(図8の(a))。
ドレンポンプ10の運転を停止すると、排水配管11内に残っている水が主に重力の作用によりドレンパン8側へと逆流する。この排水配管11からドレンパン8側へと逆流する水のことを以後「戻り水」という。戻り水が発生する際には、戻り水の水流により、排水配管11内に蓄積した汚れ18もドレンパン8側へと流される。このため、ドレンパン8内のドレン水19中には、大量の汚れ18(塵やカビ・菌といった微生物等)が溜まり、粘性状のスライムが発生しやすくなる(図8の(b))。
ドレンポンプ10の運転を再開すると、ドレン水19とともにスライムを含む汚れ18も吸い上げ、ドレンポンプ10内や排水配管11内にこの汚れ18が付着・蓄積する(図8の(c))。そして、再びドレンポンプ10の運転を停止すると、排水配管11からドレンパン8へと戻り水が発生し、この際に、排水配管11内に蓄積した汚れ18がドレンパン8へと流される。
このようにして、ドレンポンプ10の間欠的な運転を繰り返すことにより、ドレンパン8と排水配管11との間でドレン水19と汚れ18が往復することとなる。そして、この過程において、汚れ18、特に粘性状のスライムがドレンポンプ10や排水配管11内部等で詰まり、ドレンポンプ10の運転異常や排水不良といった不具合が生じてしまう(図8の(d))。
そこで、従来の空気調和装置のドレン排水装置においては、空気調和装置の運転中にドレンポンプによりドレンパン内のドレン水を循環経路を通じて循環させ、水位検出センサーによりドレンパン内に溜まったドレン水の水位が排水水位に達したことが検出されると、電磁弁を作動させてドレンパンの循環経路を排水経路に切り替えてドレン水を排水するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ドレン水の排水配管にドレン水の逆流(戻り水)を阻止する逆止弁を設けた空気調和装置において、逆止弁を完全には密閉させずに排水配管内のドレン水を徐々にドレンパンに戻して排水配管内にドレン水が滞留しないようにしたものも従来において知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、空気調和装置とは別個に設けられるドレンアップポンプにおいて、ドレンパンから排出されるドレン水を溜める容器の内部にドレン水をろ過するフィルターを設け、ポンプ本体により容器内のろ過されたドレンを汲み上げるようにしたものも従来において知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平09−310879号公報 特開2010−164205号公報 特許第3058137号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来技術においては、循環により発生させた水流ではドレンパンに付着した汚れを除去することはできないという課題がある。(これは水流のある配管内の壁面に汚れが付着するのと同様の事情である)。なお、菌・カビ類の繁殖は水分と酸素とが存在する箇所で起こりやすく、ドレンパン内では特に喫水線の部分で最も発生しやすい傾向がある。
また、空気調和装置の運転中にドレンパン内の汚れを含む水をドレンポンプで循環させ続けるためドレンポンプで詰まりが発生するリスクが高いという課題もある。さらに、ドレンポンプによりドレン水を循環させることで、ドレンパン内のドレン水を撹拌することになるため、ドレンパン内のドレン水中を極めてカビや菌が繁殖しやすい状態にしてしまうという課題もある。
特許文献2に示された従来技術においては、排水配管内のドレン水を徐々にドレンパンへと戻すために、逆止弁部は完全には閉じずに僅かに隙間ができている。しかし、そのため、排水管内の汚れが逆止弁部に引っ掛かり目詰まりが発生するおそれがあるという課題がある。
特許文献3に示された従来技術においては、空気調和装置とは別個にフィルター付きの容器やドレンポンプを設置するため、部品数の増加に伴う製造費用の増加や配管の引き回し等を含む構造の複雑化が生じるという課題がある。また、ドレンパンからフィルター付き容器へのドレン水の移動は重力によるため、ドレンパンで蓄積した汚れや発生したスライムがドレンパンからフィルター付き容器までの間の配管内で引っ掛り、配管詰まりを発生させる可能性がある。
さらに、戻り水に含まれる汚れによりポンプ詰まりが発生するおそれがあるという課題もある。これについては、特に、永年使用あるいは既設配管を利用する(いわゆるリプレイスする)場合、排水配管内に溜まった汚れがドレンパンに逆流して衛生性維持が困難になる状況が発生し、こうした汚れがドレンポンプに詰まって不具合を発生させる可能性が非常に懸念される。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ドレンポンプでの詰まりを防止するとともにドレンパン内の衛生状態を良好に保つことができる空気調和装置を得るものである。
この発明に係る空気調和装置においては、熱交換器で発生したドレン水を貯溜するドレンパンと、前記ドレンパンに貯溜されたドレン水を吸い上げるドレンポンプと、前記ドレンポンプにより吸い上げられたドレン水を外部へと排出するための排水配管と、前記排水配管から前記ドレンポンプを経由せずに前記ドレンパンへと通じる分岐配管と、前記分岐配管から前記ドレンパンへと戻されるドレン水に含まれる汚れを捕集する汚れ捕集手段と、前記排水配管の前記ドレンパン側の接続先を、前記ドレンポンプを経由して前記ドレンパンへと通じる第1の流路と、前記分岐配管を経由して前記ドレンパンへと通じる第2の流路とで切り替え可能に設けられた流路切り替え弁と、前記ドレンポンプの運転時に、前記第1の流路を開きかつ前記第2の流路を閉じるように前記流路切り替え弁を制御し、前記ドレンポンプの停止時に、前記第1の流路を閉じかつ前記第2の流路を開くように前記流路切り替え弁を制御する制御手段と、を備えた構成とする。
この発明に係る空気調和装置においては、ドレンポンプでの詰まりを防止するとともにドレンパン内の衛生状態を良好に保つことができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る天井埋込型の空気調和装置(室内機)を室内から見た視点で示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置の横断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置の縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置のドレンポンプ運転時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置のドレンポンプ停止時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置のドレンポンプの電源OFF時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置のドレンポンプ停止時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。 従来の空気調和装置においてドレンポンプの間欠運転を繰り返した際に汚れが蓄積する様子を模式的に説明する図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図6は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は天井埋込型の空気調和装置(室内機)を室内から見た視点で示す斜視図、図2は空気調和装置の横断面図、図3は空気調和装置の縦断面図、図4は空気調和装置のドレンポンプ運転時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図、図5は空気調和装置のドレンポンプ停止時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図、図6は空気調和装置のドレンポンプの電源OFF時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。
ここでは、空気調和装置として天井埋込型のものを例として取り挙げて説明する。ただし、ここで説明する天井埋込型の空気調和装置はあくまでも一例であり、これに限定されるものではない。図1に示すように、部屋1の天井に空気調和装置2(室内機)が埋設されている。空気調和装置2は大きく分けて天井に埋め込まれた本体3と、この本体3の下面に取り付けられ天井において部屋1内に露出する化粧パネル4とから構成されている。
化粧パネル4は略四角形状であり、その略中央部には略四角形状のグリルからなるパネル吸込口4aが設けられている。そして、化粧パネル4における略四角形状の各辺に沿った内側で、かつ、パネル吸込口4aの略四角形状の各辺の外側には、パネル吹出口4bが計4つ設けられている。各パネル吹出口4bには、吹き出し風の風向を制御するベーン5が設けられている。なお、本体3に化粧パネル4を取り付けた状態で、パネル吸込口4aは後述する本体吸込口3aに、パネル吹出口4bは同じく後述する本体吹出口3bに、それぞれ連通される。
図2及び図3に示すように、横断面形状が略四角形状の本体3には、その略四角形状の各辺に沿って本体吹出口3bが形成されている。そして、本体3の略中央部には遠心送風機からなる送風機6が設置されている。送風機6は、吸込側が下方に向けられたターボファンからなるファン6aと、このファン6aを回転駆動するファンモータ6bとを備えている。ファンモータ6bは、本体3の天面側に取り付けられており、ファン6aの下方には、ファン6aへ空気を導入するためのベルマウス9が取り付けられている。このベルマウス9の開口部の下側が本体吸込口3aである。
本体3内には、ファン6aを囲むように略環状(より正確には、一箇所が切り離された略C字状)に配置された熱交換器7が設置されている。熱交換器7は、図示しない室外機に設けられた冷媒を圧縮する圧縮機等とともに冷凍サイクルを構成するものである。熱交換器7では、ファン6aによりパネル吸込口4a(本体吸込口3a)から吸い込まれる部屋1内の空気と冷凍サイクルにある冷媒との間で熱交換を行い冷気又は暖気が生成される。
熱交換器7の下方には、熱交換器7における熱交換過程において空気が冷やされることにより当該空気中の水分が凝結して発生した凝縮水(ドレン水)を受けるためのドレンパン8が設置されている。
本体吹出口3bは、これらの熱交換器7及びドレンパン8の外側に配置され、熱交換器7の2次側と部屋1内とを連通させている。前述したように、本体吹出口3bはパネル吹出口4bと連通しており、パネル吹出口4bには、熱交換器7(及び送風機6)で生成された冷風又は温風の吹き出し方向の調整するためのベーン5が取り付けられている。このベーン5の形状は、パネル吹出口4bと略同形である。これは、ベーン5が閉じた状態でパネル吹出口4bをほぼ塞ぐことができるよう、意匠性を考慮したことによるものである。なお、化粧パネル4の略中央の開口部には、略四角形状のグリルが取り付けられて、パネル吸込口4aが形成されている。このグリルは、例えば爪等により化粧パネル4に係合される。
本体3内における横断面略四角形状の一隅には、ドレンパン8内に貯溜されたドレン水を吸い上げて本体3外へ排出するためのドレンポンプ10が設置されている。
図4から図6は、ドレンパン8のドレンポンプ10設置箇所付近を拡大して示す断面図である。ドレンパン8には、熱交換器7で凝縮された水分がドレン水となって貯溜されている。ドレンパン8におけるドレンポンプ10の略直下の部分は、凹部8aとなっており、この凹部8aがドレンパン8の最深部になっている。ドレンポンプ10のポンプ吸込口10aは、この凹部8aの直上に設けられる。
ドレンポンプ10によりドレンパン8から吸い上げられたドレン水は排水配管11を通じて空気調和装置2の外部へと排出される。ドレンポンプ10と排水配管11との間にはマイクロバブル発生器12が取り付けられている。マイクロバブル発生器12は、マイクロバブル発生器12を通過するドレン水流中の特に排水配管11側の方向にマイクロバブル13を発生させるものである。
マイクロバブル13は、直径が数10ミクロンのバブルと、10ミクロン以下の微小サイズのバブルを含んでいる。マイクロバブル13は、排水配管11の内壁面に付着する汚れや菌を除去する配管洗浄機能と、ドレン水中の菌やカビを殺菌する殺菌・殺真菌機能を持っている。このため、排水配管11内の衛生性を維持することができる。
マイクロバブル発生器12は、ドレンポンプ10の性能に合わせて最適設計されている。その構造は、高速旋回流方式(気液二相流体を超高速旋回させ、ノズル出口付近で遠心力作用により切断・粉砕することでバブルを発生させる方式)や加圧溶解方式(気体を加圧して水中に溶解し、減圧開放してバブルを発生させる方式)等のいずれの方式を用いてもよい。ただし、装置のサイズ、コストや信頼性といった観点から高速旋回流方式がより好ましい。
さらに、マイクロバブル発生器12と排水配管11との間には、流路切り替え弁14が介挿されている。流路切り替え弁14は、排水配管11のドレンパン8側の接続先を、ドレンポンプ10及びマイクロバブル発生器12を経由してドレンパン8へと通じる第1の流路と、分岐配管15を経由してドレンパン8へと通じる第2の流路との間で切り替える三方弁である。
分岐配管15により形成される前記第2の流路は、流路切り替え弁14からドレンポンプ10及びマイクロバブル発生器12を経由せずにドレンパン8へと通じる流路である。そして、分岐配管15からドレンパン8への出口部には、フィルター状の開孔を有する容器状構造物からなる汚れ捕集部16が取り付けられている。
この汚れ捕集部16は、ドレンパン8内の任意の場所に設置することができる。そして、汚れ捕集部16は、汚れのみを捕集することができるように水逃がし用の開孔あるいは開口部が前記容器状構造物の少なくとも一部分に設けられている。この開口部の開口率を適宜調整することで、ドレン水の流れを妨げることがない範囲で、汚れ捕集部16に捕集する汚れのサイズを設定することができる。
この容器状構造物の構成材料は樹脂又は金属が用いられる。樹脂を用いる場合は、汎用プラスチック(PP、ABSなど)で成型し、この際に樹脂に抗菌剤を練り込むことで抗菌性を備えるようにすることが衛生性上好ましい。また、金属を用いる場合は、錆びなどの腐食に高い耐性を有するものであれば種類は限定されない。なお、樹脂に抗菌剤を練り込む他に、水溶性を有する抗菌剤(有機系もしくは無機系又はこれらの混合)を包装して容器内に設置する構成としてもよい。
ドレンポンプ10、マイクロバブル発生器12及び流路切り替え弁14は、図示しない制御装置によりこれらの動作が連動するように制御されている。具体的には、この制御装置は、ドレンポンプ10の運転時には、マイクロバブル発生器12も運転するとともに、排水配管11がドレンポンプ10及びマイクロバブル発生器12を経由してドレンパン8へと通じる前記第1の流路を開き、分岐配管15を経由してドレンパン8へと通じる前記第2の流路を閉じるように流路切り替え弁14を制御する。
また、制御装置は、ドレンポンプ10の停止時には、マイクロバブル発生器12も停止するとともに、排水配管11が分岐配管15を経由してドレンパン8へと通じる前記第2の流路を開き、ドレンポンプ10及びマイクロバブル発生器12を経由してドレンパン8へと通じる前記第1の流路を閉じるように流路切り替え弁14を制御する。
なお、排水配管11のうち、特に、図1中の破線Aより空気調和装置2の外部側、内壁部を斜線で示す部分は既設配管11aである。すなわち、ここで説明する例においては、既設配管11aを活用してドレンポンプ10や空気調和装置2を新規のものに交換した(リプレイスした)場合を想定している。
以上のように構成された空気調和装置の動作を説明する。まず、ドレンポンプ10の運転時においては、流路切り替え弁14により、ドレンパン8からドレンポンプ10及びマイクロバブル発生器12を経由して排水配管11へと通じる前記第1の流路が開かれる(このとき前記第2の流路は閉じられる)。したがって、ドレンポンプ10によりドレンパン8から吸い上げられたドレン水は、マイクロバブル発生器12、流路切り替え弁14を経由して排水配管11から空気調和装置2の外部へと排出される(図1に実線の矢印で示す流路)。
そして、この際、マイクロバブル発生器12も運転されるため、ドレン水は、マイクロバブル発生器12により発生されたマイクロバブル13を含んだ状態で排水配管11内を流れていく。このため、前述したマイクロバブル13の配管洗浄機能により排水配管11の内壁面に付着する汚れ、スライムや菌類等が除去されるとともに、殺菌・殺真菌機能によりドレン水中の菌やカビが殺菌される。排水配管11の内壁面から除去された汚れ等は、ドレン水とともに空気調和装置2の外部に排出される。
次に、ドレンポンプ10を停止すると、流路切り替え弁14により、排水配管11から分岐配管15を経由してドレンパン8へと通じる前記第2の流路が開かれる(このとき前記第1の流路は閉じられる)。ドレンポンプ10が停止した際には、排水配管11内に残っているドレン水が主に重力の作用によりドレンパン8側へと逆流し戻り水が発生する。この際、流路切り替え弁14により前記第1の流路は閉じられているため、この汚れを含む戻り水がドレンポンプ10やマイクロバブル発生器12を通過することはない。この戻り水は流路切り替え弁14から前記第2の経路である分岐配管15を経由してドレンパン8へと戻される(図2に破線の矢印で示す流路)。
この前記第2の経路である分岐配管15を経由してドレンパン8へ戻ってくる戻り水には、マイクロバブル13の作用により排水配管11の内壁面から剥がされた汚れや元々ドレン水に含まれていた汚れが含まれている。この分岐配管15を経由した戻り水は、ドレンパン8へと戻される際に汚れ捕集部16を通過する。そして、汚れ捕集部16を通過する際に、戻り水に含まれているスライム等の比較的サイズの大きな汚れは、汚れ捕集部16により捕集される。こうして、汚れ捕集部16によりサイズが比較的大きい汚れが除去された戻り水が、ドレンパン8へと戻される(図3に点線の矢印で示す流路)。
なお、こうしてドレンポンプ10の間欠的な運転を続けていくと、次第に汚れ捕集部16に汚れが溜まっていく。汚れ捕集部16に溜まった汚れは、蓄積して汚れ捕集部16の開口部を閉塞し、ドレン水の滞溜、汚れの漏洩や臭いを発生する等の不具合のおそれがある。そこで、定期的なメンテナンスで汚れ捕集部16に溜まった汚れを清掃除去することが好ましい。
以上のように構成された空気調和装置は、熱交換器で発生したドレン水を貯溜するドレンパンと、ドレンパンに貯溜されたドレン水を吸い上げるドレンポンプと、ドレンポンプにより吸い上げられたドレン水を外部へと排出するための排水配管と、排水配管からドレンポンプを経由せずにドレンパンへと通じる分岐配管と、分岐配管からドレンパンへと戻されるドレン水に含まれる汚れを捕集する汚れ捕集部と、排水配管のドレンパン側の接続先を、ドレンポンプを経由してドレンパンへと通じる第1の流路と、分岐配管を経由してドレンパンへと通じる第2の流路とで切り替え可能に設けられた流路切り替え弁と、ドレンポンプの運転時に、第1の流路を開きかつ第2の流路を閉じるように流路切り替え弁を制御し、ドレンポンプの停止時に、第1の流路を閉じかつ第2の流路を開くように流路切り替え弁を制御する制御手段と、を備えている。
このため、ドレンポンプの運転を停止した際に生じる排水配管からの戻り水を、ドレンポンプを通過させることなく、かつ、この戻り水に含まれる汚れを除去した上で、ドレンパンへと戻すことができる。したがって、ドレンポンプでの詰まりを防止するとともにドレンパン内の衛生状態を良好に保つことができる。
また、ドレンポンプと流路切り替え弁との間に介挿され、ドレンポンプから排水配管へと流れるドレン水流中に微小な気泡を発生させるマイクロバブル発生器をさらに備え、戻り水をドレンポンプ及びマイクロバブル発生器を通過させることなくドレンパンへと戻すようにしたことで、排水配管内の汚れの蓄積を防止し、排水配管内の衛生状態も良好に保つことができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係るもので、空気調和装置のドレンポンプ停止時における要部(ドレンパイプ付近)を拡大して示す断面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、汚れ捕集部に捕集された汚れに対して紫外線を照射するUV光源を設け、汚れ捕集部における殺菌性能を向上させるようにしたものである。
すなわち、図7に示すように、汚れ捕集部16に対して所定の波長の紫外線を照射するためのUV光源17が設置されている。このUV光源17は放電ランプ及びLEDのいずれでも良い。UV光源17は水濡れの可能性が高い場所に設置されるため、このUV光源17に電力を供給する電源との接続端子部には防水処理が施されている。UV光源17として放電ランプを用いた場合は、放電ランプから照射される波長を適宜選択することでオゾンを発生させることで、殺菌効果を高めることができる。
他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
なお、UV光源17の代わりにオゾナイザを用い、高濃度のオゾンやラジカルにより殺菌するようにしてもよい。この場合、構成部品への劣化影響の無い濃度で使用するようにする。例えば、オゾナイザを常時動作させるのではなく、間欠的に動作させるようにする等してオゾンやラジカルの濃度を調整すればよい。
以上のように構成された空気調和装置は、実施の形態1の構成において、汚れ捕集部に捕集された汚れに対して所定の波長の紫外線を照射する光源をさらに備えたものである。このため、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、さらに、汚れ捕集部に蓄積される汚れでの菌の繁殖等を防止して衛生性を向上させることが可能である。
1 部屋
2 空気調和装置
3 本体
3a 本体吸込口
3b 本体吹出口
4 化粧パネル
4a パネル吸込口
4b パネル吹出口
5 ベーン
6 送風機
6a ファン
6b ファンモータ
7 熱交換器
8 ドレンパン
8a 凹部
9 ベルマウス
10 ドレンポンプ
10a ポンプ吸込口
11 排水配管
11a 既設配管
12 マイクロバブル発生器
13 マイクロバブル
14 流路切り替え弁
15 分岐配管
16 汚れ捕集部
17 UV光源
18 汚れ
19 ドレン水

Claims (6)

  1. 熱交換器で発生したドレン水を貯溜するドレンパンと、
    前記ドレンパンに貯溜されたドレン水を吸い上げるドレンポンプと、
    前記ドレンポンプにより吸い上げられたドレン水を外部へと排出するための排水配管と、
    前記排水配管から前記ドレンポンプを経由せずに前記ドレンパンへと通じる分岐配管と、
    前記分岐配管から前記ドレンパンへと戻されるドレン水に含まれる汚れを捕集する汚れ捕集手段と、
    前記排水配管の前記ドレンパン側の接続先を、前記ドレンポンプを経由して前記ドレンパンへと通じる第1の流路と、前記分岐配管を経由して前記ドレンパンへと通じる第2の流路とで切り替え可能に設けられた流路切り替え弁と、
    前記ドレンポンプの運転時に、前記第1の流路を開きかつ前記第2の流路を閉じるように前記流路切り替え弁を制御し、前記ドレンポンプの停止時に、前記第1の流路を閉じかつ前記第2の流路を開くように前記流路切り替え弁を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記ドレンポンプと前記流路切り替え弁との間に介挿され、前記ドレンポンプから前記排水配管へと流れるドレン水流中に微小な気泡を発生させるマイクロバブル発生手段を備え、
    前記分岐配管は、前記排水配管から前記ドレンポンプ及び前記マイクロバブル発生手段を経由せずに前記ドレンパンへと通じて設けられ、
    前記第1の流路は、前記排水配管から前記ドレンポンプ及び前記マイクロバブル発生手段を経由して前記ドレンパンへと通じる流路であり、
    前記制御手段は、前記ドレンポンプの運転時に、前記第1の流路を開きかつ前記第2の流路を閉じるように前記流路切り替え弁を制御するとともに前記マイクロバブル発生手段を動作させるように制御し、前記ドレンポンプの停止時に、前記第1の流路を閉じかつ前記第2の流路を開くように前記流路切り替え弁を制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記汚れ捕集手段は、ドレン水を前記ドレンパンへと流すための所定の開口率を有する開口部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空気調和装置。
  4. 前記汚れ捕集手段に設けられた抗菌剤を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気調和装置。
  5. 前記汚れ捕集手段は、抗菌剤が混合された樹脂により成型されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 前記汚れ捕集手段に捕集された汚れに対して所定の波長の紫外線を照射する光源を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の空気調和装置。
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