JP5326542B2 - 警告灯付シート - Google Patents
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Description
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ハザードランプの点灯と連動して点滅することができる警告灯付シートを提供することを目的とする。更に、従来と同様のデザインのシートであってもシートを発光させてハザードランプ等の警告灯として用いることができる警告灯付シートを提供することを目的とする。
1.少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストに発光手段を具備するシート本体と、ハザードランプの点灯と連動して該発光手段を発光させる点滅制御手段と、を備え、上記発光手段は、光源と、該光源から発せられる光を伝達し且つ側面から漏光する導光手段とを具備し、該導光手段は上記シート本体の表面材の裏側であり、且つ前記表面材の縫い目の裏側に沿って設けられ、前記導光手段から漏光する光が前記縫い目からシート外部に漏れ出ることを特徴とする警告灯付シート。
2.少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストに発光手段を具備するシート本体と、ハザードランプの点灯と連動して該発光手段を発光させる点滅制御手段と、を備え、上記発光手段は光源を具備し、該光源は上記シート本体の表面材の裏側であり、且つ前記表面材の縫い目の裏側に沿って設けられ、前記光源から発する光が前記縫い目からシート外部に漏れ出ることを特徴とする警告灯付シート。
3.上記発光手段は、上記シート本体のヘッドレストに設けられている上記1.又は上記2.記載の警告灯付シート。
また、発光手段が光源及び導光手段を具備し、導光手段がシート本体の表面材の縫い目の裏側に設けられている場合は、発光手段が非発光の状態では従来のシートと代わりのない美観を備えることができるため、発光手段をシートの座る人が意識することが無く、発光時の意外性があり、且つ、縫い目から漏れ出る光が美観に優れる警告灯付シートとすることができる。更に、導光手段によりシートの曲面に沿った形態としつつ、任意の場所に光源を設けることができ、シートの設計を容易にすることができる。
また、発光手段が光源を具備し、光源がシート本体の表面材の縫い目の裏側に設けられている場合は、発光手段が非発光の状態では従来のシートと代わりのない美観を備えることができるため、発光手段をシートの座る人が意識することが無く、発光時の意外性があり、且つ、縫い目から漏れ出る光が美観に優れる警告灯付シートとすることができる。更に、光源から発せられる光が直接縫い目から漏れ出るため、より複雑な発光制御を行うことが容易である。
また、発光手段がシート本体のヘッドレストに設けられている場合は、車外からの発光手段の視認性が向上し、よりハザードランプとしての視認性を向上させることができる。
本発明の警告灯付シートは、発光手段を具備するシート本体と、点滅制御手段とを備えることを特徴とする。
上記「シート本体」は、自動車等の車両用の座席であり、その形状及び材質等は特に問わない。また、運転席、助手席及び助手席等の任意の位置に設けられているシートとして用いることができる。このようなシート本体は、通常枠体及びクッション材と、これらを覆う表面材とを備える。
この「表面材」はその形状及び材質は特に問わない。例えば形状として、シート状及び板状等を挙げることができる。また、材質として、合成樹脂、ゴム、金属等を例示することができる。
上記「ハザードランプ」は、非常点滅表示燈として用いられるランプである。このようなランプは、ターンシグナルランプを挙げることができる。ハザードランプの点灯は、通常、ハザードランプの点灯スイッチの操作によって動作する独立した制御回路及びECUによって制御される回路等によって制御される。
発光手段をシート本体に配設する場所は、少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストとなる位置であればよく、背もたれ(例えば図1に示す背もたれ21を参照。)及びヘッドレスト(例えば図1に示すヘッドレスト22を参照。)を挙げることができる。このうち、ヘッドレストを車外からの発光手段の視認性が向上し、よりハザードランプとしての視認性を向上させることができるため、好例とすることができる。また、座面(例えば図1に示す座面23を参照。)及び肘掛け等に発光手段を設けてもよい。尚、発光手段の光が出力される場所が少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストとなる位置であればよく、例えば図2に示すように、発光手段3が、光源31と導光手段32とを備えている場合は、光を出力する導光手段32が少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストに設けられていればよい。
上記「縫い目」は、隣接する表面材を、縫製したり、テープ等で接続したりする等により形成される。また、縫い目には表面材間の隙間が生じるが、この隙間の大きさは表面材の裏面側に用意した発光手段からの光が隙間を通って漏れ出ることが目視できる大きさであればよく、例えば、目視で分かる程大きな隙間(例えば0.1mm以上とすることができる)であってもよいし、光が漏れ出る範囲で目視ができない程度の隙間(例えば0.1mm未満とすることができる)であってもよい。
また、発光手段を表面材の縫い目の裏側に沿って設ける方法は任意に選択することができ、例えば、縫い目の片側又は両側の表面材の裏側に発光手段を接着、粘着及び縫製等の任意の固定手段を用いて固定することができる。更に、縫い目の裏側に隣接する枠体及びクッション材に接着、粘着及び嵌合等の任意の固定手段を用いて固定することができる。
シート本体2は、通常用いられるものを用いることができる。また、背もたれ21、ヘッドレスト22、座面23は、合成樹脂等でできたシート及び織布等からなる表面材24により覆われている。
発光手段3は、LEDランプを用いた光源31と、透光性の樹脂からなり棒状の導光手段32とを具備する。光源31はシート本体2内の任意の場所に設けられている。また、導光手段32は、図3〜5に示すように、シート本体2内を通って表面材24裏側であり且つその縫い目25と接するように縫い止められている。更に、一端が光源31と接続されており、光源31から発せられる光を内部で伝達させて、周面から漏出させる。この漏出した光は、図3〜5に示すように、縫い目25の隙間から外部に漏れ出る。
点滅制御手段4は、ECUから出力されているハザードランプ点灯中を表す信号を入力し、ハザードランプの点滅と同期して光源31を点滅させる駆動回路である。
また、本警告灯付シート1は、発光手段3が非発光の状態では従来のシートと代わりのない美観を備えることができるため、発光手段3をシートの座る人が意識することが無く、発光時の意外性があり、且つ、縫い目から漏れ出る光が美観に優れるシートとすることができる。
また、表面材24が透光性又は半透光性である場合は、発光手段を縫い目25以外の裏側に設けることができる。
Claims (3)
- 少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストに発光手段を具備するシート本体と、ハザードランプの点灯と連動して該発光手段を発光させる点滅制御手段と、を備え、
上記発光手段は、光源と、該光源から発せられる光を伝達し且つ側面から漏光する導光手段とを具備し、該導光手段は上記シート本体の表面材の裏側であり、且つ前記表面材の縫い目の裏側に沿って設けられ、前記導光手段から漏光する光が前記縫い目からシート外部に漏れ出ることを特徴とする警告灯付シート。 - 少なくとも背もたれ及び/又はヘッドレストに発光手段を具備するシート本体と、ハザードランプの点灯と連動して該発光手段を発光させる点滅制御手段と、を備え、
上記発光手段は光源を具備し、該光源は上記シート本体の表面材の裏側であり、且つ前記表面材の縫い目の裏側に沿って設けられ、前記光源から発する光が前記縫い目からシート外部に漏れ出ることを特徴とする警告灯付シート。 - 上記発光手段は、上記シート本体のヘッドレストに設けられている請求項1又は2記載の警告灯付シート。
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