JP5325809B2 - 流体圧で駆動され、違いを付けた戻りばねを有する吸気バルブをシリンダ毎に2つ備える内燃エンジン - Google Patents

流体圧で駆動され、違いを付けた戻りばねを有する吸気バルブをシリンダ毎に2つ備える内燃エンジン Download PDF

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Description

本発明は、内燃エンジンに関係する。シリンダ毎に少なくとも2つの吸気バルブを含み、各吸気バルブは、バルブを閉鎖位置に向かって押圧する個別の戻りばね手段が設けられ、前記少なくとも2つの吸気バルブは、エンジンカムシャフトの単一のカムおよび流体圧システムにより、前記カムによって駆動される単一のタペットを介して制御され、流体圧システムは、前記タペットに操作可能に接続された送出ピストンを有するマスタシリンダと、それぞれ2つの吸気バルブに関係し、前記マスタシリンダの共用圧力チャンバに流体圧接続されている2つの流体圧アクチュエータとを含む。
上述の種類の内燃エンジンは、例えば、特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1の図2は、各シリンダの2つの吸気バルブが、外部から隔離された流体圧システムによって駆動されるエンジンを示す。流体圧システムは、駆動カム形状に恒久的に関係付けられたリフトプロファイルにしたがって2つの吸気バルブを駆動する。一方、特許文献2に示されたエンジンは、吸気バルブ可変駆動を備え、各エンジンシリンダに関連する電磁バルブが、該電磁バルブが開いたとき、与えられたシリンダの吸気バルブがそれらの駆動カムから切り離され、前記戻りばね手段によって閉鎖され続けるように、前記流体圧システムに制御される吸気バルブの低圧排気流路との連通を制御する。システムは、エンジン運転状態の関数として、それぞれの吸気バルブの開放状態および/またはリフトの時間を変化させるように、各シリンダに関連する電磁バルブを制御するためのさらなる電子制御手段を含む。
本発明は、特許文献1に示された上述の種類の不変バルブ駆動のエンジンと、特許文献2に示された種類の可変バルブ駆動のエンジンとの両方に適用できる。
独国特許出願公開第3611476号明細書 欧州特許出願公開第1674673号明細書 欧州特許第0803642号明細書 欧州特許出願公開第1344900号明細書 欧州特許第1555398号明細書
従来の内燃エンジンにおいて、消費および排出の全体的改善を達成できるように、空気/燃料の混合を改善し、燃焼圧力の周期変動が小さく、より速く、より安定した燃焼を達成する目的で、シリンダに供給される充填物(空気または空気/燃料)の循環動作を助けることが試みられている。圧縮点火エンジンおよび火花点火エンジンの両方にとって、特に重要な特徴は、「スワール」と呼ばれるシリンダの軸周りの充填運動である。上述のスワールを達成するために、シリンダに接続された非対称形状の2つの吸気パイプ、シリンダの2つの吸気パイプの1つの中の絞り(固定または可変幅の)の存在、2つの吸気バルブの一方用に燃焼室の中への遮蔽物の配置、または、(シリンダ毎に2つの吸気バルブが設けられたエンジンの)吸気バルブのリフトを異ならせること等の、多様な解決策が提案されている。今までスワールを生成するために用いられてきた上述の解決策、および関連する装置(捻れパイプ、絞りバルブ、ゲートバルブ、吸気バルブの固定バッフル、バルブシールド、異なるカム形状)は、全て、通常、実際の空気流路面積の小ささおよび機械的損失により、置換効率の悪化を引き起こす。さらに、そのようなシステムは、エンジンの設計および関連コストに大きく影響する。
本発明の課題は、上記記載の冒頭に言及した種類の内燃エンジンであって非常に簡単で高価でない手段により、公知の解決策によくある上述の不都合を引き起こすことなく、高度なスワール運動を確実にするものを提供することである。
この課題を解決することを考慮して、本発明は、本記載の冒頭に記載した特徴の全てを有し、さらに、1つのエンジンシリンダの吸気バルブに関係する戻りばね手段が、互いに異なる予め定めた予圧および/または柔軟性を有することで、各シリンダの吸気バルブが互いに異なるリフトプロファイルを有するエンジンを提供する。
この特徴のお陰で、2つの吸気バルブの間のリフトの違いによって吸気行程の間に引き起こされる燃焼室に導入される充填物のスワール運動が、続いての圧縮行程の間に、対称なリフトを有する基本的な場合と比べてより高度の乱流および空気/燃料混合のより高い均一性に変化する。
好ましい実施形態において、戻りばね手段は、各吸気バルブに関係する少なくとも1つのコイルばねを含む。同一のばねが各シリンダの2つの吸気バルブに設けられているが、2つのバルブの一方に関係するばねの一端と、対応する支持面との間には、1または2のシムが介在している。この場合、シリンダの2つの吸気バルブのリフトの差は、戻りばねに関する予圧の差に比例する。
いかなる場合も、各シリンダの2つの吸気バルブのリフトの平均は、2つのバルブに関するばねの予圧および柔軟性が同じであるとしたときの一方と同じに保たれる。なぜなら、流体圧駆動システムにおいて移動させられる流体の量が一定に維持されるので、2つのバルブの変位がいかなる場合も相互に関係し合うからである。
それ故、各シリンダの2つのバルブの異なるリフトは、エンジンの容積効率を悪くすることなく、高度なスワール運動を生じさせる。
2つのバルブに関係する2つのアクチュエータのチャンバが共用圧力チャンバに連通している流体圧システムの存在は、それにより、2つのバルブの間の流体圧による橋渡しのような効果を呈し、そのお陰で、関係するばねの小さい予圧による、2つのバルブの一方の大きな動作は、他のバルブの小さい動作により同じ程度に補償される。
本発明を、バルブ開放時のリフトおよび/または時間を変化させることができない簡略化した種類のバルブ駆動流体圧システムを備えるエンジンに適用したならば、いかなる場合も、流体圧システムから漏出する流体の補填を確実にできる流体供給手段が設けられる。この流体供給手段は、好ましくは、エンジン潤滑回路および上述の流体圧バルブ駆動システムの両方に接続された流体タンクを含み、潤滑回路から前記タンクに向かってのみ、および、前記タンクから流体圧駆動システムに向かってのみ、流体の流れを許す逆止弁が介設されている。必要な供給圧は、例えばタンクを吸気バルブ流体圧駆動システムよりも高い位置に配置することによって得られてもよい。さらに、上述のタンクは、好ましくは、通気口を含む壁によって上側が閉鎖される。
さらに、好ましくは、上述の簡略化した流体圧システムを使用する場合、吸気バルブの各対の駆動カムは、それらの閉鎖工程の最終部分において、それによって制御される吸気バルブの変位を遅くするような形状のプロファイルを有する。
本発明の特に有利な用途は、エンジン吸気バルブのリフトの変化および/またはバルブの開放および/または閉鎖が行われるエンジン角度の変化を可能にした吸気バルブ流体圧駆動システムである。この場合、好ましくは、バルブ駆動システムは、商標マルチエアを有する同じ出願人が開発したタイプのものである。そのシステムでは、上述の吸気バルブ流体圧駆動システムの低圧排気流路との連通を制御する電磁弁が各エンジンシリンダに設けられており、電磁弁が開いているとき、所定のシリンダの吸気バルブが、上述のカムから切り離されて、前記戻りばね手段によって閉鎖状態に維持される。また、そのシステムには、さらなに電子手段が設けられ、それぞれの吸気バルブの開放および/または閉鎖の時間および/またはエンジン角度を変化させるように、各エンジンシリンダに関係する電磁弁を制御する。
本発明のさらなる特徴と利点とは、単なる例として非限定的目的で示した添付の図面に関連して検討する以下の記載から明らかになるであろう。
「マルチエア」タイプの内燃エンジンの可変吸気バルブ駆動システムの基本原則を説明するための図であって、例えば、同じ出願人の特許文献3のもののような、従来技術に係るエンジンの断面図である。 同じ出願人が特許文献4において既に提案したものに係る、図1のものと同様のエンジンの吸気バルブに関係する補助的流体圧駆動タペットの拡大した断面図である。 同じ出願人の特許文献2に係るエンジンの各吸気バルブのアクチュエータに関係する補助的柱耐圧駆動タペットの簡略化断面図である。 図3と同様に、特許文献2から公知の積極的な解決策を示すである。 シリンダ毎に、流体圧による橋渡しを介して単一のカムによって駆動される2つの吸気バルブを有する、特許文献2から公知のバルブ駆動システムの概略図である。 同じ出願人の特許文献5から既に公知のものに係る、マルチエアをシステムにおいて使用される流体供給回路のさらなる概略図である。 可変バルブ駆動システムが設けられた本発明の第1実施形態の図である。 図7の詳細図である。 バルブが「不変」に駆動される本発明の第2実施形態を示す図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。 本発明の動作原理および特徴を示す線図である。
本発明の好ましい実施形態は、「マルチエア」(商標)において本出願人により発明された可変吸気バルブ駆動システムを備えるエンジンへの上述の原則の適用に関する。この実施形態をよりよく理解するために、第1に、マルチエアシステムの基本的特徴を思い起こすことが必要である。
(「マルチエア」システム)
添付図面の図1は、同じ出願人の特許文献3から公知のものに従うマルチエアシステムのいくつかの基本的特徴を示す。この図に示されたエンジンは、シリンダヘッド1を含む、例えば直列4気筒のような多気筒エンジンである。ヘッド1は、各シリンダ用に、ヘッド1の底面3に形成され、2本の吸気パイプ4,5および排気パイプ6が接続された、燃焼室を画定する穴2を含む。2本の吸気パイプ4,5の燃焼室2への連通は、それぞれヘッド1の本体の中にスライド可能に取り付けられた軸8を含む2つの吸気バルブ7によって制御される。各バルブ7は、ヘッド1の内面とバルブに接続されたディスクまたはボウル10との間に介設された螺旋ばね9によって、自身の閉鎖位置に向かって戻る。
吸気バルブ7の開放は、ヘッド1のサポートの中に軸12周りに回転可能に取り付けられ、バルブ駆動のための複数のカム14を含んだカムシャフト11によって制御されている。
それぞれ1つの吸気バルブ7を制御するカム14は、図示した例では、バルブ7の軸に略90°に配置した軸17に沿ってスライド可能に取り付けられたタペット16のキャップ15と協動する。タペット16は、後でより詳細に検討する吸気バルブの駆動に関連する電子装置および流体圧装置の全てを組み込んだ予め組み立てた群20の本体に保持されたブッシング18の中にスライド可能に取り付けられている。タペット16は、チャンバCから、バルブ7に関係する流体圧アクチュエータのそこでピストン21の変位を生じさせるチャンバに流れる加圧流体(典型的にはエンジン潤滑回路から来るオイル)によって、スプリング手段9の動作に抗してバルブの開放を引き起こすように、バルブ7の軸8に推力を伝達できる。ピストン21は、副次的群20の本体19に保持されたブッシング22からなる筒状の本体の中にスライド可能に取り付けられている。圧力チャンバCは、電磁弁24を介して、排出流路23と連通状態になり得る。電磁弁24は、25で概略的に示された電子制御手段により、エンジン運転パラメータを示す信号Sに基づいて制御される。吸気バルブの制御に考慮されるパラメータは、例えば、アクセル位置、エンジン回転速度、室温、エンジンブロック温度、エンジン冷却液温度、エンジン吸気マニホールド内圧力、吸気バルブ流体圧駆動システムの油の粘度および/または温度の中の、1つまたは2つのパラメータからなる。
電磁弁24が閉鎖状態から開放状態に切り替わるとき、チャンバCは、流路23と連通を開始し、チャンバC内の加圧された流体が前記流路に流れ込み、タペット16の対応する吸気バルブ7からの切り離しが起こり、それにより、戻しばね9の動作にしたがって吸気バルブ7がその閉鎖位置へ迅速に戻る。チャンバCと排出流路23との間の連通を制御することにより、各吸気バルブ7の開放状態の時間およびリフトを随意に変化させられる。好ましくは、電磁弁24は、通常開放で、電圧印加時に閉鎖する。
複数の電磁弁24の排出流路23は、全て、図1では1つだけが視認できるアキュームレータ270と連通する1つの長手方向の流路26に流れ込む。ブッシング18に関係する全てのタペット16、ブッシング22に関係するピストン21、電磁弁24および対応する流路23,26は、エンジン組立の時間と容易さとを改善する予め組み立てた群20の前記本体19に保持され、それから得られる。
図1に示した実施形態において各シリンダに関係する排気バルブ70は、対応するタペットを介してカムシャフト28によって従来通りに制御されるが、原則として、前記従来技術文献の場合および本発明の場合の両方において、排気バルブの制御に可変バルブ駆動システムを適用することも可能である。
相変わらず図1を参照すると、ピストン21のブッシング22の中に画定された可変容量チャンバ(図1の場合、ピストンがそのストローク端位置にある最も容量の小さい状態で示されている)は、ブッシング22の端壁に設けられた開口30を通して、加圧流体チャンバCと連通する。この開口30は、バルブがその最終閉鎖位置に接近しているとき、閉鎖動作の間に、可変容量チャンバの中に存在する油を、端室31とそれが係合した開口30との間に存在する遊びを通過して、加圧流体チャンバCの中に流れ込ませるような、バルブ7の移動の流体圧ブレーキを引き起こすような方法で、ピストン21の端室31が係合している。開口30によって連通がなる傍ら、加圧流体チャンバCと、ピストン21に関係する可変容量チャンバとは、ピストン本体21内に設けられ、加圧チャンバCからピストン可変容量チャンバへの流体の流れだけを可能にする逆止弁32によって制御される内部流路を通して互いに連通する。
エンジンの通常運転中、電磁弁24が加圧流体チャンバCの排出流路23との連通を停止するとき、チャンバ内の油は、カム14に押圧されるタペット16の動きを、バルブ7の開きを制御するピストン21に伝達する。バルブの開放動作の初期段階では、チャンバCからやって来る流体は、端室31に設けた軸方向孔、逆止弁32およびピストン21の空洞を形成し、可変容量チャンバと連通するさらなる管状の流路を通過し、ピストン21の可変容量チャンバに到達する。ピストン21の最初の変位の後、端室31は、開口30から引き抜かれ、チャンバCから来る流体が空になった開口30を通して可変容量チャンバに直接流れ込むことができるようなる。逆のバルブ閉鎖動作では、上述のように、端室31が開口30の中に入り、圧力チャンバCに流体がないときに、バルブ本体がそのシートに対して衝突することを防止するような方法で、バルブの流体圧ブレーキを生じる。
図2は、同じ出願人が特許文献4において提案した先に検討した装置の改良した構成を示す。
図2において、図1と同じ部分は、同じ参照番号で示されている。
図2の装置の最初の明確な図1の装置との違いは、図2において、タペット16、ピストン21およびバルブの軸8が、軸40aに沿って並んでいるという事実である。本発明の好ましい実施形態は、両方の場合に適用されることが明らかである。
図1の解決策と同様に、タペット16は、カムシャフト11のカムに対応するキャップ15を有し、ブッシング18の中にスライド可能に取り付けられている。図2において、ブッシング18は、予め組み立てた群20の金属体19に設けたねじを切った円筒形の座18aにねじ込まれている。封止ガスケット18bが、ブッシング18の底壁と座18aの壁との間に介在する。ばね18cは、キャップ15をカムシャフト11のカムと接触するように付勢する。
図2の場合も図1の場合と同様に、ピストン21は、金属体19に設けた円筒形の空洞32の中に受け入れられたブッシング22の中に、封止ガスケットを介在させて、スライド可能に取り付けられている。ブッシング22は、リング33によって取り付けられた状態に保持される。リング33は、空洞32のねじのある端部にねじ込まれ、ねじのあるブッシング22の本体を空洞32の当接面35に対して押圧する。固定リング33とフランジ34との間には、本体19およびブッシング22を構成する異なる材質の熱膨張の差を補償するような軸方向予圧の調節を確実にするために、皿座金36が介設されている。
図2に示した公知の解決策と図1のやはり公知の解決策との間の主な違いは、図2において、加圧された流体のチャンバCからピストンチャンバへの通過を可能にする逆止弁32が、ピストン21ではなく、本体19に対して固定され、その中にピストン21がスライド可能に取り付けられているブッシング22の空洞の上側を閉鎖する別の部材37によって保持されているという事実である。さらに、ピストン21は、端室31を備える図1の複雑な構造を有しておらず、逆止弁32を通してチャンバCから流入する加圧された流体を受け入れる可変容量チャンバに面する底壁を有するボウルのように形成された単純な円筒形の部材の形状を示す。
部材37は、固定リング33の締め付けによって当接面35とブッシング端面22との間に固定された環状の板からなる。環状の板は、逆止弁を収容する機能を有し、流体を通過させるための上側中央穴を有する中央筒状突起を備える。図2の場合も、チャンバCと、ピストン21によって画定される可変容量チャンバとは、逆止弁32を通して互いに連通し、また、本体19に設けた側部空洞38、ブッシング22の外面を平らにして形成した外周空洞39、並びに、ブッシング22の壁に径方向に設けた大きなサイズの開口(図2には不図示)および小さいサイズの穴42により形成されたさらなる流路とを通して互いに連通する。そのような開口は、ピストン21が大きなサイズの開口を遮断したとき、穴42が未だ開放されていることにより、バルブ閉鎖の最終段階において、ピストン21の円周端部溝によって画定される周囲の端部溝43を遮断する流体圧ブレーキ作用を発揮するように、成形および相互配置されている。2つの前記開口が固定された流路38を正確に遮断することを確実にするために、ブッシング34は、軸方向ピン44によって保証された正確な角度位置に取り付けられなければならない。この解決策は、ブッシング22の外面に関係する油の量を増加させ、結果的に多機能の円周溝を配設することが好ましい。さらに、適切なサイズの穴320が部材37に設けられており、溝43によって画定される環状のチャンバをチャンバCと直接連通させる。そのような穴320は、流体(エンジン潤滑油)が高粘度であるとき、低い温度における適切な運転を保証する。
運転中に、バルブの開放が必要なときは、タペット16に押された加圧された油がチャンバCからピストンチャンバに逆止弁32を通って流れる。ピストン21がそのストローク上端位置から離れてすぐ、油は、逆止弁32をバイパスする流路38および上記2つの開口(大きい方と小さい方、42)を通って、直接可変容量チャンバの中に流れ込む。戻り動作において、バルブがその閉鎖位置に近付くとき、ピストン21は、最初は、大きな開口を、そして、開口42を遮断し、流体圧ブレーキを引き起こす。油の粘度がバルブ動作の過剰な制動を引き起こし得る低温時に制動効果を低減するために、正確に大きさを定めた穴を部材37の壁に設けることもできる。
図示されるように、図1に示した解決策との主な違いは、図1の解決策よりも複雑でない構造を示すので、ピストン21の製造工程がより簡単であるということである。図2の解決策は、また、ピストン21に関係するチャンバ内のオイル量を少なくすることを可能にする。これにより、流体圧の反発のないスムーズなバルブ動作を行い、閉鎖のために必要な時間を短縮し、ポンプなしに信頼性のある流体圧によるタペット動作を実現し、エンジンバルブばねの衝撃力を低下させ、流体ノイズを低減する。
図2に示した公知の解決策のさらなる特徴は、ピストン21とバルブ軸8との間に流体圧タペット400を設けたことである。タペット400は、2つの同心のスライド可能なブッシング401,402を含む。内側のブッシング402は、ピストン21の内部空洞と共に、本体19の流路405,406、ブッシング22の穴407およびブッシング402およびピストン21の流路408,409を通して、加圧された流体が供給されるチャンバ403を画定する。
逆止弁410は、ブッシング402の前壁の中央穴を調節する。
公知のさらなる改善が図3に示されている。この図は、可変駆動バルブの調節ピストン21の端部、および、対応する案内ブッシング22、並びに、ピストン21およびブッシング22により形成される駆動群に接続される補助流体圧タペット400の概略断面を示す。図3に明確に確認できるように、図2との主な違いは、補助流体圧タペット400が、エンジンバルブ駆動群の完全なる外側に配置されていることである。より正確には、補助流体圧タペット400の第1のブッシング401は、案内ブッシング22の内側に位置していない。この特徴のお陰で、案内ブッシング22の大きさは、補助流体圧タペット400の大きさに全く依存しない。これは、市販のいずれかの種類の従来の流体圧タペットを使用しようと望んでも、そのような種類のタペットの外径はある限度を超えて小さくできないことから、長所となる。一方、案内ブッシング22の径の減少は、そのような径の減少が、エンジンバルブを閉鎖しなければならないときに、バルブの流体圧駆動チャンバの外側を流れなければならない油量を低減することになるので有利である。これにより、図2の解決策と比較して、エンジン運転効率の観点で結果的に有利となるバルブ閉鎖時間の実質的な短縮が達成できる。
さらに図3を参照すると、流体圧タペットの内部チャンバ403は、図2に示したのと同様にエンジン潤滑回路から油が供給される。供給流路406(図2)から来た油は、案内ブッシング22の外周溝によって画定される円周チャンバ406(図3)に流入する。油は、そのような円周チャンバ406から、案内ブッシング22の壁に設けた径方向穴407を通して、ピストン21の外面の円周溝によって画定された外周チャンバ408に流入する。したがって、油は、ピストン21の壁に設けた径方向穴409を通してチャンバ403に流入する。ピストン21とブッシング402の間に画定されたチャンバ403と、2つのブッシング401と402との間に画定されたチャンバ411との間の連通は、戻りばね412の動作にしたがって調節される。
補助流体圧タペット400の駆動群21,22の動作は、図1,2を参照して先に説明したものと殆ど同じである。図3に示した解決策の場合、捕縄流体圧タペット400を構成する両方のブッシング401,402は、駆動ピストン21の案内ブッシング22の外側に配置されている。
図4は、図3の解決策の原則とほぼ同じであるが、補助流体圧タペット400のブッシング401だけは案内ブッシング22の外側に配置されているものの、ブッシング402は内側に設置されていることに違いがある、これまた公知の変形例を示す。他に、図4に示した解決策は、図3に簡略化して示した解決策と、構造的細部だけが異なる。図4は、また、対応する戻りばね9および対応するばね9を受け止める制止ディスク10と共にバルブ軸8の上端を示す。
図5は、同じ出願人が特許文献2において提案したマルチエアシステムのさらなる構造の概略図である。この図において、上述の図と共通する部分には同じ参照番号を付している。図5は、内燃エンジンの1つのシリンダに関係する2つの吸気バルブ7を示す。吸気バルブ7は、そのキャップ15に対して作用するエンジンカムシャフトの1つのカム(不図示)によって制御される単一の圧送ピストン16によって制御される。この図は、バルブ7に関係し、それらをそれぞれの閉鎖位置に戻すように付勢する戻りばね9は図示しない(図1参照)。補助流体圧タペット400は、図4に示したものと同じく、流体圧アクチュエータ21に関係する。
図5のシステムでは、1つの圧送ピストン16が、単一の電磁弁24によって制御される排出流路と連通する単一の圧力チャンバCを通して各シリンダの2つのバルブ7を制御する。この解決策は、簡素で高価でない構成と、可能な小型化の観点で利点を提供する。単一の圧力チャンバCは、2つのバルブ7に関係する流体圧アクチュエータの可変容量チャンバC1,C2の両方に流体連絡するマスタシリンダチャンバとして機能する。
図5のシステムは、特に、流体圧チャンバの容積が比較的小さい場合に、効果的且つ確実に運転できる。そのような可能性は、図4を参照して先に説明したように、流体圧タペット400のブッシング22の外側への配置によって提供される。このように、ブッシング22は、所望の小ささを選択できる内径を有してもよい。勿論、この選択肢は、いかなる場合も好ましいだけであって、必須ではないと考えられる。
本発明にも適用できるというマルチエアシステムのさらに意味のある特徴は、特許文献5により公知の流体圧回路全体を示した添付図面の図6に示されている。
図6に見られるように、システムは、例えば、エンジンを切って自動車を長期間おくことにより吸気バルブ流体圧制御装置に蓄積する空気の排出手段を含む。エンジンの始動時、エンジン潤滑回路からやって来る油は、第1の追加タンクまたはサイロ120、逆止弁121、アキュームレータ123(図1のアキュームレータ270に相当)に連通する第2の追加タンクまたはサイロ122、および、電磁弁24(先に検討した実施形態では通常開)によって制御される流路を通じて圧力チャンバCに流れる。タンク120および122は、それぞれ、通気口120aおよび122aを有する。図6に示したシステムは、(エンジン始動時、潤滑回路から来る油が吸気バルブ流体圧制御回路に満たされたときの流体の流れ方向に関する)逆止弁121の上流に、パイプ内に存在する空気を排出できる「サイフォン」効果を得られるように、その上部に流入流路230の口を有し、且つ、その底にタンク流出路が配置された単純容量(タンク120)を含む。現実的な適用例では、通気口120aは、サイロ120から遠く離れた位置に配置されてもよい。サイロ120に供給された油は、サイロ120の底から伸びるパイプ130に向かって流れ、それによって包含する空気を大大気に気に放出する。逆止弁121を通過した後、油は、存在するかもしれないさらなる空気が開口122a(現実的な適用例ではサイロ122から遠く離れた位置に配置されてもよい)を通して大気に放出される第2のサイロ122に到達する。サイロ122は、流路124を通して、その容量がばね123aの動作に抗するピストン123bの移動により満たされる流体圧アキュームレータ123と連通する。
(本発明の好ましい実施形態)
図7は、本発明の原理をマルチエアシステムを備える原動機に適用した、本発明に係るエンジンの好ましい実施形態を示す。図において、図1−6に示したものに相当する部分には、同じ参照番号を付している。基本的に、図7は、図5に示したものと同種の、各シリンダに関係する2つの吸気バルブの可変駆動システムを示す。図7の実施形態は、具体的には、2気筒小排気量ガソリンエンジンを示すが、図7の概略図は、いかなるエンジンのシリンダに関係して考えてもよいことを注記する。各シリンダの2つの吸気バルブは、補助流体圧タペット400(例えば図4に示した公知の種類の)が介在して、ピストン21と、関連する流体圧ブレーキ装置38、例えば図2に示した公知のタイプと同じものとを備える2つの流体圧アクチュエータによって制御される。ピストン21(図示した例では、構造的必要性から、それぞれ2つの別体21a,21bにより構成される)に面する2つの流体圧アクチュエータの可変容量チャンバC1,C2は、流路52を介して、マスタシリンダの圧送ピストン16に関係する圧力チャンバCに接続されたチャンバ51と連通する。上述の公知の解決策と同様に、圧送ピストン16に堅固に接続されたキャップ15は、単一のカム14によって、この場合はエンジンの構造体上の61にその一端において取り付けられた揺動レバー60を介して、それ自身公知の流体圧支持装置62を通して制御される。揺動レバー60は、ニードル63を回転自在な状態に支持する中間位置を有する。ニードル63は、カム14と協動し、その61における枢支端と反対の端部がキャップ15と協動する。上述の構成は、可能な限り垂直方向の寸法を低減する目的で水平軸に沿って配置された圧送ピストン16と組み合わせて設けられている。図5に示したものと同様に、電磁弁24は、圧力チャンバCと、通気口122aを有する壁によって頂部を閉鎖されタンク122と連通し、パイプ124を通して圧力アキュームレータ123とさらに連通する排出流路23との(パイプ52およびチャンバ51を通した)連通を制御する。タンク122は、逆止弁121を通して、その上流に、図6の装置120と同様のサイフォン装置が、好ましくはフィルタも設けられたパイプ130と連通する。
補助流体圧タペット400への油の供給は、エンジン潤滑回路に接続された流路500に連通するパイプ405を通してなされる。その流路は、さらなる流路501を通して支持装置62にも油を送る。
図7は、2つのバルブ7に関係する戻りばね9と、それぞれの制止ディスクまたはボウル10とを示す。図8に詳細がより明確に示されているように、各シリンダの2つの吸気バルブ7は、それぞれ、その上端が対応する要素10を受け止める単一の螺旋ばね9が設けられている。本発明の現在示されている実施形態に関し、各シリンダの2つの吸気バルブ7に関係する2つの螺旋ばね9は同一であるが、異なる所定の予圧を有する。これは、図8に示した例示的な事例では、2つのばね9の一方の端部と、対応する制止要素10との間に、シムまたはスペーサリング77を挿入することによって実現されている。そのようなスペーサリング77の存在の結果、両方の吸気バルブが閉鎖するとき、2つの対応する螺旋ばね9は異なる所定の予圧を受ける。
流体圧バルブ駆動システムの構成に結合したこのような特徴の存在は、顕著な利点を達成することを可能にする。実際に、2つの吸気バルブに関係するばねの異なる予圧は、カム14により定められる与えられた圧送ピストン16の変位に対して、シリンダに導入される充填物に強いスワール運動を与えることを可能にする2つのバルブの相互に異なる時間およびリフトを有する変位を引き起こす。同時に、マスタシリンダのチャンバCと2つの流体圧アクチュエータのチャンバC1,C2との間の流体連通は、電磁弁24が閉鎖した状態で、流体圧システム内に存在する油の容量が一定であるために起こる2つのバルブの対称な移動として、両方の吸気バルブの移動を相互に補償することを確実にする。等しい予圧がかけられたばね9が存在する場合と比較して、2つの流体圧駆動アクチュエータの一方に余分に流入する油の量は、もう一方のアクチュエータに流れ込む油の不足量と全く等しくなる。結果として、2つのバルブは、関係する戻りばね9の異なる予圧に比例する異なるリフトを示すが、両方のバルブの平均リフトは、同じ予圧を有するばねを有する場合のリフトと等しくなる。
このため、2つのシリンダバルブの異なるリフトは、流体圧バルブ駆動システムの提供による2つのバルブのリフトの相互補償のお陰で、エンジンの容積効率を低下させることなく、高いスワール運動を引き起こす。
添付図面の図10は、2つの吸気バルブに関係するばね9の異なる予圧に起因する、バルブ7の異なるリフトh1およびh2を示す。曲線hは、ばね9の予圧が同じであれば、両方のバルブが有することになるリフトを示す。両バルブ9の予圧の差ΔFと、それらのばね定数k(2つのばねは同じ)とを用いて示すと、差h2−h1は、ΔF/kに比例し、h=(h1+h2)/2である。換言すると、エンジン角度当たりの値h1およびh2の平均は、等しい予圧をかけた等しいばねを両方に設けたバルブが示すことになるリフトhと等しい。
図11の線図は、上述した種類の可変バルブ駆動システムを備える燃料直噴により点火を制御するエンジンに本発明を適用した具体的な事例に関する。線図は、3barの平均有効圧力を有する4000rpmの定常状態におけるエンジン運転条件に関する。図11は、所定のシリンダの排気バルブのリフト(線S)と、2つの吸気バルブに関係する戻りばねの予圧が等しい場内の基本のプロファイルhと共に、吸気バルブ7の異ならせたリフトh1およびh2とのプロファイルの両方を示す。図11は、また、変化するエンジン角度の関数である噴射ガソリン流量(グラム毎秒で表示)を、同じリフト(線B)および異ならせたリフト(線DVL)の場合について示す。対称なリフトを有する解決策と、異ならせたリフトを有し、同じエンジン負荷(平均有効圧力3bar)を達成する本発明に係る解決策との両方についての評価がなされた。上述の具体的事例に適用される流体力学の計算を通したシミュレーションは、シリンダの軸周りにスワール運動を示さない最初の場合と比較してよく形成されたスワール運動を示す。
2つの吸気バルブの異なるリフトによって吸気行程において形成される、燃焼室に導入された充填物のスワール運動は、続く圧縮行程において、対称なリフトを有する最初の場合に比べて高い乱流および空気燃料混合物の高い均質性に変化する。
図12は、同じ予圧およびシミュレートした定常状態(平均有効圧力3barおよび4000rpm)における前記エンジンについて、吸気バルブの平均閉鎖点Φ2(バルブが閉鎖するエンジン角度を意味する)の変化と、吸気マニホールド内の過給圧力の変化との関数として計算した消費量、速度および燃焼安定性の値である。線Bは、両方のバルブのリフトが対称である基本の場合について示すが、線DVLは、非対称なリフトを有する本発明について示す。
図12において、記号は、以下の意味を有する。
BSFC:g/kWhで測定した正味燃料消費率
COV:パーセント共分散
MBF50%:50%位置燃焼質量割合
LAMBDA:空燃比の理論混合比に対する比
IMP:吸気マニホールド圧力
図12の線図は、異なるリフトが高い速度および燃焼安定性を生成する場合に達成され、燃料消費(BSFC)の劇的な低下を実際に生じさせる、高い均質性および乱流を示す。
吸気バルブの異なる動作に起因する特段の利点は、ディーゼルエンジンでも得られ、スワール運動は汚染物質排出の低減に大きな意義をもたらす。
本発明の基本的特徴に戻ると、特許文献2の段落38に、添付の図5に示した種類のシステムにおいて、2つのエンジンバルブに関係するばねの予圧が僅かに異なってもよいことに言及していることに注意すべきである。この場合、存在し得る差は、例えば取り付け誤差および/または製造誤差に起因し、好ましくないものであり、小さな制御できない量になり、有害なものと考えられる。このため、そのような状況は、以前の技術的先入観に反して、上述の利点を達成するために、ばねの異なる予圧が、むしろ求めて、管理された方法で正確に予め定められる、ここに説明した解決策の発明原理であるとさらに分かる。そのような利点は、2つの吸気バルブに関係するばねを異ならせることによって、また他の手段によっても、例えば異なる柔軟性(すなわち、異なる弾性率)を有するばねの使用または、両方を異ならせること(異なる予圧および異なる柔軟性)によっても達成されることもさらに明確である。
(本発明のさらなる実施形態)
上述より、本発明の利点は、吸気バルブが流体圧システムによって駆動されるエンジンの場合にのみ達成されることが明らかである。上の記載は、流体圧駆動システムが先に説明した解決策に係る、バルブの可変駆動機能に適している本発明の好ましい実施形態に焦点を当てる。実際に、この具体的実施形態において、本発明は、スワール運動の改善を通して達成される燃焼効率の最適化を、可変駆動システムにより定められる燃料消費および汚染物質排出量の低減の利点と組み合わせることを可能にし、性能を低下させることなく、これらの利点が相互に組み合わさって、燃焼および排気の観点で本当に最適なエンジンの製造のための相乗効果を生む結果となるという、その最も顕著な利点を展開する。
しかしながら、本発明は、バルブの可変駆動が可能ではないが外部から実質的に隔離されている流体圧バルブ駆動システムにも利点を示すことをはっきりと明示する。この種の例示的システムは、図9に示されている。この図は、基本的に図7に示した解決策に対応するエンジンからなるが、少しの構成要素を省略し、構造を簡素化したエンジンを簡略化して示す。図7の場合と比べると、図9のエンジンは、可変バルブ駆動システムを有していないので、簡素化されている。電磁弁24は、存在せず、タンク122(図7と同じ部分には図9においても同じ参照番号が付されている)を備える逆止弁24’を通した単純で恒久的な連通によって代替されている。いずれの流体圧アクチュエータも、流体圧ブレーキ(逆に図7の場合には存在している)も、補助流体圧タペットも有していない。いずれの場合にも、2つの流体圧アクチュエータのチャンバC1,C2と恒久的に連通する圧力チャンバC、を備えるマスタシリンダからなる流体圧システムの存在は維持される。タンク122は、いずれの場合においても、流体圧システムの流体の漏れに起因する起こり得る損失を補償できる流体の供給圧力を保証するために、流体圧システムに対して上の位置にある。タンク122は、タンク122に向かう流れのみを許す逆止弁121およびフィルタ(不図示)を通して、エンジン潤滑回路と連通する。図9の場合、吸気バルブ7に関係する戻りばね9は、図7の解決策と対比して先に広範に説明したものにしたがって、図8に示したものと同様の配置を示し、両方のバルブの異なるリフトを生じさせる予圧の違いを形成する。
前に述べたように、図9の簡素化した解決策の場合、吸気バルブに関係する2つの流体圧アクチュエータは、流体圧ブレーキを有しない。しかしながら、システムの正確な運転および特にバルブの正確な閉鎖を提供する目的で、カム14は、好ましくは、閉鎖工程の最終段階の吸気バルブの変位を減速させるような形状を有するように設計される。代案として、いかなる場合でも、図9の簡素化したシステムにも、吸気バルブ7に関係する2つの流体圧アクチュエータと組み合わせて、流体圧ブレーキシステムを設けることができる。
図13Aおよび13bは、線Vで、従来のカム形状を有する本出願人が評価した実際の解決策の事例におけるバルブ7のリフトおよびバルブ7の変位速度を示す。線Pは、圧送ピストン16の変位および速度を示す。
図13B,14Bの線図において、速度は、カム回転角度(ラジアン)当たりのmmで示されている。mm/radで示された値は、与えられたエンジン回転速度によりmm/sの値に変換できる。この具体的事例において、速度は6500rpmであり、バルブの閉鎖が、この事例では過剰な衝撃を含み、長い運転寿命を保証しない5mm/sの速度で行われることが図13Bから明らかである。
図14Aおよび14Bは、線VおよびPで、本発明に係る改善したカム形状によるバルブ7および圧送ピストン16の変位および速度を示す。この事例では、バルブの閉鎖は、6500rpmと考えた場合、0.5m/sで、より緩やかに行われ、且つ、上述の場合と比べて17°遅れたエンジン角度で行われる。これにより、流体圧ブレーキがないにもかかわらず、長い運転寿命が確保される。
勿論、発見した原理に基づいて、構造の細部および実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなく変形してもよく、例示のためにのみ先に記載および説明したものから大きく変形してもよい。
7…吸気バルブ
9…戻りばね
10…ディスク
14…カム
15…タペット
16…ピストン
121,24’,121…逆止弁
122…タンク(流体供給手段)
122a…通気口
123…アキュームレータ
23…排出流路
24…電磁弁
25…電子制御手段
38…流体圧ブレーキ
77…シム
C…マスタシリンダのチャンバ
C1,C2…アクチュエータのチャンバ

Claims (11)

  1. エンジンシリンダ毎に少なくとも2つの吸気バルブ(7)を含み、前記バルブ(7)は、閉鎖位置に向かって押圧する戻りばね(9)がそれぞれ設けられ、
    それぞれの前記エンジンシリンダの前記2つの吸気バルブ(7)は、エンジンカムシャフト(11)の単一のカム(14)によって、前記カム(14)により駆動される単一のタペット(15)を介して、前記タペット(15)に操作可能に接続されたピストン(16)を有するマスタシリンダと、前記2つの吸気バルブ(7)とそれぞれ関係し、且つ、前記マスタシリンダの共用圧力チャンバ(C)に流体圧接続された2つの流体圧アクチュエータとを含む流体圧駆動システムを通して制御され、
    同一の前記エンジンシリンダの前記2つの吸気バルブ(7)に関係する前記戻りばね(9)は、それぞれの前記シリンダの前記2つの吸気バルブが互いに異なるリフトプロファイルを有し、且つ、当該エンジンのあらゆるクランク角において、前記2つの吸気バルブのリフトの値(h1,h2)の平均が、前記2つの吸気バルブが等しい与圧および等しいばね定数を有する戻りばねを備える場合に見られる理論リフト(h)と等しくなるように、前記吸気バルブが閉鎖したときの加重である与圧および/またはばね定数が予め定められて管理された差を有することを特徴とする内燃エンジン。
  2. 前記流体圧駆動システムは、該流体圧駆動システムからの起こり得る流体の漏れの補償を確実にするのに適した流体供給手段(122)と連通することを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記流体供給手段は、エンジン潤滑回路と前記吸気バルブ(7)の前記流体圧駆動システムとの両方にそれぞれ逆止弁(121,24’)を介して接続された流体タンク(122)を含み、前記逆止弁は、前記潤滑回路から前記タンク(122)に向かってのみ、および、前記タンクから前記流体圧駆動システムに向かってのみ流体の流れを許すことを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記タンク(122)は、前記吸気バルブ(7)の前記流体圧駆動システムの上に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  5. 前記タンク(122)は、通気口(122a)を含む壁によって上側が閉鎖されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  6. 前記流体タンク(122)と前記エンジン潤滑回路との間にフィルタが介設されていることを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  7. 前記エンジンシリンダ毎に設けた電磁弁(24)と、前記電磁弁(24)を制御する電子制御手段(25)とを含む吸気バルブ可変駆動手段を備え、
    前記電磁弁(24)は、該電磁弁(24)が開放したとき、所定の前記シリンダの前記吸気バルブ(7)が前記カム(14)から切り離され、前記戻りばね(9)によって閉鎖したまま維持されるように、前記吸気バルブ(7)の前記流体圧駆動システムと低圧の排出流路(23)との連通を制御し、
    前記電子制御手段(25)は、対応する前記吸気バルブの開放状態の時間および/またはリフトを当該エンジンの運転条件の関数として変化させるように、それぞれの前記エンジンシリンダに関係する前記電磁弁を制御することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のエンジン。
  8. 前記排出流路(23)は、流体アキュームレータ(123)と連通することを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  9. 前記排出流路(23)は、逆止弁(121)を介してエンジン潤滑回路と連通し、前記逆止弁(121)は、流体がエンジン潤滑回路から前記低圧の排出流路(23)に向かってのみ流れることを許すことを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  10. 前記排出流路(23)は、通気口(122a)が設けられた壁によって上側が閉鎖されている流体タンク(122)と連通することを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  11. 前記排出流路(23)は、上方に大気に対する通気口(120a)が設けられ、前記潤滑回路に接続された上部(230)および前記排気流路に接続した下部を有する容器を含むサイフォン装置(120)を介して、エンジン潤滑回路に接続されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン。
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