JP5324268B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印字方式の異なる2種類のプリンタ部を有する印字装置に関する。
現在、金融機関などで用いられる通帳類への印字に対してはドットプリンタが用いられていた。このドットプリンタは、印字方向に沿って移動するドットヘッドを有し、そのドットピンによりプラテン上の通帳類をインクリボンと共に打撃して印字を行う。また、このように通帳類への印字を行う場合は、併せて計算書などの帳票へも印字を行うことが要求される。従来、この帳票への印字も、通帳への印字に用いられていたドットプリンタで行われていた(例えば、特許文献1参照)。
ここで、通帳類への印字は、ドットプリンタによる印字が必須であるが、帳票への印字は、必ずしもドットプリンタで行う必要はない。ドットプリンタは周知のようにドットヘッドを、印字対象の搬送方向を横断するように移動させて印字を行うものであるから、印字速度が比較的低速となる。このため、帳票までドットプリンタで印字することは、印字時間を長引かせることにもなり、効率上からも好ましくない。
そこで、通帳はドットプリンタで印字し、関連する帳票は、より高速に印字可能な静止型のラインヘッドを用いる例えばサーマルプリンタにより印字することが考えられた(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−190904号公報 実開平2−15366号(実願昭63−93688明細書)
しかしながら、特許文献2に記載された従来技術は、ドットプリンタによる通帳印字装置と、サーマルプリンタによる帳票印字装置とを、単に並設しただけの構造であった。このため、金融機関のATM装置等へ適用しようとしても、装置構成を小形化できず、適用が難しかった。
本発明の目的は、通帳などの第1の印字媒体及び帳票などの第2の印字媒体に対する印字をそれぞれに適したプリンタ部で行うと共に印字後の第1の印字媒体及び第2の印字媒体を、共通の搬送路を用いて第1の印字媒体の挿入口からともに排出するように構成したことにより、装置構成を小形化でき、使用者に対する利便性も高い印字装置を提供することにある。
本発明の印字装置は、挿入口と、この挿入口から挿入された第1の印字媒体を一旦所定のアライメント位置で停止させたのち所定の印字位置へ向けて下流方向に搬送すると共に、印字された前記第1の印字媒体をこの下流方向とは逆向きに搬送して前記挿入口から排出させるための第1の搬送路と、前記第1の搬送路上の前記印字位置に設けられ、この第1の搬送路の横断方向へシリアルヘッドを移動させて前記第1の印字媒体への印字を行う第1のプリンタ部と、この第1のプリンタに対して前記挿入口から見て奥側に配置され、静止型のラインヘッドにより前記第1の印字媒体より前記搬送方向に直交する幅寸法の大きな第2の印字媒体への印字を行う第2のプリンタ部と、前記第2のプリンタ部で印字された第2の印字媒体を、前記第1の搬送路の、前記第1のプリンタ部より下流側に合流させ、この第1の搬送路により前記挿入口から排出させる第2の搬送路と、前記第1の搬送路の一側端から所定間隔内側の位置に、搬送方向に沿って配置され、かつこの第1の搬送路上から退避可能に構成され、この第1の搬送路が、前記第2の搬送路から合流された前記第2の印字媒体を搬送するときは退避状態に操作されるアライメントシャッターと、前記第1の搬送路に設けられ、前記第1の印字媒体を前記アライメントシャッターの側面に向けて移動させ、前記第1の印字媒体の一側辺をアライメントシャッターの側面に当接させるアライメントローラとを備え、前記第1の搬送路の幅寸法は、前記第2の印字媒体の幅寸法に対応して設定されており、前記一側端からアライメントシャッターまでの間隔は、前記シリアルヘッドの加速/減速距離に対応する間隔であることを特徴とする。
また、本発明では、前記第1のプリンタ部に対して前記第2のプリンタ部の方が、印字速度が高速である。
さらに、本発明では、前記第1のプリンタ部はシリアル印字方式であり、前記第2のプリンタ部はライン印字方式である。
本発明によれば、通帳などの第1の印字媒体及び帳票などの第2の印字媒体に対する印字をそれぞれに適したプリンタ部で行うと共に、各プリンタ部で印字された第1の印字媒体及び第2の印字媒体を、第1の印字媒体の挿入口から共通に排出させるための搬送路及びその周囲部分の形状を、最小限に抑えることができ、装置全体の小形化が可能となった。
本発明による印字装置の一実施の形態を示す外観図である。 図1で示した装置本体の一部の上反部を開放して上方から見た平面図である。 図1で示した装置本体の内部構成を示す正面図である。
以下、本発明による印字装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、この実施の形態による印字装置の外観形状を示している。また、図2は図1で示した印字装置の一部の上半分を開放して上方から見た平面形状を示している。さらに、図3は、図1で示した印字装置の内部構成を特に搬送路部分を主体として示している。
図1において、装置本体10の図示左端部には、通帳などの第1の印字媒体(以下、通帳として話を進める)の挿入口11が設けられている。また、装置本体10の図示中央部左寄りの位置には、挿入された通帳に対して印字を行う第1のプリンタ部12が設けられている。この第1のプリンタ部12としては、印字方向に沿って移動するシリアルヘッドを有する、例えば、ドットプリンタを用いるものとする。なお、ドットプリンタ12による印字が終了した通帳は、装置本体10内において後述するようにバックフィードされ、図示左端の挿入口11から排出される。
装置本体10の図示右寄りの位置には、計算書などの帳票からなる第2の印字媒体(以下、帳票又は用紙として話を進める)を印字する第2のプリンタ部14が設置されている。この第2のプリンタ部14としては、静止型のラインヘッドを有する、例えば、サーマルプリンタを用いるものとする。このサーマルプリンタ14は、装置本体10の図示右端部に設けられた用紙供給部15から供給される用紙に対して所定の印字を行い、計算書などの帳票を作成する。用紙供給部15は、ロール状に巻回された用紙を収容している。サーマルプリンタ14は、用紙供給部15からの用紙を図示右側から取り入れ、所定の印字を施して図示左側へ搬送する。印字された帳票用紙は、装置本体10内の後述する搬送路を経て、図示左端の挿入口11から排出される。
次に、図2、図3を用いて、装置本体10内の、特に搬送路を主体とした構成を説明する。装置本体10内には、その図示左端に設けられた挿入口11から図示右方に向って、第1の搬送路21が直線状に構成されている。ドットプリンタ12は、この第1の搬送路21の下流側(図示右側)の途中部分に設けられている。この第1の搬送路21は、挿入口11から挿入された通帳を、一旦所定のアライメント位置で停止させて整列させたのち、ドットプリンタ12による所定の印字位置へ向けて下流方向に搬送する。また、ドットプリンタ12による印字後は、通帳を前記下流方向とは逆向き(図示左方)に搬送(バックフィード)して挿入口11から排出させる。
この第1の搬送路21は、具体的には、駆動ローラ22及びピンチローラ23からなる上下一対の搬送ローラを、搬送方向に沿って所定の間隔で複数対配置したものである。図2は、この第1の搬送路21の一部の上半部を開放して上方から見た図であり、下側のピンチローラ23のみが示されている。また、この第1の搬送路21の、挿入ロ11の近くの位置には、図3で示すように、シャッター24が開閉可能に設けられている。このシャッター24は、通常時は通帳が装置本体10の内部まで進入できないように閉じている。このシャッター24の手前(図示左側)には、挿入口11から差し込まれた通帳の用紙幅を検知する図示しない用紙幅検知センサー、及び通帳が挿入されたことを検知する図示しない用紙挿入センサーが設けられている。もちろん、シャッター24の手前の部分にも、搬送用の駆動ローラ22とピンチローラ23が設けられている。
また、第1の搬送路21の、シャッター24より奥側(図示右側)にも駆動ローラ22及びピンチローラ23からなる上下一対の搬送ローラが、最小用紙長の通帳を2組の対によってピンチできる間隔で配置されている。この第1の搬送路21の、シャッター24より奥側の部分は、ドットプリンタ12に対して通帳を整列させるアライメント位置となっている。
この第1の搬送路21上のアライメント位置には、第1の搬送路21の一側端(図2において実線Aで示す)から所定間隔内側の位置(図2において一点鎖線Bで示す)に、アライメントシャッター31が搬送方向に沿って配置され、かつこの第1の搬送路21上から退避可能に構成されている。このアライメントシャッター31と第1の搬送路21の側端部との設置間隔については後述する。また、この第1の搬送路21上のアライメント位置には、駆動ローラ32及びピンチローラ33からなる上下一対のアライメントローラ(図2ではピンチローラ33のみ図示)が、前記搬送ローラ22,23とは直交する方向に設けられている。このアライメントローラ32,33は、アライメント位置に停止した通帳を、アライメントシャッター31の側面に向けて移動させ、通帳の一側辺をアライメントシャッター31の側面に当接させて整列させる。
なお、図3においては、図の錯綜化を防ぐため、アライメントシャッター31及びアライメントローラ32,33を透視的に図示している。
この他、このアライメント位置には、図示しないが、通帳の用紙長を検知するセンサーが設けられている。
ドットプリンタ12は、第1の搬送路21の上下に配置されたドットヘッド12aとプラテン12bとを有する。プラテン12bは、第1の搬送路21上に、その搬送方向を横断する方向(紙面と直交する方向)で設置されている。また、ドットヘッド12aは、このプラテン12bの上方において、その長さ方向に沿って、すなわち、第1の搬送路21の搬送方向を横断する方向に往復移動する。そして、プラテン12b上に位置する通帳の印字ページ上に印字を行う。
第2のプリンタ部として用いられるサーマルプリンタ14は、挿入口11から見て奥側に配置されている。サーマルプリンタ14は、前述のように用紙供給部15からの用紙を図示右側から取り入れ、所定の印字を施して図示左側へ搬送する。サーマルプリンタ14の排出側には第2の搬送路25が設置されている。この第2の搬送路25も、駆動ローラ22及びピンチローラ23からなる搬送ローラを有し、サーマルプリンタ14により印字された用紙を図示左斜め下方に搬送し、第1の搬送路21の、ドットプリンタ12より下流側(図示右側)に合流させる。第1の搬送路21に合流された印字済の帳票用紙は、第1の搬送路21により、図示左端の挿入口11へ搬送され(バックフィードされ)、排出される。
第1の搬送路21の下流端、すなわち、第2の搬送路25との合流部より下流側(図示右側)には回収部(以下、キャプチャービンと呼ぶ)26が設置されている。このキャプチャービン26は、後述するように、挿入口11にて取り忘れられた通帳や帳票用紙を回収するために用いられる。
また、第1の搬送路21と第2の搬送路25との合流部には、図3で示すようにフラッパー27が切換え可能に設けられている。このフラッパー27は、図示右側を支点として回動可能に構成されている。そして、自重により図示反時計回りに回動した状態では、サーマルプリンタ14で印字された帳票用紙を第2の搬送路25から第1の搬送路21上へ導く合流路を形成する。これに対し、図示しないアクチュエータにより図示時計回りに回動させた状態では、図示のように第1の搬送路21とキャプチャービン26とを結ぶ回収路を形成する。この回収路は、挿入口11に残留する取り忘れられた通帳や帳票用紙を回収するために、第1の搬送路21により搬送されてきた通帳又は用紙を、キャプチャービン26に案内する。すなわち、フラッパー27は、第1の搬送路21と第2の搬送路25との合流部に設けられ、上述した合流路又は回収路を形成すべく切換え操作される。
ここで、ドットプリンタ12により印字される通帳と、サーマルプリンタ14により印字される帳票用紙とでは、帳票用紙の幅寸法の方が大きい。これら通帳及び帳票用紙は、印字後、第1の搬送路21のバックフィードによりそれぞれ通帳の挿入口11へ搬送される。したがって、第1の搬送路21は、互いに大きさの異なる通帳及び帳票用紙をそれぞれ搬送することとなり、その搬送方向に対する幅寸法は、サイズの大きい帳票用紙に合わせて設定されている。
ところで、通帳を印字するドットプリンタ21は、前述のように、ドットヘッド12aを第1の搬送路21を横断する方向に往復移動させて、プラテン12b上に位置する通帳の印字ページに印字を行う。ドットヘッド12の移動幅(印字幅)は印字対象通帳の最大幅に設定されており、通帳の大きさにより異なるが、印字開始地点は一定地点に合わせる必要がある。このためアライメント位置では、通帳をアライメントローラ32,33により、搬送方向と直交する方向に移動させて通帳の側辺部を、アライメント部に当接させて整列させ、ドットヘッド12による印字開始地点の位置合わせする。
ここで、アライメント位置における構造を簡素化するには、第1の搬送路21の一側端部にアライメント部を固定設置し、アライメントローラ32,33により通帳の側辺部をアライメント部に当接させて整列させることが考えられる。しかし、このような構成では、第1の搬送路21の側方に無駄な空間を生じることになり、装置全体を小形化することができない。
すなわち、ドットヘッド12aは、第1の搬送路21を横断する方向に往復移動することで印字を行うが、その1往復毎に、移動領域の両端に加速/減速領域が生じ、印字はこの間の定速領域で行われる。このため、上述のように第1の搬送路21の一側端部をアライメント部とするとドットヘッド12aによる印字開始地点(定速領域の端部)は、第1の搬送路21の一側端部に対応した地点となり、第1の搬送路21の側方に、加速/減速領域のための空間を設けなければならない。
そこで、本発明では、第1の搬送路21上の、図2で示すように、太線Aで示す一側端から、太い一点鎖線Bで示す所定間隔内側の位置に、アライメントシャッター31を搬送方向に沿って配置した。このアライメントシャッター31により整列された通帳に対する、ドットヘッド12aによる印字開始地点(定速領域の端部)は、前記所定間隔分、第1の搬送路21内に移行したことになる。すなわち、ドットヘッド12aの加速/減速領域が第1の搬送路21内に含まれるので、第1の搬送路21の側方に、ドットヘッド12aの加速/減速領域のための大きな空間を設ける必要はなくなる。
第1の搬送路21の一側端からアライメントシャッター31までの間隔を、ドットヘッド12aの加速/減速距離に等しい値、又はそれ以上に設定すれば、第1の搬送路21の側方における、ドットヘッド12aの加速/減速領域のための空間は無くすことができる。しかし、必ずしも上記間隔をドットヘッド12aの加速/減速距離以上に設定しなければならない訳ではない。ドットヘッド12aの加速/減速距離より短い間隔に設定した場合でも、ドットヘッド12aによる印字開始地点(定速領域の端部)は、間隔分、第1の搬送路21内に移行するので、第1の搬送路21の側方における、ドットヘッド12aの加速/減速領域のための空間を減少させることができ、装置全体の小形化の面で効果がある。
このように、第1の搬送路21の一側端から所定間隔内側の位置に、アライメントシャッター31を搬送方向に沿って配置したので、第1の搬送路21の側方における、ドットヘッド12aの加速/減速領域のための空間を無くすか、或いは減少させることができ、装置全体を小形化することができる。
ただし、このアライメントシャッター31は、サーマルプリンタ14で印字された帳票用紙を、通帳の挿入口11までバックフィードする際は、その搬送に対する障害となるので、この第1の搬送路21上から退避できるように構成する。具体的には、図示しない操作機構により上下動可能に構成し、第1の搬送路21上から上方に退避するように構成する。
上記構成において、通帳が挿入ロ11に入れられると、まず図示しない用紙幅検知センサーにて正しい通帳か判断される。その結果、正しい通帳と認識され、かつ図示しない用紙挿入センサーが通帳を感知した場合、シャッター24がオープンになり、駆動ローラ22とピンチローラ23とで用紙の搬送を始める。このとき、アライメントシャッター31は第1の搬送路21上のアライメント位置に下降し、第1の搬送路21における整列基準は、その一側端から所定間隔内側に入った通帳位置となっている。
通帳がアライメント位置に達すると、図示しない用紙長センサーにより通帳の長さを検知し、アライメントローラ32,33に対して、各用紙長毎に決められた位置に通帳を停止させる。そして、アライメントローラ32,33により通帳を搬送方向と直交する幅方向に移動させ、通帳の一側辺をアライメントシャッター31の側面に当接させて、整列させる。すなわち、ドットヘッド12aによる印字開始位置に通帳の印字ページを位置合わせする。
通帳が正しく整列されると、図示しない通帳の行検知機構により印字位置を検知し、プラテン12b上に通帳の印字部分を搬送し、ドットヘッド12aを作動させて印字を行う。
通帳に対する印字が完了すると、第1の搬送路21により通帳をバックフィードし、挿入ロ11から排出させる。この通帳を、お客様が取り忘れた場合、一定時間経過後、第1の搬送路21により再び下流方向に搬送する。このとき第2の搬送路25との合流部に設けられたフラッパー27は、図示右側の支点を中心に時計回りに回動させておき、第1の搬送路21とキャプチャービン26とを結ぶ回収路を形成しておく。このため、第1の搬送路21により下流方向に搬送されてきた通帳は、フラッパー27により回収路が形成されている合流部を経てキヤプチヤーピン26に回収される。
計算書などの帳票を印字する場合は、サーマルプリンタ14へ用紙供給部15から用紙を供給し、サーマルプリンタ14にて印字後、図示しないロータリーカッターにて用紙を切断し、第2の搬送路25によって印字された帳票用紙を図示左斜め下方へ搬送する。このときフラッパー27は、図示右側の支点を中心に反時計回りに回動させておき、第2の搬送路25から第1の搬送路21上に通じる合流路を形成しておく。また、第1の搬送路21上のアライメントシャッター31を上昇させ、第の搬送路21上から退避させておく。
このような状態において、サーマルプリンタ14により印字された帳票用紙は、第2の搬送路25から、フラッパー27によって合流路が形成されている合流部を経て第1の搬送路21上に合流される。第1の搬送路21は合流された帳票用紙をバックフィードし、装置本体10の前側(図示左側)の挿入ロ11から排出させる。このとき、前述のようにアライメントシャッター31は第1の搬送路上から退避しているので、バックフィードされる帳票用紙が引っ掛かったりするなどの障害を受けることはない。
通帳の挿入口11に排出された帳票用紙をお客様が取り忘れた場合、通帳と同様に、一定時間経過後、第1の搬送路21により再び下流方向に搬送し、フラッパー27が回収路を形成している合流部を経てキヤプチヤーピン26に回収させる。このときも、アライメントシャッター31は第1の搬送路上から退避したままなので、下流方向に搬送される帳票用紙が引っ掛かったりするなどの障害を受けることはない。
このように、通帳印字用の第1のプリンタ部12を手前側に、帳票印字用の第2のプリンタ部14を奥側に配置し、これらによって印字された通帳及び帳票用紙を、装置本体10の前側に設けられた挿入口から、共通に排出させるようにしたので、従来の印字方式の異なるプリンタを単に並設しただけの印字装置に比べ、使用者に対する利便性が高くなり、装置全体の小形化が可能になる。
また、通帳印字用の第1のプリンタ部12は、ドットヘッド12aなどの、シリアルヘッドの移動により印字を行う方式であり、帳票印字用の第2のプリンタ部14のような、静止型のラインヘッドにより印字を行うものに比べ、印字速度及び印字対象部の搬送速度を含めた印字処理速度が遅い。本発明では印字処理速度の比較的遅い通帳印字用の第1のプリンタ部12を挿入口11に近い手前側に配置し、印字処理速度の比較的速い帳票印字用の第2のプリンタ部14は、挿入口11に対して奥側に配置したので、全体的なスループットを低下させることはなく、効率的に印字を行うことができる。
さらに、第1の搬送路21は、第1のプリンタ部12によって印字する通帳、及び第2のプリンタ部14によって印字した帳票用紙の搬送に共用される。第1のプリンタ部12は、シリアルヘッド(前述した実施の形態ではドットヘッド)12aを有し、第1の搬送路21を横断する方向に往復移動することで印字を行っているため、その1往復毎に、移動領域の両端に加速/減速領域が生じ、印字はこの間の定速領域で行われる。
本発明では、この加速/減速領域を含むシリアルヘッド12aの移動領域を第1の搬送路21の幅寸法内に含ませるため、第1の搬送路(幅寸法の大きな帳票用紙に合わせて幅寸法が設定されている)21の一側端から所定間隔、すなわち、上述したシリアルヘッド12aの加速/減速距離に対応する間隔、内側の位置に、アライメントシャッター31を退避可能に設置した。そして第1のプリンタ部21で通帳を印字する場合は、アライメントシャッター31を第1の搬送路21上に配置して、通帳の印字開始地点を、第1の搬送路21の一側端より所定間隔内側の、シリアルヘッド12aの定速領域開始地点に位置合わせする。また、第2のプリンタ14により印字された帳票用紙を搬送する場合はよるアライメントシャッター31を第1の搬送路21上から退避させ、帳票用紙の搬送の障害にならないようにしている。
この結果、第1の搬送路21の側方における、シリアルヘッド12aの加速/減速距離分の空間が無くなるか或いは減少するので、装置全体の小形化が可能になる。
11…挿入口
12…第1のプリンタ部
14…第2のプリンタ部
21…第1の搬送路
22,23…搬送ローラ
25…第2の搬送路
26…回収部
27…フラッパー
31…アライメントシャッター
32,33…アライメントローラ

Claims (3)

  1. 挿入口と、
    この挿入口から挿入された第1の印字媒体を一旦所定のアライメント位置で停止させたのち所定の印字位置へ向けて下流方向に搬送すると共に、印字された前記第1の印字媒体をこの下流方向とは逆向きに搬送して前記挿入口から排出させるための第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路上の前記印字位置に設けられ、この第1の搬送路の横断方向へシリアルヘッドを移動させて前記第1の印字媒体への印字を行う第1のプリンタ部と、
    この第1のプリンタに対して前記挿入口から見て奥側に配置され、静止型のラインヘッドにより前記第1の印字媒体より前記搬送方向に直交する幅寸法の大きな第2の印字媒体への印字を行う第2のプリンタ部と、
    前記第2のプリンタ部で印字された第2の印字媒体を、前記第1の搬送路の、前記第1のプリンタ部より下流側に合流させ、この第1の搬送路により前記挿入口から排出させる第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路の一側端から所定間隔内側の位置に、搬送方向に沿って配置され、かつこの第1の搬送路上から退避可能に構成され、この第1の搬送路が、前記第2の搬送路から合流された前記第2の印字媒体を搬送するときは退避状態に操作されるアライメントシャッターと、
    前記第1の搬送路に設けられ、前記第1の印字媒体を前記アライメントシャッターの側面に向けて移動させ、前記第1の印字媒体の一側辺をアライメントシャッターの側面に当接させるアライメントローラとを備え、
    前記第1の搬送路の幅寸法は、前記第2の印字媒体の幅寸法に対応して設定されており、前記一側端からアライメントシャッターまでの間隔は、前記シリアルヘッドの加速/減速距離に対応する間隔である
    ことを特徴とする印字装置。
  2. 前記第1のプリンタ部に対して前記第2のプリンタ部の方が、印字速度が高速であることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記第1のプリンタ部はシリアル印字方式であり、前記第2のプリンタ部はライン印字方式であることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
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