JP5323528B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを備えた移動体をバネ部材によって光軸方向に変位可能に支持したレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラなどに搭載されたカメラは、レンズを光軸方向に変位駆動させるレンズ駆動装置を有している。このようなレンズ駆動装置は、レンズを備えた移動体と、移動体が1乃至複数のバネ部材を介して搭載された支持体とを有しており、磁気駆動機構によって移動体を駆動する。バネ部材は、支持体側に固定される支持体側固定部と、移動体側に固定される移動体側固定部と、支持体側固定部と移動体側固定部とを連結する複数のアーム部とを備えており、かかるバネ部材は、一般に、薄板に対して、フォトリソグラフィ技術を用いたウエットエッチング加工やプレス加工を行なうことにより製造される(特許文献1参照)。
特開2006−201525号公報
上記のレンズ駆動装置において、バネ部材に関しては、レンズ駆動装置の小型化などに伴って設計の自由度が低くなっている。例えば、アーム部を太くすれば、その分、バネ定数を高めることができるが、レンズ駆動装置を小型化すると、移動体の周りのスペースが狭くなるため、アーム部を太くすることは困難である。また、バネ部材の厚さ寸法を厚くすれば、バネ定数を高めることができるが、バネ部材を厚くすると、ウエットエッチング時のサイドエッチングの影響や、プレス加工時のバリなどの影響でアームの幅寸法や形状の精度が低くなる。さらに、バネ部材に関しては、移動体を全方向で均等に支持することが望まれており、それには、アーム部の本数を増やした設計や、アーム部を複雑に引き回した設計を行なう必要があるが、レンズ駆動装置の小型化に伴って、移動体の周りのスペースが狭くなると、かかる設計も困難となる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、移動体の周りのスペースが狭くなるなどの制約があっても、バネ部材に対する設計の自由度を高めることのできるレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、レンズを備えた移動体と、前記移動体を支持する支持体と、該支持体と前記移動体に接続する1乃至複数のバネ部材と、前記移動体を磁気駆動する磁気駆動機構と、を有するレンズ駆動装置において、前記1乃至複数のバネ部材の少なくとも1つは、前記支持体側に固定される支持体側固定部、前記移動体側に固定される移動体側固定部、および前記支持体側固定部と前記移動体側固定部とを連結するアーム部を備えた複数枚の板状バネを重ねてなり、前記複数枚の板状バネにおいて光軸方向で隣り合う板状バネでは、前記アーム部の形状が相違し、かつ、被写体側に位置する板状バネの縦バネ定数が、被写体側とは反対側に位置する板状バネの縦バネ定数より小であることを特徴とする。
本発明に係るレンズ駆動装置では、支持体側に固定される支持体側固定部、移動体側に固定される移動体側固定部、および支持体側固定部と移動体側固定部とを連結するアーム部を備えた板状バネを複数枚、重ねたバネ部材を用いているため、1枚の板状バネでバネ部材を構成した場合と違って、アーム部の幅寸法が狭い構成や、アーム部の厚さ寸法が薄い構成でもバネ定数が大きい。また、1枚の板状バネは薄くてよいので、ウエットエッチング加工やプレス加工によってバネ部材を製造した場合でも、サイドエッチングの影響やバリなどが発生しにくいので、アーム部の幅寸法や形状の精度が高い。さらに、複数枚の板状バネによって1つのバネ部材を構成するので、板状バネ毎にアーム部の形状を相違させた構成、アーム部の形状が同一の板状バネを同じ向きに重ねた構成、アーム部の形状が同一の板状バネを異なる向きに重ねた構成などを採用できるなど、バネ部材に対する設計の自由度が極めて高い。
本発明において、前記複数枚の板状バネにおいてレンズ光軸方向で隣り合う板状バネ同士は、前記アーム部がいずれの個所でも接合されていないことが好ましい。かかる構成によれば、複数枚の板状バネの各アーム部は独立して機能するので、バネ定数の設定が容易である。
本発明において、前記複数枚の板状バネの間では、前記移動体がレンズ光軸方向に直交する方向に変位しやすい角度方向がずれていることが好ましい。かかる構成によれば、移動体がレンズ光軸方向周りの特定の方向に変位するのを回避することができる。
本発明において、前記複数枚の板状バネは、前記移動体がレンズ光軸方向に直交する方向に変位しやすい角度方向が前記レンズ光軸周りにおいて交互かつ等角度間隔に位置するように配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、移動体がレンズ光軸方向周りの特定の方向に変位するのをより確実に回避することができる。
本発明において、前記複数枚の板状バネにおいてレンズ光軸方向で隣り合う板状バネ同士は、前記アーム部の少なくとも一部がレンズ光軸方向で接していることが好ましい。かかる構成によれば、移動体が変位しようとした際、アーム部同士が摺動する際の摩擦力が移動体に加わるので、移動体がレンズ光軸方向に直交する方向に変位することをより確実に防止することができる。
本発明において、前記バネ部材において、前記板状バネの枚数が2枚であることが好ましい。板状バネの枚数が2枚であれば、レンズ駆動装置においてバネ部材に求められる要求に十分対応できるとともに、3枚以上の板状バネを用いる場合に比較してコストを低減することができる。
本発明に係るレンズ駆動装置では、支持体側に固定される支持体側固定部、移動体側に固定される移動体側固定部、および支持体側固定部と移動体側固定部とを連結するアーム部を備えた板状バネを複数枚、重ねたバネ部材を用いているため、1枚の板状バネでバネ部材を構成した場合と違って、アーム部の幅寸法が狭い構成や、アーム部の厚さ寸法が薄い構成でもバネ定数が大きい。また、1枚の板状バネは薄くてよいので、ウエットエッチング加工やプレス加工によってバネ部材を製造した場合でも、サイドエッチングの影響やバリなどが発生しにくいので、アーム部の幅寸法や形状の精度が高い。さらに、複数枚の板状バネによって1つのバネ部材を構成するので、板状バネ毎にアーム部の形状を相違させた構成、アーム部の形状が同一の板状バネを同じ向きに重ねた構成、アーム部の形状が同一の板状バネを異なる向きに重ねた構成などを採用できるなど、バネ部材に対する設計の自由度が極めて高い。
(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の動作を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置に用いたバネ部材の平面図、このバネ部材に用いた2枚の板状バネのうち、上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の参考例に係るレンズ駆動装置のバネ部材に用いた上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置のバネ部材に用いた上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置に用いたバネ部材の平面図、このバネ部材に用いた2枚の板状バネのうち、上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明するレンズ駆動装置は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、薄型のデジタルカメラ、PHS、PDA、バーコードリーダ、監視カメラ、車の背後確認用カメラ、光学的認証機能を有するドア等に用いることができる。なお、以下の説明では、互いに直交する方向をX方向、Y方向およびZ方向とし、光軸に沿う方向をZ方向として説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、被写体側を「上方/前側」として+Z方向として示し、像側(撮像素子が配置される側)を「下方/後側」として−Z方向で示す。
[実施の形態1]
(レンズ駆動装置の全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。
図1(a)、(b)において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機などに用いられる薄型カメラにおいて、例えば3枚のレンズ121をレンズ光軸方向Lに沿って被写体(物体側)に近づくA方向(前側)、および被写体とは反対側(像側)に近づくB方向(後側)の双方向に移動させるためのものであり、略直方体形状を有している。レンズ駆動装置1は、概ね、3枚のレンズ121および固定絞り(図示せず)を内側に備えた円筒状のレンズホルダ12を保持した移動体3と、この移動体3を光軸方向Lに沿って移動させるレンズ駆動機構5と、レンズ駆動機構5および移動体3などが搭載された支持体2とを有している。移動体3は、円筒状のスリーブ13を備えており、その内側に円筒状のレンズホルダ12が固着されている。従って、移動体3の外形形状はスリーブ13によって規定され、略円柱形状を備えている。
支持体2は、像側で撮像素子(図示せず)を保持するための矩形のホルダ19と、被写体側に位置する箱状のヨーク18と、矩形枠状のスペーサ11とを備えており、ヨーク18の天板部185、およびスペーサ11の中央には、被写体からの光をレンズ121に取り込むための円形の入射窓110、180が形成されている。ヨーク18は、鋼板などの強磁性板からなり、後述するように、マグネット17とともに、スリーブ13に保持された駆動コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4を構成している。
レンズ駆動機構5は、スリーブ13の外周面に巻回された駆動コイル30と、駆動コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4とを備え、駆動コイル30および鎖交磁界発生体4により磁気駆動機構5aが構成されている。鎖交磁界発生体4は、駆動コイル30に対して外周側で対向する4つのマグネット17を備えている。また、ヨーク18も鎖交磁界発生体4の構成要素として用いられている。
ヨーク18は、駆動コイル30の側面側および上面側を覆うような箱形状を有しており、マグネット17と駆動コイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができ、スリーブ13の移動量と、駆動コイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。ヨーク18において、対向する一対の側面部181は平面状に形成され、他方の対向する一対の側面部182は、両端部182aが内側に凹んでいる分、中央には外側に段差状に突出する凸部182bが形成されている。
本形態において、4つのマグネット17は各々、略三角柱形状を備えており、ヨーク18の内周面のうち、4つの角部分に周方向で離間した状態で固定されている。4つのマグネット17はいずれも光軸方向において2分割されており、いずれにおいても内面と外面とが異なる極に着磁されている。また、4つのマグネット17では、例えば、上半分では内面がN極に着磁され、外面がS極に着磁され、下半分では、内面がS極に着磁され、外面がN極に着磁されている。従って、駆動コイル30は、マグネット17の上半分と下半分に対応して2分割されており、2分割された駆動コイルの巻回方向は反対である。このように、マグネット17を四隅に分割して配置すれば、ヨーク18の辺部の中央部分において、ヨーク18とスリーブ13との隙間が狭くなっている場合でも、マグネット17に薄い部分が発生することを防止でき、マグネット17の強度を高めることができるとともに、移動体3に搭載された駆動コイル30に対して、効率よくマグネット17の磁気力を作用させることができる。また、移動体3とヨーク18との間の四隅の空間を、マグネット17の配置スペースとして有効利用することにより、レンズ駆動装置1全体の小型化を図ることができる。
レンズ駆動機構5は、さらに、スリーブ13の上端に保持されたリング状の磁性片130を備えており、このような磁性片130は、マグネット17との間に作用する吸引力により移動体3に対して光軸方向の付勢力を印加する。このため、移動体3が無通電時に自重で変位することを防止することができるため、移動体3に所望の姿勢を維持させ、さらに耐衝撃性を向上させることが可能である。また、磁性片130は、一種のバックヨークとして作用し、マグネット17と駆動コイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができる。なお、磁性片としては、棒状の磁性体が用いられることもある。
本形態のレンズ駆動装置1は、さらに、ホルダ19とスリーブ13との間、およびスペーサ11とスリーブ13との間の各々にバネ部材14x、14yを備えている。2つのバネ部材14x、14yはいずれも、ベリリウム銅やSUS系鋼材などといった金属製であり、所定厚の薄板に対するプレス加工、あるいはフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加工により形成したものである。
バネ部材14x、14yの詳細な構成は後述するが、下側のバネ部材14xは、ホルダ19およびスリーブ13に連結されており、移動体3をレンズ光軸に沿って移動可能に支持体2に支持された状態とする。また、上側のバネ部材14yは、スペーサ11およびスリーブ13に連結されており、移動体3をレンズ光軸に沿って移動可能に支持体2に支持された状態とする。
バネ部材14x、14yのうち、ホルダ19側に配置されたバネ部材14xは、バネ片14a、14bに2分割されており、駆動コイル30の巻き始め端部および巻き終わり端部は各々、バネ片14a、14bに接続される。バネ部材14xにおいて、バネ片14a、14bには各々、端子12cが形成されており、バネ部材14x(バネ片14a、14b)は駆動コイル30に対する給電部材としても機能する。
スペーサ11は、ヨーク18の天板部185の内面に取り付けられるとともに、中央には入射窓110が形成された矩形枠部115を有している。矩形枠部115の四隅には、撮像素子側に突き出た小突起112が形成されている。ホルダ19にも、その四隅に、被写体側に延びる小突起192が形成されている。ホルダ19の小突起192およびスペーサ11の小突起112は、2つのバネ部材14x、14yを各々、支持体2に接続する際に用いられる。
スリーブ13の外周面には、外周側に向けて突出する突起13a、13bが形成されており、突起13a、13bは、レンズ121(レンズホルダ12)を挟む両側位置において、レンズ光軸方向Lに対して直交する方向に突出している。このように構成したスリーブ13(移動体3)を支持体2内に配置すると、突起13a、13bが、隣り合うマグネット17の間において、ヨーク18の凸部182bの内側に配置される。ここで、凸部182bは、光軸方向に延びており、凸部182bは、移動体3が光軸方向に移動した際、突起13a、13bの光軸方向への移動を許容する移動路182eとして機能する。また、衝撃等で移動体3が光軸方向と直交する方向(左右方向や周方向)に変位した場合、突起13a、13bがヨーク18の凸部182bの内壁に当接するため、それ以上の移動体3の光軸方向と直交する左右方向における変位や、周方向への回転変位を防ぐことができる。
また、スリーブ13の上端面(被写体側の端面)には、バネ部材14yを連結するための小突起13yが周方向に複数形成されており、スリーブ13の下端面(撮像素子側の端面)には、バネ部材14xを連結するための小突起13xが周方向に複数形成されている。
(基本的な動作)
図2は、図1に示すレンズ駆動装置1の動作を模式的に示す説明図である。なお、図2の左半分は、スリーブ13が無限遠の位置(通常撮影位置)にあるときの図を示しており、図2の右半分は、スリーブ13がマクロ位置(接写撮影位置)にあるときの図を示している。
図2に示すように、移動体3は、通常は撮像素子側(像側)に位置しており、このような状態において、駆動コイル30に所定方向の電流を流すと、駆動コイル30は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、駆動コイル30が固着されたスリーブ13は、被写体側(前側)に移動し始めることになる。このとき、バネ部材14yとスリーブ13の前端との間、およびバネ部材14xとスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。その際、バネ部材14x、14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、駆動コイル30に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。本形態では、弾性力(応力)と変位量(歪み量)との間に線形関係が成立するバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13の移動量と駆動コイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。また、2つのバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13が停止したときにレンズ光軸方向Lに大きな釣り合いの力が加わることになり、レンズ光軸方向Lに遠心力や衝撃力等の他の力が働いたとしても、より安定にスリーブ13を停止させることができる。さらに、レンズ駆動装置1では、スリーブ13を停止させるのに、衝突材(緩衝材)等に衝突させて停止させるのではなく、電磁力と弾性力との釣り合いを利用して停止させるので、衝突音の発生を防ぐことも可能である。
(バネ部材14yの詳細な構成)
図3(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置1に用いたバネ部材14yの平面図、このバネ部材14yに用いた2枚の板状バネのうち、上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。
図3(a)に示すように、本形態のバネ部材14yは、図3(b)に示す上側の板状バネ14sと、図3(c)に示す下側の板状バネ14tとを重ね合わせてなる。かかる板状バネ14s、14tは各々、銅合金などからなる金属製の薄板に対するフォトリソグラフィ技術を用いたウエットエッチング加工や、プレス加工により形成したものである。
かかるバネ部材14yにおいて、上側の板状バネ14sは、支持体2(スペーサ11)に固定される矩形枠状の支持体側固定部149sと、移動体3(スリーブ13)に固定される円環状の移動体側固定部148sと、支持体側固定部149sと移動体側固定部148sとを連結する4本の板状バネ状のアーム部140sとを備えている。4本のアーム部140sは回転対称に配置されており、周方向において90°間隔に形成されている。支持体側固定部149sには、4つの角部分の各々にスペーサ11の小突起112が嵌る***147sが形成されている。また、移動体側固定部148sの外周縁において、支持体側固定部149sの4つの辺部分に対向する部分の各々には、半径方向内側に凹んだ切り欠き146sが形成されている。
下側の板状バネ14tも、上側の板状バネ14sと同様、支持体2(スペーサ11)に固定される矩形枠状の支持体側固定部149tと、移動体3(スリーブ13)に固定される円環状の移動体側固定部148tと、支持体側固定部149tと移動体側固定部148tとを連結する4本の板状バネ状のアーム部140tとを備えている。4本のアーム部140tは回転対称に配置されており、周方向において90°間隔に形成されている。支持体側固定部149tには、4つの角部分の各々にスペーサ11の小突起112が嵌る***147tが形成されている。また、移動体側固定部148tの外周縁において、支持体側固定部149tの4つの辺部分に対向する部分の各々には、半径方向内側に凹んだ切り欠き146tが形成されている。
かかる構成の板状バネ14s、14tをバネ部材14yとしてレンズ駆動装置1に用いるにあたっては、スペーサ11の小突起112を板状バネ14s、14tの各々の***147s、147tに嵌めて支持体側固定部149s、149tとスペーサ11との位置決めを行なった後、***147s、147tに接着剤を塗布、硬化させるなどの方法で支持体側固定部149s、149tとスペーサ11との固定が行なわれる。また、スリーブ13の小突起13yを板状バネ14s、14tの各々の切り欠き146s、146tに嵌めて移動体側固定部148s、148tとスリーブ13との位置決めを行なった後、切り欠き146s、146tに接着剤を塗布、硬化させるなどの方法で移動体側固定部148s、148tとスリーブ13との固定が行なわれる。
その結果、板状バネ14s、14tについては密接した状態に重ね合わされる。このため、板状バネ14sのアーム部140sと板状バネ14tのアーム部140tとは、密接した状態に重ね合わされる。但し、板状バネ14sのアーム部140sと板状バネ14tのアーム部140tとについてはいずれの場所でも、一切接合されていない。
このように構成したバネ部材14yにおいて、板状バネ14s、14tでは、支持体側固定部149s、149t同士は略同一の構成を有し、移動体側固定部148s、148t同士も略同一の構成を有している。
但し、アーム部140sとアーム部140tとは構成が相違する。まず、板状バネ14sのアーム部140sは、移動体側固定部148sとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141sと、蛇行部141sから周方向に延在しながら折り返す折り返し部142sと、折り返し部142sから支持体側固定部149sとの接続部分まで半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部143sとを備えている。
これに対して、板状バネ14tのアーム部140tは、移動体側固定部148tとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141tと、蛇行部141tから周方向に延在しながら折り返して支持体側固定部149tとの接続部分に到る折り返し部142tとを備えている。
かかる構成の板状バネ14s、14tを比較すると、板状バネ14sは、2つの蛇行部141s、143sを備えている分、横バネ定数が小さいが、蛇行部を有している分、レンズ光軸方向Lの広い変形範囲にわたって縦バネ定数が一定であるという利点を有している。これに対して、板状バネ14tは、蛇行部141tを1つしか備えていない分、レンズ光軸方向Lの縦バネ定数が一定である範囲が狭いが、横バネ定数が大きいという利点がある。従って、本形態によれば、横バネ定数が大きいことという要求と、レンズ光軸方向Lにおける広い範囲にわたって縦バネ定数が一定にあるという要求とを満たすことができる。また、本形態では、縦バネ定数が小さい板状バネ14sを板状バネ14tよりレンズ光軸方向Lの被写体側に配置したため、移動体3が被写体側に移動した際、アーム部140s、140tが互いの変形を阻止しないという利点がある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1では、2枚の板状バネ14s、14tを重ねたバネ部材14yを用いているため、1枚の板状バネでバネ部材14yを構成した場合と違って、アーム部140s、140tの幅寸法が狭い場合や、アーム部140s、140tの厚さ寸法が薄い場合でもバネ定数が大きい。すなわち、アーム部140s、140tのバネ定数、縦弾性係数、幅寸法、板厚、長さ寸法を各々、k、E、b、t、aとすると、これらは以下の関係
k=E・b・t3/4・a3
を満たすので、アーム部140s、140tの幅寸法や厚さ寸法を大とすれば、バネ定数kを大きくすることができるが、本形態では、2枚の板状バネ14s、14tを用いることによってバネ部材14yのバネ定数を大きくしている。このため、アーム部140s、140tの幅寸法を広げなくてもよいので、レンズ駆動装置1の小型化などによって移動体3の周りのスペースが狭い場合でも、移動体3の周りにバネ部材14y(板状バネ14s、14t)のアーム部140s、140tを配置することができる。また、1枚の板状バネ14s、14tは薄くてよいため、ウエットエッチング加工により製造した場合でも、サイドエッチングの影響を受けにくい。それ故、バネ部材14y(板状バネ14s、14t)のアーム部140s、140tの幅寸法や形状の精度が高い。
また、2の板状バネ14s、14tによって1つのバネ部材14yを構成したので、本形態のように、板状バネ毎にアーム部140s、140tの形状を相違させて、バネ定数を適正化することができるなど、バネ部材14yに対する設計の自由度が極めて高い。
また、本形態において、板状バネ14s、14tにおいて、アーム部140sとアーム部140tとがいずれの個所でも接合されていない。このため、各アーム部140s、140tは独立して機能するので、バネ定数の設定が容易である。また、アーム部140sとアーム部140tとはいずれの個所でも接合されていないが、レンズ光軸方向Lで接している。このため、移動体3が変位しようとした際、アーム部140sとアーム部140tとが摺動する際の摩擦力が移動体3に加わるので、移動体3がレンズ光軸方向Lに直交する方向に変位することをより確実に防止することができる。
さらに、本形態において、バネ部材14yは、2枚の板状バネ14s、14tで構成されており、板状バネの枚数が2枚であれば、レンズ駆動装置1においてバネ部材14yに求められる要求に十分対応できるとともに、3枚以上の板状バネを用いる場合に比較してコストを低減することができる。
参考例
図4(a)、(b)は各々、本発明の参考例に係るレンズ駆動装置1のバネ部材14yに用いた上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1に示すバネ部材14yは、図4(a)に示す上側の板状バネ14sと、図4(b)に示す下側の板状バネ14tとを重ね合わせてなる。かかる板状バネ14s、14tは、銅合金などからなる金属製の薄板に対するフォトリソグラフィ技術を用いたウエットエッチング加工や、プレス加工により形成したものである。本形態において、板状バネ14s、14tはいずれも、矩形枠状の支持体側固定部149s、149tと、円環状の移動体側固定部148s、148tと、支持体側固定部149s、149tと移動体側固定部148s、148tとを連結する4本の板状バネ状のアーム部140s、140tとを備えている。4本のアーム部140s、140tは回転対称に配置されており、周方向において90°間隔に形成されている。
ここで、板状バネ14s、14tはいずれも、図3(b)を参照して説明した構成を有しており、支持体側固定部149s、149t同士は略同一の構成を有し、移動体側固定部148s、148t同士も略同一の構成を有している。
また、アーム部140s、140t同士は同一の構成を有している。すなわち、アーム部140sは、移動体側固定部148sとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141sと、蛇行部141sから周方向に延在しながら折り返す折り返し部142sとを備えている。アーム部140tも、アーム部140sと同様、移動体側固定部148tとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141tと、蛇行部141tから周方向に延在しながら折り返す折り返し部142tとを備えている。
また、板状バネ14s、14tは、同一の向きで配置されており、レンズ光軸方向Lで完全に重なっている。このため、板状バネ14sのアーム部140sと板状バネ14tのアーム部140tとは、密接した状態に重ね合わされている。但し、板状バネ14sのアーム部140sと板状バネ14tのアーム部140tとについてはいずれの場所でも、一切接合されていない。
このように構成した場合も、実施の形態1と同様、2枚の板状バネ14s、14tを重ねたバネ部材14yを用いている。このため、1枚の板状バネでバネ部材14yを構成した場合と違って、アーム部140s、140tの幅寸法が狭い場合や、アーム部140s、140tの厚さ寸法が薄い場合でもバネ定数が大きい。従って、アーム部140s、140tの幅寸法を広げなくてもよいので、レンズ駆動装置1の小型化などによって移動体3の周りのスペースが狭い場合でも、移動体3の周りにバネ部材14y(板状バネ14s、14t)のアーム部140s、140tを配置することができる。また、1枚の板状バネ14s、14tは薄くてよいため、ウエットエッチング加工やプレス加工により製造した場合でも、アーム部140s、140tの幅寸法や形状の精度が高いなど、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
また、本形態では、2枚の板状バネ14s、14tが同一形状であるため、部品種類が少なくて済む。
実施の形態2
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置1のバネ部材14yに用いた上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
本形態でも、実施の形態1と同様、図1に示すバネ部材14yは、図5(a)に示す上側の板状バネ14sと、図5(b)に示す下側の板状バネ14tとを重ね合わせてなる。かかる板状バネ14s、14tは、銅合金などからなる金属製の薄板に対するフォトリソグラフィ技術を用いたウエットエッチング加工や、プレス加工により形成したものである。本形態において、板状バネ14s、14tはいずれも、矩形枠状の支持体側固定部149s、149tと、円環状の移動体側固定部148s、148tと、支持体側固定部149s、149tと移動体側固定部148s、148tとを連結する4本の板状バネ状のアーム部140s、140tとを備えている。4本のアーム部140s、140tは回転対称に配置されており、周方向において90°間隔に形成されている。
ここで、板状バネ14sは、図3(c)を参照して説明した構成と同一の構成を有しており、アーム部140sは、移動体側固定部148sとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141sと、蛇行部141sから周方向に延在しながら折り返す折り返し部142sとを備えている。
また、板状バネ14tは、板状バネ14sと略同一の構成を有しているが、板状バネ14tのアーム部140tは、板状バネ14sのアーム部140sと向きが相違する。より具体的には、アーム部140sは、移動体側固定部148sとの接続部分から半径方向に蛇行しながら周方向に延在する蛇行部141sと、蛇行部141sから周方向に延在しながら折り返す折り返し部142sとを備えているが、板状バネ14tのアーム部140tとは約45°の角度分だけずれている。例えば、板状バネ14sのアーム部140sは、支持体側固定部149sの角部分に位置しているが、板状バネ14tのアーム部140tは、支持体側固定部149tの辺部分に位置している。なお、板状バネ14tでは、アーム部140tと支持体側固定部149tとの干渉を防止するという観点から、支持体側固定部149tの辺部分を一部、切除してある。
このように構成した場合も、実施の形態1と略同様な効果を奏する。さらに、本形態では、板状バネ14s、14tの間では、移動体3がレンズ光軸方向Lに直交する方向に変位しやすい角度方向がずれている。例えば、板状バネ14sは、X方向軸X1およびY方向軸Y1に対して時計周りCWに約60°ずれた方向でアーム部140sが移動体3を支持しているため、矢印Sで示すように、移動体3がX方向軸X1およびY方向軸Y1に対して時計周りCWに約15°の角度Θ1分だけずれた方向に移動しやすいという指向性を備えている。これに対して、板状バネ14tは、X方向軸X1およびY方向軸Y1に対して時計周りCWに約15°ずれた方向でアーム部140tが移動体3を支持しているため、矢印Tで示すように、移動体3がX方向軸X1およびY方向軸Y1に対して時計周りCWに約60°の角度Θ2分だけずれた方向に移動しやすいという指向性を備えている。このため、移動体3は、バネ部材14y(板状バネ14s、14t)によって周方向の計8方向で支持されていることになる。しかも、移動体3は、バネ部材14y(板状バネ14s、14t)によって周方向の等角度間隔の計8方向で支持されている。このため、移動体3がレンズ光軸方向L周りの特定の方向に変位することを確実に回避することができる。
実施の形態3
図6(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置1に用いたバネ部材14xの平面図、このバネ部材14xに用いた2枚の板状バネのうち、上側の板状バネの平面図、および下側の板状バネの平面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
実施の形態1、2は、図1および図2に示すバネ部材14x、14yのうち、被写体側のバネ部材14yに本発明を適用した形態であったが、撮像素子側のバネ部材14xに本発明を適用してもよい。
かかる形態の場合も、図6(a)に示すバネ部材14xは、図6(b)に示す上側の板状バネ14sと、図6(c)に示す下側の板状バネ14tとを重ね合わせてなる。かかる板状バネ14s、14tは、実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略するが、板状バネ14s、14tは、支持体2(ホルダ19)に固定される矩形枠状の支持体側固定部149s、149tと、移動体3(スリーブ13)に固定される円環状の移動体側固定部148s、148tと、支持体側固定部149s、149tと移動体側固定部148s、148tとを連結する4本の板状バネ状のアーム部140s、140tとを備えている。
ここで、撮像素子側のバネ部材14xの場合には、給電部材として利用されるため、バネ片14a、14bに2分割される。このため、上側の板状バネ14sにおいて、支持体側固定部149sはスリット144sで分割され、移動体側固定部148sはスリット145sで分割されている。また、下側の板状バネ14tにおいて、支持体側固定部149tはスリット144tで分割され、移動体側固定部148tはスリット145tで分割されている。
このような構成を採用する場合でも、板状バネ14sがスリーブ13やホルダ19に接続されるまでは、スリット144sで分割された支持体側固定部149sは、フレーム14eを介して繋がっており、スリット145sで分割された移動体側固定部148sは、連結板14gを介して繋がっている。そして、板状バネ14sをスリーブ13に接続した後、フレーム14eおよび連結板14gを折り曲げて括れ部分で切除する。また、板状バネ14tがスリーブ13やホルダ19に接続されるまでは、スリット144tで分割された支持体側固定部149tは、フレーム14fを介して繋がっており、スリット145tで分割された移動体側固定部148tは、連結板14hを介して繋がっている。そして、板状バネ14tをスリーブ13に接続した後、フレーム14fおよび連結板14hを折り曲げて括れ部分で切除する。
かかる方法を採用するにあたって、連結板14g、14hを比較すると、連結板14hは連結板14gより大きい。このため、板状バネ14s、14tを重ねてスリーブ13に接続した際、図6(b)に示すように、連結板14hは連結板14gから張り出している。従って、連結板14hを摘んで切除した後、連結板14gを摘んで切除する際、連結板14hを摘みやすい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態1、2は、バネ部材14x、14yのうち、バネ部材14yに本発明を適用し、上記実施の形態3は、バネ部材14xに本発明を適用した例であったが、バネ部材14x、14yの双方に本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態1〜3は、2つのバネ部材14x、14yを有している例であったが、1つあるいは3つ以上のバネ部材を有しているレンズ駆動装置1に本発明を適用してもよい。
さらに、上記実施の形態1〜3は、磁気駆動機構5aによってレンズ121を備えた移動体3を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置1に用いたバネ部材14x、14yに本発明を適用したが、レンズ121を備えた移動体の手振れを磁気駆動機構によって補正するレンズ駆動装置1において、移動体を支持するバネ部材に本発明を適用してもよい。
1 レンズ駆動装置
2 支持体
3 移動体
5 レンズ駆動機構
5a 磁気駆動機構
11 スペーサ
13 スリーブ
14x、14y バネ部材
14s、14t 板状バネ
17 マグネット
18 ヨーク
19 ホルダ
30 駆動コイル
140s、140t アーム部
148s、148t 移動体側固定部
149s、149t 支持体側固定部

Claims (6)

  1. レンズを備えた移動体と、該移動体を支持する支持体と、該支持体と前記移動体とに接続する1乃至複数のバネ部材と、前記移動体を磁気駆動する磁気駆動機構と、を有するレンズ駆動装置において、
    前記1乃至複数のバネ部材の少なくとも1つは、前記支持体側に固定される支持体側固定部、前記移動体側に固定される移動体側固定部、および前記支持体側固定部と前記移動体側固定部とを連結するアーム部を備えた複数枚の板状バネを重ねてなり、
    前記複数枚の板状バネにおいて光軸方向で隣り合う板状バネでは、前記アーム部の形状が相違し、かつ、被写体側に位置する板状バネの縦バネ定数が、被写体側とは反対側に位置する板状バネの縦バネ定数より小であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記複数枚の板状バネにおいてレンズ光軸方向で隣り合う板状バネ同士は、前記アーム部同士がいずれの個所でも接合されていないことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記複数枚の板状バネの間では、前記移動体がレンズ光軸方向に直交する方向に変位しやすい角度方向がずれていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記複数枚の板状バネは、前記移動体がレンズ光軸方向に直交する方向に変位しやすい角度方向が前記レンズ光軸周りにおいて交互かつ等角度間隔に位置するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記複数枚の板状バネにおいてレンズ光軸方向で隣り合う板状バネ同士は、前記アーム部の少なくとも一部がレンズ光軸方向で接していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記バネ部材において、前記板状バネの枚数が2枚であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
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