JP5321782B2 - 二重化システム及びメモリコピー方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二重化システムに関し、特に、現用系・予備系切り替え時に処理継続を可能にするためのメモリコピー方法に関する。
通信サービスに用いられる通信装置は高い信頼性が求められ、一瞬でも停止することは許されない。そのため、この種の通信装置では冗長構成が採用される。
冗長構成を採用する二重化システムにおいて、現用系のデータ処理モジュールから予備系のデータ処理モジュールへの切り換えを行う前後で、処理を継続するには、現用系モジュールの主記憶装置及びキャッシュメモリの内容と予備系モジュールの主記憶装置及びキャッシュメモリの内容とが一致していなければならない。
これら主記憶装置及びキャッシュメモリの内容を互いに一致させておく方法として、現用系モジュールの主記憶装置にデータが書き込まれるたびに、予備系モジュールの主記憶装置へも同じデータを書き込む方法がある(例えば、特許文献1又は2参照)。
特開昭64−19438号公報 特開2001−92682号公報
現用系モジュールの主記憶装置にデータが書き込まれるたびに、予備系モジュールの主記憶装置へも同じデータを書き込む方法は、処理に時間がかかるという問題点がある。上記特許文献1には、この問題点を解決するための方法も記載されているが、FIFOを設けなければならず、構成及び制御が複雑になるという別の問題点がある。
そこで、本発明は、簡易な構成及び制御で主記憶装置の内容を一致させることができる二重化システム及びそのメモリコピー方法を提供することを目的とする。
本発明の一形態によれば、処理部、キャッシュメモリ及び主記憶装置をそれぞれ含む現用系モジュールと予備系モジュールとを備える二重化システムにおいて、前記現用系モジュールにおけるライトスルー動作の際に、前記現用系モジュールの主記憶装置への書き込みを行うことなく、前記予備系モジュールの主記憶装置に対して書き込みを行う書き込み先変更手段を設けたことを特徴とする二重化システムが得られる。
また、本発明の他の形態によれば、処理部、キャッシュメモリ及び主記憶装置をそれぞれ含む現用系モジュールと予備系モジュールとを備える二重化システムのメモリコピー方法において、前記現用系モジュールにおけるライトスルー動作の際に、書き込み先変更手段により書き込み先を変更し、前記現用系モジュールの主記憶装置への書き込みを行うことなく、前記予備系モジュールの主記憶装置に対して書き込みを行うようにしたことを特徴とするメモリコピー方法が得られる。
本発明によれば、アドレス変換部を設け、ライトスルー動作の際に、現用系の主記憶装置ではなく予備系の主記憶装置へ書き込みを行うようにしたことで、簡易な構成及び制御で、短時間で現用系と予備系の主記憶装置の内容を一致させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の原理について説明する。
一般に、コンピュータシステムでは、処理部とメインメモリ(主記憶装置)との間に、これらの動作速度の差を補うキャッシュメモリが設けられる。データの書き込みは、データキャッシュメモリに対して行われ、同時にあるいは後に、データキャッシュメモリに書き込まれたデータがメインメモリに書き込まれる。データキャッシュメモリへデータを書き込むと同時にメインメモリへそのデータを書き出す方式は、ライトスルーと呼ばれる。
二重化システムにおいても、現用系及び予備系の各モジュールにおいて同様の構成が採用される。そして、各モジュールごとに、処理部がメインメモリに対してデータをライト、リードするとき、CPU内のデータキャッシュメモリを利用する。
通常、データキャッシュメモリとメインメモリとの間のコヒーレンスを保つためのデータキャッシュメモリの書き戻しやライトスルーは、データキャッシュメモリのデータをメインメモリの該当番地にライトすることにより行われる。
これに対し、本発明では、ライトスルーの場合のみ、現用系のデータキャッシュメモリに書き込んだデータを現用系のメインメモリの該当番地にライトせず、待機側の(予備系)モジュールのメインメモリの該当番地へライトする。現用系のデータキャッシュメモリとメインメモリとの間のコヒーレンスは、データキャッシュメモリの書き戻しにより実現される。これにより、現用系のメインメモリの内容を予備系のメインメモリへコピーする動作を行うことなく、それらの記憶内容を一致させることができる。
このような動作を実現するため、本発明の二重化システムは、ライトスルーされるデータをPCI等の外部バス側に送出し、予備モジュール側にデータを渡す書き込み先変更部を有している。この書き込み先変更部は、ライトスルーを検出したとき、CPUから外部へ出力されるアドレス値をPCI等の外部バス側を示すアドレス値に変更するアドレス変更部、変更されたアドレスを元に戻すPCIバス等の外部バスに接続される外部バスインタフェース、アドレス値に応じてアドレス信号を振り分けるアドレスデコーダを含む。
以上のように、本発明の二重化システムでは、ライトスルー動作を利用することにより、コピー動作と同じ結果を得ることができ、コピー専用の動作が不要となる。
本発明は、冗長構成のデータ処理モジュールで、切り替え時において、無瞬断で切り替え、及び処理の継続性が求められる通信システムにおける冗長構成のデータ処理モジュールに適用される。
次に、本発明の一実施の形態に係る二重化システムついて説明する。
図1の二重化システムは、一対の同一構成のモジュール100及び200を有し、一方が現用系(運用中)、他方が予備系(待機中)として用いられる冗長構成になっている。
モジュール100は、CPUデバイス110、CPUデバイス110から出力されたアドレス信号をデコードするアドレスデコーダ120、アドレスデコーダ120で指定されるメインメモリ140、及びPCIインタフェース130を含む。
また、CPUデバイス110は、処理部111とデータキャッシュメモリ112、及びデータキャッシュメモリ112から出力されたアドレス信号を変換するアドレス変換部113を含む。なおアドレス変換部113はライトスルーのときのみアドレス変換を行い、それ以外ではアドレス変換を行わない。
同様に、モジュール200は、CPUデバイス210、CPUデバイス210から出たアドレスをデコードするアドレスデコーダ220、アドレスデコーダ220で指定されるメインメモリ240、及びPCIインタフェース230を含む。
また、CPUデバイス210は、処理部211とデータキャッシュメモリ212、及びデータキャッシュメモリ212から出力されたアドレス信号を変換するアドレス変換部213を含む。なおアドレス変換部213はライトスルーのときのみアドレス変換を行い、それ以外ではアドレス変換を行わない。
モジュール100とモジュール200は、PCIインタフェース130,230を介してPCIバスで接続されており、相互にデータの転送を行うことができる。
次に、図1の二重化システムの動作について、図2乃至図8をも参照して、詳細に説明する。なお、以下では、その説明を簡単にするため、データキャッシュメモリ112及び212が、夫々二つのアドレス・データの組を格納することができるエリアを有するものとする。また、アドレスやデータの具体的な数値は、便宜的なものに過ぎない。
まず、図1の状態では、モジュール100が運用中で、モジュール200が待機中である。この状態で、CPUデバイス110の処理部111から、“03500”番地に“5482”のデータをライトする要求が出たとする。
図1に示すように、データキャッシュメモリ112は、処理部111からの要求を受けて内部を検索し、“03500”番地が存在することを見つけ、キャッシュヒットと判断する。そして、データキャッシュメモリ112は、“03500”番地に“5482”のデータをライトする。同時に、データキャッシュメモリ112は、ライトスルー動作として、“03500”番地に“5482”のデータをライトする要求をアドレス変換部113へ渡す。
アドレス変換部113は、ライトスルーのときアドレス変換動作を行い、それ以外のときアドレス変換動作を行わない。即ち、アドレス変換部113は、ライトスルーのときのみアドレス変換手段として動作する。アドレス変換動作は、例えばメインメモリ140,240のアドレスが0〜9999のとき、変換後のアドレスがその範囲外の値となるように行われる。ここでは、入力されたアドレスに対して+40000の処理を行うものとする。この結果、ライトスルー動作として、“03500”番地に“5482”のデータをライトする要求を受けた、アドレス変換部113は、“43500”番地に“5482”のデータをライトする要求をアドレスデコーダ120に出力する。
アドレスデコーダ120は、入力されたアドレスに応じて、メインメモリ140にアクセスし、あるいはPCIインタフェース130へその要求を引き渡す。即ち、アドレスデコーダ120は、振分手段として機能する。ここでは、入力されたアドレスが0〜9999のとき、メインメモリ140にアクセスし、アドレス40000〜49999のとき、PCIインタフェース130へそのアクセス要求を引き渡す。
PCIインタフェース130は、入力されたアクセス要求をPCIバスを介してモジュール200のPCIインタフェース230へ送る。
PCIインタフェース230は、モジュール100からのアクセス要求に含まれるアドレスを内部アドレスに変換する。即ち、PCIインタフェース230は、アドレス逆変換手段として機能する。ここでは、入力されたアドレスに対して−40000の処理を行う。そして、PCIインタフェース230は、その結果をアドレスデコーダ220へ出力する。その結果、モジュール100の発した“03500”番地に“5482”のデータをライトするというアクセス要求が、モジュール200のアドレスデコーダ220に入力される。
アドレスデコーダ220は“03500”番地が、メインメモリ240向けの番地であると判断し、このアクセス要求をメインメモリ240に渡す。こうして、メインメモリ240の“03500”番地にデータ“5482”がライトされる。
以上のように、アドレス変換部113、アドレスデコーダ120、及びPCIインタフェース230が、書き込み先変更手段として機能する。
次に、CPUデバイス110の処理部111から、“03200”番地に“1357”のデータをライトする要求が出たとする。
図2に示すように、データキャッシュメモリ112は、処理部111からの要求を受けて内部を検索し、“03200”番地が存在することを見つけ、キャッシュヒットと判断する。そして、データキャッシュメモリ112は、“03200”番地に“1357”のデータをライトする。同時に、データキャッシュメモリ112は、ライトスルー動作として、“03200”番地に“1357”のデータをライトする要求をアドレス変換部113へ渡す。
アドレス変換部113は、入力されたアドレスに対して+40000の処理を行い、“43200”番地に“1357”のデータをライトする要求をアドレスデコーダ120に出力する。
アドレスデコーダ120は、入力されたアドレスが“43200”番地なので、そのアクセス要求をPCIインタフェース130へ引き渡す。
PCIインタフェース130は、入力されたアクセス要求をPCIバスを介してモジュール200のPCIインタフェース230へ送る。
PCIインタフェース230は、モジュール100から入力されたアドレスに対して−40000の処理を行い、アドレスデコーダ220へ出力する。その結果、モジュール100の発した“03200”番地に“1357”のデータをライトするというアクセス要求が、モジュール200のアドレスデコーダ220に入力される。
アドレスデコーダ220は“03200”番地が、メインメモリ240向けの番地であると判断し、このアクセス要求をメインメモリ240に渡す。こうして、メインメモリ240の“03200”番地にデータ“1357”がライトされる。
図2の動作を終了した時点で、データキャッシュメモリ112は二つの格納エリアを使い切っている。この状態で、CPUデバイス110の処理部111から、“03800”番地に“1642”のデータをライトする要求が出たとする。
図3に示すように、データキャッシュメモリ112は、内部を検索して“03800”番地を探すが見つからないので、キャッシュミスかつキャッシュ空きなしと判断する。それからデータキャッシュメモリ112は、二つの格納エリアの一方のデータを、メインメモリ140の対応番地に書き戻し、格納エリアに空きを作る。このとき、処理部111及びデータキャッシュメモリ112は、キャッシュ書き戻し手段として機能する。
ライトスルー動作の場合とは異なり、書き戻し動作の際、アドレス変換部113はアドレス変換動作を行わない。つまり、“03500”番地に“5482”をライトするアクセス要求が、CPUデバイス110からアドレスデコーダに渡される。
アドレスデコーダ120は、“03500”番地がメインメモリ140向けの番地であると判断し、このアクセス要求をメインメモリ140に渡す。その結果、メインメモリ140の“03500”番地にデータ“5482”がライトされる。こうして、データキャッシュメモリ112に空き領域が一つできる。また、メインメモリ140と240の“03500”番地のデータが一致する。
続いて、先にCPUデバイス110の処理部111から出された“03800”番地に“1642”のデータをライトする要求の処理が再開される。
図4に示すように、“03800”番地に“1642”のデータをライトする要求に応じて、キャッシュメモリ112の空き領域にアドレス“03800”とデータ“1642”が書き込まれる。同時にライトスルー動作でアドレス変換部113にアクセス要求が渡される。
アドレス変換部113は、アドレスに対して+40000の処理を行う。これにより、CPUデバイス110からアドレス“43800”番地に“1642”をライトするアクセス要求がアドレスデコーダ120に渡される。
アドレスデコーダ120は“43800”番地がPCIバス向けの番地と判断し、このアクセス要求をメインメモリ140に渡さず、PCIインタフェース130に渡す。
PCIインタフェース130は、PCIバスを介して、待機中のモジュール200のPCIインタフェース230にこのアクセス要求を渡す。
PCIインタフェース230は、内部アドレス変換のために入力されたアドレスに対して−40000の処理を行い、アドレスデコーダ220に対して、アドレス“03800”番地にデータ“1642”をライトするアクセス要求として渡す。
アドレスデコーダ220は、“03800”番地がメインメモリ240向けの番地と判断し、このアクセス要求をメインメモリ240に渡す。こうして、メインメモリ240の“03800”番地にデータ“1642”がライトされる。
次に、CPUデバイス110の処理部111から“03200”番地のリード要求が出たとする。この場合、図5に示すように、データキャッシュメモリ112が内部を検索し、キャッシュヒットと判断して、データキャッシュメモリ112の“03200”番地からデータ“1357”をリードする。このアクセスでは、メインメモリ140へのアクセスは行われず、データキャッシュメモリ112からのリードとなる。したがって、処理部111は特別な処理時間を要しない。
次に、モジュール100,200間で、現用系−予備系の切り替えを行う場合の動作について説明する。
まず、図6に示すように、運用中のモジュール100が待機状態へと切り替えられる。
詳述すると、処理部111よりデータキャッシュメモリ112の記憶内容を全てメインメモリ140に書き戻すためのキャッシュ全書き戻し指示が出力される。
データキャッシュメモリ112は、キャッシュ全書き戻し指示に応じて、記憶領域にある全てのデータをメインメモリ140に書き戻す処理を行う。このとき、処理部111とデータキャッシュメモリ112は、書き戻し手段として機能する。
アドレス変換部113は、書き戻し動作なのでアドレス変換を行わず、データキャッシュメモリ112内のアドレスがそのままCPUデバイス112からアドレスデコーダ120に渡される。
アドレスデコーダ120は、入力されるアドレスがメインメモリ140を示しているので、そのアクセス要求をメインメモリ140に渡す。メインメモリ140は、アクセス要求に応じて、書き戻しデータを対応するアドレスにライトする。
データキャッシュメモリ112の内容が全てメインメモリ140に書き戻されたとき、メインメモリ140とメインメモリ240の記憶内容は完全に一致する。しかも、データキャッシュメモリ112,212は、メインメモリ140,240に比べて容量が非常に少ないので、データキャッシュメモリ112,212のデータを全てを書き戻す時間は特に問題にならない。
なお、モジュール200のメインメモリ240には、モジュール100のキャッシュ全書き戻しが行われる前であっても、正しいデータが格納されている。したがって、モジュール200は、いつでも運用動作への移行が可能である。しかしながら、モジュール200を運用中にしてしまうと、モジュール200でのモジュール200でのライトスルー動作によるメインメモリ140へのライトと、モジュール100のキャッシュ全書き戻し動作が競合する。それゆえ、モジュール200は、モジュール100のデータキャッシュメモリのキャッシュ全書き戻し動作が終わるまで、運用動作は行わない。
モジュール100のキャッシュ全書き戻し動作が終了した後、モジュール200を運用中に変更されたとする。また、その後、CPUデバイス210の処理部211から“03250”番地に“3366”のデータをライトする要求が出力されたとする。
図7に示すように、データキャッシュメモリ212は、“03250”番地を検索し、キャッシュヒットではないが、キャッシュに空きがあることを認識する。そして、データキャッシュメモリ212は、空き領域に“03250”番地とデータ“3366”とを互いに対応付けてライトする。同時に、データキャッシュメモリ212は、ライトスルー動作でアドレス変換部213にアクセス要求を渡す。
アドレス変換部213は、入力されたアドレスに対して+40000の処理を行う。これにより、CPUデバイス210からアドレス“43250”番地に“3366”をライトするアクセス要求がアドレスデコーダ220に渡される。
アドレスデコーダ220は、“43250”番地がPCI向けの番地であると判断し、このアクセス要求をメインメモリ240に渡さず、PCIインタフェース230に渡す。
PCIインタフェース230は、待機中のモジュール100のPCIインタフェース130にこのアクセス要求を渡す。
PCIインタフェース130は、内部アドレス変換のために入力されたアドレスに対して−40000の処理を行う。そして、PCIインタフェース130は、アドレスデコーダ120に対して、アドレス“03250”番地に“3366”をライトするアクセスとして渡す。
アドレスデコーダ120は、“03250”番地がメインメモリ140向けの番地と判断し、このアクセスをメインメモリ140に渡す。メインメモリ140は、“03250”番地にデータ“3366”をライトする。
次に、CPUデバイス210の処理部211から“03200”番地のリード要求が出されたとする。
図8に示すように、データキャッシュメモリ212は、内部を検索し、“03200”番地が存在しないので、キャッシュミスと判断する。そして、データキャッシュメモリ212は、メインメモリ240にアクセスするためリード要求をアドレス変換部213へ渡す。
このリード要求は、ライトスルー動作ではないので、アドレス変換部213はアドレス変換を行わない。その結果、CPUデバイス210から“03200”番地のリードアクセス要求がアドレスデコーダ220に渡される。
アドレスデコーダ220は、“03200”番地がメインメモリ240向けの番地であると判断して、このアクセス要求をメインメモリ240に渡す。メインメモリ240は、“03200”番地に格納されたデータ“1357”をリードデータとして返す。
リードデータ“1357”は処理部211に渡されると同時にデータキャッシュメモリ212にも書き込まれる。
以上説明したように、本実施の形態に係る二重化システムでは、データキャッシュメモリのライトスルー動作時のみライトデータのアドレスを変換することにより、運用中モジュールのライトデータがリアルタイムで待機中モジュールにコピーされる。これにより、モジュールの切り替え後に、これから運用中になるモジュールは直ちに運用可能状態になる。しかも運用中モジュールのデータライト時のデータコピー動作は処理能力に影響しない。つまり、この二重化システムでは、CPUのライト動作において、ライトのたびに別モジュールにライトデータのコピーをしているにもかかわらず、キャッシュ動作が可能であるため、メモリアクセス時間を犠牲にせず、データコピー動作を行うことができる。
また、本実施の形態に係る二重化システムは、関連する二重化システムにアドレス変換部を追加するのみで実現可能であり、このアドレス変換部はCPUデバイス内に持つことができるので、コストをかけずに作製することができる。
さらに、アドレス変換にてアクセスを制御するため、アドレス変換部をCPUデバイス内に持たせた場合、CPUデバイスに新たな端子を追加することなく実現できるので、CPUデバイスのコスト増加がほとんど無い。
以上、本発明について一実施の形態に即して詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、PCIバス及びPCIインタフェースにて二つのモジュールを接続しているが、他のバス及び/又はインタフェース等、例えばRIO(ラピッドIO)や、CPUバスを用いることもできる。
また、アドレスデコーダにおいて、アドレスを細かくデコードすることで、データのコピー先をアドレスに応じて分けるようにしてもよい。
さらに、PCIインタフェース及びアドレスデコーダをCPUデバイスに取り込み、CPUデバイスからは、PCIインタフェースの端子、及びメインメモリの端子を出す構成にするようにしてもよい。
さらにまた、待機中のモジュールにおいてデータライト動作が行われた時に、待機中のモジュールから運用中のモジュールにPCIバスを通してデータのライトが来ないように、待機中のCPUデバイスはデータキャッシュメモリを禁止状態としておいてもよい。または、データキャッシュメモリのモードをライトスルー禁止としておいてもよい。
本発明の一実施の形態に係る二重化システムの構成及び動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。 図1の二重化システムの動作を説明するためのブロック図である。
符号の説明
100,200 モジュール
110,210 CPUデバイス
111,211 処理部
112,212 データキャッシュメモリ
113,213 アドレス変換部
120,220 アドレスデコーダ
130,230 PCIインタフェース
140,240 メインメモリ

Claims (10)

  1. 処理部、キャッシュメモリ及び主記憶装置をそれぞれ含む現用系モジュールと予備系モジュールとを備える二重化システムにおいて、前記現用系モジュールにおけるライトスルー動作の際に、前記現用系モジュールの主記憶装置への書き込みを行うことなく、前記予備系モジュールの主記憶装置に対して書き込みを行う書き込み先変更手段を設けたことを特徴とする二重化システム。
  2. 請求項1に記載の二重化システムにおいて、
    前記書き込み先変更手段は、
    ライトスルー動作時のみ書き込み先アドレスに対して予め定められた変換を行って変換済アドレスを出力し、それ以外は未変換アドレスを出力するアドレス変換手段と、
    前記変換済アドレスを前記現用系モジュール前記予備系モジュールとを接続する外部バスへ出力するとともに、前記未変換アドレスを前記現用系モジュールの主記憶装置へ出力する振分手段と、
    前記外部バスからの前記変換済アドレスを逆変換するアドレス逆変換手段と、
    を含むことを特徴とする二重化システム。
  3. 請求項2に記載の二重化システムにおいて、
    前記アドレス変換手段が、前記処理部及び前記キャッシュメモリを備えるCPUデバイス内に設けられたアドレス変換部であることを特徴とする二重化システム。
  4. 請求項1に記載の二重化システムにおいて、
    キャッシュミスの際、キャッシュ書き戻しを行う書き戻し手段を有することを特徴とする二重化システム。
  5. 請求項1に記載の二重化システムにおいて、
    現用系・予備系切り換えの際、キャッシュ書き戻しを行う書き戻し手段を有することを特徴とする二重化システム。
  6. 処理部、キャッシュメモリ及び主記憶装置をそれぞれ含む現用系モジュールと予備系モジュールとを備える二重化システムのメモリコピー方法において、前記現用系モジュールにおけるライトスルー動作の際に、書き込み先変更手段により書き込み先を変更し、前記現用系モジュールの主記憶装置への書き込みを行うことなく、前記予備系モジュールの主記憶装置に対して書き込みを行うようにしたことを特徴とするメモリコピー方法。
  7. 請求項6に記載のメモリコピー方法において、
    前記現用系モジュールのアドレス変換手段により、ライトスルー動作時のみ書き込み先アドレスに対して予め定められた変換を行って変換済アドレスを出力し、それ以外は未変換アドレスを出力するステップと、
    前記現用系モジュールの振分手段により、前記変換済アドレスを現用系と予備系を接続する外部バスへ出力し、前記未変換アドレスを前記現用系モジュールの主記憶装置へ出力するステップと、
    前記予備系モジュールのアドレス逆変換手段により、前記外部バスからの前記変換済アドレスを逆変換するステップと、
    を含むことを特徴とするメモリコピー方法。
  8. 請求項7に記載のメモリコピー方法において、
    前記現用系モジュールのCPUデバイス内に設けられた前記アドレス変換手段により、前記書き込み先アドレスに対して予め定められた変換を行うことを特徴とするメモリコピー方法。
  9. 請求項6に記載のメモリコピー方法において、
    キャッシュミスの際、前記現用系モジュールのキャッシュ書き戻し手段により、キャッシュ書き戻しを行うステップを含むことを特徴とするメモリコピー方法。
  10. 請求項6に記載のメモリコピー方法において、
    現用系・予備系切り換えの際、前記現用系モジュールのキャッシュ書き戻し手段により、キャッシュ書き戻しを行うステップを含むことを特徴とするメモリコピー方法。
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