JP5321648B2 - 近距離無線通信装置及び近距離無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、所定通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能な接続手段を備えた近距離無線通信装置、及び前記近距離無線通信装置を備えた近距離無線通信システムに関する。
従来より、複数台の近距離無線通信装置の各々が1台の近距離無線通信装置(通信相手装置)に対して近距離無線通信回線を接続可能な構成が開示されている。近距離無線通信とは例えばBluetooth(登録商標)通信である(例えば特許文献1参照)。
特開2010−68406号公報
ところで、複数台の近距離無線通信装置の各々が1台の通信相手装置に対して近距離無線通信回線を接続可能な構成では、例えば複数台の近距離無線通信装置の各々が電源オフから電源オンへ同時に切換わり、複数台の近距離無線通信装置の各々が1台の通信相手装置に対して通信プロトコル(例えばBluetoothではプロファイル)の接続要求を同時に行うと、一の通信プロトコルを複数台の近距離無線通信装置のうち一の近距離無線通信装置と通信相手装置との間で接続する接続処理と、別の通信プロトコルを複数台の近距離無線通信装置のうち別の近距離無線通信装置と通信相手装置との間で接続する接続処理とが衝突することになる。そして、このように接続処理が衝突すると、複数台の近距離無線通信装置の各々からの通信プロトコルの接続要求の何れもが通信相手装置にて許可されることなく全て拒否されてしまい、複数台の近距離無線通信装置の何れもが通信相手装置との間で通信プロトコルを接続不可能となる虞がある。
又、複数台の近距離無線通信装置のうち何れかの近距離無線通信装置が通信相手装置との間で通信プロトコルを接続中に例えば複数台の近距離無線通信装置の各々が電源オンから電源オフへ同時に切換わり、複数台の近距離無線通信装置のうち一の近距離無線通信装置が通信相手装置に対して一の通信プロトコルの接続要求を、別の近距離無線通信装置が通信相手装置との間で接続中の別の通信プロトコルを切断する切断処理を終了する前に行ってしまうと、一の通信プロトコルを一の近距離無線通信装置と通信相手装置との間で接続する接続処理と、別の近距離無線通信装置と通信相手装置との間で接続中の別の通信プロトコルを切断する切断処理とが衝突することになる。そして、このように接続処理と切断処理とが衝突すると、一の近距離無線通信装置からの一の通信プロトコルの接続要求が通信相手装置にて拒否されてしまい、一の近距離無線通信装置が通信相手装置との間で通信プロトコルを接続不可能となる虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の接続手段の各々が1つの通信相手側接続手段に対して近距離無線通信回線を接続可能な構成において、通信プロトコルの接続を適切に制御することができる近距離無線通信装置及び近距離無線通信システムを提供することにある。
請求項1に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段は、一の所定通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能である。制御手段は、一の所定通信プロトコルとは異なる別の所定通信プロトコルが接続手段とは異なる別の接続手段と通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続される別の接続処理が開始されてから第1所定時間が経過したと判定した以降に一の所定通信プロトコルを接続手段と通信相手側接続手段との間で接続させる一の接続処理を開始する
これにより、別の接続処理が正常に終了されると想定される時間よりも長い時間を第1所定時間として設定しておくことで、一の所定通信プロトコルを接続する一の接続処理を、別の所定通信プロトコルが接続される別の接続処理と衝突することなく行うことができる。したがって、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続(マルチポイント接続)可能な構成であれば、別の接続処理が行われて別の所定通信プロトコルが接続された後に一の接続処理を行うことで、別の所定通信プロトコルの接続を継続したままで一の所定通信プロトコルを接続することができ、別の所定通信プロトコルによる機能を提供させながら一の所定通信プロトコルによる機能を提供することができる。一方、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続不可能な構成であっても、一の所定通信プロトコルによる機能を提供することができないが、別の所定通信プロトコルによる機能を提供させることができ、別の所定通信プロトコルの優先順位が一の所定通信プロトコルの優先順位よりも上位であれば、優先順位が上位の機能を提供させることができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、制御手段は、別の接続手段が近距離無線通信回線を接続可能な通信相手側接続手段の数と一通信相手側接続手段に対する探索時間との積と別の接続処理が開始されてから正常に終了されるまでに要する接続処理時間との和を第1所定時間とする。これにより、一の所定通信プロトコルを接続する接続処理を、別の所定通信プロトコルが接続される別の接続処理と確実に衝突することなく行うことができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、制御手段は、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったと判定したことを契機として、別の接続処理が開始されたと判定し、別の接続処理が開始されてから第1所定時間が経過したと判定した以降に一の接続処理を開始する。
これにより、別の接続処理が開始されるタイミングを直接的に判定不可能な構成であっても、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったタイミングを判定することで、別の接続処理が開始されたタイミングを間接的に判定することができ、一の接続処理を開始するタイミングを精度良く特定することができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段及び別の接続手段は、車両に実装されている所定スイッチのオン/オフに連動して近距離無線通信回線を接続可能/接続不可能に構成され、制御手段は、所定スイッチがオフからオンへ切換わったと判定したことを契機として、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったと判定する。
これにより、車両に実装されている所定スイッチがオフからオンへ切換わったタイミングを判定することで、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったタイミングを判定することができ、一の接続処理を開始するタイミングを精度良く特定することができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段は、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能である。制御手段は、ハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが近距離無線通信回線を通じて別の接続手段と通信相手側接続手段との間で接続されるハンズフリー通信プロトコル接続処理が開始されてから第1所定時間が経過したと判定した以降にデータ通信プロトコルを接続手段と通信相手側接続手段との間で接続させるデータ通信プロトコル接続処理を開始する
これにより、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを接続するデータ通信プロトコル接続処理を、ハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが接続されるハンズフリー通信プロトコル接続処理と衝突することなく行うことができる。したがって、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続可能な構成であれば、ハンズフリー通信プロトコル接続処理が行われてハンズフリー通信プロトコルが接続された後にデータ通信プロトコル接続処理を行うことで、ハンズフリー通信プロトコルの接続を継続したままでデータ通信プロトコルを接続することができ、ハンズフリー機能を提供させながらデータ通信機能を提供することができる。一方、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続不可能な構成であっても、データ通信機能を提供することができないが、データ通信機能よりも優先順位が上位のハンズフリー機能を提供させることができる。
請求項に記載した近距離無線通信システムによれば、請求項1から5の何れか一項に記載した近距離無線通信装置と、制御手段が一の接続処理を実行中の期間で、制御手段が一の接続処理を実行中であることを報知する報知手段と、を備えた。これにより、一の接続処理を実行中であることをユーザへ報知することができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段は、一の所定通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能である。制御手段は、一の所定通信プロトコルとは異なり接続手段とは異なる別の接続手段と通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続中の別の所定通信プロトコルが切断される切断処理が開始されてから第2所定時間が経過したと判定した以降に接続処理を開始する
これにより、接続中の別の所定通信プロトコルが切断される切断処理が正常に終了されると想定される時間よりも長い時間を第2所定時間として設定することで、一の所定通信プロトコルを接続する接続処理を、接続中の別の所定通信プロトコルが切断される切断処理と衝突することなく行うことができる。したがって、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続可能な構成であるか否かに拘らず、別の所定通信プロトコルが切断された後に一の所定通信プロトコルを接続することができ、一の所定通信プロトコルによる機能を提供することができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、制御手段は、切断処理が開始されてから正常に終了されるまでに要する切断処理時間を第2所定時間とする。これにより、一の所定通信プロトコルを接続する接続処理を、接続中の別の所定通信プロトコルが切断される切断処理と確実に衝突することなく行うことができる。
請求項に記載した近距離無線通信装置によれば、制御手段は、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能な状態へ切換わったと判定したことを契機として、切断処理が開始されたと判定し、切断処理が開始されてから第2所定時間が経過したと判定した以降に接続処理を開始する。
これにより、切断処理が開始されるタイミングを直接的に判定不可能な構成であっても、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能から状態へ切換わったタイミングを判定することで、切断処理が開始されたタイミングを間接的に判定することができ、接続処理を開始するタイミングを精度良く特定することができる。
請求項10に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段及び別の接続手段は、車両に実装されている所定スイッチのオン/オフに連動して近距離無線通信回線を接続可能/接続不可能に構成され、制御手段は、所定スイッチがオンからオフへ切換わったと判定したことを契機として、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能な状態へ切換わったと判定する。
これにより、車両に実装されている所定スイッチがオンからオフへ切換わったタイミングを判定することで、接続手段と通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能な状態へ切換わったタイミングを判定することができ、接続処理を開始するタイミングを精度良く特定することができる。
請求項11に記載した近距離無線通信装置によれば、接続手段は、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能である。制御手段は、別の接続手段と通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続中のハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが切断される切断処理が開始されてから第2所定時間が経過したと判定した以降にデータ通信プロトコルを接続手段と通信相手側接続手段との間で接続させるデータ通信プロトコル接続処理を開始する
これにより、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを接続するデータ通信プロトコル接続処理を、ハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが切断されるハンズフリー通信プロトコル切断処理と衝突することなく行うことができる。したがって、通信相手側接続手段が所定通信プロトコルを複数の接続手段の各々との間で同時接続可能な構成であるか否かに拘らず、ハンズフリー通信プロトコルが切断された後にデータ通信プロトコルを接続することができ、データ通信機能を提供することができる。
請求項12に記載した近距離無線通信システムによれば、請求項7から11の何れか一項に記載した近距離無線通信装置と、制御手段が接続処理を実行中の期間で、制御手段が接続処理を実行中であることを報知する報知手段と、を備えた。これにより、接続処理を実行中であることをユーザへ報知することができる。

本発明の一実施形態を示すもので、BT通信システムの全体構成を示す機能ブロック図 フローチャート シーケンス図 図3相当図 図3相当図 図3相当図 図3相当図 図3相当図
以下、本発明を近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)(以下、BTと称する)通信を行うBT通信システムに適用した一実施形態について図面を参照して説明する。BT通信システム1(本発明でいう近距離無線通信システム)は、車両に実装されているBT対応データ通信モジュール(以下、データ通信モジュールと称する)2(本発明でいう近距離無線通信装置)及びBT対応ナビゲーションモジュール(以下、ナビゲーションモジュールと称する)3と、ユーザが携帯可能なBT対応携帯電話機(以下、携帯電話機と称する)4とを有し、携帯電話機4を携帯したユーザが乗車することで、データ通信モジュール2及びナビゲーションモジュール3と携帯電話機4とが両者の間でBT通信可能に構成される。ナビゲーションモジュール3は、例えば車両が製造工場にて製造される段階で標準装備として実装され、データ通信モジュール2は、例えば車両が製造工場から出荷されてユーザに購入された段階でオプション装備として実装される。
データ通信モジュール2は、制御部5(本発明でいう制御手段に相当)と、BT接続部6(本発明でいう接続手段に相当)と、記憶部7と、表示制御部8と、操作入力部9と、車両LANIF(インタフェース)部10と、電源制御部11等を備える。制御部5は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM、及びI/Oバス等を有し、データ通信モジュール2の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。
BT接続部6は、後述する携帯電話機4のBT接続部との間でBT通信回線(本発明でいう近距離無線通信回線に相当)を接続し、BTの通信規格で規定されている各種プロファイルをBT通信回線を通じて接続する。BT接続部6は、本実施形態では仮想シリアルポート化したデータ通信を規定するプロファイルであるSPP(Serial Port Profile)を携帯電話機4のBT接続部との間で接続可能である。尚、SPPは機能毎に定義されたデータ通信プロトコルである。
記憶部7は、各種データを記憶する記憶領域を有する。表示制御部8は、制御部5から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号に基づいて表示装置12の表示動作を制御する。操作入力部9は、ユーザが例えば表示装置12の表示画面上に形成される各種タッチスイッチからなる操作装置13を操作したことに応じて操作装置13から操作検出信号を入力すると、その入力した操作検出信号を制御部5へ出力し、制御部5は、操作入力部9から入力した操作検出信号を解析してユーザの操作を特定する。表示装置12及び操作装置13は、データ通信モジュール2とは別に(データ通信モジュール2の外部に)設けられている。
車両LANIF部11は、車両に実装されている車両LAN14との間で入出力機能を有し、ACC(アクセサリ)スイッチ15(本発明でいう所定スイッチに相当)から出力された当該ACCスイッチ15のオン/オフを示すACC信号や各種ECU(図示せず)や各種センサ(図示せず)から出力された車両の各種挙動を示す信号(例えば走行距離を示す距離信号、燃料の消費量を示す燃費信号等)を車両LAN14を通じて入力する。電源制御部11は、車両に実装されている電源ライン16に接続されており、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて供給された電力から動作電源を生成して各機能ブロックへ供給する。
データ通信モジュール2において、制御部5は、ACCスイッチ15から車両LAN14を通じて車両LANIF部10へACC信号が入力されると、そのACC信号に基づいてACCスイッチ15のオン/オフを判定し、データ通信モジュール2全体の動作電源をオン/オフする。即ち、制御部5は、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったと判定すると、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて電源制御部11へ供給された電力により生成された動作電源を全ての機能ブロックへ供給し、データ通信モジュール2を通常動作状態で動作させ、一方、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったと判定すると、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて電源制御部11へ供給された電力により生成された動作電源を一部の機能ブロック(BT接続部6等)へ供給し、データ通信モジュール2を通常動作状態よりも消費電力が低い低消費動作状態で動作させる。即ち、データ通信モジュール2は、電源オンでは通常動作状態で動作し、電源オフでは低消費動作状態で動作する。
ナビゲーションモジュール3は、制御部18と、BT接続部19(本発明でいう別の接続手段に相当)と、記憶部20と、ナビゲーション機能部21と、ハンズフリー機能部22と、車両LANIF部23と、電源制御部24等を備える。制御部18は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM、及びI/Oバス等を有し、ナビゲーションモジュール3の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。
BT接続部19は、上記したデータ通信モジュール2のBT接続部6と同様に、後述する携帯電話機4のBT接続部との間でBT通信回線を接続し、BTの通信規格で規定されている各種プロファイルをBT通信回線を通じて接続する。BT接続部19は、本実施形態ではハンズフリー通話を規定するHFP(Hands Free Profile)を携帯電話機4のBT接続部との間で接続可能である。尚、HFPも機能毎に定義されたデータ通信プロトコルである。
記憶部20は、各種データを記憶する記憶領域を有する。記憶部20は、例えばBT接続部19が後述する携帯電話機4のBT接続部との間でHFPを接続することで、携帯電話機4から通信網(図示せず)への発信に係る発信時刻と発信電話番号との対応を表す発信履歴データ、通信網から携帯電話機4への着信に係る着信時刻と着信電話番号との対応を表す着信履歴データ等を記憶する。
ナビゲーション機能部21は、周知のナビゲーション機能を提供する機能ブロックであり、車両の現在位置を特定する機能、目的地を設定する機能、車両の現在位置から目的地までの経路を計算する機能、経路を案内する機能、記録媒体から地図データ(道路データ、交差点データ等を含む)を読出して描画する機能等を有する。ハンズフリー機能部22は、周知のハンズフリー機能を提供する機能ブロックであり、ユーザから発せられてマイクロホン(図示せず)により集音された送話音声を変調処理する機能、受話音声を復調処理してスピーカ(図示せず)から出力させる機能、エコーをキャンセルする機能等を有する。
車両LANIF部23は、上記したデータ通信モジュール2の車両LANIF部10と同様に、車両に実装されている車両LAN14との間で入出力機能を有し、ACCスイッチ15から出力された当該ACCスイッチ15のオン/オフを示すACC信号や各種ECUや各種センサから出力された車両の各種挙動を示す信号を車両LAN14を通じて入力する。電源制御部24は、上記したデータ通信モジュール2の電源制御部11と同様に、車両に実装されている電源ライン16に接続されており、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて供給された電力から動作電源を生成して各機能ブロックへ供給する。
ナビゲーションモジュール3において、制御部18は、ACCスイッチ15から車両LAN14を通じて車両LANIF部23へACC信号が入力されると、そのACC信号に基づいてACCスイッチ15のオン/オフを判定し、ナビゲーションモジュール3全体の動作電源をオン/オフする。即ち、制御部18は、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったと判定すると、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて電源制御部24へ供給された電力により生成された動作電源を全ての機能ブロックへ供給し、ナビゲーションモジュール3を通常動作状態で動作させ、一方、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったと判定すると、車両バッテリ17から電源ライン16を通じて電源制御部24へ供給された電力により生成された動作電源を一部の機能ブロック(例えばBT接続部19等)へ供給し、ナビゲーションモジュール3を通常動作状態よりも消費電力が低い低消費動作状態で動作させる。即ち、ナビゲーションモジュール3は、電源オンでは通常動作状態で動作し、電源オフでは低消費動作状態で動作する。
携帯電話機4は、制御部25と、BT接続部26(本発明でいう通信相手側接続手段に相当)と、電話通信部27と、記憶部28と、表示部29(本発明でいう報知手段に相当)と、操作部30と、マイクロホン31と、スピーカ32等を備える。制御部25は、周知のマイクロコンピュータからなるCPU、RAM、ROM、及びI/Oバス等を有し、携帯電話機4の通信動作やデータ管理動作等の動作全般を制御する。
BT接続部26は、前述したデータ通信モジュール2のBT接続部6やナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間でBT通信回線を接続し、BTの通信規格で規定されている各種プロファイルをBT通信回線を通じて接続する。
BT接続部26は、BT通信回線を複数のBT接続部の各々との間で同時接続(マルチポイント接続)可能な仕様であれば、データ通信モジュール2のBT接続部6との間でBT通信回線を接続すると同時にナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間でBT通信回線を接続することが可能である。即ち、BT接続部26は、SPPをデータ通信モジュール2のBT接続部6との間で接続すると同時にHFPをナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間で接続することが可能である。
一方、BT接続部26は、マルチポイント接続不可能な仕様であれば、データ通信モジュール2のBT接続部6との間でBT通信回線を接続すると同時にナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間でBT通信回線を接続することが可能でなく、データ通信モジュール2のBT接続部6及びナビゲーションモジュール3のBT接続部19のうち何れかとBT通信回線を択一的に接続する。即ち、BT接続部26は、SPPをデータ通信モジュール2のBT接続部6との間で接続中にHFPをナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間で接続不可能であり、HFPをナビゲーションモジュール3のBT接続部19との間で接続中にSPPをデータ通信モジュール2のBT接続部6との間で接続不可能であり、SPP及びHFPを択一的に接続する。
電話通信部27は、携帯電話網や固定電話網を含む通信網との間で電話通信を実行する。記憶部28は、例えば携帯電話機4から通信網への発信に係る発信時刻と発信電話番号との対応を表す発信履歴データ、通信網から携帯電話機4への着信に係る着信時刻と着信電話番号との対応を表す着信履歴データ、登録名と電話番号と電子メールアドレスとの対応を表す電話帳データ等の各種データを記憶する記憶領域を有する。
表示部29は、制御部25から表示指令信号を入力すると、その入力した表示指令信号に基づいて各種表示画面を表示する。操作部28は、ユーザが操作可能な各種キー(通話開始キー、通話終了キー、「0」〜「9」の数字キー等)を有し、ユーザがキーを操作したことに応じて操作検出信号を制御部25へ出力し、制御部25は、操作部28から入力した操作検出信号を解析してユーザの操作を特定する。又、制御部25は、ユーザから発せられてマイクロホン31により集音された送話音声を変調処理する機能、受話音声を復調処理してスピーカ32から出力させる機能等を有する。
上記した構成では、ナビゲーションモジュール3において、制御部18は、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったと判定すると、ナビゲーションモジュール3を電源オフから電源オンへ切換える。そして、制御部18は、ナビゲーションモジュール3を電源オフから電源オンへ切換えた直後に探索信号をBT接続部19から送信させ、予めBT通信相手として登録されている機器(例えば最大で5台の機器)を探索する。ここで、携帯電話機4がナビゲーションモジュール3のBT通信相手として登録されている機器であり、その携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれており、BT接続部19により形成されているBT通信圏内に位置していると、携帯電話機4は、ナビゲーションモジュール3からの探索信号を受信し、探索信号を受信したことに対する応答である探索応答信号をナビゲーションモジュール3へ送信する。
ナビゲーションモジュール3において、制御部18は、携帯電話機4からの探索応答信号をBT接続部19により受信したと判定すると、BT通信回線をBT接続部19とBT接続部26との間で接続させるBT通信回線接続処理を開始し、BT通信回線接続処理を正常に終了してBT通信回線の接続に成功したと判定すると、HFPをBT接続部19とBT接続部26との間で接続させるHFP接続処理を開始し、HFP接続処理を正常に終了してHFPの接続に成功したと判定すると、HFPの接続を継続する。このようにしてHFPをBT接続部19とBT接続部26との間で接続している状態で通信網から携帯電話機4への音声着信が発生すると、音声着信通知信号がBT接続部26からBT接続部19へ送信され、音声着信画面が表示部29に表示されたり音声着信音がスピーカ32から出力されたりし、通信網から携帯電話機4への音声着信がナビゲーションモジュール3からユーザへ報知される。
又、制御部18は、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったと判定すると、ナビゲーションモジュール3を電源オンから電源オフへ切換え、BT接続部19とBT接続部26との間で接続させているHFPを切断させるHFP切断処理を開始する。
一方、データ通信モジュール2において、制御部5は、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったと判定すると、データ通信モジュール2を電源オフから電源オンへ切換える。そして、制御部5は、データ通信モジュール2を電源オフから電源オンへ切換えた直後に探索信号をBT接続部6から送信させ、予めBT通信相手として登録されている機器(例えば最大で5台の機器)を探索する。ここで、携帯電話機4がデータ通信モジュール2のBT通信相手として登録されている機器であり、その携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれており、BT接続部6により形成されているBT通信圏内に位置していると、携帯電話機4は、データ通信モジュール2からの探索信号を受信し、探索信号を受信したことに対する応答である探索応答信号をデータ通信モジュール2へ送信する。
データ通信モジュール2において、制御部5は、携帯電話機4からの探索応答信号をBT接続部6により受信したと判定すると、その直後にBT通信回線をBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるBT通信回線接続処理を開始するのではなく、第1所定時間(詳しくは後述する)が経過した後にBT通信回線接続処理を開始する。そして、制御部5は、BT通信回線接続処理を正常に終了してBT通信回線の接続に成功したと判定すると、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるSPP接続処理を開始する。
ここで、上記した第1所定時間について説明する。第1所定時間は、データ通信モジュール2のBT接続部6が行うSPP接続処理とナビゲーションモジュール3のBT接続部19が行うHFP接続処理との衝突を未然に回避するための時間である。即ち、上記したようにナビゲーションモジュール3とデータ通信モジュール2との双方がACCスイッチ15のオン/オフに連動して電源オン/オフする構成では、ナビゲーションモジュール3とデータ通信モジュール2とが電源オフから電源オンへ同時に切換わる。
この場合、ナビゲーションモジュール3が電源オフから電源オンへ切換わった直後にBT接続部19がHFP接続処理を開始することから、データ通信モジュール2が電源オフから電源オンへ切換わった直後にBT接続部6がSPP接続処理を開始してしまうと、BT接続部19が行うHFP接続処理とBT接続部6が行うSPP接続処理とが衝突することになる。このような事情から、本実施形態では、データ通信モジュール2が電源オフから電源オンへ切換わった直後にBT接続部6がSPP接続処理を開始するのではなく、データ通信モジュール2が電源オフから電源オンへ切換わってから第1所定時間が経過した後にBT接続部6がSPP接続処理を開始する。
第1所定時間は、ナビゲーションモジュール3が電源オフから電源オンへ切換わったことでHFP接続処理を開始することに伴い、そのHFP接続処理を正常に終了するのを待機する電源オン時待機時間であり、
第1所定時間=登録デバイス数×1デバイスに対する探索時間(ページ時間)+プロファイル接続処理時間
の計算式により求める時間である。登録デバイス数は、ナビゲーションモジュール3のBT通信相手として登録されている機器(デバイス)の台数であり、例えば最大で「5」である。1デバイスに対する探索時間は、探索する対象のデバイスがBT通信圏内に存在するか否かを判定する時間(BTの通信規格では5.12[秒]が規定されている)である。プロファイル接続処理時間は、ナビゲーションモジュール3のBT接続部19がプロファイルを接続するプロファイル接続処理を開始してから正常に終了するまでに要する時間であり、接続するプロファイル数に依存する。
即ち、ナビゲーションモジュール3が電源オン時(電源オフから電源オンへの切換時)に例えばHFPだけを接続する仕様であれば、プロファイル接続処理はHFPを接続するのに要する時間であり、ナビゲーションモジュール3が電源オン時に例えばHFPとPBAP((Phone Book Access Profile)電話帳データの転送を規定するプロファイル)とを接続する仕様であれば、プロファイル接続処理はHFPを接続するのに要する時間とPBAPを接続するのに要する時間との和である。尚、プロファイル接続処理時間はプロファイル毎に異なる値でも良い。
又、データ通信モジュール2において、制御部5は、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったと判定すると、データ通信モジュール2を電源オンから電源オフへ切換える。そして、制御部5は、データ通信モジュール2を電源オンから電源オフへ切換えた直後に探索信号をBT接続部6から送信させ、予めBT通信相手として登録されている機器(例えば最大で5台の機器)を探索する。ここでも、携帯電話機4がデータ通信モジュール2のBT通信相手として登録されている機器であり、その携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれており、BT接続部6により形成されているBT通信圏内に位置していると、携帯電話機4は、データ通信モジュール2からの探索信号を受信し、探索信号を受信したことに対する応答である探索応答信号をデータ通信モジュール2へ送信する。
データ通信モジュール2において、制御部5は、携帯電話機4からの探索応答信号をBT接続部6により受信したと判定すると、その直後にBT通信回線をBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるBT通信回線接続処理を開始するのではなく、第2所定時間(詳しくは後述する)が経過した後にBT通信回線接続処理を開始する。そして、制御部5は、BT通信回線接続処理を正常に終了してBT通信回線の接続に成功したと判定すると、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるSPP接続処理を開始する。
ここで、上記した第2所定時間について説明する。第2所定時間は、データ通信モジュール2のBT接続部6が行うSPP接続処理とナビゲーションモジュール3のBT接続部19が行うHFP切断処理との衝突を未然に回避するための時間である。即ち、ナビゲーションモジュール3が電源オンから電源オフへ切換わった直後にBT接続部19がHFP切断処理を開始することから、データ通信モジュール2が電源オンから電源オフへ切換わった直後にBT接続部6がSPP接続処理を開始してしまうと、BT接続部19が行うHFP切断処理とBT接続部6が行うSPP接続処理とが衝突することになる。このような事情から、本実施形態では、データ通信モジュール2が電源オンから電源オフへ切換わった直後にBT接続部6がSPP接続処理を開始するのではなく、データ通信モジュール2が電源オンから電源オフへ切換わってから第2所定時間が経過した後にBT接続部6がSPP接続処理を開始する。
第2所定時間は、ナビゲーションモジュール3が電源オンから電源オフへ切換わったことでHFP切断処理を開始することに伴い、そのHFP切断処理を正常に終了するのを待機する電源オフ時待機時間であり、
第2所定時間=プロファイル切断処理時間
である。プロファイル切断処理時間は、ナビゲーションモジュール3のBT接続部19が接続中のプロファイルを切断するプロファイル切断処理を開始してから正常に終了するまでに要する時間であり、切断するプロファイル数に依存する。即ち、ナビゲーションモジュール3が電源オフ時(電源オンから電源オフへの切換時)に例えば接続中のHFPだけを切断する仕様であれば、プロファイル切断処理時間は接続中のHFPを切断するのに要する時間であり、ナビゲーションモジュール3が電源オフ時に例えば接続中のHFPとMAP((Message Access Profile)電子メールデータの転送を規定するプロファイル)とを切断する仕様であれば、プロファイル切断処理時間は接続中のHFPを切断するのに要する時間とMAPを切断するのに要する時間との和である。尚、プロファイル切断処理時間もプロファイル毎に異なる値でも良い。
上記したようにナビゲーションモジュール3が例えば車両が製造工場にて製造される段階で標準装備として実装され、データ通信モジュール2が例えば車両が製造工場から出荷されてユーザに購入された段階でオプション装備として実装されるものであり、即ち、先にナビゲーションモジュール3が実装され、後からデータ通信モジュール2が実装されることから、データ通信モジュール2が実装される段階では、ナビゲーションモジュール3の登録デバイス数、ナビゲーションモジュール3が電源オン時に何れのプロファイルを接続するか、ナビゲーションモジュール3が電源オフ時に何れのプロファイルを切断するか等の情報をユーザ(車両の所有者、データ通信モジュール2の取付作業を行う作業者等)が把握可能である。このような事情から、ユーザが当該把握している情報に基づいて該当する数値を操作装置13により入力することで、第1所定時間及び第2所定時間を制御部5に設定可能である。
又、データ通信モジュール2において、制御部5は、ナビゲーションモジュール3が電源オフから電源オンへ切換わるタイミング及び電源オンから電源オフへ切換わるタイミングを直接的に判定不可能であるが、上記したようにナビゲーションモジュール3とデータ通信モジュール2との双方がACCスイッチ15のオン/オフに連動して電源オン/オフする構成であることから、ACCスイッチ15から車両LAN14を通じて車両LANIF部10へ入力されたACC信号に基づいてナビゲーションモジュール3が電源オフから電源オンへ切換わるタイミング及び電源オンから電源オフへ切換わるタイミングを間接的に判定する。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図8を参照して説明する。図2はデータ通信モジュール2の制御部5が実行する処理をフローチャートにより示している。尚、ここでは、SPP(一の所定通信プロトコル、データ通信プロトコル)を接続するSPP接続処理が一の接続処理に相当し、HFP(別の所定通信プロトコル、ハンズフリー通信プロトコル)を接続するHFP接続処理が別の接続処理に相当し、HFPを切断するHFP切断処理が切断処理に相当する。
又、運転中のハンズフリー通話が可能となるようにナビゲーションモジュール3が電源オンしている期間でHFPを携帯電話機4との間で接続するように、ナビゲーションモジュール3が電源オンを契機としてHFP接続処理を開始し、ナビゲーションモジュール3が電源オフを契機としてHFP切断処理を自動的に開始するように設定されている。又、運転開始前(乗車直後)のデータ通信(データ通信モジュール2から携帯電話機4への運転開始前の車両データのアップロード)が可能となるようにデータ通信モジュール2が電源オンを契機としてSPP接続処理を自動的に開始し、車両データのアップロード終了後にSPP切断処理を自動的に開始するように設定されており、運転終了後(降車直前)のデータ通信(データ通信モジュール2から携帯電話機4への運転終了後の車両データのアップロード)が可能となるようにデータ通信モジュール2が電源オフを契機としてSPP接続処理を自動的に開始し、車両データのアップロード終了後にSPP切断処理を自動的に開始するように設定されていることを前提とする。
データ通信モジュール2において、制御部5は、車両に実装されている状態(車両LAN14を通じてACCスイッチ15と接続され且つ電源ライン16を通じて車両バッテリ17と接続されている状態)では、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったか否かを判定(監視)していると共に、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったか否かを判定(監視)している(ステップS1、S2)。
制御部5は、データ通信モジュール2を低消費電力動作状態で動作中に例えばユーザがキーをキーシリンダに挿入してオフ位置からIG(イグニッション)位置まで回動したことで、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったと判定すると(ステップS1にて「YES」)、データ通信モジュール2を低消費電力動作状態から通常動作状態へ切換え、通常動作状態で動作させる(ステップS3)。
次いで、制御部5は、BT通信回線を携帯電話機4との間で接続可能であるか否かを判定する(ステップS4)。即ち、制御部5は、探索信号をBT接続部6から送信させ、予めBT通信相手として登録されている機器を探索する。そして、制御部5は、携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれており、携帯電話機4からの探索応答信号をBT接続部6により受信したと判定すると、BT通信回線を携帯電話機4との間で接続可能であると判定し(ステップS4にて「YES」)、第1所定時間(電源オン時待機時間)を計時するタイマを開始し(ステップS5)、第1所定時間の計時がタイムアップしたか否かを判定する(ステップS6)。
制御部5は、第1所定時間の計時がタイムアップしたと判定すると(ステップS6にて「YES」)、BT通信回線をBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるBT通信回線接続処理を開始し、BT通信回線接続処理を正常に終了してBT通信回線の接続に成功したと判定すると、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるSPP接続処理を開始する(ステップS7)。
ここで、携帯電話機4は、データ通信モジュール2からのSPP接続要求信号を受信した時点でナビゲーションモジュール3との間でHFP接続処理を正常に終了してHFP接続済みであると、BT接続部26がマルチポイント接続可能な仕様であれば、データ通信モジュール2からのSPPの接続要求を許可するSPP接続許可信号を送信し(図3参照)、一方、BT接続部26がマルチポイント接続不可能な仕様であれば、データ通信モジュール2からのSPPの接続要求を拒否するSPP接続拒否信号を送信する(図4参照)。
制御部5は、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPP接続処理を開始した後に、携帯電話機4からSPP接続許可信号をBT接続部6により受信したと判定し、SPP接続処理を正常に終了した(SPP接続処理に成功した)と判定すると(ステップS8にて「YES」)、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続済みであるSPP接続済み状態へ移行し、BT接続部6とBT接続部26との間でデータ通信可能状態へ移行する。即ち、ナビゲーションモジュール3と携帯電話機4との間でハンズフリー可能状態となり、データ通信モジュール2と携帯電話機4との間でデータ通信可能となる(ステップS9)。
一方、制御部5は、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPP接続処理を開始した後に、携帯電話機4からSPP接続拒否信号をBT接続部6により受信したと判定し、SPP接続処理を正常に終了しなかった(SPP接続処理に失敗した)と判定すると(ステップS8にて「NO」)、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続済みであるSPP接続済み状態へ移行することなく、BT接続部6とBT接続部26との間でデータ通信可能状態へ移行しない。即ち、ナビゲーションモジュール3と携帯電話機4との間でハンズフリー可能状態となるが、データ通信モジュール2と携帯電話機4との間でデータ通信可能状態とならない(ステップS10)。
即ち、BT通信システム1では、図5に示すように、ナビゲーションモジュール3が電源オンした直後にHFP接続処理を開始すると同時にデータ通信モジュール2が電源オンした直後にSPP接続処理を開始する構成では、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかに拘らず、携帯電話機4がHFP接続拒否信号をナビゲーションモジュール3へ送信すると共にSPP接続拒否信号をデータ通信モジュール2へ送信し、ハンズフリー機能及びデータ通信機能の何れも提供することができない。
又、図6に示すように、データ通信モジュール2が電源オンした直後にSPP接続処理を開始するが、ナビゲーションモジュール3が電源オンした直後から所定時間が経過した後にHFP接続処理を開始する構成では、携帯電話機4がマルチポイント接続不可能な仕様であると、携帯電話機4がHFP接続拒否信号をナビゲーションモジュール3へ送信し、ハンズフリー機能よりも優先順位が下位のデータ通信機能を提供することができるが、データ通信機能よりも優先順位が上位のハンズフリー機能を提供することができない。
このような事情を考慮し、本実施形態では、図3及び図4に示すように、ナビゲーションモジュール3が電源オンした直後にHFP接続処理を開始する一方で、データ通信モジュール2が電源オンした直後から第1所定時間が経過した後にSPP接続処理を開始する構成とすることで、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であると、ハンズフリー機能及びデータ通信機能の何れも提供することができ、又、携帯電話機4がマルチポイント接続不可能な仕様であったとしても、ハンズフリー機能よりも優先順位が下位のデータ通信機能を提供することができないが、データ通信機能よりも優先順位が上位のハンズフリー機能を提供することができる。要するに、優先順位が上位のプロファイルの接続処理を実行中の期間を避けて、優先順位が下位のプロファイルの接続処理を開始することで、優先順位が上位のプロファイルによる機能を確実に提供させることができる。
又、制御部5は、データ通信モジュール2を通常動作状態で動作中に例えばユーザがキーシリンダに挿入されているキーをIG位置からオフ位置まで回動したことで、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わったと判定すると(ステップS2にて「YES」)、データ通信モジュール2を通常動作状態から低消費電力動作状態へ切換え、低消費電力動作状態で動作させる(ステップS11)。
次いで、制御部5は、BT通信回線を携帯電話機4との間で接続可能であるか否かを判定する(ステップS12)。即ち、制御部5は、探索信号をBT接続部6から送信させ、予めBT通信相手として登録されている機器を探索する。そして、制御部5は、携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれており、携帯電話機4からの探索応答信号をBT接続部6により受信したと判定すると、BT通信回線を携帯電話機4との間で接続可能であると判定し(ステップS12にて「YES」)、第2所定時間(電源オフ時待機時間)を計時するタイマを開始し(ステップS13)、第2所定時間の計時がタイムアップしたか否かを判定する(ステップS14)。
制御部5は、第2所定時間の計時がタイムアップしたと判定すると(ステップS14にて「YES」)、BT通信回線をBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるBT通信回線接続処理を開始し、BT通信回線接続処理を正常に終了してBT通信回線の接続に成功したと判定すると、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続させるSPP接続処理を開始する(ステップS15)。
ここで、携帯電話機4は、データ通信モジュール2からのSPP接続要求信号を受信した時点でナビゲーションモジュール3との間でHFP切断処理を正常に終了してHFP切断済みであると、BT接続部26がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかに拘らず、データ通信モジュール2からのSPPの接続要求を許可するSPP接続許可信号を送信する(図7参照)。
制御部5は、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPP接続処理を開始した後に、携帯電話機4からSPP接続許可信号をBT接続部6により受信したと判定し、SPP接続処理を正常に終了したと判定すると(ステップS16にて「YES」)、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続済みであるSPP接続済み状態へ移行し、BT接続部6とBT接続部26との間でデータ通信可能状態へ移行する。即ち、データ通信モジュール2と携帯電話機4との間でデータ通信可能となる(ステップS17)。
一方、制御部5は、SPP接続要求信号をBT接続部6から送信させ、SPP接続処理を開始した後に、携帯電話機4からSPP接続拒否信号をBT接続部6により受信したと判定し、SPP接続処理を正常に終了しなかったと判定すると(ステップS16にて「NO」)、SPPをBT接続部6とBT接続部26との間で接続済みであるSPP接続済み状態へ移行することなく、BT接続部6とBT接続部26との間でデータ通信可能状態へ移行しない。即ち、データ通信モジュール2と携帯電話機4との間でデータ通信可能とならない(ステップS18)。
即ち、BT通信システム1では、図8に示すように、ナビゲーションモジュール3が電源オフした直後にHFP切断処理を開始すると同時にデータ通信モジュール2が電源オフした直後にSPP接続処理を開始する構成では、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかに拘らず、携帯電話機4がSPP接続拒否信号をデータ通信モジュール2へ送信し、データ通信機能を提供することができない。
このような事情を考慮し、本実施形態では、図7に示すように、ナビゲーションモジュール3が電源オフした直後にHFP切断処理を開始する一方で、データ通信モジュール2が電源オフした直後から第2所定時間が経過した後にSPP接続処理を開始する構成とすることで、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかに拘らず、データ通信機能を提供することができる。要するに、何れかのプロファイルの切断処理を実行中の期間を避けて、何れか別のプロファイルの接続処理を開始することで、何れか別のプロファイルによる機能を確実に提供させることができる。
ところで、以上は、HFP及びSPPを接続する場合を説明したが、HFP及びSPPを接続する場合に限らず、MAP、PBAP、インターネットへのダイヤルアップ接続を規定するDUN(Dial-up Networking Profile)、電話帳データの転送を規定するOPP(Object Push Profile)、音楽データの転送を規定するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)やAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)等を接続する場合も同様である。即ち、BT通信システム1として、優先順位が上位のプロファイルの接続を妨害しないように(接続に成功するように)、優先順位が下位のプロファイルを接続する構成であれば、どのようなプロファイルを組み合わせても良い。尚、プロファイルの優先順位は例えばユーザが設定可能であっても良いし、モジュールが車両に実装された順序にしたがって設定されても良い。又、接続処理の対象となるプロファイル数や切断処理の対象となるプロファイル数が複数であっても良い。
又、以上は、データ通信モジュール2及びナビゲーションモジュール3の2台のデバイスが1台の携帯電話機4に対してプロファイルの接続要求を行う場合を説明したが、3台以上のデバイスが1台の携帯電話機4に対してプロファイルの接続要求を行う場合も同様である。例えばデバイスA、デバイスB、デバイスCの3台のデバイスが1台の携帯電話機4に対してプロファイルの接続要求を行う場合であり、3台のデバイスA〜Cの電源オン時にデバイスAがプロファイル接続処理を開始するまでに待機する第1所定時間は、
第1所定時間={デバイスBにおける登録デバイス数×1デバイスに対する探索時間+デバイスBがプロファイルを接続するのに要するプロファイル接続処理時間}+{デバイスCにおける登録デバイス数×1デバイスに対する探索時間+デバイスCがプロファイルを接続するのに要するプロファイル接続処理時間}
の計算式により求めることができる。
又、3台のデバイスA〜Cの電源オフ時にデバイスAがプロファイル接続処理を開始するまでに待機する第2所定時間は、
第2所定時間=デバイスBが接続中のプロファイルを切断するのに要するプロファイル切断処理時間+デバイスCが接続中のプロファイルを切断するのに要するプロファイル切断処理時間
の計算式により求めることができる。
又、以上は、携帯電話機4が電源オンで車両に持込まれた後にACCスイッチ15がオフからオンへ切換わったりオンからオフへ切換わったりする場合を説明したが、ACCスイッチ15がオフからオンへ切換わった直後に携帯電話機4が電源オフから電源オンへ切換わったり、ACCスイッチ15がオンからオフへ切換わった直後に携帯電話機4が電源オフから電源オンへ切換わったりした場合も同様である。
以上に説明したように本実施形態によれば、データ通信モジュール2において、ナビゲーションモジュール3が携帯電話機4との間でHFPを接続するHFP接続処理の実行中の期間を避けて、SPPを携帯電話機4との間で接続するSPP接続処理を開始するようにしたので、SPP接続処理をHFP接続処理と衝突することなく行うことができる。これにより、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であれば、HFPによるハンズフリー機能を提供させながらSPPによるデータ通信機能を提供することができ、一方、携帯電話機4がマルチポイント接続不可能な仕様であっても、データ通信機能よりも優先順位が上位のハンズフリー機能を提供させることができる。
又、データ通信モジュール2において、ナビゲーションモジュール3が携帯電話機4との間で接続中のHFPを切断するHFP切断処理の実行中の期間を避けて、SPPを携帯電話機4との間で接続するSPP接続処理を開始するようにしたので、SPP接続処理をHFP切断処理と衝突することなく行うことができる。これにより、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかに拘らず、SPPによるデータ通信機能を提供することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
近距離無線通信装置は、車両に実装されるモジュールに限らず、車両に実装されない装置であっても良い。即ち、データ通信モジュール2及びナビゲーションモジュール3に代えて車両に実装されない装置を採用しても良く、携帯電話機4に代えて車両に実装されない装置とBT通信可能な装置を採用しても良い。
第1所定時間を求める際にナビゲーションモジュール3のBT通信相手として登録されている機器の台数が不明であれば、登録デバイス数を登録可能な最大数として第1所定時間を求めるようにしても良い。
データ通信モジュール2において、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であるか接続不可能な仕様であるかの情報を記憶しておき、携帯電話機4がマルチポイント接続可能な仕様であれば、第1所定時間が経過した後にSPP接続処理を開始し、一方、携帯電話機4がマルチポイント接続不可能な仕様であれば、第1所定時間が経過した後にSPP接続処理を開始しないようにしても良い。
データ通信モジュール2がSPP接続処理を実行中に、データ通信モジュール2がSPP接続処理を実行中であることを携帯電話機4の表示部29やスピーカ32からユーザへ報知するようにしても良い。
図面中、1はBT通信システム(近距離無線通信システム)、2はBT対応データ通信モジュール(近距離無線通信装置)、5は制御部(制御手段)、6はBT接続部(接続手段)、15はACCスイッチ(所定スイッチ)、19はBT接続部(別の接続手段)、26はBT接続部(通信相手側接続手段)、29は表示部(報知手段)である。

Claims (12)

  1. 一の所定通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能な接続手段と、
    一の所定通信プロトコルを前記接続手段と前記通信相手側接続手段との間で接続させる一の接続処理を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一の所定通信プロトコルとは異なる別の所定通信プロトコルが前記接続手段とは異なる別の接続手段と前記通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続される別の接続処理が開始されてから第1所定時間が経過したと判定した以降に前記一の接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置。
  2. 請求項1に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、前記別の接続手段が近距離無線通信回線を接続可能な通信相手側接続手段の数と一通信相手側接続手段に対する探索時間との積と前記別の接続処理が開始されてから正常に終了されるまでに要する接続処理時間との和を前記第1所定時間とすることを特徴とする近距離無線通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、前記接続手段と前記通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったと判定したことを契機として、別の接続処理が開始されたと判定し、前記別の接続処理が開始されてから前記第1所定時間が経過したと判定した以降に前記一の接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置。
  4. 請求項3に記載した近距離無線通信装置において、
    前記接続手段及び前記別の接続手段は、車両に実装されている所定スイッチのオン/オフに連動して近距離無線通信回線を接続可能/接続不可能に構成され、
    前記制御手段は、前記所定スイッチがオフからオンへ切換わったと判定したことを契機として、前記接続手段と前記通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続不可能な状態から接続可能な状態へ切換わったと判定することを特徴とする近距離無線通信装置。
  5. 請求項1からの何れか一項に記載した近距離無線通信装置において、
    前記接続手段は、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて前記通信相手側接続手段との間で接続可能であり、
    前記制御手段は、ハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが前記別の接続手段と前記通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続されるハンズフリー通信プロトコル接続処理が開始されてから第1所定時間が経過したと判定した以降に前記データ通信プロトコルを前記接続手段と前記通信相手側接続手段との間で接続させるデータ通信プロトコル接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載した近距離無線通信装置と、
    記制御手段が前記一の接続処理を実行中の期間で、前記制御手段が前記一の接続処理を実行中であることを報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする近距離無線通信システム
  7. 一の所定通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて通信相手側接続手段との間で接続可能な接続手段と、
    一の所定通信プロトコルを前記接続手段と前記通信相手側接続手段との間で接続させる接続処理を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一の所定通信プロトコルとは異なり前記接続手段とは異なる別の接続手段と前記通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続中の別の所定通信プロトコルが切断される切断処理が開始されてから第2所定時間が経過したと判定した以降に前記接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置
  8. 請求項7に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、前記切断処理が開始されてから正常に終了されるまでに要する切断処理時間を前記第2所定時間とすることを特徴とする近距離無線通信装置。
  9. 請求項7又は8に記載した近距離無線通信装置において、
    前記制御手段は、前記接続手段と前記通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能な状態へ切換わったと判定したことを契機として、前記切断処理が開始されたと判定し、前記切断処理が開始されてから前記第2所定時間が経過したと判定した以降に前記接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置。
  10. 請求項9に記載した近距離無線通信装置において、
    前記接続手段及び前記別の接続手段は、車両に実装されている所定スイッチのオン/オフに連動して近距離無線通信回線を接続可能/接続不可能に構成され、
    前記制御手段は、前記所定スイッチがオンからオフへ切換わったと判定したことを契機として、前記接続手段と前記通信相手側接続手段とが両者の間で近距離無線通信回線を接続可能な状態から接続不可能な状態へ切換わったと判定することを特徴とする近距離無線通信装置。
  11. 請求項7から10の何れか一項に記載した近距離無線通信装置において、
    前記接続手段は、データ通信機能を提供するデータ通信プロトコルを近距離無線通信回線を通じて前記通信相手側接続手段との間で接続可能であり、
    前記制御手段は、前記別の接続手段と前記通信相手側接続手段との間で近距離無線通信回線を通じて接続中のハンズフリー機能を提供するハンズフリー通信プロトコルが切断される切断処理が開始されてから第2所定時間が経過したと判定した以降に前記データ通信プロトコルを前記接続手段と前記通信相手側接続手段との間で接続させるデータ通信プロトコル接続処理を開始することを特徴とする近距離無線通信装置。
  12. 請求項7から11の何れか一項に記載した近距離無線通信装置
    記制御手段が前記接続処理を実行中の期間で、前記制御手段が前記接続処理を実行中であることを報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする近距離無線通信システム
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