JP5320159B2 - 自動ねじ締め機 - Google Patents

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本発明は、モータの駆動により発生する漏洩電流、並びにその漏洩電流対策を施した弊害として発生する静電気によるワークの電気的破壊を防止する自動ねじ締め機に関する。
従来から、インバータ駆動の自動ねじ締め機においては、搭載されているモータから高調波電流が発生する。このような自動ねじ締め機を用いて、微弱な電気信号を扱う電子部品などのワークにねじを締付けた場合、高調波電流がモータの駆動軸およびねじを通じて当該ワークに流れて、当該電子回路や電子部品を破壊してしまう問題がった。このような問題に鑑みて、特許文献1(特開2005−130575号公報)に示すノイズフィルタがインバータ駆動の自動ねじ締め機には取り付けられている。このノイズフィルタによれば、高調波電流が抑制されるので、前述のような問題を低減することができる。
しかし、前記ノイズフィルタは高価なものであり、当該ノイズフィルタを備える自動ねじ締め機はコスト面において問題を有していた。そこで、ねじ締め機本体内部への漏電対策を、安価に実現した自動ねじ締め機としては、特許文献2(特開2004−249424号公報)に示すものがある。この自動ねじ締め機は、モータとねじ締め機本体を分離し、かつ当該ねじ締め機本体が絶縁部材で覆われている。そのため、ねじ締め機本体へ前記高調波電流等が流入することは皆無となり、前述した問題は発生しない。
特開2005−130575号公報 特開2004−249424号公報
しかしながら、ねじ締め機本体を絶縁体で覆う構成では、当該本体内部に収納された伝達軸等の回転により静電気が発生する。この静電気が伝達軸の周囲に帯電した状態で、ビット先端にねじを吸着させて当該ねじを締付けると、静電気がドライバビットおよびねじを通じて被締結物に流れてしまうため、結局、前述のような問題を引き起こしてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、ノイズフィルタを備えずとも、モータからの漏洩電流および静電気による電子部品等のワークの破壊を防止する自動ねじ締め機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題に鑑みて創成されたものであり、ハウジングと、このハウジングに支持されるモータと、このモータの駆動軸に連結して当該モータの駆動を回転伝達するとともに、当該ハウジングに収納される伝達軸と、この伝達軸に連結するビットとを備える自動ねじ締め機において、前記モータをアース接続するとともに、モータとハウジング、並びにモータの駆動軸と伝達軸とを絶縁部材で絶縁させる一方、当該ハウジングとモータとを抵抗器を介して電気的に導通させたことを特徴とする。
本発明によれば、モータとハウジング、並びにモータの駆動軸と伝達軸とが絶縁されているので、モータからの漏れ電流が伝達軸を通じてワークに流れず、ワークの電気的破壊を防止することができる。しかも、モータを電気的に絶縁することによる弊害として、ハウジング内部には伝達軸の回転により静電気が発生する、しかし、モータとハウジングとは抵抗器を介して電気的に導通させてあるので、当該静電気はモータに接続されたアースを通じてグランドに放電される。従って、静電気が被締結物に流入しないので、被締結物の電気的破壊を防止することができる。一方、モータの駆動軸の回転により静電気が発生し、ハウジング側の電位の状況によってはこれが伝達軸側に流れる可能性もある。しかし、当該静電気は抵抗器を介して流入するので適正値となり、ワークを電気的破壊するような状態では流入せず、ワークが電気的に破壊させることはない。
本発明の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は自動ねじ締め機であり、ハウジング2と、このハウジング2に支持されるインバータモータ3を有している。これらハウジング2とインバータモータとは樹脂製の第一絶縁部材4で絶縁されており、インバータモータ3の駆動により生じる漏洩電流(高調波電流)がハウジング2に流れないように構成されている。
前記インバータモータ3は駆動軸3aを有しており、この駆動軸3aには第二絶縁部材5を介して伝達軸6が一体に回転可能に連結されている。この伝達軸6は、ハウジング2に収納されるとともに、ハウジング2に取付けられたベアリング9に軸支されている。さらに、この伝達軸6の先端には、ねじの十字駆動穴に連結可能な先端形状を成すビット7が当該伝達軸6と一体に回転可能に連結されている。このように、駆動軸3aと回転軸6が樹脂製の絶縁部材5を介して連結される構成により、インバータモータ3の駆動により生じる漏洩電流が伝達軸6およびビット7に流れないようになっている。
前記インバータモータ3は、アース線を内蔵する電源コード(図示せず)を有しており、グランド(GND)にアース接続されている。また、インバータモータ3と前記ハウジング2とは、抵抗器8を介して電気的に導通させてある。なお、この抵抗器8の抵抗値は、1KΩから5MΩに設定されるのが好ましい。
前述のように構成された自動ねじ締め機1においては、インバータモータ3が第一絶縁部材4および第二絶縁部材5により電気的に絶縁されているので、インバータモータ3から生じる漏洩電流がハウジング2あるいは伝達軸6を通じてビット7に流れないようになっている。従って、電子部品等のワークにねじを締付けても、漏洩電流がワークに流れず、アース線を通じて外部に放電されるので、ワークが電気的に破壊されることを防止する。
また、インバータモータ3を電気的に絶縁した構成による弊害として、ビット7の先端に吸着保持されたねじをワークに係合させる前であって、つまり自動ねじ締め機1が浮いた状態では、インバータモータ3の駆動軸3aあるいは伝達軸6に、これらの回転により生じる静電気が蓄積される。しかしながら、ハウジング2とインバータモータ3を電気的に導通させた構成ににより、伝達軸6の周囲に蓄積された静電気は、インバータモータ3、およびアース線を通じて外部に放電される。
一方、インバータモータ3の駆動軸3aの周囲に蓄積された静電気は、多くの場合、アース線を通じて外部に放電される。しかしながら、ハウジング2側の電位の状況によっては、当該インバータモータ3の周囲に蓄積された静電気がハウジング2側に流れ込み、これがビット7を通じてワークに流れる可能性もある。しかしながら、インバータモータ3とハウジング2とは抵抗器8を介して電気的に導通されているので、当該静電気は抵抗器8の作用により適正値になり、安定的にハウジング2に流れるので、ワークを電気的に破壊するような状態で流込まないようになっている。
以上のように、本発明の自動ねじ締め機1においては、インバータモータ3から生じる漏洩電流、並びにこの漏洩電流対策による弊害として生じる静電気、これら双方によるワークの電気的破壊を防止することが可能である。
1 自動ねじ締め機
2 ハウジング
3 インバータモータ
3a 駆動軸
4 第一絶縁部材
5 第二絶縁部材
6 伝達軸
7 ビット
8 抵抗器
9 ベアリング

Claims (1)

  1. ハウジングと、このハウジングに支持されるモータと、このモータの駆動軸に連結して当該モータの駆動を回転伝達するとともに、当該ハウジングに収納される伝達軸と、この伝達軸に連結するビットとを備える自動ねじ締め機において、
    前記モータをアース接続するとともに、モータとハウジング、並びにモータの駆動軸と伝達軸とを絶縁部材で絶縁させる一方、当該ハウジングとモータとを抵抗器を介して電気的に導通させたことを特徴とする自動ねじ締め機。
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