以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるテレビジョン受信装置の構成を示すブロック図である。このテレビジョン受信装置1は、アンテナ50、画像及び音声を再生する外部機器51及びネットワーク52に接続されている。
アンテナ50はテレビジョン放送の電波を取り込み、取り込んだ電波をテレビジョン受信装置1に出力する。外部機器51は、例えば、画像及び音声を再生するHDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、BD(Blu-ray Disc:登録商標)レコーダ等の再生装置であり、画像信号及び音声信号を含む画像音声信号をテレビジョン受信装置1に出力する。ネットワーク52は例えばLAN(Local Area Network)である。また、リモートコントローラ53は、使用者から各種指示を受け付け、受け付けた各種指示をテレビジョン受信装置1に赤外線信号で送信する。
テレビジョン受信装置1は、チューナ部10,11及び表示装置12を備えている。チューナ部10,11夫々は、アンテナ50を介してテレビジョン放送を受信し、受信したテレビジョン放送に係る画像音声信号を表示装置12に出力する。
表示装置12は、予め記憶してある画面レイアウトに従って後述の矩形状の表示部45に一又は複数の画面を設定して各画面に画像を表示するように構成してある。表示装置12は、表示部45に設定した一又は複数の画面夫々に、チューナ部10又は11が受信したテレビジョン放送に係る画像、外部機器51から受け付けた画像音声信号に係る画像、ネットワーク52から取得したウェブページに係る画像、又は、テレビジョン受信装置1の取扱説明書の画像等を表示する。
以下では、テレビジョン放送に係る画像を表示する画面をテレビジョン画面とし、外部機器51から出力される画像音声信号に係る画像を表示する画面をビデオ画面とする。更に、ネットワーク52から取得したウェブページに係る画像を表示する画面をブラウザ画面とし、予め記憶してある取扱説明書の画像を表示する画面を説明画面とする。
表示装置12は、リモートコントローラ53から赤外線信号を受光して、各種指示を受け付ける。表示装置12は、表示部45に一又は複数の画面を設定している状態で、リモートコントローラ53から、画面数を変更する指示、即ち、テレビジョン画面、ビデオ画面、ブラウザ画面又は説明画面の追加指示又は削減指示を受け付ける。
表示装置12は、ブラウザ画面の追加指示を除く追加指示又は削減指示を受け付けた場合、追加又は削減によって変更した数の画面を表示することが可能な一又は複数の画面レイアウトから、表示部45で使用している画面レイアウトとの類似度を示す値が所定値以上である画面レイアウトを選定する。ここで、類似度を示す値は類似度が高い程大きい。
表示装置12は、類似度を示す値が所定値以上の複数の画面レイアウトを選定した場合、表示部45に設定される一又は複数の画面夫々に表示する画像のアスペクト比を決定する。表示装置12は、チューナ部10,11及び外部機器51から入力される画像音声信号、ネットワーク52から取得した画像信号、並びに、予め記憶してある取扱説明書の画像データに含まれる画像情報と、使用者によって設定される後述の画像表示モードとからアスペクト比を決定する。アスペクト比は、矩形状に表示される画像の縦横比であり、横の長さを1とした場合の縦の長さで表される。
表示装置12は、選定した複数の画面レイアウト夫々について、決定したアスペクト比を用いて、表示部45の各画面において画像を表示する領域の面積を計算する。以下、画像を表示する領域を画像表示領域と記載する。表示装置12は、計算した面積を合計することによって、表示部45における画像表示領域の面積を計算する。表示装置12は、選定した複数の画面レイアウトの中で、表示部45における画像表示領域の面積が最も大きい画面レイアウトを選定する。表示装置12は、選定した画面レイアウトで表示部45に一又は複数の画面を設定し、設定した一又は複数の画面に画像を表示する。
表示装置12は、リモートコントローラ53から赤外線信号を受光して、ブラウザ画面を追加する指示を受け付けた場合、画面レイアウトの選定を停止し、ブラウザ画面を表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳する。重畳したブラウザ画面全体に画像が表示される。ブラウザ画面にはオブジェクトと、オブジェクトを選択するためのカーソルとが表示される。表示装置12は、カーソルを所定方向に移動することを指示する移動指示をリモートコントローラ53から受け付け、受け付けた移動指示に従ってカーソルを移動する。
ここで、移動指示が指示する所定方向は、表示部45に表示される画面の左方向、右方向、上方向又は下方向であるとする。
表示装置12は、移動指示を受け付ける都度、重畳しているブラウザ画面の画像表示領域を、カーソルが位置するオブジェクトが表示されるように計算する。表示装置12は、計算した画像表示領域が、表示部45においてブラウザ画面が画像を表示することが可能な領域(以下、表示可能領域と記載する。)を超えていない場合、計算した画像表示領域でブラウザ画面に画像を表示する。また、表示装置12は、計算した画像表示領域が表示可能領域を超えている場合、画像表示領域を表示可能領域内でカーソルが移動した方向に最大限拡大し、拡大した画像表示領域にカーソルが位置しているオブジェクトが示された画像を表示する。
表示装置12は、リモートコントローラ53からの指示によって、ブラウザ画面に表示されているオブジェクトの選択を受け付けた場合、重畳しているブラウザ画面を削除して、テレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面の追加と同様にしてブラウザ画面を表示部45が設定している一又は複数の画面に追加する。このとき、表示装置12は、追加又は削減によって変更した数の画面を表示することが可能な一又は複数の画面レイアウトから、表示に使用している画面レイアウトとの類似度を示す値、及び、ブラウザ画面の挿入位置に係る値の合計が所定値以上の画面レイアウトを選定する。
実施の形態1においては、ブラウザ画面をテレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面と同様に追加する場合、使用している画面レイアウトから、ブラウザ画面を表示部45のより右側に挿入した画面レイアウトに遷移した方が画面レイアウトの変化が使用者にとって自然である。このため、ブラウザ画面の挿入位置に係る値は、ブラウザ画面の挿入位置が表示部45の右側にある画面レイアウト程大きくなるように設定されている。
また、表示装置12は、リモートコントローラ53から、重畳しているブラウザ画面を削除する指示を受け付けた場合に、ブラウザ画面を削除する。
表示装置12は、制御部20、表示制御部21、受光部22、記憶部23、デコーダ24,25、取込部26,27,28、ブラウザ部29、レンダラ部30、スケーリング部31,32,33,34,35、情報抽出部36,37,38、補正部39,40,41,42,43、設定部44及び表示部45を有する。
制御部20は、テレビジョン画面、ブラウザ画面又は説明画面の追加指示又は削減指示を、受光部22を介してリモートコントローラ53から受け付ける。制御部20は、受け付けた追加指示に従って、チューナ部10又は11にテレビジョン放送に係る画像信号の受信を、ブラウザ部29にウェブページに係る画像信号の取得を、又は、レンダラ部30に取扱説明書の画像データの取得を指示する。また、制御部20は、取込部28からビデオ画面の追加指示又は削減指示を受け付ける。
制御部20は、受光部22及び取込部28から受け付けた追加指示又は削減指示を表示制御部21に通知する。
また、制御部20は、表示部45に設定してある一又は複数の画面にブラウザ画面が重畳されている場合、移動指示を受光部22から受け付け、受け付けた移動指示を表示制御部21及びブラウザ部29に出力する。
更に、制御部20は、受光部22からブラウザ画面に表示されているオブジェクトの選択の受付を示す通知を受け付け、受け付けた通知を表示制御部21及びブラウザ部29に出力する。制御部20は、表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳しているブラウザ画面の削除指示を受け付け、受け付けた削除指示を表示制御部21に出力する。
制御部20は、更に、テレビジョン画面又はビデオ画面が表示する画像の表示形式を示す画像表示モードを、受光部22を介してリモートコントローラ53から受け付ける。画像表示モードとして、ノーマルモード、スマートズームモード、ワイドモード、シネマモード又はフルモード等がある。
ノーマルモードはアスペクト比3/4の画像をそのまま表示するモードである。スマートズームモードは、アスペクト比3/4の画像を自然に拡大して表示するモードである。ワイドモードは、アスペクト比3/4の画像を画面全体で表示するモードである。シネマモードは、アスペクト比9/16又は他のアスペクト比で表示する映画用の画像を画面全体に表示するモードである。フルモードは、アスペクト比9/16から3/4に圧縮されている画像をアスペクト比9/16の画像に戻して画面全体に表示するモードである。
制御部20は、画像表示モードを受光部22から受け付けた場合、記憶部23が記憶している画像表示モードを、受け付けた画像表示モードに書き換える。
表示制御部21は、ブラウザ画面の追加指示を除く追加指示又は削除指示を受け付けた場合、追加指示又は削減指示に従って変更した数の画面を表示部45に設定するための画面レイアウトと、使用されている画面レイアウトとの類似度を示す値を記憶部23から読み出す。表示制御部21は、読み出した画面レイアウトから、使用している画面レイアウトとの類似度を示す値が所定値以上である画面レイアウトを選定する。更に、表示制御部21は、複数の画面レイアウトを選定した場合、表示部45に表示する画像のアスペクト比を決定する。
表示制御部21は、テレビジョン画面又はビデオ画面が表示する画像のアスペクト比を決定する場合、情報抽出部36、37又は38から、画像フォーマット情報、解像度情報又はアスペクト比情報を受け付ける。ここで、画像フォーマット情報は、480p(progressive)又は1080p等の画像フォーマットを示す。解像度情報は、解像度、例えば
1024×768を示す。アスペクト比情報は、チューナ部10,11若しくは外部機器51から出力された画像音声信号に含まれる画像信号によって指定されるアスペクト比を示す。
表示制御部21は、情報抽出部36、37又は38から受け付けた画像フォーマット情報、解像度情報又はアスペクト比情報に加えて、記憶部23が記憶している画像表示モードからテレビジョン画面又はビデオ画面に表示する画像のアスペクト比を決定する。
なお、表示制御部21は、情報抽出部36、37又は38から画像フォーマット情報、解像度情報、アスペクト比情報及び黒領域面積情報を受け付けて、テレビジョン画面又はビデオ画面に表示する画像のアスペクト比を決定する公知のオートワイド機能を有し、オートワイド機能によってアスペクト比を決定してもよい。ここで、黒領域、一の画面において画像を表示しない領域、即ち、画像表示領域以外の領域である領域であり、黒領域面積情報は黒領域の面積を示す情報である。
表示制御部21は、ブラウザ画面又は説明画面を表示する画像のアスペクト比を決定する場合、ブラウザ部29又はレンダラ部30からブラウザ画面又は説明画面に表示する画像の内容を示す内容情報を受け付け、受け付けた内容情報が示す内容に応じてアスペクト比を決定する。
前述した画像音声信号、画像信号及び画像データに含まれる画像情報は、画像フォーマット情報、解像度情報、アスペクト比情報及び内容情報の中の少なくとも1つを含む情報である。
表示制御部21は、選定した複数の画面レイアウト夫々について、決定したアスペクト比を用いて表示部45における画像表示領域の面積を計算する。表示制御部21は、表示部45に設定する画面レイアウトとして、画像表示領域の面積が最も大きい画面レイアウトに決定する。
表示制御部21は、選定した画面レイアウトの数が1であった場合、表示部45に設定する画面レイアウトを、選定した画面レイアウトに決定する。
表示制御部21は、テレビジョン放送に係る画像、外部機器51から出力される画像音声信号に係る画像、ネットワーク52から取得したウェブページに係る画像、又は、取扱説明書の画像データに係る画像の拡大又は縮小を、決定した画面レイアウトに合わせて行うようにスケーリング部31、32、33、34又は35に指示する。
また、表示制御部21は、表示部45に設定するための画面レイアウトを示す画面レイアウト情報を設定部44に出力する。表示制御部21は、設定部44に指示して表示部45に画面レイアウト情報が示す画面レイアウトに従って画面を表示部45に設定させ、各画面に画像を表示させる。
表示制御部21は、ブラウザ画面の追加指示を制御部20から受け付けた場合、画面レイアウトの選定を停止し、設定部44に指示してブラウザ画面を、表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳する。表示制御部21は、ブラウザ画面を重畳している状態で制御部20から移動指示を受け付けた場合、移動指示によって移動したカーソルが位置しているオブジェクトが表示されるようにブラウザ画面の画像表示領域を計算する。
表示制御部21は、ブラウザ画面の表示可能領域を記憶部23から読み出す。表示制御部21は、計算した画像表示領域が表示可能領域を超える場合、ブラウザ画面の画像表示領域を表示可能領域内でカーソルが移動した方向に最大限拡大した後、カーソルが位置しているオブジェクトが示されている画像をブラウザ画面に表示する。また、表示制御部21は、計算した画像表示領域が表示可能領域内に収まる場合、計算した画像表示領域でカーソルが位置しているオブジェクトが表示された画像を表示する。
表示制御部21は、ブラウザ画面に表示されているオブジェクトの選択の受付を示す通知を制御部20から受け付けた場合、重畳しているブラウザ画面を削除する。そして、表示制御部21は、ブラウザ画面を、テレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面と同様にして、表示部45に設定している一又は複数の画面に追加する。このとき、表示制御部21は、追加又は削減によって変更した数の画面を表示することが可能な一又は複数の画面レイアウトから、表示に使用している画面レイアウトとの類似度を示す値、及び、ブラウザ画面の挿入位置に係る値の合計が所定値以上の画面レイアウトを選定する。ブラウザ画面の挿入位置に係る値については、表示制御部21は記憶部23から読み出す。
また、表示制御部21は、表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳しているブラウザ画面を削除する指示を制御部20から受け付けた場合、重畳しているブラウザ画面を削除する。
受光部22は、赤外線信号を受光することによって、リモートコントローラ53からの指示又は選択を受け付け、受け付けた指示を制御部20に出力し、選択の受付を制御部20に通知する。受光部22が受け付ける指示は、テレビジョン画面、ブラウザ画面又は説明画面の追加指示及び削減指示、移動指示、並びに、表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳しているブラウザ画面の削除指示である。また、受光部22が受け付ける選択は、表示部45において一又は複数の画面に重畳しているブラウザ画面に表示されているオブジェクトの選択である。
記憶部23は、表示装置12の取扱説明書の画像データと、画像表示モードと、2画面、3画面及び4画面夫々の画面レイアウトとを記憶している。記憶部23は、2画面、3画面及び4画面夫々について複数の画面レイアウトを記憶している。記憶部23は、更に、1画面及び2画面、2画面及び3画面、並びに、3画面及び4画面の画面レイアウトの類似度を示す値と、ブラウザ画面の挿入位置に係る値と、画像表示モードとを記憶している。また、記憶部23は重畳されるブラウザ画面の表示可能領域も記憶している。記憶部23が記憶している内容は、制御部20、表示制御部21及びレンダラ部30によって読み出されたり、書き換えられたりする。
デコーダ24は、チューナ部10が出力した画像音声信号をデコードし、デコードした画像音声信号を取込部26に出力する。同様に、デコーダ25は、チューナ部11が出力した画像音声信号をデコードし、デコードした画像音声信号を取込部27に出力する。
取込部26は、デコーダ24が出力した画像音声信号から画像信号を取り込み、取り込んだ画像信号をスケーリング部31及び情報抽出部36に出力する。同様に、取込部27は、デコーダ25が出力した画像音声信号から画像信号を取り込み、取り込んだ画像信号をスケーリング部32及び情報抽出部37に出力する。
取込部28は、外部機器51が出力した画像音声信号から画像信号を取り込み、取り込んだ画像信号をスケーリング部33及び情報抽出部38に出力する。更に、取込部28は、外部機器51から画像音声信号を取り込んだ場合、ビデオ画面の追加指示を、外部機器51からの画像音声信号の入力が停止した場合に、ビデオ画面の削減指示を制御部20に出力する。
ブラウザ部29は、制御部20からウェブページに係る画像信号の取得を指示された場合、ウェブページに係る画像信号をネットワーク52から取得し、取得した画像信号に係る画像にカーソルを重畳し、重畳した画像に係る画像信号をスケーリング部34に出力する。また、ブラウザ部29は、制御部20から移動指示を受け付けた場合、移動指示に従って所定方向にカーソルを移動した画像に係る画像信号をスケーリング部34に出力する。
更に、ブラウザ部29は、カーソルが位置しているオブジェクトの選択の受付を示す通知を制御部20から受け付けた場合、選択されたオブジェクトが示すウェブページに係る画像信号をネットワーク52から取得する。ブラウザ部29は、取得した画像信号に係る画像にカーソルを重畳し、重畳した画像に係る画像信号をスケーリング部34に出力する。
レンダラ部30は、取扱説明書の画像データの取得を制御部20から指示された場合、記憶部23から取扱説明書の画像データを読み出し、読み出した取扱説明の画像データをスケーリング部35に出力する。
スケーリング部31、32及び33夫々は、取込部26、27及び28から画像信号を受け付け、表示制御部21から受け付けた拡大指示又は縮小指示に従って、受け付けた画像信号に係る画像の拡大又は縮小を行う。スケーリング部31、32及び33夫々は、拡大又は縮小を行った画像に係る画像信号を補正部39、40及び41に出力する。
同様に、スケーリング部34は、ブラウザ部29から画像信号を受け付け、表示制御部21から受け付けた拡大指示又は縮小指示に従って、受け付けた画像信号に係る画像の拡大又は縮小を行う。スケーリング部35は、レンダラ部30から画像データを受け付け、表示制御部21から受け付けた拡大指示又は縮小指示に従って、受け付けた画像データに係る画像の拡大又は縮小を行う。スケーリング部34及び35夫々は、拡大又は縮小を行った画像に係る画像信号を補正部42及び43に出力する。
情報抽出部36、37及び38夫々は、取込部26、27及び28から画像信号を受け付け、受け付けた画像信号から画像フォーマット情報、解像度情報及びアスペクト比情報の中の少なくとも1つを抽出し、抽出した情報を表示制御部21に出力する。
なお、表示制御部21がオートワイド機能を有する場合には、情報抽出部36、37及び38夫々は、画像フォーマット情報、解像度情報、アスペクト比情報及び黒領域面積情報を抽出し、抽出した情報を表示制御部21に出力する。
補正部39、40、41、42及び43夫々は、スケーリング部31、32、33、34及び35から画像信号を受け付け、受け付けた画像信号に係る画像の画質を補正し、画質を補正した画像に係る画像信号を設定部44に出力する。
設定部44は、表示制御部21から画面レイアウト情報を受け付ける。設定部44は、表示制御部21から画面の設定指示を受け付けた場合、受け付けた画面レイアウト情報が示す画面レイアウトに従って、表示部45に一又は複数の画面を設定し、各画面に補正部39、40、41、42又は43から受け付けた画像信号に係る画像を表示する。
表示部45は、液晶パネル又は有機ELパネル等であり、設定部44によって一又は複数の画面が設定され、設定された一又は複数の画面に画像を表示する。
図2は2画面の画面レイアウトを示す模式図である。図2には、2種類の画面レイアウトが示され、記憶部23に記憶されている。図2A及び図2B夫々には、画面レイアウト2a及び2bが示されている。表示部45に設定される一又は複数の画面は矩形状をなす。W及びH夫々は表示部45の横及び縦の長さであり、画面レイアウト2aにおける外枠の横及び縦夫々の長さである。同様に、W及びH夫々は、画面レイアウト2bと、後述の画面レイアウト3a,3b,・・・,3f,4a,4b,・・・,4vとにおける外枠の横及び縦の長さでもある。
画面レイアウト2aは、表示部45の左右に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト2aには、表示制御部21が画像表示領域の面積を計算するために用いられるパラメータとしてpが設けられている。画面レイアウト2aにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを示す。
画面レイアウト2bは、表示部45の上下に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト2bには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてqが設けられている。画面レイアウト2bにおいて、qは上側に設定される画面の縦の長さを示す。
図3は3画面の画面レイアウトを示す模式図である。図3には、6種類の画面レイアウトが示され、記憶部23に記憶されている。図3A,3B,・・・,3F夫々には、画面レイアウト3a,3b,・・・,3fが示されている。
画面レイアウト3aは、表示部45の左、右上及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3aには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp及びqが設けられている。画面レイアウト3aにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、qは右上に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト3bは、表示部45の左上、右上及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3bには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp及びqが設けられている。画面レイアウト3bにおいて、pは左上に設定される画面の横の長さを、qは左上及び右上に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト3cは、表示部45の左上、左下及び右に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3cには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp及びqが設けられている。画面レイアウト3cにおいて、p及びq夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さである。
画面レイアウト3dは、表示部45の上、左下及び右下に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3dには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp及びqが設けられている。画面レイアウト3dにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト3eは、表示部45の左側、中及び右側に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3eには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp及びrが設けられている。画面レイアウト3eにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、rは左側に設定される画面の左辺から中に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト3fは、表示部45の上、中及び下に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト3fには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてq及びsが設けられている。画面レイアウト3fにおいて、qは上側に設定される画面の縦の長さを、sは上側に設定される画面の上辺から中に設定される画面の下辺の長さを示す。
図4、図5、図6及び図7は4画面の画面レイアウトを示す模式図である。図4、図5、図6及び図7には、22種類の画面レイアウトが示され、記憶部23に記憶されている。図4A,図4B,・・・,図4F、図5A,図5B,・・・,図5F、図6A,図6B,・・・,図6F、図7A,図7B,・・・,図7D夫々には、画面レイアウト4a,4b,・・・,4vが示されている。
画面レイアウト4aは、表示部45の左上、右上、左下及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4aには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4aにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、q及びr夫々は左上に設定される画面の縦及び横の長さを示している。
画面レイアウト4bは、画面レイアウト4aと同様に、表示部45の左上、右上、左下及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4bは、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータを設ける箇所が画面レイアウト4aと異なっており、パラメータp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4bにおいて、p及びqは左上に設定される画面の横及び縦の長さを、sは右上に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト4cは、表示部45の左、中、右上及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4cには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4cにおいて、pは左側に設けられる画面の横の長さを、qは右上に設けられる画面の縦の長さを、rは左側に設けられる画面の左辺から中に設けられる画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4dは、表示部45の左、上中、右上及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4dには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4dにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、qは右上に設定される画面の縦の長さを、rは左側に儲かれる画面の左辺から上中に設けられる画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4eは、表示部45の左、上中、下中及び右夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4eには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4eにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、qは上中に設定される画面の縦の長さを、rは左側に設定される画面の左辺から右側に設定される画面の左辺までの長さを示している。
画面レイアウト4fは、表示部45の左、右上、下中及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4fには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4fにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、qは右上に設定される画面の縦の長さを、rは左側に設定される画面の左辺から下中に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4gは、表示部45の左、右上、右中及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4gには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4gにおいて、pは左側に設定される画面の横の長さを、qは右上に設定される画面の縦の長さを、sは右上に設定される画面の上辺から右中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4hは、表示部45の上、左下、右中及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4hには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4hにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを、sは上側に設定される画面の上辺から右中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4iは、表示部45の上、左中、右中及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4iには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4iにおいて、pは左中に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを、sは上側に設定される画面の上辺から下側に設定される画面の上辺までの長さを示している。
画面レイアウト4jは、表示部45の上、左中、左下及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4jには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4jにおいて、pは左中及び左下に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを、sは上側に設定される画面の上辺から左中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4kは、表示部45の上、中、左下及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4kには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4kにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを、sは上側に設定される画面の上辺から中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4lは、表示部45の上、左下、下中及び右下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4lには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4lにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、qは上側に設定される画面の縦の長さを、rは左下に設定される画面の左辺から下中に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4mは、表示部45の左上、上中、左下及び右夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4mには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設定されている。画面レイアウト4mにおいて、p及びq夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さを、rは左下の画面に設定される画面の横の長さを示している。
画面レイアウト4nは、表示部45の左上、左下、中及び右夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4nには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設定されている。画面レイアウト4nにおいて、pは左上及び左下に設定される画面の横の長さを、qは左上に設定される画面の縦の長さを、rは左上に設定される画面の左辺から中に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4oは、表示部45の左上、左下、下中及び右夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4oには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4oにおいて、pは左下に設定される画面の横の長さを、q及びr夫々は左上に設定される画面の縦及び横の長さを示している。
画面レイアウト4pは、表示部45の左上、左中、左下及び右夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4pには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4pにおいて、pは左上、左中及び左下に設定される画面の横の長さを、qは左上に設定される画面の縦の長さを、sは左上に設定される画面の上辺から左中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4qは、表示部45の左上、右上、右中及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4qには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4qにおいて、p及びs夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さを、qは右上に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト4rは、表示部45の左上、右上、中及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4rには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4rにおいて、p及びq夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さを、sは左上及び右上に設定される画面の上辺から中に設定される画面の下辺までの長さを示している。
画面レイアウト4sは、表示部45の左上、左中、右上及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4sには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びsが設けられている。画面レイアウト4sにおいて、p及びq夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さを、sは右上に設定される画面の縦の長さを示している。
画面レイアウト4tは、表示部45の左上、上中、右上及び下夫々に画面を設定する画面レイアウトである。画面レイアウト4tには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、q及びrが設けられている。画面レイアウト4tにおいて、p及びq夫々は左上に設定される画面の横及び縦の長さを、rは左上に設定される画面の左辺から上中に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4uは、表示部45において4画面を横方向に並置する画面レイアウトである。画面レイアウト4uには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてp、r及びtが設けられている。画面レイアウト4uにおいて、p、r及びtは、左から1番目に設定される画面の左辺を基準として、左から1、2及び3番目夫々に設定される画面の右辺までの長さを示している。
画面レイアウト4vは、表示部45において4画面の縦方向に並置する画面レイアウトである。画面レイアウト4vには、画像表示領域の面積計算に用いられるパラメータとしてq、s及びuが設けられている。画面レイアウト4vにおいて、q、s及びuは、上から1番目に設定される画面の上辺を基準として、上から1、2及び3番目夫々に設定される画面の下辺までの長さを示している。
図8は、画面数が1から2に遷移する場合における1画面及び2画面の画面レイアウトの類似度を示す値を表す図表である。図8には、1画面の画面レイアウトと、2画面の各画面レイアウトとの類似度を示す値が表されており、記憶部23に記憶されている。類似度が高いほど類似度が示す値が大きい。また、1画面の画面レイアウトは、1種類であり、表示部45全体に1画面を設定する基本の画面レイアウトである。括弧内には画面の挿入位置が示されている。
例えば、1画面の基本の画面レイアウトに1画面を追加して2画面の画面レイアウト2aに遷移する場合、類似度を示す値は6であり、表示部45の右側に画面が追加される。
記憶部23が記憶しているブラウザ画面の挿入位置に係る値は、画面レイアウト2a,2b,3a,3b,・・・,3f,4a,4b,・・・,4v夫々について、挿入位置が右である場合に5であり、挿入位置が右上である場合に4であり、挿入位置が右中又は右下である場合に2である。挿入位置が右、右上、右中又は右下に位置していない場合については、ブラウザ画面の挿入位置に係る値はゼロである。
テレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面と同様にして、ブラウザ画面を追加して、1画面の基本の画面レイアウトから2画面の画面レイアウト2aに遷移する場合、ブラウザ画面は右側に挿入されるため、ブラウザ画面の挿入位置に係る値は5となる。この場合、類似度を示す値、及び、ブラウザ画面の挿入位置に係る値の合計は11となる。
図9は、画面数が2から3に遷移する場合における2画面及び3画面の画面レイアウトの類似度を示す値を表す図表である。図9には、2画面の各画面レイアウトと、3画面の各画面レイアウトとの類似度を示す値が表されており、記憶部23に記憶されている。
図10は、画面数が3から4に遷移する場合における3画面及び4画面の画面レイアウトの類似度を示す値を表す図表である。図10Aには、3画面の画面レイアウト3a,3b,・・・,3fと、4画面の画面レイアウト4a,4b,・・・,4kとの類似度を示す値が表されている。図10Bには、3画面の画面レイアウト3a,3b,・・・,3fと、4画面の画面レイアウト4l,4m,・・・,4vとの類似度を示す値が表されている。また、括弧内には画面の挿入位置が示されている。
図11は、画面数が4から3に遷移する場合における3画面及び4画面の画面レイアウトの類似度を示す値を表す図表である。図11には、4画面の画面レイアウトについて、使用中の画面レイアウトと、使用中の画面レイアウトで設定されている4画面から削除する画面の位置とが示されている。図11には、使用中の4画面の画面レイアウトと3画面の画面レイアウトとの類似度を示す値が、削除画面の位置毎に示されている。
例えば、4画面の画面レイアウト4aで表示部45に設定されている4画面から表示部45の左上の画面を削除する場合、画面レイアウト4aと3画面の画面レイアウト3aとの類似度を示す値は7である。
記憶部23は、4画面の画面レイアウト4aについてだけではなく、他の4画面の画面レイアウト4b,4c,・・・,4vについての類似度を示す値も記憶している。
なお、記憶部23には、使用している画面レイアウトと、画面レイアウトに従って表示部45に設定している一又は複数の画面夫々がテレビジョン画面、ビデオ画面、ブラウザ画面及び説明画面の中のいずれであるかとを記憶している。従って、表示制御部21は、テレビジョン画面、ビデオ画面、ブラウザ画面又は説明画面の削減指示を制御部20から受け付けた場合、使用している画面レイアウトの中で削除される画面の位置を記憶部23から検知することができる。
更には、記憶部23は、画面数が3から2に遷移する場合における2画面及び3画面の画面レイアウトの類似度を示す値と、画面数が2から1に遷移する場合における1画面及び2画面の画面レイアウトの類似度を示す値とも記憶している。
図12は、表示部45に設定される一の画面に画像を表示した場合に、一の画面が画像を表示する領域の面積計算方法を説明するための説明図である。図12A及び図12Bでは、外枠は表示部45に設定される一の画面の枠を示し、ハッチング部分は、画像が表示される領域、即ち、画像表示領域を示している。ここで、表示部45に設定される一の画面における横及び縦夫々の長さをw及びhとし、該一の画面で表示する画像のアスペクト比をaとしている。
(w,h,a)がw×a≦hを満たす場合、図12Aに示すように画像表示領域が決定され、画像表示領域の縦の長さが画面の縦の長さよりも短くなっている。w×a≦hを満たす場合の画像表示領域の面積S(w,h,a)は次のように表される。
S(w,h,a)=a×w2
ただし、a=h/wである場合、画像表示領域の形状及び面積は、画面の形状及び面積と一致する。
(w,h,a)がw×a>hを満たす場合、図12Bに示すように画像表示領域が決定され、画像表示領域の横の長さが画面の横の長さよりも短くなっている。w×a>hを満たす場合、画像表示領域の面積S(w,h,a)は次のように表される。
S(w,h,a)=h2 /a
画像表示領域の面積S(w,h,a)を用いて、画面レイアウト2a,2b,3a,3b,・・・,3f,4a,4b,・・・,4v夫々について、表示部45の画像表示領域の面積Aは、前述したパラメータp、q、r、s、t、及びu(図2から図7参照)の少なくとも1つを用いた関数として表される。
画面レイアウト2aに従って表示部45に2画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p)は下記のように表される。
A(p)=S(p,H,a1)+S(W−p,H,a2)
a1及びa2夫々は、画面レイアウト2aについて左側及び右側の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト2bに従って表示部45に2画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(q)は下記のように表される。
A(q)=S(W,q,a3)+S(W,H−q,a4)
ここで、a3及びa4夫々は、画面レイアウト2bについて上側及び下側の画面に表示する画面のアスペクト比である。
画面レイアウト3aに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q)は下記のように表される。
A(p,q)=S(p,H,a5)+S(W−p,q,a6)+S(W−p,H−q,a7)
ここで、a5、a6及びa7夫々は、画面レイアウト3aについて左、右上及び右下の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト3bに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q)は下記のように表される。
A(p,q)=S(p,q,a8)+S(W−p,q,a9)+S(W,H−q,a10)
ここで、a8、a9及びa10夫々は、画面レイアウト3bについて左上、右上及び下の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト3cに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q)は下記のように表される。
A(p,q)=S(p,q,a11)+S(p,H−q,a12)+S(W−p,H,a13)
ここで、a11、a12及びa13夫々は、画面レイアウト3cについて左上、左下及び右の画面に表示する画面のアスペクト比である。
画面レイアウト3dに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q)は下記のように表される。
A(p,q)=S(W,q,a14)+S(p,H−q,a15)+S(W−p,H−q,a16)
ここで、a14、a15及びa16夫々は、画面レイアウト3dについて、上、左下及び右下の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト3eに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,r)は下記のように表される。
A(p,r)=S(p,H,a17)+S(r−p,H,a18)+S(W−r,H,a19)
ここで、a17、a18及びa19夫々は、画面レイアウト3eについて、左、中及び右の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト3fに従って表示部45に3画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(q,s)は下記のように表される。
A(q,s)=S(W,q,a20)+S(W,s−q,a21)+S(W,H−s,a22)
ここで、a20、a21及びa22夫々は、画面レイアウト3fについて上、中及び下の画面に表示する画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4aに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(r,q,a23)+S(W−r,q,a24)+S(p,H−q,a25)+S(W−p,H−q,a26)
ここで、a23、a24、a25及びa26夫々は、画面レイアウト4aについて左上、右上、左下及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4bに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,q,a27)+S(W−p,s,a28)+S(p,H−q,a29)+S(W−p,H−s,a30)
ここで、a27、a28、a29及びa30夫々は、画面レイアウト4bについて左上、右上、左下及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4cに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,H,a31)+S(r−p,H,a32)+S(W−r,q,a33)+S(W−r,H−q,a34)
ここで、a31、a32、a33及びa34夫々は、画面レイアウト4cについて左、中、右上及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4dに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,H,a35)+S(r−p,q,a36)+S(W−r,q,a37)+S(W−p,H−q,a38)
ここで、a35、a36、a37及びa38夫々は、画面レイアウト4dについて左、上中、右上及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4eに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,H,a39)+S(r−p,q,a40)+S(r−p,H−q,a41)+S(W−r,H,a42)
ここで、a39、a40、a41及びa42夫々は、画面レイアウト4eについて左、上中、下中及び右の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4fに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,H,a43)+S(W−p,q,a44)+S(r−p,H−q,a45)+S(W−r,H−q,a46)
ここで、a43、a44、a45及びa46夫々は、画面レイアウト4fについて左、右上、下中及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4gに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,H,a47)+S(W−p,q,a48)+S(W−p,s−q,a49)+S(W−p,H−s,a50)
ここで、a47、a48、a49及びa50夫々は、画面レイアウト4gについて左、右上、右中及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4hに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(W,q,a51)+S(p,H−q,a52)+S(W−p,s−q,a53)+S(W−p,H−s,a54)
ここで、a51、a52、a53及びa54夫々は、画面レイアウト4hについて上、左下、右中及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4iに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(W,q,a55)+S(p,s−q,a56)+S(W−p,s−q,a57)+S(W,H−s,a58)
ここで、a55、a56、a57及びa58夫々は、画面レイアウト4iについて上、左中、右中及び下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4jに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(W,q,a59)+S(p,s−q,a60)+S(p,H−s,a61)+S(W−p,H−q,a62)
ここで、a59、a60、a61及びa62夫々は、画面レイアウト4jについて上、左中、左下及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4kに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(W,q,a63)+S(W,s−q,a64)+S(p,H−s,a65)+S(W−p,H−s,a66)
ここで、a63、a64、a65及びa66夫々は、画面レイアウト4kについて上、中、左下及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4lに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(W,q,a67)+S(p,H−q,a68)+S(r−p,H−q,a69)+S(W−r,H−q,a70)
ここで、a67、a68、a69及びa70夫々は、画面レイアウト4lについて上、左下、下中及び右下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4mに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,q,a71)+S(r−p,q,a72)+S(r,H−q,a73)+S(W−r,H,a74)
ここで、a71、a72、a73及びa74夫々は、画面レイアウト4mについて左上、上中、左下及び右の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4nに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,q,a75)+S(p,H−q,a76)+S(r−p,H,a77)+S(W−r,H,a78)
ここで、a75、a76、a77及びa78夫々は、画面レイアウト4nについて左上、左下、中及び右の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4oに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(r,q,a79)+S(p,H−q,a80)+S(r−p,H−q,a81)+S(W−r,H,a82)
ここで、a79、a80、a81及びa82夫々は、画面レイアウト4oについて左上、左下、下中及び右の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4pに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,q,a83)+S(p,s−q,a84)+S(p,H−s,a85)+S(W−p,H,a86)
ここで、a83、a84、a85及びa86夫々は、画面レイアウト4pについて左上、左中、左下及び右の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4qに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,s,a87)+S(W−p,q,a88)+S(W−p,s−q,a89)+S(W,H−s,a90)
ここで、a87、a88、a89及びa90夫々は、画面レイアウト4qについて左上、右上、右中及び下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4rに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,q,a91)+S(W−p,q,a92)+S(W,s−q,a93)+S(W,H−s,a94)
ここで、a91、a92、a93及びa94夫々は、画面レイアウト4rについて左上、右上、中及び下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4sに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,s)は下記のように表される。
A(p,q,s)=S(p,q,a95)+S(p,s−q,a96)+S(W−p,s,a97)+S(W,H−s,a98)
ここで、a95、a96、a97及びa98夫々は、画面レイアウト4sについて左上、左中、右上及び下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4tに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,q,r)は下記のように表される。
A(p,q,r)=S(p,q,a99)+S(r−p,q,a100)+S(W−r,q,a101)+S(W,H−q,a102)
ここで、a99、a100、a101及びa102夫々は、画面レイアウト4tについて左上、上中、右上及び下の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4uに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(p,r,t)は下記のように表される。
A(p,r,t)=S(p,H,a103)+S(r−p,H,a104)+S(t−r,H,a105)+S(W−t,H,a106)
ここで、a103、a104、a105及びa106夫々は、画面レイアウト4uについて左から1番目、2番目、3番目及び4番目の画面に表示される画像のアスペクト比である。
画面レイアウト4vに従って表示部45に4画面が設定された場合における表示部45の画像表示領域の面積A(q,s,u)は下記のように表される。
A(q,s,u)=S(W,q,a107)+S(W,s−q,a108)+S(W,u−s,a109)+S(W,H−u,a110)
ここで、a107、a108、a109及びa110夫々は、画面レイアウト4vについて上から1番目、2番目、3番目及び4番目の画面に表示される画像のアスペクト比である。
表示制御部21は、表示部45に設定する画面の数を変更するために複数の画面レイアウトを選定した場合、選定した複数の画面レイアウト夫々について、前述した計算式を用いて、表示部45の画像表示領域の面積Aを計算する。このとき、パラメータp、q、r、s、t及びuの中で面積Aの計算に用いたパラメータを、最急降下法又は共役勾配法等の公知のアルゴリズムを用いて調整し、各画面レイアウトについて画像表示領域の面積Aの最大値を計算する。
ここで、パラメータp、q、r、s、t及びuを調整可能な範囲は各画面レイアウトに設定されており、表示制御部21は、調整可能な調整範囲内で面積Aの最大値を計算する。これは、パラメータp、q、r、s、t又はuがゼロになったり、表示部45の縦及び横の長さであるW又はHに等しくなったりして画面レイアウトとして機能しなくなることを防止するためである。
表示制御部21は、選定した複数の画面レイアウト夫々について計算した面積Aの最大値を比較して、面積Aの最大値が最も大きい画面レイアウトを選択する。
図13及び図14はブラウザ画面の重畳表示を説明するための説明図である。図13Aは表示部45に表示されている画像を示している。ここでは、説明を簡単にするため、表示部45に設定されている画面の数は1つであるとする。
表示制御部21は、制御部20からブラウザ画面の追加指示を受け付けた場合、画面レイアウトの選定を停止し、設定部44に指示して、ブラウザ画面6を、図13Bに示すように、表示部45に設定してある画面に重畳する。重畳したブラウザ画面全体に画像が表示される。ここで、表示部45に設定された画面が表示している画像の非表示部分を少なくするため、ブラウザ画面6の画像表示領域は狭い方が好ましい。
ブラウザ画面6は、オブジェクト60及び61が設けられた画像を表示しており、太線で示すカーソル7はオブジェクト60の位置にある。ブラウザ画面6が表示している画像は、ブラウザ部29がネットワーク52から取得したウェブページに係る画像の一部であるため、オブジェクト60及び61の周辺には更なるオブジェクトが設けられている。
表示制御部21は、制御部20から移動指示を受け付けて、カーソル7が下に移動した場合、カーソル7が位置しているオブジェクトが表示されていないため、ブラウザ画面6の画像表示領域を、カーソル7が位置しているオブジェクトが表示されるように計算する。そして、表示制御部21は、計算した画像表示領域が表示可能領域内にある場合、図13Cのように、ブラウザ画面6の画像表示領域を、計算した画像表示領域に拡大して、ブラウザ画面6にカーソル7が位置しているオブジェクト62が示されている画像を表示する。
図13Cでは、画像表示領域が拡大したことによって、ブラウザ画面6は、オブジェクト60及び61に加えてオブジェクト62及び63が設けられた画像を表示している。ただし、ブラウザ画面6には、オブジェクト63の一部が表示されている。
表示制御部21は、更に、制御部20から移動指示を受け付けて、カーソル7が上に移動した場合、ブラウザ画面6が画像を表示する画像表示領域を、カーソル7が位置しているオブジェクト60が表示されるように計算する。この場合、図13Cで示すブラウザ画面6には、オブジェクト60が設けられた画像が表示されているため、ブラウザ画面6の画像表示領域は変更されず、図13Dに示すように、ブラウザ画面6には、カーソル7がオブジェクト60に位置している画像が表示される。
表示制御部21は、ブラウザ画面6が図13Cに示すような画像を表示している状態で、制御部20から移動指示を受け付けて、ブラウザ部29がカーソル7を右に移動した場合、ブラウザ画面6の画像表示領域を、カーソル7が位置しているオブジェクト63が表示されるように計算する。ここでは、計算した画像表示領域が表示可能領域内にあるため、ブラウザ画面6は、図13Eに示すように、画像表示領域を、計算した画像表示領域に拡大して、オブジェクト63全体が示された画像を表示する。
表示制御部21は、更に、制御部20から移動指示を受け付けて、カーソル7が右に移動した場合、ブラウザ画面6の画像表示領域を、カーソル7が位置しているオブジェクトが表示されるように計算する。ここで、計算された画像表示領域が表示可能領域内に収まらない。このとき、表示制御部21は、図13Fに示すように、ブラウザ画面6の画像表示領域を表示可能領域内で横方向に最大限拡大した後、カーソル7が位置しているオブジェクト64が示されている画像をブラウザ画面6に表示する。これにより、オブジェクト60及び62については全体が表示されないが、オブジェクト64全体が表示される。
表示制御部21は、ブラウザ画面6が図13Eに示すような画像を表示している状態で、制御部20から移動指示を受け付けて、ブラウザ部29がカーソル7を下に移動した場合、ブラウザ画面6の画像表示領域を、カーソル7が位置しているオブジェクトが表示されるように計算する。ここで、計算された画像表示領域が表示可能領域内に収まらないとする。このとき、表示制御部21は、図14Aに示すように、ブラウザ画面6の画像表示領域を表示可能領域内で縦方向に最大限拡大した後、カーソル7が位置しているオブジェクト65が示されている画像をブラウザ画面に表示する。これにより、オブジェクト60及び61については全体が表示されないが、オブジェクト65全体が表示される。
表示制御部21は、オブジェクト65の選択の受付を示す通知を制御部20から受け付けた場合、重畳しているブラウザ画面6を削除し、ブラウザ画面6を、テレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面と同様にして、表示部45に設定している一又は複数の画面に追加する。これにより、図14Bに示すように、表示部45に設定している一又は複数の画面にブラウザ画面6が追加され、ブラウザ画面6が重畳していた画像と共にウェブページに係る画像が並列に表示される。
図15及び図16は、表示制御部21が実行する動作の手順を示すフローチャートである。まず、表示制御部21は、受光部22及び制御部20を介して、リモートコントローラ53からテレビジョン画面、ビデオ画面、ブラウザ画面若しくは説明画面の追加指示又は削減指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。
表示制御部21は、追加指示又は削減指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS1:NO)、追加指示又は削減指示を受け付けるまでステップS1の判定を繰り返す。表示制御部21は、追加指示又は削減指示を受け付けたと判定した場合(ステップS1:YES)、ステップS1で受け付けた指示がブラウザ画面の追加指示であるか否かを判定する(ステップS2)。
表示制御部21は、ブラウザ画面の追加指示ではないと判定した場合(ステップS2:NO)、追加指示又は削減指示に従って変更した数の画面を表示部45に設定するための画面レイアウトと、使用されている画面レイアウトとの類似度を示す値とを記憶部23から読み出す(ステップS3)。表示制御部21は、読み出した画面レイアウトから、使用されている画面レイアウトとの類似度が所定値以上である画面レイアウトを選定する(ステップS4)。
表示制御部21は、ステップS4で複数の画面レイアウトを選定したか否かを判定する(ステップS5)。表示制御部21は、複数の画面レイアウトを選定したと判定した場合(ステップS5:YES)、表示部45に設定される一又は複数の画面によって表示される各画像のアスペクト比を決定する(ステップS6)。
前述したように、表示制御部21は、情報抽出部36、37又は38から受け付けた画像フォーマット情報、解像度情報又はアスペクト比情報と、記憶部23が記憶している画像表示モードからテレビジョン画面又はビデオ画面が表示する画像のアスペクト比を決定する。また、表示制御部21は、ブラウザ部29又はレンダラ部30から受け付けた内容情報が示す画像の内容からブラウザ画面又は説明画面が表示する画像のアスペクト比を決定する。
次に、表示制御部21は、ステップS4で選定した複数の画面レイアウト夫々について表示部45の画像表示領域の面積を計算し(ステップS7)、ステップS7で計算した面積が最も大きい画面レイアウトを選定する(ステップS8)。
これにより、表示装置12は、表示部45に、より無駄なく画像を表示することができる。ここで、ステップS7で計算する面積は、各画面レイアウトについて計算した面積の最大値である。
表示制御部21は、ステップS4で複数の画面レイアウトを選定していない場合(ステップS5:NO)、又は、ステップS8を実行した後、ステップS4又はS8で選定した画面レイアウトを示す画面レイアウト情報を設定部44に出力する(ステップS9)。そして、表示制御部21は、設定部44に指示して、ステップS9で出力した画面レイアウト情報が示す画面レイアウトで表示部45に一又は複数の画面を設定させる(ステップS10)。更に、表示制御部21は、設定部44に指示して表示部45に設定した一又は複数の画面夫々に画像を表示させる(ステップS11)。
表示制御部21は、ステップS1で受け付けた指示がブラウザ画面の追加指示であると判定した場合(ステップS2:YES)、画面レイアウトの選定を停止し(ステップS12)、設定部44に指示して、表示部45に設定してある一又は複数の画面にブラウザ画面を重畳する(ステップS13)。
表示制御部21は、ステップS13で重畳したブラウザ画面に表示されているカーソルを所定方向に移動することを指示する移動指示を受光部22及び制御部20を介してリモートコントローラ53から受け付けたか否かを判定する(ステップS14)。
表示制御部21は、移動指示を受け付けたと判定した場合(ステップS14:YES)、移動指示に従って移動したカーソルが位置しているオブジェクトが表示されるようにブラウザ画面の画像表示領域を計算する(ステップS15)。次に、表示制御部21は、ステップS15で計算した画像表示領域がブラウザ画面の表示可能領域を超えるか否かを判定する(ステップS16)。
表示制御部21は、画像表示領域が表示可能領域を超えていると判定した場合(ステップS16:YES)、ブラウザ画面の画像表示領域を表示可能領域内でカーソルが移動した方向に最大限拡大する(ステップS17)。そして、表示制御部21は、ステップS17で最大限拡大した画像表示領域で、カーソルが位置しているオブジェクトが示されている画像をブラウザ画面に表示する(ステップS18)。
表示制御部21は、画像表示領域が表示可能領域を超えていないと判定した場合(ステップS16:NO)、ステップS15で計算した画像表示領域でウェブページに係る画像をブラウザ画面に表示する(ステップS19)。
表示制御部21は、移動指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS14:NO)、ブラウザ画面に表示されているオブジェクトの選択を受光部22及び制御部20を介してリモートコントローラ53から受け付けたか否かを判定する(ステップS20)。表示制御部21は、制御部20からオブジェクトの選択の受付を示す通知を受け付けたか否かによって、オブジェクトの選択を受け付けたか否かを判定する。
表示制御部21は、オブジェクトの選択を受け付けたと判定した場合(ステップS20:YES)、ステップS13で重畳したブラウザ画面を削除する(ステップS21)。
次に、表示制御部21は、ブラウザ画面の追加によって変更した数の画面を表示部45に設定するための画面レイアウトと、使用されている画面レイアウトとの類似度を示す値とを記憶部23から読み出す(ステップS22)。表示制御部21は、記憶部23から読み出した類似度を示す値にブラウザ画面の挿入位置に係る値を加算し(ステップS23)、類似度を示す値と挿入位置に係る値との合計が所定値以上である画面レイアウトを選定する(ステップS24)。
これにより、ブラウザ画面が表示部45の右側に表示されるより自然な画面レイアウトが選定され、画面レイアウトの変更がより自然になり、画面レイアウトの変更による使用者の違和感を少なくすることができる。
表示制御部21は、ステップS24を実行した後、処理をステップS5に移す。この場合、表示制御部21は、ステップS5では、ステップS24で複数の画面レイアウトを選定したか否かを判定し、ステップS7では、ステップS24で選定した複数の画面レイアウト夫々について表示部45の画面表示領域の面積を計算する。更に、表示制御部21は、ステップS24を実行した場合におけるステップS9では、ステップS24又はS8で選定した画面レイアウトを示す画面レイアウト情報を設定部44に出力する。
表示制御部21は、オブジェクトの選択を受け付けていないと判定した場合(ステップS20:NO)、ステップS13で重畳したブラウザ画面の削除指示を受光部22及び制御部20を介してリモートコンローラ53から受け付けたか否かを判定する(ステップS25)。
表示制御部21は、削除指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS25:NO)、又は、ステップS18若しくはS19でブラウザ画面に画像を表示した後、処理をステップS14に戻す。表示制御部21は、削除指示を受け付けたと判定した場合(ステップS25:YES)、ステップS13で重畳したブラウザ画面を削除する(ステップS26)。
表示制御部21は、ステップS11又はステップS26を実行した後、処理を終了し、改めてステップS1を実行する。
表示装置12は、表示部45に設定する画面の数を1だけではなく、例えば、1画面から3画面に遷移して、2以上変更することも可能である。この場合、表示制御部21は、図15及び図16に示す動作の手順を、追加又は削減を行った画面の数だけ繰り返せばよい。
実施の形態1に係る表示装置にあっては、使用者は、テレビジョン画面、ビデオ画面、ブラウザ画面若しくは説明画面の追加、又は、削減を、リモートコントローラ53を用いて指示して画面数を変更する場合に画面レイアウトを選定する必要がない。このため、表示装置12は画面数の変更に係る使用者の負荷を小さくすることができる。
また、使用されている画面レイアウトとの類似度を示す値が所定値以上である画面レイアウトで表示部45に一又は複数の画面が設定されるので、表示部45に設定される画面の変更が自然である。
更に、表示装置12は、リモートコントローラ53から追加指示又は削減指示を受け付けて表示部45に設定する画面の数を変更する場合に、変更した画面数と同じ数だけ画面を表示部45に設定する画面レイアウトを選定するので、表示部45に無駄なく画像を表示することができる。
また、表示装置12は、ブラウザ画面の追加指示をリモートコントローラ53から受け付けた場合にブラウザ画面を表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳する。更に、表示装置12は、重畳したブラウザ画面に表示するオブジェクトの選択を受け付けた場合にブラウザ画面を表示部45が設定する画面に追加する。これにより、使用者はブラウザ画面を短時間だけ使用する場合、画面レイアウトを変えることなくウェブページに係る画像を閲覧することができ、オブジェクトを選択してブラウザ画面を長時間使用する場合に画面を表示している画面と並列にブラウザ画面を表示する。このため、使用者の利便性が向上する。
(実施の形態2)
図17は実施の形態2におけるテレビジョン受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2におけるテレビジョン受信装置8は、チューナ部10,11及び表示装置80を備えている。表示装置80は、表示装置12が有する構成部に加えて、USB(Universal Serial Bus)インタフェース46を有する。
USBインタフェース46は、可搬型の記録媒体9に接続可能に構成されている。可搬型の記録媒体9には、表示部45に設定する画面の追加指示又は削減指示、即ち、該画面の数を変更する指示に従って変更した数の画面を表示部45に設定するための画面レイアウトから、使用されている画面レイアウトとの類似度を示す値が所定値以上である画面レイアウトを選定する選定ステップ、又は、選定した画面レイアウトで表示部45に一又は複数の画面を設定する設定ステップ等をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム90が記憶されている。記録媒体9は例えばUSBメモリである。
表示制御部21は、USBインタフェース46を介して記録媒体9に記憶されているコンピュータプログラム90を読み出して、読み出したコンピュータプログラム90を実行する。これにより、表示装置80、及び、表示装置80を備えるテレビジョン受信装置8は、実施の形態1における表示装置12及びテレビジョン受信装置1と同様に動作する。
なお、実施の形態1及び2において、表示装置12又は80が受け付けるテレビジョン放送に係る画像音声信号の数は2に限定されず、1でもよく、3以上でもよい。同様に、表示装置12が受け付ける外部機器51から受け付ける画像音声信号の数と、ネットワーク52から取得するウェブページに係る画像信号の数とは、1に限定されず、2以上でもよい。
また、表示装置12又は80は、使用者がリモートコントローラ53に入力し、リモートコントローラ53からアスペクト比を示す信号を受光することによって、表示部45に設定される一又は複数の画面夫々に表示する画像のアスペクト比を取得するように構成してもよい。
更に、表示装置12又は80は、受光部22がリモートコントローラ53から受け付ける指示又は選択を使用者から直接受け付ける受付部を備えてもよい。この場合、受付部は、受け付けた指示を制御部20に出力し、選択の受付を制御部20に通知する。
また、表示装置12又は80が表示できる画面の数は1画面から4画面に限定されず、1画面から5画面以上であってもよい。この場合、記憶部23には、5画面以上の画面を表示部45に設定するための画面レイアウトと、該画面レイアウトに対応する、類似度を示す値とを記憶している。
また、ブラウザ画面の挿入位置に係る値を、ブラウザ画面の挿入位置が右側にある程高く設定しなくてもよい。ブラウザ画面の挿入位置に係る値を、ブラウザ画面の挿入位置が左側、上側又は下側にある程高く設定してもよい。
また、表示装置12又は80は、ブラウザ画面をテレビジョン画面、ビデオ画面又は説明画面と同様に追加して画面レイアウトを選定する場合に、類似度を示す値と、ブラウザ画面の挿入位置に係る値との合計ではなく、類似度を示す値が所定値以上の画面レイアウトを選定してもよい。この場合、表示制御部21は、図15及び図16に示す動作の手順において、ステップS22を実行した後、ステップ24に処理を移し、ステップS24では記憶部23から読み出した、類似度を示す値が所定値以上の画面レイアウトを選定する。
また、表示装置12又は80は、ブラウザ画面の追加指示を受け付けた場合に、表示部45に設定してある一又は複数の画面に重畳してブラウザ画面に表示しなくてもよく、ブラウザ画面をテレビジョン画面又はビデオ画面等が追加指示を受け付けた場合と同様の処理を実行してもよい。この場合、表示制御部21は、図15及び図16に示す動作の手順において、ステップS2を実行しない。
また、表示装置12又は80は、選定した複数の画面レイアウトから、計算した表示部45の画像表示領域の面積に基づいて一の画面レイアウトを選定しなくてもよい。表示装置12又は80は、例えば、類似度を示す値が所定値以上の画面レイアウトの中で最初に検出した画面レイアウトを選定してもよいし、面積以外の他の要素に基づいて一の画面レイアウトを選定してもよい。