JP5319594B2 - 温風暖房機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内の空気をガスバーナを有する燃焼室で加熱して、加熱された空気を所定の温度となるように室温の空気と混合させて温風を温風吹出口から室内に吹出す温風暖房機に関する。
従来、ガス温風暖房機においては、吸気口及び吹出口が設けられた本体ケース内に、吸気口及び吹出口に連通するダクトと、このダクト内に設けるガスバーナを有する燃焼室及び送風ファンとを設けたものがある(特許文献1)。このガス温風暖房機では、送風ファンの回転動作により吸気口から室内空気をダクト内に吸引すると共に、吸引された空気の一部を燃焼室に導入して加熱した後に吸引された室温の空気と混合させて温風を吹出口から室内に吹出すことで、室内の暖房を行なうようにしている。
そして、温調機能を有するガス温風暖房機にあっては、使用者が設定した設定温度と、本体ケース内の吸気口近くに設けられた室内温度センサで検出される実際の室温とが略一致するように、ガスバーナの燃焼量と送風ファンの送風量を調節する。
特開平11−23064号公報
特許文献1に記載のガス温風暖房機の温調制御においては、室温が設定温度より高くなると、ガスバーナを消火して暖房運転を中断するようにしている。このとき、送風ファンは微速で回転されて室内空気の循環が行なわれる。そして、室温が設定温度付近の加熱再開温度まで下がるとガスバーナを燃焼すると共に送風ファンを最大速度で回転させて暖房運転を再開することで、室温が設定温度に維持される。
ところで、温調機能を有するガス温風暖房機は、室内温度を正確に検知するために室内空気の循環を行なう必要がある。そのため、ガスバーナの消火後でも、送風ファンを連続して回転させているが、送風ファンを最大回転数で動作させると、吹出口から次第に冷風が送風され、使用者に不快な冷風感を与えることになる。
一方、冷風感を抑えるために、ガスバーナの消火後、送風ファンの回転数を低くすることも考えられるが、その場合、室内空気の循環が不十分となり、室内温度を正確に検知できないという問題がある。また、本体ケース内に室内温度を検知するための室内温度センサを有する温風暖房機の場合、ガスバーナ消火後では本体ケース内の温度が高いため、送風ファンの回転数を低くすると、本体ケース内に流入する空気の流量が低下し、本体ケースの冷却が不十分となり、その結果、室内温度が加熱再開温度以下となっているにも拘らず、ガスバーナが再点火されないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、暖房運転が中断されているときでも、燃焼室等、本体ケース内の温度の高い部分を確実に冷却でき、しかも、冷風により使用者に不快感を与えることなく、室内の空気の循環を良好に行なうことができる温風暖房機を提供することを目的とする。
本発明に係る温風暖房機は、
第1吸気口、第2吸気口及び温風の吹出口を有する本体ケースと、
前記本体ケース内に設けられ、第1吸気口及び前記吹出口に連通し、ガスバーナを有する燃焼室が内部に配置される混合空気用通路と、
第2吸気口及び前記燃焼室に連通する燃焼空気用通路と、
第2吸気口から前記燃焼空気用通路を介して燃焼用空気を前記燃焼室内に供給する燃焼用ファンと、
前記混合空気用通路内に設けられ、第1吸気口から混合用空気を吸引すると共に、前記燃焼室から燃焼用空気を吸引して、燃焼用空気と混合用空気との混合空気を前記吹出口から吹出させる対流ファンと、
前記燃焼空気用通路内の第2吸気口近くに設けられる室内温度検出器と、
暖房運転制御中に前記室内温度検出器により検出された室温に基づいて、室温が設定温度になるように吹出口から吹出す温風の温調制御を行なうべく、前記ガスバーナの燃焼及び消火並びに燃焼用ファン及び対流ファンの駆動制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部は、室温が設定温度より所定温度高い運転中断温度になるとガスバーナを消火させて燃焼用ファン及び対流ファンを所定時間駆動させるポストパージ運転を行い、ポストパージ運転後、対流ファンを停止して室温が運転中断温度より低い運転再開温度になるまで燃焼用ファンを間欠運転又は連続運転させるように燃焼用ファン及び対流ファンを駆動制御する。
上記温風暖房機によれば、暖房運転制御中に温調運転が中断され、ポストパージ運転の開始により対流ファンを微速で回転させても燃焼ファンを駆動させるので、室内空気を確実に燃焼室内に導入させることができ、燃焼室内の冷却を確実に行ないながら、室内空気の循環を良好に行なうことができる。さらに、ポストパージ運転が終了して対流ファンが停止しても、燃焼ファンの駆動により、室内空気は、燃焼室内を通過した後に吹出口及び第1吸入口から室内に流すことができるので、ケース本体に取り込んだ空気を室内に十分に拡散させて正確な室温を検知することができる。しかも、対流ファンのみで空気の循環を行なう場合には吹出口のみから空気が流れ出すが、燃焼ファンのみで空気の循環を行なうと吹出口及び第1吸入口から分かれて室内に空気が流れるので、吹出口から流出する空気量が対流ファンによる空気循環に比べて少なくなり、使用者は冷風を感じ難くなる。特に、ガスバーナが、蓄熱性の良い燃焼プレートを備える場合には、ポストパージ運転終了後も燃焼プレートの温度が室温よりも高いので、燃焼用ファンの駆動により燃焼室内に導入された空気は、燃焼プレートを通過する際に暖められ、室温よりも暖かい風を吹出口から流すことができるので、さらに冷風を感じ難くなる。
また、本発明の温風暖房機は、燃焼用ファンは対流ファンよりも小型のシロッコファンで構成することが好ましい。上記温風暖房機によれば、モータ音を小さくできながら、確実な吸気を行なうことができる。燃焼用ファンのモータ及び回転羽根を小型にできるので、これらの回転による音を小さくできる。また、シロッコファンを用いているので、静圧がかかった時でも空気の吸込み量を確保でき、燃焼室内にスムーズに燃焼用空気を導入することができる。
さらに、制御部は、ポストパージ運転時に対流ファンを低回転数で駆動させてもよい。上記温風暖房機によれば、ポストパージ運転においても、吹出口から送風される空気の流量を抑えることができながら、燃焼ファンの駆動により燃焼室の冷却も十分に行なえる。
以上のように、本発明の温風暖房機によれば、暖房運転制御中に温調運転が中断され、ポストパージ運転の開始により対流ファンを微速で回転させても燃焼ファンの駆動により、室内空気を確実に燃焼室内に導入させることができ、燃焼室内の冷却を確実に行ないながら、室内空気の循環を良好に行うことができる。さらに、ポストパージ運転が終了して対流ファンが停止した後も、燃焼ファンを駆動させるので、室内空気は、燃焼室内を通過した後に吹出口及び第1吸入口から分かれて室内に流れ、室内に十分に拡散させることができ、吹出口のみから風を出す場合に比べて吹出口からの流量を減らすことができるので使用者は冷風を感じ難くなる。その結果、暖房運転制御中に温調運転が中断されていても、燃焼ファンの駆動により燃焼室内を冷却すると共に室内空気の循環を行なうことができるので、使用者が冷風を感じ難くなるように室内空気を循環させながら、正確な室温を検知して良好な温調制御を行なうことができる。
本発明の一実施形態に係る温風暖房機であるガスファンヒータの全体構成図である。 本実施形態に係るガスファンヒータの制御ブロック図である。 本実施形態に係るガスファンヒータの動作フローチャートである。
以下に、一実施形態をなす温風暖房機であるガスファンヒータについて、図面を参照しながら説明する。
図1を参照して、本実施の形態のガスファンヒータ1は、矩形の本体ケース11を備える。本体ケース11は、前面側の下方部に吹出口12が形成されており、背面側に第1吸気口13と、第1吸気口13より小面積の第2吸気口14とが形成されている。第1吸気口13及び第2吸気口14は、1枚のエアフィルタ15で覆われている。エアフィルタ15は、塵や埃等が本体ケース11内に流入するのを防ぐために本体ケース11に着脱自在に取り付けられている。
本体ケース11内には、内部にガスバーナ41及び対流ファン3が配置されるダクト2が配置されている。ダクト2の内部には、上方部にガスバーナ41を備える燃焼室4が配置されており、燃焼室4の下方に対流ファン3が設けられている。
ダクト2は、第1吸気口13及び吹出口12と連通し、温風の送風路となる混合空気用通路20を構成するものであり、ダクト2の上流側となる一方の吸入側開口部21は本体ケース11に形成された第1吸気口13に対向しており、ダクト2の下流側となる他方の吹出側開口部22は本体ケース11の吹出口12に対向している。吹出口12には、その開口度合いを調節する可動式ルーバ16が取り付けられ、可動式ルーバ16はギヤドモータ17によって駆動される。ギヤドモータ17は、制御部8により駆動制御される。
ダクト2の側方には、第2吸気口14と連通する燃焼空気用通路5が画成されている。燃焼空気用通路5内には、ダクト2の側壁から露出するガスバーナ41の混合管部42が配置されている。混合管部42の基端部には燃焼用ファン6が取り付けられている。この燃焼用ファン6は、第2吸気口14から燃焼空気用通路5内に取り込まれた空気を燃焼用空気として混合管部42を介して燃焼室4内に強制的に供給する。
燃焼用ファン6は、通電電流量に比例して回転数が変化する燃焼用ファンモータ61と、筒に多数の小型の前向き羽根をもち、燃焼用ファンモータ61により回転駆動される回転羽根62とを有するシロッコファンにより構成されている。燃焼用ファン6には、その回転速度を検出するホール素子等により構成された第2回転速度センサ63が設けられ、第2回転速度センサ63は、燃焼用ファンモータ61の回転速度に応じた信号を制御部8に出力する。
また、燃焼空気用通路5内には、ガス供給管7に介設された第1電磁弁71、第2電磁弁72及び比例制御弁73と、制御部8も配置されている。第1電磁弁71、第2電磁弁72は、通電により開弁するものであり、開弁状態では燃料ガスをガス供給管7の先端に設けたノズル74方向へ通過させ、通電を停止した閉弁状態では燃料ガスの通過を遮断する。比例制御弁73は、通電電流量に比例してその開度が増大する弁であり、ガスバーナ41への燃料ガスの供給量を調節する。第1電磁弁71、第2電磁弁72及び比例制御弁73は制御部8により開弁動作が制御される。
さらに、燃焼用空気通路5には、本体ケース11内における第2吸気口14近傍に、室内温度を検出する室内温度センサ91が設けられている。
ガスバーナ41の混合管部42内には、ガスバーナ41に燃料ガスを供給するためのガス供給管7の下流端が挿入されている。ガス供給管7の先端部には、ノズル74が形成され、このノズル74から噴出する燃料ガスと、燃焼用ファン6から導入される燃焼用空気とが混合されて、燃焼室4内に導入される。
ガスバーナ41は、混合管部42、多数の炎孔が形成された全一次燃焼式の燃焼プレート43、及び混合管部42から燃料ガスと燃焼用空気の混合ガスが導入される混合ガス室44を有する。そして、燃焼室4は、ガスバーナ41と、燃焼プレート43を囲うように配置される燃焼胴45とを備える。燃焼胴45の上部開口部に対向するように分流板46が配置されている。
また、燃焼胴45内の燃焼プレート43の上方には、燃焼用空気と燃料ガスとの混合ガスに点火するための点火電極47と燃焼炎の有無を検知するための熱電対48が配置されている。熱電対48は、ガスバーナ41の燃焼炎に晒されたときに、燃焼炎の温度に応じた熱起電力を発生し、該熱起電力は制御部8に出力される。
第2吸気口14からは、燃焼用ファン6の作動により室内空気が本体ケース11の燃焼空気用通路5内に吸引されて混合管部42内に導入され、混合管部42内に導入された燃焼用空気は燃料ガスと共にガスバーナ41の混合ガス室44に流れる。ガスバーナ41の燃焼により発生する燃焼排気は、燃焼胴45の上部に形成された開口から分流板46に沿って流れて、ダクト2内に形成される混合空気用通路20内に排出される。
そして、対流ファン3の作動によりダクト2内に第1吸気口13から室内空気が混合用空気として吸引されると、該混合用空気とガスバーナ41の燃焼により発生する燃焼排気とが混合され、ダクト2の吹出側開口部22と対向する吹出口12から混合空気が温風となって室内へ吹出される。
対流ファン3は、通電電流量に比例して回転数が変化する対流ファンモータ31と、混合空気用通路20内に吹出口12に臨んで配置され、対流ファンモータ31により回転駆動される回転羽根32とを有する。対流ファン3には、その回転速度を検出するホール素子等により構成された第1回転速度センサ33が設けられ、第1回転速度センサ33は、対流ファンモータ31の回転速度に応じた信号を制御部8に出力する。
図1には略して記載されているが、本体ケース11の上面部に運転スイッチ92、温度設定スイッチ93等を有する操作部18が設けられている。運転スイッチ92は、使用者によりオン/オフ操作され、暖房運転制御の開始と停止を制御部8に指示する。室温設定器である温度設定スイッチ93は、室温の希望温度を設定するものであり、使用者の操作により、希望温度が例えば1℃ずつ増減される。設定された希望温度は直ちに制御部8に伝達される。
また、制御部8は、熱電対48、室内温度センサ91等の各検出器から入力された信号に基づいて対流ファン3及び燃焼用ファン6の回転制御とガスバーナ41の燃焼制御を行なう。
次に、図2を参照して制御部8の構成について説明する。制御部8はマイクロコンピュータ等を用いて構成されたものであり、温度設定部81、燃焼制御部82及び送風制御部83を備える。
温度設定部81は、設定温度決定部81a、運転中断温度決定部81b及び運転再開温度決定部81cを備える。設定温度決定部81aは、温度設定スイッチ93により設定された温度を暖房運転の設定温度として決定する。運転中断温度決定部81bは、設定温度に1℃を加算した温度を運転中断温度として決定し、運転再開温度決定部81cは、設定温度を運転再開温度として決定する。運転中断温度決定部81bで決定された運転中断温度と、運転再開温度決定部81cで決定された運転再開温度は、燃焼制御部82と送風制御部83に出力される。
燃焼制御部82は、設定温度と室内温度センサ91の検出温度とが略一致するようにガスバーナ41の目標燃焼量を決定し、目標燃焼量でガスバーナ41が燃焼するようにガス供給管7に設けられた第1電磁弁71、第2電磁弁72、比例制御弁73や、点火電極47を通電制御することで、ガスバーナ41の点火・消火、燃焼量の調節(燃料ガスの供給量の調節)等を行う。
さらに、燃焼制御部82は、室内温度センサ91の検出温度が、運転中断温度まで上昇したときに、ガスバーナ41の目標燃焼量を0としてガスバーナ41の燃焼運転を停止し、停止後、室内温度センサ91の検出温度が運転再開温度以下に下降したときに、ガスバーナ41の燃焼運転を再開させる温調制御も行う。
送風制御部83は、燃焼制御部82により設定された、ガスバーナ41の燃焼量に応じた目標回転速度(ガスバーナ41への燃焼用空気の供給量及び第1吸気口から導入される混合用空気の供給量に対応)で対流ファンモータ31及び燃焼用ファンモータ61が回転するように、対流ファンモータ31及び燃焼用ファンモータ61への供給電流量を調節する。即ち、目標回転速度と、第1回転速度センサ33及び第2回転速度センサ63により検出される実際の対流ファンモータ31及び燃焼用ファンモータ61の回転速度とが一致するように、各ファンモータ31,61への供給電流量を調節する。
次に、図3のフローチャートを参照して、制御部8による、温風暖房機の制御動作について説明する。
使用者が運転スイッチ92をON操作すると、制御部8による温風暖房機の暖房運転制御が開始され、ガスバーナが点火される(ステップS11)。このとき、燃焼制御部82は、第1電磁弁71、第2電磁弁72を開弁し、比例制御弁73の開度を最大として点火電極47に通電してガスバーナ41の点火を行い、送風制御部83は、対流ファンモータ31及び燃焼用ファンモータ61の回転速度を最大にして対流ファン3及び燃焼用ファン6を駆動させる。
ガスバーナ41が点火されると、温度設定スイッチ93で設定された設定温度に基づいた温調運転が開始される(ステップS12)。
温調運転開始後は、室温が設定温度に1℃を加算した運転中断温度を超えたか否かの判定を行なう(ステップS13)。室温が運転中断温度を超えた場合には(ステップS13でYes)、温調運転を停止する(ステップS14)。そして、燃焼制御部82は、第1電磁弁71、第2電磁弁72及び比例制御弁73を閉弁し、送風制御部83は、対流ファンモータ31の回転速度を最低に、燃焼用ファンモータ61の回転速度を最大として対流ファン3及び燃焼用ファン6を駆動させ続けて(ステップS15)、ポストパージ運転を行なう。
ポストパージ運転が開始されると、ポストパージ運転が所定の時間(例えば1分)を経過したか否かの判定が行なわれる(ステップS16)。このときのポストパージ運転時間は、吹出口12から吹出される温風が使用者に不快感を与えないような室温よりやや高い温度となる時間を設定してもよい。ポストパージ運転が所定の時間(例えば1分)を経過した場合には(ステップS16でYes)、ポストパージ運転を終了して、燃焼用ファン6のみによる送風運転を行なう(ステップS17)。この送風運転においては、第1電磁弁71、第2電磁弁72及び比例制御弁73は閉弁したまま、対流ファン3を停止し、燃焼用ファンモータ61は回転速度を最大としたまま駆動させ続ける。
そして、室温が運転再開温度である設定温度以下になったか否かの判定を行なう(ステップS18)。室温が運転再開温度まで下がった場合には(ステップS18でYes)には、ステップS11に戻ってガスバーナを点火し燃焼させる。
図3に示す制御により、暖房運転制御中に温調運転が中断されて、ポストパージ運転が所定時間行なわれた後も、温調運転が再開されるまで、使用者が冷風感を感じないように、燃焼用ファン6のみを駆動させる送風運転を行なう。この送風運転により、第2吸気口14から本体ケース11内に吸込まれた空気が燃焼室4を通過するが、燃焼プレート43が室内よりもまだ温度が高いので燃焼室4を通過する際に空気が燃焼プレート43により暖められて吹出口12及び第1吸気口13から吹出され、室内の空気を循環させることができる。その結果、使用者が冷風感を感じることなく、室内の空気の循環も良好に行なって、第2吸気口14の近くに設けた室内温度センサ91により正確な室温を検出できる。
尚、本実施形態では、ポストパージ運転時間を1分としたが、ポストパージ運転を行なう条件は特にこの時間に限られるものではない。例えば、ダクト2内に配置した分流板46にダクト2内の温度を検出するダクト内温度センサを設けて、このダクト内温度センサが検出した検出温度に基づいて、ポストパージ運転の時間を制御するようにしてもよい。
また、ポストパージ運転時及び送風運転時において、燃焼室4及びダクト2内を流れる空気の流量を多くした方が正確な室内温度を測定できるので、上記実施形態では、燃焼用ファン6は燃焼用ファンモータ61を最大回転数で回転させるようにしたが、回転数は自由に設定することができる。さらに、燃焼用ファン6は、ポストパージ運転時及び送風運転時に、燃焼用ファンモータ61を連続回転させるように制御したが、間欠運転を行なうようにしてもよい。なお、連続運転を行なう方が正確な室内空気温度を測定することができる。
また、ダクト2の側壁に、一端が第2吸気口14に接続され、他端が混合管部42に接続される燃焼用空気導入管を接続して、この燃焼用空気導入管により燃焼空気用通路5を構成するようにしてもよい。この場合、燃焼用空気導入管に連通するように燃焼ファンを設けると共に、燃焼用空気導入管内における第2吸気口14近傍に室内温度センサ91を設ける。燃焼用空気導入管はダクト2と画成して本体ケース11内に組み込まれることになり、燃焼空気用通路5は混合空気用通路20より通路面積を狭くできるので、燃焼用ファン6により、第2吸気口14から吸込まれる燃焼用空気の流速を早くできる。その結果、燃焼用ファン6が小さくても、室内温度センサ91により正確な室内温度を測定できる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。例えば、対流ファンは、ダクト2内における第1吸気口1と燃焼室4との間の第1吸気口1の近くに設けるようにしてもよい。
1 ガスファンヒータ
11 本体ケース
12 吹出口
13 第1吸気口
14 第2吸気口
2 ダクト
20 混合空気用通路
3 対流ファン
4 燃焼室
41 ガスバーナ
47 点火電極
48 熱電対
5 燃焼空気用通路
6 燃焼用ファン
8 制御部
91 室内温度センサ(室内温度検出器)

Claims (3)

  1. 第1吸気口、第2吸気口及び温風の吹出口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内に設けられ、第1吸気口及び前記吹出口に連通し、ガスバーナを有する燃焼室が内部に配置される混合空気用通路と、
    第2吸気口及び前記燃焼室に連通する燃焼空気用通路と、
    第2吸気口から前記燃焼空気用通路を介して燃焼用空気を前記燃焼室内に供給する燃焼用ファンと、
    前記混合空気用通路内に設けられ、第1吸気口から混合用空気を吸引すると共に、前記燃焼室から燃焼用空気を吸引して、燃焼用空気と混合用空気との混合空気を前記吹出口から吹出させる対流ファンと、
    前記燃焼空気用通路内の第2吸気口近くに設けられる室内温度検出器と、
    暖房運転制御中に前記室内温度検出器により検出された室温に基づいて、室温が設定温度になるように吹出口から吹出す温風の温調制御を行なうべく、前記ガスバーナの燃焼及び消火並びに燃焼用ファン及び対流ファンの駆動制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部は、室温が設定温度より所定温度高い運転中断温度になるとガスバーナを消火させて燃焼用ファン及び対流ファンを所定時間駆動させるポストパージ運転を行い、ポストパージ運転後、対流ファンを停止して室温が運転中断温度より低い運転再開温度になるまで燃焼用ファンを間欠運転又は連続運転させるように燃焼用ファン及び対流ファンを駆動制御する温風暖房機。
  2. 請求項1に記載の温風暖房機において、
    燃焼用ファンは対流ファンよりも小型のシロッコファンである温風暖房機。
  3. 請求項1または2に記載の温風暖房機において、
    前記制御部は、ポストパージ運転時に対流ファンを低回転数で駆動させる温風暖房機。
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