JP5319129B2 - 電気化学デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムパッケージを備えた電気化学デバイスに関する。
電気化学デバイス、例えば電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタやレドックスキャパシタやリチウムイオン電池等にはフィルムパッケージを備えたものが存在する。
前記電気二重層キャパシタは、例えば、正極用分極性電極とセパレータと負極用分極性電極とを順次積層して構成された電極部が、ラミネートフィルムから形成されたパッケージに電解液とともに封入されている。そして、前記正極用分極性電極に電気的に接続された一方の端子(正極端子)と、負極用分極性電極に電気的に接続された他方の端子(負極端子)とをフィルムパッケージからそれぞれ露出した構造を有している。
この電気二重層キャパシタは、例えば、以下の方法により製造されている。まず、プラスチック製の保護層と金属製のバリア層とプラスチック製のヒートシール層を順に有する所定サイズの矩形状のラミネートフィルムを用意する。次に、電界液を含浸させた前記電極部を該ラミネートフィルムのヒートシール層側に配置した後、前記電極部を覆い、且つ、正極端子と負極端子が露出するように、前記ラミネートフィルムを折り曲げる。そして、前記ラミネートフィルムの開放側の3辺で前記ヒートシール層を重ね合わせ、該重ね合わせ部分をヒートシールして封止することにより前記フィルムパッケージが形成される。
前記電気二重層を含む電気化学デバイスの近年における小型化に伴い、該電気化学デバイスを一般の電子部品と同様に鉛フリー半田を使用したリフロー半田付けによって基板等に実装できるようにする要望、換言すれば、鉛フリー半田を使用したリフロー半田付けに対応可能な電気化学デバイスの要求が高まっている。
しかし、フィルムパッケージを備えた従前の電気化学デバイスにあっては該フィルムパッケージ自体が鉛フリー半田を使用した高温のリフロー半田付けに対応するものではない。つまり、従前の電気化学デバイスを高温(例えば約250℃)のリフロー炉に投入してリフロー半田付けを行うと、リフロー半田付け時の熱によって例えば電解液の蒸気圧上昇によって前記フィルムパッケージが膨張及び変形を生じ、該膨張及び変形を原因として前記電解液が漏出したり、前記フィルムパッケージが破損する等の不具合を生じ得る。
特許文献1にはフィルムパッケージを備えた電気化学デバイスをケース内に収納した構造が開示されているが、該ケースはフィルムパッケージの熱膨張及び変形を抑止するものではないため前記同様の不具合を生じ得る。
2002−245999
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、鉛フリー半田を使用した高温のリフロー半田付けに対応できる電気化学デバイスを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、フィルムパッケージと、該フィルムパッケージから露出する少なくとも一対の端子を備えた電気化学デバイスにおいて、前記フィルムパッケージの表面に密着して該フィルムパッケージ全体を覆うアーマーを有し、該アーマーは、前記端子の表面に密着して該端子の表面の一部を覆っている。
この電気化学デバイスによれば、フィルムパッケージの表面に密着して該フィルムパッケージ全体を覆うアーマーを有し、該アーマーは、前記端子の表面に密着して該端子の表面の一部を覆っている。このため、リフロー半田付け時の熱がアーマーを通じてフィルムパッケージに伝導しても該フィルムパッケージの熱膨張及び変形を該アーマーによって抑止することができる。これにより該膨張及び変形を原因として電解液が漏出したり、フィルムパッケージが破損する等の不具合を確実に防止することができる。また、フィルムパッケージ全体を覆うアーマーは該フィルムパッケージへの熱伝導を抑制する作用も発揮するので、リフロー半田付け時におけるフィルムパッケージ及びその内側への熱的影響を緩和することができる。
本発明によれば、鉛フリー半田を使用した高温のリフロー半田付けに対応できる電気化学デバイスを提供することができる。これにより、該電気化学デバイスを一般の電子部品と同様に鉛フリー半田を使用したリフロー半田付けによって基板等に実装できるようにする要望に確実に答えることができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図4は本発明を電気二重層キャパシタに適用した実施形態の一例を示す。図1は電気二重層キャパシタの上面図、図2は図1のa−a線における縦断面図、図3は図1のb−b線における縦断面図、図4(A)〜図4(C)は図2のA部の詳細図である。
この電気二重層キャパシタ10は、電極部11と、一対の端子(例えば、正極端子12と負極端子13)と、フィルムパッケージ14と、電界液15と、アーマー16を備える。
電極部11は、正極側電極(符号無し)と負極側電極(符号無し)とを、セパレータ11eを介して交互に積層して構成されている。前記正極側電極は、正極用分極性電極11aと正極用集電体11bと正極用分極性電極11aを順に重ねて構成されている。同様に、負極側電極は、負極用分極性電極11cと負極用集電体11dと負極用分極性電極11cを順に重ねて構成されている。図2には図示の便宜上、正極側電極とセパレータ11eと負極側電極とから成るユニットを2つ重ねたものを示してある。実際のユニット数は必要により増減されるが、前記ユニットを少なくとも1つ有するものであることが好ましい。また、最上層及び最下層にはそれぞれ集電体が配置されているが、製造プロセスの便宜上、その外側に分極性電極やセパレータが付加されてもよい。
前記正極用集電体11bの端にはそれぞれ接続片11b1が設けられており、前記各接続片11b1は正極端子12に接続されている。同様に、前記負極用集電体11dの端にはそれぞれ接続片11d1が設けられており、前記各接続片11d1は負極端子13に接続されている。前記正極端子12と負極端子13とは互いに非接触に配置されており、各々の端部が前記フィルムパッケージ14から露出されている。
前記フィルムパッケージ14は、ヒートシール可能なフィルム、例えば(1)ナイロン等のプラスチックから成る保護層L1と、アルミニウム等の金属から成るバリア層L2と、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックから成る絶縁層L3と、ポリプロピレン等のプラスチックから成るヒートシール層L4を順に有するラミネートフィルム(図4(A)参照)、(2)ナイロン等のプラスチックから成る保護層L1と、アルミニウム等の金属から成るバリア層L2と、ポリプロピレン等のプラスチックから成るヒートシール層L4を順に有するラミネートフィルム(図4(B)参照)、または(3)ポリプロピレン等のプラスチックから成るヒートシール層L4のみを有する非ラミネートフィルム(図4(C)参照)から形成されている。
詳しくは、フィルムパッケージ14は、所定サイズの矩形状フィルムを用意し、電界液15を含浸させた電極部11を該フィルムのヒートシール層L4側に配置した後、電極部11を覆い、且つ、少なくとも一対の端子(例えば、正極端子12と負極端子13)が露出するように、正極端子12及び負極端子13の反対側で前記フィルムを折り曲げてヒートシール層L4を開放側の3辺で重ね合わせ、該重ね合わせ部分を所定温度でヒートシール(図1のヒートシール部14a参照)して封止することにより形成されている。また、電解液15は、フィルムパッケージ14に予め形成した孔を通じてフィルムパッケージ14内に充填し、充填後に前記孔を塞ぐようにしても良い。
前記(1)のラミネートフィルムにおけるバリア層L2は、例えば、パッケージからの電解液の漏出を防止したり、パッケージへの水分の浸入を防止する等の役目を果たしている。また、前記バリア層L2は、例えばアルミニウム等の金属、または例えばAl23等の金属酸化物から成ることが好ましい。
前記(1)のラミネートフィルムにおける絶縁層L3は、ヒートシールによってヒートシール層L4が溶融した場合でもバリア層L2が露出することを防止する役目を果たしている。前記絶縁層L3を有しない前記(2)のラミネートフィルムを用いる場合には、ヒートシールによってヒートシール層L4が溶融した場合でも水分バリア層L2が露出しない程度に十分な厚さのヒートシール層L4を有することが望ましい。また、ヒートシール層L4のみを有する前記(3)の非ラミネートフィルムを用いる場合も、これと同様に該ヒートシール層L4の厚さ(=フィルムの厚さ)を図4(C)に示すように十分に厚くすることが望ましい。
前記フィルムパッケージ14の一方または他方の主面を覆うアーマー16は、前記フィルムパッケージ14を構成するフィルムよりも高い強度を有することが好ましい。該アーマー16は、以下の材料、例えば(1)アルミナ等のセラミックス、(2)表面を絶縁処理した金属、特に合金や冷間圧延したアルミニウム等の金属、または(3)エポキシ樹脂やアラミド樹脂やポリイミド樹脂等のプラスチックからその外観が直方体形状に形成されている。
詳しくは、前記アーマー16は、材料によって形成条件は多少異なる。前記(3)の材料を用いた場合には、例えば以下のように形成される。まず、直方体形状のキャビティを有するモールド(図示省略)を用い、キャビティの中心に正極端子12及び負極端子13の端部が露出するようにフィルムパッケージ14を挿入する。次に、前記キャビティ内に流動性アーマー材料を投入してこれを硬化させ、硬化後にモールドから取り出す。図2及び図3から分かるように、硬化後のアーマー16はフィルムパッケージ14の表面に密着して該フィルムパッケージ14全体を覆っている。また、前記アーマー16は、前記フィルムパッケージ14から露出する一対の端子(例えば正極端子12及び負極端子13)の表面に密着して該正極端子12及び負極端子13の表面の一部を覆っている。
前述の電気二重層キャパシタ10は、鉛フリー半田を使用したリフロー半田付けによって基板等に実装するときには、電気二重層キャパシタ10のアーマー16から露出する一対の端子(例えば正極端子12及び負極端子13)を必要に応じて適宜折り曲げ、該正極端子12及び負極端子13をランド等の被接続箇所にクリーム半田を介して配置した後、電気二重層キャパシタ10を基板等と一緒に高温(例えば約250℃)のリフロー炉に投入する。
前述の電気二重層キャパシタ10にあっては、フィルムパッケージ14の表面に密着して該フィルムパッケージ14全体を覆うアーマー16を有し、該アーマー16は前記フィルムパッケージ14から露出する正極端子12及び負極端子13の表面に密着して該正極端子12及び負極端子13の表面の一部を覆っている。このため、リフロー半田付け時の熱がアーマー16を通じてフィルムパッケージ14に伝導しても該フィルムパッケージ14の熱膨張及び変形を該アーマー16によって抑止することができる。これにより該膨張及び変形を原因として電解液が漏出したり、フィルムパッケージが破損する等の不具合を確実に防止することができる。
また、フィルムパッケージ14全体を覆うアーマー16は該フィルムパッケージ14への熱伝導を抑制する作用も発揮する。このため、リフロー半田付け時におけるフィルムパッケージ14及びその内側への熱的影響を緩和することができる。この作用効果はアーマー16として、厚さ方向の熱伝導率が前記フィルムパッケージ14を構成するフィルムの厚さ方向の熱伝導率よりも低い材料を用いることでより的確に発揮することができる。
上記アーマー16の厚さ方向の熱伝導率、及び前記フィルムパッケージ14を構成するフィルムの厚さ方向の熱伝導率は、例えば、JIS−A1412−1熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部:保護熱板法(GHP法)に準拠して行うことができる。また、上記熱伝導率の測定は、英弘精機株式会社製の熱伝導率測定装置HC−110を用いて測定することができる。
これにより、鉛フリー半田を使用した高温のリフロー半田付けに対応できる電気二重層キャパシタ10を提供することができ、該電気二重層キャパシタ10を一般の電子部品と同様に鉛フリー半田を使用したリフロー半田付けによって基板等に実装できるようにする要望に確実に答えることができる。
以下、図5〜図9を参照して、前述の電気二重層キャパシタ10の部分変形例について説明する。
[第1部分変形例]
図5は第1部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。
同図に示した電気二重層キャパシタ10-1が図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と異なるところは、フィルムパッケージ14の上下中心SL1をアーマー16-1の上下中心SL2よりも下側に所定量OSだけずらした構造とした点、詳しくは前記フィルムパッケージ14の一方の主面(例えば上面)側を覆う前記アーマー16-1の厚さt2を、前記フィルムパッケージ14の他方の主面(例えば下面)側を覆う前記アーマー16-1の厚さt1よりも厚くして電気二重層キャパシタ10-1に上下の方向性を付与した点にある。他の構成は図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と同じであるため同一符号を用いてその説明を省略する。
この電気二重層キャパシタ10-1にあっては、フィルムパッケージ14の上下中心SL1がアーマー16-1の上下中心SL2よりも下側にずれていて、前記フィルムパッケージ14の上面側を覆う前記アーマー16-1の厚さt2が前記フィルムパッケージ14の下面側を覆う前記アーマー16-1の厚さt1よりも厚くなっているので、アーマー16-1の上面からフィルムパッケージ14への熱伝導をより効果的に抑制することができ、リフロー半田付け時におけるフィルムパッケージ14及びその内側への熱的影響をより的確に緩和することができる。しかも、前記フィルムパッケージ14の下面側を覆う前記アーマー16-1の厚さt1が薄くなっている。このため、リフロー半田付け時にフィルムパッケージ14に伝導した熱をアーマー16の下面から基板等に放出し易い。この点からもリフロー半田付け時におけるフィルムパッケージ14及びその内側への熱的影響をより的確に緩和することができる。
[第2部分変形例]
図6(A)は第2部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。同図に示した電気二重層キャパシタ10-2は、フィルムパッケージ14-1が、ヒートシール部14aを構成する2枚のフィルムの重ね合わせ部分がヒートシールにより封止されて形成されている点で先の電気二重層キャパシタと同様である。
前記電気二重層キャパシタ10-2が図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と異なるところは、前記ヒートシール部14aに折り畳み部分14a1を形成した点にある。他の構成は図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と同じであるため同一符号を用いてその説明を省略する。
この電気二重層キャパシタ10-2にあっては、フィルムパッケージ14-1のヒートシール部14aに形成された折り畳み部分14a1によってヒートシール部分の強度補助を行うことができ、しかも、アーマー16によって該折り畳み部分14a1が密着状態で覆われているので、リフロー半田付け時におけるヒートシール部分の熱変形を確実に抑止することができる。
図6(B)は折り畳み部分のさらなる変形例を示すもので、前記フィルムパッケージは、例えば前記(3)非ラミネートフィルムから成り、該フィルムの重ね合わせ部分がヒートシールにより封止されて形成されており、該重ね合わせ部分から突出された1枚のフィルムの端が前記重ね合わせ部分を包むように折り重ねられヒートシールされて折り畳み部分14a2が形成されている。この場合の作用効果は図6(A)の折り畳み部分14a1を形成する場合と同様である。
[第3部分変形例]
図7は第3部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。
同図に示した電気二重層キャパシタ10-3が図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と異なるところは、フィルムパッケージ14-2の幅及び長さを電極部11の幅及び長さよりも広げることによって、前記フィルムパッケージ14-2に封入された電極部11の側面と該側面と向き合う前記フィルムパッケージ14-2の内面とが距離Lをもって離間している点にある。他の構成は図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と同じであるため同一符号を用いてその説明を省略する。
この電気二重層キャパシタ10-3にあっては、電極部11の側面と該側面と向き合うフィルムパッケージ14-2の内面とが可能な限り大きな距離Lをもって離間しているので、リフロー半田付け時におけるアーマー16自体の熱膨張及び収縮による応力がフィルムパッケージ14-2に加わっても該応力を電解液15が充填されている前記離反部分によって吸収することができ、該応力が電極部11に直接的に加わってクラックや変形等を生じることを防止することができる。
[第4部分変形例]
図8は第4部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図1対応の上面図である。
同図に示した電気二重層キャパシタ10-4が図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と異なるところは、アーマー16の正極端子12及び負極端子13が露出する側に面取り形状の向き指示部16aを形成して該向き指示部16aにより一対の端子の方向性(例えば極性)を知らしめるようにした点にある。他の構成は図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と同じであるため同一符号を用いてその説明を省略する。
この電気二重層キャパシタ10-4によれば、アーマー16から露出された一対の端子により前後方向を確認でき、またアーマー16に形成した向き指示部16aによってそれぞれの端子の方向性(例えば極性)を確認することができるので、該電気二重層キャパシタ10-4を基板等に実装する際の端子の方向性(例えば極性)制御を容易に行うことができる。
[第5部分変形例]
図9は第5部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図2対応の縦断面図である。
同図に示した電気二重層キャパシタ10-5が図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と異なるところは、アーマー16の正極端子12及び負極端子13が露出する側に面取り形状の向き指示部16bを形成して該向き指示部16bにより上下の方向性を知らしめるようにした点にある。他の構成は図1〜図4に示した電気二重層キャパシタ10と同じであるため同一符号を用いてその説明を省略する。
この電気二重層キャパシタ10-5によれば、アーマー16に形成した向き指示部16bによって上下方向を確認することができるので、該電気二重層キャパシタ10-5を基板等に実装する際の上下の方向性制御を容易に行うことができる。尚、図9に示した電気二重層キャパシタ10-5においては、向き指示部16bが前記アーマー16に1箇所形成されているが、本発明はこれに限定するものではなく、2箇所であってもよく、また3箇所であってもよい。
尚、前述の説明では、フィルムパッケージを備えた電気二重層キャパシタに本発明を適用したものを例示したが、同様のフィルムパッケージを備えた他の電気化学デバイス、例えばリチウムイオンキャパシタやレドックスキャパシタやリチウムイオン電池等であっても本発明を適用して同様の作用効果を得ることができる。
本発明を電気二重層キャパシタに適用した実施形態を示す、電気二重層キャパシタの上面図である。 図1のa−a線における縦断面図である。 図1のb−b線における縦断面図である。 図2のA部の詳細図である。 第1部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。 第2部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。 第3部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図3対応の縦断面図である。 第4部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図1対応の上面図である。 第5部分変形例を示す、電気二重層キャパシタの図2対応の縦断面図である。
符号の説明
10…電気二重層キャパシタ、11…電極部、12…正極端子、13…負極端子、14,14-1,14-2…フィルムパッケージ、14a…ヒートシール部、14a1,14a2…折り畳み部分、15…電解液、16,16-1,16-2,16-3…アーマー。

Claims (5)

  1. フィルムパッケージと、該フィルムパッケージから露出する少なくとも一対の端子を備えた電気化学デバイスにおいて、
    前記フィルムパッケージの表面に密着して該フィルムパッケージ全体を覆うアーマーを有し、
    前記アーマーは、前記端子の露出基端を含む表面の一部に密着して該端子の一部を覆っており
    前記アーマーの厚さ方向の熱伝導率は前記フィルムパッケージを構成するフィルムの厚さ方向の熱伝導率よりも低い、
    ことを特徴とする電気化学デバイス
  2. 前記フィルムパッケージの一方の主面側を覆う前記アーマーの厚さが前記フィルムパッケージの他方の主面側を覆う前記アーマーの厚さよりも厚い、
    ことを特徴とする請求項1記載の電気化学デバイス。
  3. 前記フィルムパッケージはフィルムの重ね合わせ部分がヒートシールによる封止されて形成されており、該ヒートシール部に折り畳み部分が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電気化学デバイス。
  4. 前記フィルムパッケージはフィルムの重ね合わせ部分がヒートシールにより封止されて形成されており、該重ね合わせ部分から突出された1枚のフィルムの端が前記重ね合わせ部分を包むように折り重ねられヒートシールされて折り畳み部分が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の電気化学デバイス。
  5. 前記フィルムパッケージ内に封入された電極部を備え、該電極部の側面と該側面に向き合う前記フィルムパッケージの内面とが離間している、
    ことを特徴とする請求項1記載の電気化学デバイス。
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