JP5318275B1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーに省エネを実感させる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機10は、空気調和機10の運転条件をユーザーが設定するための操作部30と、空気調和機10の運転に使用する上限の電気代または電力量がユーザーによって入力される入力部34と、入力部34に入力された上限の電気代または電力量と、運転中の空気調和機10が消費する電力量とに基づいて、使用可能な残りの電気代または電力量を算出する残量算出部16と、残量算出部16によって算出された使用可能な残りの電気代または電力量を用いて運転することができる運転可能時間を算出する運転可能時間算出部18と、運転可能時間算出部18によって算出された運転可能時間を空気調和機10の運転開始時または運転中に表示する表示部36とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザーによって運転条件が設定可能な空気調和機に関する。
近年、空気調和機を省エネ運転することが望まれている。例えば、特許文献1に記載された空気調和機の場合、空気調和機を遠隔操作するためのリモートコントローラの表示画面に省エネ運転を実行するために必要な情報を表示する。この情報に基づいてリモートコントローラを介して運転条件を設定すれば、ユーザーは省エネ運転を実行することができる。
特開2011−33285号公報
しかしながら、特許文献1に記載された空気調和機の場合、空気調和機は省エネ運転を実行できるものの、空気調和機の指示にしたがって該空気調和機が省エネ運転を実行するようにユーザーが運転条件の設定を行うため、ユーザーは省エネ運転に貢献したという満足感を得にくい、すなわち省エネを実感しにくい。
そこで、本発明は、空気調和機が省エネ運転を実行できるとともに、ユーザーが省エネを実感できる空気調和機を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の態様によれば、
空気調和機であって、
空気調和機の運転条件をユーザーが設定するための操作部と、
空気調和機の運転に使用する上限の電気代または電力量がユーザーによって入力される入力部と、
入力部に入力された上限の電気代または電力量と、運転中の空気調和機が消費する電力量とに基づいて、使用可能な残りの電気代または電力量を算出する残量算出部と、
残量算出部によって算出された使用可能な残りの電気代または電力量を用いて運転することができる運転可能時間を算出する運転可能時間算出部と、
運転可能時間算出部によって算出された運転可能時間を空気調和機の運転開始時または運転中に表示する表示部とを有し、
運転可能時間算出部がゼロと異なる第1の所定の時間以内の運転可能時間を算出したときに表示部が第2の所定の時間を表示し、
その後、第2の所定の時間を表示した時点から第2の所定の時間が経過したときに、空気調和機の運転が停止する、空気調和機が提供される。
本発明によれば、空気調和機が省エネ運転を実行できるとともに、ユーザーは省エネを実感することができる。
本発明の一実施の形態に係る空気調和機を概略的に示す図 空気調和機とリモートコントローラの構成を示す図 上限の電気代を表示するリモートコントローラの表示部の表示画面を示す図 運転可能時間の算出方法を説明するための図 運転可能時間を表示するリモートコントローラの表示部の表示画面を示す図 空気調和機が運転を停止するまでの時間を表示するリモートコントローラの表示部の表示画面を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る空気調和機を概略的に示している。
図1に示すように、本実施の形態の空気調和機10は、空気調和機10の運転条件をユーザーが設定するための操作部としてリモートコントローラ30を有する。空気調和機10とリモートコントローラ30は、双方向通信が可能に構成されている。
例えば、空気調和機10の運転条件を設定するための信号(例えば、運転を開始または停止するための信号、設定温度を変更するための信号、冷房や暖房などの運転モードを変更するための信号など)がリモートコントローラ30から空気調和機10に出力される。一方、例えば、空気調和機10の現在の運転状態(例えば、設定温度、風向、風量など)の情報が空気調和機10からリモートコントローラ30に出力される。
また、本実施の形態の空気調和機10は、少ない消費電力で空気調和機10をユーザーが運転できるように構成されている。すなわち、空気調和機10は、ユーザーが省エネ運転できるようにサポートする。
具体的には、空気調和機10は、まず、運転の開始時にまたは運転中に、その運転が停止するまでにおける上限の電気代をユーザーが決定できるように構成されている。
また、空気調和機10は、ユーザーが上限の電気代を決定した後から空気調和機10が消費した電力量(消費電力量)に基づいて使用可能な残りの電気代を算出し、算出された残りの電気代を用いて運転することができる時間(運転可能時間)をユーザーに提示するように構成されている。
そのための空気調和機10およびリモートコントローラ30の構成が、図2に示されている。空気調和機10は、リモートコントローラ30と双方向通信するための通信部12と、空気調和機10の消費電力を検出する消費電力検出部14と、残りの電気代を算出する残量算出部16と、運転可能時間を算出する運転可能時間算出部18と、記憶部20とを有する。一方、リモートコントローラ30は、空気調和機10と双方向通信するための通信部32と、ユーザーが所望する上限の電気代が入力される入力部34と、運転可能時間をユーザーに提示するための表示部36とを有する。
上限の電気代がユーザーによって入力されるリモートコントローラ30の入力部34は、例えば、図1に示すように、リモートコントローラ30の本体38に設けられた入力ボタン40を有する。また、表示部36は、例えば、リモートコントローラ30の本体38の正面に設けられた表示画面42を有する。
ユーザーが所望の上限の電気代をリモートコントローラ30に入力するとき、例えば、図3に示すように、上限の電気代42aがリモートコントローラ30の表示部36の表示画面42に表示される。図3では、例えば、上限の電気代42aとして「100円」が表示画面42に表示されている。ユーザーが入力ボタン40の上下ボタン40a、40bを操作すると、表示画面42に表示される上限の電気代42aが増減する。所望の上限の電気代42aが表示画面42に表示されている状態で入力ボタン40の決定ボタン40cをユーザーが押すと、表示画面42に表示されている上限の電気代42aがリモートコントローラ30の入力部34に入力される。なお、表示画面42に表示される上限の電気代42aは、一回の運転にかかるおおよその電気代である。
リモートコントローラ30は、入力部34に入力されたユーザーが所望する上限の電気代に対応する信号を、通信部32を介して空気調和機10に送信する。
空気調和機10の通信部12が上限の電気代に対応する信号をリモートコントローラ30から受け取ると、空気調和機10の消費電力検出部14が消費電力量の検出を開始する。すなわち、ユーザーが上限の電気代を決定してからの空気調和機10の消費電力量の検出を消費電力検出部14は開始する。
消費電力検出部14が消費電力量の検出を開始すると、空気調和機10の残量算出部16は、消費電力検出部14によって検出された消費電力量に基づいて、使用可能な残りの電気代を算出するように構成されている。
具体的には、空気調和機10の残量算出部16は、消費電力検出部14によって検出された消費電力量に基づいて、空気調和機10がリモートコントローラ30から上限の電気代に対応する信号を受け取った後において使用された電気代を算出する。例えば、空気調和機10は、単位電力あたりの電気代の情報を記憶部20に保持し、その情報に基づいて消費電力量に対応する電気代を算出する。
また、残量算出部16は、ユーザーが所望する上限の電気代から消費電力量に対応する電気代を引き算することにより、使用可能な残りの電気代を算出するように構成されている。
空気調和機10の運転可能時間算出部18は、残量算出部16によって算出された使用可能な残りの電気代を用いて空気調和機10を運転することができる運転可能時間を算出するように構成されている。
具体的には、運転可能時間算出部18は、図4に示すように、一定の期間(例えば1時間)をあけて繰り返すタイミングT(n)(nは整数)毎に、運転可能時間を算出する。
タイミングT(n)に運転可能時間を算出する場合を例に挙げて説明する。説明を容易にするために、タイミングT(n)とその直前のタイミングT(n−1)との間の期間P(n)における、すなわち終了直後の期間P(n)における電気代をC(n)とし、その期間P(n)における単位時間あたりの電気代をCs(n)とする。また、タイミングT(n)における使用可能な残りの電気代をCr(n)とする。
期間P(n)における電気代C(n)は、残量算出部16がタイミングT(n−1)で算出した残りの電気代Cr(n−1)からタイミングT(n)で算出した残りの電気代Cr(n)を引き算することにより算出可能である。また、期間P(n)における単位時間あたりの電気代Cs(n)は、期間P(n)における電気代C(n)を期間P(n)の時間で割り算することにより算出可能である。
運転可能時間算出部18は、タイミングT(n)において、終了直後の期間P(n)における単位時間あたりの電気代Cs(n)を平滑化して算出された単位時間あたりの電気代Cs(n)の平滑値Cs(n)’によって使用可能な残りの電気代Cr(n)を割り算することにより、運転可能時間t(n)を算出する。
数式1は、期間P(n)における単位時間当たりの電気代Cs(n)の平滑値Cs(n)’を算出するための式である。
Figure 0005318275
数式1におけるαとβそれぞれは、重み係数(第1および第2の重み係数)であって、その合計が1となるような数字である。例えば、α、βはそれぞれ、0.5である。
数式1に示すように、期間P(n)における単位時間当たりの電気代Cs(n)の平滑値Cs(n)’は、その期間P(n)における単位時間あたりの電気代Cs(n)と重み係数αとを積算して第1の積算値(右辺の第一項)を算出し、1つ前の期間P(n−1)における単位時間あたりの電気代Cs(n−1)の平滑値Cs(n−1)’と重み係数βとを積算して第2の積算値(右辺の第二項)を算出し、その第1および第2の積算値を合計することによって算出される。
タイミングT(n)における運転可能時間t(n)は、数式2に示すように、タイミングT(n)における残りの電気代Cr(n)を、終了直後の期間P(n)における単位時間あたりの電気代の平滑値Cs(n)’で割り算することによって算出される。
Figure 0005318275
期間P(n)における電気代Cr(n)は、期間P(n)における空気調和機10の運転状態と対応する、すなわち期間P(n)における空気調和機10の運転条件と対応する。したがって、タイミングT(n)における運転可能時間t(n)は、近々の運転条件を考慮にいれて算出される。また、期間P(n)より過去の期間における空気調和機10の運転条件も考慮にいれて運転可能時間t(n)は算出される。したがって、例えば、ユーザーがリモートコントローラ30を操作することによって空気調和機10の運転条件が変化しても(例えば、ユーザーによって設定温度が増減されても)、高精度に運転可能時間t(n)を算出することができる。
なお、各期間P(n)における電気代C(s)、単位時間あたりの電気代Cs(n)、およびその平滑値Cs(n)’は、空気調和機10の記憶部20に記憶される。
運転可能時間算出部18が運転可能時間を算出すると、空気調和機10は、通信部12を介して運転可能時間に対応する信号をリモートコントローラ30に送信する。
リモートコントローラ30は、運転可能時間に対応する信号を通信部32を介して受信すると、図5に示すように表示部36の表示画面42に運転可能時間42bを表示する。図5では、運転可能時間42bとして「約8時間」が表示されている。これにより、ユーザーは、自身が決定した上限の電気代を用いて運転することができる空気調和機10の運転可能時間を知ることができる。
空気調和機10の運転中、リモートコントローラ30の表示部36の表示画面42上の運転可能時間42bは更新される。すなわち、空気調和機10の運転可能時間算出部18が新しい運転可能時間を算出する度に(タイミングT(n)毎に)、リモートコントローラ30の表示画面42上の運転可能時間42bが更新される。これにより、ユーザーは、現在実行中の空気調和機10の高精度な運転可能時間を知ることができる。
なお、ユーザーが要求する場合にのみ、リモートコントローラ30の表示部36の表示画面42上に運転可能時間42bを表示するようにしてもよい。
この場合、例えば、空気調和機10の運転可能時間算出部18が運転可能時間を算出すると、その算出された運転可能時間が記憶部20に記憶される。ユーザーがリモートコントローラ30に対して、例えば入力ボタン40を操作して運転可能時間の提供を要求すると、リモートコントローラ30が運転可能時間の提供を要求するための要求信号を空気調和機10に送信する。空気調和機10は、要求信号を受信すると、記憶部20に記憶されている運転可能時間に対応する応答信号をリモートコントローラ30に送信する。そして、リモートコントローラ30は、空気調和機10から受け取った応答信号に基づいて、運転可能時間42bを表示画面42に表示する。これにより、常時運転可能時間42bを表示画面42に表示する場合に比べて、リモートコントローラ30の電力消費を抑制することができる。例えば、リモートコントローラ30が着脱可能に内蔵するバッテリ(図示せず)によって駆動する場合、そのバッテリの消耗を抑制することができる。
リモートコントローラ30の電力消費に関連して言えば、残りの電気代を算出する残量算出部16と空気調和機10の運転可能時間を算出する運転可能時間算出部18とは、リモートコントローラ30に設けることも可能であるが、図2に示すように、空気調和機10に設けるのが好ましい。これにより、リモートコントローラ30は、残りの電気代や運転可能時間を算出するために電力を消費することがなくなる。その結果、リモートコントローラ30の電力消費が抑制される。
また、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出すると、リモートコントローラ30は、運転可能時間がゼロであることを表示部36の表示画面42に表示するようにしてもよい。これにより、ユーザーは、運転中の空気調和機10の電気代がユーザーによって決定された上限の電気代に達したことを知ることができる。
運転可能時間がゼロであることをリモートコントローラ30の表示部36の表示画面42に表示することに代わってあるいはそれに加えて、空気調和機10は、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出すると、運転を停止してもよい。これにより、空気調和機10の電気代が、ユーザーによって決定された上限の電気代を越えることが抑制される。さらに、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出したときに、上限の電気代の表示部36への表示を消すことにより、ユーザーに上限に電気代に達したことを通知することもできる。すなわち、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出したときに、運転可能時間がゼロであることを表示部36が表示する動作、上限の電気代の表示部36への表示を消す動作、または空気調和機10の運転が停止する動作の少なくとも1つを実行するように空気調和機10を構成することにより、ユーザーに上限の電気代に達したことを知らせることができる。
これに関連して、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出したときに、空気調和機10の運転が停止するか否かをユーザーが選択可能に空気調和機10を構成してもよい。例えば、リモートコントローラ30の入力ボタン40をユーザーが操作することにより、ゼロの運転可能時間が算出された後の空気調和機10の動作として、空気調和機10の運転が停止するか否かがユーザーによって選択される。これにより、ユーザーの好みにあわせて、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出した後の空気調和機10の動作を決定することができる。
また、運転可能時間算出部18がゼロの運転可能時間を算出したときに空気調和機10の運転を停止する場合、運転を停止する前にユーザーに通知するようにしてもよい。
例えば、運転可能時間算出部18が運転可能時間として第1の所定の時間(ゼロと異なる、例えば45分)を算出したとき、第1の所定の時間に比べて短い第2の所定の時間(例えば30分)42cを、図6に示すように、空気調和機10が運転を停止するまでの時間としてリモートコントローラ30の表示部36の表示画面42に表示する。その後、第2の所定の時間を表示した時点から第2の所定の時間が経過したときに、空気調和機10は運転を停止する。これにより、ユーザーは、空気調和機10の運転が停止する前に、空気調和機10が停止するまでの時間を知ることができる。例えば、唐突に空気調和機10が停止してユーザーが驚くことが抑制される。
補足すると、運転可能時間算出部18によって算出される運転可能時間には誤差が含まれるため、運転可能時間は増減しうる。したがって、運転可能時間をそのまま空気調和機10が停止するまでの時間として表示部36を介してユーザーに知らせるように空気調和機10が構成される場合、空気調和機10が停止するまでの時間が増減する可能性がある。その結果、ユーザーが混乱するおそれがある。そこで、空気調和機10が停止するまでの第2の所定の時間を表示部36を介してユーザーに知らせた後は、その第2の所定の時間を知らせた時点から第2の所定の時間が経過したときに空気調和機10を停止させるようにしている。また、第2の所定の時間を空気調和機10の停止までの時間として表示部36を介してユーザーに知らせた後は、リモートコントローラ30が第2の所定の時間をカウントダウンするように構成するのが好ましい。これにより、第2の所定の時間をユーザーに知らせた後に、リモートコントローラ30の置き場所の変更等によって空気調和機10とリモートコントローラ30との通信接続が確立できない状態になっても、空気調和機10の停止とリモートコントローラ30の表示とを同期させることができる。
本実施の形態によれば、空気調和機10が省エネ運転を実行できるとともに、ユーザーは省エネを実感することができる。
具体的には、図5に示すようにリモートコントローラ30の表示部36の表示画面42に運転可能時間が表示されることにより、ユーザーは、空気調和機10の運転条件と、ユーザー自身が決定した上限の電気代と、空気調和機10の運転可能時間との相関関係を経験的に知ることができる。
すなわち、どのような運転条件であれば、少ない電気代(すなわち少ない電気量)で長時間運転可能であるのかをユーザーは効率的に且つ経験的に知ることができる。つまりは、省エネ運転が実現できる運転条件を経験的に知ることができる。
例えば、ユーザーがリモートコントローラ30を操作して空気調和機10の運転条件を変更すると、空気調和機10の消費電力量が変化し(すなわち残量検出部16によって算出される使用可能な残りの電気代が変化し)、その結果、運転可能時間算出部18によって算出される運転可能時間が変化する。したがって、ユーザーは、運転可能時間が減少した場合には、ユーザーが変更した後の運転条件が省エネに貢献していないと知ることができ、一方、運転可能時間が増加した場合には、その運転条件が省エネに貢献していると知ることができる。
このようにユーザーが経験的に省エネに寄与する運転条件を知り、そのユーザーが空気調和機10の運転条件を設定することにより、空気調和機10は省エネ運転を実行することが可能になる。また、その結果、ユーザーは、省エネ運転に貢献しているという満足感を得ることができる、すなわち省エネを実感することができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、運転の開始時にまたは運転中に、その運転が停止するまでにおける上限の電気代をユーザーが決定できるように空気調和機は構成されている。しかし、本発明は、これに限らない。すなわち、連続する複数の運転における上限の電気代をユーザーが決定できるように空気調和機を構成してもよい。ただし、この場合、複数の運転それぞれの間の運転停止期間が長くなりすぎると、ユーザーが省エネ運転を実現できる運転条件を経験的に知ることが困難になる可能性がある。
また例えば、空気調和機10の運転可能時間算出部18による運転可能時間の算出方法は、上述の方法、すなわち数式1および2を用いた方法に限定されない。
別の実施の形態の空気調和機の運転可能時間算出部は、一定の期間をあけて繰り返すタイミング毎に運転可能時間を算出するように構成される。その運転可能時間を、その運転可能時間を算出するタイミングにおける残りの電気代と、同タイミングにおける空気調和機の運転条件とに基づいて算出する。
例えば、空気調和機の様々な運転条件と、各運転条件で空気調和機を運転したときの単位時間あたりの電気代との対応関係が予め実験的にまたは理論的に求められ、その対応関係データが空気調和機の記憶部に記憶されている。
運転可能時間算出部は、残りの電気代を、運転条件に対応する単位時間あたりの電気代で割り算することにより、運転可能時間を算出する。
このように、本発明は、残量算出部によって算出された使用可能な残りの電気代を用いて運転可能時間を算出できるのでれば、その算出方法は問わない。ただし、上述の実施の形態の算出方法(すなわち数式1および2を用いる方法)が、高精度に運転可能時間を算出することができるので好ましい。
さらに、空気調和機の電気代は、空気調和機が使用する電力量に一義的に対応することは明らかである。したがって、電気代に代わって電力量を用いて運転可能時間を算出するように空気調和機を構成してもよい。
この場合、電気代に代わって、上限の電気代と一義的に対応する上限の電力量がユーザーによって入力されるように空気調和機のリモートコントローラの入力部が構成される。すなわち、ユーザーは、所望する上限の電力量をリモートコントローラの入力部に入力する。
また、空気調和機の残量算出部は、ユーザーが所望する上限の電力量(入力部に入力された上限の電力量)と、運転中の空気調和機が消費する電力量(消費電力量)とに基づいて、使用可能な残りの電力量を算出するように構成される。すなわち、上限の電力量から消費電力量が引き算されることにより、使用可能な残りの電力量が算出される。
さらにまた、空気調和機の運転可能時間算出部は、残量算出部によって算出された使用可能な残りの電力量を用いて運転することができる運転可能時間を算出するように構成される。
さらに、本発明は、上述の実施の形態の空気調和機10とリモートコントローラ30のように、空気調和機を操作するための操作部が空気調和機の本体と別体に構成される空気調和機に限らない。例えば、室内の床面に載置可能に、また移動可能に、さらに本体と一体に操作部、入力部、および表示部が設けられている空気調和機であってもよい。
本発明は、ユーザーによって運転条件が設定可能な空気調和機であれば適用可能である。
10 空気調和機
12 通信部
14 消費電力検出部
16 残量算出部
18 運転可能時間算出部
20 記憶部
30 操作部(リモートコントローラ)
32 通信部
34 入力部
36 表示部
42a 上限の電気代
42b 運転可能時間
42c 所定の時間
P(n) 期間
T(n) タイミング
Cr(n) 残りの電気代
Cs(n) 単位時間あたりの電気代
Cs(n)’ 単位時間あたりの電気代の平滑値

Claims (5)

  1. 空気調和機であって、
    空気調和機の運転条件をユーザーが設定するための操作部と、
    空気調和機の運転に使用する上限の電気代または電力量がユーザーによって入力される入力部と、
    入力部に入力された上限の電気代または電力量と、運転中の空気調和機が消費する電力量とに基づいて、使用可能な残りの電気代または電力量を算出する残量算出部と、
    残量算出部によって算出された使用可能な残りの電気代または電力量を用いて運転することができる運転可能時間を算出する運転可能時間算出部と、
    運転可能時間算出部によって算出された運転可能時間を空気調和機の運転開始時または運転中に表示する表示部とを有し、
    運転可能時間算出部がゼロと異なる第1の所定の時間以内の運転可能時間を算出したときに表示部が第2の所定の時間を表示し、
    その後、第2の所定の時間を表示した時点から第2の所定の時間が経過したときに、空気調和機の運転が停止する、空気調和機。
  2. 操作部が空気調和機と双方向通信が可能なリモートコントローラで構成され、
    入力部と表示部とがリモートコントローラに設けられ、
    残量算出部と運転可能時間算出部とが空気調和機に設けられている、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 表示部は、ユーザーが操作部を介して要求したときに、運転可能時間を表示するように構成されている、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 運転可能時間算出部は、
    一定の期間をあけて繰り返すタイミング毎に、終了直後の期間における単位時間あたりの電気代または消費電力量を平滑化して算出された単位時間あたりの電気代または消費電気量の平滑値によって使用可能な残りの電気代または電気量を割り算することにより、運転可能時間を算出し、
    終了直後の期間における単位時間あたりの電気代または消費電力量の平滑値は、終了直後の期間における単位時間あたりの電気代または消費電力量と第1の重み係数とを積算して第1の積算値を算出し、1つ前の期間における単位時間あたりの電気代または消費電力量の平滑値と第2の重み係数とを積算して第2の積算値を算出し、第1および第2の積算値を合計することによって算出され、
    第1および第2の重み係数の合計は1である、請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 空気調和機の運転開始時にまたは運転中に、その運転が停止するまでにおける上限の電気代または電気量が入力されるように入力部が構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和機。
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