JP5478397B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和機に関するものである。
従来、空気調和機と遠隔制御装置とにそれぞれ双方向通信手段を設け、空気調和機本体には消費電力又は電気料金を計測する計測手段を設け、遠隔制御装置の表示部には、予め設定された日数の間の消費電力又は電気料金の総積算値を表示する空気調和機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、空気調和機の運転開始時に単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは単位時間当たりの電気代の予測値、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値の情報を提供することができる表示装置を備えた空気調和機が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−99465号公報 特開2010−71505号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の空気調和機は、運転中もしくは停止中に、遠隔制御装置から消費電力の要求指令を受けると、遠隔制御装置に対し消費電力等のデータを送信し表示部に表示されるが、運転中は現時点の消費電力、停止中は前回の運転における消費電力が表示されるため、現在もしくは過去の消費電力しか把握できず、ユーザーは具体的にどのように空気調和機を動作させればよいか分からないという課題があった。
また、上記特許文献2記載の空気調和機は、単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは単位時間当たりの電気代の予測値、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値の情報を空気調和機の表示装置に提供することができるが、空気調和機の運転を開始しなければ、予想値が分からないという課題があった。
この発明は、上記のよう課題を解決するためになされたもので、空気調和機の運転を開始する前に、遠隔制御装置の表示部に現在の設定で運転を行ったときの積算電力量の予想値、もしくは単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値の情報を表示することで、運転を行う前に運転した場合の情報が手元でわかり、省エネ意識を促進することができる空気調和機を提供する。
この発明に係る空気調和機は、室内制御装置を有する室内機と、表示部を有する遠隔制御装置との間で双方向に通信し情報を送受信する空気調和機において、
室内機は、
単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を算出・記憶する室内制御装置と、
遠隔制御装置により、空気調和機の運転を開始するとき、もしくは、運転を停止するときに、単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を遠隔制御装置に送信する送信部と、を備え、
遠隔制御装置は、空気調和機の運転停止時に、単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値と、遠隔制御装置で設定されている現在の設定内容との比較値より、少なくとも現在の設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値を算出し、常時もしくは所定の条件のときに、少なくとも現在の設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、積算電気量から換算した単位時間当たりの電気代の予想値(燃費)を表示部に表示するものである。
この発明に係る空気調和機は、運転開始前に、少なくとも遠隔制御装置で設定した現在の設定内容で空気調和機を運転した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)がわかるため、ユーザーが想定している予想値と異なる場合に、運転を開始する前に設定内容を変更することができる。また手元にある遠隔制御装置の表示部に予測値を表示させるために、視認性が良くユーザーに省エネ意識を促進することができる。
実施の形態1を示す図で、空気調和機で使用するリモコン1の平面図。 実施の形態1を示す図で、リモコン1の送信部12における縦断面図。 実施の形態1を示す図で、リモコン1の受信部13における縦断面図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機の室内機20の正面図。 実施の形態1を示す図で、空気調和機の室外機30の分解斜視図。 実施の形態1を示す図で、室内制御装置と遠隔制御装置の動作の一例を示すフローチャート図。 実施の形態1を示す図で、人中心の制御を実施する場合の運転前に表示させる表示例を示す図。 実施の形態1を示す図で、部屋全体の制御を実施する場合の運転前に予想燃費を表示させる表示例を示す図。 実施の形態1を示す図で、人中心の制御を実施する場合と部屋全体の制御を実施する場合を同時に運転前に予想燃費を表示させる表示例を示す図。 実施の形態1を示す図で、人中心の制御を実施する場合の運転前に予想燃費と現在の設定と、現在の室温状況を一度に表示させる表示例を示す図。 実施の形態1を示す図で、室内制御装置と遠隔制御装置の動作の他の例を示すフローチャート図。
実施の形態1.
図1は実施の形態1を示す図で、空気調和機で使用するリモコン1の平面図である。図1に示すように、リモコン1(遠隔制御装置)は、少なくとも以下に示す情報を表示可能な液晶ディスプレイ(LCD)の表示部2を備える。
(1)時刻;
(2)冷房、除湿、暖房、送風などの運転モード;
(3)設定温度・湿度などの設定状況;
(4)省エネ運転情報(おすすめ運転や省エネアドバイスに関する情報)。
表示部2は、変化に富んだ画像表示を行うために、フルドット液晶ディスプレイを使用している。
表示部2の下に、室内機20の運転開始・停止を行う運転入/切ボタン3が設けられている。
運転入/切ボタン3の下に、温度の調節を行う温度調節ボタン4と湿度の調節を行う湿度調節ボタン5とが左右に並べて配置されている。
温度の調節を行う温度調節ボタン4と湿度の調節を行う湿度調節ボタン5の下に、運転モードを変更するボタンが設けられる。即ち、左から、冷房運転を行う冷房ボタン6、除湿運転を行う除湿ボタン7、暖房運転を行う暖房ボタン8が左右に並べて配置されている。
これらの運転モードを変更するボタンの下に、表示部2に表示された項目を選択することのできる選択ボタン9が設けられている。
選択ボタン9の下に、運転前に単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)や設定温度と現在の温度を表示させる専用ボタン11が設けられている。
また、専用ボタン11の横に、送風運転を行う送風ボタン10が設けられている。
リモコン1の内部の最上部に、室内機20(後述する)に送信を行う送信部12、室内機20からの信号を受信する受信部13が設けられている。
図2は実施の形態1を示す図で、リモコン1の送信部12における縦断面図である。図2に示すように、室内機20に送信を行う送信部12は、リモコン1の内部の最上部に配置されている。送信部12には、赤外LED(発光ダイオート)を使用している。
また、リモコン1の内部には、リモコンが移動したことを検知する移動量検知センサー14が設けられている。移動量検知センサー14には、例えば、位置変化をピエゾ抵抗素子によって検出する、半導体式の加速度センサーのピエゾ抵抗型3軸加速度センサーを使用している。
また、図2では、移動量検知センサーをリモコン1の内部上部に配置しているが、この位置に限られたわけではなく、移動量が検知できる箇所であればよい。
図3は実施の形態1を示す図で、リモコン1の受信部13における縦断面図である。図3に示すように、室内機20からの信号を受信する受信部13は、送信部12と並んでリモコン1の内部の最上部に配置されている。但し、図3では送信部12は見えていない。受信部13には、赤外線信号を受光する受光素子を使用している。
図4は実施の形態1を示す図で、空気調和機の室内機20の正面図である。次に、空気調和機の室内機20の本実施の形態に関連する部分の構成を、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、室内機20は、その前面の調和空気の吹出口21の上に、リモコン1の送信部12からの赤外線信号を受信する受信部22を備える。
また、受信部22と同様に、調和空気の吹出口21の上に、リモコン1に赤外線信号を送信する送信部23を備える。送信部23には、リモコン1の送信部12と同様に、赤外LED(発光ダイオート)を使用している。
室内機20にはプラグ26が設けられ、室内のコンセントより電源を供給される。
室内機20と室外機30(後述する)との情報及び制御のやりとりを行うケーブル40が、室内機20の背面の所定の位置に接続されている。一例では、背面から見て室内機20の左隅に、ケーブル40は接続されている。
図示はしないが、室内の空気温度を測定する室内温度センサーや室内の空気湿度を測定する湿度センサーが、例えば、室内空気の吸込口24の近傍や室内機の側面に空隙を設け風の流れをつくり、風の流れのある箇所に設けられている。
また、室内機20には、床・壁の輻射熱や、人の温度を測定することができるサーモパイル赤外線センサー25が設けられている。
また、図示はしないが、空気調和機の運転を制御する制御装置に内蔵された室内マイクロコンピュータが、例えば、室内機20の電気品箱に収納されている。室内マイクロコンピュータには、制御に関係するプログラムが組み込まれている。
図5は実施の形態1を示す図で、空気調和機の室外機30の分解斜視図である。図5に示すように、空気調和機の室外機30は、空気調和機の運転を制御する制御装置31に内蔵された室外マイクロコンピュータが、例えば、室外機30の電気品箱に収納されている。
また、室外機30には、室外空気温度を測定する室外温度センサー33が内蔵されている。室外温度センサー33は、例えば、サーミスタで構成される。
また、室外機30には、冷凍サイクルを構成する圧縮機32(冷媒を圧縮するもので、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、レシプロ圧縮機などがある)、熱交換器34(プレートフィン型)、減圧装置(電子膨張弁)、冷媒の流れる方向を切り替える四方弁などが搭載されている。
また、熱交換器34の冷媒と空気との熱交換を促進するために、熱交換器34に送風を行う送風機35が設けられる。送風機35は、軸流送風機が使用される。
次に動作について説明する。
図6は実施の形態1を示す図で、室内制御装置と遠隔制御装置の動作の一例を示すフローチャート図である。先ず、空気調和機の停止中に、リモコン1が単位時間当たりの電気代(燃費)を、リモコン1の専用ボタン11が押されたとき、もしくはリモコン1の移動が検知されたときに、表示部2に表示する例から説明する。
室内制御装置は、前回の運転時に、リモコン1からの運転入/切ボタン3のOFF信号を受信すると、単位時間当たりの積算電力量αの算出・記憶及び運転中の設定情報平均値βの算出・記憶を行う(S10)。このS10を、単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を算出・記憶部とする。そして、単位時間当たりの積算電力量α及び運転中の設定情報平均値βを室内機の送信部23が送信し(S11)、リモコン1の受信部13が受信し、リモコンマイクロコンピュータ(図示しない)に記憶させる(S20)・・・(通信X)。さらに、室内制御装置は、電源をOFFして空気調和機は停止する(S12)。S11を単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を前記遠隔制御装置に送信する送信部とする。
その後、リモコン1は、単位時間当たりの積算電力量α及び運転中の設定情報平均値βをリモコンマイクロコンピュータに記憶した状態で、待機状態となる。
次に、リモコン1の専用ボタン11が押されるか、またはリモコン1の移動が検知された場合(S21)、リモコン1は、リモコンマイクロコンピュータに記憶した、単位時間当たりの積算電力量αと、設定情報平均値βと現在リモコン1で設定されている設定内容との比較値より、その設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値をリモコンマイクロコンピュータで算出(予測)し(S22)、表示部2に表示する(S23)。尚、図6では、単位時間当たりのCO2排出量の予測値については図示していない。
図7乃至図10は実施の形態1を示す図で、図7は人中心の制御を実施する場合の運転前に表示させる表示例を示す図、図8は部屋全体の制御を実施する場合の運転前に予想燃費を表示させる表示例を示す図、図9は人中心の制御を実施する場合と部屋全体の制御を実施する場合を同時に運転前に予想燃費を表示させる表示例を示す図、図10は人中心の制御を実施する場合の運転前に予想燃費と現在の設定と、現在の室温状況を一度に表示させる表示例を示す図である。リモコン1の表示部2に表示される電気代の予測値(燃費)の表示例を、図7乃至図10を参照しながら説明する。
図7に示すように、室内機20から送信される設定内容として、室内機20に設けられているサーモパイル赤外線センサー25により、室内の温度と人の体温との温度差により人を判断し、人のいる部屋の位置中心に空調を行うモードの場合は、リモコン1の表示部2には「人数に合わせた運転。一人なら1時間約4.5円」と表示することができる。
また、図8に示すように、室内機20から送信される設定内容として、サーモパイル赤外線センサー25により、室内の温度ムラを検知し部屋全体をムラなく空調を行うモードの場合は、リモコン1の表示部2には「お部屋全体を空調なら1時間約5.0円」と表示することができる。
また、図9に示すように、室内機20から送信される設定内容にかかわらず、サーモパイル赤外線センサー25を用いた、人のいる部屋の位置中心の空調、もしくは、部屋全体をムラなく空調を行うモードの場合の各々の単位時間あたりの電気代の予測値を表示させる。かつ、どちらのモードで運転を開始するか選択し運転を開始することができる選択ボタン9を設けることで、ユーザーの好みの運転モードにおいて今後の電気代の予想値がわかるようにすることができる。
ここで、どちらが選択されているか枠線の太さを変化させることで、容易にわかるようにすることができる。図9の例は、人のいる部屋の位置中心の空調を行うモードを選択している。
また、運転停止中に専用ボタン11もしくは移動量検知センサー14で移動量を検知できた場合に、リモコン1の送信部12より室内機20の受信部22とで双方向通信を行い、室内機20に設けられている温度センサーより現在の室内の温度を検知し、その検知結果を室内機20の送信部23からリモコン1の受信部13へ送信させる。
リモコン1では、図10で示すように、受信した現在の室温温度情報と現在リモコン1で設定されている設定温度を数値と絵でわかり易く表現し、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)と共に表示部2に表示させる。
ユーザーは、リモコン1に表示された単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)等を見て、例えば、設定温度を変更したい場合は、温度調節ボタン4を押して設定を変更する(S24)。
リモコン1は、リモコンマイクロコンピュータに記憶した、単位時間当たりの積算電力量αと、設定情報平均値βと設定が変更された設定内容との比較値より、その設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値をリモコンマイクロコンピュータで算出(予測)し(S22)、表示部2に表示する(S23)。尚、図6では、単位時間当たりのCO2排出量の予測値については図示していない。
単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)等がユーザーが納得できるものであれば、設定条件変更を終了し(S24で設定条件変更なし)、例えば、冷房運転を開始したい場合は、リモコン1の運転入/切ボタン3又は運転モードである冷房ボタン6で冷房運転の開始信号を送信部12から室内機20に送信することにより、空気調和機は運転を開始する。
ユーザーが前回の運転の設定内容から今回の運転まで、設定を変更しなかった場合は(S24で設定条件変更なし)、前回空気調和機が運転していたときの各種設定内容で、空気調和機は運転を行う(ここでいう各種設定内容とは、温度、湿度、風速、風向などのことを示す)。S21で、リモコン1の専用ボタン11が押されない、またはリモコン1の移動が検知されないまま、リモコン1の運転入/切ボタン3又は運転モードである冷房ボタン6で冷房運転の開始信号を送信部12から室内機20に送信することにより、空気調和機が運転を開始する場合も同様である。
室内機制御装置は、リモコン1の送信部12から送信される運転の開始信号を室内機20の受信部22が受信すると、電源をONにして空気調和機の運転(今回の運転)を開始させる(S13)。
続いて運転開始時に、室内機制御装置は、室内マイクロコンピュータで記憶していた前回の単位時間当たりの積算電力量αと前回の運転中の設定情報平均値βを室内機の送信部23が送信し(S14)、リモコン1の受信部13が受信し、リモコンマイクロコンピュータ(図示しない)に記憶させる(S26)・・・(通信Y)。このように、複数回リモコン1と室内機20とで双方向通信させることで、双方向通信が失敗した場合でも、前回の送信データを用いることができ、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を表示するこができないということを回避することができる。
リモコン1からの受信した情報は、室内マイクロコンピュータが、例えば冷房モードと、室温と設定温度の差のデータとを、ケーブル40を使って室外機30(制御装置31に内蔵された室外マイクロコンピュータ)に送信する。
室内機20の情報(冷房モードと、室温と設定温度の差のデータ)を受信した室外マイクロコンピュータの指令により、最適な周波数(冷房モードで、室温を設定温度に速やかに近づける周波数)での運転を圧縮機32は行う。
それにより空気調和機は、室温が設定した温度になるように、圧縮機32の周波数を可変しながら冷房運転を行う。
室内機20の室内マイクロコンピュータは、室外マイクロコンピュータと通信を行い、空気調和機の運転時の電流を検出する回路(図示せず)から出力される電流値と、圧縮機32を含む機器(圧縮機32以外に、室内外の送風機など)の運転特性(送風機回転数、電流値など)から予め定めた力率の値と、空気調和機の電源電圧から、積算電力量を算出する。
また、算出した積算電力量と運転開始からの累積運転時間から、単位時間当たりの積算電力量Aを算出し室内マイクロコンピュータに記憶する(S15)。
また、電気代は、算出した単位時間当たりの積算電力量Aと電気代単価(円/kWh)との積で求める。
ここで、電気代単価は、リモコン1で、任意に金額に設定することができ、使用者の地域にあった金額を入れることができ、よりユーザーが使用する環境での電気代に値に近づけることができる。
また、室内マイクロコンピュータは、運転開始から停止するまでの期間内で設定された設定内容(温度、湿度など)の平均値Bを記憶する(S15)。S15を、単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を算出・記憶部とする。
そして、ユーザーは、リモコン1の運転入/切ボタン3を押して運転停止信号をリモコン1の送信部12から室内機20へ送信する(S27)。
室内機20の受信部22が、リモコン1からの運転停止信号を受信すると(S16)、空気調和機を停止させる前に、室内機20の室内マイクロコンピュータは、記憶していた設定内容の平均値Bと単位時間当たりの積算電力量Aを室内機の送信部23が送信し(S17)、リモコン1の受信部13が受信し、リモコンマイクロコンピュータに記憶させる(S28)・・・(通信Z)。S17を、単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を前記遠隔制御装置に送信する送信部とする。
ここで、設定内容の平均値Bと単位時間当たりの積算電力量Aが、運転停止時の通信Zが成功し取得できた場合は、運転開始時の通信Yで取得した情報に上書きして記憶される。
単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を表示部2に表示させるきっかけとして、リモコン1の専用ボタン11が押されたとき、もしくはリモコン1の移動が検知されたときに、電気代の予測値(燃費)を表示部2に一定時間表示させることより、リモコン1の電池寿命が短くなるのを抑制することができる。
リモコン1の移動量を検知することのできる移動量検知センサー14を用いることで、ユーザーがリモコン1を手に取った場合に、設定内容で運転した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値をリモコンマイクロコンピュータで算出し表示部2に表示させることで、より容易に、電気代の予測値(燃費)を確認することができる。
また、移動量検知センサー14を設けることで、手に取ったときは表示させ、一定時間、移動を検知することがない場合には表示内容を消し、リモコン1の電池寿命が短くなるのを抑制することができる。
以上のように、運転を開始する前にリモコン1に設定している内容で単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を表示させることで、必要以上に設定温度を下げる(冷房時)という非省エネ行動を抑制し、ユーザーの省エネ行動を促進させる。また、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)に加え、現在の温度と運転する前の設定している設定温度を見せることにより、この程度であれば空気調和機の使用を控えよう、もしくは、設定温度を高めにしよう(冷房時)というユーザーの省エネ行動を促進させることができる。
また、室温と、設定温度の差による内容を説明したが、室内機20から送られる情報として室内温度センサー、湿度センサー、サーモパイル赤外線センサー25から算出する体感温度と、リモコン1で設定された体感温度を数値と絵でわかり易く表現することで、より使用者の感じている温度で訴えることができ同様な効果を得られる。ここで、体感温度算出部は、室内温度センサー、湿度センサー、サーモパイル赤外線センサー25から体感温度を算出するものとする。
さらに室内機20本体の表示ではなく、手元のリモコン1に表示させることより視認性を良くし、リモコン1の移動量を移動量検知センサー14で検知した場合に単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を表示させることにより、ユーザーが意識せずに、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)をリモコン1の表示部2で表示させることができ、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を確認することができ、ユーザーの省エネ行動を促進させることができる。また、移動量検知センサー14で単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)の表示をさせるだけでなく、一定時間動きがない場合は、表示を消すことで、リモコンの電池寿命を延命することができる。
また、図6に示すように、リモコン1と室内機20との双方向通信を運転停止時の通信Xだけでなく、次回運転開始時にリモコン1と室内機20との双方向通信Yを実施し、この情報を前記通信Xと同じデータを送信させる。
このように、複数回リモコン1と室内機20とで双方向通信させることで、双方向通信が失敗した場合でも、前回の送信データを用いることができ、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)を表示するこができないということを回避することができる。
ここで通信を運転前と運転後の2回としたが、これに限らず、一連の運転中にリモコン1から信号が送信されてきたときに、複数回双方向通信により情報のやり取りを実施しても同様の効果が得られる。
また、室内マイクロコンピュータで記憶する単位時間当たりの積算電力量と運転中の設定情報平均値および、リモコンマイクロコンピュータに記憶した、単位時間当たりの積算電力量と、設定内容の平均値は、冷房・暖房・除湿のモード毎で、記憶させ各々のモードで予測値を算出させることで、運転モードによる電力量の差を表示することを避けることが出来る。
前記双方向通信手段として赤外LEDを用いたが、無線通信を用いた双方向通信にすることで、室内機20とリモコン1との間で指向性がなくなり、送信が失敗する確立が少なくなる効果が得られる。
図11は実施の形態1を示す図で、室内制御装置と遠隔制御装置の動作の他の例を示すフローチャート図である。図6の例では、空気調和機の停止中に、電池の寿命を長くするためリモコン1が単位時間当たりの電気代(燃費)を、リモコン1の専用ボタン11が押されたとき、もしくはリモコン1の移動が検知されたときに、表示部2に表示する例を説明したが、空気調和機の停止中常に単位時間当たりの電気代(燃費)を、リモコン1の表示部2に表示してもよい。
図11に示すフローチャートでは、空気調和機の停止中常に単位時間当たりの電気代(燃費)を、リモコン1の表示部2に表示するので、図6のS21がない。その他は、同じ内容である。
図7と同様、空気調和機の運転停止後は、リモコンマイクロコンピュータに記憶した、単位時間当たりの積算電力量Aと、設定内容の平均値Bと運転開始前のリモコン1で設定されている設定内容との比較値より、その設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値をリモコンマイクロコンピュータで算出し表示部2に表示させる。
また、運転停止時に、室内機20とリモコン1との通信Zが失敗した場合は、開始時の通信Yにより室内機20から受け取った前回運転時の設定内容の平均値αと単位時間当たりの積算電力量βと運転開始前のリモコン1で設定されている設定内容より、その設定状況で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値をリモコンマイクロコンピュータで算出し表示部2に表示させる。
また、室内温度・湿度に加え、サーモパイル赤外線センサー25を用い体感温度を算出し、人中心の制御を実施する場合と部屋全体の制御を実施する場合について記述したが、サーモパイル赤外線センサー25を搭載せず、室内温度・湿度で制御する空気調和機において、同様に運転開始前に単位時間当たりの積算電力量の予測値、もしくは積算電力量より換算した、単位時間当たりの電気代の予測値(燃費)、もしくは単位時間当たりのCO2排出量の予想値を算出し表示部に表示させた場合も同様な効果が得られる。
1 リモコン、2 表示部、3 運転入/切ボタン、4 温度調節ボタン、5 湿度調節ボタン、6 冷房ボタン、7 除湿ボタン、8 暖房ボタン、9 選択ボタン、10 送風ボタン、11 専用ボタン、12 送信部、13 受信部、14 移動量検知センサー、20 室内機、21 吹出口、22 受信部、23 送信部、24 吸込口、25 サーモパイル赤外線センサー、26 プラグ、40 ケーブル、30 室外機、31 制御装置、32 圧縮機、33 室外温度センサー、34 熱交換器、35 送風機、40 ケーブル。

Claims (7)

  1. 室内制御装置を有する室内機と、表示部を有する遠隔制御装置との間で双方向に通信し情報を送受信する空気調和機において、
    前記室内機は、
    単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を算出・記憶する室内制御装置と、
    前記遠隔制御装置により、当該空気調和機の運転を停止するときに、前記単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値を前記遠隔制御装置に送信する送信部と、を備え、
    前記遠隔制御装置は、当該空気調和機の運転停止時に、前記単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値と、該遠隔制御装置で設定されている現在の設定内容との比較値より、前記現在の設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値を算出し、常時もしくは所定の条件のときに、前記現在の設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、積算電気量から換算した単位時間当たりの電気代の予想値を前記表示部に表示するとともに、
    前記遠隔制御装置は、当該空気調和機の運転停止時に、前記設定内容が変更された場合には、前記単位時間当たりの積算電力量及び運転中の設定情報平均値と、変更された設定内容との比較値より、変更された設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値を算出し、変更された設定内容で運転を開始した場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、積算電気量から換算した単位時間当たりの電気代の予想値を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記遠隔制御装置は専用ボタンを備え、当該空気調和機の運転停止時に、前記専用ボタンが押されたとき、前記現在の設定内容で運転を開始した場合の前記単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、前記単位時間当たりの電気代の予想値を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記遠隔制御装置は移動量検知センサーを備え、当該空気調和機の運転停止時に、前記移動量検知センサーにより該遠隔制御装置の移動が検知されたとき、前記現在の設定内容で運転を開始した場合の前記単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、前記単位時間当たりの電気代の予想値を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 前記室内機は、室内の空気温度を検知する室内温度センサーを備え、
    前記遠隔制御装置は、当該空気調和機の運転停止時に、前記室内制御装置と双方向通信を行い、前記室内制御装置より送信される前記室内の空気温度情報と、該遠隔制御装置の設定温度とを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記室内機には、室内の空気温度を検知する室内温度センサー、室内の湿度を検知する湿度センサー、及び床・壁の輻射熱や人の温度を測定することができるサーモパイル赤外線センサーを備え、
    前記室内制御装置は、前記室内の空気温度・前記室内の湿度・前記サーモパイル赤外線センサーの検出結果より、使用者の感じる体感温度を算出する体感温度算出部を備え、
    前記遠隔制御装置は、当該空気調和機の運転停止時に、前記室内制御装置と双方向通信を行い、前記遠隔制御装置の設定内容と前記体感温度との差を表示部に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記遠隔制御装置の前記表示部に、部屋全体を空調する場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、前記単位時間当たりの電気代の予想値と、人の位置のみを空調する場合の単位時間当たりの積算電力量の予測値もしくは、前記単位時間当たりの電気代の予想値とにわけて表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 前記双方向通信方式として、無線を用いたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和機。
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