JP5318273B1 - 歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】テーブルの上面に掛止可能で、かつ装置のコンパクト化、低コスト化が図れ、作業時に発生した固体物、異臭を含む気体の吸引の他に、液体を使用した口腔外作業時に、使用済み液体も吸引可能な歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを提供する。
【解決手段】底板16の一部が、下面が平坦な台掛け置き部17となったトレイ本体18と、底板16の台掛け置き部17を除く部分に取り付けられ、かつトレイ本体18を歯科用吸引装置の吸引ホース14に連通する連通管19と、トレイ本体18の周側板20の上縁部に立設され、口腔外作業中に発生した飛散物質の飛散を防ぐ飛散防止用フード21とを備えた。これにより、テーブルの上面に台掛け置き部17を引っかけて載置した安定的な姿勢でフード付簡易吸引トレイ10を利用でき、装置のコンパクト化、低コスト化が図れる。作業時に発生した固体物、気体の吸引の他、使用済み液体も吸引できる。
【選択図】図1

Description

この発明は歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ、詳しくは口腔外において義歯調整などの研削作業や義歯の洗浄作業を行う際に、研削片、洗浄水などが周辺に飛散することなく、円滑に作業を行える義歯調整作業用吸引フードに関する。
歯科治療室では、口腔外で義歯調整などの研削作業を行ったり、医療用トレイなどを受け皿とし、研削した義歯の洗浄などの口腔外作業が行われている。その際、研削中に飛散した義歯の研削片や研削粉、洗浄時に義歯にかけられた洗浄水の水滴が、歯科治療室に浮遊したり床に落下し、これらを原因として、人間の口腔内に繁殖する種々の口腔常在微生物が歯科治療室で繁殖し、歯科治療がきっかけとなって口腔常在微生物による2次感染が発生するおそれがあった。
これを解消する従来技術として、例えば特許文献1の「歯治療飛散物質吸引装置用自在パイプアーム装置」が知られている。この従来装置は、歯治療飛散物質吸引装置の吸込口を自由に移動可能な自在アームと、自在アームの一端側を構成する自在アーム取付パイプの下端が着脱自在に嵌合可能な吸引パイプが略鉛直上方に向けて立設された基台とを備えている。
これによる口腔外での義歯調整時には、歯科医が自在アームを手で移動操作し、吸引口を歯科用ユニット近くの義歯調整用のテーブルの上方に配置する。その後、歯治療飛散物質吸引装置を作動することで、ハンドピースなどによる義歯調整を行う。その結果、義歯調整時に飛散した義歯の研削片や研削粉などを、吸引口から自在アームを通して歯治療飛散物質吸引装置に吸引することができる。
特開2008−289650号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、吸込口を移動させる自在アームと、自在アーム取付パイプの下端が着脱される吸引パイプが立設された基台とが必須の構成要件であったため、自在パイプアーム装置を含む吸引装置全体が大型化するとともに、価格も高騰していた。
さらに、特許文献1の「歯治療飛散物質吸引装置用自在パイプアーム装置」には、義歯洗浄後に発生する使用済み洗浄水の吸引機能を備えておらず、従前と同じように使用済み洗浄水を溜める医療用トレイなどの受け皿が必要であった。
この発明は、テーブルの上面に掛止可能で、かつ吸引装置全体のコンパクト化および低コスト化が図れるとともに、作業時に発生した固体物、異臭を含む気体の吸引だけでなく、各種の液体を使用した口腔外作業時に、使用済み液体も吸引処理することができる歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、歯科用ユニットに組み込まれた歯科用吸引装置の吸引ホースに装着されるとともに、該歯科用ユニットのノズルホルダに着脱自在に保持された口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイであって、内部空間で口腔外作業を行うトレイ本体と、前記トレイ本体の内部空間及び前記吸引ホースを連通する連通管と、口腔外作業中に発生した飛散物質の飛散を防止する飛散防止用フードと、が合成樹脂により一体成形され、前記トレイ本体は、平面視してX1−X2方向に長く、該X1−X2方向と直交するY1−Y2方向に短い略矩形状の底板と、前記底板の周縁部から立ち上がり、上方に向かって徐々に外方に傾斜した周側板と、からなり、前記底板には、その下面の一部が平坦な台掛け置き部が形成され、前記連通管は、前記底板から下方に向かって延び、該連通管が該底板の前記X1−X2方向におけるX2側の端部でかつ、前記Y1−Y2方向の中間部に取り付けられ、前記連通管は、上方に向かって徐々に拡径した漏斗形状の管体であり、前記飛散防止用フードは、前記周側板の連通管側の上縁部に立設され、外方に向かって徐々に前記Y1−Y2方向の長さが短い花弁状の板からなり、前記周側板の上縁部のうち、前記飛散防止用フードの前記Y1−Y2方向の両端部との連結部分に、なだらかに凹んだ指置き部が前記台掛け置き部の領域に配置され、前記底板の前記X1−X2方向の最大長さは6cm〜8cm、該底板の前記Y1−Y2方向の最大長さは2cm〜6cmであり、前記台掛け置き部を作業テーブルの上面の端部に引っ掛けて載置することにより、上記口腔外作業を行う歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイである。
請求項1に記載の発明によれば、歯科用吸引装置の吸引ホースに連通管を介して連通されたフード付簡易吸引トレイは、例えば義歯調整用の作業時において、作業テーブルの端に、下面が平坦な台掛け置き部を引っ掛けて、フード付簡易吸引トレイを作業テーブルに取り付ける。これにより、フード付簡易吸引トレイの使用時の姿勢が安定する。その後、トレイ本体の内部空間で義歯の切削、研削および研磨などの調整作業を行ったり、洗浄水による義歯の洗浄などを行う。その際に発生した義歯片、義歯粉、使用済み洗浄水などの飛散物質は、飛散防止フードによってトレイ外への飛散を防ぎながら、歯科用吸引装置により発生した負圧力によって、吸引ホースおよび連通管を通して歯科用吸引装置に吸引される。なお、吸引しきれなかった例えば大型の義歯片などは、フード付簡易吸引トレイの底板の上に溜まる。
これにより、従来の吸引装置に比べて、吸引装置全体のコンパクト化および低コスト化が図れるとともに、口腔外作業時に発生した義歯片、義歯粉などの固体物および作業時に発生した異臭やガスなどを吸引するだけでなく、その作業時に使用した洗浄水などの使用済み液体も、従来の医療用トレイなどを用いず、外部飛散させることなく吸引できる。
特に、口腔外作業時、作業者の指を周側板の上縁部のうち、飛散防止用フードの幅方向の両端部との連結部分の指置き部に指を置いて(掛けて)作業を行えるため、長時間にわたって口腔外作業を行っても作業中の手が疲れにくい。
ここでいう「歯科口腔外作業」とは、例えば義歯調整作業、補綴物研磨作業、洗浄作業などを採用することができる。「歯科口腔外作業」を行う作業者としては、例えば、歯科医、歯科衛生士、歯科技工士などが挙げられる。
ここでいう「飛散物質」としては、例えば義歯調整作業中に発生する義歯片、義歯粉、使用済み洗浄水などが挙げられる。
また、「歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ」とは、歯科用吸引装置の吸引ホースに連通され、かつ歯科口腔外作業中に作業台に掛止して使用するものであるとともに、作業中に発生した飛散物質を歯科用吸引装置の負圧力によって捕集して吸引ホースに導く、飛散防止フード付きのトレイ(カバー)である。
トレイ本体は、底板と、底板の外周縁から立ち上がる周板とから構成されている。トレイ本体の素材としては、例えば、各種のプラスチック、各種の金属などを採用することができる。汚れが見え易くて高級感および清潔感が高まるように、トレイ本体は透明または半透明でもよい。これにより、殺菌および消毒がし易くなる。トレイ本体の形状としては、例えば、平面視して四角形、円形、楕円形など任意である。
トレイ本体のサイズは、片手で持てる程度である。
「台掛け置き部」とは、フード付簡易吸引トレイを作業テーブルの上面の端部に引っ掛けて載置する際に利用される、トレイ本体の一部分である。台掛け置き部の底板の下面(裏面)は、台掛け置き部を作業テーブルに引っ掛けたとき、フード付簡易吸引トレイの載置状態が安定するように、平坦(平らな面)である。台掛け置き部の上面は平面、湾曲面の何れでもよい。
歯科用吸引装置とは、歯科医療に使用される負圧力発生装置(バキューム装置)である。
ここでいう吸引ホースとは、フード付簡易吸引トレイ専用のものでも、歯科治療中に口腔内で発生した唾液や飛散物質などを吸引する一般的な口腔内用の吸引ホースでもよい。
連通管の素材としては、例えば、トレイ本体の素材と同様のものを採用することができる。連通管も汚れが解り易いように、透明または半透明でもよい。連通管は、トレイ本体と一体に成形されている。連通管としては、上方(底板との連通方向)に向かって徐々に拡径する漏斗状のものを採用する。連通管は、内径が異なる吸引ホースに適合するように、先端に向かうほど段階的に口径が小さくなるように形成してもよい。
飛散防止用フードは、トレイ本体の周側板の上縁部の一部から立ち上がった板材である。飛散防止用フードの素材としては、例えば、トレイ本体および連通管の素材と同様のものを採用することができる。飛散防止用フードは、汚れがわかり易いように透明または半透明でもよい。飛散防止用フードは、トレイ本体と一体的に成形されている。飛散防止用フードの形状としては、例えば、平板の他に、開口側がトレイ本体の内側に向いた平面視して樋状(例えば円弧状、コの字状、C字状)などを採用することができる。
ここでいう「指置き部」とは、フード付簡易吸引トレイのうち、歯科口腔外作業中に作業者が指をかけて、手を休められる部分である。
ここでいう「周側板の上縁部のうち、飛散防止用フードの幅方向の両端部との連結部分に、なだらかに凹んだ」とは、周側板の上縁のラインと飛散防止用フードの幅方向の両端のラインとが交わる部分において、所定の角度(鋭角、直角、鈍角)で屈曲するのではなく、ゆるやかに連続するように(円弧状など)凹形に湾曲している状態をいう。
「指置き部」の大きさおよび形状としては、例えば、成人男性の指を掛けられる大きさの、なだらかな凹部などを採用することができる。指置き部の上縁には、指置き状態がさらに安定するように、例えば(幅0.5cm〜3cm)の内フランジ部または外フランジ部を設けてもよい。
請求項1に記載の発明によれば、歯科用吸引装置の吸引ホースに連通管を介して連通されたフード付簡易吸引トレイは、例えば義歯調整用の作業時において、作業テーブルの端に、下面が平坦な台掛け置き部を引っ掛けて、フード付簡易吸引トレイを作業テーブルに取り付ける。これにより、フード付簡易吸引トレイの使用時の姿勢を安定させることができる。その後、トレイ本体の内部空間で義歯の切削、研削および研磨などの調整作業を行ったり、洗浄水による義歯の洗浄などを行う。その際に発生した義歯片、義歯粉、使用済み洗浄水などの飛散物質は、飛散防止フードによりトレイ外への飛散を防ぎながら、歯科用吸引装置により発生した負圧力によって、吸引ホースおよび連通管を通して歯科用吸引装置に吸引される。なお、吸引できなかった大型の義歯片などは、フード付簡易吸引トレイの底板の上に溜まる。
これにより、従来の吸引装置に比べて、吸引装置全体のコンパクト化および低コスト化が図れるとともに、口腔外作業時に発生した義歯片、義歯粉などの固体物および作業時に発生した異臭やガスなどの吸引だけでなく、その作業時に使用した洗浄水などの使用済み液体も、従来の医療用トレイなどを使用することなく、外部飛散させずに吸引することができる。
特に、口腔外作業時に、作業者の指を周側板の上縁部のうち、飛散防止用フードの幅方向の両端部との連結部分の指置き部に指を置いて作業を行える。これにより、長時間にわたって口腔外作業を行っても作業中の手が疲れにくい。
この発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイの斜視図である。 この発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイが掛止された歯科ユニットの全体斜視図である。 この発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを義歯調整用の作業テーブルに引っかけて載置した状態を示す縦断面図である。 この発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを使用した義歯研削作業状態を示す平面図である。 この発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを使用した義歯洗浄作業状態を示す平面図である。 この発明の実施例1に係る別の歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイの斜視図である。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。ここでは、説明の都合上、X1方向がフード付簡易吸引トレイの前方向、X2方向がフード付簡易吸引トレイの後方向、Y1方向がフード付簡易吸引トレイの左方向、Y2方向がフード付簡易吸引トレイの右方向、Z1方向がフード付簡易吸引トレイの下方向、Z2方向がフード付簡易吸引トレイの上方向とする。
図1および図2において、10はこの発明の実施例1に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ(以下、簡易吸引トレイ)で、この簡易吸引トレイ10は、歯科用ユニット11に組み込まれた歯科用吸引装置13の吸引ホース14に装着され、歯科用ユニット11のノズルホルダ15に着脱自在に保持されている。
簡易吸引トレイ10は、底板16の一部が、下面が平坦な台掛け置き部17となったトレイ本体18と、底板16の台掛け置き部17を除く部分に、トレイ本体18の内部空間と連通して取り付けられ、かつトレイ本体18を歯科用吸引装置13の吸引ホース14に連通する連通管19と、トレイ本体18の周側板20の上縁部に立設され、義歯調整を含む口腔外作業中に発生した飛散物質aの飛散を防ぐ飛散防止用フード21とを備えたものである(図4)。これらの構成部品は、すべて合成樹脂により一体成形されている。
以下、図1および図3を参照して、各構成部品を具体的に説明する。
トレイ本体18は、平面視してX1−X2方向に長い略矩形状の底板16と、底板16の周縁部から立ち上がる周側板20とからなる皿状容器(受け皿)である。ただし、底板16は、そのX1−X2方向の中間部の幅が通常の部分より短くなるように、なだらかに変形している。また、周側板20は、全周にわたり上方に向かうほど徐々に外方に傾斜している(図3)。
底板16の長さ(X1−X2方向の最大長さ)は6cm〜8cm、底板16の幅(Y1−Y2方向の最大長さ)は2cm〜6cm)である。底板16のくびれ部分(細くなった部分)の幅は、1.5cm〜5cmである。
底板16のX2側の端部には、そのY1−Y2方向の中間部に前記連通管19の上端が、トレイ本体18の内部空間と連通状態で取り付けられている。周側板20の高さは、0.5cm〜6cmである。したがって、トレイ本体18、さらに簡易吸引トレイ10は略掌サイズである。
連通管19は、上方に向かうほど徐々に拡径する漏斗(ラッパ)形状の管体である。連通管19は、前記合成樹脂からなる吸引ホース14の先端部に挿入される。
飛散防止用フード21は、周側板20のX2側の部分の上縁部に立設され、X2方向に向かうほど徐々に幅が短い花弁状の板である。
また、周側板20の上縁部のうち、飛散防止用フード21の幅方向の両端部との連結部分には、成人男性の指が収まる程度のサイズで、なだらかに凹んだ指置き部22が配置(形成)されている。図3に示すように、周側板20の上縁部のうち、指置き部22が配設される部分は、底板16の台掛け置き部17の領域とした方が好ましい。これにより、指置き状態での作業中、指置き部22に作用した力を、台掛け置き部17を介して直下の作業テーブルTが直接受ける。そのため、作業中に飛散防止用フード21が作業テーブルTから外れにくくなる。
次に、この発明の実施例1に係るフード付簡易吸引トレイ10の使用し、口腔外での義歯調整方法を説明する。
図1〜図3に示すように、歯科用吸引装置13の吸引ホース14に連通管19を介して連通されたフード付簡易吸引トレイ10を、下面が平坦な台掛け置き部17をテーブル上板の端に引っ掛けることで、作業テーブルTに取り付ける。これにより、フード付簡易吸引トレイ10の使用時の姿勢を安定させることができる。
その後、トレイ本体18の内部空間で義歯23の切削、研削および研磨などの調整作業をハンドピースHにより行う(図4)。また、洗浄水による義歯23の洗浄を行う(図5)。
これらの口腔外作業時に発生した義歯片、義歯粉、使用済み洗浄水などの飛散物質aは、飛散防止フード21によりトレイ外への飛散を防ぎながら、歯科用吸引装置13により発生した負圧力によって、吸引ホース14および連通管19を経て、歯科用吸引装置13に吸引される。なお、吸引できなかった大型の義歯片などは、フード付簡易吸引トレイ10の底板16の上に溜まる。
これにより、従来の吸引装置に比べて、吸引装置全体のコンパクト化および低コスト化が図れる。しかも、口腔外作業時に発生した義歯片、義歯粉などの固体物および作業時に発生した異臭やガスなどの吸引だけでなく、その作業時後の使用済み洗浄水も、従来法での医療用トレイなどを使用することなく、外部飛散させずに吸引することができる。
また、口腔外作業時には、作業者の指を周側板20の上縁部のうち、飛散防止用フード21の幅方向の両端部との連結部分の指置き部22に指を置いて作業を行うことができる。これにより、長時間にわたって口腔外作業を行っても作業中の手が疲れにくい。
次に、図6を参照して、この発明の実施例2に係る歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイを説明する。
図6に示すように、この発明の実施例2に係る簡易吸引トレイ10Aは、例えば、義歯調整中に発生した大型の義歯片が連通管に侵入して管を塞がないようにするため、連通管19の上端の開口部に、平面視して十字状の異物侵入防止枠30を取り付けた点を特徴としている。異物侵入防止枠30は、連通管19に着脱自在としてもよい。また、より細かい義歯片も捕獲できるように、十字状の異物侵入防止枠30に代えて、連通管19の上側の開口部に、異物侵入防止ネット(茶漉し状のネット)を着脱自在または固定状態で装着してもよい。
その他の構成および作用は、実施例1と同じであるため、説明を省略する。
この発明は、口腔外で行う義歯調整などの作業を衛生的、かつ効率よく行う技術として有用である。
10、10A 歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ、
13 歯科用吸引装置、
14 吸引ホース、
16 底板、
17 台掛け置き部、
18 トレイ本体、
19 連通管、
20 周側板、
21 飛散防止用フード、
22 指置き部。
T 作業テーブル、
a 飛散物質。

Claims (1)

  1. 歯科用ユニットに組み込まれた歯科用吸引装置の吸引ホースに装着されるとともに、該歯科用ユニットのノズルホルダに着脱自在に保持された口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイであって、
    内部空間で口腔外作業を行うトレイ本体と、
    前記トレイ本体の内部空間及び前記吸引ホースを連通する連通管と、
    口腔外作業中に発生した飛散物質の飛散を防止する飛散防止用フードと、が合成樹脂により一体成形され、
    前記トレイ本体は、平面視してX1−X2方向に長く、該X1−X2方向と直交するY1−Y2方向に短い略矩形状の底板と、
    前記底板の周縁部から立ち上がり、上方に向かって徐々に外方に傾斜した周側板と、からなり、
    前記底板には、その下面の一部が平坦な台掛け置き部が形成され、
    前記連通管は、前記底板から下方に向かって延び、該連通管が該底板の前記X1−X2方向におけるX2側の端部でかつ、前記Y1−Y2方向の中間部に取り付けられ、
    前記連通管は、上方に向かって徐々に拡径した漏斗形状の管体であり、
    前記飛散防止用フードは、前記周側板の連通管側の上縁部に立設され、外方に向かって徐々に前記Y1−Y2方向の長さが短い花弁状の板からなり、
    前記周側板の上縁部のうち、前記飛散防止用フードの前記Y1−Y2方向の両端部との連結部分に、なだらかに凹んだ指置き部が前記台掛け置き部の領域に配置され、
    前記底板の前記X1−X2方向の最大長さは6cm〜8cm、該底板の前記Y1−Y2方向の最大長さは2cm〜6cmであり、
    前記台掛け置き部を作業テーブルの上面の端部に引っ掛けて載置することにより、上記口腔外作業を行う歯科口腔外作業用のフード付簡易吸引トレイ。
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