JP5317660B2 - 背負い式作業機 - Google Patents
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Description
また、弾性部材は、一端が固定部に連結され、他端が延出部における固定部より下方の部分に連結されているので、引張りにより作業機本体を支持することができる。そのため、弾性部材が圧縮により作業機本体を支持する場合に比べ、弾性部材のばね定数を低く設定することができ、減衰性能を向上させることができる。
更に、架台部と平行に設けられた受け部がケース部内に収納されているので、作業機本体が所定角度傾いた際には、受け部がケース部の内壁に当接することとなる。そのため、作業機本体が所定角度以上傾いてしまうことを防止することができる。
また、弾性部材は、一端が固定部に連結され、他端が延出部における固定部より下方の部分に連結されているので、引張りにより作業機本体を支持することができる。そのため、弾性部材が圧縮により作業機本体を支持する場合に比べ、弾性部材のばね定数を低く設定することができ、減衰性能を向上させることができる。
更に、受け部の下方にストッパ部が設けられているので、作業機本体が所定量以上下方へ変位した際には受け部がストッパ部に当接することとなる。そのため、作業機本体が所定量以上下方へ変位してしまうことを防止することができ、エンジンが架台部上に設けられた燃料タンクに当接してしまうことを確実に防ぐことができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る背負い式作業機としての背負い式ブロワ1を示す側面図である。
背負い式ブロワ1は、図1に示すように、作業機本体としてのブロワ本体2と、ブロワ本体2に接続される図示しない風管と、ブロワ本体2を支持するフレーム3と、ブロワ本体2およびフレーム3を連結する2つの防振部材4(図1では1つのみ図示)とを備えている。
防振部材4は、図2および図3に示すように、ケース部としてのケース部材41と、延出部としての延出部材42と、弾性部材としてのゴム部材43とを備えている。
取付部421は、延出部材42をボリュートケース22に取り付けるため部材であり、円板状に形成され、ボリュートケース22の固定溝223に差し込まれることにより、延出部材42をボリュートケース22に対して固定する。
受け部423は、円板状に形成され、垂下部422の下端に取り付けられている。この受け部423は、上面部413および架台部32間に配置され、上面部413に対して対向配置されている。また、受け部423は、ブロワ本体2の荷重がゴム部材43に掛かった状態において、ストッパ部321の所定距離上方に配置される。
また、本実施形態では、前述したように、受け部423の所定距離下方にストッパ部321が設けられている。そのため、図4に示すように、ブロワ本体2の下方への変位が大きい場合、受け部423が前記ストッパ部321に当接することとなるので、ブロワ本体2が所定量以上下方に変位することを防止することができる。従って、エンジン21が架台部32上に設けられた燃料タンク23に当接してしまうことを確実に防止することができる。また、ゴム部材43が過大に変位してしまうことを防止することができる。
さらに、本実施形態では、受け部423がケース部材41内に収納されている。そのため、図5に示すように、ブロワ本体2が所定角度傾いた場合には、受け部423が筒部411に当接することとなるので、ブロワ本体2が所定角度以上傾いてしまうことを防止することができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る防振部材4Aを示す断面図である。以降、前記第1実施形態と同一機能部位には同一符号を付し、それらの説明を省略、若しくは簡略化する。
本実施形態は、ケース部材41の上面部413と受け部423とを連結する弾性部材として、ゴム部材43の代わりにばね46を利用する点が特徴である。このような本実施形態でも、前記実施形態と同様の構成を備えるので、同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、弾性部材は、ゴム部材43またはばね46であったが、弾性部材は、弾性を有していればどのような部材であってもよく、例えば弾性を有する適宜の樹脂であってもよい。
前記各実施形態では、本発明は背負い式ブロワ1に適用されていたが、本発明は、背負い式刈払機、動力散布機、動力噴霧機、枝打機、背負い式ヘッジトリマ、背負い式緑刈機等の背負い式作業機に適用されていてもよい。
Claims (3)
- エンジンを有する作業機本体と、
背当て部、および前記作業機本体を支持する架台部を有して側面視L字状に形成されたフレームと、
前記作業機本体および前記架台部を連結する防振部材とを備え、
前記防振部材は、
前記架台部に対して固定された固定部と、
前記作業機本体から前記固定部より下方に延出する延出部と、
前記延出部における前記固定部より下方の部分および前記固定部を連結する弾性部材とを備えており、
前記延出部における前記固定部より下方の部分には、前記架台部と平行に配置され、前記弾性部材の一端が固定される受け部が設けられ、
前記架台部には、前記架台部から上方に突出するケース部が設けられ、
前記ケース部の上面部は、前記固定部であり、前記上面部には、前記延出部が挿通する挿通孔が形成され、
前記受け部および前記弾性部材は、前記ケース部内に収納されている
ことを特徴とする背負い式作業機。 - 請求項1に記載の背負い式作業機において、
前記延出部における前記固定部より下方の部分には、前記架台部と平行に配置され、前記弾性部材の一端が固定される受け部が形成され、
前記受け部の下方には、前記弾性部材が所定量伸張した際に前記受け部に当接するストッパ部が設けられている
ことを特徴とする背負い式作業機。 - エンジンを有する作業機本体と、
背当て部、および前記作業機本体を支持する架台部を有して側面視L字状に形成されたフレームと、
前記作業機本体および前記架台部を連結する防振部材とを備え、
前記防振部材は、
前記架台部に対して固定された固定部と、
前記作業機本体から前記固定部より下方に延出する延出部と、
前記延出部における前記固定部より下方の部分および前記固定部を連結する弾性部材とを備えており、
前記延出部における前記固定部より下方の部分には、前記架台部と平行に配置され、前記弾性部材の一端が固定される受け部が形成され、
前記受け部の下方には、前記弾性部材が所定量伸張した際に前記受け部に当接するストッパ部が設けられている
ことを特徴とする背負い式作業機。
Priority Applications (1)
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JP2008311935A JP5317660B2 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 背負い式作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008311935A JP5317660B2 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 背負い式作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010133184A JP2010133184A (ja) | 2010-06-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008311935A Expired - Fee Related JP5317660B2 (ja) | 2008-12-08 | 2008-12-08 | 背負い式作業機 |
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- 2008-12-08 JP JP2008311935A patent/JP5317660B2/ja not_active Expired - Fee Related
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