JP5316450B2 - リアクトルの製造方法 - Google Patents
リアクトルの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5316450B2 JP5316450B2 JP2010063604A JP2010063604A JP5316450B2 JP 5316450 B2 JP5316450 B2 JP 5316450B2 JP 2010063604 A JP2010063604 A JP 2010063604A JP 2010063604 A JP2010063604 A JP 2010063604A JP 5316450 B2 JP5316450 B2 JP 5316450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- curved surface
- reactor
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
リアクトルは、通電により磁束を発生する筒状のコイルと、そのコイルの周囲を覆うように配設されたコアとを有する。コアは、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂に鉄粉等の磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなる。そして、コイル及びコアは、収納ケースに収納されている(特許文献1、2参照)。
上記コアは、上記コイルの軸方向両端面と外周面との間に形成される一対のコイル外周角部を覆う一対のコア外周被覆部を有し、
該一対のコア外周被覆部には、上記コイルの軸線を含む断面において凸状曲線となる形状を有する外周曲面部が形成されていることを特徴とするリアクトルにある。
底部と該底部の外周から立設された筒状の側面部とを有する上方に開口した箱型形状を呈し、上記底部と上記側面部との間に形成される内角部が上記底部及び上記側面部に垂直な垂直断面において凹状曲線となる曲面を有する成形型内に、上記コイルを配置するコイル配置工程と、
上記成形型の開口部の外周部に、上記垂直断面において凹状曲線となる曲面を有する環状の曲面部材をその曲面が内側に向くよう配置する曲面部材配置工程と、
上記コイル配置工程及び上記曲面部材配置工程の後、上記曲面部材を配置した上記成形型内に上記磁性粉末混合樹脂を充填し、硬化させることにより、上記コアを形成するコア形成工程とを有することを特徴とするリアクトルの製造方法にある(請求項1)。
ここで、上記コイルへの通電を行った場合には、上記コイル及び上記コアが発熱し、膨張する。そして、線膨張率差によって上記コアと上記収納ケースとの間に熱応力が発生し、特に上記コアの外周側の角部にその熱応力が集中する。しかしながら、上記コアの外周側の角部には上記外周曲面部が形成されているため、その熱応力を上記外周曲面部において緩和することができる。これにより、上記コアにおける割れや上記収納ケースからの剥離等を防止することができる。
この場合には、性能を維持しながら、上記コアに使用する材料を削減して効果的にコストダウンを図るという効果を十分に発揮することができる。また、上述したような上記外周曲面部において熱応力を緩和するという効果も十分に発揮することができる。
また、上記外周曲面部の上記凸状曲線は、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過しない部分(磁気特性に影響のない部分)に形成される上記コアを削減し、磁気特性に影響を与えることのないように、曲率半径を7mm以下としておくことが好ましい。
この場合には、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過せず、磁気回路としてほとんど利用されない部分である上記コアの内周側の角部が上記内周曲面部によって曲面状に面取りされたようになっている。そのため、上記コアの外周側の角部だけでなく、内周側の角部についても、使用する材料を削減することができる。これにより、性能を維持しながら、より一層効果的にコストダウンを図ることができる。
また、上記中芯部材は、上記収納ケースを有する構成の場合には、該収納ケースにボルト等で固定することができる。また、上記収納ケースに一体的に設ける構成とすることもできる。また、一部を上記収納ケースに一体的に設け、その他の部分をボルト等で固定する構成とすることもできる。
この場合には、性能を維持しながら、上記コアに使用する材料を削減して効果的にコストダウンを図るという効果を十分に発揮することができる。また、上述したような上記内周曲面部において熱応力を緩和するという効果も十分に発揮することができる。
また、上記内周曲面部の上記凸状曲線は、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過しない部分(磁気特性に影響のない部分)に形成される上記コアを削減し、磁気特性に影響を与えることのないように、曲率半径を7mm以下としておくことが好ましい。
この場合には、上記コアを成形するための上記成形型及び上記曲面部材を上記コイル及び上記コアを最終的に収納する上記収納ケースとして使用することにより、上記リアクトルの生産効率を高めることができる。
この場合には、取り外した上記曲面部材を再利用することができるため、生産におけるコストダウンを図ることができる。
この場合には、上記コアを成形するために上記成形型及び上記曲面部材を使用すると共に、上記成形型及び上記曲面部材を取り外した上記コイル及び上記コアを例えばインバータ等の電力変換装置のケースの一部等、最終的な使用に応じた様々な収納ケースに収納することができる。
この場合には、上記コアの外周側の角部に曲面を確実に形成することができる。これにより、性能を維持しながら、上記コアに使用する材料を削減して効果的にコストダウンを図るという本発明の効果を十分に発揮することができる。また、上述したような上記コアの外周側の角部において熱応力を緩和するという効果も十分に発揮することができる。
また、上記成形型及び上記曲面部材の上記凹状曲線は、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過しない部分(磁気特性に影響のない部分)に形成される上記コアを削減し、磁気特性に影響を与えることのないように、曲率半径を7mm以下としておくことが好ましい。
この場合には、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過せず、磁気回路としてほとんど利用されない部分である上記コアの内周側の角部にも曲面を形成することができる。そのため、上記コアの外周側の角部だけでなく、内周側の角部についても、使用する材料を削減することができる。これにより、性能を維持しながら、より一層効果的にコストダウンを図ることができる。
また、上述したように、上記中芯部材によって放熱性を高めるという上述の効果を得ることができる。
また、上記中芯部材は、上記成形型の底部にボルト等で固定することができる。また、予め上記成形型に一体的に設ける構成とすることもできる。また、一部を予め上記成形型に一体的に設け、その他の部分をボルト等で固定する構成とすることもできる。
この場合には、上記コアの内周側の角部に曲面を確実に形成することができる。これにより、性能を維持しながら、上記コアに使用する材料を削減して効果的にコストダウンを図るという本発明の効果を十分に発揮することができる。また、上述したような上記コアの内周側の角部において熱応力を緩和するという効果も十分に発揮することができる。
また、上記中芯部材の上記凹状曲線は、上記コイルへの通電により発生した磁束が通過しない部分(磁気特性に影響のない部分)に形成される上記コアを削減し、磁気特性に影響を与えることのないように、曲率半径を7mm以下としておくことが好ましい。
本発明の実施例にかかるリアクトルの製造方法について、図を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、図1、図2に示すごとく、通電により磁束を発生する筒状のコイル2と、絶縁樹脂に磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、コイル2の周囲を覆うように配設されたコア3とを備える。
コア3は、コイル2の軸方向両端面(上端面201、下端面202)と外周面204との間に形成される一対のコイル外周角部22を覆う一対のコア外周被覆部32を有し、その一対のコア外周被覆部32には、コイル2の軸線Xを含む断面において凸状曲線となる形状を有する外周曲面部321が形成されている。
以下、これを詳説する。
コイル2は、銅線を螺旋状に巻回して円筒状に形成されている。また、コア3を構成する材料である絶縁樹脂としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いており、磁性粉末としては、鉄粉を用いている。
収納ケース4は、底部51とその底部51の外周から立設された円筒状の側面部52とを有し、上方に開口した箱型形状を呈する収納本体部5と、収納本体部5の開口部54の外周部541に配置された円環状の曲面部材6とにより構成されている。
また、曲面部材6は、コイル2の軸線Xを含む断面において凹状曲線となる曲面601を有している。曲面部材6は、曲面601が内側に向くよう配置されている。
本例のリアクトル1を製造するに当たっては、図3〜図7に示すごとく、少なくとも、コイル配置工程、曲面部材配置工程、コア形成工程を行う。
曲面部材配置工程では、成形型50の開口部54の外周部541に、上記垂直断面において凹状曲線となる曲面601を有する環状の曲面部材6をその曲面601が内側に向くよう配置する。
コア形成工程では、コイル配置工程及び曲面部材配置工程の後、曲面部材6を配置した成形型50内に磁性粉末混合樹脂30を充填し、硬化させることにより、コア3を形成する。
以下、これを詳説する。
次いで、図4に示すごとく、柱状の中芯部材7を成形型50の中心に配置する(中芯配置工程)。中芯部材7は、成形型50の底部51にボルト等で固定する。なお、中芯部材は、予め成形型50に一体的に設けておいてもよい。また、一部を成形型50に一体的に設け、その他の部分をボルト等で固定してもよい。
次いで、図6に示すごとく、成形型50の開口部54の外周部541に、円環状の曲面部材6を配置する(曲面部材配置工程)。このとき、曲面部材6は、曲面601が内側に向くよう配置する。また、曲面部材6は、最終的に収納ケース4の一部となる(図1参照)。
これにより、図1に示すリアクトル1が得られる。
本例のリアクトル1において、コア3は、一対のコイル外周角部22を覆う一対のコア外周被覆部32を有する。そして、コア外周被覆部32には、外周曲面部321が形成されている。すなわち、コイル2への通電により発生した磁束が通過せず、磁気回路としてほとんど利用されない部分であるコア3の外周側の角部が外周曲面部321によって曲面状に面取りされたようになっている。そのため、磁気特性に影響を与えることなく、コア3に使用する材料を削減することができる。これにより、性能を維持しながら、効果的にコストダウンを図ることができる。
本例は、リアクトルの製造方法において、コア形成工程後の作業を変更した例である。
本例のリアクトル1の製造方法では、図9に示すごとく、コア形成工程の後、コア3から成形型50及び曲面部材6を取り外す。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
2 コイル
201 上端面
202 下端面
204 外周面
22 コイル外周角部
3 コア
32 コア外周被覆部
321 外周曲面部
X 軸線
Claims (7)
- 通電により磁束を発生する筒状のコイルと、絶縁樹脂に磁性粉末を混合して分散させた磁性粉末混合樹脂からなり、上記コイルの周囲を覆うように配設されたコアとを備えるリアクトルを製造する方法であって、
底部と該底部の外周から立設された筒状の側面部とを有する上方に開口した箱型形状を呈し、上記底部と上記側面部との間に形成される内角部が上記底部及び上記側面部に垂直な垂直断面において凹状曲線となる曲面を有する成形型内に、上記コイルを配置するコイル配置工程と、
上記成形型の開口部の外周部に、上記垂直断面において凹状曲線となる曲面を有する環状の曲面部材をその曲面が内側に向くよう配置する曲面部材配置工程と、
上記コイル配置工程及び上記曲面部材配置工程の後、上記曲面部材を配置した上記成形型内に上記磁性粉末混合樹脂を充填し、硬化させることにより、上記コアを形成するコア形成工程とを有することを特徴とするリアクトルの製造方法。 - 請求項1に記載のリアクトルの製造方法において、上記コア形成工程の後、上記成形型及び上記曲面部材を取り外さず、上記成形型及び上記曲面部材を上記コイル及び上記コアを収納する収納ケースとして用いることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項1に記載のリアクトルの製造方法において、上記コア形成工程の後、上記コアから上記曲面部材を取り外し、上記成形型を上記コイル及び上記コアを収納する収納ケースとして用いることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項1に記載のリアクトルの製造方法において、上記コア形成工程の後、上記コアから上記成形型及び上記曲面部材を取り外すことを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のリアクトルの製造方法において、上記成形型及び上記曲面部材の上記凹状曲線は、曲率半径が1mm以上の円弧であることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のリアクトルの製造方法において、上記コア形成工程前に、柱状の中芯部材を上記コイルの内周側において軸方向に貫通して配置する中芯部材配置工程を行い、上記中芯部材の両端部には、軸方向端面に近づくにつれて外径が大きくなると共に上記垂直断面において凹状曲線となる曲面が形成されていることを特徴とするリアクトルの製造方法。
- 請求項6に記載のリアクトルの製造方法において、上記中芯部材の上記凹状曲線は、曲率半径が1mm以上の円弧であることを特徴とするリアクトルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010063604A JP5316450B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | リアクトルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010063604A JP5316450B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | リアクトルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011198970A JP2011198970A (ja) | 2011-10-06 |
JP5316450B2 true JP5316450B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=44876821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010063604A Expired - Fee Related JP5316450B2 (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | リアクトルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5316450B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5697707B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2015-04-08 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトル |
JP6359244B2 (ja) * | 2013-05-22 | 2018-07-18 | 株式会社トーキン | リアクトル |
JP7169108B2 (ja) * | 2018-07-25 | 2022-11-10 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0485912A (ja) * | 1990-07-30 | 1992-03-18 | Tokyo Electric Co Ltd | 電磁機器の製造方法 |
JP2004273657A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Tokyo Seiden Kk | リアクトル装置 |
JP2008166502A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Denso Corp | リアクトル |
JP4867889B2 (ja) * | 2007-01-18 | 2012-02-01 | 株式会社デンソー | 電力変換装置及びその製造方法 |
JP4983708B2 (ja) * | 2008-04-16 | 2012-07-25 | 株式会社デンソー | リアクトル |
JP5197220B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2013-05-15 | 株式会社デンソー | リアクトルの製造方法 |
-
2010
- 2010-03-19 JP JP2010063604A patent/JP5316450B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011198970A (ja) | 2011-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4635982B2 (ja) | リアクトル | |
JP5626466B2 (ja) | リアクトル、および、その製造方法 | |
JP5083258B2 (ja) | リアクトル | |
JP5459120B2 (ja) | リアクトル、リアクトル用部品、及びコンバータ | |
JP2013051402A (ja) | チョークコイル及びその製造方法 | |
JP2011071473A (ja) | リアクトル | |
US10096420B2 (en) | Reactor | |
JP6478065B2 (ja) | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 | |
JP4973890B2 (ja) | リアクトル及びコイル成形体 | |
JP6240394B2 (ja) | リアクトル | |
JP5316450B2 (ja) | リアクトルの製造方法 | |
JP5682406B2 (ja) | リアクトル及びその製造方法 | |
JP2012069786A (ja) | リアクトル | |
JP2013004931A (ja) | リアクトル、およびその製造方法 | |
JP5093186B2 (ja) | リアクトル | |
JP5234517B2 (ja) | リアクトル、リアクトルの製造方法、及びコンバータ | |
JP2009050048A (ja) | 回転電機 | |
JP5310626B2 (ja) | リアクトル及びその製造方法 | |
JP5267494B2 (ja) | 磁気部品及びその製造方法 | |
JP2010245154A (ja) | リアクトル | |
JP5398636B2 (ja) | 磁性素子 | |
JP2013030624A (ja) | リアクトル | |
JP6578157B2 (ja) | 樹脂モールドコア、リアクトル | |
JP2014116494A (ja) | リアクトル | |
JP5653120B2 (ja) | 磁性素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130611 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130624 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5316450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |