JP5316418B2 - フロート板ガラス搬送用ロール、その製造方法およびそれを用いたフロート板ガラスの製造方法 - Google Patents

フロート板ガラス搬送用ロール、その製造方法およびそれを用いたフロート板ガラスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フロート板ガラス搬送用ロール、その製造方法およびそれを用いたフロート板ガラスの製造方法に関する。
フロート法において、フロートバスで成形された板ガラス(ガラスリボン)は、フロート板ガラス搬送用ロールによって徐冷工程へ搬送され、搬送されながら徐冷される。
このようなフロート板ガラス搬送用ロールとして、従来、ロール胴部の表面にセラミック被膜や、金属被膜や、セラミックと金属との混合被膜を有するものが提案されている。
特許文献1には、ロール胴部の金属基材の表面に、セラミックの溶射皮膜が、基材金属とセラミックの中間の熱膨張係数を有する金属の溶射皮膜をアンダーコートとして積層形成されていることを特徴とするフロートガラス製造用ロールが記載されている。
特許文献2には、ロール胴部の金属基材表面に、Cr:10〜40%、Al:2〜20%、Ti:2〜20%、Y:0.1〜2%、残部実質的にCoからなるコバルト基合金の溶射皮膜が形成されていることを特徴とするフロートガラス製造用ロールが記載されている。
特許文献3には、ロール胴部の金属基材の表面に、セラミック/金属の比が60/40(重量比)以上であるセラミックと金属の均一な混合組成を有する溶射皮膜が形成されていることを特徴とするフロートガラス製造用ロールが記載されている。
そして、特許文献1〜3に記載のロールは、ガラスリボンに付着した溶融スズに対し極めて安定した腐食抵抗性を有し、かつ表面のスズの付着も殆どなく、長期に亘って平滑美麗な表面状態を保持し、その耐用寿命の向上によりロールメンテナンスの大幅な軽減、ライン生産性の向上、およびガラス品質の高位安定化等の諸効果が得られると記載されている。
特開平4−260623号公報 特開平8−175828号公報 特開平4−260622号公報
しかしながら、特許文献1〜3等に記載の従来のロールを用いた場合、徐冷工程における徐冷中に割れた板ガラスのカレット(ガラス破片)がロール胴部の表面にバリやキズを生じさせ、またはロール胴部の表面に刺さり、その結果、そのロールによってフロート板ガラスにキズをつけてしまう場合があった。特にディスプレイ用ガラス基板の場合、キズ等のない高品質なガラス求められるため、ロールによるキズの発生は歩留に大きな影響を及ぼす。
上記のような課題を解決するために本発明者は鋭意検討を行い、特定のセラミックス粒子が分散されている特定の合金の被膜を有するフロート板ガラス搬送用ロールが、上記の課題を解決することを見出して本発明を完成するに至った。
本発明は次に示す(1)〜(8)である。
(1)ロール胴部の表面の少なくともガラスと接する部分に被膜を有するフロート板ガラス搬送用ロールであって、前記被膜は、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を含有するセラミックス粒子が、CoおよびCrを含む合金内に分散されている被膜である、フロート板ガラス搬送用ロール。
(2)前記合金は、質量百分率表示で、Coを50%以上、Crを15%以上、CoとCrとの合計で80%以上含有し、前記セラミックス粒子は、質量百分率表示で、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を70%以上含有する、上記(1)に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
(3)前記被膜は、前記セラミックス粒子を質量百分率表示で2〜30%含む、上記(1)または(2)に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
(4)前記被膜は、前記セラミックス粒子を質量百分率表示で40〜90%含む、上記(1)または(2)に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
(5)前記セラミックス粒子が、炭化タングステンおよび/または炭化モリブデンからなる、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
(6)前記ロール胴部がツバを有し、前記ツバの表面の少なくともガラスと接する部分に前記被膜を有する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
(7)600℃以下のフロート板ガラスを、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロールを用いて搬送しながら徐冷する工程を具備する、フロート板ガラスの製造方法。
(8)ロール胴部の表面の少なくともガラスと接する部分にHVOF溶射法によって被膜を形成する工程を具備し、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロールを得る、フロート板ガラス搬送用ロールの製造方法。
本発明のフロート板ガラス搬送用ロールを徐冷工程で用いれば、徐冷中に板ガラスが割れた場合であっても、割れたガラスのカレット(ガラス破片)がロール表面にバリやキズを生じさせたり、ロールの表面に刺さったりしてロールの表面に不具合を発生させることが防止される。よって、ロール表面の不具合によって板ガラスにキズをつけてしまうことが防止され、安定したガラス品質を確保することができる。特にディスプレイ基板用ガラスの製造に有効である。
図1は、本発明のロールの好ましい態様の概略側面図である。 図2は、本発明のロールの好ましい態様の概略断面図である。 図3は、耐酸化性・耐硫化性評価試験を説明するための概略図である。 図4は、カレットの刺さり・付着性評価試験を説明するための概略図である。 図5は、ガラスに対する摩擦特性・ガラスへのキズつけ特性評価試験を説明するための概略図である。 図6は、カレットの刺さり・付着性評価試験における単位面積当りカレット数を示すグラフである。 図7は、ビッカース硬さの測定結果を示すグラフである。 図8は、平均摩擦係数測定結果を示すグラフである。
符号の説明
11 ロール胴部
12 ツバ
13 被膜
15 軸
16 管状炉
17 多孔質レンガ
18 試験片
19 ガス
21 台
23 アルミナ製の板
25 カレット
27 溶射被膜
29 基材
31 押さえ
40 ワイヤ
42 ホルダ
44 試験片
45 被膜面
46 アルミナ板
48 無アルカリガラス板
本発明について詳細に説明する。
本発明は、ロール胴部の表面の少なくとも一部に被膜を有するフロート板ガラス搬送用ロールであって、前記被膜は、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を含むセラミックス粒子が、CoおよびCrを含む合金内に分散されている被膜である、フロート板ガラス搬送用ロールである。
このようなフロート板ガラス搬送用ロールを、以下では「本発明のロール」ともいう。
初めに、本発明のロールが有する被膜について説明する。
本発明のロールにおいて被膜は、CoおよびCrを含む合金(以下、「Co−Cr合金」ともいう。)内に特定のセラミックス粒子が分散されている被膜である。
Co−Cr合金においてCoおよびCrの含有率は特に限定されないが、質量百分率表示で、Coを50%以上かつCrを15%以上含有し、CoとCrとを合計で80%以上含有することが好ましい(以下、単に「%」で記した場合、特に断りがなければ質量百分率表示(質量%)を意味するものとする。)。高い耐食性を維持することができ、また基材との密着性が高くなるために被膜の剥離を抑制することができるからである。
ここで、CoとCrとの合計は、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。
また、Coが60%以上であることがより好ましく、65%以上であることがさらに好ましい。
また、Crが20%以上であることがより好ましく、25%以上であることがさらに好ましい。
前記Co−Cr合金におけるCoおよびCr以外の残部成分は特に限定されないが、例えば、Fe、Ti、Niであってよい。
本発明のロールにおいて被膜は、このようなCo−Cr合金内に、次に説明する特定のセラミックス粒子が分散されている被膜である。
セラミックス粒子は、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を含む。すなわち、炭化バナジウム、炭化ニオブ、炭化タンタル、炭化ドブニウム、炭化クロム、炭化モリブデン、炭化タングステン(タングステンカーバイド等)、炭化シーボーギウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ、ホウ化タンタル、ホウ化ドブニウム、ホウ化クロム、ホウ化モリブデン、ホウ化タングステンおよびホウ化シーボーギウムからなる群から選ばれる少なくとも1つを含むセラミックス粒子である。このようなセラミックス粒子は前記Co−Cr合金と強固に結合して硬度や焼結性等の被膜特性がよくなることから、割れたガラスのカレットがロール胴部の表面にバリやキズを生じさせたり、ロール胴部の表面に刺さったりすることがより少なくなる。
これらの中でも炭化タングステンおよび/または炭化モリブデンであることが好ましい。炭化タングステンとしては、WC、WCが例示される。
前記セラミックス粒子におけるVa族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物の含有率は、70%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、95%以上であることがより好ましく、実質的に100%、すなわち他に不可避的不純物以外は含まないことがさらに好ましい。
前記セラミックス粒子におけるVa族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物以外の残部成分は特に限定されないが、例えば、Coおよび/または不可避的不純物、ならびにそれらのC、OおよびBからなる群から選ばれる少なくとも1つとの化合物であってよい。
前記被膜中における前記セラミックス粒子の粒径は特に限定されないが、平均粒径で0.2〜20μmであることが好ましく、0.5〜10μmであることがより好ましい。
前記被膜中において前記セラミックス粒子が均一に分散していることが好ましい。より強度が高まるからである。
本発明のロールにおいて被膜は、前記Co−Cr合金内に、前記セラミックス粒子を2〜90%含有することが好ましい。この含有率は2〜30%または40〜90%であることがより好ましく、3〜15%または60〜90%であることがより好ましく、4〜10%または80〜88%であることがさらに好ましい。2〜30%であると、表面の平滑さや耐剥離性に優れており、ガラス製品に対し表面の平滑さなどが特に求めらる場合に適している。40〜90%であると、耐摩耗性に優れ、被膜の耐久性が特に求められる場合に適している。
このような被膜の中でも、実質的に、すなわち他に不可避的不純物以外に含まずに、炭化タングステンおよび/または炭化モリブデン、好ましくは炭化タングステンからなる平均粒径が0.5〜10μmのセラミックス粒子を4〜10%含み、前記Co−Cr合金が実質的にCoおよびCrからなり、前記Co−Cr合金におけるCoの含有率が65〜75%であり、前記セラミックス粒子と前記Co−Cr合金とによって分散強化合金となっている被膜であることが好ましい(このような被膜を以下では「被膜α」ともいう。)。
本発明のロールにおける被膜の厚さは特に限定されないが、0.05〜1mmであることが好ましく、0.1〜0.5mmであることがより好ましい。薄すぎると被膜特性を十分に発揮できず、厚すぎると密着性が低下するからである。
なお、被膜の厚さは、マイクロメータまたはノギスを用いて、溶射前の基材の厚さおよび溶射・研磨後の厚さを測定することで、その差から算出した値を意味するものとする。
また、本発明のロールにおける被膜は後述する方法で形成することができるが、HVOF溶射法(高速フレーム溶射法)によって、ロール胴部の表面に形成されたものであることが好ましい。前記被膜は、Co−Cr合金内に前記セラミックス粒子を2〜30%または40〜90%含有するものであって、HVOF溶射法によって形成されたものであることがより好ましい。さらに前記被膜は、上述の被膜αであって、HVOF溶射法によって形成されたものであることがさらに好ましい。
本発明のロールは、このような被膜をロール胴部の表面の少なくともガラスと接する部分に有する。
本発明のロールは、前記被膜をロール胴部の表面の板ガラスと接触する部分の全てに有することが好ましい。本発明のロールが次に説明するようなロール胴部にツバを有するものである場合、ツバが板ガラスと接触するので、ツバの表面に被膜を有することが好ましい。
次に、本発明のロールにおける前記被膜以外の部分について説明する。
本発明のロールにおける前記被膜以外の部分は、特に限定されず、例えば従来のフロート板ガラス搬送用ロールのものと同様であってよい。大きさ、材質、形状等も特に限定されず、ステンレス鋼等、従来のものと同様であってよい。例えばステンレス等の合金鋼からなる円筒体であるロール胴部に軸が取り付けられたものであってよいが、円筒体のロール胴部の表面にツバを有するものであることが好ましい。接触点を減らすことによって、キズの発生源を減らすことや、ガラスからの熱吸収を減らすことによる応力緩和などの効果を得られるからである。
この好ましい態様の本発明のロールについて図を用いて説明する。
図1はロール胴部の表面にツバを有するフロート板ガラス搬送用ロールの概略側面図であり、図2はその概略断面図である。
図1、図2において11は金属基材であるロール胴部、12はロール胴部11の表面のツバ、13はツバ12の表面のフロート板ガラスと接触する部分に形成された前記被膜、15はロール胴部11に取り付けられた軸である。
各部の長さやツバの数等は特に限定されない。例えばロール胴部11の長手方向(軸方向)の長さL1は4000〜6000mm、長手方向に対して垂直な方向における断面の直径L2は200〜400mm、ツバ12のロール胴部11表面からの高さL3は4〜10mm、ロール胴部11の長手方向に対して平行な方向におけるツバ12の幅L4は20〜60mm、ツバ12のピッチL5は100〜300mmとすることができる。
ここで、L3は5〜7mmであることが好ましい。L4は30〜50mmであることが好ましい。L5は150〜250mmであることが好ましい。搬送する板ガラスが薄いものであっても、ツバ間における板ガラスのたわみが少なく、ツバと接触することによる板ガラスへのキズの形成を抑えることができるからである。
なお、図1、2では円筒体のロール胴部11に軸15が取り付けられたものを例示したが、ロール胴部と軸とが一体となって鋳造されたもの等であってもよい。また、ツバとロール胴部とが一体となって鋳造されたもの等であってもよい。
次に、本発明のロールの製造方法について説明する。
本発明のロールの製造方法は特に限定されない。例えば、遠心力鋳造管に機械加工を加えて得た円筒体を胴部とし、ツバを有する場合はその表面にツバを溶接して取り付ける。そして、少なくともガラスと接する表面にフレーム溶射(HVOF等)、爆発溶射、アーク溶射、プラズマ溶射、線爆溶射等の溶射法によって被膜を形成した後、必要によって被膜の表面形状を機械研磨等によって整える。そして、円筒体の長手方向端部の開口から内部へ軸を入れ込んで取り付ける。
ここで胴部は円筒体であれば他の方法で形成したものであってもよい。
また、ツバの材質は胴部と同じであってよいし、異なるものであってもよい。
また、軸の製造方法、材質も特に限定されない。従来公知の方法で形成した従来公知の材質のものであってよい。
このようにして本発明のロールを製造することができる。
このような本発明のロールを600℃以下のフロート板ガラスを搬送するために用いて搬送しながら徐冷する工程を具備するフロート板ガラスの製造方法によれば、非常にキズが少ないフロート板ガラスが得られるので好ましい。ここでフロート板ガラスは500℃以下のものであることがより好ましく、430℃以下のものであることがさらに好ましい。よりキズが少ない板ガラスが得られるからである。本発明のロールは、常温での搬送でも使用可能であるが、樹脂ロールの使用が難しくなる150℃以上のフロート板ガラスの搬送に用いることが好ましい。
このようなフロート板ガラスの製造方法は、600℃以下のフロート板ガラスを搬送するために本発明のロールを用いること以外は、従来のフロート板ガラスの製造方法と同様であってよい。
例えば、1600℃程度に設定した溶融窯にガラス原料を供給して溶融ガラスを得た後、その溶融ガラスを溶融スズが満たされたフロートバスに流し込んで板ガラスを形成し、フロートバスから排出され徐冷炉に供給された板ガラスを本発明のロールによって搬送しながら徐冷する製造方法が挙げられる。徐冷炉の入口付近における板ガラスの温度は、通常、700℃程度である。板ガラスの温度が600℃以下となる領域においてのみ本発明のロールを用いて板ガラスを搬送してもよい。本発明のロールとして、上述したツバを有するものを用いることが好ましい。
このような本発明のロールを用いたフロート板ガラスの製造方法を適用することができる板ガラスの種類、大きさ、厚さ等も特に限定されないが、厚さが0.3〜3mm、好ましくは0.3〜0.8mmであるディスプレイ用、好ましくは液晶ディスプレイ用の無アルカリガラス板を製造するために好適に適用することができる。本発明のロールを用いて搬送して徐冷することにより、ガラスへのキズを抑制することができる。本発明のロールが上述したツバを有するものであると、その効果がより顕著になる。
以下、実施例を参照して本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
溶射原料として表1に示す5種類のものを用意した。各原料には「A」〜「E」の記号を付けた。なお、表1に記載の溶射原料種は、例えば実施例1における「Co−28%Cr−4%W−1%C」という表記の場合、Crが28%、Wが4%、Cが1%および残りがCoであることを意味する。
Figure 0005316418
これらの原料の各々をSUS316Lからなる平板(以下、「基材」ともいう。)へ溶射して試験片を作成した。そしてこれらの試験片、および原料を溶射しないもの(SUS329J1製の平板)(比較例3)を、以下に示す耐酸化性・耐硫化性評価試験、カレットの刺さり・付着性評価試験、ガラスに対する摩擦特性・ガラスへのキズつけ特性評価試験、バリの出易さ・キズつき易さ評価試験の4種類の試験に供した。
なお、表1には各原料の基材への溶射する際に適用した溶射方法を示した。これらの溶射方法について説明する。
表1中の「APS」とは、「大気プラズマ溶射法」を意味する。溶射装置はメテコ社製を、通常の条件で用いた。
また、溶射原料B、CおよびEをHVOF溶射法によって溶射する際には、溶射装置はJP5000(プラックス社製)を通常の条件で用いた。
<1.耐酸化性・耐硫化性評価試験>
25mm×25mm×6mm厚のSUS316L製の基材の一方の主面に、表1に示した各原料を表1に示した各溶射方法で溶射した。そして、溶射面を耐水性研磨紙(#80〜#1200)によって研磨した。
ここで得られた溶射原料A〜Eを溶射した試験片を試験片A1〜E1とする。また、溶射原料を溶射していないSUS329J1製の平板を、試験片F1とする。
試験片A1〜E1を用いて、次に示す試験を行った。
図3にこの試験の概略図を示す。
管状炉16内に設置した多孔質レンガ17の上に各試験片18を置き、酸素、亜硫酸ガスおよび水蒸気を含むガスを導入して、高温環境下での耐食性を評価する試験を行った。
具体的には、管状炉16(全長:1200mm、断面は直径100mmの円形)の内部のアルミナ製多孔質レンガ17(長さ100mm、幅50mm、高さ10mm)の上に各試験片18を置いた後、管状炉16を5℃/minで昇温した。そして管状炉16の内部の温度が200℃となったところで、酸素、亜硫酸ガスおよび水蒸気を含むガス19を導入し始め、管状炉16内の温度が450℃となったところで管状炉16内の温度を保持し、この温度で100時間保持した。その後、5℃/minで降温し、管状炉16内の温度が200℃となったところで、酸素、亜硫酸ガスおよび水蒸気を含むガス19の導入を停止し、さらに、室温になるまで同速度で降温した。
ここで、この試験では酸素、亜硫酸ガスおよび水蒸気を含むガス19として、Oが13%、SOが0.1%、HOが4%、残部がNであるガスを765cc/minで導入した。
そして、得られた各試験片18の被膜の断面観察および断面の元素分析を行った。
<1−1>断面観察
試験片をブレード式切断機によって切断した後に、その断面を走査型電子顕微鏡(商品名:S−3000H、日立製作所社製)を用いて観察した。
<1−2>断面の元素分析
被膜における表面部分、被膜厚さ方向中央部分、および被膜における基材との界面部分の3箇所について行った。分析装置として、EDS(商品名:INCA Energy、オックスフォード・インストゥルメンツ社製)を用いた。
<2.カレットの刺さり・付着性評価試験>
上記の1.耐酸化性・耐硫化性評価試験と同じ方法で試験片を作成した。得られた試験片を、溶射原料の種類に応じて試験片A2〜F2とした。ここでA1と同じ溶射原料種のものをA2とする。B2〜F2および後述するA3〜F3、A4〜F4についても同様とする。
初めに、すり鉢を用いて板ガラスを砕いた後、250μmおよび500μmのふるいを用いてふるって250〜500μmのものを回収し、500μm超のものを再度砕く作業を繰り返すことで250〜500μmに粒度調整されたカレットを得た。
次に、得られたカレットを用いて図4に示す方法で試験を行った。図4に示す装置の全体は、図示しない加熱炉中に設置されている。この試験は、門型テンシロン万能試験機(型式:テンシロン、エー・アンド・ディ社製)を用いて行った。図4に示すように台21の上に略水平にアルミナ製の板23を設置し、その上に0.05gのカレット25を均一かつカレット同士が重ならないように敷いた後、各試験片の溶射被膜27がカレット25に接するように略水平に配置した。そして、試験片の温度が1時間で450℃となるように昇温し、450℃となった後15分保持し、その後、試験片の基材29の面を押さえ31を介して下方向へ加圧した。加圧速度は0.35mm/minとし、圧力が1kg/cmとなったら10秒保持し、その後除荷した。そして、加圧開始時から45分経過後、1時間で室温となるように降温した。
そして、室温まで降温された各試験片に表面に刺さっているカレット数を数え単位面積当りのカレット数を算出した。また、降温後の各試験片の表面のビッカース硬さを測定した。測定方法はJIS Z2244に準拠した。
<3.ガラスに対する摩擦特性・ガラスへのキズつけ特性評価試験>
<3−1>ガラスに対する磨耗特性試験
厚さが10mmで、直径が28mmの円盤状のSUS316Lの基材に、表1に示した各溶射方法で各溶射原料を溶射した後、溶射面を耐水研磨紙を用いて研磨し、全ての試験片の表面粗さ(Ra)がほぼ同一、かつ質量がほぼ同一となるにようにした。得られた研磨後の試験片を、溶射原料の種類に応じて試験片A3〜F3とした。
各試験片の表面粗さ、質量、ホルダと試験片との合計質量を表2に示す。
Figure 0005316418
次に図5に示す方法によりガラスに対する摩擦特性およびガラスへのキズつけ特性を評価する試験を行った。図5に示す装置の全体は、図示しない加熱炉中に設置されている。
ワイヤ40に接続されたステンレス製のホルダ42内に試験片44をはめ込んだ。図5に示すように、試験片44の被膜面45が下であってアルミナ板46に接するようにアルミナ板46上に設置した。
そして、図5に示す装置の全体の温度を1.5時間で450℃となるように加熱し、450℃となった後15分保持し、その後、450℃の状態でホルダ42に繋げられたワイヤ40を引き、アルミナ板46と同じ高さに設置した無アルカリガラス板48上を滑らせた。そして、ワイヤ40にかかる平均荷重を測定することで平均摩擦係数を求めた。
<3−2 ガラスへのキズつけ特性評価試験>
室温まで降温された後、各試験片を滑らせた後の各ガラス板48の表面を目視観察した。
<4.バリの出易さ・キズつき易さ評価試験>
試験片A4〜F4を表面性測定機(商品名:14FW、新東科学社製)を用いて、450℃中でサファイア製のピンにより荷重200gで被膜表面にキズを付けた。そして、表面の形状をレーザー顕微鏡を用いて観察した。
次に、各試験の結果を示す。
<1.耐酸化性・耐硫化性評価試験結果>
<1−1 断面観察>
試験後の試験片D1は、被膜と基材との間にクラックが生じていた。
その他の試験片については試験前後において特に変化はなかった。
<1−2 元素分析>
各試験片の被膜断面における元素分析を行った結果、D1において被膜と基板との界面部分に硫黄が検出された。これは被膜の表面に径が約0.1mm以下のくぼみ状の孔および基材まで連通している孔が比較的散発しているためと考えられる。よってD1は基材が腐食しやすく、界面クラックにより剥離しやすいと考えられる。
<2.カレットの刺さり・付着性評価試験結果>
単位面積当りカレット数を示すグラフを図6に示す。試験片A2、D2およびF2についてはカレットが刺さっていたが、試験片B2、C2およびE2についてはカレットは刺さっていなかった。
図7にビッカース硬さの測定結果を示す。試験片C2およびE2はビッカース硬さが高く、それに対して試験片A2およびF2は低かった。これらの結果から、ビッカース硬さが低い材料は比較的カレットが刺さり易いと考えられる。
しかしながら、試験片D2はビッカース硬さがある程度高いが、カレットが刺さった量も多かった。これは被膜の表面に径が約0.1mm以下のくぼみ状の孔が比較的散発しているためと考えられる。
<3.ガラスに対する摩擦特性・ガラスへのキズつけ特性評価試験結果>
<3−1 ガラスに対する摩擦力測定結果>
平均摩擦係数を図8に示す。試験片A3、C3およびE3の摩擦係数が0.3以下と低いことがわかる。
<3−2 ガラスへのキズつけ特性評価試験結果>
各試験片を滑らせたガラスの表面を確認した結果を表3に示す。
被膜の材質によりキズの形成の程度が異なる要因は、材質による微細な表面形状の相違の他、脱落粒子(被膜から脱落した粒子)の形状、脱落粒子の挙動、脱落粒子の脱落後における表面形状等の被膜材質に特有の特徴によるものと推定する。
Figure 0005316418
<4.バリの出易さ・キズつき易さ評価試験結果>
サファイア製のピンを用いて被膜表面にキズを付けた後の表面を観察した結果、試験片A4およびF4ではキズが深く、大きなバリが生じていた。一方、試験片B4、C4、D4およびE4ではキズもバリもほとんど生じていなかった。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2007年11月6日出願の日本特許出願2007−288548に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明のフロート板ガラス搬送用ロールは、徐冷中に割れた板ガラスのカレットによってロール胴部の表面にバリやキズを生じさせにくく、かつ前記カレットがロール胴部の表面に刺さりにくいので、当該ロールによってフロート板ガラスにキズをつけることを防止できる。特にディスプレイ用ガラス基板の場合、キズの発生低減に伴い、歩留が大きく向上する。

Claims (8)

  1. ロール胴部の表面の少なくともガラスと接する部分に被膜を有するフロート板ガラス搬送用ロールであって、
    前記被膜は、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を含有するセラミックス粒子が、CoおよびCrを含む合金内に分散されている被膜である、フロート板ガラス搬送用ロール。
  2. 前記合金は、質量百分率表示で、Coを50%以上、Crを15%以上、CoとCrとの合計で80%以上含有し、
    前記セラミックス粒子は、質量百分率表示で、Va族およびVIa族からなる群から選ばれる少なくとも1つの元素の炭化物またはホウ化物を70%以上含有する、請求項1に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
  3. 前記被膜は、前記セラミックス粒子を質量百分率表示で2〜30%含む、請求項1または2に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
  4. 前記被膜は、前記セラミックス粒子を質量百分率表示で40〜90%含む、請求項1または2に記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
  5. 前記セラミックス粒子が、炭化タングステンおよび/または炭化モリブデンからなる、請求項1〜4のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
  6. 前記ロール胴部がツバを有し、前記ツバの表面の少なくともガラスと接する部分に前記被膜を有する、請求項1〜5のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロール。
  7. 600℃以下のフロート板ガラスを、請求項1〜6のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロールを用いて搬送しながら徐冷する工程を具備する、フロート板ガラスの製造方法。
  8. ロール胴部の表面の少なくともガラスと接する部分にHVOF溶射法によって被膜を形成する工程を具備し、請求項1〜6のいずれかに記載のフロート板ガラス搬送用ロールを得る、フロート板ガラス搬送用ロールの製造方法。
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