JP5316370B2 - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、操作部を備える記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、複数のメニュー項目が階層構造で管理された記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の記録装置は、液晶ディスプレーなどの表示装置と、入力ボタンやキースイッチ、十字キー等の操作スイッチとを備えており、ユーザーは、操作スイッチを操作することにより選択対象のメニュー項目を切り替えることができると共に、切り替えた後の選択対象のメニュー項目を表示装置により確認することができる。
特開2006−91987号公報
上述したような記録装置のように、表示装置を備えている記録装置は、表示装置を備えていない記録装置と比較して、装置の小型化、及び、製造コストの削減の点で不利がある。しかしながら、この不利を解消するために表示装置を備えない構成とした場合、操作スイッチの操作が有効に反映されたか否かを確認できないという問題が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、操作スイッチの操作が有効に反映されたか否かを確認可能としつつ、小型化及び製造コストの削減を実現した記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置であって、前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録し、記録した画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送することを特徴とする。
この構成によれば、記録装置に液晶ディスプレー等の表示装置を設けることなく、操作スイッチに対する操作が有効に反映されているか否かを確認でき、かつ、表示装置を設けない分、記録装置の小型化、及び、製造コストの削減を実現できる。
また、この構成によれば、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過した後にメニュー項目の切り替えが行われた場合のみ、ロール紙等の紙への画像の記録、及び、搬送を実行するため、選択対象のメニュー項目が切り替えられる度にロール紙への画像の記録、及び、搬送を実行する場合と比較し、ロール紙の画像の記録及び搬送に供する資源の利用を抑制することができ、かつ、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間メニュー項目を行わないことにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確実に確認可能である。
また、上記発明の記録装置であって、複数のLEDを備え、複数の前記LEDの発光の態様により選択対象のメニュー項目を報知するようにしてもよい。
この構成によれば、ロール紙の画像の確認のみならず、複数のLEDの発光の態様の確認により、選択対象のメニュー項目を確実かつ容易に確認できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置の制御方法であって、前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録し、記録した画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送することを特徴とする。
この制御方法によれば記録装置に液晶ディスプレー等の表示装置を設けることなく、操作スイッチに対する操作が有効に反映されているか否かを確認でき、かつ、表示装置を設けない分、記録装置の小型化、及び、製造コストの削減を実現できる。
また、この制御方法によれば、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過した後にメニュー項目の切り替えが行われた場合のみ、ロール紙等の紙への画像の記録、及び、搬送を実行するため、選択対象のメニュー項目が切り替えられる度にロール紙への画像の記録、及び、搬送を実行する場合と比較し、ロール紙の画像の記録及び搬送に供する資源の利用を抑制することができ、かつ、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間メニュー項目を行わないことにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確実に確認可能である。
また、上記目的を達成するために、本発明は、操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録し、記録した画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送するように機能させることを特徴とする。
このプログラムを実行すれば、記録装置に液晶ディスプレー等の表示装置を設けることなく、操作スイッチに対する操作が有効に反映されているか否かを確認でき、かつ、表示装置を設けない分、記録装置の小型化、及び、製造コストの削減を実現できる。
また、このプログラムを実行すれば、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過した後にメニュー項目の切り替えが行われた場合のみ、ロール紙等の紙への画像の記録、及び、搬送を実行するため、選択対象のメニュー項目が切り替えられる度にロール紙への画像の記録、及び、搬送を実行する場合と比較し、ロール紙の画像の記録及び搬送に供する資源の利用を抑制することができ、かつ、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間メニュー項目を行わないことにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確実に確認可能である。
本発明によれば、操作スイッチを操作して、複数のメニューから所望のメニューを選択する記録装置であって、迅速、かつ、簡便に所望のメニューの選択が可能となる。
第1実施形態に係るプリンターの外観斜視図である。 プリンターの機能的構成を示すブロック図である。 選択押下回数テーブルを示す図である。 プリンターの動作を示すフローチャートである。 LED発光態様テーブルを示す図である。 選択対象のメニュー項目を示す画像が記録されたロール紙を示す図。 第2実施形態に係るプリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明を適用した実施形態に係るプリンター2の外観斜視図である。
この図1に示す記録装置としてのプリンター2は、本体11にロール紙10を収容し、ロール紙10を搬送しながら、本体11に内蔵するサーマルヘッド(図示略)によってロール紙10に文字や画像を印刷するサーマルラインプリンターである。本体11には開閉可能なカバー12が設けられ、レバー13を押し下げることでカバー12が開放される。カバー12を開くと、本体11内においてロール紙10を収容する空間が露出し、ロール紙10の補充、交換を行える。
プリンター2は、ロール紙10に対し、予め用意されたロゴマークと文字を印刷(記録)することにより、例えば小売店におけるレシートを印刷出力する。
また、プリンター2の本体11の上面には、印刷後のロール紙10を排出する排紙口14が形成されている。プリンター2は、排紙口14が前を向くように設置することも可能である。排紙口14内にはロール紙10をカットするためのカット刃15が設けられている。本体11には、プリンター2の電源をオン/オフさせる電源スイッチ16、紙送り動作の指示や動作モードの切り替え等の操作を行うための押下スイッチ17(操作スイッチ)、及び、プリンター2の動作状態等を表示するためのLED表示部18が設けられている。LED表示部18は、第1LED41、第2LED42、及び、第3LED43を備えている。
このように、本実施形態に係るプリンター2は、電源スイッチ16の他は、操作スイッチとして押下スイッチ17のみを備えている。また、プリンター2は、液晶ディスプレーや等の表示装置を備えていない。このため、操作スイッチを複数有するプリンターや、表示装置を有するプリンターと比較して、小型化や製造コストの削減を実現できる。
図2は、実施形態に係る印刷システム1の構成を示すブロック図である。
この印刷システム1は、プリンター2にホストコンピューター4を接続して構成され、ホストコンピューター4の制御に従ってプリンター2によって上記のレシート等を作成するシステムである。
プリンター2は、実際の印刷を行うプリントエンジン20と、プリンター2の全体を制御する制御部21と、制御部21が実行する基本制御プログラムを記憶したROM22と、制御部21が実行する制御プログラム等を記憶したEEPROM24と、ホストコンピューター4から送信されるコマンドの受信制御を行う受信制御部25と、ホストコンピューター4から受信したコマンドやデータ列を一時的に記憶する受信バッファー26と、押下スイッチ17における操作を検出する入力部27と、第1LED41、第2LED42、及び、第3LED43の発光制御を行う表示部28と、を備えている。
制御部21は、CPUや、実行するプログラムやデータ等を一時的に記憶するワークエリアとしてのメモリーを内蔵し、マイクロコンピューターとして機能し、ROM22に記憶された基本制御プログラムや、EEPROM24に記憶された制御プログラム24Aを実行する。また、制御部21は、図示せぬ発振器が生成した基準クロックに基づいて各種計時動作を実行可能であり、特に、入力部27から入力された押下スイッチ17に対する押下の検出信号に基づいて、直近の押下スイッチ17の押下が行われてからの時間を計時可能である。
プリントエンジン20は、制御部21の制御に従って、ホストコンピューター4から送信された印刷用データやコマンドに基づき、ロール紙10に印刷する文字や画像を作成し、プリンター2が備える印刷機構を制御して、ロール紙10に印刷を行う。具体的には、プリンター2は、ロール紙10の印刷面に熱を与える印刷ヘッド、ロール紙10に対して印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド駆動機構、ロール紙10を搬送する搬送機構等を備え、これら印刷ヘッド及び各種機構がプリントエンジン20によって制御される。本実施形態では、印刷ヘッド、及び、印刷ヘッド駆動機構がロール紙10に画像を記録する記録部として機能し、搬送機構がロール紙10を搬送する搬送部として機能する。
ROM22は、制御部21によってプリンター2の各部を初期化するとともに、これらの各部を制御するための基本制御プログラム、及び、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶する。
EEPROM24は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置であり、制御部21によってプリンター2の各部を制御するための制御プログラム24Aを記憶する。このほか、EEPROM24は、選択押下回数テーブル30と、LED発光態様テーブル45と、を記憶する。これらテーブルについては、後述する。
受信制御部25は、ホストコンピューター4との間で所定の通信プロトコルを実行し、ホストコンピューター4から送信される信号を受信し、受信した信号を復調(デコード)してコマンドやデータ列を生成し、受信バッファー26に順次記憶する。受信制御部25は、例えば、通信ケーブルが接続されるコネクターと通信回路、或いは、無線通信回路とアンテナ等を備えている。
受信バッファー26は、受信制御部25が出力したコマンドやデータ列を順次記憶する一時記憶装置であり、この受信バッファー26に記憶されているコマンドやデータ列は、制御部21によって取得される。
プリンター2は、受信制御部25により受信したコマンドが印刷ジョブの実行を指示するコマンドであって、このコマンドに続いて印刷データを受信した場合に、印刷ジョブを実行する。
表示部28は、第1LED41、第2LED42、及び、第3LED43に接続され、制御部21の制御の下、これらLEDの発光制御を行う。第1LED41、第2LED42、及び、第3LED43のそれぞれは、点灯、点滅、消灯の3つの態様での発光が可能であり(説明の便宜上、「消灯」も発光の1態様とする)、それぞれのLEDの発光の組み合わせにより、プリンター2の動作や状態を報知する。さらに、詳細は後述するが、動作モードが設定モードに移行している間は、第1LED41、及び、第2LED42の2つのLEDによって、現時点における選択対象のメニュー項目を報知する。
本実施形態に係るプリンター2は、ホストコンピューター4との接続状態が解除され、スタンドアローンの状態であっても、ロール紙10の種類の選択を行うための機能や、ロール紙10に記録される印字濃度の設定をするための機能、ロール紙10の幅の設定をするための機能等の予め用意された機能を選択的に実行できる構成となっている。なお、ここでのユーザーは、プリンター2を使用する者の他、プリンター2のメンテナンス担当者、修理担当者等を含む概念である。
具体的には、予め用意された機能の中の1の機能を実行する場合、まず、ユーザーは、プリンター2の動作モードを設定モードに移行させる。設定モードへの移行は、予め定められた特定の操作(例えば、押下スイッチ17が押下された状態で電源スイッチ16がオンされる等の操作)がプリンター2に対してなされることによって行われる。
動作モードを設定モードに移行させた後、ユーザーは、押下スイッチ17を押下操作して、自身が実行したい機能に対応するメニュー項目を選択し、これにより当該機能を実行する。
ここで、メニュー項目を選択する際のユーザーの動作について詳述すると、本実施形態では、ユーザーによる押下スイッチ17の押下の態様として、継続して押下された時間に応じて、選択押下、及び、決定押下の2つの態様が規定されている。
選択押下は、継続して押下された時間が2秒未満の押下である。
決定押下は、継続して押下された時間が、2秒以上の押下である。
そして、本実施形態では、選択押下が行われた回数と、当該回数だけ選択押下が行われた後に決定押下が行われた場合に選択されるメニュー項目が予め定められており、当該定めは、マニュアルへの記載等の方法によりユーザーによって予め認識されている状態となっている。なお、1つのメニュー項目と、1つの機能が対応関係にあり、メニュー項目が選択されることにより、当該メニュー項目に対応する機能が実行される。
ユーザーは、プリンター2に1の機能を実行させる場合、当該1の機能に対応するメニュー項目を認識し、この認識に基づいて当該メニュー項目を選択するために行うべき操作、例えば、選択押下を6回行った後に決定押下を行う等の操作を認識した上で、当該操作を行う。これにより、当該メニュー項目が選択され、当該メニュー項目と対応する機能が実行される。
次いで、メニュー項目選択時におけるプリンター2の動作について説明する。
図3は、選択押下回数テーブル30の構成を模式的に示す図である。
図3に示すように、選択押下回数テーブル30の1件のレコードには、選択押下回数フィールド31と、メニュー項目フィールド32と、が含まれている。
選択押下回数フィールド31には、押下スイッチ17が決定押下される前に選択押下された回数を示す選択押下回数データが格納される。
メニュー項目フィールド32には、対応する選択押下回数フィールド31に格納された選択押下回数データが示す選択押下の回数だけ押下スイッチ17が押下された後に、決定押下が行われた場合に、選択されるメニュー項目を示すメニュー項目データが格納される。
図3に示すように、選択押下回数テーブル30では、選択押下の回数に対応して、所定の順番でメニュー項目が順番に並べられた状態となっている。また、メニューとは、選択押下の回数に対応して、所定の順番でメニュー項目が並べられている状態をいう。
上述したように、ユーザーは、1の機能を実行する場合、当該1の機能に対応したメニュー項目を選択するべく、所定の回数だけ選択押下を行った後、決定押下を行う。その際、プリンター2の制御部21は、決定押下に至るまでに行われた選択押下の回数をカウントしておき、決定押下が行われた時点で、選択押下回数テーブル30を参照し、カウントした選択押下の回数を示す選択押下回数データが選択押下回数フィールド31に格納されているレコードを特定する。そして、制御部21は、特定したレコードのメニュー項目フィールド32に格納されているメニュー項目データを取得し、取得したメニュー項目データが示すメニュー項目に対応する機能を実現するためのプログラムを読み出し、実行する。この場合における制御部21の動作を換言すれば、制御部21は、選択押下が行われる度に、選択対象のメニュー項目を順番に切り替え、決定押下が行われた時点で、現在の選択対象のメニュー項目に対応する機能を実行する。なお、「選択対象のメニュー項目」とは、決定押下がなされる直前までに行われた選択押下の回数を示す選択押下回数データと対応づけて記憶されたメニュー項目データが示すメニュー項目のことを言う。従って、決定押下が行われた場合、その時点での選択対象のメニュー項目が、選択されたメニュー項目として確定し、当該メニュー項目に対応する機能が実行される。
ところで、図3に示すように、本実施形態に係るプリンター2は、液晶ディスプレー等の表示装置を備えていないため、動作モードが設定モードに移行している際に、ユーザーが選択押下を行い、この選択押下に伴って選択対象のメニュー項目が切り替わった場合であっても、ユーザーは、表示装置を介して切り替え後の選択対象のメニュー項目を確認することができない。上述したように、ユーザーは、マニュアル等を通して、選択押下の回数と、当該回数だけ選択押下を行った後に決定押下を行った場合に選択されるメニュー項目とを事前に認識しているものの、自身が何回選択押下を押したのかが分からなくなったり、回数を忘れたりすることにより、現時点の選択対象のメニュー項目が把握できなくなる場合があった。
これを踏まえ、本実施形態に係るプリンター2は、以下の動作を実行することにより、表示装置を設けることなく、プリンター2の小型化、製造コストの削減を実現した上で、ユーザーが現時点における選択対象のメニュー項目を確認できるようにしている。
図4は、プリンター2の動作を示すフローチャートである。
図4のフローチャートの動作は、ROM22に記憶された制御プログラム24Aを制御部21が実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働によって実現される。
また、図4のフローチャートの動作の開始時には、動作モードが設定モードに移行しているものとする。
まず、プリンター2の制御部21は、入力部27から入力された信号に基づいて、ユーザーによって押下スイッチ17が押下されたか否かを監視する(ステップSA1)。ユーザーにより押下スイッチ17が押下された場合(ステップSA1:YES)、制御部21は、現時点までに選択押下がなされた回数を取得する(ステップSA2)。現時点までに既に行われた選択押下の回数は、例えば、制御プログラム24A上に定義された変数にデータとして格納されている。
次いで、制御部21は、選択押下回数テーブル30を参照し(ステップSA3)、選択対象のメニュー項目を取得する(ステップSA4)。具体的には、制御部21は、現時点までに選択押下がなされた回数を示す選択押下回数データが選択押下回数フィールド31に格納されているレコードを特定し、特定したレコードのメニュー項目フィールド32に格納されているメニュー項目データが示すメニュー項目を、選択対象のメニュー項目として取得する。
次いで、制御部21は、LED発光態様テーブル45を参照する(ステップSA5)。
図5は、LED発光態様テーブル45の構成を示す図である。
本実施形態では、現時点における選択対象のメニュー項目に応じて、第1LED41、及び第2LED42が異なる発光態様で発光する。そして、LED発光態様テーブル45では、メニュー項目と、当該メニュー項目が選択対象のメニュー項目である場合の第1LED41、及び第2LED42の発光態様とを対応づけて記憶している。
LED発光態様テーブル45の1件のレコードには、メニュー項目フィールド46と、第1LED発光態様フィールド47と、第2LED発光態様フィールド48と、点滅動作フィールド49とが含まれている。
メニュー項目フィールド46には、メニュー項目を示すメニュー項目データが格納される。
第1LED発光態様フィールド47には、第1LED41の発光態様を示す第1発光態様データが格納される。上述したように、第1LED41の発光態様には、点灯、点滅、及び、消灯の3つの発光態様がある。第2LED発光態様フィールド48には、第2LED42の発光態様を示す第2発光態様データが格納される。上述したように、第1LED41、及び、第2LED42の発光態様には、点灯、点滅、及び、消灯の3つの発光態様がある。
点滅動作フィールド49には、第1LED41と、第2LED42とを共に点滅させる場合に、これらLEDを異なるタイミングで点滅させるのか、又は、同タイミングで点滅させるのかを示すデータが格納される。図6の例では、1件目のレコードの点滅動作フィールド49には、これらLEDを異なるタイミングで点滅させることを示すデータが格納されており、2件目のレコードの点滅動作フィールド49には、これらLEDを同タイミングで点滅させることを示すデータが格納されている。
ここで、メニュー項目と、当該メニュー項目が選択対象のメニュー項目である場合における第1LED41及び第2LED42の発光態様とがマニュアル等に記載されており、ユーザーは、第1LED41及び第2LED42の発光態様を視認することにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確認できる。
ステップSA5でLED発光態様テーブル45を参照した後、制御部21は、ステップSA4で取得した選択対象のメニュー項目に基づいて、第1LED41、及び、第2LED42の発光態様を取得する(ステップSA6)。具体的には、選択対象のメニュー項目を示すメニュー項目データがメニュー項目フィールド46に格納されているレコードを特定し、特定したレコードの第1LED発光態様フィールド47、第2LED発光態様フィールド48、及び、点滅動作フィールド49に格納されている各データを取得し、これらデータが示す第1LED41、及び、第2LED42の態様を取得する。
次いで、制御部21は、プリントエンジン20を制御して、ステップSA4で取得した、選択対象のメニュー項目を示す画像をロール紙10に記録すると共に、ロール紙10の画像を記録した部分が排紙口14から排出され、ロール紙10に記録された選択対象のメニュー項目を示す画像がユーザーによって視認可能となるまで、ロール紙10を搬送する(ステップSA7)。
図6は、選択対象のメニュー項目を示す画像が記録されたロール紙10の状態の1例を示す図である。
図6に示すようなロール紙10に記録された選択対象のメニュー項目を示す画像を視認することにより、ユーザーは、現時点における選択対象のメニュー項目を確認できる。
次いで、制御部21は、ステップSA6で取得した第1LED41、及び、第2LED42の発光態様で、第1LED41、及び、第2LED42を発光する(ステップSA8)。これにより、現時点における選択対象のメニュー項目に応じた発光態様で第1LED41、及び、第2LED42が発光し、ユーザーは、第1LED41、及び、第2LED42を視認することにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確認できる。
次いで、制御部21は、処理手順をステップSA1へ戻す。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンター2は、押下スイッチ17が押下された場合、当該押下に対応する画像をロール紙10に記録し、記録した画像が視認可能となるよう搬送する。
これによれば、押下スイッチ17を押下した場合、当該押下に対応する画像がロール紙に記録され、かつ、記録した画像が視認可能となるようにロール紙10が搬送されるため、プリンター2に液晶ディスプレー等の表示装置を設けることなく、押下スイッチ17に対する操作が有効に反映されているか否かを確認でき、かつ、表示装置を設けない分、記録装置の小型化、及び、製造コストの削減を実現できる。
また、本実施形態に係るプリンター2は、押下スイッチ17が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられる度に、切り替え後のメニュー項目を示す画像をロール紙10に記録し、記録した画像が視認可能となるようロール紙10を搬送する。
これによれば、選択対象のメニュー項目が切り替えられる度に、切り替え後のメニュー項目を示す画像がロール紙10に記録され、記録した画像が視認可能となるようにロール紙10が搬送されるため、ユーザーは、選択押下をしてメニュー項目を切り替える度に、切り替え後のメニュー項目を確認することができる。
また、本実施形態に係るプリンター2は、複数の第1LED41、第2LED42を備え、これらLEDの発光の態様により選択対象のメニュー項目を報知する。
これによれば、ロール紙10の画像の確認のみならず、複数のLEDの発光の態様の確認により、選択対象のメニュー項目を確実かつ容易に確認できる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプリンター2bの構成は、第1実施形態に係るプリンター2の構成と同一のため、図1及び図2を援用し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態に係るプリンター2bの動作を示すフローチャートである。
図4と図7との比較で明らかなように、本実施形態は、ステップSB1の処理を行う点で、第1実施形態と異なっている。
図7を参照して、ステップSA6の処理後、プリンター2bの制御部21は、ステップSA1で検出された押下スイッチ17の押下が、直近の押下スイッチ17の押下から所定時間経過した後になされたか否かを判別する(ステップSB1)。ここで直近の押下スイッチ17の押下とは、ステップSA1で検出された押下スイッチ17の押下の1つ前に行われた押下スイッチ17の押下である。所定時間経過している場合(ステップSB1:YES)、制御部21は、処理手順をステップSA7に移行して、ロール紙10への画像の記録、及び、搬送を実行する。一方、所定時間経過していない場合(ステップSB1:NO)、制御部21は、処理手順をステップSA8へ移行する。
このような動作を実行することにより、押下スイッチ17の押下が直近の押下スイッチ17の押下から所定時間経過した場合に、ロール紙10への選択対象のメニュー項目を示す画像の記録、及び、ロール紙10の搬送が行われ、所定時間経過していない場合は、これら記録、搬送が行われないこととなる。
ここで、押下スイッチ17が短い間隔で選択押下されている場合は、ユーザーは、自身が行った選択押下の回数を把握し、この把握に有る程度の確信を持っているため、ためらうことなく短い間隔で押下スイッチ17を選択押下していると考えられる。一方で、直近の押下スイッチ17の選択押下から長い時間を経て押下スイッチ17が選択押下された場合、ユーザーは、自身が行った選択押下の回数が分からなくなってしまい、押下スイッチ17の選択押下をためらっている可能性がある。これを踏まえ、押下スイッチ17の押下が、直近の押下スイッチ17の押下から所定時間経過した場合にのみ、ロール紙10への選択対象のメニュー項目を示す画像の記録、及び、ロール紙10の搬送することにより、記録、搬送に供する資源の利用の抑制を図りつつ、ユーザーが、自身が行った選択押下の回数が分からなくなり、従って、選択対象のメニュー項目が分からなくなってしまった可能性がある状況下では、確実に、ユーザーに、現時点における選択対象のメニュー項目を報知することができる。また、ユーザーは、直近の選択押下から所定時間経過した後選択押下を行うことにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るプリンター2bは、押下スイッチ17が選択押下されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合、切り替え後のメニュー項目を示す画像をロール紙10に記録し、記録した画像が視認可能となるようロール紙10を搬送する。
これによれば、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過した後にメニュー項目の切り替えが行われた場合に、ロール紙10への画像の記録、及び、搬送を実行するため、選択対象のメニュー項目が切り替えられる度にロール紙10への画像の記録、及び、搬送を実行する場合と比較し、ロール紙10の画像の記録及び搬送に供する資源の利用を抑制することができ、かつ、直近のメニュー項目の切り替えから所定時間メニュー項目を行わないことにより、現時点における選択対象のメニュー項目を確実に確認可能である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、設定モードに移行時、絶えず、現時点における選択対象のメニュー項目に対応して、第1LED41、第2LED42を発光し、これらLEDによってユーザーに現時点における選択対象のメニュー項目を報知していたが、例えば、紙切れのときや、発光を指示された場合に、これらLEDによって現時点における選択対象のメニュー項目を報知するようにしてもよい。
また、図6で選択対象のメニュー項目を示す画像が記録されたロール紙10の一例を示したが、ロール紙10に記録される画像は図6に示した画像に限らないのは勿論であり、また、LEDの発光態様は、図5に示すLED発光態様テーブル45が示す発光態様に限らないのは勿論である。
2、2b…プリンター、10…ロール紙、17…押下スイッチ(操作スイッチ)、41…第1LED、42…第2LED、43…第3LED。

Claims (4)

  1. 操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置であって、
    前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録し、記録した画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送することを特徴とする記録装置。
  2. 複数のLEDを備え、
    複数の前記LEDの発光の態様により選択対象のメニュー項目を報知することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置の制御方法であって、
    前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録し、記録した画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送することを特徴とする記録装置の制御方法。
  4. 操作部と、紙を搬送する搬送部と、紙に記録を行う記録部とを備え、前記操作部に対する操作によって、複数のメニュー項目を有するメニュー内で、選択対象のメニュー項目を切り替え可能に構成される記録装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記操作部が操作されて選択対象のメニュー項目が切り替えられた場合であって、当該切り替えが直近のメニュー項目の切り替えから所定時間経過している場合のみ、切り替え後のメニュー項目を示す画像を前記記録部により紙に記録させ、記録された画像が視認可能となるよう前記搬送部により紙を搬送させるように機能させることを特徴とするプログラム。
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