JP5315974B2 - 光路コンバイナ、映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ - Google Patents
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Description
380nm<λa<λb<780nm、かつ、λb/λa>1.13
を満足することを特徴としている。
1.2<λb/λa<1.5
を満足する構成であってもよい。
500nm<λa<535nm、かつ、620nm<λb<680nm、
または、
440nm<λa<490nm、かつ、620nm<λb<680nm
を満足する構成であってもよい。
図1は、本発明の映像表示装置1の構成を模式的に示す説明図である。この映像表示装置1は、表示素子2と、光路コンバイナ3とを有している。表示素子2は、光源(図示せず)からの光を画像データに基づいて変調することにより映像を表示する光変調素子であり、例えば透過型の液晶表示素子で構成されている。
次に、本発明の理解を容易にするため、本発明の実施例を説明する前に、まず比較例について説明する。
(sinθ1−sinθ2)/λa = (sinθ3−sinθ4)/λb
(cosθ1−cosθ2)/λa = (cosθ3−cosθ4)/λb
ただし、
λa(nm):製造波長(露光波長)
θ1 (°):HOEに対する物体光(露光光線1)の入射角
(HOEの法線と露光光線1とのなす角度)
θ2 (°):HOEに対する参照光(露光光線2)の入射角
(HOEの法線と露光光線2とのなす角度)
λb(nm):再生波長(使用波長、回折波長)
θ3 (°):HOEに対する再生光線の入射角の補角
(HOEの法線と再生入射光線3とのなす角度の補角)
θ4 (°):HOEからの再生光線の出射角
(HOEの法線と再生出射光線4とのなす角度)
である。
・HOEコンバイナは平面で、垂直面に対して30度傾けて配置されている。
・HOEコンバイナの垂線に対して30度入射の平行光と、−30度反射の平行光とを用いてホログラム感光材料を露光し、HOEコンバイナを作製した。
・HOEコンバイナ中心と光学瞳との距離を15mmとした。
・瞳サイズ(同時に瞳に入射する瞳径)を3mmとした。
・HOEの作製レーザ波長は、Ar+ 476.5nm、YAG:Nd3+(2倍波) 532nm、Kr+ 647.1nmである。
・ホログラム感光材料の収縮はないものとした。
・HOEの回折半値幅は考慮しない。
・映像の観察画角を20度とした。
・単純化のため、HOEは光学的パワーを持たないものとした。
次に、本発明の一実施例について、実施例1として説明する。実施例1では、HOEの作製レーザ波長を、Ar+ 457.9nm、YAG:Nd3+(2倍波) 532nm、He−Ne 633nmとした以外は、比較例の計算モデル条件と同じ条件でHOEを作製した。図7は、上記光線L1、L2、L3についてのHOE(B−HOE、G−HOE、R−HOE)における回折ピーク波長を示している。
380nm<λa<λb<780nm ・・・(1)
λb/λa>1.13 ・・・(2)
を同時に満足している。つまり、図7の例では、λa=458nm、λb=532nmとした場合は、λb/λa=1.162となり、λa=532nm、λb=633nmとした場合は、λb/λa=1.190となり、λa=458nm、λb=633nmとした場合は、λb/λa=1.382となり、いずれも条件式(1)(2)を同時に満足している。
Bのレーザ群:He−Cd+ 441.6nm、
Ar+ 457.9nm、476.5nm、488.0nm
Gのレーザ群:Ar+ 514.5nm、
Kr+ 530.9nm、
YAG:Nd3+(2倍波) 532nm
Rのレーザ群:He−Ne 633nm
Kr+ 647.1nm、676.4nm
次に、本発明の他の実施例について、実施例2として説明する。実施例2では、光路コンバイナ3として、RGBのいずれか2色の光を回折させる2色HOEで構成している。例えば図8(a)は、GとRの2色の光を回折させる2色HOEの回折特性を示し、図8(b)は、BとRの2色の光を回折させる2色HOEの回折特性を示している。これらの2色HOEは、例えば以下の発光波長のレーザを用いてホログラム感光材料を露光することによって作製することが可能である。
GとRの2色:YAG:Nd3+(2倍波) 532nm、Kr+ 647.1nm
BとRの2色:Ar+ 476.5nm、Kr+ 647.1nm
1.2<λb/λa<1.5 ・・・(3)
である。
500nm<λa<535nm、かつ、620nm<λb<680nm、
または、
440nm<λa<490nm、かつ、620nm<λb<680nm
である。
次に、本発明のさらに他の実施例について、実施例3として説明する。図9は、光路コンバイナ3を構成するHOEを作製するときの露光光線と、HOEを使用するときの再生光線の各光路を示す説明図である。実施例3では、HOE作製時の参照光源(露光光線2の点光源)の位置を、使用時の光学瞳Eの中心よりもHOEから遠ざけて配置し、HOEを作製している。実施例3では、参照光(露光光線2)が平行光の実施例1および2よりは、画角方向の波長ズレの程度は小さいが、依然として波長ズレが存在するため、観察画角が広くなるとゴーストが発生しやすくなる。実施例3では、以下の計算モデル条件でゴーストについて考察した。図10は、その計算モデル条件のもとで得られる回折ピーク波長を示している。
・HOEコンバイナは、垂直面に対して30度傾けて配置されている。
・HOEコンバイナの垂線に対して30度入射の平行光と、コンバイナ中心において上記垂線から−30度の方向で、かつ、コンバイナ中心から距離30mmの位置からの発散光とで、HOEコンバイナを作製した。
・HOEコンバイナ中心と光学瞳との距離を15mmとした。
・瞳サイズ(同時に瞳に入射する瞳径)を3mmとした。
・HOEの作製レーザ波長は、Ar+ 457.9nmまたはAr+ 476.5nm、YAG:Nd3+(2倍波) 532nm、Kr 647.1nmである。
・ホログラム感光材料の収縮はないものとした。
・HOEの回折半値幅は考慮しない。
・映像の観察画角を30度とした。
次に、上述した光路コンバイナ3の配置について説明する。図11(a)は、映像光の縦入れ構成、すなわち、光学瞳Eと対向する垂直面Pに対して光路コンバイナ3の下端が上端よりも光学瞳E側に近くなるように、角度φ1だけ光路コンバイナ3を傾けて配置した状態を示している。この構成では、図示しない表示素子からの映像光は、光路コンバイナ3に対して上方向から入射し、光路コンバイナ3で瞳方向に反射される。この場合、上下方向の観察画角に対して、上述した画角方向の波長ズレが発生する。
次に、上述した映像表示装置1をHMDに適用したときの具体的な構成について説明する。
2 表示素子
3 光路コンバイナ
11 映像表示装置
12 支持手段
25 LCD(表示素子)
31 接眼光学系
32 接眼プリズム(光学部材)
34 光路コンバイナ(ホログラム光学素子)
E 光学瞳
Claims (9)
- 表示素子からの映像光を光学瞳方向に回折反射させる一方、外界光を透過させて光学瞳に導くことにより、光学瞳の位置にて、表示映像の虚像と外界とを重ね合わせて観察させる、体積位相型で反射型のホログラム光学素子を有する光路コンバイナであって、
上記光路コンバイナの中心における垂線と、上記光路コンバイナの中心と光学瞳の中心とを結ぶ直線とを含む面内において、上記光路コンバイナから射出されて光学瞳中心に入射する光線の最大角度差が16度以上となるときに、上記光路コンバイナの中心から光学瞳の中心に入射する光線についての回折ピーク波長は離散的に複数存在し、かつ、複数の回折ピーク波長の互いの全ての組み合わせにおいて、一方の回折ピーク波長をλaとし、他方の回折ピーク波長をλbとして、
380nm<λa<λb<780nm、かつ、λb/λa>1.13
を満足することを特徴とする光路コンバイナ。 - 上記ホログラム光学素子は、平面形状であることを特徴とする請求項1に記載の光路コンバイナ。
- 1.2<λb/λa<1.5
を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光路コンバイナ。 - 500nm<λa<535nm、かつ、620nm<λb<680nm、
または、
440nm<λa<490nm、かつ、620nm<λb<680nm
を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光路コンバイナ。 - 上記ホログラム光学素子は、発光波長が、510nm以上535nm以下のレーザと630nm以上680nm以下のレーザ、または、440nm以上490nm以下のレーザと630nm以上680nm以下のレーザを用いて作製されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光路コンバイナ。
- 上記ホログラム光学素子は、発光波長が、440nm以上460nm以下のレーザと、525nm以上535nm以下のレーザと、630nm以上680nm以下のレーザとを用いて作製されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光路コンバイナ。
- 映像を表示する表示素子と、
上記表示素子からの映像光を内部で全反射させる光学部材と、
上記光学部材内部を導光された映像光を反射させて光学瞳に導く一方、外界光を透過させて光学瞳に導く光路コンバイナとを備え、
上記光路コンバイナは、請求項1から6のいずれかに記載の光路コンバイナで構成されていることを特徴とする映像表示装置。 - 上記光路コンバイナのホログラム光学素子は、軸非対称な正の光学パワーを有しており、上記表示素子からの映像光を光学瞳に導く接眼光学系の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
- 請求項7または8に記載の映像表示装置と、
上記映像表示装置を観察者の眼前で支持する支持手段とを備えていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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