JP5314103B2 - 永久磁石同期電動機駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、センサレス駆動の永久磁石同期電動機駆動装置に関する。
インバータを用いて電動機を可変速駆動する可変速電動機駆動装置は各分野に適用されている。電動機の中でも永久磁石同期電動機は、回転子に永久磁石を有することにより誘導電動機に比べて高効率であるため広く採用されてきている。また、速度センサや位置センサを用いない位置速度センサレス制御は、信頼性向上や設置環境の制約の改善などの点で有用である。
こうした電動機駆動装置の実用性を高めるため、電動機駆動装置と電動機との間の欠相を検出する手段が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。しかし、永久磁石同期電動機を対象とする欠相判定の場合には、ロータに磁束が存在することから、ステータ巻線に流す電流とロータの永久磁石による磁束との位置関係次第ではトルクが発生することがある。ブレーキ等で固定されている場合にはロータは動かないが、ロータが固定されていない場合には、欠相を検出するために流す電流によりロータが回転してしまう恐れがある。
欠相検出においてこのような回転を避けるためには、トルクが発生しないように永久磁石による磁束と平行な方向に検出電流を流せばよい。しかし、磁極位置を検出するセンサを備えることなく所謂センサレスで永久磁石同期電動機を駆動する電動機駆動装置は、電圧を出力していない停止中において永久磁石による磁束の位置を推定することはできない。
例えば、前回の駆動でロータが停止した時の永久磁石による磁束の推定位置を記憶しておき、次回の起動時にはその記憶した磁束の推定位置と平行となる位置に直流電流を流せばロータは回転しない。しかし、停止中にロータを動かされる可能性がある場合には、この手段は採用できない。
また、電動機駆動装置は、d軸電流指令とq軸電流指令とからそれぞれd軸電圧指令とq軸電圧指令を演算し、磁極位置を示す位相情報に基づく回転座標変換によりU相、V相、W相の各相電圧を算出しPWM信号を生成している。このため、前回の駆動時に3相のうち1相の電流が0となる位相で停止した場合、次回その停止位置から起動するとその相には電流が流れないので、相電流のレベルのみで欠相判定をしていると誤判定する恐れがある。
これに対し、磁極位置を検出可能なセンサを有する電動機駆動装置では、トルクを発生しない電流位相方向は起動前に予め検出できる。しかし、上述したセンサレス駆動の場合と同様に、前回の駆動時に3相のうち1相の電流が0となる位相で停止した場合には、電流のレベルのみで欠相判定をする限り誤判定する恐れが残る。
特開2011−51695号公報 特開2009−38959号公報
そこで、センサレス駆動の構成において、ロータがブレーキ等で固定されていない場合であっても、ロータが動くことなく確実に欠相状態を検出できる永久磁石同期電動機駆動装置を提供する。
実施形態の永久磁石同期電動機駆動装置は、永久磁石同期電動機の磁極位置を検出するセンサを備えることなく当該永久磁石同期電動機を駆動する。永久磁石同期電動機駆動装置は、電圧形インバータと電流検出手段と欠相検出手段とを備える。電圧形インバータは、スイッチング素子を有する上アームと下アームの対からなるブリッジ回路を3相分備え、永久磁石同期電動機の各相の巻線に電圧を供給する。電流検出手段は、永久磁石同期電動機の相電流を検出する。欠相検出手段は、電圧供給制御手段と比較手段と欠相判定手段とを備え、永久磁石同期電動機の回転駆動を開始する前に、永久磁石同期電動機の欠相検出処理を実行する。
電圧供給制御手段は、電圧形インバータの上アームのうち1つの検出相のスイッチング素子と下アームのうち他の少なくとも1つの相のスイッチング素子をオンする通電期間と、この通電期間でオンするスイッチング素子を有するアームに対し対をなすアームが有するスイッチング素子をオンする通電期間とを組み合わせて永久磁石同期電動機の検出相に交番電流を供給する通電処理を、検出相を順に変更しながら各相について実行する。
比較手段は、各通電処理において、電流検出手段により検出された電流に基づく検出相に流れる電流の大きさまたは変化分に応じて欠相判定用検出電流値を求め、その欠相判定用検出電流値と欠相判定用基準電流値とを比較する。欠相判定手段は、この比較結果により、欠相判定用検出電流値が欠相判定用基準電流値よりも小さい場合に欠相と判定する。
一実施形態による電動機駆動装置の構成図 電圧ベクトルを示す図 電圧ベクトルとIGBTのオンオフ状態との関係を示す図 (a)は電圧ベクトルV1、(b)は電圧ベクトルV4を出力している時の電流経路を示す図 U相を検出相とした場合の波形図 U相を検出相としたときの電圧供給制御手段のフローチャート V相を検出相としたときの図6相当図 W相を検出相としたときの図6相当図 欠相検出処理の全体的なフローチャート
図面を参照しながら一実施形態を説明する。図1は、永久磁石同期電動機を駆動する電動機駆動装置の構成を示している。この電動機駆動装置1は、永久磁石同期電動機2(以下、電動機2と称す)の磁極位置を検出するセンサを備えることなく所謂センサレスで電動機2を駆動する。電動機2は、ステータ2sに三相巻線2u、2v、2wが巻回されており、ロータ2rに永久磁石を備えている。
電動機駆動装置1の主回路は、商用電源PSから入力した交流電圧を整流して直流電源線3、4間に出力するコンバータ5、平滑用のコンデンサ6、電圧形インバータ7、電流センサ8、9等から構成されている。電圧形インバータ7は、IGBT10upを有する上アーム11upとIGBT10unを有する下アーム11unの対からなるブリッジ回路12u、IGBT10vpを有する上アーム11vpとIGBT10vnを有する下アーム11vnの対からなるブリッジ回路12v、およびIGBT10wpを有する上アーム11wpとIGBT10wnを有する下アーム11wnの対からなるブリッジ回路12wからなる三相ブリッジの構成を備えている。これらのIGBT10up〜10wn(スイッチング素子)は、ドライブ回路13により駆動される。
各ブリッジ回路12u、12v、12wの出力端子には、負荷である電動機2の巻線端子が接続されるようになっている。これら出力端子と巻線端子との間の未結線、不完全結線などにより欠相が生じる。電流センサ8、9は、ホール素子等から構成される電流検出手段であり、それぞれブリッジ回路12uの出力端子から巻線2uに流れる相電流Iu、ブリッジ回路12wの出力端子から巻線2wに流れる相電流Iwを検出している。
制御手段14は、CPU、RAM、ROM、EEPROM15、入出力ポート、A/D変換器16、タイマ、PWM信号形成回路、通信手段などを有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。ROMには、IGBT10up〜10wnをはじめとするハードウェアの検査プログラム、電動機定数等を推定するオートチューニングプログラム、ベクトル制御やV/F一定制御による電動機2の回転駆動プログラムに加え、欠相を検出する欠相検出プログラムが格納されている。EEPROM15には加速時間、減速時間、上限周波数、下限周波数、多段速運転周波数、入出力端子選択などの多種類のパラメータに加え、後述する欠相検出処理で用いる時間ΔTの値が記憶されている。
制御手段14は、欠相検出手段として機能する。図1において制御手段14内に記載された各ブロック(EEPROM15とA/D変換器16を除く)は、マイクロコンピュータのCPUがROMに記憶された欠相検出プログラムに従って実行する欠相検出処理に係る処理機能を表している。回転駆動プログラムなどのその他の処理プログラムに従って実行する処理機能は図示を省略している。また、電動機駆動装置1は、運転キー、停止キー、アップキー、ダウンキー、モードキー、エンターキーなどを有する操作部17と、セグメント表示器やLEDなどを有する表示部18とを備えた操作パネル19を備えている。
A/D変換器16は、電流センサ8、9から出力された信号電圧をデジタル値であるU相、W相の検出電流Iu、Iwに変換する。電圧供給制御手段20は、欠相検出に必要な交番電流を電動機2の巻線2u、2v、2wに流すため、欠相検出の対象となる検出相に応じて電圧形インバータ7が出力する電圧ベクトルを決定し、その電圧ベクトルに対応した通電期間を設ける。欠相検出処理は、U相、V相、W相を順に検出相として3相全てについて行う。
電圧ベクトル選択手段21は、電圧供給制御手段20が決定した電圧ベクトルを選択して出力するために、各通電期間においてIGBT10up〜10wnのうち電圧ベクトルに対応したIGBTをオン駆動する。ここでのIGBT10up〜10wnの駆動は、PWM駆動とは異なり、時間ΔTの幅を持つ通電期間中に上下アームの所定相のIGBTをオンし続ける。
比較手段22は、電流センサ8、9により検出された相電流Iu、Iwに基づいて、検出相に流れる電流の大きさに応じた欠相判定用検出電流値を求める。V相を検出相とする場合には、−(Iu+Iw)によりV相の電流Ivを求める。そして、この欠相判定用検出電流値と予め設定された欠相判定用基準電流値とを比較する。欠相判定手段23は、上記比較結果により、欠相判定用検出電流値が欠相判定用基準電流値よりも小さい場合に欠相と判定する。欠相と判定した場合には、欠相している旨を操作パネル19の表示部18に表示する。検出電流設定手段24は、電圧ベクトルを出力する通電期間の時間ΔTを求め、不揮発性メモリであるEEPROM15に記憶する。電圧供給制御手段20は、EEPROM15から時間ΔTを読み出して、その時間ΔTを持つ通電期間が経過するごとに電圧ベクトルを切り替える。
次に、図2ないし図9も参照しながら本実施形態の作用を詳しく説明する。制御手段14は、電動機駆動装置1に電源を投入してから最初に電動機2を起動する際、または電動機2を起動するごとに欠相検出処理を実行する。この場合、最初にハードウェアの検査プログラムを実行し、続いて欠相検出プログラムを実行する。その後、オートチューニングプログラムを実行して初期値を設定した後、回転駆動プログラムを実行して電動機2の始動および加速を行う。欠相検出処理では、電動機駆動装置1から電動機2に所定の通電処理(通電シーケンス)で電圧を与え、流れる電流を観測することにより電動機駆動装置1と電動機2との間の欠相の有無および欠相している相を判定する。後述するように検出期間中はトルクを発生しないので、ロータ2rをブレーキ等で固定する必要がない。
はじめに、欠相検出処理で用いる電圧ベクトルについて説明する。電圧型インバータ7は、IGBT10xpを有する上アーム11xpとIGBT10xnを有する下アーム11xnの対からなるブリッジ回路12x(xはu、v、w)を備えている。上アーム11xpのIGBT10xpがオンのとき1、下アーム11xnのIGBT10xnがオンのとき0とし、それを(U相V相W相)の順に組み合わせて表記すると、図2に示す電圧ベクトルV0〜V7が得られる。
図2に示すベクトル図において、V1(100)、V3(010)、V5(001)の向きは、それぞれU相、V相、W相の電圧の向きに一致する。α軸、β軸は、3相−2相変換により得られる2相の座標軸である。図3は、電圧ベクトルとIGBT10up〜10wnのオンオフ状態との対応関係を示している。これらの電圧ベクトルのうちゼロベクトルV0(000)とV7(111)は欠相検出処理に使用していない。
電圧供給制御手段20は、検出相と同じ向きの電圧ベクトルに対応するように、電圧形インバータ7の上アーム11up、11vp、11wpのうち1つの検出相のIGBT10xpと、下アーム11un、11vn、11wnのうち他の2相のIGBT10yn、10znをオンする第1通電期間を設ける。ここで、x、y、zはu、v、wと順不同で対応する。加えて、検出相と逆向きの電圧ベクトルに対応するように、第1通電期間でオンするIGBT10xp、10yn、10znを有するアーム11xp、11yn、11znに対し対をなすアーム11xn、11yp、11zpが有するIGBT10xn、10yp、10zpをオンする第2通電期間を設ける。そして、これら第1通電期間と第2通電期間とを組み合わせた通電処理(通電シーケンス)に従って電圧を出力する。
具体的には、U相を検出相とする場合にはV1、V4、V4、V1の順に、V相を検出相とする場合にはV3、V6、V6、V3の順に、W相を検出相とする場合にはV5、V2、V2、V5の順に、それぞれ時間ΔTを持つ通電期間ごとに電圧ベクトルを切り替える。ただし、同じ電圧ベクトルが時間2ΔTだけ続くときには、その間の切り替えは不要である。図4(a)(b)は、それぞれ電圧ベクトルV1(100)、V4(011)の電圧を出力している時の電流経路(太線)を示している。
図5は、U相を検出相とした場合の電圧ベクトル、ブリッジ回路12uの出力端子とブリッジ回路12v、12wの出力端子との間の電圧Vu-vw、および欠相がないときのU相電流Iuの波形を示している。各通電期間の時間ΔTは、三角波状の電流のピーク値|Iu2+|または|Iu2-|が所定の検出電流設定値に等しくなるように予め検出電流設定手段24により設定されている。
すなわち、検出電流設定手段24は、欠相検出処理に先立って、電圧ベクトルを出力する時間ΔTを徐々に増やしながら、電圧供給制御手段20による電圧ベクトルの切り替えと同順で電圧ベクトルを切り替える通電シーケンスを繰り返し実行する。そして、欠相がない状態で、検出相の電流ピーク値|Iu2+|または|Iu2-|が検出電流設定値よりも大きくなった時の時間ΔTをEEPROM15に記憶する。検出電流設定値は、例えば定格電流の1/3〜1/4程度にすればよい。
欠相がない場合には、図5に示すように欠相検出処理において電流がゼロに整定している状態で電圧型インバータ7が電圧ベクトルV1を持つ電圧を出力すると(時刻t1)、U相電流Iuはインダクタンスに応じた傾きでほぼ直線で増加し、電圧ベクトルがV4に切り替わる時点(時刻t3)で正のピーク値Iu2+に達する。この通電期間の中央時刻t2におけるU相電流IuはIu1+である。電圧ベクトルがV4に切り替わると、U相電流Iuはほぼ直線で減少し、次の通電期間に移行する時点(時刻t4)でゼロになる。
次の通電期間も同じ電圧ベクトルV4であるので、U相電流Iuはほぼ直線で減少を続け、電圧ベクトルがV1に切り替わる時点(時刻t6)で負のピーク値Iu2-に達する。この通電期間の中央時刻t5におけるU相電流IuはIu1-である。電圧ベクトルがV1に切り替わると、U相電流Iuはほぼ直線で増加し、U相を検出相とする通電処理が終了する時点(時刻t7)でゼロになる。このように、検出相および他の2相には、ゼロを中心として正負に変化する三角波状の交番電流が流れる。
Iu2+、Iu2-は電圧ベクトルの切り替え時のU相電流の値であるが、切り替え時には切り替えノイズの影響を受け易い。そこで、制御手段14は、電圧ベクトルを切り替える直前のU相電流Iu2+、Iu2-を入力して欠相判定用検出電流値とする。時刻t7の後、電流が完全にゼロに整定するのに必要な待機時間を挟みながら、V相を検出相とする通電シーケンスおよびW相を検出相とする通電シーケンスを順次行う。
図6、図7、図8は、それぞれ電圧供給制御手段20がU相、V相、W相を検出相として実行する上記通電シーケンス(処理A、B、C)のフローチャートである。図6において、タイマ時間tを0に初期化し(ステップS1)、タイマ時間tがΔT以上になるまで、制御周期Tcごとに電圧ベクトルV1の出力とタイマ時間tの加算を実行する(ステップS2、S3)。タイマ時間tがΔT以上になると、その時(実際には上述したようにΔTが経過する直前)のU相電流Iuを欠相判定用検出電流値Iu2+として入力する(ステップS4)。
続いて、タイマ時間tが3ΔT以上になるまで、制御周期Tcごとに電圧ベクトルV4の出力とタイマ時間tの加算を実行する(ステップS5、S6)。タイマ時間tが3ΔT以上になると、その時(実際には上述したように3ΔTが経過する直前)のU相電流Iuを欠相判定用検出電流値Iu2-として入力する(ステップS7)。その後、タイマ時間tが4ΔT以上になるまで、制御周期Tcごとに電圧ベクトルV1の出力とタイマ時間tの加算を実行する(ステップS8、S9)。最後にタイマ時間tを0にクリアして終了する(ステップS10)。図7に示す処理ステップS11〜S20、図8に示す処理ステップS21〜S30も、出力する電圧ベクトルを除いてそれぞれ図6に示す処理ステップS1〜S10と同様の処理となる。
図9は、欠相検出処理の全体的なフローチャートである。U相を検出相として図6に示す処理を実行し(ステップS31)、欠相判定用検出電流値である正の電流ピーク値|Iu2+|と負の電流ピーク値|Iu2-|の少なくとも一方が欠相判定用基準電流値Ithより小さいか否かを判定する(ステップS32)。この欠相判定用基準電流値Ithは、電動機2の定格電流よりも小さい値、例えば定格電流の10%〜20%程度の値、或いは検出電流設定値に対して1/3〜1/4程度の値に設定されている。
ステップS32で小さい(YES)と判定した場合にはU相が欠相しているのでFlagUを1にセットし(ステップS33)、等しいまたは大きい(NO)と判定した場合にはU相が欠相していないのでFlagUを0にリセットする(ステップS34)。V相を検出相とするステップS35〜S38でも同様の処理によりFlagVをセットまたはリセットし、W相を検出相とするステップS39〜S42でも同様の処理によりFlagWをセットまたはリセットする。制御手段14は、欠相検出処理が完了した後、これらのFlagU、FlagV、FlagWを参照することにより欠相の有無および欠相している相を認識できる。
この欠相検出処理において、3相のうち2相以上が欠相している場合には、何れの通電シーケンスでも電流は流れない。従って、FlagU、FlagV、FlagWは全て1となり欠相検出が可能である。ただし、電流が全く流れないので欠相している相を特定することはできない。また、電流センサが配設されていないV相が欠相した場合、V相を検出相とする通電シーケンスではU相、W相にも電流は流れない。従って、−(Iu+Iw)によりV相の電流Ivを求めれば、電流Ivはゼロになるので欠相検出が可能である。
さらに、検出相ではない相のうち何れかの相が欠相している場合、例えばU相を検出相としてV相またはW相が欠相している場合には、電圧型インバータ7から見た電動機2のインダクタンスが4/3倍に増えるため、欠相がない場合に比べU相電流Iuが3/4程度に小さくなる。この電流値は欠相判定用基準電流値Ithよりも大きいので、欠相とは判定されない。しかし、その欠相している相を検出相とする通電シーケンスでは、上述したように電流が流れないので欠相を検出できる。従って、2相のみの電流センサ8、9による電流検出であっても、本欠相検出処理を用いて全相を順に検出相として通電シーケンスを実行することにより、確実に欠相を検出することができる。
ところで、図5に示す電流波形で、電流が正の期間の電流変化率と負の期間の電流変化率、すなわち正の期間の電流ピーク値|Iu2+|と負の期間の電流ピーク値|Iu2-|が若干異なっている。これは、電動機2が有する突極性により、ロータ2rの磁極位置に応じてインダクタンスの飽和特性が変化するからである。例えば、磁極の向きがU相の向きに近い場合、電圧ベクトルV1を出力してU相に電流を流すと、U相方向の磁束が増加するので飽和によりインダクタンスが減少する。その結果、電流変化率が増加して電流ピーク値|Iu2+|が高くなる。逆に電圧ベクトルV4を出力してU相に電流を流すと、U相方向の磁束が減少するので飽和が低減してインダクタンスが増加する。その結果、電流変化率が減少して電流ピーク値|Iu2-|が低くなる。
この欠相検出方法では、欠相がない場合に検出相に交番電流が流れるので、発生するトルクは1相あたりの通電シーケンスにおいて正と負の値をとる。しかし、上述した飽和特性の変化により、その検出相が磁極方向に近い場合には、正と負の電流ピーク値の差異により正の発生トルクと負の発生トルクとの間に偏りが生じる可能性がある。これに対し、3相全てを順に検出相として通電シーケンスを実行することにより、正のトルクが生じている時間と負のトルクが生じている時間とで発生トルクの平均化(相殺)が十分になされるので、ロータ2rが何れの方向にあってもロータ2rが回転することを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の電動機駆動装置1は、3相の各相を順に検出相とし、検出相の向きの電圧ベクトルに対応する通電期間と逆位相の電圧ベクトルに対応する通電期間とを組み合わせて欠相を検出する制御手段14を備えている。この通電処理により、欠相がない場合には巻線2u〜2wに正負のピーク値がほぼ等しい交番電流が流れるので、正負のトルクが打ち消し合って発生トルクが実効的にゼロになる。しかも、3相全てを検出相として通電シーケンスを行うので、ロータ2rの停止位置に応じて飽和特性に変化が生じてトルクが生じる相がある場合でも、発生する平均トルクを極力ゼロに近付けることができる。これにより、ロータ2rがブレーキ等で固定されていない場合であっても、ロータ2rが動くことなく欠相検出処理を実行できる。
1相だけが欠相している場合には、欠相の有無および欠相している相を検出することができる。3相のうち2相にだけ電流センサ8、9を設けた場合でも同様である。また、2相以上が同時に欠相している場合には、欠相している相は特定できないが、欠相の有無を検出することはできる。
検出電流設定手段24は、検出電流設定値が例えば定格電流の1/3〜1/4程度となるように通電期間の幅(時間ΔT)を設定し、比較手段22は、その検出電流設定値の1/3〜1/4程度の値を欠相判定用基準電流値Ithとして用いている。これにより、非線形性やノイズの影響を避けながら精度よく欠相判定をすることができる。また、比較手段22は、電圧ベクトルが変化する直前に検出した電流の絶対値を欠相判定用検出電流値とするので、電圧ベクトルの切り替えにより生じるノイズの影響を受けにくい。
以上説明した実施形態の他に以下のような構成を採用してもよい。
比較手段22は、欠相検出処理において、電圧ベクトルが変化する時点から時間ΔTよりも短い時間例えばΔT/2だけ前の検出電流値と、当該電圧ベクトルが変化する直前の検出電流値との変化分(差分)の絶定値を欠相判定用検出電流値としてもよい。図5ではδIu+=|Iu2+−Iu1+|またはδIu-=|Iu2-−Iu1-|を欠相判定用検出電流値とすればよい。この場合、図9に示すステップS32に示す条件はδIu+<IthまたはδIu-<Ithとなり、ステップS36、S40に示すV相、W相についての条件も同様になる。このときの欠相判定用基準電流値Ithは、差分を得る電流の検出間隔に応じて適宜調整すればよい。
3相全てに電流センサを設けてもよい。
電流センサ8、9に替えて、下アーム側のIGBT10un、10vn、10wnと直流電源線4との間にシャント抵抗(電流検出手段)を設けて相電流を検出してもよい。例えばU相を検出相として通電シーケンスの最初の電圧ベクトルV1を出力している期間では、図4(a)に示すようにU相のシャント抵抗には電流が流れないため、V相とW相のシャント抵抗による検出電流からU相の欠相判定用検出電流値を生成する。電圧ベクトルV4を出力している期間では、図4(b)に示すようにU相のシャント抵抗から欠相判定用検出電流値を得られる。
U相が欠相している場合にはV相、W相にも電流が流れないので、Iu=−(Iv+Iw)はゼロとなり欠相を検出できる。また、U相は欠相しておらず、V相とW相の何れかの相が欠相している場合には、欠相していない場合の電流値に対し3/4程度に小さくなる。この電流値は欠相判定用基準電流値Ithよりも大きいので欠相とは判定されない。しかし、その欠相している相を検出相とする通電シーケンスでは、上述したように電流が流れないので欠相を検出できる。従って、上記シャント抵抗による電流検出の場合でも欠相を正しく検出できる。
電流センサ8、9に替わる電流検出手段として、電圧形インバータ7に入力される直流電流を検出するシャント抵抗を設けてもよい。この直流電流に基づいて相電流を検出することができるからである。このシャント抵抗は、例えばコンデンサ6と電圧形インバータ7との間の直流電源線4に設ければよい。この場合にも、欠相している相を検出相とする通電シーケンスでは電流が流れないので、3相を順に検出相とすることにより欠相を正しく検出できる。
欠相検出処理では、検出相の向きの電圧ベクトルに対応する通電期間と検出相に対し逆位相の電圧ベクトルに対応する通電期間とを組み合わせて、検出相に平均電流がゼロとなる交番電流が流れる通電シーケンスを採用すればよい。従って、U相を検出相とした場合にV4、V1、V1、V4の順で電圧ベクトルを出力してもよいし、V1、V4、V4、V1、V1、V4、V4、V1、…のように2周期以上繰り返してもよい。
電圧供給制御手段20は、電圧形インバータ7の上アーム11up、11vp、11wpのうち1つの検出相のIGBT10xpと下アーム11un、11vn、11wnのうち他の何れか1相のIGBT10ynをオンする第1通電期間と、この第1通電期間でオンするIGBT10xp、10ynを有するアーム11xp、11ynに対し対をなすアーム11xn、11ypが有するIGBT10xn、10ypをオンする第2通電期間とを組み合わせた通電処理(通電シーケンス)に従って電圧を出力し、検出相に交番電流が流れるようにしてもよい。ここで、x、yはu、v、wの何れか異なる相に対応する。この場合も、検出相を順に変更しながら3相全てについて実行する。
具体的には、U相を検出相として、IGBT10wp、10wnをオフした状態で、時間ΔTだけIGBT10up、10vnをオンし、時間2ΔTだけIGBT10un、10vpをオンし、時間ΔTだけIGBT10up、10vnをオンする。続いて、V相を検出相として、IGBT10up、10unをオフした状態で、時間ΔTだけIGBT10vp、10wnをオンし、時間2ΔTだけIGBT10vn、10wpをオンし、時間ΔTだけIGBT10vp、10wnをオンする。さらに続いて、W相を検出相として、IGBT10vp、10vnをオフした状態で、時間ΔTだけIGBT10wp、10unをオンし、時間2ΔTだけIGBT10wn、10upをオンし、時間ΔTだけIGBT10wp、10unをオンする。このような通電シーケンスを用いても、上述した比較手段22および欠相判定手段23により欠相を検出することができる。
欠相判定用基準電流値は、予め設定された値に限られない。例えば、通電シーケンスで流れる電流値に応じてその都度決定してもよい。
以上説明した実施形態によれば、磁極位置を検出するセンサを備えていない構成において、ロータがブレーキ等で固定されていない場合であっても、ロータが動くことなく確実に欠相検出処理を実行できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は電動機駆動装置(永久磁石同期電動機駆動装置)、2は永久磁石同期電動機、2u、2v、2wは巻線、7は電圧形インバータ、8、9は電流センサ(電流検出手段)、10up〜10wnはIGBT(スイッチング素子)、11up〜11wpは上アーム、11un〜11wnは下アーム、12u、12v、12wはブリッジ回路、14は制御手段(欠相検出手段)、15はEEPROM(メモリ)、20は電圧供給制御手段、22は比較手段、23は欠相判定手段である。

Claims (6)

  1. 永久磁石同期電動機の磁極位置を検出するセンサを備えることなく当該永久磁石同期電動機を駆動する永久磁石同期電動機駆動装置において、
    スイッチング素子を有する上アームと下アームの対からなるブリッジ回路を3相分備え、前記永久磁石同期電動機の各相の巻線に電圧を供給する電圧形インバータと、
    前記永久磁石同期電動機の相電流を検出する電流検出手段と、
    前記永久磁石同期電動機の回転駆動を開始する前に、前記永久磁石同期電動機の欠相検出処理を実行する欠相検出手段とを備え、
    前記欠相検出手段は、
    前記電圧形インバータの上アームのうち1つの検出相のスイッチング素子と下アームのうち他の少なくとも1つの相のスイッチング素子をオンする通電期間と、この通電期間でオンするスイッチング素子を有するアームに対し対をなすアームが有するスイッチング素子をオンする通電期間とを組み合わせて前記永久磁石同期電動機の検出相に交番電流を供給する通電処理を、前記検出相を順に変更しながら各相について実行する電圧供給制御手段と、
    前記各検出相の通電処理において、前記電流検出手段により検出された電流に基づく前記検出相に流れる電流の大きさまたは変化分に応じて欠相判定用検出電流値を求め、その欠相判定用検出電流値と欠相判定用基準電流値とを比較する比較手段と、
    この比較結果により、前記欠相判定用検出電流値が前記欠相判定用基準電流値よりも小さい場合に欠相と判定する欠相判定手段とを備えていることを特徴とする永久磁石同期電動機駆動装置。
  2. 前記ブリッジ回路の上アームのスイッチング素子がオンのとき1、下アームのスイッチング素子がオンのとき0とし、それを(U相V相W相)の順に組み合わせて表記し、前記電圧形インバータが出力可能な電圧ベクトルをV1(100)、V2(110)、V3(010)、V4(011)、V5(001)、V6(101)と定義した場合、
    前記電圧供給制御手段は、U相を前記検出相とする場合にはV1、V4、V4、V1の順に、V相を前記検出相とする場合にはV3、V6、V6、V3の順に、W相を前記検出相とする場合にはV5、V2、V2、V5の順に、それぞれ予め決められた時間ΔTを持つ通電期間ごとに電圧ベクトルを切り替えることを特徴とする請求項1記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  3. 前記比較手段は、電圧ベクトルが変化する直前に前記電流検出手段により検出された電流の絶定値を前記欠相判定用検出電流値とすることを特徴とする請求項2記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  4. 前記比較手段は、電圧ベクトルが変化する時点から前記時間ΔTよりも短い時間だけ前の時点で前記電流検出手段により検出された電流値と、当該電圧ベクトルが変化する直前の時点で前記電流検出手段により検出された電流値との変化分の絶定値を前記欠相判定用検出電流値とすることを特徴とする請求項2記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  5. 各電圧ベクトルを出力する時間ΔTを徐々に増やしながら、前記電圧供給制御手段による電圧ベクトルの切り替えと同順で前記電圧ベクトルを切り替える通電処理を繰り返し実行し、前記電流検出手段により検出される電流のピーク値が予め設定された検出電流設定値よりも大きくなった時点における前記時間ΔTをメモリに記憶する検出電流設定手段を備え、
    前記電圧供給制御手段は、前記メモリに記憶された時間ΔTを持つ通電期間ごとに電圧ベクトルを切り替えることを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
  6. 前記欠相判定手段は、2相以上が同時に欠相している場合を除き、前記欠相判定用検出電流値が前記欠相判定用基準電流値よりも小さい場合に、当該検出相が欠相していると判定することを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の永久磁石同期電動機駆動装置。
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