JP5312965B2 - 電気錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サムターン錠に後付けされ、電動によりサムターン錠を施錠動作させるための電気錠装置に関するものである。
従来周知の電気錠装置としては、たとえば特許文献1に記載されているようなものが知られている。つまり、電動により出没自在なロッドを備えてなり、既設のサムターン錠とは別個に設置されるタイプとなっていた。
特開2004−132159号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような電気錠装置では、扉の枠側にロッドが嵌入可能な嵌合凹部を設ける必要があり、設置作業が非常に煩わしいという問題がある。そのため、既設のサムターン錠に対して後付けするタイプの電気錠装置も考案されている。この後付けタイプの電気錠装置では、サムターン錠の摘みをモータに接続し、直接回動させるようになっている。しかしながら、サムターン錠の摘みの形状は多様で、摘みの厚みや扉面からの突出高さ等は製品の種類毎に異なっている。そのため、電気錠装置を後付けするにあたっては、サムターン錠の摘みとモータとを連動させるための部品を多種類用意し、摘みの形状に応じて使い分けなければならず、部品の管理や設置が煩わしい、コスト高になる等といった問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、既設のサムターン錠に対して後付け可能であるとともに、摘みの形状が異なる複数種類のサムターン錠に対して使用可能な電気錠装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、サムターン錠の摘みを嵌入可能なスリットが設けられ、摘みをスリットに嵌入させた状態で取り付けられる伝達部材と、伝達部材を介してサムターン錠を回動させる駆動装置とをケース部材内に備えた電気錠装置であって、伝達部材に、幅の異なる複数のスリットを設けるとともに、各スリットを、伝達部材の回動中心をとおる放射状で且つ中心を対称点とする点対称形状に形成し、摘みの厚みに応じてスリットを選択的に使用可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、伝達部材に、幅の異なる複数のスリットを設けるとともに、各スリットを、伝達部材の回動中心をとおる放射状で且つ中心を対称点とする点対称形状に形成し、摘みの厚みに応じてスリットを選択的に使用可能としているため、摘みの厚み毎に別途伝達部材を準備したりする必要がなく、部品点数を少なくすることができ、部品の管理作業や設置作業が容易となるし、コスト低減をも図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、伝達部材が、スリットが形成されたアタッチメント部材と、アタッチメント部材が取り付けられる本体とからなるとともに、本体に、スリットへ摘みを嵌入させる方向にアタッチメント部材を付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、伝達部材が、スリットが形成されたアタッチメント部材と、アタッチメント部材が取り付けられる本体とからなるとともに、本体に、スリットへ摘みを嵌入させる方向にアタッチメント部材を付勢する付勢手段を設けているため、アタッチメント部材に設けられたスリットが摘みをその根元部分で挟持することができ、伝達部材が空回りすることなく摘みを確実に回転させることができる。また、摘みの扉面からの突出量に拘わらず、摘みの根元部分をスリットにて確実に挟持することができ、汎用性が非常に高い。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、アタッチメント部材が、付勢手段により付勢されるマウントと、スリットが形成されているとともにマウントに着脱自在なプレートとからなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、アタッチメント部材が、付勢手段により付勢されるマウントと、スリットが形成されているとともにマウントに着脱自在なプレートとからなるため、プレートのマウントへの取付姿勢を変更するだけで使用するスリットを選択することができ、作業性が良い。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マウントに、プレートを固着する際、選択されなかったスリット内へ嵌入するリブを設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、マウントに、プレートを固着する際、選択されなかったスリット内へ嵌入するリブを設けるため、プレートの固着位置への位置決めが容易であるし、使用しないスリット内にリブが嵌入することで、使用しないスリットへ誤って摘みを差し込んでしまう事態を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れかに記載の発明において、本体を円柱状に形成し、当該本体の外周面に少なくとも1つの係止リブを設ける一方、伝達部材が収容されるケース部材側に、係止リブが係合可能な係止溝を所定の間隔で複数設けており、係止リブを係合させる係止溝の変更により、本体のケース部材側への取付姿勢を回動方向において調節可能としたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2〜4の何れかに記載の発明において、本体を円柱状に形成し、当該本体の外周面に係止溝を所定の間隔で複数設ける一方、伝達部材が収容されるケース部材側に、係止溝に係合可能な少なくとも1つの係止リブを設けており、係止リブが係合する係止溝の変更により、本体のケース部材側への取付姿勢を回動方向において調節可能としたことを特徴とする。
請求項5及び6に記載の発明によれば、本体若しくはケース部材側の一方に係止リブを、他方に係止溝を所定の間隔で複数設け、係止リブが係合する係止溝の変更により、本体のケース部材側への取付姿勢を回動方向において調節することができるため、サムターン錠の施解錠姿勢に応じて本体の取付姿勢を調節すれば、たとえば垂直方向から45°回転させた傾斜姿勢が施解錠姿勢となるようなタイプのサムターン錠に対しても、ケース部材を傾けたりすることなく対応することができ、使い勝手が非常に良い。
本発明によれば、伝達部材に、幅の異なる複数のスリットを設けるとともに、各スリットを、伝達部材の回動中心をとおる放射状で且つ中心を対称点とする点対称形状に形成し、摘みの厚みに応じてスリットを選択的に使用可能としているため、摘みの厚み毎に別途伝達部材を準備したりする必要がなく、部品点数を少なくすることができ、部品の管理作業や設置作業が容易となるし、コスト低減をも図ることができる。
カバー装置の正面を示した説明図である。 図1におけるA−A線断面説明図である。 図1におけるB−B線断面説明図である。 伝達部材の斜視説明図である。 伝達部材を分解した状態を示した斜視説明図である。 (a)は、伝達部材の後面を示した説明図であり、(b)は、伝達部材の前面を示した説明図である。 図6(a)におけるC−C線断面説明図である。 伝達部材を取り付ける様子を示した説明図である。 別のスリットを選択した伝達部材におけるD−D線断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる電気錠装置について、図面をもとに説明する。
まず、電気錠装置のカバー装置1の全体的な構造について、図1〜図3をもとに説明する。図1は、カバー装置1の正面を示した説明図である。図2は、図1におけるA−A線断面説明図であり、図3は、図1におけるB−B線断面説明図である。
電気錠装置は、扉に取り付けられ、サムターン錠2を施解錠動作させるためのカバー装置1と、カバー装置1の動作を制御する制御装置(図示せず)と、扉の開閉状態を検知する開閉検知手段と、扉外部に設置され、カバー装置1を戸外から解錠動作させるための図示しない解錠装置(たとえば、カードリーダーや10キー)とからなる。
カバー装置1は、基台3と、基台3の前方を覆うように組み付けられる前カバー部材4とからなるケース部材(函体)内に、サムターン錠2の摘み2aを覆うように組み付けられるサムターンカバー5、サムターンカバー5を回動させるためのモータ(図示せず)、サムターンカバー5の回動をサムターン錠2に伝達するための伝達部材6、伝達部材6の回動位置を検出するための検出スイッチ(図示せず)等を備えたものである。尚、7は、サムターンカバー5を前方へ付勢するバネ部材であり、8は、カバー装置1と制御装置とを接続するケーブルである。
そして、上記電気錠装置では、解錠装置が操作されたり、扉が解錠状態にあることを制御装置が検知したりすると、モータが駆動してサムターンカバー5が回動し、伝達部材6等によりサムターンカバー5の回動に連動してサムターン錠2の摘み2aも回動し、扉が施解錠されることになる。尚、サムターンカバー5は、図示しないクラッチ機構を介してモータと接続されており、摘み部5aを押し込み、モータとの連係をきりながら回動操作することで、手動によってもサムターン錠2を施解錠動作可能となっている。
次に、本発明の要部となる伝達部材6について、図4〜図9をもとに説明する。
図4は、伝達部材6の斜視説明図であり、図5は、伝達部材6を分解した状態を示した斜視説明図である。また、図6(a)は、伝達部材6の後面を示した説明図であり、図6(b)は、伝達部材6の前面を示した説明図である。さらに、図7は、図6(a)におけるC−C線断面説明図であり、図8は、伝達部材6を取り付ける様子を示した説明図である。加えて、図9は、スリット22を選択した伝達部材6におけるD−D線断面説明図である。
伝達部材6は、円柱状の本体11と、本体11の後面に組み付けられる円板状のアタッチメント部材12と、本体11とアタッチメント部材12との間に介在され、アタッチメント部材12を後方へ付勢する付勢バネ10、10とからなり、更に、アタッチメント部材12は、プレート13とマウント14とに分解可能となっている。本体11は、合成樹脂製のブロック体で、後面の中央部分には、前後にわたって貫通する上下方向に長い摘み嵌入口15が設けられており、サムターン錠2の摘み2aが嵌入可能となっている。この摘み嵌入口15は、本体11後面の中心をとおる放射状で、且つ、本体11後面の中心を対称点とした点対称形状に成形されている。そして、摘み嵌入口15の嵌入する摘み2aの厚み方向に相当する幅(図6における短辺方向長さ)は、6mmとされている。
また、摘み嵌入口15の上下周縁の左右位置には、夫々ガイド孔16が穿設されている(すなわち、本体11には4つのガイド孔16、16・・が穿設されている)。さらに、本体11後面の中央部の左右位置(上方のガイド孔16と下方のガイド孔16との間となる位置)には、アタッチメント部材12を取り付けるための取付孔17、17が設けられている。加えて、本体11前面の取付孔17、17周囲は、凹部18、18とされており、各凹部18内には、後述するマウント14に螺着されるフランジ付きネジ19が埋入可能となっている。尚、フランジ付きネジ19のフランジ外径は取付孔17よりも大径とされている。
さらに、本体11の周面には、8つの係止リブ20、20・・が等間隔で設けられている。各係止リブ20は、前後方向へ延びる凸条体で、サムターンカバー5に設けられた係止溝21(図8に示す)に係合可能となっている。そして、本体11(ひいては伝達部材6)をサムターンカバー5に取り付ける際、本体11を回転させながら係止リブ20を係合させる係止溝21を変更することで、本体11の取付姿勢を45°毎に調節可能となっている。
一方、アタッチメント部材12は、本体11の後方に組み付けられるマウント14と、マウント14の後面に固着されるプレート13とからなり、アタッチメント部材12の中心と本体11の中心とが同軸上に位置するように組み付けられる。プレート13は、合成樹脂製の円板部材であって、サムターン錠2の摘み2aが嵌入する3つのスリット22、23、24が設けられている。スリット22、23、24は全て、プレート13の中心をとおる放射状で、且つ、当該中心を対称点とする点対称形状に成形され、60°間隔で設けられている。また、スリット22、23、24は、摘み2aの厚みに相当する幅が異なっており、スリット22では4mm、スリット23では5mm、スリット24では6mmとなっている。さらに、各スリットとスリットとの間となる位置には、プレート13をマウント14にネジ止めするための固定孔25が設けられている。尚、33は、プレート13をネジ止めするための固定ネジである。
マウント14は、合成樹脂により成形されてなるもので、プレート13が固着される板状部14aと、板状部14aの前面から前方へ突出される2本のスライド柱26、26と4本のガイド柱27、27・・とを有する。板状部14aには、本体11と同様、サムターン錠2の摘み2aが嵌入可能な摘み嵌入口28が設けられている。当該摘み嵌入口28は、本体11の摘み嵌入口15と同様に成形されており、板状部14aの中心をとおる放射状で、且つ、当該中心を対称点とする点対称形状であるとともに、摘み2aの厚みに相当する幅は6mmとされている。また、板状部14aの後面で、摘み嵌入口28の上下周縁の左右位置には、夫々プレート13を固着するためのネジ孔29が設けられている。さらに、板状部14aの後面で、摘み嵌入口28の中央周縁左右位置には、それぞれV字状の位置決めリブ30が後方へ突設されている。当該位置決めリブ30の幅は約3mm程度とされており、プレート13を固着するに際し、プレート13の隣接する2つのスリット内へ嵌入するようになっている。さらに、板状部14aの後面で、各位置決めリブ30の外側位置には、プレート13の固定孔25に挿通可能な位置決め突起31が突設されている。
また、板状部14aの前面で、位置決め突起31、31に対応する(位置決め突起31の表側となる)位置には、スライド柱26、26が前方へ突設されている。各スライド柱26は、円柱状に形成され、本体11の取付孔17に挿通可能となっているとともに、各スライド柱26の前面には、フランジ付きネジ19を螺着可能な螺着孔32が開口している。また、このスライド柱26に、付勢バネ10が外装され、マウント14(すなわちアタッチメント部材12)が本体11に対して後方へ付勢されることになる。さらに、板状部14aの前面で、ネジ孔29、29・・に対応する(各ネジ孔29の表側となる)位置には、ガイド柱27、27・・が前方へ突設されている。各ガイド柱27も円柱状に形成されており、本体11のガイド孔16へ挿通可能となっている。
ここで、上記本体11とアタッチメント部材12とからなる伝達部材6の組み立てについて説明する。
まず、マウント14のスライド柱26、26に付勢バネ10、10を外装する。そして、付勢バネ10、10を外装させたまま、本体11の後方からマウント14のスライド柱26、26を取付孔17、17・・へ、ガイド柱27、27・・をガイド孔16、16・・へ夫々挿通させる。さらに、取付孔17へ挿通状態にあるスライド柱26の前面にフランジ付きネジ19を螺着する。すると、スライド柱26がフランジ付きネジ19により取付孔17から抜け止めされ、マウント14は、その前面が本体11の後面に近接する前方位置と、フランジ付きネジ19が本体11前面の凹部18底面に当接する後方位置との間を前後方向へスライド自在に組み付けられることになる。また、当該組み付け状態において、本体11の摘み嵌入口15とマウント14の摘み嵌入口28とは前後で一致しており、一連の摘み嵌入口として形成されている。尚、マウント14は、付勢バネ10、10により後方位置へ付勢されている。
次に、プレート13をマウント14の後面に固着する。この際、カバー装置1を取り付けるサムターン錠2の摘み2aの厚みに応じ、3つのスリット22、23、24のうち何れのスリットを使用するかを選択し、選択したスリットが摘み嵌入口15、28の後方に位置するように固着する。たとえば、サムターン錠2の摘み2aが6mmであった場合には、図4〜図8に示すように、スリット24を選択し、スリット24が一連の摘み嵌入口の後方に位置する姿勢で、プレート13をマウント14の後面に当接させる。このとき、V字状の位置決めリブ30がスリット22、23内に嵌入するとともに、スリット22、23間に設けられている固定孔25に位置決め突起31が挿通し、プレート13は、スリット24が摘み嵌入口の後方に位置する適位置に位置決めされる。そして、当該位置決め状態にあるプレート13に対し、固定ネジ33、33・・を、残りの固定孔25、25・・を介してネジ孔29、29・・内へねじ込むことにより、プレート13が固着され、伝達部材6が組み上がる。
さらに、サムターン錠2の施解錠姿勢に合わせて、伝達部材6をカバー装置1の内部に取り付ける。すなわち、垂直方向に長くなる回動姿勢が解錠、水平方向に長くなる回動姿勢が施錠といった一般的なサムターン錠の場合、摘み嵌入口15、28及びスリット(ここでは、スリット24)が垂直方向に延びる姿勢、若しくは、水平方向に延びる姿勢で係止リブ20、20・・を係止溝21、21・・に係合させ、伝達部材6をカバー装置1に固定する。そして、サムターン錠2の摘み2aを、カバー装置1に固定されている伝達部材6のスリット24を介して摘み嵌入口15、28内へ嵌入させながら、カバー装置1を扉に固定すれば、カバー装置1の設置が完了となる。尚、伝達部材6のアタッチメント部材12は、付勢部材10、10により後方に付勢され、サムターン錠2側へ押し付けられているため、スリット24によってサムターン錠2の摘み2aの根元部分が確実に挟持された状態となっている。
また、たとえばサムターン錠2の摘み2aの厚みが4mmである場合には、スリット22を選択し、図9に示す如く、プレート13は、スリット22が摘み嵌入口の後方に位置する姿勢で取り付けられる。そして、摘み2aの厚みが薄いタイプのサムターン錠2であっても、摘み嵌入口15、28よりも内方へ突出したスリット22により、その根元部分で確実に挟持されることになる。
さらに、たとえば垂直方向から右若しくは左へ45°回転した傾斜姿勢が施錠位置、当該施錠位置から90°回転させた傾斜姿勢が解錠位置となるようなサムターン錠の場合であっても、摘み嵌入口15、28及びスリットを、サムターン錠の摘み同様、垂直方向から右若しくは左へ45°回転させた姿勢で係止リブ20、20・・を係止溝21、21・・に係合させることで、カバー装置1全体を傾斜させることなく扉に設置することができる。
以上のようなカバー装置1を有する電気錠装置によれば、モータの回転駆動をサムターン錠2の摘み2aに伝える伝達部材6に、幅の異なる複数のスリット22、23、24を設けており、サムターン錠2の摘み2aの厚みに応じて選択的に使用可能とした。したがって、摘みの厚み毎に別途伝達部材を準備したりする必要がなく、部品点数を少なくすることができ、管理作業や設置作業が容易となるし、コスト低減をも図ることができる。
また、本体11と本体11に対してスライド可能なアタッチメント部材12とから伝達部材6を構成するとともに、本体11とアタッチメント部材12との間に付勢バネ10、10を介在させ、アタッチメント部材12を摘み2aが嵌入する方向へ付勢するようになっている。したがって、アタッチメント部材12に設けられたスリット22、23、24が摘み2aをその根元部分で挟持することができ、伝達部材6が空回りすることなく摘み2aを確実に回転させることができる。さらにまた、摘み2aの扉面からの突出量が大きいタイプであっても又小さいタイプであっても、摘み2aをスリット22、23、24にて確実に挟持することができ、汎用性が非常に高い。
さらに、アタッチメント部材12が、プレート13とマウント14とを組み合わせてなるものとし、プレート13に複数のスリット22、23、24を設ける構成としているため、プレート13のマウント14への取付姿勢を変更するだけで使用するスリットを選択することができ、作業性が良い。
また、マウント14の後面に、プレート13を固着する際に使用しないスリット内へ嵌入する位置決めリブ30、30を設けているため、プレート13の固着位置への位置決めが容易であるし、使用しないスリットが位置決めリブ30、30により塞がれるため、誤って使用しないスリットへ摘み2aを差し込んでしまう事態を防止することができる。
加えて、本体11の周面に45°間隔で係止リブ20、20・・を設けており、カバー装置1への伝達部材6の取付姿勢を45°毎に変更可能としている。したがって、サムターン錠2の施解錠姿勢が垂直方向及び水平方向となる一般的なタイプに加え、垂直方向から45°回転させた傾斜姿勢が施解錠姿勢となるようなタイプのサムターン錠であっても、カバー装置1を傾けたりすることなく対応可能であり、使い勝手が非常に良い。
なお、本発明に係る電気錠装置は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、カバー装置1や伝達部材6に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、伝達部材6を本体11とアタッチメント部材12とから構成しているが、本体11に直接複数のスリット22、23、24を設け、伝達部材6を本体11のみからなるように構成することも可能である。さらに、アタッチメント部材12をプレート13とマウント14とから構成しているが、マウント14自体に複数のスリット22、23、24を形成し、アタッチメント部材12をマウント14のみからなる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、プレート13にスリットを3つ設け、スリット22の幅を4mm、スリット23の幅を5mm、スリット24の幅を6mmとし、スリット24とマウント14の摘み嵌入口28との幅を同一としているが、スリットの数及び各スリットの幅は適宜変更可能である。さらに、たとえば摘み嵌入口28の幅を7mmとし、サムターン錠2の摘み2aの厚みが7mmの場合はプレート13を固着することなく伝達部材6を用いるような構成とすることも可能である。
さらにまた、本体11の周面に形成する係止リブ20、20・・の数や設置間隔も適宜変更可能であるし、本体11の周面に係止溝21、21・・を、サムターンカバー5側に係止リブ20、20・・を設けても何ら問題はない。
加えて、マウント14の後面に突設している位置決めリブ30や位置決め突起31の設置位置、数や形状、アタッチメント部材12を付勢するための付勢バネ10、10の数や設置位置等の適宜変更可能であることは言うまでもない。
1・・カバー装置、2・・サムターン錠、2a・・摘み、3・・基台、4・・前カバー部材(ケース部材)、5・・サムターンカバー(ケース部材側)、6・・伝達部材、10・・付勢バネ(付勢手段)、11・・本体、12・・アタッチメント部材、13・・プレート、14・・マウント、15、28・・摘み嵌入口、16・・ガイド孔、17・・取付孔、18・・凹部、20・・係止リブ、21・・係止溝、22、23、24・・スリット、26・・スライド柱、27・・ガイド柱、30・・位置決めリブ(リブ)。

Claims (6)

  1. サムターン錠の摘みを嵌入可能なスリットが設けられ、前記摘みを前記スリットに嵌入させた状態で取り付けられる伝達部材と、前記伝達部材を介して前記サムターン錠を回動させる駆動装置とをケース部材内に備えた電気錠装置であって、
    前記伝達部材に、幅の異なる複数の前記スリットを設けるとともに、各スリットを、前記伝達部材の回動中心をとおる放射状で且つ前記中心を対称点とする点対称形状に形成し、
    前記摘みの厚みに応じて前記スリットを選択的に使用可能としたことを特徴とする電気錠装置。
  2. 前記伝達部材が、前記スリットが形成されたアタッチメント部材と、前記アタッチメント部材が取り付けられる本体とからなるとともに、
    前記本体に、前記スリットへ前記摘みを嵌入させる方向に前記アタッチメント部材を付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気錠装置。
  3. 前記アタッチメント部材が、前記付勢手段により付勢されるマウントと、前記スリットが形成されているとともに前記マウントに着脱自在なプレートとからなることを特徴とする請求項2に記載の電気錠装置。
  4. 前記マウントに、前記プレートを固着する際、選択されなかった前記スリット内へ嵌入するリブを設けたことを特徴とする請求項3に記載の電気錠装置。
  5. 前記本体を円柱状に形成し、当該本体の外周面に少なくとも1つの係止リブを設ける一方、前記伝達部材が収容される前記ケース部材側に、前記係止リブが係合可能な係止溝を所定の間隔で複数設けており、
    前記係止リブを係合させる係止溝の変更により、前記本体の前記ケース部材側への取付姿勢を回動方向において調節可能としたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の電気錠装置。
  6. 前記本体を円柱状に形成し、当該本体の外周面に係止溝を所定の間隔で複数設ける一方、前記伝達部材が収容される前記ケース部材側に、前記係止溝に係合可能な少なくとも1つの係止リブを設けており、
    前記係止リブが係合する係止溝の変更により、前記本体の前記ケース部材側への取付姿勢を回動方向において調節可能としたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の電気錠装置。
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