JP5310121B2 - 打込機 - Google Patents

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Description

本発明は圧縮空気、ガス燃焼、電気などの駆動力をもちいる止具打込機に関するものである。
圧縮空気などの動力源をもちいてドライバブレードを駆動し、釘などのステープルを打込む打込機において、ステープルを打出す射出部の先端付近に上下動可能にプッシュレバーを配置し、作業者によるトリガ操作とプッシュレバーの動作が連動することによって打込を可能とする打込機が知られている。
このような打込機の中に、プッシュレバーの先端部にステープルの射出口を設けたものが知られている。特許文献1の打込機はプッシュレバーに射出口を備えているため、ステープルが打ち出される箇所が分かり易いという利点がある。また、打込機は打込時の反動によって本体が浮き上がるが、特許文献1の打込機は打ち出されたステープルをプッシュレバーで最後まで案内するため、仕上がりがよく便利である。そのため、特許文献1の打込機は家屋の内装工事などの仕上がりが重視される場面で多用される。
特開平7−136943
被打込材が硬い場合に、打ち込み不良が発生し射出口内にステープルが詰まることがある。従来のプッシュレバーに射出口を設けた打込機では部品を固定するネジを取り外して射出部を分解したり、専用の除針工具等を用いて詰まった釘を取り除く必要があった。一方、プッシュレバーで射出口を形成しない打込機では、プッシュレバーの位置と実際に止具が打ち出される場所が異なるため、前述のように仕上がりが重視される場面で狙った場所に止具を打込むには熟練が必要となる。
本発明は上記問題を解消し、構造がシンプルで、釘打込み時の仕上がりがよく、かつ釘詰り解除を容易に行うことができる打込機を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために本発明は、駆動機構を内蔵したハウジングと、止具を収容するマガジンと、前記駆動機構によって駆動され、止具を打出すドライバブレードと、前記ハウジングに接続され、前記マガジンから供給された止具が打出される射出部と、前記射出部に沿って移動可能に設けられたプッシュレバーと、作業者によって操作可能に設けられ、前記プッシュレバーと連動して前記駆動機構を制御するトリガと、を有する打込機において、前記射出部は、前記止具をスライド可能に支持するマガジンベースに連結されたガイドプレートと、前記プッシュレバーと、前記ブレードを案内するように固定配置されたブレードガイドと、前記ブレードガイドからみて前記マガジンの反対側に固定配置されたカバープレートとにより形成し、前記プッシュレバーの少なくとも一部は、前記ブレードガイドと前記カバープレートとの間を移動するように構成すると共に、前記止具の射出口は前記ガイドプレートと前記プッシュレバーにより形成したことを特徴とする。
本発明の他の特徴は、前記ドライバブレードの先端部に、前記マガジン側が前記ドライバブレードの移動方向前方に突出する斜面を設けたことにある。
本発明の他の特徴は、前記プッシュレバー先端部に前記ドライバブレードを案内する案内溝を設け、該案内溝に斜面を設け、前記案内溝の前記マガジン側の縁が広がっていることにある。
本発明によれば、プッシュレバーが射出口の一部を形成するため仕上がりの良い打込作業が可能である。さらに、釘詰まり時にガイドプレートと一体成形されたマガジンベースをマガジン内でスライドすることで、専用工具を使用することなく簡単に除針作業を行うことができる。
本発明の別の特徴によれば、ドライバブレード先端部に斜面をつけることにより、止め具打ち出し時に止め具をプッシュレバー側に押し付ける力が働くため、ドライバブレードとプッシュレバーで挟み込むことによってステープルの頭部とドライバブレードの先端が外れることを防止することができる。
本発明のさらに別の特徴によれば、プッシュレバーの案内溝に設けた斜面により、プッシュレバーの案内溝とガイドプレートの合わせが容易になる。そのため、スムーズなマガジンベースのスライドを担保しつつ、射出口の設計精度を高くすることができる。
本発明釘打機の一実施形態を示す一部断面側面図 図1の先端部の一部断面拡大図 図1のA−A断面図 本発明釘打機の一実施形態における、ドライバブレードが止具を打撃する状態を表した断面拡大図
以下、本発明の実施形態について図1から図3に基づき説明する。図1に示される釘打機1は空気式タッカ釘打機である。
釘打機1は、ハウジング2と、射出部3と、から主に構成され、ハウジング2には、後述の射出方向と交差する方向に延びるハンドル4が一体に設けられている。図示しない圧縮機からの圧縮空気を蓄積するために、釘打機1のハンドル4及びハウジング2内に蓄圧室5が形成されている。また、ハウジング2のハンドル4端部には、圧縮機から延びるエアホースを接続するためのエアプラグが設けられている。蓄圧室5は図示しないエアホースを介して図示しない圧縮機に接続される。
ハウジング2内には円筒状のシリンダ6が設けられている。シリンダ6内には上下に摺動可能にピストン7が設けられている。ピストン7にはドライバブレード8が一体に形成されている。このドライバブレード8がピストン7と共に往復移動する方向を射出方向と定義し、ハウジング2に対する射出部3側を下側(反対を上側)と定義する。
そして、シリンダ6内はピストン7によって、ピストン7上室とピストン7下室とに区画されており、シリンダ6内の底部には、ゴム等の弾性体から成るピストンバンパ9が設けられている。
ハウジング2内のシリンダ6との間に形成された略円筒状の空間の下半部には、略円筒状の戻り室10が形成されており、シリンダ6の戻り室10の一部を構成する部分の上下には空気孔11がそれぞれ周方向に複数形成されており、上方の空気孔11には、圧縮空気のピストン7上室から戻り室10方向への流れのみを許容する逆止弁12が設けられている。シリンダ6上端にはヘッドバルブ13が設けられ、ヘッドバルブ13上部にヘッドバルブ室14を形成している。
シリンダ6の上側には、ヘッドバルブ13、ヘッドバルブ13を収容するヘッドバルブ室14、ヘッドバルブ13を下死点側に付勢するヘッドバルブスプリング15等から構成されている。またヘッドバルブ13には空気通路16が形成されており、ハウジング2上部に設けた図示せぬ排気穴を経てヘッドバルブ13がシリンダ6の端部と当接している状態でのみ大気と連通可能に構成されている。ヘッドバルブ13は、シリンダ6の端部に当接してシリンダ6内空間と蓄圧室5とを遮断しており、後述のトリガバルブ17から空気通路16を介してヘッドバルブ室14から圧縮空気が流出されたときのみ、上方に移動してシリンダ6内空間と蓄圧室5とを連通させている。シリンダ6内空間と蓄圧室5とが連通することにより、シリンダ6内におけるピストン7上方空間の圧力がピストン7下方空間の圧力より高くなり、この圧力差に基づいてピストン7が下方へ急激に移動し、これに応じてドライバブレード8が後述の射出路18内を下方へ移動する。
ハウジング2の下端部には、ステープル26を射出するための射出部3が設けられている。射出部3には、マガジン19がハンドル4とほぼ平行に装着されるとともに、トリガ25によって上下動するプランジャ38を備えたトリガバルブ17が設けられている。
射出部3は主にブレードガイド20、プッシュレバー21、カバープレート22、ガイドプレート23から成っている。ブレードガイド20、プッシュレバー21、ガイドプレート23によって、ドライバブレードが上下動可能に案内される射出路18と、ステープル26が打出される開口部である射出口24を形成している。プッシュレバー21は射出部3に沿って射出方向に摺動可能である。射出方向におけるプッシュレバー21先端部は射出口24近傍に位置し、シリンダ6の下方には、射出口24の一部を形成するブレードガイド20が設けてあり、前記ドライバブレード8がブレードガイド20の射出口24内に摺動可能に案内されている。
トリガ25の近傍には往復動可能なプッシュレバー21の上端部が位置している。プッシュレバー21の先端部は、先頭のステープル26の打出し口である射出口24の一部である溝を形成し、溝の縁には斜面32が設けられ、射出口24の一部を構成するブレードガイド20に案内されると共にブレードガイド20に往復動可能に支持されている。
射出部3には連結されたステープル26を収容するとともに、前記射出口24内にステープル26を一本ずつ供給するマガジン19がハンドル4とほぼ平行に接続されている。マガジン19は、ブレードガイド20の後方に配置され、マガジンベース27を往復動可能に収納する、断面形状が下方が開口した門型のマガジンカバー28aを備えている。マガジンベース27はマガジンカバー28aの開口部の下縁に接合されて、マガジンカバー28aの長手方向にスライド可能に設けられる。マガジン19には、互いに接着剤で連結された連結ステープル26が装填される。各ステープル26は、ほぼ平行に伸びた2本の脚部と、脚部を連結する連結部からなるコの字型の形状をもっている。マガジンベース27のマガジンカバー28aの開口に入り込む部分は連結ステープル26の内面にあわせた形状をしており、従って、連結ステープル26はマガジンベース27にスライド可能に支持される。連結ステープル26を装填する際には、マガジンベース27を後方へ移動することでマガジン19の下部を開放して装填作業をおこなう。連結ステープル26をマガジンカバー28aの開口部に挿入した後、マガジンベース27を射出部3の最もマガジン19側の部材であるブレードガイド20に突当たるまで前方へ移動させることでマガジンカバー28a下部の開口が閉じられ、連結ステープル26はマガジン19に装填される。マガジンカバー28a下部の開口が閉じられた状態において、マガジンベース27はマガジンカバー28aに設けられた固定爪28bによって位置が固定される。マガジン19内に装填された連結ステープル26は、不図示のコイルバネによって射出部3方向へ押圧されたフィーダによって、射出路18内へ一本ずつ供給される。
マガジンベース27の前端には、ブレードガイド20およびプッシュレバー21と協働してステープル26の射出口24を形成するガイドプレート23が一体に形成されている。前述のように連結ステープル26を装填し、マガジンベース27が射出部3側へ前進した位置で射出路18が形成される。従って、射出路18を形成する部材のうち、ブレードガイド20とガイドプレート23とは打込作業時には本体に対して位置が固定されており、プッシュレバー21先端部は本体に対して移動可能となっている。
ところで、プッシュレバー21は先端部において射出路18、射出口24を形成するために、打込時のプッシュレバー21先端部の位置は高い精度が要求される。一方、プッシュレバー21の上端はトリガ25付近まで伸びており、後述するようにプッシュレバー21とトリガ25が連携して働くことで釘打機1が駆動される。そのため、プッシュレバー21が上下方向に滑らかに移動できることが重要である。これらの要求を共にみたすため、射出部3の構造が工夫されている。
図2に示すように、プッシュレバー21先端部はブレードガイド20の下端付近に位置する。プッシュレバー21先端部にはガイドプレート23と対向する案内壁31および側壁44a及び44bからなる案内溝46が設けられている。ガイドプレート23がプッシュレバー21に設けられた案内溝46に入り込む形で射出路18および射出口24を形成する。また、図示していないが、ブレードガイド20にも溝が設けられており、プッシュレバー21先端部と同様にガイドプレート23が入り込むことによって射出路18を形成する。プッシュレバー21先端部の案内溝46の側壁44a及び44bのマガジン19側には、上下方向に伸びる斜面43が設けられており、マガジン19側の縁における側壁44a及び44bの間の距離は案内壁31の幅よりも大きくなっている。このように案内溝46に斜面43を設け、案内溝46のマガジン側の縁が広がっていることによって、ガイドプレート23が案内溝46の位置にあわせて入り込むことを容易にしている。従って、ステープル26装填をおこなうときにマガジンベース27を閉じることが容易にできるようになっている。これにより、ガイドプレート23と案内壁31の幅をほぼ同じ幅に設計することができるため、マガジンを閉じたときに形成される射出路18および射出口24の精度を高くすることができる。なお、プッシュレバー21先端部の外側にはノーズキャップ取り付け溝が設けられており、図示しないゴム製のノーズキャップと取り付けることができる。ノーズキャップのマガジン19側に、プッシュレバー21先端部と同様の斜面を設けることもできる。
ブレードガイド20のマガジン19の反対側には、カバープレート22がネジで固定されている。プッシュレバー21中間部は板状をしており、カバープレート22とブレードガイド20の間に、射出路18に沿って上下方向への移動が可能な状態で保持されている。さらに、カバープレート22とブレードガイド20の間にはプッシュレバー21を常に釘の打ち込まれる方向と反対に(上方向に)付勢するコイルバネが挿入されている。プッシュレバー21が滑らかに移動できるように、プッシュレバー21とカバープレート22の間およびプッシュレバー21の中間部とブレードガイド20の間にはそれぞれ隙間30a、30bが設けられている。前述のように、カバープレート22とブレードガイド20は本体に対して固定された板状の部材である。隙間30a、30bの大きさは部品加工の精度等によって決まるが、プッシュレバー21を固定された部材で挟み込む構造とすることで、隙間30a、30bを最小限に設定することを可能にしている。プッシュレバー21中間部および挟み込む部材の形状が板状であることによって、さらに安定してプッシュレバー21が案内される。
プッシュレバー21先端部の案内壁31の上部には、下側ほどマガジン19側に近づく斜面32が設けられている。プッシュレバー21中間部がブレードガイド20に接する状態において、斜面32の上端とガイドプレート23との距離がドライバブレード8の厚みにほぼ一致する。そして、プッシュレバー21中間部のカバープレート接触部33がカバープレート22に接する状態において、案内壁31の下端部とガイドプレート23の距離がドライバブレード8の厚みにほぼ一致する。すなわち、射出路18および射出口24が最も広がった状態において、射出口24はドライバブレード8の断面にほぼ一致する大きさ、形状となるように設定される。釘打機1の動作時にステープル26とドライバブレード8がプッシュレバー21を押し、射出路18が広げられることによって、射出路18がドライバブレード8の断面にほぼ一致する大きさ、形状となる。プッシュレバー21が固定された部材に接した状態においてステープル26が打出されるので、打込み動作時の射出口の大きさ、形状は隙間30aおよび30bに関わらず、固定された部材の位置、大きさおよびプッシュレバー21先端部の形状によって決まる。従って、プッシュレバー21は前後方向の隙間30aおよび30bの存在によって滑らかに上下動するとともに、打込動作時には高い精度で射出路18および射出口24を形成することができる。
図4に示すように、ドライバブレード8の先端には打込時の反動がおこってもステープル26を確実に捉えるための斜面45が形成されている。すなわち、ドライバブレード8先端のマガジン19側が、マガジン19の反対側よりも射出方向に突出している。図4は斜面45を強調して描いているが、斜面45が上下方向直交する面となす角度はおよそ1.5度である。これにより、ドライバブレード8がステープル26を打撃するときにステープル26をマガジン19と反対側、すなわちプッシュレバー21側に押し付ける方向に力が働く。従って、打込動作の反動によってハウジング2が動いても、ドライバブレード8先端とプッシュレバー21先端部とでステープル26を挟み込む形となるので、ドライバブレード8とステープル26が外れてしまうことがない。
ハンドル4の基部には、トリガ25、トリガアーム34、トリガバルブ17、及び切換機構35が設けられている。ハウジング2のトリガバルブ17近傍位置に、上下方向及び図示せぬハンドル4の延出方向と直交する方向を軸方向とする回転軸部36Aが設けられており、回転軸部36Aには、トリガ25が回転軸部36Aの軸回りに回動可能に設けられている。回転軸部36Aはハウジング2外に図示せぬレバーを備えており、この図示せぬレバーを操作することにより軸回りに回転可能に構成されている。また回転軸部36Aの周面の一部には、回転軸部36Aに穿設された凹部37が形成されており、凹部37内に後述のトリガアーム34の自由端が挿入可能に形成されている。
トリガ25の自由端近傍位置には、回転軸部36Aと平行な軸部36Bが設けられており、軸部36Bにはトリガアーム34が軸部36Bの軸回りに回動可能に設けられている。トリガアーム34は、軸部36Bと直交する断面において自由端部分が折り曲げられてクランク状に構成されており、このクランク状の自由端部分が回転軸部36Aの周面及び凹部37内に係合可能に構成されている。またトリガアーム34において、自由端と基端との略中央部分においてプランジャ38の下端部と当接可能であり、自由端位置においてクランク状部分より基端側の位置でプッシュレバー21のプッシュレバー後端部39に担持されている。
上記構成の釘打機1で釘の単発打ちをする際には、図示せぬレバーによって凹部37の開口が下方に位置するように回転軸部36Aを回転させる。この状態で被打ち込み部材にプッシュレバー21を当接させトリガ25を引くと、プランジャ38が第二領域である下死点若しくは下死点近傍位置から第一領域である上死点若しくは上死点近傍位置に移動するため、釘が打ち込まれる。
トリガ25を引いたまま釘打機1を持ち上げると、プランジャ38を付勢しているプランジャ付勢バネ40の付勢力によりプランジャ38及びトリガアーム34が下方に移動し、トリガアーム34の下方への移動に応じトリガアーム34を担持しているプッシュレバー21も下方に移動する。トリガアーム34は、自由端部分が回転軸部36Aの周面に掛止されるため、それ以上下方に移動することができず、この状態においてプランジャ38は未だ上死点近傍の第一領域に位置している。
プランジャ38が第二領域から第一領域へと移動することにより釘打ち動作は行われるが、釘打機1を再び被打ち込み部材に押しつけてプッシュレバー21を上方に移動させると共にトリガアーム3434を上方に移動させたとしても、プランジャ38は第一領域において更に押し込まれるにすぎず、第二領域から第一領域へ移動するという動作を採ることはない。よって連続打ちをすることはできず、一端トリガ25を離して、再度トリガ25を引く単発打ちのみ可能になる。
次に連続打ちをする際には、凹部37の開口が上方に位置するように図示せぬレバーによって回転軸部36Aを回転させる。この状態においてトリガアーム34は、自由端位置におけるクランク状部分の最先端部が凹部37内に位置することが可能になるので、トリガアーム34は単発打ちの状態に比べて下方に位置することが可能になる。
よってトリガ25を引いて釘を打ち込んだ後にトリガ25を引いた状態を維持しつつ釘打機1を被打ち込み部材から離間させた際に、プランジャ付勢バネ40の付勢力によりプランジャ38及びトリガアーム34は下方に移動するが、トリガアーム34は、自由端位置が凹部37内に侵入するため、プランジャ38は、第二領域である下死点近傍位置まで移動することができる。この状態で釘打機1を再び被打ち込み部材に押しつけてプッシュレバー21を上方に移動させると共にトリガアーム34を上方に移動させると、プランジャ38は第二領域から第一領域へ移動するため、再び釘打ち動作をすることができ、いわゆる連続打ちが可能になる。
次に、釘打機1による打込み動作について説明する。不図示のエアホースをエアプラグにつなぐと、蓄圧室5内に圧縮空気が供給され、その一部がトリガバルブ17内に流入し、さらに空気通路16を介してヘッドバルブ室14に流入する。よって、このときヘッドバルブ13は、ヘッドバルブ室14に流入した圧縮空気によって、シリンダ6上端へ押付けられている。
次に、プッシュレバー21を被打込み材への押し当てながらトリガ25の引き操作を行うと、トリガバルブ17内のプランジャ38が押し上げられ、ヘッドバルブ室14の圧縮空気が空気通路16を介して、大気に排出される。ヘッドバルブ室14の圧縮空気が排気されると、蓄圧室5の圧縮空気の圧力でヘッドバルブ13が押し上げられ、シリンダ6上端が開口する。よって、蓄圧室5の圧縮空気がシリンダ6内のピストン7上室に流入し、ピストン7は急激に下死点側に移動する。ピストン7には、ドライバブレード8の上端が連結されているため、ドライバブレード8もピストン7と一体となって下死点へ移動し、ドライバブレード8の下端面でコの字型のステープル26の連結部を打撃し、ステープル26を被打込み材に打ち込む。
打込時の反動によって、釘打機1はその重心を中心に回転する方向への力が働き、図1における紙面時計回りに釘打機1は回転する。図4に示すステープル26とドライバブレード8の接する部分においては、ステープル26がマガジン側に、ドライバブレード8がブレードガイド21側にずれる方向に力が働く。ここで、ドライバブレード8に斜面45が設けられているので、ステープル26をマガジン19と反対側、すなわちプッシュレバー21側に押し付ける方向に力が働く。従って、ドライバブレード8先端とプッシュレバー21先端部とでステープル26を挟み込む形となるので、ドライバブレード8とステープル26が外れてしまうことがない。斜面45のこの効果は射出口を移動可能な部材によって形成した場合に特に有効である。
ドライバブレード8に打撃されたステープル26が射出路18内を移動しプッシュレバー21先端部に差し掛かると、ステープル26が斜面32に案内される。一方で、プッシュレバー21はマガジンと反対の方向への力を受け、射出路18は押し広げられる。そして、ステープル26が打出される瞬間には、射出路18および射出口24が最も広がった状態になり、前述のように射出口24がドライバブレード8の断面にほぼ一致する大きさ、形状となる。
ステープル26が正常に打ち込まれた後は、ピストン7下室の空気は空気孔11を介して戻り室10に流入し、ピストン7が戻り室10方向へのみ流入する逆止弁12を備えた空気孔11を通過すると、ピストン7上室の圧縮空気の一部が空気孔11を介して戻り室10に流入する。ピストン7は下死点でピストンバンパ9に接触し、ピストンバンパ9が変形することによってステープル26の打ち込み後の余剰エネルギーが吸収される。
トリガ25を戻すか、プッシュレバー21の被打込み材への押し当てを解除すると、蓄圧室5内の圧縮空気が空気通路16を介してヘッドバルブ室14に流入し、ヘッドバルブ13が下死点へ移動する。ヘッドバルブ13が下死点に到達することにより、蓄圧室5とシリンダ6内のピストン7上室が遮断され、ピストン7上室と大気が連通する。戻り室10に蓄積された圧縮空気によってピストン7下側が押圧され、ピストン7は急激に上死点側に移動する。ピストン7上室の圧縮空気は、不図示の排気通路を介して大気に放出され、初期状態に戻る。
射出口24内で釘詰まりが発生した際は、作業者が図示しないバネの力に抗して固定爪28bの一端を握ることで、固定爪28bによるマガジンベース27の固定が解除される。次に、マガジンベース27を後方に移動させることにより除針作業を行える。それにより、ネジなどで固定された部品を分解することなく簡単に詰まった釘を取り除き、作業を再開することができるため作業効率が高くなる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載された範囲で種々の改良や変形が可能である。例えば、プッシュレバー21に案内溝46を設けた実施の形態を説明を行ったが、これに限らずガイドプレート23に案内溝46を設け、プッシュレバー21先端部を板状にし、マガジンを閉じたときにはプッシュレバー先端部がガイドプレート23の案内溝46に入り込むかたちとなって射出口を形成するようにしてもよい。また、実施の形態を空気式の釘打機で説明を行ったが、これに限らず電動式や燃焼式の釘打機1においてもプランジャ38をスイッチ等に置き換えるのみで同様に本発明を適用することができる。また釘打機1に限らず、被打ち込み部材に当接するプッシュレバー21と引き動作されるトリガ25及びトリガアーム34とを備えた構成であるならば、釘打機1に限定されず、広く打ち込み機に適用可能であることはいうまでもない。
1:釘打機 2:ハウジング 3:射出部 4:ハンドル 5:蓄圧室 6:シリンダ
7:ピストン 8:ドライバブレード 9:ピストンバンパ 10:戻り室 11:空気孔
12:逆止弁 13:ヘッドバルブ 14:ヘッドバルブ室 15:ヘッドバルブスプリング
16:空気通路 17:トリガバルブ 18:射出路 19:マガジン
20:ブレードガイド 21:プッシュレバー 22:カバープレート 23:ガイドプレート
24:射出口 25:トリガ 26:ステープル 27:マガジンベース
28a:マガジンカバー 28b:固定爪 29:ノーズキャップ取り付け溝
30a、30b:隙間 31:案内壁 32:斜面 33:カバープレート接触部
34:トリガアーム 35:切換機構 36A:回転軸部 36B:軸部 37:凹部
38:プランジャ 39:プッシュレバー後端部 40:プランジャ付勢バネ
41:プッシュレバー付勢バネ 42:ビットガイド 43:斜面 44a,44b:側壁
45:斜面 45:ロックレバー 46:案内溝

Claims (4)

  1. 駆動機構を内蔵したハウジングと、
    止具を収容するマガジンと、
    前記駆動機構によって駆動され、止具を打出すドライバブレードと、
    前記ハウジングに接続され、前記マガジンから供給された止具が打出される射出部と、
    前記射出部に沿って移動可能に設けられたプッシュレバーと、
    作業者によって操作可能に設けられ、前記プッシュレバーと連動して前記駆動機構を制御するトリガと、
    を有する打込機において、
    前記射出部は、前記止具をスライド可能に支持するマガジンベースに連結されたガイドプレートと、前記プッシュレバーと、前記ブレード及び前記止具を案内するように固定配置されたブレードガイドと、前記ブレードガイドからみて前記マガジンの反対側に固定配置されたカバープレートとにより形成し、
    前記プッシュレバーの少なくとも一部は、前記ブレードガイドと前記カバープレートとの間を移動するように構成すると共に、前記止具の射出口は前記ガイドプレートと前記プッシュレバーにより形成したことを特徴とする打込機。
  2. 前記ドライバブレードの先端部に、前記マガジン側が前記ドライバブレードの移動方向前方に突出する斜面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  3. 前記プッシュレバー先端部に前記ドライバブレードを案内する案内溝を設け、該案内溝に斜面を設け、前記案内溝の前記マガジン側の縁が広がっていることを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  4. 前記プッシュレバー先端部には下側ほど前記マガジン側に近づく斜面が形成され、該斜面により前記止具を案内することを特徴とする請求項1に記載の打込機。
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