JP5308908B2 - ヒューズユニット - Google Patents

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本発明は、ヒューズユニットに係り、特に、ヒンジ部で所定の角度に曲げられて使用されるものに関する。
図8は、従来の電気接続箱200の概略構成を示す図である。
電気接続箱200は、ケース本体202に複数のバスバー204およびこれらのバスバーに接続した2つのヒュージブルリンク206,208を備え、ケース本体202にアッパーカバー210とロアカバー212とを被せて結合し、バッテリーボックスの上に搭載している(たとえば、特許文献1参照)。
ケース本体202にアッパーカバー210とロアカバー212とを被せて結合した状態について説明すると、アッパーカバー210をケース本体の上面に被せ、アッパーカバー210のロック部214とロアカバー212の被ロック部とをロック係合している。このとき、アッパーカバー210の全周壁216の内面は、ロアカバー212の全周壁218の外面と接触している。
特開2006−74988号公報
ところで、従来の電気接続箱200の構成では、ロック部と被ロック部とを樹脂で構成し、樹脂同士を係止させているので、仕様変更に応じて樹脂の種類を変更したときに、ロック強度が低下するおそれがあるという問題がある。また、ロック部や被ロック部が電気接続箱の外面に存在しているので、電気接続箱の外形が大きくなるという問題がある。さらに、ロック部や被ロック部が電気接続箱の外面に存在しているので、外部から受けた衝撃等によってロック部(係止部)や被ロック部(被係止部)が破損するおそれがあるという問題がある。
これらの問題は、ヒンジ部で目標の角度に曲げてこの目標の曲げ角度を一定に保持するための係止部や被係止部を備えたヒューズユニットにおいても、同様に発生する問題である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ヒンジ部で目標の曲げ角度に曲げる共にこの目標の角度を維持して使用されるヒューズユニットにおいて、ヒューズユニットを構成している樹脂ボディの種類が変更になった場合であっても、上記目標角度のロック強度を維持することができ、外形が大きくなることを防止することができると共に、外部から受けた衝撃等によって係止部や被係止部が破損するおそれを極力回避することができるヒューズユニットを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、中間部に設けられたヒンジ部と、このヒンジ部を間にした一方の側に設けられた貫通孔とを具備したバスバーと、前記ヒンジ部が露出し前記貫通孔が貫通するようにして、前記ヒンジ部を間にした前記バスバー一方の側の所定の領域を覆っている第1の樹脂ボディと、前記ヒンジ部が露出するようにして、前記ヒンジ部を間にした前記バスバー他方の側の所定の領域を覆っている第2の樹脂ボディと、前記第1の樹脂ボディを構成している樹脂材料よりも剛性の高い材料で構成され、前記貫通孔内に突出するようにして、前記第1の樹脂ボディに一体的に設けられた係止片と、前記第2の樹脂ボディに一体的に設けられ、前記ヒンジ部で前記バスバーを所定の角度曲げたときに、前記係止片に係合して、前記所定の角度を固定する被係止片とを有するヒューズユニットである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヒューズユニットにおいて、前記係止片は、前記ヒューズユニットの回路とは絶縁しているヒューズユニットである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のヒューズユニットにおいて、前記係止片は、前記ヒューズユニットとは別体で構成されているヒューズユニットである。
本発明によれば、ヒンジ部で目標の曲げ角度に曲げる共にこの目標の角度を維持して使用されるヒューズユニットにおいて、ヒューズユニットを構成している樹脂ボディの種類が変更になった場合であっても、上記目標角度のロック強度を維持することができ、外形が大きくなることを防止することができると共に、外部から受けた衝撃等によって係止部や被係止部が破損するおそれを極力回避することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るヒューズユニットの概略構成を示す図である。 図1におけるII−II断面を示す図であって、貫通孔の周辺を示す図である。 図1におけるIII−III断面を示す図である。 図3におけるIV矢視図である。 係止片の変形例を示す図であり、図3に対応した図である。 係止片の変形例を示す図であり、図3に対応した図である。 係止片の変形例を示す図であり、図3に対応した図である。 従来の電気接続箱200の概略構成を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係るヒューズユニット1の概略構成を示す図であり、図2は、図1におけるII−II断面を示す図であり、特に、貫通孔11,23の周辺を示す図である。図3は、図1におけるIII−III断面を示す図であり、図4は、図3におけるIV矢視図である。
ヒューズユニット1は、ヒンジ部9で目標の曲げ角度の曲げる共にこの目標の角度を維持(固定)して使用されるものであり、たとえば、自動車等のバッテリー端子に接続され、バッテリー端子の近くに設置されて使用されるものである。
ヒューズユニット1は、バスバー3と樹脂ボディ5と樹脂ボディ7とを備えて構成されている。
バスバー3の中間部には、ヒンジ部9が設けられており、このヒンジ部9を間にしたバスバー3の一方の側の部位(一方の部位)には、貫通孔11が設けられている。
バスバー3は、たとえば、金属等の導電性を備えた材料で構成されており、金属の平板状の素材をプレス加工することによって形成されている。そして、ヒンジ部9でバスバー3を曲げることができるようになっている。バスバー3の曲げは、ヒンジ部9における直線状の曲げ線のところで、バスバー3をこの厚さ方向に曲げることによってなされる。貫通孔11は、バスバー3の厚さ方向でバスバー3を貫通している。また、バスバー3には、バッテリー端子等に接続するための各接続部13,15,17,19や可溶部(ヒューズエレメント)21が設けられている。
樹脂ボディ5は、絶縁性を備えた樹脂材料で構成されており、ヒンジ部9が露出し貫通孔11が貫通するようにして、ヒンジ部9を間にしたバスバー3の一方の側(一方の部位)に一体的に設けられている。そして、樹脂ボディ5は、バスバー3の一方の部位の所定の領域を覆っている。
バスバー3の一方の部位に、スタータモータ接続部(スタータモータ接続用貫通孔)17や機器接続部(前記機器への接続部;機器接続用貫通孔)19や可溶部21が設けられている場合にあっては、これらの部位およびこれらの周辺が露出するように、樹脂ボディ5が設けられている。
また、バスバー3の貫通孔11が貫通するように樹脂ボディ5が設けられていることにより、樹脂ボディ5が設けられているバスバー3をバスバー3の厚さ方向から見た場合、バスバー3の貫通孔11のところに(たとえば、矩形な貫通孔11の内側に)たとえば矩形な貫通孔(樹脂ボディ5に設けられた貫通孔)23があいている。
なお、バスバー3の貫通孔11の形状および大きさと樹脂ボディ5にあいた貫通孔23の形状および大きさとが同じであってよく、この場合、バスバー3の厚さ方向から見ると、バスバー3の貫通孔11がほぼそのままの大きさで見える。すなわち、バスバー3の厚さ方向にバスバー3の貫通孔11を移動した態様で、樹脂ボディ5に貫通孔23が形成されている。
さらに、樹脂ボディ5は、この貫通孔23のところで厚さが増している。すなわち、筒状のリブ25(図3参照)が樹脂ボディ5の本体部に立設されていることにより、筒状のリブ25の内壁が樹脂ボディ5の貫通孔23を形成しており、樹脂ボディ5の貫通孔23の深さが深くなっている。
樹脂ボディ7も、絶縁性を備えた樹脂材料で構成されており、ヒンジ部9が露出するようにして、ヒンジ部9を間にしたバスバー3の他方の側(他方の部位)に一体的に設けられている。そして、樹脂ボディ7は、樹脂ボディ5から離れて、バスバー3の他方の部位の所定の領域を覆っている。
バスバー3の他方の部位に、バッテリー接続部(バッテー接続用貫通孔)13やオルタネータ接続部(オルタネータ接続用貫通孔)15や可溶部(図示せず)が設けられている場合にあっては、これらの部位およびこれらの周辺が露出するように、樹脂ボディ7が設けられている。
各樹脂ボディ5,7は、インサート成形することによって、ヒンジ部9での折り曲げがされていない平板状のバスバー3に設けられている。これにより、樹脂ボディ5,7のバスバー3への設置が容易になる。各樹脂ボディ5,7が設置されヒンジ部9での曲げがなされていない状態では、ヒューズユニット1は、バスバー3の厚さ方向の両側の所定の部位に樹脂ボディ5、7が設けられたほぼ平板な形状に形成されている。
また、ヒューズユニット1には、係止片27と被係止片29とが設けられている。係止片27は、樹脂ボディ5,7を構成している樹脂材料よりも剛性の高い材料(弾性係数と破壊に耐える強度とが大きく、クリープ現象を起こしにくい材料;たとえば、金属材料)で構成されており、貫通孔23内に突出して、樹脂ボディ5に一体的に設けられている。すなわち、係止片27は、樹脂ボディ5の貫通孔23の内壁から貫通孔23の中央に向かって突出している。なお、係止片27は貫通孔23の外部までは突出しておらずに、貫通孔23の内部で止まっている。
被係止片29は、樹脂ボディ7に一体的に設けられており(たとえば、樹脂ボディ7と一体成形されており)、ヒューズユニット1においてヒンジ部9でバスバー3を所定の角度(目標角度)に曲げたときに、係止片27に係合して、前記所定の角度を固定するようになっている。
また、係止片27は、ヒューズユニット1の回路(バスバー3)とは絶縁している。たとえば、係止片27は、バスバー3とは別体で構成されている。そして、樹脂ボディ5,7をインサート成形でバスバー3に設けるときに、係止片27が樹脂ボディ5に一体的に設置されている。このようにして一体で設置されている状態では、バスバー3と係止片27との間には、樹脂ボディ5が存在していて(樹脂ボディ5の一部が入り込んでいて)、バスバー3に対して係止片27が絶縁されている。
また、係止片27は、ヒューズユニット1とは別体で構成されており、たとえば、インサート成形でバスバー3に樹脂ボディ5,7を設けるときに、係止片27を同時に設けている。なお、係止片27を別体で構成し、バスバー3に樹脂ボディ5,7を設けた後に、ボルト等の締結具でヒューズユニット1の樹脂ボディ5に係止片27を後付で一体的に設けてもよい。
なお、被係止片29を、係止片27と同様に別体で構成し、インサート成形で同時に樹脂ボディ7に設けてもよいし、後付けする構成であってもよい。
ところで、ヒューズユニット1では、ヒンジ部9を間にして、一方の側に樹脂ボディ5を備えたユニット部30が形成されており、他方の側に樹脂ボディ7を備えたユニット部32が形成されている。
ここで、ヒンジ部9での曲げがなされているかいないかにかかわらず、ユニット部30において、バスバー3の厚さ方向をユニット部30の厚さ方向とし、ヒンジ部9の曲げ線の延伸方向をユニット部30の幅方向(厚さ方向に直交する方向)とし、前記厚さ方向と幅方向とに直交する方向をユニット部30の長手方向とする。同様にして、ユニット部32において、バスバー3の厚さ方向をユニット部32の厚さ方向とし、ヒンジ部9の曲げ線の延伸方向をユニット部32の幅方向(厚さ方向に直交する方向)とし、前記厚さ方向と幅方向とに直交する方向をユニット部32の長手方向とする。したがって、ヒンジ部9を曲げていない状態では、ユニット部30の各方向とユニット部32の各方向とはお互いに一致している。
ユニット部30に形成されている係止片27は、図3で示すように、バスバー3や樹脂ボディ5の貫通孔23の幅方向の一方の内壁(ユニット部30の幅方向の一方の内壁)から、貫通孔23の中央部に向かって延出している係止片27Aと、バスバー3や樹脂ボディ5の貫通孔23の幅方向の他方の内壁(ユニット部30の幅方向の他方の内壁)から、貫通孔23の中央部に向かって延出している係止片27Bとで構成されている。なお、各係止片27A,27B(27)は、ユニット部30の幅方向では、貫通孔23の中心に対して対称に形成されている。また、係止片27Aの先端部と係止片27Bの先端部とは所定の距離だけ離れている。
さらに説明すると、係止片27Aは、細長い矩形な平板状の金属素材の先端部側(長手方向における一方の側)を、この素材の幅方向に延びている直線状の曲げ線31(31A,31B,31C)のところで厚さ方向に折り曲げた形状に形成されている。
そして、平板状の基端部側(長手方向における他方の側)が樹脂ボディ5に埋め込まれて、弾性を備えた片持ち梁のようにして樹脂ボディ5に一体的に設けられている。この場合、折り曲げられていない素材の長手方向の中間部と折り曲げられた素材の先端部側とが貫通孔23内に突出している。
また、樹脂ボディ5に埋め込まれている素材の平板状の部位と、貫通孔23内に突出している素材の長手方向の平板状の中間部とは、これらの厚さ方向がユニット部30の厚さ方向と一致し、これらの幅方向がユニット部30の長手方向と一致している。そして、樹脂ボディ5に埋め込まれている素材の平板状の部位(素材の基端部側部位)は、バスバー3から離れて絶縁されている。
さらに、図3で示す態様では、係止片27Aは、平板状の素材の先端部側に存在している3箇所の曲げ線(平板状の素材の先端部側から順に、第1の曲げ線31A、第2の曲げ線31B、第3の曲げ線31Cとする。)のところで、同じ側に90°よりも大きい角度(たとえば110°程度)で曲げた形状に形成されている。これにより、ユニット部30の長手方向(係止片27Aの幅方向)から見た場合、係止片27Aの曲げられた先端部側の部位が三角形状に形成されている。係止片27Bも、係止片27Aと同様に形成されている。そして、これらの係止片27A,27Bの三角形状の部位は、ユニット部30の厚さ方向の一方の側(被係止片29が挿入されてくる側とは反対側)に位置している。
被係止片29は、柱状の基端部33と四角錐台状等の角錐台状の先端部35とを備えて構成されており、基端部33の中心軸と先端部35の中心軸とがお互いに一致し、先端部35(角錐)の外径の大きい底面が基端部33につながっている形状である傘状に形成されている。また、先端部35における角錐の底面の外径は、基端部33の外径よりも大きくなっており、先端部35における角錐の上面の外径は、基端部33の外径や各係止片27A,27Bの間の間隔よりも小さくなっている。
被係止片29は、前述したように、たとえば、樹脂ボディ7の一部として形成されており、ユニット部32の厚さ方向一方の面から突出している。そして、ヒンジ部9を折り曲げるときに、ユニット部30の貫通孔23に入り込み、先端部35が各係止片27A,27Bの間に入り込んで各係止片27A,27Bに当接し、各係止片27A,27Bを弾性変形させるようになっている。
ヒンジ部9をさらに曲げて、曲げ角度が目標の曲げ角度に達すると、被係止片29の先端部35が各係止片27A,27Bを通りぬけて、被係止片29の先端部35の底面が各係止片27A,27B(第2の曲げ線31Bの部位)に当接し、被係止片29の基端部33が各係止片27A,27Bの間に位置して挟まれ(第3の曲げ線31Cの部位に当接して挟まれ)、各係止片27A,27Bの弾性変形がほぼなくなると共に、ユニット部32の樹脂ボディ7の一部がユニット部30の樹脂ボディ5の一部に当接し、被係止片29が各係止片27A,27Bに固定され、ヒンジ部9の曲げ角度(各ユニット部30,32間の曲げ角度)が、目標値で固定され維持されるようになっている。なお、被係止片29の先端部35が、円錐台状でもよいし、角錐状や円錐状であってもよい。
ここで、係止片27や被係止片29の態様を適宜代えてもよい。すなわち、係止片27をバスバー3と一体で形成してもよい。また、被係止片29を、バスバー3とは別体で構成された金属等の剛性の高い材料(樹脂材料よりも剛性の高い材料)で形成し、バスバー3から絶縁するようにして、樹脂ボディ7をインサート成形で設けるときに、樹脂ボディ7に一体的に設けてもよい。なお、被係止片29を金属等の材料で構成した場合には、被係止片29の形態を、薄い板金で構成されたものとする等、適宜変更してもよい。また、被係止片29をバスバー3と一体で成形してもよい。なお、被係止片29と係止片27とがバスバー3と一体で成形されている場合にあっては、ヒンジ部9を目標角度に曲げて係止片27と被係止片29とを係合させたときに、ユニット部30のバスバー3とユニット部32のバスバー3とがお互いに導通してしまう。しかし、係止片27が突出しているバスバー3の部位と被係止片29が突出しているバスバー3の部位との間に、可溶部等が設けられておらず、係止片27が突出しているバスバー3の部位と被係止片29が突出しているバスバー3の部位とが抵抗体を介さないで導通しているのであれば、特に問題が発生することはない。
ここで、係止片27(27A,27B)の変形例について、図5〜図7を用いて説明する。図5〜図7で示す態様のヒューズは、係止片27(27A,27B)の形状が、図3で示したものと異なり、その他の点は、図3で示したものとほぼ同様に構成されており、ほぼ同様に作用するようになっている。
図5で示す態様では、係止片27(27A,27B)は、平板状の素材の先端部側に存在している2箇所の曲げ線(平板状の素材の先端部側から順に、第1の曲げ線31D、第2の曲げ線31Eとする。)のところで曲げられている。なお、第1の曲げ線31Dのところでは、ほぼ直角に曲げられており、第2の曲げ線31Eのところでは、90°よりも小さい角度(たとえば70°程度)に曲げられている。
これにより、ヒンジ部9の曲げ角度が目標の曲げ角度に達すると、被係止片29の先端部35の底面が各係止片27A,27B(各係止片27A,27Bの先端部と第1の曲げ線31Dとの間の部位)に当接し、被係止片29の基端部33が各係止片27A,27Bの間に位置して挟まれ(第2の曲げ線31Eの部位に当接して挟まれ)、目標の曲げ角度が固定されるようになっている。
図6で示す態様では、係止片27は、平板状の素材の先端部側に存在している1箇所の曲げ線のところで曲げられている。なお、曲げ線31Fのところでは、90°よりも小さい角度(たとえば70°程度)で曲げられている。
これにより、ヒンジ部9の曲げ角度が目標の曲げ角度に達すると、被係止片29の先端部35の底面が係止片27の先端部に当接し、被係止片29の基端部33が係止片27の先端部の間に位置して挟まれ、目標の曲げ角度が固定されるようになっている。
図7で示す態様では、係止片27は、平板状の素材の先端部側に存在している2箇所の曲げ線(平板状の素材の先端部側から順に、第1の曲げ線31G、第2の曲げ線31Hとする。)のところで曲げられている。なお、各曲げ線31G,31Hのところでは、90°よりも小さい角度(たとえば30°〜60°程度)で曲げられている。そして、曲げ線31Gと係止片27の先端部との間に存在している部位と、曲げ線31Gよりも係止片27の基端部側に存在している部位との交差角度が、ほぼ90°になっている。
これにより、ヒンジ部9の曲げ角度が目標の曲げ角度に達すると、被係止片29の先端部35の底面が各係止片27A,27Bの先端部に当接し、基端部33が各係止片27A,27Bの間に位置して挟まれ(第1の曲げ線31Gと係止片27の先端部との間の部位で挟まれ)て、目標の曲げ角度が固定されるようになっている。
なお、上述した説明では、貫通孔11や貫通孔23は、ユニット部30の中央部に設けられているが、ユニット部30の縁に設けられた凹状の切り欠き(ユニット部30の幅方向の凹んでいる凹部)を、貫通孔11や貫通孔23の代わりに採用してもよい。そして、上記切り欠き内の係止片27を設け、この係止片27に対応する位置に被係止片29を設けてもよい。
ヒューズユニット1によれば、係止片(係止部)27を金属材料で構成しているので、ヒューズユニット1を構成している樹脂ボディ5,7の種類が変更になった場合であっても、ヒンジ部9における目標の曲げ角度のロック強度(係止強度)を確実に維持することができる。また、ヒンジ部9における目標の曲げ角度を維持すべく係止片27と被係止片(被係止部)29とをお互いに係合させて、ヒューズユニット1を使用状態にしたときに、係止片27と被係止片29とが、貫通孔23の内側に位置していて、ヒューズユニット1の外側には突出していない。これにより、ヒューズユニット1の外形が大きくなることを防止することができると共に、外部から受けた衝撃等によって係止片27や被係止片29が破損するおそれを極力回避することができる。
また、ヒューズユニット1によれば、係止片27が、ヒューズユニット1の回路に対して絶縁しているので、樹脂ボディ5,7で覆われておらずに露出しているバスバー3の部位と係止片27との間のショート(短絡)のおそれを回避することができる。
また、ヒューズユニット1によれば、係止片27をヒューズユニット1とは別体で構成してあるので、係止片27の厚さや材質を変更することが容易であり、係止片27のバネ力を変更することが容易になっている。また、バスバー3における回路の幅を小さくすることができる。
1 ヒューズユニット
2 バスバー
5、7 樹脂ボディ
9 ヒンジ部
11、23 貫通孔
27、27A、27B 係止片
29 被係止片

Claims (3)

  1. 中間部に設けられたヒンジ部と、このヒンジ部を間にした一方の側に設けられた貫通孔とを具備したバスバーと;
    前記ヒンジ部が露出し前記貫通孔が貫通するようにして、前記ヒンジ部を間にした前記バスバー一方の側の所定の領域を覆っている第1の樹脂ボディと;
    前記ヒンジ部が露出するようにして、前記ヒンジ部を間にした前記バスバー他方の側の所定の領域を覆っている第2の樹脂ボディと;
    前記第1の樹脂ボディを構成している樹脂材料よりも剛性の高い材料で構成され、前記貫通孔内に突出するようにして、前記第1の樹脂ボディに一体的に設けられた係止片と;
    前記第2の樹脂ボディに一体的に設けられ、前記ヒンジ部で前記バスバーを所定の角度曲げたときに、前記係止片に係合して、前記所定の角度を固定する被係止片と;
    を有することを特徴とするヒューズユニット。
  2. 請求項1に記載のヒューズユニットにおいて、
    前記係止片は、前記ヒューズユニットの回路とは絶縁していることを特徴とするヒューズユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のヒューズユニットにおいて、
    前記係止片は、前記ヒューズユニットとは別体で構成されていることを特徴とするヒューズユニット。
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