JP5306906B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および電子機器に関する。
固体撮像装置の一方式として、X−Yアドレス型固体撮像装置の一種である増幅型固体撮像装置、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型(MOS型を含む)の固体撮像装置(以下、「CMOSイメージセンサ」と記述する)がある。
このCMOSイメージセンサにおいて、光電変換部に対して配線層が配される側を表面側としたとき、当該表面側から入射光を取り込む表面入射型(表面照射型と呼称される場合もある)の画素構造が一般的である。これに対して、配線層が配される側と反対側、即ち裏面側から入射光を取り込む裏面入射型(裏面照射型と呼称される場合もある)の画素構造がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、光電変換部から溢れる電荷が隣接画素へ漏れ込まないようにするために、表面入射型の画素構造では、一般的に、図16に示す縦方向オーバーフロードレイン構造を採っている。この縦方向オーバーフロードレイン構造は、光電変換部(PD)51の底のポテンシャル障壁を転送ゲート53の下のポテンシャル障壁よりも低く設定し、光電変換部51から溢れる電荷を基板52側へ捨てる構造である。
一方、裏面入射型の画素構造は基板が存在しないために、光電変換部から溢れる電荷を捨てることができない。そのため、裏面入射型の画素構造の場合、図17に示すように、光電変換部51から溢れる電荷を、転送ゲート53の下を通してフローティングディフュージョン部(以下、「FD部」と記述する)54へ捨てる横方向オーバーフロードレイン構造を採る必要がある。因みに、光電変換部51から溢れる電荷が隣接画素へ漏れ込まないようにすることで、ブルーミング(光が入射していない部分も明るく見える現象)を抑制することができる。
また、ブルーミング対策の他の技術として、1フレーム期間に一度も電荷が読み出されない画素行に対しても、露光時間(蓄積時間)を規定する電子シャッタと同時に、ブルーミング対策のための電子シャッタを行う技術がある(例えば、特許文献2参照)。このブルーミング対策の他の技術は、基本的に、表面入射型の固体撮像装置を対象とした技術であり、光電変換部51の電荷をFD部54経由で電源に捨てるようにしている。
ところで、CMOSイメージセンサは、光電変換部を含む画素が二次元アレイ状に複数配置されている。個々の画素は、光電変換部の他に、転送ゲート部、リセットゲート部および増幅部等を構成する多くの構成要素(例えば、トランジスタ)を一画素領域内に有するために、画素の微細化を図る上で限界がある。
ただし、最近では、本来は一画素ごとに設けられる構成要素の一部を複数の画素間で共有することにより、一画素あたりの光電変換部以外の占有面積を抑制する、いわゆる複数画素共有構造が提案されている。そして、この複数画素共有構造は、CMOSイメージャにおける画素の微細化を図る上で必須の技術となりつつある。
特開2003−031785号公報 特開2008−288904号公報
裏面入射型の画素構造において、複数画素共有構造を採用したとき、読み出し行に対してFD部を共有する画素の光電変換部内の電荷を事前に捨てておかないと、次のような不具合が発生する。すなわち、FD部を共有する画素の光電変換部内に電荷が溜まっていると、ポテンシャル障壁が低い転送ゲート下を通って当該電荷が読み出し行の画素のFD部へ漏れ込むために、電子シャッタで規定される蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができない(その詳細については後述する)。
ここでは、複数画素共有構造を採用した際の裏面入射型の画素構造における問題点について説明したが、当該問題点については、横方向オーバーフロードレイン構造を採る場合の表面入射型の画素構造においても同様のことが言える。すなわち、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができないという問題点は、複数画素共有構造を採る横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置全般に対して言えることである。
そこで、本発明は、複数画素共有構造を採るに当たって、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を維持可能な横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置、当該固体撮像装置の駆動方法および当該固体撮像装置を有する電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタと、リセットトランジスタとを有し、前記光電変換部から溢れる電荷を、前記転送トランジスタ、前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを通して選択電源線に捨てる構造を有する、画素が複数行列状に配置され、少なくとも前記電荷電圧変換部を複数の画素で共有する画素アレイ部と、前記画素アレイ部の各画素から信号を読み出す行を含む複数行の前記選択電源線を第1電圧レベルと第2電圧レベルで交互に駆動して選択状態とする走査を行い、前記選択電源線が選択状態の複数行について、読み出し行の画素から信号を読み出すよりも前に、読み出し行の第1の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有する第2の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有しない第3の画素とに対し、前記光電変換部内の電荷をリセットする行走査部とを備え、前記画素は、前記光電変換部に対して配線層が配される側と反対側から入射光を取り込む裏面入射型の画素構造となっており、前記行走査部は、前記選択電源線が選択状態の複数行のうち、リセットを行う画素を含む行について、前記選択電源線の電位を前記第1電圧レベルから前記第2電圧レベルへ変化させ、前転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオンして前記選択電源線の電位を前記第2電圧レベルから前記第1電圧レベルへ変化させ、前記転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオフすることによって、前記第1の画素と前記第2の画素の組み合わせ、または、前記第1の画素と前記第2の画素と前記第3の画素の組み合わせで、同数の画素に対し前記光電変換部内の電荷を同時にリセットする構成を採っている。
光電変換部から溢れる電荷を、転送ゲート部を通して電荷電圧変換部に捨てる構造は横方向オーバーフロードレイン構造である。この横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置において、電荷電圧変換部を複数の画素間で共有するに当たって、読み出し行の画素から信号を読み出すと同時またはそれよりも前に、共有画素の光電変換部内の電荷をリセットする。このリセット動作により、共有画素の光電変換部内に電荷が溜まっていたとしても当該電荷は捨てられるために、読み出し行の画素から信号を読み出す前に、共有画素の光電変換部から電荷が溢れて電荷電圧変換部へ漏れ込むことはない。
本発明によれば、横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置において、共有画素の光電変換部から電荷が溢れて電荷電圧変換部へ漏れ込むことがないために、読み出し行の画素について蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができる。
本発明が適用されるCMOSイメージセンサのシステム構成の概略を示すシステム構成図である。 裏面入射型の画素構造の構成の一例を示す断面図である。 複数画素共有構造を採らない画素回路の一例を示す回路図である。 複数画素共有構造を採る画素回路の一例を示す回路図である。 4画素共有の画素回路の回路動作を説明するためのタイミングチャートである。 4画素共有の画素回路の場合の従来の問題点を説明するためのタイミングチャートである。 蓄積時間に依存する信号出力の線形性についての説明図である。 2画素共有の画素回路の場合の従来の問題点を説明するためのタイミングチャートである。 本実施形態に係るCMOSイメージセンサにおける4画素共有の場合の駆動を説明するためのタイミングチャートである。 順次読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。 1/3間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。 2/8間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。 2/15間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。 1/5間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 表面入射型の画素構造を示す断面図である。 裏面入射型の画素構造を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.本発明が適用される固体撮像装置(CMOSイメージセンサの例)
2.裏面入射型の画素構造
3.複数画素共有構造(4画素共有の例)
4.裏面入射型で複数画素共有構造を採ったときの問題点
5.本実施形態の特徴部分
6.電子機器(撮像装置の例)
<1.本発明が適用される固体撮像装置>
(システム構成)
図1は、本発明が適用される固体撮像装置、例えばX−Yアドレス型固体撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサのシステム構成の概略を示すシステム構成図である。ここで、CMOSイメージセンサとは、CMOSプロセスを応用して、または部分的に使用して作成されたイメージセンサである。
本適用例に係るCMOSイメージセンサ10は、半導体基板(以下、「チップ」と記述する場合もある)11上に形成された画素アレイ部12と、当該画素アレイ部12と同じチップ11上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。本例では、周辺回路部として、例えば、行走査部(垂直駆動部)13、カラム処理部14、列走査部(水平駆動部)15およびシステム制御部16が設けられている。
画素アレイ部12には、入射光量に応じた電荷量の光電荷を発生して内部に蓄積する光電変換部を有する単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)が行列状に2次元配置されている。単位画素の具体的な構成については後述する。
画素アレイ部12にはさらに、行列状の画素配列に対して画素行ごとに画素駆動線17が水平方向/行方向(画素行の画素の配列方向)に沿って配線され、画素列ごとに垂直信号線18が垂直方向/列方向(画素列の画素の配列方向)に沿って配線されている。画素駆動線17は、画素から信号を読み出す駆動を行う駆動信号を伝送する。図1では、画素駆動線17について1本の配線として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線17の一端は、行走査部13の各行に対応した出力端に接続されている。
行走査部13は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部12の各画素を、全画素同時あるいは行単位等で駆動する画素駆動部である。この行走査部13はその具体的な構成については図示を省略するが、一般的に、読出し走査系と掃出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、単位画素から信号を読み出すために、画素アレイ部12の単位画素を行単位で順に選択走査する。単位画素から読み出される信号はアナログ信号である。掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対して、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して掃出し走査を行う。
この掃出し走査系による掃出し走査により、読出し行の単位画素の光電変換素子から不要な電荷が掃き出されることで、当該光電変換素子がリセットされる。そして、この掃出し走査系による不要電荷の掃き出し(リセット)により、いわゆる電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に入射した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の蓄積期間(露光期間)となる。
行走査部13によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、垂直信号線18の各々を通してカラム処理部14に供給される。カラム処理部14は、画素アレイ部12の画素列ごとに、選択行の各画素から垂直信号線18を通して出力される信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。
具体的には、カラム処理部14は、単位画素の信号を受けて当該信号に対して、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)によるノイズ除去や、信号増幅や、AD(アナログ−デジタル)変換等の信号処理を行う。ノイズ除去処理により、リセットノイズや増幅トランジスタの閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズが除去される。なお、ここで例示した信号処理は一例に過ぎず、信号処理としてはこれらに限られるものではない。
列走査部15は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成され、カラム処理部14の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この列走査部15による選択走査により、カラム処理部14で信号処理された画素信号が順番に水平バス19に出力され、当該水平バス19を通してチップ11の外部へ伝送される。
システム制御部16は、チップ11の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータなどを受け取り、また、本CMOSイメージセンサ10の内部情報などのデータを出力する。システム制御部16さらには、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有し、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に行走査部13、カラム処理部14および列走査部15などの周辺回路部の駆動制御を行う。
以上説明したCMOSイメージセンサ10の構成は、基本的に、表面入射型の画素構造の場合も、裏面入射型の画素構造の場合も同じである。ただし、本発明に係るCMOSイメージセンサは、裏面入射型の画素構造を採ることを前提とする。以下に、裏面入射型の画素構造の具体的な構成について説明する。
<2.裏面入射型の画素構造>
図2は、裏面入射型の画素構造の構成の一例を示す断面図である。ここでは、2画素分の断面構造を示している。
図2において、シリコン部21には、光電変換部であるフォトダイオード22や当該フォトダイオード22を駆動する画素トランジスタ23が形成される。すなわち、シリコン部21は素子形成部である。
シリコン部21の一方の面側には、層間膜24を介してカラーフィルタ25が作り込まれる。これにより、シリコン部21の一方の面側から入射する光は、カラーフィルタ25を経由してフォトダイオード22の受光面に導かれる。
一方、シリコン部21の他方の面側には、層間絶縁膜26内に画素トランジスタ23のゲート電極や金属配線が多層配線されてなる配線層27を形成する。配線層27のシリコン部21と反対側の面には、接着剤28によって支持基板29が貼り付けられる。
上記の画素構造において、フォトダイオード22や画素トランジスタ23が形成されるシリコン部21の配線層27側を表面側と呼び、シリコン部21の配線層27と反対側を裏面側と呼ぶこととする。このような定義の下に、本画素構造は、シリコン部21の裏面側から入射光を取り込むことになるため裏面入射型の画素構造となる。
この裏面入射型の画素構造によれば、配線層27と反対の面側、即ち裏面側から入射光を取り込むために、フォトダイオード22の受光面を考慮して配線層27の各配線をレイアウトする必要がない。したがって、配線のレイアウトの自由度が高くなるために、表面照射型に比べて画素の微細化を図ることができる利点がある。
また、フォトダイオード22とカラーフィルタ25との間の距離が表面照射型に比べて極めて短い。裏面入射型の画素構造の場合でも、マイクロレンズ(オンチップレンズ)は必要となるが、マイクロレンズを省くことも実施例の一つとして考えることができる。
<3.複数画素共有構造>
上記構成の裏面入射型の画素構造を採るCMOSイメージセンサ10において、本実施形態では、画素アレイ部11の個々の画素について、本来は一画素ごとに設けられる構成要素の一部を複数の画素間で共有する複数画素共有構造を採る。複数画素共有構造について説明する前に、複数画素共有構造を採らない画素構成について説明する。
(複数画素共有構造を採らない画素回路)
図3は、複数画素共有構造を採らない画素回路の一例を示す回路図である。図3に示すように、本回路例に係る画素30は、光電変換部である例えばフォトダイオード31に加えて、転送トランジスタ32、リセットトランジスタ33および増幅トランジスタ34の3つのトランジスタを有する構成となっている。ここでは、これらトランジスタ32〜34として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いた場合を示している。
ここで、転送トランジスタ32は、フォトダイオード31で光電変換された電荷を電荷電圧変換部であるFD部(フローティングディフュージョン部)35に転送する転送ゲート部を構成している。リセットトランジスタ33は、FD部35の電位をリセットするリセットゲート部を構成している。増幅トランジスタ34は、FD部35の電位に対応した信号を垂直信号線18に出力する増幅部を構成している。
図3において、フォトダイオード31のアノード電極は接地されている。転送トランジスタ32は、フォトダイオード31のカソード電極とFD部35との間に接続され、そのゲート電極に転送パルスTRGが行走査部13から選択的に与えられる。すると、転送トランジスタ32はオン状態となって、フォトダイオード31で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、光電子)をFD部35に転送する。
リセットトランジスタ33は、選択電源SELVddにドレイン電極が、FD部35にソース電極がそれぞれ接続され、フォトダイオード31からの電荷転送に先立って、そのゲート電極にリセットパルスRSTが行走査部13から選択的に与えられる。すると、リセットトランジスタ33はオン状態となって、FD部35の電荷を選択電源SELVddに捨てることによってFD部35をリセットする。ここで、選択電源SELVddは、電源電圧としてVddレベルと例えばGNDレベルとを選択的にとる。
増幅トランジスタ34は、FD部35にゲート電極が、選択電源SELVddにドレイン電極が、垂直信号線18にソース電極がそれぞれ接続されたソースフォロア構成となっている。そして、増幅トランジスタ34は、選択電源SELVddがVddレベルになることによって動作状態となり、リセットトランジスタ33によるリセット後のFD部35の電位をリセットレベルとして垂直信号線18に出力する。増幅トランジスタ34はさらに、転送トランジスタ32による電荷転送後のFD部35の電位を信号レベルとして垂直信号線18に出力する。
ここで、選択電源SELVddは、GNDレベル(0V)またはその近傍の第1電圧レベル(例えば、0.6V)とVddレベルとを選択的にとり、GNDレベルまたは第1電圧レベルからVddレベルに切り替わることによって画素選択を行う。
(複数画素共有構造を採る本実施形態に係る画素回路)
図4は、複数画素共有構造を採る画素回路の一例を示す回路図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。ここでは、一例として、本来は一画素ごとに設けられる構成要素の少なくともFD部(電荷電圧変換部)35を、近接する複数の画素、例えば同一画素列に属し、互いに隣接する縦4画素間で共有する4画素共有構造について説明する。
4画素共有構造を採る画素回路では、例えば同一画素列に属し、互いに隣接する縦4画素30−1,30−2,30−3,30−4を単位として、これら4画素間で1つのFD部35を共通化(共有)する構成となっている。近接する複数の画素間での共通化に当たっては、同一画素列で共通化した方が、各画素からの信号読出しのタイミング制御が容易である。
単位となる4つの画素30−1,30−2,30−3,30−4は各々、光電変換部であるフォトダイオード31−1,31−2,31−3,31−4を有している。4つの画素30−1,30−2,30−3,30−4は、2つずつが組(対)になっている。そして、一方の組の2つの画素30−1,30−2の画素領域に増幅トランジスタ34が設けられ、他方の組の2つの画素30−3,30−4の画素領域にリセットトランジスタ33が設けられている。
先述した複数画素共有構造を採らない画素回路では、リセットトランジスタ33および増幅トランジスタ34の各ドレイン電極が共に選択電源SELVddに接続されていた。すなわち、リセットトランジスタ33および増幅トランジスタ34の各ドレイン電源として共通の選択電源SELVddが用意されていた。
これに対して、本例に係る画素回路では、リセットトランジスタ33および増幅トランジスタ34の各ドレイン電源として別々の電源が用意されている。別々の電源としては、電源電圧(電圧レベル)が固定の固定電源Vddと、電源電圧が可変の選択電源SELVDDとが用意されている。選択電源SELVDDは、GNDレベル(0V)またはその近傍の第1電圧レベルと、例えば固定電源Vddの電圧レベルVddよりも高い第2電圧レベルVDDとを選択的にとり、第1電圧レベルから第2電圧レベルVDDに切り替わることによって画素選択を行う。
そして、リセットトランジスタ33のドレイン電極が選択電源SELVDDに、増幅トランジスタ34のドレイン電極が固定電源Vddにそれぞれ接続されている。リセットトランジスタ33のソース電極は縦4画素30−1,30−2,30−3,30−4間で共有するFD部35に接続されている。リセットトランジスタ33のゲート電極にはリセットパルスRSTが選択的に印加される。増幅トランジスタ34のゲート電極はFD部35に接続され、ソース電極は垂直信号線18に接続されている。
(4画素共有の画素回路の回路動作)
次に、上記構成の4画素共有の画素回路の回路動作について、蓄積時間が1H(Hは水平走査期間)の場合を例に挙げて、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
時刻t10で選択電源SELVDDが第1電圧レベル(例えば、GNDレベル)から第2電圧レベルVDDに切り替わることで、1行目〜4行目の各画素が選択状態になる。次いで、時刻t11で1行目の転送パルスTRG1およびリセットパルスRSTが共にアクティブ状態(本例では、“H”レベル)になることで、画素30−1の転送トランジスタ32−1および4画素共通のリセットトランジスタ33が共にオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−1内の電荷、即ち不要な電荷は、FD部35を経由して選択電源SELVDDに掃き出される。
次に、時刻t12で選択電源SELVDDが第2電圧レベルから第1電圧レベル(GNDまたはその近傍のレベル)に切り替わり、フォトダイオード31−1からFD部35およびリセットトランジスタ33を経由しての選択電源SELVDDへの電荷の掃き出しが行われる。この掃き出し動作は、フォトダイオード31−1内の電荷を捨てる動作である
次に、時刻t13で1行目の転送パルスTRG1およびリセットパルスRSTが共に非アクティブ状態(本例では、“L”レベル)になる。これにより、画素30−1の転送トランジスタ32−1およびリセットトランジスタ33が共にオフ状態になる。そして、転送トランジスタ32−1がオフ状態になることで、1行目のフォトダイオード31−1において、光電変換された信号電荷(光電子)の蓄積が開始される。
続いて、時刻t14でリセットパルスRSTが再びアクティブ状態になり、次いで時刻t15で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDに切り替わることで、4画素共通のリセットトランジスタ33がオン状態になる。これにより、4画素共有のFD部35内の電荷がリセットトランジスタ33を通して選択電源SELVDDに掃き出される。その結果、FD部35の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。
そして、時刻t16でリセットパルスRSTが非アクティブ状態になることで、FD部35のリセット動作が終わり、このときのFD部35の電位が1行目の画素30−1のリセットレベルとなる。このリセットレベルは、いわゆるP相レベルとして、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t17で1行目の転送パルスTRG1がアクティブ状態になることで、画素30−1の転送トランジスタ32−1がオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−1で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ32−1によってFD部35に転送される。すなわち、時間t13−時間t17の期間が、1行目の画素30−1の信号電荷の蓄積期間となる。
そして、時刻t18で1行目の転送パルスTRG1が非アクティブ状態になることで、1行目における信号電荷の転送が終わる。このとき、FD部35の電位は、フォトダイオード31−1から転送された信号電荷の電荷量に対応した電位となる。そして、このFD部35の電位が1行目の画素30−1の信号レベルとなる。この信号レベルは、いわゆるD相レベルとして、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t19で2行目の転送パルスTRG2およびリセットパルスRSTが共にアクティブ状態になることで、画素30−2の転送トランジスタ32−2およびリセットトランジスタ33が共にオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−2内の電荷がFD部35を経由して選択電源SELVDDに掃き出される。
続いて、時刻t20で選択電源SELVDDが第1電圧レベルVDDに切り替わることで、リセットトランジスタ33がオフ状態になる。これにより、フォトダイオード31−2からFD部35およびリセットトランジスタ33を経由しての選択電源SELVDDへの電荷の掃き出し動作、即ちフォトダイオード31−2のリセット動作が終了する。
そして、時刻t21で2行目の転送パルスTRG2が非アクティブ状態になることで、画素30−2の転送トランジスタ32−2がオフ状態になり、2行目のフォトダイオード31−2において、光電変換された信号電荷の蓄積が開始される。
続いて、時刻t22でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで時刻t23で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDに切り替わることで、リセットトランジスタ33がオン状態になる。これにより、FD部35の電荷がリセットトランジスタ33を通して選択電源SELVDDに捨てられる。その結果、FD部35の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。
そして、時刻t24でリセットパルスRSTが非アクティブ状態になることで、FD部35のリセット動作が終わり、このときのFD部35の電位が2行目の画素30−2のリセットレベル(P相)として、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t25で2行目の転送パルスTRG2がアクティブ状態になることで、画素30−2の転送トランジスタ32−2がオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−2で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ32−2によってFD部35に転送される。すなわち、時刻t21−時刻t25の期間が、2行目の画素30−2の信号電荷の蓄積期間となる。
そして、時刻t26で2行目の転送パルスTRG2が非アクティブ状態になることで、2行目における信号電荷の転送が終わる。このとき、FD部35の電位は、フォトダイオード31−2から転送された信号電荷の電荷量に対応した電位となる。そして、このFD部35の電位が2行目の画素30−2の信号レベル(D相)として、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t27で3行目の転送パルスTRG3およびリセットパルスRSTが共にアクティブ状態になることで、画素30−3の転送トランジスタ32−3およびリセットトランジスタ33が共にオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−3内の電荷がFD部35を経由して選択電源SELVDDに掃き出される。
続いて、時刻t28で選択電源SELVDDが第1電圧レベルVDDに切り替わることで、リセットトランジスタ33がオフ状態になる。これにより、フォトダイオード31−3からFD部35およびリセットトランジスタ33を経由しての選択電源SELVDDへの電荷の掃き出し動作、即ちフォトダイオード31−3のリセット動作が終了する。
そして、時刻t29で3行目の転送パルスTRG3が非アクティブ状態になることで、画素30−3の転送トランジスタ32−3がオフ状態になり、3行目のフォトダイオード31−3において、光電変換された信号電荷の蓄積が開始される。
続いて、時刻t30でリセットパルスRSTがアクティブ状態になり、次いで時刻t31で選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDに切り替わることで、リセットトランジスタ33がオン状態になる。これにより、FD部35の電荷がリセットトランジスタ33を通して選択電源SELVDDに捨てられる。その結果、FD部35の電位が選択電源SELVDDの第2電圧レベルVDDにリセットされる。
そして、時刻t32でリセットパルスRSTが非アクティブ状態になることで、FD部35のリセット動作が終わり、このときのFD部35の電位が3行目の画素30−3のリセットレベル(P相)として、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t33で3行目の転送パルスTRG3がアクティブ状態になることで、画素30−3の転送トランジスタ32−3がオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−3で光電変換された信号電荷が転送トランジスタ32−3によってFD部35に転送される。すなわち、時刻t29−時刻t33の期間が、3行目の画素30−3の信号電荷の蓄積期間となる。
そして、時刻t34で3行目の転送パルスTRG3が非アクティブ状態になることで、3行目における信号電荷の転送が終わる。このとき、FD部35の電位は、フォトダイオード31−3から転送された信号電荷の電荷量に対応した電位となる。そして、このFD部35の電位が3行目の画素30−3の信号レベル(D相)として、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。
次に、時刻t35で4行目の転送パルスTRG4およびリセットパルスRSTが共にアクティブ状態になることで、画素30−4の転送トランジスタ32−4およびリセットトランジスタ33が共にオン状態になる。これにより、フォトダイオード31−4内の電荷がFD部35を経由して選択電源SELVDDに掃き出される。
その後同様にして、4行目の画素30−4について、リセットレベル(P相)および信号レベル(D相)が読み出され、増幅トランジスタ34によって垂直信号線18に出力される。以降、4行を単位として上述した一連の回路動作が全画素行に対して繰り返して実行される。
<4.裏面入射型で複数画素共有構造を採ったときの問題点>
ここで、前にも述べたが、裏面入射型の画素構造において、複数画素共有構造を採用したときに、読み出し行に対してFD部35を共有する画素のフォトダイオード31内の電荷を事前に捨てておかないと生ずる問題点について述べる。
この問題点は、裏面入射型の画素構造が、フォトダイオード31から溢れる電荷を、転送トランジスタ32のゲート下を通してFD部35へ捨てる横方向オーバーフロードレイン構造を採ることに起因して発生する。すなわち、FD部35を共有する画素のフォトダイオード31内に電荷が溜まっていると、ポテンシャル障壁が低い転送トランジスタ32のゲート下を通って当該電荷が読み出し行の画素のFD部35へ漏れ込む。そのため、電子シャッタで規定される蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができないという問題が発生する。
ここで、上記問題点について、先述した4画素共有の画素回路の場合を例に挙げて、図6のタイミングチャートを用いてより具体的に説明する。
4画素共有の画素回路の場合、蓄積時間が3Hまでの短時間蓄積では、画素共有しているフォトダイオード31で、電子(電荷)を捨てるためのシャッタ動作が行われない行があるために、FD部35への電子の漏れ込みが発生する。具体的には、図6に一点鎖線の丸印で示すように、蓄積時間が1Hのときは2,3,4行目のフォトダイオード31−2,31−3,31−4がシャッタなしのため電子が溢れる。蓄積時間が2Hのときは3,4行目のフォトダイオード31−3,31−4がシャッタなし、蓄積時間が3Hのときは4行目のフォトダイオード31−4がシャッタなしのため電子が溢れる。
このように、FD部35への電子の漏れ込みが発生すると、図7に示すように、電子シャッタで規定される蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができない。4画素共有の画素回路の場合には、蓄積時間が4H以上では、蓄積時間に依存する信号出力の線形性は保てるものの、蓄積時間が3Hまでの短時間蓄積では、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保てなくなる。
ここでは、4画素共有の画素回路の場合を例に挙げて説明したが、4画素以外の共有の画素回路の場合にも同様の問題が発生する。例えば、2画素共有の画素回路の場合には、図8に示すように、蓄積時間が1Hの短時間蓄積の際に、画素共有しているフォトダイオード31でシャッタ動作が行われないために、蓄積時間が1Hのときに信号出力の蓄積時間の依存性を保てなくなる。
すなわち、FD部35をn画素(nは2以上の整数)で共有する画素回路において、蓄積時間が(n−1)Hまでの短時間蓄積のときに、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保てなくなる。
また、蓄積時間に依存する信号出力の非線形性の問題点について、裏面入射型の画素構造の場合を例に挙げて説明したが、裏面入射型の画素構造に限られるものではない。すなわち、表面入射型の画素構造においても、光電変換部51で溢れる電荷をFD部54へ捨てる横方向オーバーフロードレイン構造を採ることが考えられる。
具体的には、図16において、転送ゲート53の下のポテンシャル障壁を、当該転送ゲート53に印加するゲート電圧の電圧値の設定により、光電変換部51の底のポテンシャル障壁よりも低くすることによって横方向オーバーフロードレイン構造を実現できる。そして、表面入射型の画素構造であっても、横方向オーバーフロードレイン構造を採る場合には、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保てなくなる。
<5.本実施形態の特徴部分>
上述したように、横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置において、本実施形態は、少なくともFD部35を複数の画素間で共有する画素共有構造を採る際に、蓄積時間に依存する信号出力の非線形性の問題を解決すべくなされたものである。そして、本実施形態は、画素共有構造を採るに当たり、読み出し行の画素30から信号を読み出すと同時またはそれよりも前(事前)に、FD部35を共有する画素(以下、「共有画素」と記述する)のフォトダイオード31内の電荷をリセットすることを特徴としている。
以下に、本実施形態の特徴部分についてより具体的に説明する。ここでは、画素共有構造として、例えば図4に示すFD部35を近接する4画素間、例えば同一画素列に属する4画素間で共有する構造を例に挙げて説明するものとする。ただし、4画素共有構造への適用に限られるものではない。
4画素共有構造を採る固体撮像装置の駆動は、一例として、先述したように、図5のタイミングチャートに基づく回路動作によって行われる。この駆動の場合は、FD部35を共有する4つの画素30−1〜30−4の各々について、行走査部13による走査によって読み出し行として選択されるときだけ、フォトダイオード31−1〜31−4内の電荷を捨てるリセット動作(電子シャッタ動作)が行われる。
具体的には、図5のタイミングチャートにおいて、期間t11−t12で1行目の画素30−1、期間t19−t20で2行目の画素30−2、期間t27−t28で3行目の画素30−3、…という具合に電子シャッタ動作が行われる。すなわち、行走査部13によって選択された各読み出し行では、フォトダイオード31−1〜31−4の各リセット動作として、蓄積時間を規定する電子シャッタ動作が1回実行されるだけである。
このように、読み出し行として選択されるときだけ、フォトダイオード31内の電荷を捨てるリセット動作を行う駆動の場合には、読み出し行の画素30からの信号を読み出す前に、他の共有画素ではフォトダイオード31内に電荷が溜まった状態にある。そして、横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置において、共有画素のフォトダイオード31内に溜まった電荷が転送トランジスタ32のゲート下を通って読み出し行の画素に漏れ込むと、先述した蓄積時間に依存する信号出力の非線形性の問題が発生する。
そこで、横方向オーバーフロードレイン構造の固体撮像装置において、本実施形態は、画素共有構造を採るに当たって、読み出し行の画素30から信号を読み出すと同時またはそれよりも前に、共有画素のフォトダイオード31内の電荷をリセットする構成を採る。その具体的な駆動について、図9のタイミングチャートを用いて説明する。図9には、蓄積時間が1Hの場合の1行目〜4行目の駆動についてのタイミング関係を示している。
ここでは、一例として、列走査部13によって読み出し行として1行目が選択された場合について説明する。1行目が読み出し行として選択されると、1行目の各画素から信号を読み出すのに先立って電子シャッタ動作が行われる。この電子シャッタ動作により、図5に基づく動作説明から明らかなように、フォトダイオード31−1の信号電荷の蓄積時間が決められる。実際には、図5のタイミングチャートにおいて、リセットパルスRSTおよび転送パルスTRG1が共に非アクティブ状態になる時刻t13から信号電荷の蓄積が開始される。
本例では、1行目の電子シャッタのタイミングで、共有画素、即ち2行目〜4行目の各画素30−2〜30−4の各フォトダイオード31−2〜31−4に対してリセット動作を行う。このリセット動作は、システム制御部16による制御の下に、行走査部13によって行われる。
具体的には、1相目の転送パルスTR1およびリセットパルスRSTがアクティブ状態になるときに、2行目〜4行目の転送パルスTR2〜TR4についてもアクティブ状態にする。これにより、2行目〜4行目の転送トランジスタ32−2〜32−4がオン状態になるために、2行目〜4行目の各フォトダイオード31−2〜31−4内の電荷がFD部35およびリセットトランジスタ33を経由して選択電源SELVDDに掃き出される。
このリセット動作は、読み出し行の画素に対する電子シャッタ動作とは別に、共有画素に対して行われるシャッタ動作である。このリセット動作については、特許文献2記載の従来技術などで行われているブルーミング対策のためのシャッタ動作に類似した技術であることから、本明細書中では、アンチブルーミングシャッタ動作と呼ぶものとする。
4画素共有の場合は、図10に示すように、各読み出し行の画素の電子シャッタ動作に同期して、残りの3つの共有画素に対してアンチブルーミングシャッタ動作を行うことになる。図10において、○印が読み出し行の画素から信号の読み出しタイミングを、□印が読み出し行に対する電子シャッタタイミングを、×印が共有画素のアンチブルーミングシャッタタイミングをそれぞれ示している。
また、図10において、同一の画素行における○印と□印との間の時間は、信号電荷の蓄積時間(本例では、1H)を示している。さらに、図10において、隣り合う画素行における○印と□印との間の時間tは、隣り合う画素行における信号の読み出しと電子シャッタとのタイミング差(図5参照)を示している。
図10の例では、蓄積時間を1Hとし、読み出し行を0行目としたとき、当該0行目の読み出し動作の1H前に0行目の電子シャッタ動作が行われる。この0行目の電子シャッタ動作と同じタイミングで、共有画素、即ち1行目〜3行目の各画素のアンチブルーミングシャッタ動作が行われる。そして、この電子シャッタ、アンチブルーミングシャッタおよび読み出しの各動作が、行単位で順番に繰り返されることになる。
上述したアンチブルーミングシャッタ動作により、読み出し行の画素から信号を読み出す動作の前に、全共有画素のフォトダイオード31内の電荷を一度捨てることができる。これにより、読み出し行の画素から信号を読み出す前に、全共有画素のフォトダイオード31から電荷が溢れて4画素共有のFD部35へ漏れ込むことがないために、読み出し行の画素について蓄積時間に依存する信号出力の線形性を保つことができる。
この蓄積時間に依存する信号出力の線形性を維持するための技術は、特に、裏面入射型の画素構造を採る固体撮像装置に適用して有用なものである。何故ならば、裏面入射型の画素構造は、フォトダイオード31から溢れる電荷を捨てる基板が存在しないために、当該電荷を転送トランジスタ32のゲート下を通してFD部35に捨てる横方向オーバーフロードレイン構造を採る必要があるからである。
なお、本例では、共有画素に対するアンチブルーミングシャッタ動作を、読み出し行の電子シャッタ動作のタイミング、即ち読み出し行の画素から信号を読み出す前に行うとしたが、読み出し行の画素から信号を読み出すのと同時に行うことも可能である。
ここで、読み出し行の画素からの信号の読み出しは、図5のタイミングチャートにおいて、リセットレベル(P相)の読み出しから始まる。したがって、読み出し行の画素から信号を読み出すのと同時とは、読み出し行が1行目の場合には、選択電源SELVDDが第2電圧レベルVDDでかつリセットパルスRSTがアクティブ状態から非アクティブ状態に遷移する時刻t16を言う。
(間引き読出し)
以上では、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を維持するための技術を、行走査部13によって画素アレイ部12の各画素30を行単位で順番に走査して信号を読み出す順次読み出しに適用した場合について述べたが、間引き読み出しの場合にも適用できる。ここで、間引き読み出しとは、一定の行周期で画素行を読み飛ばし、残りの画素行の画素から信号を読み出す技術である。この間引き読み出しを用いることで、垂直読み出し本数(行数/ライン数)を減らすことができるために高速撮像を実現できる。
この間引き読み出しに適用する場合にも、読み出し行として選択した画素行の画素から信号を読み出すと同時(または、事前)に、全共有画素の各フォトダイオード31に対してアンチブルーミングシャッタ動作を行うようにすれば良い。
例えば、3行を単位として、2行を読み飛ばし、残りの1行から信号を読み出す1/3間引き読み出しの場合の電子シャッタ、アンチブルーミングシャッタおよび読み出しの各動作のタイミング関係を図11に示す。
図11において、同一の画素行における○印と□印との間の時間は、信号電荷の蓄積時間(本例では、1H)を示している。さらに、隣り合う画素行における○印と□印との間の時は、隣り合う画素行における信号の読み出しと電子シャッタとのタイミング差を示している。
1/3間引き読み出しの場合には、0行目、3行目、6行目、9行目、12行目、…の画素行が順番に読み出し行として選択される。ここで、読み出し行としてたとえば12行目が選択されたときを考えると、当該12行目の読み出し動作の1H前に12行目の電子シャッタ動作が行われる。
そして、12行目の電子シャッタ動作と同じタイミングで、共有画素のうち、即ち14行目の画素のアンチブルーミングシャッタ動作が行われる。また、12行目の電子シャッタ動作よりも前の電子シャッタタイミングで他の共有画素、即ち13行目と15行目の各画素のアンチブルーミングシャッタ動作が行われる。
これにより、FD部35を共有する4画素の内の1つの画素から信号を読み出す際に、当該画素から信号を読み出す前に全共有画素の各フォトダイオード31に対してアンチブルーミングシャッタ動作が行われることになる。本例では、図11に破線で囲んで示すように、12行目の画素から信号を読み出すときに、当該画素の電子シャッタのタイミングで14行目の画素、それよりも前の電子シャッタタイミングで13行目と15行目の画素のアンチブルーミングシャッタ動作が行われる。
図12、図13、図14に、他の間引き読出しの場合の電子シャッタ、アンチブルーミングシャッタおよび読み出しの各動作のタイミング関係を示す。図12、図13、図14において、同一の画素行における○印と□印との間の時間は、信号電荷の蓄積時間(本例では、1H)を示している。さらに、隣り合う画素行における○印と□印との間の時は、隣り合う画素行における信号の読み出しと電子シャッタとのタイミング差を示している。
図12は、2/8間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。図13は、2/15間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。図14は、1/5間引き読み出しの場合のアンチブルーミングシャッタ動作についての説明図である。
図11〜図14から明らかなように、それぞれの間引き動作で必要なアンチブルーミングシャッタのシャッタ回数は異なる。しかし、いずれの間引き読み出しの場合にも、FD部35を共有する画素を単位として、読み出し行の画素から信号を読み出す前(またはと同時)に、全共有画素の各フォトダイオード31に対してアンチブルーミングシャッタ動作を行うことになる。
このように、間引き読み出しに本実施形態に係る技術を適用することにより、蓄積時間に依存する信号出力の線形性を維持しつつ高速撮像を実現できる。ここで、本実施形態に係る技術を間引き読み出しに適用する際には、各読み出し行の電子シャッタのタイミングにおいてアンチブルーミングシャッタのシャッタ回数(フォトダイオード31のリセット回数)が同数になるように設定するのが好ましい(図11〜図14参照)。
各読み出し行の電子シャッタのタイミングでのアンチブルーミングシャッタのシャッタ回数を同数に設定することで、いわゆるシャッタ段差の発生を抑えることができるために良好な撮像画像を得ることができる。ここで、シャッタ段差とは、垂直映像期間内にシャッタ動作が停止することに起因して撮像画像上に横帯が発生し、当該横帯がシャッタスピードに応じて上下に移動する現象を言う。
なお、上記実施形態では、CMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、CMOSイメージセンサへの適用に限られるものではない。すなわち、可視光の光量に応じた電荷を物理量として検知して電気信号として出力する単位画素が行列状に配置されてなるX−Yアドレス型の固体撮像装置全般に適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
<6.電子機器>
本発明に係る固体撮像装置は、画像取込部(光電変換部)に固体撮像装置を用いる電子機器全般に搭載して用いることができる。電子機器としては、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置(カメラシステム)や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機などが挙げられる。なお、電子機器に搭載されるカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
(撮像装置)
図15は、本発明に係る電子機器の一つである例えば撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、本発明に係る撮像装置100は、レンズ群101等を含む光学系、撮像素子102、カメラ信号処理部であるDSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108等を有している。そして、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107および電源系108がバスライン109を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群101は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像素子102の撮像面上に結像する。撮像素子102は、レンズ群101によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この撮像素子102として、先述した実施形態に係るCMOSイメージセンサ等の固体撮像装置を用いることができる。
表示装置105は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、撮像素子102で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置106は、撮像素子102で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録する。
操作系107は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系108は、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106および操作系107の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
このような撮像装置100は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けのカメラモジュールに適用される。この撮像装置100において、撮像素子102として先述した実施形態に係るCMOSイメージセンサを用いることで、当該CMOSイメージセンサは蓄積時間に依存する信号出力の線形性を維持できるために良好な撮像画像を提供できる。
10…CMOSイメージセンサ、11…半導体基板(チップ)、12…画素アレイ部、13…行走査部、14…カラム処理部、15…列走査部、16…システム制御部、17…画素駆動線、18…垂直信号線、30(30−1〜30−4)…画素、31(31−1〜31−4)…フォトダイオード、32(32−1〜32−4)…転送トランジスタ、33…リセットトランジスタ、34…増幅トランジスタ、35…FD(フローティングディフュージョン)部

Claims (7)

  1. 光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタと、リセットトランジスタとを有し、前記光電変換部から溢れる電荷を、前記転送トランジスタ、前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを通して選択電源線に捨てる構造を有する、画素が複数行列状に配置され、少なくとも前記電荷電圧変換部を複数の画素で共有する画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素から信号を読み出す行を含む複数行の前記選択電源線を第1電圧レベルと第2電圧レベルで交互に駆動して選択状態とする走査を行い、前記選択電源線が選択状態の複数行について、読み出し行の画素から信号を読み出すよりも前に、読み出し行の第1の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有する第2の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有しない第3の画素とに対し、前記光電変換部内の電荷をリセットする行走査部と
    を備え、
    前記画素は、前記光電変換部に対して配線層が配される側と反対側から入射光を取り込む裏面入射型の画素構造となっており、
    前記行走査部は、前記選択電源線が選択状態の複数行のうち、リセットを行う画素を含む行について、前記選択電源線の電位を前記第1電圧レベルから前記第2電圧レベルへ変化させ、前転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオンして前記選択電源線の電位を前記第2電圧レベルから前記第1電圧レベルへ変化させ、前記転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオフすることによって、前記第1の画素と前記第2の画素の組み合わせ、または、前記第1の画素と前記第2の画素と前記第3の画素の組み合わせで、同数の画素に対し前記光電変換部内の電荷を同時にリセットする、
    固体撮像装置。
  2. 前記行走査部は、前記電荷電圧変換部を共有する画素数をn(nは2以上の整数)、水平走査期間をHとするとき、蓄積時間が(n−1)Hまでの短時間蓄積のときに前記光電変換部内の電荷をリセットする、
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記行走査部は、前記光電変換部内の電荷を前記転送トランジスタによって前記電荷電圧変換部を経由して掃き出すことによって前記光電変換部内の電荷をリセットする、
    請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記行走査部は、前記読み出し行の前記第1の画素における信号電荷の蓄積時間を規定する電子シャッタのタイミングで前記光電変換部内の電荷をリセットする、
    請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記行走査部は、一定の行周期で画素行を読み飛ばし、残りの画素行の画素から信号を読み出す間引き読み出しを行う、
    請求項4記載の固体撮像装置。
  6. 光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタと、リセットトランジスタとを有し、前記光電変換部から溢れる電荷を、前記転送トランジスタ、前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを通して選択電源線に捨てる構造を有する、画素が複数行列状に配置され、少なくとも前記電荷電圧変換部を複数の画素間で共有する画素アレイ部を備え、前記画素は、前記光電変換部に対して配線層が配される側と反対側から入射光を取り込む裏面入射型の固体撮像装置の駆動に当たって、
    前記画素アレイ部の各画素から信号を読み出す行を含む複数行の前記選択電源線を第1電圧レベルと第2電圧レベルで交互に駆動して選択状態とする走査を行い、前記選択電源線が選択状態の複数行について、読み出し行の画素から信号を読み出すよりも前に、読み出し行の第1の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有する第2の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有しない第3の画素とに対し、前記光電変換部内の電荷をリセットし、
    当該リセットに際し、前記選択電源線が選択状態の複数行のうち、リセットを行う画素を含む行について、前記選択電源線の電位を前記第1電圧レベルから前記第2電圧レベルへ変化させ、前転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオンして前記選択電源線の電位を前記第2電圧レベルから前記第1電圧レベルへ変化させ、前記転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオフすることによって、前記第1の画素と前記第2の画素の組み合わせ、または、前記第1の画素と前記第2の画素と前記第3の画素の組み合わせで、同数の画素に対し前記光電変換部内の電荷を同時にリセットする
    固体撮像装置の駆動方法。
  7. 光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された電荷を電荷電圧変換部に転送する転送トランジスタと、リセットトランジスタとを有し、前記光電変換部から溢れる電荷を、前記転送トランジスタ、前記電荷電圧変換部および前記リセットトランジスタを通して選択電源線に捨てる構造を有する、画素が複数行列状に配置され、少なくとも前記電荷電圧変換部を複数の画素で共有する画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素から信号を読み出す行を含む複数行の前記選択電源線を第1電圧レベルと第2電圧レベルで交互に駆動して選択状態とする走査を行い、前記選択電源線が選択状態の複数行について、読み出し行の画素から信号を読み出すよりも前に、読み出し行の第1の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有する第2の画素と、読み出し行の画素と前記電荷電圧変換部を共有しない第3の画素とに対し、前記光電変換部内の電荷をリセットする行走査部と
    を備え、
    前記画素は、前記光電変換部に対して配線層が配される側と反対側から入射光を取り込む裏面入射型の画素構造となっており、
    前記行走査部は、前記選択電源線が選択状態の複数行のうち、リセットを行う画素を含む行について、前記選択電源線の電位を前記第1電圧レベルから前記第2電圧レベルへ変化させ、前転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオンして前記選択電源線の電位を前記第2電圧レベルから前記第1電圧レベルへ変化させ、前記転送トランジスタと前記リセットトランジスタを共にオフすることによって、前記第1の画素と前記第2の画素の組み合わせ、または、前記第1の画素と前記第2の画素と前記第3の画素の組み合わせで、同数の画素に対し前記光電変換部内の電荷を同時にリセットする、
    固体撮像装置を有する電子機器。
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