JP5305323B2 - ダイカスト用Zn合金およびダイカスト用Zn合金を用いたダイカスト部材の製造方法 - Google Patents

ダイカスト用Zn合金およびダイカスト用Zn合金を用いたダイカスト部材の製造方法 Download PDF

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本発明は、ダイカスト用Zn合金およびダイカスト用Zn合金を用いたダイカスト部材の製造方法に関する。
Zn(亜鉛)合金は、優れた機械的性質と鋳造性を有し、薄肉で複雑な形状や精密な寸法が得られるため、Al(アルミニウム)合金に次いで、ダイカスト用の合金として広く利用されている。また、ダイカスト用Zn合金は、幅広い表面処理が可能で耐食性に優れ、融点が低いためにホットチャンバー方式でのダイカストが可能で、金型の値段が安価で済み、寿命も長くできるので経済的であるといった利点を兼ね備えている。このためダイカスト合金は、自動車関連部品、機械部品、建築金具、装飾品等に幅広く利用されている。
JIS化されているダイカスト用Zn合金として、ZnにAlとMg(マグネシウム)を添加したダイカスト用Zn合金塊2種と、これにさらに1質量%前後のCu(銅)を添加したダイカスト用Zn合金塊1種がある。また、特許文献1にはAl添加量を増やすことによって流動性を改善させたダイカスト用Zn合金が開示され、特許文献2にはCuその他の元素を添加することにより、強度改善を図ったダイカスト用Zn合金が開示されている。
一方、Zn合金は、Al合金やMg合金といった他のダイカスト用合金や、樹脂材料等に比べて比重が大きいという欠点がある。この欠点を補うため、自動車や機械等に用いるにはなるべく薄肉のZn合金ダイカスト製品を製造し、軽量化することが必要となる。薄肉のZn合金ダイカスト製品を製造するためにはその分さらなるZn合金の硬度の向上が求められる。そこで、特許文献3および特許文献4には、Zn−Al合金ダイカストへのCu添加による強度への影響が報告され、また、特許文献5には、Zn−Al合金ダイカストへのTi(チタン)添加による強度への影響が報告されている。
特許第2691488号公報 特公平8−14011公報 特開平7−150276号公報 特開平6−049572号公報 特公平8−14011公報
しかしながら、Znと比較して、融点の高いCuやTiの添加する量を増加させることにより、Zn−Al合金ダイカストの硬度は上昇するものの、その一方で融点が上昇してしまう。その結果、利点である金型等の設備コストが安価である点が生かせず、また、ダイカストの重要な性質である流動性が低下してしまうといった問題点がある。
本発明者らは、Zn合金およびZnの機械的性質およびミクロ組織に関するドーパントの影響を種々にわたり調査した。その結果、発明者らは、Zn合金およびZnに低融点金属元素を微量添加することにより、機械的性質が向上するという知見を得た。そこで、本発明はかかる知見を元に、低融点金属元素の微量添加を行い、機械的性質の優れたダイカスト用Zn合金を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を果たすために鋭意研究した結果、従来から知られているAl(アルミニウム)、Cu(銅)、Mg(マグネシウム)等を含有するダイカスト用Zn(亜鉛)合金およびZn(亜鉛)にBi(ビスマス)、Ga(ガリウム)、In(インジウム)を添加することにより、ダイカスト用Zn合金およびZnの硬度を上昇させ、機械的性質を向上させることができることを見出した。
かかる知見のもと、本発明によれば、Al:2〜8質量%を含有し、Cu:0.01〜4質量%、Mg:0.01〜0.5質量%のうち1種または2種を含有し、さらにBi:0.01〜0.3質量%、Ga:0.01〜0.3質量%、In:0.01〜0.3質量%からなる群から選択した1種または2種以上の低融点元素を総量で0.01〜0.3質量%含有し、残部がZnと不可避の不純物からなることを特徴とする、ダイカスト用Zn合金が提供される。
前記ダイカスト用Zn合金はTi:0.01〜0.5質量%、Be:0.01〜0.5質量%のうち1種または2種を含有することとしてもよい。
さらに、本発明によれば、これらのダイカスト用Zn合金を用いた、ダイカスト部材の製造方法が提供される。
本発明によれば、従来のダイカスト用Zn合金およびZnの硬度を上昇させ、機械的性質を向上させることが可能となる。また、添加する金属元素の量が微量であるとともに、低融点金属であるため、添加後のZn合金およびZnの流動性に対して悪影響を及ぼすことはない。このため、鋳造温度は従来と同じ温度とすることができ、従来の設備をそのまま用いることができ、コストの面でも優れている。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲において本発明を変更、修正して他の実施形態をなすことができる。それらの変更、修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、この特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明のダイカスト用Zn合金における各組成成分の意義は以下の通りである。
Alを含有することは必須ではないが、Alを2質量%以上含有させることによって、ダイカスト時における溶湯の流動性を改善する。ただし、ダイカスト用Zn合金は製造方法として、ホットチャンバー(射出部が溶湯内に浸漬されている構造)が可能な合金であり、Alの含有量が増加すると、融点が高くなりホットチャンバーが困難になる場合がある。そのため、ホットチャンバーを行う場合は、Alの添加量は8質量%までであり、2〜5質量%がより好ましい。一方、Zn合金のAlの含有量が9質量%以上である場合にはコールドチャンバー(射出部に溶湯を流し込む構造)が用いられるが、その場合でも、Alの含有量が28質量%より多いとZn合金の融点が高くなりすぎるため、Al含有量は28質量%までが望ましい。
Mgを含有することも必須ではないが、Mgは寸法精度の向上および粒間腐食の抑制のために含有させる。含有量が0.01質量%より少ないと粒間腐食の抑制効果は低く、また、0.05質量%より多いと、Zn合金ダイカスト製品の衝撃強度が低下する場合があるので、添加量は0.01〜0.05質量%の範囲が好ましい。
Cuを含有することも必須ではないが、Cuを添加することにより、より一層の強度向上を図ることができる。このとき、Cu含有量が0.01質量%より少ないと強度は低くなり、一方、Cu含有量が4.0質量%より多いとZn合金の凝固開始温度が高くなって、流動性が低下する。そのため、Cuを添加する場合、その含有量は0.01〜4.0質量%の範囲が望ましい。
Tiを含有することも必須ではないが、Tiには、結晶微細化作用があり、Zn合金にTiを0.01質量%以上添加することにより、抗張力および衝撃値が向上するが、その反面、0.5質量%より多く添加するとZn合金の衝撃値と流動性が低下する。そのため、Tiを添加する場合、その含有量は0.01〜0.5質量%の範囲が望ましい。
Beを含有することも必須ではないが、Beにも上記Ti同様、結晶微細化作用があり、Zn合金にBeを0.01質量%以上添加することにより、拡張力および衝撃値が向上するが、その反面、0.5質量%より多く添加するとZn合金の衝撃値と流動性が低下する。そのため、Beを添加する場合、その含有量は0.01〜0.5質量%の範囲が望ましい。
なお、TiおよびBeの作用は、本発明と類似であるが、高融点であるためZn合金の流動性の低下を招く恐れのある点で本発明とは異なる。本発明の添加物と組み合わせてもマイナスの効果を生じさせることがないため、両方添加することにより、さらにZn合金の硬度を上昇させることが可能となる。
Bi、Ga、Inの各添加元素については、いずれか1種のみをZn合金およびZnに添加する場合、硬さと伸びのバランスを考慮し、Bi:0.005〜1質量%、Ga:0.005〜1質量%、In:0.005〜1質量%からなる群から選択した1種または2種以上の低融点元素を総量で0.01〜3質量%含有することが望ましい。なお、より好ましくは、Zn合金およびZnへの総添加量が0.05〜0.1質量%の範囲であり、硬度を上昇し、かつ従来の伸びを保持する。
このようにZn、Al、Cu、Mgを主成分とする母合金に微量の低融点金属元素Bi、Ga、Inを添加した本発明のダイカスト用Zn合金にあっては、硬度や伸び、ヤング率といった機械的特性が向上する。このため、生産性が向上し、歩留りがよくなり、従来の製品以上に薄肉化ができるようになる。よって、製品の軽量化も可能となる。本発明のZn合金ダイカスト製品は、例えば自動車関連部品、機械部品、建築金具、装飾品等に好適に利用される。
また、低融点金属元素Bi、Ga、Inを添加した本発明にかかるZnにあっては、硬度が上昇し、かつ従来の伸びを保持するため、板・条などの加工用合金に好適に使用される。
実施例1〜7として、純Znと純Biを坩堝中で高周波溶解において溶解し、鋳型に鋳込むことにより合金化処理を行った。この溶解方法としては電気炉による加熱等の公知技術のいずれを用いてもよい。このとき、実施例1〜7におけるBiの添加量はそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.2、0.3、0.5、1質量%とした。そして、鋳込んだZn合金を切り出し、ビッカース硬さ試験および組織観察に用いる試験片を切り出した。切り出す手法に関してはカッター等の公知の技術を用いることができるが、放電加工機の場合は試料が酸化し脆くなるため、加工後、表面を研磨する必要がある。ビッカース硬さ試験を行って得られた結果を以下に表1として示す。
また、同様にGaおよびInをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.2、0.3、0.5、1質量%の割合で添加したZn合金についてのビッカース硬さ試験の結果も、Ga添加の場合を実施例8〜14、In添加の場合を実施例15〜21として合わせて以下の表1に示す。さらに、比較例1として純Znに何も添加しなかった場合のビッカース硬さ、比較例2〜4として純ZnにBi、Ga、Inを2質量%添加した場合のビッカース硬さを表1に示す。
表1からBi、Ga、Inの元素を添加したZn合金はBi、Inについては添加量0.01〜0.03質量%の範囲において、また、Gaについては添加量0.1〜0.3質量%の範囲において、硬度が上昇していることがわかった。
また、上記表1の実施例1〜21および比較例2〜4をBi、Ga、Inそれぞれを添加した場合に分けて図1〜3としてビッカース硬さと各元素の添加量の関係を示すグラフにした。図1〜3からもZn合金の硬度のピークがBi、Inについては添加量0.01〜0.03質量%の範囲とした場合に現れ、Gaについては添加量0.1〜0.3質量%の範囲とした場合に現れていることがわかる。さらに、図1〜図3より、各添加元素Bi、Ga、Inのいずれにおいても0.005質量%未満を添加してもビッカース硬さは十分上昇せず、1質量%以上を添加すると、ビッカース硬さは低下してしまうことがわかる。
なお、このときの、比較例1にあたる、純Znと実施例11にあたる純Znに0.2質量%のGaを添加したZn合金それぞれの光学顕微鏡写真を図4および図5に示した。図4と図5を比較すると、Gaを添加した場合(図5)のほうが明らかに結晶の粒子が細かくなっており、Gaの添加によって硬度が上昇していることがわかった。
比較例1〜4においては、いずれの場合もZn合金の硬度は大きくなく、添加元素を添加しない場合も、また添加量を多くしすぎた場合も、ともに硬度の上昇は望めないことがわかった。
実施例22〜25として、Al:4質量%、Cu:1.25質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、Gaをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.2質量%添加した。このときのビッカース硬さ試験および圧縮試験の結果を表2に示す。
また、同様にAl:4質量%、Cu:1.25質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、BiおよびInをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合のビッカース硬さ試験および圧縮試験の結果をそれぞれ、実施例26〜29および実施例30〜33として表2に示す。
さらに、表2において、比較例5として、Al:4質量%、Cu:1.25質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、他に何も添加せずにビッカース硬さ試験および圧縮試験を行った結果を示す。
表2によれば、例えば実施例23と比較例5を比べると、最大圧縮応力が約150Mpa(約47%)上昇していることからわかるように、Bi、Ga、Inのいずれかの元素を添加したZn合金は、何も添加しない場合(比較例5)と比べ、機械的性質が向上していることがわかった。また、Bi、Ga、Inのいずれかの元素を添加する際に、ビッカース硬さが最も上昇したのはいずれの元素も0.1質量%添加した場合であり、最大圧縮応力が最も上昇したのはいずれの元素も0.05質量%添加した場合であった。よって、各元素Bi、Ga、Inのいずれを添加する際にも、0.05〜0.1質量%の範囲が最も望ましいことがわかった。
また、上記実施例22〜33および比較例5の場合のBi、Ga、Inの添加量とビッカース硬さの関係を図6に、Bi、Ga、Inの添加量と最大圧縮応力の関係を図7にそれぞれ示した。図6および図7からも各合金のビッカース硬さおよび最大圧縮応力のピークはBi、Ga、Inの添加量0.05質量%〜0.1質量%の範囲であることがわかった。さらに、図6および図7から分かるように、各元素添加量が0.01質量%以上になると各合金の硬度および最大圧縮応力は上昇し始め、一定値を超えると硬度および最大圧縮応力の低下がみられた。よって、低融点金属元素の添加量としては0.01質量%以上0.3質量%以下が望ましいことがわかる。なお、低融点金属元素を2種以上選択した場合も同様の範囲が望ましい。
実施例37〜40として、Al:4質量%、Cu:0.01質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、Gaをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.2質量%添加した。このときのビッカース硬さ試験および圧縮試験の結果を表3に示す。
また、同様にAl:4質量%、Cu:0.01質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、BiおよびInをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合のビッカース硬さ試験および圧縮試験の結果をそれぞれ、実施例41〜44および実施例45〜48として表3に示す。
さらに、表3において、比較例6として、Al:4質量%、Cu:0.01質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金に、他に何も添加せずにビッカース硬さ試験および圧縮試験を行った結果を示す。
表3によれば、Bi、Ga、Inのいずれの元素を添加したZn合金は、何も添加しない場合(比較例6)と比べ、機械的性質が向上していることがわかった。また、Bi、Ga、Inのいずれの元素を添加した場合でも、ビッカース硬さおよび最大圧縮応力が上昇したのは添加量0.01〜0.1質量%の範囲であることがわかった。
また、上記実施例37〜48および比較例6の場合のBi、Ga、Inの添加量とビッカース硬さの関係を図8に、Bi、Ga、Inの添加量と最大圧縮応力の関係を図9にそれぞれ示した。図8および図9からも各合金のビッカース硬さおよび最大圧縮応力のピークはBi、Ga、Inの添加量0.3質量%以下の場合であることがわかった。しかし、図8および図9を見ると、添加量が0.01質量%以上になると各合金の硬度および最大圧縮応力は上昇し始め、一定値を超えるとビッカース硬さおよび最大圧縮応力の低下がみられた。よって、低融点金属元素の添加量としては0.01質量%以上0.3質量%以下が望ましいことがわかる。
さらに、実施例49〜52として、Alのみを22質量%および25質量%添加したZn合金にBi、Ga、Inのうち1種を0.1質量%添加した場合(Al:25質量%のときはInのみ添加)のビッカース硬さ試験の結果を表4に示す。
また、比較例7および8としてAlを22質量%および25質量%添加し、他には何も添加しない場合も表4に示す。
表4によれば実施例49〜51と比較例7、実施例52と比較例8をそれぞれ比べると、いずれの場合もAl以外に各添加元素(Bi、Ga、In)を添加した場合のほうが硬度が上がり、機械的性質が向上していることがわかった。
以上より、Alの添加量がいずれの場合もBi、Ga、Inの各添加元素を添加することで硬度が上昇することがわかった。
また、図10および図11は実施例25および比較例5の断面を示す光顕組織写真である。これらを解析したところ、どちらの組織も典型的な共晶組織を示し、組織的にはほとんど違いは見られなかったが、EPMAを用いて元素マッピングを行った結果、添加したGaは初晶よりも層状組織中のAl−rich相中に多く分布していた。これはAl相に対するGaの固溶度がZn相の固溶度と比べて大きいためであり、Gaによる固溶強化機構が働いていると考えられる。
本発明は、例えばダイカスト用Zn合金に適用できる。
純ZnにBiを添加した場合の、Bi添加量とZn合金のビッカース硬さの関係を示したグラフである。 純ZnにGaを添加した場合の、Ga添加量とZn合金のビッカース硬さの関係を示したグラフである。 純ZnにInを添加した場合の、In添加量とZn合金のビッカース硬さの関係を示したグラフである。 比較例1の光学顕微鏡写真である。 実施例11の光学顕微鏡写真である。 Al:4質量%、Cu:1.25質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金にGa、Bi、Inをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合の添加量とZn合金のビッカース硬さの関係を示したグラフである。 Al:4質量%、Cu:1.25質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金にGa、Bi、Inをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合の添加量とZn合金の最大圧縮応力の関係を示したグラフである。 Al:4質量%、Cu:0.01質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金にGa、Bi、Inをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合の添加量とZn合金のビッカース硬さの関係を示したグラフである。 Al:4質量%、Cu:0.01質量%、Mg:0.03質量%の添加量でAl、Cu、Mgを添加したZn合金にGa、Bi、Inをそれぞれ0.01、0.05、0.1、0.3質量%添加した場合の添加量とZn合金の最大圧縮応力の関係を示したグラフである。 実施例25の光学顕微鏡写真である。 比較例5の光学顕微鏡写真である。

Claims (3)

  1. Al:2〜8質量%を含有し、Cu:0.01〜4質量%、Mg:0.01〜0.5質量%のうち1種または2種を含有し、さらにBi:0.01〜0.3質量%、Ga:0.01〜0.3質量%、In:0.01〜0.3質量%からなる群から選択した1種または2種以上の低融点元素を総量で0.01〜0.3質量%含有し、残部がZnと不可避の不純物からなることを特徴とする、ダイカスト用Zn合金。
  2. Ti:0.01〜0.5質量%、Be:0.01〜0.5質量%のうち1種または2種を含有することを特徴とする、請求項1に記載のダイカスト用Zn合金。
  3. 請求項1又は2に記載のダイカスト用Zn合金を用いた、ダイカスト部材の製造方法。
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