JP5302434B2 - 産業用ワイプ - Google Patents

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Description

本発明は、産業用ワイプに関するものであり、より詳細にはエンボス有する産業用ワイプに関するものである。
産業用ワイプは、各種の産業用製品やこれに用いる部品に付着した塵・埃・水分・油分等の拭き取りに使用される。
産業用ワイプには、水分や油分等の拭き取り性能に加え、産業用ワイプから発生する紙粉(リントと呼ぶこともある)が少ないことが求められており、これらの要求に応えるべく、複数の薄基材紙を積層した産業用ワイプの表面に、エンボスを付与したものが従来より提案されている。産業用ワイプに付与されるエンボスとしては、ピン形状エンボス、ディンプル形状エンボスが代表的であり、図4は、ピン形状エンボスがドット状に付された産業用ワイプを、図5は、ディンプル形状エンボスがドット状に付された産業用ワイプをそれぞれ示している。
特開2005−160654 特開2005−245913 特開2003−116761 特開2002−238822
ピン形状エンボスが付された産業用ワイプは、多数のピン形状エンボスにより応圧されているためプライ剥離が防止され、多数のピン形状エンボスにより形成された凹部によって、塵や埃を効率よく収容することができる。しかしながら、ピン形状エンボスが付された産業用ワイプは、粘度の高いグリス等の拭き取り性能に乏しいという欠点を有している。
この一方、ディンプル形状エンボスが付された産業用ワイプは、ディンプル形状エンボスにより形成された比較的大きな口径を有する凹部によって、粘度の高いグリス等を効率よく収容することができる。しかし、ディンプル形状エンボスが付された産業用ワイプは、粘度の低い水等の拭き取り性能に乏しく、また、比較的少数のディンプル形状エンボスにより応圧されているためプライ剥離が生じるおそれがある。
そこで、本発明の主たる課題は、粉塵、粘度の高いグリス、粘度の低い水等の拭き取り性、吸収性に優れ、且つ紙粉の発生量が少ない産業用ワイプを提供することにある。
以下に、上記課題を解決するための手段とその作用効果を記述する。
〔請求項1に係る産業用ワイプ〕
本請求項に係る産業用ワイプは、
針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプを原料繊維とし、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合質量比が100/0〜70/30とされており、フリーネスが450〜650ccであり、乾燥紙力増強剤が0〜30.0kg/tの割合で内添されており、湿潤紙力増強剤が10.0〜30.0kg/tの割合で内添されている、紙料を抄紙して成る基材紙から構成されており、
厚さが1000〜1700μmであり、
クレープ率が20〜40%であり、
直線形エンボスが、格子パターンを成すよう複数形成されており
格子パターンによって囲まれるそれぞれの格子部に、六角形エンボスが、亀甲パターンを成すよう複数形成されており、
六角形エンボスの長手方向長さは、幅方向長さに対し125〜200%と長く、
六角形エンボスの深さは、0.8〜1.7mmであり、
六角形エンボスの長辺は、隣接する六角形エンボスの長辺に対向せず、
六角形エンボスの長辺の角部は、隣接する六角形エンボスの長辺の角部にそれぞれ対向し、
六角形エンボスの長手方向の延在方向と基材紙の横方向との交差角度は、0〜80度である、
ことを特徴とするものである。
〔請求項1に係る産業用ワイプの作用効果〕
針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプを原料繊維とし、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合質量比を100/0〜70/30とされている紙料を抄紙して成る基材紙から構成されており、且つクレープ率が20〜40%であるため、嵩高となり、プライ数を減らすことができる。
フリーネスが450〜650ccであり、乾燥紙力増強剤が0〜30.0kg/tの割合で内添されており、湿潤紙力増強剤が10.0〜30.0kg/tの割合で内添されている、紙料を抄紙して成る基材紙から構成されているため、繊維間の結合が強く、耐摩耗性が向上し、紙粉の発生量を低減することができる。
産業用ワイプの厚さが、1000〜1700μmであることから、粘度の低い水等の吸水量が多い。厚さが、1000μm未満であると吸水量が約10%少なくなってしまう。一方、産業用ワイプの厚さが、1700μm超過であると剛性が高まり、産業用ワイプを4つ折りにする際に抵抗となるおそれがある。
格子パターンによって囲まれるそれぞれの格子部に、六角形エンボスが、亀甲パターン状に形成されていることから、エンボスの角部が90度と120度の角度が混在することにより、柔軟性が高まる。
六角形エンボスの長手方向長さが、幅方向長さに対し125〜200%と長く、六角形エンボスの深さが、0.8〜1.7mmであることから拭き取り性が高い。特に、六角形エンボスの長手方向長さが、幅方向長さに対し125〜200%と長いことから、正六角形エンボスに比較して六角形エンボスの体積が大きくなるため、粘度の高いグリス等に対する拭き取り性が高くなる。
また、六角形エンボスの深さが、0.8〜1.7mmであることから、六角形エンボスによる粉塵及び粘度の低い水等の保持性が高い。
六角形エンボスの長辺が、隣接する六角形エンボスの長辺に対向せず、六角形エンボスの長辺の角部が、隣接する六角形エンボスの長辺の角部にそれぞれ対向していることから、六角形エンボスのいわゆる鋭角部分である、六角形エンボスの長辺の角部および六角形エンボスの長辺と粉塵、グリス、水等との接触が大きく、拭き取り性が高い。
格子パターンの延在方向と基材紙の横方向との交差角度が、0〜80度であることから、産業用ワイプのスライド方向(横方向、縦方向)と格子パターンの鋭角部分であるエンボスとが傾斜し拭き取り性が高い。
〔請求項2に係る産業用ワイプ〕
本請求項に係る産業用ワイプは、請求項1に係る産業用ワイプと同様の構成を有しており、さらに、六角形エンボスの長手方向ピッチが4〜10mm、幅方向ピッチが2〜5mmであり、六角形エンボスのテーパー角度が40〜65度であり、六角形エンボスを形成した後の表面積が、六角形エンボスを形成する前の表面積に対し120〜170%である、という構成を有する。
〔請求項2に係る産業用ワイプの作用効果〕
本請求項に係る産業用ワイプは、請求項1に係る産業用ワイプと同様の構成を有しているため、請求項1に係る産業用ワイプと同様の作用を奏する。さらに、六角形エンボスの凹部のテーパー角度が40〜65度であることから、六角形エンボスの周縁を鋭角部分に形成でき、拭き取り性が高い。
また、六角形エンボスの長手方向ピッチが4〜10mm、幅方向ピッチが2〜5mmであることから、六角形エンボスを形成した後の産業用ワイプの表面積が、六角形エンボスを形成する前の産業用ワイプの表面積に対し120〜170%と大きく、多くの粉塵、グリス、水等を拭き取ることができる。
〔請求項3に係る産業用ワイプ〕
本請求項に係る産業用ワイプは、請求項1又は請求項2に係る産業用ワイプと同様の構成を有しており、さらに、基材紙が、複数の薄基材紙が積層されて形成されている、という構成を有する。
〔請求項3に係る産業用ワイプの作用効果〕
本請求項に係る産業用ワイプは、請求項1又は請求項2に係る産業用ワイプと同様の構成を有しているため、請求項1又は請求項2に係る産業用ワイプと同様の作用を奏する。さらに、基材紙が、複数の薄基材紙が積層されて形成されていることから、プライ構造の産業用ワイプを構成でき、拭き取り使用時において産業用ワイプの破断するおそれを抑制することができる。
〔本発明に関連する参考発明に係る産業用ワイプ〕
参考発明に係る産業用ワイプは、
針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプを原料繊維とし、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合質量比が100/0〜70/30とされており、フリーネスが450〜650ccであり、乾燥紙力増強剤が0〜30.0kg/tの割合で内添されており、湿潤紙力増強剤が10.0〜30.0kg/tの割合で内添されている、紙料を抄紙して成る基材紙から構成されており、
厚さが1000〜1700μmであり、
クレープ率が20〜40%であり、
六角形エンボスが、亀甲パターンを成すよう複数形成されており、
六角形エンボスの長手方向長さは、幅方向長さに対し125〜200%と長く、
六角形エンボスの深さは、0.8〜1.7mmであり、
六角形エンボスの長辺は、隣接する六角形エンボスの長辺に対向せず、
六角形エンボスの長辺の角部は、隣接する六角形エンボスの長辺の角部にそれぞれ対向し、
六角形エンボスの長手方向の延在方向と基材紙の横方向との交差角度は、30〜60度である、
ことを特徴とするものである。
〔参考発明に係る産業用ワイプの作用効果〕
針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプを原料繊維とし、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合質量比を100/0〜70/30とされている紙料を抄紙して成る基材紙から構成されており、且つクレープ率が20〜40%であるため、嵩高となり、プライ数を減らすことができる。
フリーネスが450〜650ccであり、乾燥紙力増強剤が0〜30.0kg/tの割合で内添されており、湿潤紙力増強剤が10.0〜30.0kg/tの割合で内添されている、紙料を抄紙して成る基材紙から構成されているため、繊維間の結合が強く、耐摩耗性が向上し、紙粉の発生量を低減することができる。
産業用ワイプの厚さが、1000〜1700μmであることから、粘度の低い水等の吸水量が多い。厚さが、1000μm未満であると吸水量が約10%少なくなってしまう。一方、産業用ワイプの厚さが、1700μm超過であると剛性が高まり、産業用ワイプを4つ折りにする際に抵抗となるおそれがある。
六角形エンボスの長手方向長さが、幅方向長さに対し125〜200%と長く、六角形エンボスの深さが、0.8〜1.7mmであることから拭き取り性が高い。特に、六角形エンボスの長手方向長さが、幅方向長さに対し125〜200%と長いことから、正六角形エンボスに比較して六角形エンボスの体積が大きくなるため、粘度の高いグリス等に対する拭き取り性が高くなる。
また、六角形エンボスの深さが、0.8〜1.7mmであることから、六角形エンボスによる粉塵及び粘度の低い水等の保持性が高い。
六角形エンボスの長辺が、隣接する六角形エンボスの長辺に対向せず、六角形エンボスの長辺の角部が、隣接する六角形エンボスの長辺の角部にそれぞれ対向していることから、六角形エンボスのいわゆる鋭角部分である、六角形エンボスの長辺の角部および六角形エンボスの長辺と粉塵、グリス、水等との接触が大きく、拭き取り性が高い。
六角形エンボスの長手方向の延在方向と基材紙の横方向との交差角度が、30〜60度であることから、産業用ワイプのスライド方向(横方向、縦方向)と六角形エンボスのいわゆる鋭角部分である六角形エンボスの長辺とが傾斜するため、拭き取り性が高い。
なお、上記請求項2に係る産業用ワイプ、請求項3記載に係る産業用ワイプの構成は、上記参考発明についても適用でき、同様の効果を奏する。
以上に示したように、本発明及びその参考発明によれば、粉塵、粘度の高いグリス、粘度の低い水等の拭き取り性、吸収性に優れ、且つ紙粉の発生量が少ない産業用ワイプを提供することができる。
以下に、本発明に関連する参考発明の実施形態(参考形態)と、本発明の実施形態をこの順に説明する。
『参考形態』
まず、請求項記載の本発明に係る産業用ワイプの基本となる参考発明の実施形態を、図1及び図2を参照しつつ説明する。なお、図1は、産業用ワイプ1のエンボスパターンを示しており、図2は、図1のA−A断面の拡大図である。第1実施形態に係る産業用ワイプ1は、六角形エンボス2によって4枚の薄基材紙が積層された4プライ構造である。
〔基材紙〕
産業用ワイプ1を構成する基材紙10は、厚みが約100μmの薄基材紙を4枚積層して形成され、積層時の厚みが約400μmである。基材紙10を積層構造にすることにより、産業用ワイプ1がプライ構造になり、拭き取り使用時において産業用ワイプ1が破断するおそれが抑制できる。なお、積層される薄基材紙の枚数については、特に制限はないが、2〜4枚が好適である。薄基材紙の枚数が5枚以上の場合、拭き取り使用時に積層部でズレが生じ産業用ワイプ1の表面に皺が発生し、拭き取り性が低下するおそれがある。
基材紙10を構成する薄基材紙は、針葉樹クラフトパルプ(NUKP、NBKP)及び広葉樹クラフトパルプ(LUKP、LBKP)を原料繊維としており、この原料繊維に対して、乾燥紙力増強剤及び湿潤紙力増強剤を添加した後、湿式方法により製造される。ここでいう湿式方法とは、原料繊維であるパルプの懸濁液である紙料を調整する紙料調整工程と、紙料から繊維を抄いて繊維ウェブとしたものを搬送しながら乾燥する抄紙工程とを有するものである。なお、乾燥紙力増強剤及び湿潤紙力増強剤は、紙料調整工程において、紙料に添加される。
基材紙10を構成する薄基材紙の原料繊維である針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプの配合質量比は、100/0〜70/30の範囲とされる。針葉樹クラフトパルプは、広葉樹クラフトパルプと比較して繊維長が長いことから、抄紙後の紙質がふんわりとしており、柔らかさを発現しやすくなる。原料パルプは適宜叩解して用いることができるが、好適な叩解度は、CSFダウン幅で0〜30cc程度である。この場合、叩解せずにあるいは叩解度を格段に低くできることから、パルプ繊維の傷みが少なく、得られる紙がポーラスとなり吸水性に優れ、しかも柔らかいものとなる。
広葉樹クラフトパルプの配合比が、針葉樹クラフトパルプの配合量に対して30超過となってしまうと、ふんわり感がでなくなり、紙厚が確保できないため手肉感が得られない。また、叩解度が高くなってしまうため、パルプ繊維の痛みがひどくなり、紙粉の発生量が増加してしまう。
針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプとしては、FSC認証されたチップから生産されたパルプを含有するのが好適である。また、針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプ以外の構成繊維としては、ケナフパルプ、マニラ麻等の非木材パルプ、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維等の合成繊維が例示できる。
各薄基材紙の坪量(JIS P 8124:1998)は、15〜25g/m2であり、好適には18〜23g/m2である。
15g/m2未満の場合には、十分な吸液量を発言させることが困難となり、また、25g/m2超過の場合には、剛性が高まり、薄基材紙を4枚積層された基材紙10から構成される産業用ワイプ1を4つ折りにする際に大きな抵抗となるおそれがあり、特に、微細部品、部品の溝部分の拭き取りが困難になるおそれがある。
各薄基材紙のクレープ率((製紙時のドライヤーの周速)−(リール周速))/(製紙時のドライヤーの周速)×100)は、20〜40%であるが、特に20〜30%であることが好ましい。20%未満であると紙の伸びが少ないため、エンボス加工時に強度低下が起こり、40%超過であると加工時にしわが多発する。
乾燥紙力増強剤は、紙料に対して0〜30.0kg/tの割合で添加されるが、特に、5.0〜9.0kg/tの割合で添加されることが好ましい。乾燥紙力増強剤が紙料に対して多すぎると硬くなり過ぎ、少なすぎると強度が弱くなる。
乾燥紙力増強剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、澱粉、変性澱粉、グァーガム、ポリビニールアルコール、ポリアクリルアマイドのうちの一種以上の成分とし、特にカルボキシメチルセルロースナトリウムを用いることが好ましい。
湿潤紙力増強剤は、紙料に対して10.0〜30.0kg/tの割合で添加されるが、特に、15.0〜20.0kg/tの割合で添加されることが好ましい。湿潤紙力増強剤が紙料に対して多すぎると硬くなり過ぎ、少なすぎると湿潤時の強度が弱くなる。
湿潤紙力増強剤としては、ポリアミドエピクロロヒドリン、グァーガム、メラミン等を用いることが好ましい。
紙料のフリーネスは、450〜650ccとされているが、特に540〜600ccであることが好ましい。450cc未満の場合には硬くなり過ぎ、650cc超過の場合には、強度が弱く、紙粉の発生量も増加する。なお、本実施の形態におけるフリーネスとは、JIS P 8121のカナダ標準ろ水度試験方法によって測定される値である。
〔六角形エンボス〕
基材紙10は、4枚の薄基材紙を六角形エンボス2により加圧し積層する。基材紙10に形成された六角形エンボス2は、長手方向長さ(EL)が4.5mm、幅方向長さ(EW)が3mm、深さ(ED)が1.1mm、テーパー角度(Eθ)が60度に形成されている。
また、六角形エンボス2を形成した場合、産業用ワイプ1の厚さとなる基材紙10の厚さ(T)は1195μmであり、密度は、66g/cm3である。
なお、本明細書においては、深さ(ED)とは、基材紙10の表面から六角形エンボス2の凹部3の底面までの距離をいい、テーパー角度(Eθ)とは、六角形エンボス2の凹部3の延長線と基材紙10の表面との交差する角度をいい、厚さ(T)とは、基材紙10の一方の表面から他方の表面までの距離をいう(図2参照)。
さらに、基材紙10の厚さ(T)は、尾崎製作所製のピーコックにより測定し、密度は、吸水量、引張強度の観点から10〜80g/cm3が好適である。
六角形エンボス2の長手方向長さ(EL)については、特に制限はないが、3〜9mmが好適であり、幅方向長さ(EW)に対し、125〜200%にするのがより好適である。なお、長手方向長さ(EL)が3mm未満の場合、粘度の高いグリス等の拭き取り性が十分に確保できなくなるおそれがあり、9mm超過の場合、基材紙10が拭き取り時に破断するおそれがある。
六角形エンボス2の幅方向長さ(EW)については、特に制限はないが、2〜5mmが好適である。なお、幅方向長さ(EW)が2mm未満の場合、粘度の高いグリス等の拭き取り性が十分に確保できなくなるおそれがあり、5mm超過の場合、基材紙10が拭き取り時に破断するおそれがある。
六角形エンボス2の深さ(ED)については、特に制限はないが、0.8〜1.7mmが好適である。なお、深さ(ED)が0.8mm未満の場合、粘度の高いグリス等の拭き取り性が十分に確保できなくなるおそれがあり、1.7mm超過の場合、基材紙10が拭き取り時に破断するおそれがある。
六角形エンボス2のテーパー角度(Eθ)については、特に制限はないが、40〜65度が好適である。なお、テーパー角度(Eθ)が40度未満の場合、六角形エンボス2の凹部3の周縁が鈍り粘度の高いグリス等の拭き取り性が十分に確保できなくなるおそれがあり、65度超過の場合、基材紙10が拭き取り時に破断するおそれがある。
基材紙10の厚さ(T)については、特に制限されないが、1000〜1700μmが好適であり、1050〜1700μmがより好適であり、六角形エンボス2を形成する際の加圧により任意に設定することができる。
なお、厚さ(T)が1000μm未満の場合、吸収量が約10%少なくなり、1700μm超過の場合、剛性が高まり、産業用ワイプ1を4つ折りにする際に大きな抵抗となるおそれがあり、特に、微細部品、部品の溝部分の拭き取りが困難になるおそれがある。
各六角形エンボス2は、六角形エンボス2の長辺4が、隣接する六角形エンボス2の長辺4に対し長手方向にズレた位置に形成し、六角形エンボス2の長辺4の両側の角部5が、隣接する対向する六角形エンボス2の長辺4の両側の角部5にそれぞれ対向する位置に形成されている。
また、各六角形エンボス2は、隣接する六角形エンボス2に対して、長手方向ピッチ(PL)が6mm、幅方向ピッチ(PW)が3mmの位置に亀甲パターン状に形成されている。
六角形エンボス2の長手方向ピッチ(PL)については、特に制限はないが、4〜10mmが好適である。また、六角形エンボス2の幅方向ピッチ(PW)についても、特に制限はないが、2〜5mmが好適である。
六角形エンボス2を長手方向ピッチ(PL)が6mm、幅方向ピッチ(PW)が3mmの位置に亀甲パターン状に形成した場合、基材紙10(産業用ワイプ1)の表面積が、六角形エンボス2を形成する前の表面積に対し、144%と増加するため拭き取り性が格段に向上する。
なお、表面積は、簡易的には六角形エンボス2を引張力1000CN/25mmで六角形エンボス2の長辺4に直角方向に伸長した場合に発生する断面伸長率を2乗することによって算出でき、121%であった。
断面伸長率を2乗して算出した場合、六角形エンボスを形成した後の産業用ワイプの表面積が、六角形エンボスを形成する前の産業用ワイプの表面積に対し、拭き取り性の観点から120〜170%が好適である。
六角形エンボス2の凹部3の底部は平面とされ、六角形エンボス2の凹部3により形成された表面積が、基材紙10の表面積に対し、58%であり、六角形エンボス2の凹部3により形成された表面積が、基材紙10の表面積に対し、30〜80%が特に粘度が高いグリスの拭き取り性の観点から好適である。
亀甲パターン状に形成された六角形エンボス2の長辺4の延在方向が、基材紙10(産業用ワイプ1)の横方向に対する交差角度(θ)が45度で形成されている。
交差角度(θ)については、特に制限はないが、産業用ワイプ1を横方向あるいは縦方向にスライドさせながら拭き取りを行う際に、六角形エンボス2の鋭角部分であり長辺4がスライド方向に対し傾斜した場合、拭き取り性が高まることから30〜60度が好適である。
さらに、縦方向とは、抄造時における基材紙10流れ方向に沿う方向でありMD方向と言われ、横方向とは、縦方向と直交する方向でありCD方向と言う場合もある。
六角形エンボス2の形成方法は、例えば、一対のエンボスロール間に基材紙10を通して形成することができ、特に、六角形エンボス2を嵩高にする観点からスチールマッチエンボスを使用することが好適である。
この場合、エンボス圧が、10〜80kgf/cm2、好ましくは10〜25kgf/cm2となるようにするのが好適である。エンボス圧が10kgf/cm2以下の場合、六角形エンボス2の長辺3を含む周縁部を鋭角にすることができず拭き取り性が下がるおそれがあり、80kgf/cm2超過の場合、六角形エンボス2の形成時に基材紙10が破断するおそれがある。
一対のエンボスロールに関しては、六角形エンボス2が亀甲パターン状が付与された金属ロールと弾性ロールとの組み合せが好適である。この場合、弾性ロールは、その表面のショア硬度(Shore hardness)が、A30〜A90であるのが好適である。ショア硬度がA30未満の場合、つまり弾性ロール表面がやわらかい場合、基材紙10が破断するおそれがあり、A90超過の場合、つまり弾性ロール表面が硬い場合、六角形エンボス2が基材紙10に形成できず、基材紙10を構成する薄基材紙を積層できないおそれがある。
以上のようにして六角形エンボス2が形成された基材紙10は、既知の方法に従って、インターフォルダ等により積層し折り畳んだり、巻き取ったりして製品とする。
前述では六角形エンボスについて説明したが、五角形、七角形エンボスであっても同等の性能を持つエンボスであればよいことは言うまでもない。
『本発明の実施形態』

次ぎに、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態の産業用ワイプ1は、格子パターン状に形成された直線形エンボス6,7の各格子部8に、六角形エンボス2が亀甲パターン状に形成されたものである。
図3は、本発明の実施形態の産業用ワイパー1のエンボスパターンを示している。六角形エンボス2、基材紙10については上記参考形態と同様であるので説明は省略する。
〔直線形エンボス〕
格子パターンを形成する直線形エンボス6,7は、幅(LW)が2mm、深さ(LD)が1.1mmであり、直線形エンボス6で囲まれる格子部8の対角線距離で定義されるエンボスピッチ(LP)が19mmであり、格子パターンは、基材紙10の水平方向に対し交差角度が45度である。
格子パターンとすると、粘度の低い水分等を拭き取った際には、直線形エンボス6の凹部内を水分等が拡散、吸収されながら進行するため、粘度の低い水分等の拭き取り性が高まる。
直線形エンボス6,7の幅(LW)および深さ(LD)については、特に制限はないが、拭き取り性の観点から1〜3mmが好適である。
また、エンボスピッチ(LP)については、特に制限はないが、拭き取り性の観点から10〜30mmが好適であり、15〜25mmがより好適である。
直線形エンボス6,7からなる面積が、基材紙10の表面積に対して2〜40%とするのが好適であり、10〜20%がより好適である。直線形エンボス6,7の面積が、2%以下の場合、40%超過の場合には所望する拭き取り性が達成することが困難となる。
また、格子パターンは、基材紙10の水平方向に対し交差角度が45度である。すなわち、格子パターンを形成する一方の直線形エンボス6の延在方向と基材紙10の横方向の横方向に対する交差角度(Lθ1)が45度で形成され、格子パターンを形成する他方の直線形エンボス7の延在方向と基材紙10の横方向に対する交差角度(Lθ2)も同様に45度で形成されている。
交差角度(Lθ1,2)については、特に制限はないが、拭き取り性の観点から30〜60度が好適である。
本発明の実施形態の産業用ワイプ1においては、図3に示すように各格子部8に形成される六角形エンボス2は、六角形エンボス2の長辺6の延在方向が基材紙10の縦方向と平行に形成されているが、六角形エンボス2の長辺6の延在方向を基材紙10の横方向に対して30〜60度の交差角度をつけて形成しても良い。
直線形エンボス6,7及び六角形エンボス2の形成方法は、例えば、一対のエンボスロール間に基材紙10を通して形成することができ、特に、直線形エンボス6,7及び六角形エンボス2を嵩高にする観点からスチールマッチエンボスを使用することが好適である。
この場合、エンボス圧が、10〜80kgf/cm2、好ましくは10〜25kgf/cm2となるようにするのが好適である。エンボス圧が10kgf/cm2未満の場合、六角形エンボス2の長辺3を含む周縁部を鋭角にすることができず拭き取り性が下がるおそれがあり、80kgf/cm2超過の場合、直線形エンボス6,7及び六角形エンボス2の形成時に基材紙10が破断するおそれがある。
一対のエンボスロールに関しては、直線形エンボス6,7が格子パターン状に、六角形エンボス2が亀甲パターン状が付与された金属ロールと弾性ロールとの組み合せが好適である。この場合、弾性ロールは、その表面のショア硬度(Shore hardness)が、A30〜A90であるのが好適である。ショア硬度がA30未満の場合、つまり弾性ロール表面がやわらかい場合、基材紙10が破断するおそれがあり、A90超過の場合、つまり弾性ロール表面が硬い場合、直線形エンボス6,7及び六角形エンボス2が基材紙10に形成できず、基材紙10を構成する薄基材紙を積層できないおそれがある。
以上のようにして直線形エンボス6,7及び六角形エンボス2が形成された基材紙10は、既知の方法に従って、インターフォルダ等により積層し折り畳んだり、巻き取ったりして製品とする。
以下に、本発明に係る参考例を示して本発明に係る産業用ワイプの六角エンボスに係る効果を明らかにする。
参考例及び比較例に示される産業用ワイプにおいて、エンボスの種類は六角形、エンボスピッチは6mm、エンボス深さは1.1mm、テーパー角度は60度、プライ数(薄基材紙の枚数)は4、密度は47g/cm3、エンボス加工前の表面積に対するエンボス加工後の表面積の割合は160%、とそれぞれなっている。
〔引張強度〕
JIS P 8113に準じて評価した。
なお、引張強度[CN/25mm]が、5500超過の場合「◎」、5000〜5500の場合「○」、4500〜5000の場合「△」、4500未満の場合「×」とした。
〔吸水量〕
資料(寸法:横315mm×縦405mm)から10cm角に裁断し、表面と裏面を交互に4枚重ねした状態で水に3分間つけて取出し、網状の水平台の上に30秒放置した後の重量を測定し、増加重量を算出した。
なお、吸水量[g/m2]が、750超過の場合「◎」、650〜750の場合「○」、550〜650の場合「△」、550未満の場合「×」とした。
〔紙粉量〕
それぞれ4つ折りにされた315mm×405mmの産業用ワイプ50枚を、ビニール袋に収容して、このビニール袋を10回振った後、ビニール袋内の産業用ワイプを全て取出し、ビニール袋内部に残留した紙粉の重量を測定した。
なお、紙粉量[mg]が、5未満の場合「◎」、5〜10の場合「○」、10〜15の場合「△」、15超過の場合「×」とした。
Figure 0005302434
表1に示すとおり、参考例1〜4は、引張強度、吸水量、紙粉量に関して高い評価になったのに対し、比較例1は、引張強度、紙粉量に関する評価が低かった。
以上のことから、本発明に係る産業用ワイプは、引張強度、吸水量、紙粉量に優れることが確認できた。
本発明は、産業製品や産業製品用の部品に付着した水分、油分、塵等を拭き取る紙製品に利用可能である。
本発明の参考形態の産業用ワイパーのエンボスパターンを示す図である。 図1のA−A断面の拡大図である。 本発明の実施形態の産業用ワイパーのエンボスパターンを示す図である。 従来の産業用ワイパーのピンエンボスパターンを示す図である。 従来の産業用ワイパーのディンプル状エンボスパターンを示す図である。
1…産業用ワイプ、2…六角形エンボス、3…凹部、4…長辺、5…角部、6,7…直線形エンボス、8…格子部、20…ピンエンボス、30…ディンプルエンボス
EL…長手方向長さ、EW…幅方向長さ、ED…深さ、Eθ…テーパー角度、T…厚さ
PL…長手方向ピッチ、PW…幅方向ピッチ、θ…交差角度
LW…幅、LD…深さ、LP…エンボスピッチ、Lθ1,2…交差角度

Claims (3)

  1. 針葉樹クラフトパルプ及び広葉樹クラフトパルプを原料繊維とし、針葉樹クラフトパルプと広葉樹クラフトパルプとの配合質量比が100/0〜70/30とされており、フリーネスが450〜650ccであり、乾燥紙力増強剤が0〜30.0kg/tの割合で内添されており、湿潤紙力増強剤が10.0〜30.0kg/tの割合で内添されている、紙料を抄紙して成る基材紙から構成されており、
    厚さが1000〜1700μmであり、
    クレープ率が20〜40%であり、
    直線形エンボスが、格子パターンを成すよう複数形成されており
    格子パターンによって囲まれるそれぞれの格子部に、六角形エンボスが、亀甲パターンを成すよう複数形成されており、
    六角形エンボスの長手方向長さは、幅方向長さに対し125〜200%と長く、
    六角形エンボスの深さは、0.8〜1.7mmであり、
    六角形エンボスの長辺は、隣接する六角形エンボスの長辺に対向せず、
    六角形エンボスの長辺の角部は、隣接する六角形エンボスの長辺の角部にそれぞれ対向し、
    六角形エンボスの長手方向の延在方向と基材紙の横方向との交差角度は、0〜80度である、
    ことを特徴とする産業用ワイプ。
  2. 六角形エンボスの長手方向ピッチが4〜10mm、幅方向ピッチが2〜5mmであり、
    六角形エンボスのテーパー角度が40〜65度であり、
    六角形エンボスを形成した後の表面積が、六角形エンボスを形成する前の表面積に対し120〜170%である、請求項1記載の産業用ワイプ。
  3. 基材紙が、複数の薄基材紙が積層されて形成されている、請求項1又は2記載の産業用ワイプ。
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