JP5301866B2 - 産業用ワイパー - Google Patents

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本発明は、各種産業における製品、部品等に付着した塵・埃・水分・油分の拭き取り用に用いられる産業用ワイパーに関する。
各種の産業用製品やこれに用いる部品に付着した塵・埃・水分・油分の拭き取り用途に適した産業用ワイパーが知られる。
この産業用ワイパーにおいては、水分や油分の拭き取り性に加えて、紙粉(リント)の発生が少ないことが求められ、その拭き取り性能を高めるべく、複数枚を重ねるとともにこれらをエンボスによって一体化したプライ構造とすることが行われている。
ところで、一般的に紙には縦方向、横方向の配向性があり、縦方向の引張り強度と比較して横方向の引張り強度が弱いことが知られる。
そして、従来の産業用ワイパーでは、この縦横方向における引張り強度の相違に起因して、製品に付着した汚れを拭き取る際に、その拭き取り方向が縦方向に沿っているか、横方向に沿っているかによって、拭き取り性に差が生じることがあった。
また、特に、拭き取り対象物に当接させ、手で押さえて横にスライドさせる一般的な拭き取り操作を行ったときに、拭き取り方向(スライド方向)が、紙の横方向に沿う場合には、当接面に皺が発生し、そのような皺の間に入り込んだ塵、液等がワイプの繊維に吸収されず拭き取りが不完全となることがあった。
特開2006−143254 特開2005−143523 特開平8−134764
そこで、本発明の主たる課題は、拭き取り方向による拭き取り性能の差が小さく、しかも拭き取り性能自体も向上された産業用ワイパーを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
クレープ紙である基材紙が複数枚積層された産業用ワイパーであって、
パルプとしてLBKP(広葉樹クラフトパルプ)を10〜50重量%、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)を50〜90重量%含み、
2〜5プライであり、紙厚が380〜480μmであり、1プライ当たりの坪量が15〜30g/m 2 であり、
複数枚の積層された基材紙をプライ構造にする、エンボスロールに押されて形成されるエンボスを有し、そのエンボスが、延在方向が抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向と30〜60度の角度をなす凹エンボスラインと、エンボスロールに押されて形成される延在方向が、抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向と120〜150度の角度をなす凹エンボスラインとが、それぞれ所定間隔で平並設されて格子状をなし、
かつ、凹エンボスラインは、幅が0.5〜3.0mmであり、かつ、隣接するエンボスライン間の間隔が5〜45mmであり、
縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)が4.5以下であることを特徴とする産業用ワイパー。
<請求項2記載の発明>
クレープ紙である基材紙が複数枚積層された産業用ワイパーであって、
パルプとしてLBKP(広葉樹クラフトパルプ)を10〜50重量%、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)を50〜90重量%含み、
2〜5プライであり、紙厚が380〜480μmであり、1プライ当たりの坪量が15〜30g/m 2 であり、
複数枚の積層された基材紙をプライ構造にする、エンボスロールに押されて形成されるエンボスを有し、そのエンボスが、一定方向に延在する凹エンボスラインが、所定間隔で平並設されたエンボスであり、その凹エンボスラインの延在方向と、抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向との交差角が30〜60度又は120〜150度であり、
かつ、凹エンボスラインは、幅が0.5〜3.0mmであり、かつ、隣接するエンボスライン間の間隔が5〜45mmであり、
縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)が4.5以下であることを特徴とする産業用ワイパー。
<請求項記載の発明>
前記凹エンボスラインは、単位エンボス凹部が所定間隔で並んで形成される破線状のエンボスラインである請求項1又は2記載の産業用ワイパー。
<請求項記載の発明>
前記単位凹エンボスの長さが5mm以上であり、単位凹エンボス間の間隔が5〜30mmである請求項4記載の産業用ワイパー。本発明では、単位凹エンボスの長さは、特に、好ましくは15mm以上であるのがよい。
<請求項5記載の発明>
JIS P 8113に準じて測定された、縦方向の引張り強さが1500〜6000cN/25mmであり、横方向の引張り強さが500〜2500cN/25mmである請求項1〜4の何れか1項に記載の産業用ワイパー。
<請求項6記載の発明>
請求項1〜5の何れか1項に記載の複数の産業用ワイパーが、縦方向が相違するようにして重ね合わせられている、ことを特徴とする産業用ワイパー。
本発明では、特に、縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)は3.5以下であるのがよい。
以上の本発明によれば、拭き取り方向による拭き取り性能の差が小さく、しかも拭き取り性能自体も向上された産業用ワイパーが提供される。
次いで、本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。
<構造>
本発明における産業用ワイパー1は、複数枚の積層された基材紙がエンボスによってプライ構造とされている。
本発明においては、その積層数(プライ数)は2〜5プライ、特には3又は4プライであるのがよい。5プライを超えると拭き取り操作時にプライ間でズレが生じて皺が発生し、拭き取り性が低下する。
<エンボス>
他方、本発明の産業ワイパー1では、基材紙同士をプライ接合するためのエンボスとして、延在方向E1が基材紙の横方向と30〜60度の交差角αをなして交わる凹エンボスライン10と、延在方向E2が基材紙の横方向と120〜150度の交差各βをなして交わる凹エンボスライン11とが、それぞれ所定間隔で平並設されて格子状なすエンボスが、採用される。
図1に示される例では、延在方向が基材紙の横方向と45度の交差角をなして交わる凹エンボスライン10と、延在方向が基材紙の横方向と135度の交差各をなして交わる凹エンボスライン11とで構成されている。
なお、基材紙の横方向とは、抄造時における流れ方向に直交する方向である。この横方向は、一般的にはCD方向とも言われる。また、この横方向と直交する方向を本明細書においては縦方向という。この縦方向は一般的にはMD方向とも言われる。
ここで、前記凹エンボスライン10,11の幅L1は0.5〜3.0mm、好ましくは、0.8〜1.2mmとするのがよい。幅L1が0.5mm未満であると十分なプライ接合が困難となり、3.0mmを超えるとエンボスによる拭き取り向上効果が十分とならない場合がある。
隣接する凹エンボスライン10,10間又は11,11間の間隔L2は、好適には5〜45mm、より好適には15〜40mmである。隣接する凹エンボスライン間の間隔L2が、10mm未満であると、面積率が低下し、拭き取り性能が低下する。45mmを超えるとエンボスラインが少なすぎて拭き取り性能の向上が望めない。
凹エンボスライン10,11の深さに関しては、基材紙の紙厚及びプライ数に応じて適宜さだめればよい。特に4プライとするのであれば、1〜2mmとするのが望ましい。
ここで、本発明における凹エンボスライン10,11とは、必ずしも直線状である必要はなく、例えば、図2に示すように、拡狭が連続しつつ一定方向に向かって線状に延在するものであってもよい。(図2中においては、円形部分が非エンボス凹部である。)
また、前記凹エンボスラインは、例えば、単位凹エンボス20が直線状一列に並んで形成される破線状エンボスライン10であってもよい。図3に示す本発明にかかるエンボス例は、交差角が45度の破線状エンボスライン10と交差角度135度の破線状エンボスライン11とで構成される例である。
凹エンボスラインを破線状エンボスラインとするのであれば、好適には、図4に示されるように、単位凹エンボスの長さL3は5mm以上、単位凹エンボス間の間隔L4は5mm未満とするのが望ましい。
単位凹エンボスの長さL3が5mm未満であると繊維接合が不十分となり強度の向上が望めない。となる。さらに、単位凹エンボス間の間隔L4が5mmを超えるとプライ接合が不十分となるおそれが高まる。なお、図示例では破線状エンボスラインの単位凹エンボスが矩形であるが、円形であってもよい。従って、例えば図2と同様の平面視であって、円形部分が凹エンボスである形態も本発明に含まれる。
他方、本発明の産業用ワイパー1では、一定方向に延在する凹エンボスライン10が、所定間隔で平並設され、その凹エンボスラインの延在方向E1と前記基材紙の横方向との交差角が30〜60度又は120〜150度であるエンボスも採用される。
この例は図5に示す。図5に示される例は、凹エンボスライン10の延在方向E1と基材紙の横方向とが45度の交差角αをなして交わる例である。このような、格子状としない場合においても、凹エンボスライン10は、一直線状に限られない。従って、図6に示すような、波線状でありつつ一定方向に延在する凹エンボスライン10とすることができる。もちろん波の高さは限定されないが、10mm以下とするのがよい。図示はしないがジグザグ状であってもよい。もちろん、このような波線の凹エンボスラインを格子状に配してもよい。
上述のエンボスの付与方法は、例えば、一対のエンボスロール間に基材紙を通して付与することができる。この場合、エンボス圧が、5〜50kg/cm、好ましくは10〜25kg/cmとなるようにするのが望ましい。エンボス圧が低すぎると、エンボスが鮮明になるとの効果が、十分に発揮されないおそれがある。他方、エンボス圧が高すぎると、加工時に破断するおそれがある。また、強度低下のおそれもある。
一対のエンボスロールに関しては、エンボスパターンが付与された金属ロールと弾性ロールとの組み合せが好ましく、この場合、弾性ロールは、その表面のショア硬度(Shore hardness)が、A30〜A90であるのが好ましい。ショア硬度が低すぎると、つまり弾性ロール表面がやわらかすぎると、基材紙が破断するおそれがある。他方、ショア硬度が高すぎると、つまり弾性ロール表面が硬すぎると、エンボスが入らなくなるおそれがある。
以上のようにしてエンボスが付与された基材紙は、既知の方法に従って、インターフォルダ等により積層し折り畳んだり、巻き取ったりすればよい。
<基材紙>
本発明の産業用ワイパーは、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)を含む。好適には、前記基材紙は、パルプとしてLBKP(広葉樹クラフトパルプ)を10〜50重量%好ましくは10〜30重量%、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)を50〜90重量%好ましくは70〜90重量%含む。
製造は、NBKP及びLBKPを含む抄造原料を既知のクレープ紙製造に基づいて抄造することができる。
NBKP、LBKP以外の構成繊維としては、ケナフパルプ、マニラ麻等の非木材パルプ、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維等の合成繊維が例示できる。
基材紙の坪量(JIS P 8124:1998)は、1プライあたり、15〜30g/m2、好ましくは18〜23g/m2であるのがよい。15g/m2未満であると、十分な吸液量を発現させることが困難となる。また、30g/m2を超えると、厚すぎて操作性が悪くなり、特に細かい部品・部分の拭き取りがしにくいものとなる。
加えて、この産業用ワイパーは、厚さ(尾崎製作所製ピーコックにより測定)が、380〜480μm、好ましくは400〜460μmであるのがよい。厚さが380μm未満であると薄すぎて、拭き取り時に汚れ・汚液が裏抜けしやすく十分な拭き取り性能を得ることが難しくなり、また、皺も発生しやすくなる。480μmを超えると厚すぎて操作性が悪くなり、特に細かい部品・部分の拭き取りがしにくいものとなる。
<引張り強さ>
他方、本発明の産業用ワイパーは、JIS P 8113に準じて測定された、縦方向の引張り強さが1500〜6000cN/25mmであり、好ましくは2500〜4500cN/25mmであり、横方向の引張り強さが500〜2500cN/25mmであり、好ましくは1000〜2500cN/25mmである。
縦方向の引張り強さが、1500cN/25mm未満であると、全体的な強度が低く、拭き取り時に破れが生じる可能性がある。
また、横方向の引張り強さが、500cN/25mm未満であると、横方向に拭いた際に破れが生じる可能性がある。
さらに、本発明の産業用ワイパーは、上記の縦横の引張り強さに加えて、縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)=4.5以下であるのが望ましく、好適には3.5以下である。製造の容易さ等を考慮すれば、1.5〜3.0が特に望ましい。比が4.5を超えると、縦方向の沿って拭き取り操作をしたときと、横方向に沿って拭き取り操作をしたときの拭き取りの差が大きい現象が発現しやすくなる。なお、比を1.5未満とするのは製造上困難である。
<その他>
本発明の産業用ワイパーにおいては、図7に示されるように、上記説明の産業用ワイパー1自体を複数、さらに横方向自体が交差するようにして、好ましくは90度で交差するようにして、重ね合わせた構造とすることができる。
この場合、横(縦)方向が90度となるようにして重ねた各ワイパー同士は、エンボス接合するのがよい。好ましくは、本願発明にかかるエンボス形態によってプライ接合されているのがよい。
次いで、本発明の実施例、比較例について、乾燥引張り強さ、乾燥引張り強さの縦横比、耐摩耗強度、拭き取り性能を試験した。
本願発明の実施例1は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして図1に示すパターンのエンボスを付与したものである。なお、凹エンボスライン10,10,11,11…の詳細は、L1=1mm、L2=19mmである。
本願発明の実施例2とは、図1と同様のエンボスパターンでL2=38mmとした例である。
本願発明の実施例3は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして、図2に示す、幅が拡狭しつつも一定方向に延在する凹エンボスラインが格子状に配されたパターンのエンボスを付与したものである。
本願発明の実施例4は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして、図3に示すパターンのエンボスを付与したものである。この例は、45度の交差角を有する破線状エンボスライン10,10…と、135度の交差角の破線状エンボスライン11,11…とが配されている。
本願発明の実施例5は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして、図5に示すパターンのエンボスを付与したものである。L1=1mm、L2=19mmである。
本願発明の実施例6は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして、図6に示す波線状の凹エンボスラインによるエンボスを付与したものである。
比較例1は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして図8に示すパターンのエンボスを付与したものである。所謂ピンエンボスであり、直径0.25φmmの円形単位凹エンボス30,30…を、横方向に3.0mm間隔、縦方向に6.0mmの間隔で配したものである。
比較例2は、坪量20g/m2の基材紙を4枚重ねとして図9に示すパターンのエンボスを付与したものである。本比較例は、破線状エンボスラインが紙の縦方向に沿って(横方向との交差角が90度)配されていること以外は、L1〜L4において実施例1と同様である。
試験方法は、次記のとおりであり、試験の結果は表1に示す。
[乾燥引張り強さ、縦横比及び残存率]
JIS P 8113に準じて測定し、計算により縦横比及び残存率を算出した。
[耐摩耗強度(乾燥時)]
学振形摩擦堅ろう度試験機(東洋精機製作所社製)を用い、JIS P 8136に準じて試験を行なった。
[水の拭き取り性能(乾燥時)]
表面平滑な水平台(一般に使われる実験台、天板材質:セグラン、セルロン)上に常温の水をマイクロピペットで250μl滴下し、各例に係る試料(寸法:横315mm×縦405mm)を4つ折りにし、500gのおもりを載せた状態で水平台上を約1秒間でスライド移動させて、上記滴下した水を拭き取る操作を行う。評価は、水分の拭き取り良好であるか否かを目視にて確認し、4段階評価(◎よく拭き取れる、○普通に拭き取れる、△拭き残しが確認できる。×十分に拭き取りができたとは言い難い)で評価した。
Figure 0005301866
表1に示されるとおり、本発明の各実施例については、引張強さ縦横比が小さくなっており、拭き取り性に関しても、縦方向、横方向の双方において十分な拭き取り性が確認できた。
それに対して、比較例1〜2は縦横比が大きく、縦方向と横方向との拭き取り性に差が確認された。
以上のとおり、本発明の産業用ワイパーは、縦方向、横方向における拭き取り性の差が小さく、いずれの方向に沿って拭き取り操作が行われても、良好な拭き取り性を示すことが確認できた。
従って、本発明によれば、拭き取り方向による拭き取り性能の差が小さく、しかも拭き取り性能自体も向上された産業用ワイパーが提供される。
本発明は、産業製品や産業製品用の部品に付着した水分、油分、塵等を拭き取るワイパーに利用可能である。
本発明の実施の形態の産業用ワイパーの第1のエンボス例を示す図である。 本発明の実施の形態の産業用ワイパーの第2のエンボス例を示す図である。 本発明の実施の形態の産業用ワイパーの第3のエンボス例を示す図である。 第3のエンボス例にかかる破線エンボスラインを説明するための図である。 本発明の実施の形態の産業用ワイパーの第4のエンボス例を示す図である。 本発明の実施の形態の産業用ワイパーの第5のエンボス例を示す図である。 本発明の他の実施の形態の産業用ワイパーを説明するための図である。 比較例1のエンボスパターンを説明するための図である。 比較例2のエンボスパターンを説明するための図である。
1…産業用ワイパー、10,11,12…凹エンボスライン(破線状エンボスライン)、20…単位凹エンボス、30…円形単位エンボス、L1…凹エンボスラインの幅、L2…隣接する凹エンボスライン間の間隔、L3…単位凹エンボス間の長さ、L4…単位凹エンボス間の間隔、E1,E2…凹エンボスラインの延在方向、α,β…凹エンボスラインと基材紙の縦方向との交差角度。

Claims (6)

  1. クレープ紙である基材紙が複数枚積層された産業用ワイパーであって、
    パルプとしてLBKP(広葉樹クラフトパルプ)を10〜50重量%、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)を50〜90重量%含み、
    2〜5プライであり、紙厚が380〜480μmであり、1プライ当たりの坪量が15〜30g/m 2 であり、
    複数枚の積層された基材紙をプライ構造にする、エンボスロールに押されて形成されるエンボスを有し、そのエンボスが、延在方向が抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向と30〜60度の角度をなす凹エンボスラインと、エンボスロールに押されて形成される延在方向が、抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向と120〜150度の角度をなす凹エンボスラインとが、それぞれ所定間隔で平並設されて格子状をなし、
    かつ、凹エンボスラインは、幅が0.5〜3.0mmであり、かつ、隣接するエンボスライン間の間隔が5〜45mmであり、
    縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)が4.5以下であることを特徴とする産業用ワイパー。
  2. クレープ紙である基材紙が複数枚積層された産業用ワイパーであって、
    パルプとしてLBKP(広葉樹クラフトパルプ)を10〜50重量%、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)を50〜90重量%含み、
    2〜5プライであり、紙厚が380〜480μmであり、1プライ当たりの坪量が15〜30g/m 2 であり、
    複数枚の積層された基材紙をプライ構造にする、エンボスロールに押されて形成されるエンボスを有し、そのエンボスが、一定方向に延在する凹エンボスラインが、所定間隔で平並設されたエンボスであり、その凹エンボスラインの延在方向と、抄造時における流れ方向に直交する方向である基材紙の横方向との交差角が30〜60度又は120〜150度であり、
    かつ、凹エンボスラインは、幅が0.5〜3.0mmであり、かつ、隣接するエンボスライン間の間隔が5〜45mmであり、
    縦方向の引張り強さと横方向の引張り強さの比が、(縦方向の引張り強さ)/(横方向の引張り強さ)が4.5以下であることを特徴とする産業用ワイパー。
  3. 前記凹エンボスラインは、単位エンボス凹部が所定間隔で並んで形成される破線状のエンボスラインである請求項1又は2記載の産業用ワイパー。
  4. 前記単位凹エンボスの長さが5mm以上であり、単位凹エンボス間の間隔が5〜30mmである請求項4記載の産業用ワイパー。
  5. JIS P 8113に準じて測定された、縦方向の引張り強さが1500〜6000cN/25mmであり、横方向の引張り強さが500〜2500cN/25mmである請求項1〜4の何れか1項に記載の産業用ワイパー。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の複数の産業用ワイパーが、縦方向が相違するようにして重ね合わせられている、ことを特徴とする産業用ワイパー。
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