JP5299705B2 - 警光灯 - Google Patents

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Description

本発明は、警光灯に関する。
警光灯には、例えば、緊急用車両等に設置され、回転閃光等の警告信号を発するものがある。このような警光灯は、具体的には、基台に取り付けられた回転灯と、回転灯からの光を反射する反射板とを有している(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許文献1では、車両のルーフ上に設置される警光灯において、反射板にスリットを形成することが提案されている。具体的には、警光灯は、回転灯からの距離が異なる第1および第2の反射板を有している。回転灯に近い側にある第1の反射板にスリットを形成する。このスリットを通った回転灯光が、回転灯から遠い側にある第2の反射板に照射される。回転灯光は、第1および第2の反射板により反射される。
特許文献2では、車両の側面に設置される警光灯において、第1の回転灯からの光を反射する第1の反射板と、第2の回転灯からの光を反射する第2の反射板とを、上下方向にずらして配置することが提案されている。
実開昭63−63903号公報 特開2001−23401号公報
ところで、緊急用車両等のルーフ上に設置される警光灯には、車両の高速走行時の空気抵抗を抑制するために、V字型の基台を有した薄型のタイプがある。このタイプの基台は、中央部と、この中央部から左右斜め後方に向けて延びる左右一対の翼部を有する。翼部には、回転灯と、反射板とが配置されている。また、中央部には、スピーカが配置されている。警光灯の高さが規制された薄型の警光灯では、スピーカが配置された基台の中央部に、高さが高い回転灯は配置できない。その結果、後方から見たときの警光灯の中央部の視認性が低くなる傾向にある。
また、薄型の警光灯の視認性を高めるために、特許文献1,2の反射板を利用した技術を適用することが考えられる。しかし、特許文献1では、1つの回転灯から一方向に照射された光を分けて第1および第2の反射板で反射するので、各反射板での光が弱くなり、視認性を十分に向上させることができない。また、特許文献2は、薄型の警光灯に適用できない。
さらに、警光灯の製造コストを低減したいという要請もある。
そこで、本発明の目的は、後方から見たときの中央部の視認性を向上できる安価な警光灯を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の警光灯は、中央部および上記中央部からそれぞれ斜め後方へ延設され上記中央部よりも低位の左右一対の翼部を含むV字型の基台と、上記各翼部の延設端に支持され回転放光する回転灯ユニットと、上記回転灯ユニット側へ放光するように上記各翼部の基端に固定され、複数のLEDを含む固定灯ユニットと、上記各翼部において上記回転灯ユニットおよび上記固定灯ユニットの間に配置され、固定灯光を前方および後方にそれぞれ反射する第1および第2の反射板と、上記各翼部において上記第2の反射板よりも後方に配置され、複数のスリットを含む第3の反射板と、上記各翼部において、少なくとも一部が上記固定灯ユニットの後方に配置された第4の反射板と、を備え、上記第3の反射板は、回転灯光を反射させる回転灯光反射面と、上記固定灯光を反射させる固定灯光反射面とを表裏に有し、上記固定灯光が上記第3の反射板の上記固定灯光反射面を介して上記第4の反射板で反射されてなる反射光と、上記回転灯光が上記第3の反射板の上記スリットを通して上記第4の反射板で反射されてなる反射光とを重ね合わせて後方へ照射するようにしてあることを特徴とする警光灯である。
本発明によれば、回転灯ユニットにより、周囲の広い範囲からの視認性を高めることができる。また、固定灯ユニットと第1から第4の反射板とにより、前方および後方の視認性をより一層高めることができる。さらに、第4の反射板は、基台の中央部に近接して配置され、且つ回転灯光および固定灯光を重ね合わせて後方に反射できる。従って、後方からの警光灯中央部の視認性を向上することができる。また、回転灯光および固定灯光を、構造の簡素な共通の第4の反射板で反射させるので、製造コストを安価にできる。
また、本発明において、上記固定灯ユニットは、上記複数のLEDから放射された光を反射することにより平行光にする反射鏡を含む場合がある。この場合、LEDの照射方向の指向性が高い場合であっても、固定灯光を周囲から見たときに、面状に視認できる。従って、視認性をより一層高めることができる。
また、本発明において、上記第4の反射板で反射された反射光が点滅して見えるように、上記固定灯ユニットの点滅の点灯タイミングと上記回転灯ユニットの回転灯光が上記スリットを通る通過タイミングとの少なくとも一方を制御することにより、点灯タイミングと通過タイミングとを互いに同期させる制御部を備える場合がある。この場合、後方からみたときに、第4の反射板からの反射光が、点滅して見えるので、視認性をより一層高めることができる。
本発明の一実施形態の警光灯の正面図である。 図1の警光灯の平面図である。 図1の警光灯の後面図である。 図1の警光灯の平面視での模式図であり、回転灯光の照射状態を示す。 図1の警光灯の平面視での模式図であり、第1の固定灯光の照射状態を示す。 図1の警光灯の平面視での模式図であり、第2の固定灯光の照射状態を示す。 図1の警光灯の平面視での模式図であり、警光灯中央部から後方への光の照射状態を示す。 制御部のタイミングチャートである。
以下では、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、緊急用車両等のルーフに取り付けられる警光灯に則して説明する。なお、本実施形態の警光灯を、例えば、看板や装置等に固定して用いることも考えられる。
図1は、本発明の一実施形態の警光灯の正面図である。図2は、図1の警光灯の平面図である。図3は、図1の警光灯の後面図である。先ず、図1および図2を参照して、警光灯1は、車両のルーフ2に設置されている。警光灯1は、一方向に長い外形を有している。警光灯1の長手方向X1が車両の幅方向(左右方向に相当する。)に沿った状態で、警光灯1は、複数、例えば、2つの取付金具3を介してルーフ2に固定されている。警光灯1は、全周に向けて光を放光することができる。
なお、以下では、警光灯1の長手方向X1を車両の左右方向に沿わせた状態で、警光灯1を車両に取り付けた場合に則して、方向を説明する。また、後方は、真後ろに向く方向と、真後ろに向く方向に対して微小な角度で傾斜する方向とを含む。また、前方も同様である。また、各図には、必要に応じて前方F1、後方B1、上下方向Z1等を矢印で図示した。
警光灯1は、基台5と、基台5の上部を覆う透光性のグローブ6と、回転放光する回転灯ユニット7と、光の照射方向A1が固定された第1の固定灯ユニット8と、光の照射方向A2が固定された第2の固定灯ユニット9と、第1の反射板11と、第2の反射板12と、第3の反射板13と、第4の反射板14と、第5の反射板15と、第6の反射板16と、第7の反射板17とを有している。
第1〜第4の反射板11,12,13,14は、第1の固定灯ユニット8からの光(以下、第1の固定灯光ともいう。)を反射する。第3〜第5の反射板13,14,15は、回転灯ユニット7からの光(以下、回転灯光ともいう。)を反射する。また、第6および第7の反射板16,17は、第2の固定灯ユニット9からの光(以下、第2の固定灯光ともいう。)を前方F1へ反射する。
また、警光灯1は、回転灯ユニット7および第1および第2の固定灯ユニット8,9を制御する制御部19を有している。制御部19は、基台5に取り付けられていてもよいし、基台5とは別に、例えば、車両の乗員室内に設置されてもよい。また、警光灯1は、所望の音を発するためのスピーカ20を有している。
警光灯1は、左右対象に構成されている。具体的には、基台5およびグローブ6は、左右対称に形成されている。回転灯ユニット7と、第1の固定灯ユニット8と、第2の固定灯ユニット9と、第1〜第7の反射板11,12,13,14,15,16,17とは、それぞれ左右対称に一対で配置されている。以下では、左右方向に関しての警光灯1の一方の側の部分に則して説明するが、他方の側の部分についても同じである。
基台5は、中央部22と、この中央部22からそれぞれ斜め後方へ延設され中央部22よりも低位の左右一対の翼部23とを含んでいる。基台5は、平面視でV字型をなす。各翼部23は、基端24と、延設端25とを有している。各翼部23の基端24が中央部22に固定されている。また、各翼部23の下面に、取付金具3が固定されている。各翼部23の上面は、中央部22の上面よりも低く形成されている。
グローブ6は、基台5の上面と、回転灯ユニット7と、第1の固定灯ユニット8と、第2の固定灯ユニット9と、第1〜第7の反射板11,12,13,14,15,16,17と、スピーカ20のスピーカドライバ27とを覆っている。グローブ6は、透光性部材により形成されている。グローブ6は、回転灯ユニット7および第1および第2の固定灯ユニット8,9から発せられた光を、周囲に透過することができる。
スピーカ20は、入力された電気信号に応じて音を発するスピーカドライバ27と、スピーカドライバ27からの音を増幅するスピーカホーン28とを有している。スピーカドライバ27は、基台5の中央部22の上面における後半部に配置されている。スピーカホーン28は、基台5の中央部22の下面に固定されている。スピーカドライバ27は、コイル、振動板等を含んでいる。スピーカドライバ27は、外部からの電気信号により駆動されて、音を発生させる。スピーカドライバ27およびスピーカホーン28は、ホーン型のスピーカ20を構成している。
回転灯ユニット7は、基台5の各翼部23の延設端25の上面に支持されている。また、第1の固定灯ユニット8は、回転灯ユニット7側へ放光するように各翼部23の基端24の上面に固定されている。第2の固定灯ユニット9は、斜め前方へ向けて放光するように、基台5の中央部22の上面における前半部に固定されている。
図2と図3を参照して、回転灯ユニット7は、光源31と、この光源31の周囲を回転中心軸線35の回りに回転しつつ光源31からの光を反射する反射鏡32と、この反射鏡32を回転させる駆動機構33と、ベース34とを有している。回転灯ユニット7は、その全周にわたり光源31からの光を回転放光する。
光源31には、例えば、少なくとも一つの発光ダイオード(LEDともいう。)が用いられている。反射鏡32は、光源31からの光を所定の照射方向A3,A4に平行光にして反射する。照射方向A3,A4は、回転中心軸線35に直交する方向であり、互いに逆向きの2方向である。ベース34は、光源31を固定するとともに、反射鏡32を回転可能に支持している。反射鏡32の回転中心軸線35は、上下方向に沿って延びている。駆動機構33は、駆動源としての電動モータ(図示せず)を含んでおり、制御部19の制御のもとで、反射鏡32を回転中心軸線35の周りに回転させることができる。反射鏡32が回転するのに伴って、反射鏡32による反射光の照射方向A3,A4が徐々に変化する。これにより、光が水平方向の全周に向けて照射される。
第1の固定灯ユニット8は、光源としての複数の発光ダイオード36(LED36ともいう)と、この光源からの光を所定の照射方向A1に向けて照射する反射鏡37とを含んでいる。LED36は、制御部19の制御のもとで、点滅することができる。反射鏡37は、断面放物線形状に形成されており、複数のLED36から放射された光を反射することにより平行光にする。この平行光は、例えば、水平方向に沿っており、且つ基台5の翼部23が延びる方向X2に平行である。また、反射鏡37と回転灯ユニット7の反射鏡32との少なくとも一部同士が、同じ高さ位置に配置されている。
具体的には、3つのLED36は、横方向(上下方向Z1とは直交する方向に相当する。)に並んで、互いに離隔して配置されている。各LED36は、光軸を有している。この光軸に沿う光が、最も強く放射されるようになっている。LED36の光軸は、反射鏡37の照射方向A1と平行に設定されている。
また、第1の固定灯ユニット8が回転灯ユニット7側へ放光するようにされている。具体的には、平面視で、第1の固定灯光の少なくとも一部が回転灯ユニット7を通るようにされている。ここで、第1の固定灯光は、LED36からの直接光と、この光が反射鏡37により反射されてなる反射光との少なくとも一方を含む。
第1〜第7の反射板11,12,13,14,15,16,17は、それぞれ、表裏の両面に平面状の反射面を形成している。
図4は、図1の警光灯1の平面視での模式図であり、回転灯光の照射状態を示す。図5は、図1の警光灯1の平面視での模式図であり、第1の固定灯光の照射状態を示す。図6は、図1の警光灯1の平面視での模式図であり、第2の固定灯光の照射状態を示す。図7は、図1の警光灯1の平面視での模式図であり、警光灯1の中央部から後方B1への光の照射状態を示す。
図2と図5を参照して、第1の反射板11および第2の反射板12は、各翼部23において回転灯ユニット7および第1の固定灯ユニット8の間に配置されている。第1の反射板11は、第1の固定灯光L21,L22を前方F1に向けて反射する。第2の反射板12は、第1の固定灯光L24を後方B1に向けて反射する。
第3の反射板13は、各翼部23において第2の反射板12よりも後方に配置されている。ここで、「第2の反射板12よりも後方」は、真後ろの位置と、真後ろの位置から左右方向にずれた位置とを含む。第1の固定灯光L25,L26の一部が、第1の反射板11および第2の反射板12を避けて、第3の反射板13に達するようになっている。
図3と図5を参照して、第3の反射板13は、複数のスリット40を含んでいる。第3の反射板13は、回転灯光を反射させる回転灯光反射面41と、第1の固定灯ユニット8の第1の固定灯光を反射させる固定灯光反射面42とを表裏に有している。
回転灯光反射面41は、第3の反射板13の一方の面に形成されており、この面においてスリット40を区画している。固定灯光反射面42は、第3の反射板13の他方の面に形成されており、この面においてスリット40を区画している。
図4を参照して、第3の反射板13の回転灯光反射面41は、回転灯光L31を、斜め後方に向けて反射する。第3の反射板13のスリット40は、回転灯光L32を通す。スリット40を通った回転灯光L32は、第4の反射板14へ向けて照射される。
図5を参照して、第3の反射板13の固定灯光反射面42は、第1の固定灯光L25を、第4の反射板14へ向けて反射する。第3の反射板13のスリット40は、第1の固定灯光L26を通す。スリット40を通った固定灯光L26は、斜め後方へ向けて照射される。
図7を参照して、第4の反射板14の少なくとも一部(本実施形態では、一部)は、各翼部23において、第1の固定灯ユニット8の後方に配置されている。第4の反射板14は、回転灯光L32および第1の固定灯光L25を後方B1へ反射する。具体的には、第1の固定灯光L25が第3の反射板13の固定灯光反射面42を介して第4の反射板14で反射されてなる反射光L2と、回転灯光L32が第3の反射板13のスリット40を通して第4の反射板14で反射されてなる反射光L3とを重ね合わせて後方B1へ照射するようにしてある。
このときの反射光L3の照射方向は、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転に伴って角度範囲D13で変化する。反射光L2と反射光L3とが重ね合わされるとは、回転灯ユニット7の反射鏡32が回転するにつれて、平面視で反射光L2と反射光L3とが互いに平行になるときがあればよい。
図2と図4を参照して、第5の反射板15は、基台5の翼部23の上面において、第1の反射板11に隣接して、第1の反射板11よりも前方に配置されている。第5の反射板15は、回転灯光L33を、斜め前方へ向けて反射する。このときの照射方向は、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転に伴って角度範囲D11で変化する。
また、第3の反射板13および第5の反射板15は、回転灯光を遮る。これにより、回転灯ユニット7の反射鏡32の照射方向A3,A4は、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転に伴って角度範囲D14で変化する。
本実施形態によれば、図4に示すように、回転灯ユニット7により、周囲の広い範囲からの視認性を高めることができる。また、図5に示すように、第1の固定灯ユニット8と第1から第4の反射板11,12,13,14とにより、前方および後方から見たときの視認性をより一層高めることができる。さらに、図7を参照して、第4の反射板14は、基台5の中央部22に近接して配置され、且つ回転灯光L32および第1の固定灯光L25を重ね合わせて後方B1に反射できる。従って、後方からの警光灯1の中央部の視認性を向上することができる。また、回転灯光L32および第1の固定灯光L25を、構造の簡素な共通の第4の反射板14で反射させるので、製造コストを安価にできる。
なお、第3の反射板13のスリット40の幅は、警光灯1を周囲から見るときの通常の距離と比べて格段に小さく、且つ、スリット40は複数ある。また、回転灯光L32および第1の固定灯光L25の照射方向は、通常、単一の方向ではなく、若干の広がりをもっている。その結果、警光灯1の中央部を後方から見るときには、反射光L2と反射光L3とは互いに重なって見えるようになる。従って、反射光L2と反射光L3とは、実質的に重なり合うといえる。
図2を参照して、本実施形態の第1の固定灯ユニット8は、複数のLED36から放射された光を反射することにより平行光にする反射鏡37を含んでいる。この場合、LED36の照射方向の指向性が高い場合であっても、第1の固定灯光を周囲から見たときに、面状に視認できる。従って、視認性をより一層高めることができる。また、LED36の消費電力は少なくて済み、長寿命である。なお、第2の固定灯ユニット9においても同様の効果を得ることができる。
図4を参照して、回転灯ユニット7と第5の反射板15とにより、左右斜め前方から見たときの視認性をより一層高めることができる。
図2と図6を参照して、第2の固定灯ユニット9は、第1の固定灯ユニット8と同じに構成されている。第2の固定灯ユニット9については、第1の固定灯ユニット8との相違点を中心に説明する。第2の固定灯ユニット9の構成については、第1の固定灯ユニット8の対応する構成と同じ符合を付して、説明を省略する。
第2の固定灯ユニット9の反射鏡37は、第2の固定灯ユニット9の光源としての複数のLED36から放射された光を反射することにより平行光にする。この平行光は、斜め前方に向けて照射される。
第6の反射板16および第7の反射板17は、基台5の中央部22の上面における前半部において、第2の固定灯ユニット9に対してその照射方向A2側に配置されている。第6の反射板16は、第2の固定灯光L51を前方F1に向けて反射する。第7の反射板17は、第2の固定灯光L52を前方F1に向けて反射する。
第6の反射板16および第7の反射板17は、横方向に互いに離隔して配置されている。第6および第7の反射板16,17の間を、第2の固定灯光L53が通るようになっている。ここを通る第2の固定灯光L53は、斜め前方に向けて照射される。
第2の固定灯ユニット9と第6の反射板16と第7の反射板17とにより、前方および左右斜め前方から見たときの視認性をより一層高めることができる。
図1と図3を参照して、第1、第3、第5、第6および第7の反射板11,13,15,16,17のそれぞれは、複数のスリット40を有している。また、図示しないが、第2および第4の反射板12,14にスリット40を形成することも考えられる。第1〜第7の反射板11,12,13,14,15,16,17のうちの少なくとも一つが、複数のスリット40を含むことにより、警光灯1の視認性をより一層高めることができる。
スリット40は、当該スリット40が形成された第1〜第7の反射板11〜17の表裏の両面を貫通している。各スリット40は、上下方向に延びており、反射面により区画されている。複数のスリット40は、横方向に並んでいる。
図5を参照して、第1の固定灯光L23は、第1の反射板11のスリット40を通り、斜め後方に向けて照射される。
図4を参照して、回転灯光L34は、第5の反射板15のスリット40を通り、斜め前方へ向けて照射される。このときの照射方向は、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転に伴って角度範囲D12で変化する。
図6を参照して、第2の固定灯光L54は、第6の反射板16のスリット40を通り、斜め前方へ向けて照射される。第2の固定灯光L55は、第7の反射板17のスリット40を通り、斜め前方へ向けて照射される。
図8は、制御部19のタイミングチャートであり、縦軸に回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度D1と、第1の固定灯ユニット8の点灯(ON)および消灯(OFF)に対応する指令信号とを示し、横軸に経過時間tを示す。図7および図8を参照して、制御部19は、第4の反射板14で反射された反射光L2,L3が後方から見たときに点滅して見えるように、第1の固定灯ユニット8の点滅の点灯タイミングt1〜t2,t3〜t4と回転灯ユニット7の回転灯光L32が第3の反射板13のスリット40を通る通過タイミングt5〜t6,t7〜t8との少なくとも一方を制御することにより、上述の点灯タイミングと上述の通過タイミングとを互いに同期させるようにしてある。
これにより、後方から見たときに、第4の反射板14からの反射光L2,L3が、点滅して見えるので、視認性をより一層高めることができる。ここで、点灯タイミングt1〜t2,t3〜t4の少なくとも一部と通過タイミングt5〜t6,t7〜t8の少なくとも一部とが互いに一致すればよい。
具体的には、制御部19は、第1の固定灯ユニット8を所望のタイミングで点滅させることができる。点灯させているタイミングである点灯タイミングを以下のように制御する。回転灯ユニット7の回転灯光が第3の反射板13のスリット40を通る通過タイミングt5〜t6,t7〜t8の中心タイミングt11,t12と、点灯タイミングt1〜t2,t3〜t4の中心t13,t14とを互いに同期させるようにしている。これにより、第4の反射板14で反射された反射光L2,L3が点滅して見える。
また、制御部19は、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度D1を検出することができる。例えば、回転灯ユニット7の駆動機構33の電動モータの出力軸の回転角度が検出される。検出には、電動モータの出力軸の回転角度を検出する角度検出センサ(図示せず)が用いられる。角度検出センサが制御部19に接続されている。または、出力軸の回転角度を所望の角度に制御可能な電動モータとしてのステッピングモータを用い、このステッピングモータを制御部19により制御するようにしてもよい。
回転灯ユニット7の反射鏡32の照射方向A3が真正面に向いたときを、反射鏡32の回転角度D1が0度であるとする。回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度D1が所定角度範囲(例えば、80〜100度および260〜280度)内の値になったとき(上述の通過タイミングt5〜t6,t7〜t8に相当する。)に、回転灯ユニット7の回転光L32が、第3の反射板13のスリット40を介して第4の反射板14に達する。そして、その反射光L3が、後方から視認される。
また、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度D1が所定角度(例えば、90度および270度)になったとき(上述の通過タイミングの中心t11,t12に相当する。)に、回転灯ユニット7の反射鏡32の照射方向A3と、第1の固定灯光L25が第3の反射板13の固定灯光反射面42で反射された反射方向とが、互いに平行になる。その結果、後方から見たときに、回転灯光L32と、第1の固定灯光L25とがともに、第4の反射板14を介して視認される。
また、第1の固定灯ユニット8の点灯周期と、回転灯ユニット7の回転放光の周期(本実施形態では、反射鏡32の回転周期の半分に相当する。)とは、一致している。
具体的には、回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度D1が、90度±45度の範囲内のときと、270度±45度の範囲内のときとにおいて、制御部19は、第1の固定灯ユニット8を点灯させている。上述した角度範囲外に反射鏡32の回転角度D1があるときには、制御部19は、第1の固定灯ユニット8を消灯させている。
なお、上述の点灯タイミングと上述の通過タイミングとが、互いにずれると、例えば、常時点灯しているように見える場合がある。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、他の構成については、上述の実施形態と同様である。
例えば、第4の反射板14を、基台5の中央部22に固定することも考えられる。また、第1、第2、第4〜第7の反射板11,12,14,15,16,17のうちの任意の少なくとも一つの反射板のスリット40を廃止することや、第5〜第7の反射板15,16,17の少なくとも一つを廃止することも考えられる。
また、第1および第2の固定灯ユニット8,9の少なくとも一方を常時点灯させることや、第1および第2の固定灯ユニット8,9の少なくとも一方を回転灯ユニット7の反射鏡32の回転角度とは無関係な任意のタイミングで点滅させることも考えられる。これらの場合には、警光灯1の中央部を後方からみたときには、光の強弱が変化し、その視認性が向上する。また、第2の固定灯ユニット9を廃止することも考えられる。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…警光灯
5…基台
7…回転灯ユニット
8…第1の固定灯ユニット
11…第1の反射板
12…第2の反射板
13…第3の反射板
14…第4の反射板
19…制御部
22…中央部
23…翼部
24…基端
25…延設端
36…LED
37…反射鏡
40…スリット
41…回転灯光反射面
42…固定灯光反射面
F1…前方
B1…後方
L2,L3…反射光
L21〜L25…第1の固定灯光
L31,L32…回転灯光
t1〜t2,t3〜t4…点灯タイミング
t5〜t6,t7〜t8…通過タイミング

Claims (3)

  1. 中央部および上記中央部からそれぞれ斜め後方へ延設され上記中央部よりも低位の左右一対の翼部を含むV字型の基台と、
    上記各翼部の延設端に支持され回転放光する回転灯ユニットと、
    上記回転灯ユニット側へ放光するように上記各翼部の基端に固定され、複数のLEDを含む固定灯ユニットと、
    上記各翼部において上記回転灯ユニットおよび上記固定灯ユニットの間に配置され、固定灯光を前方および後方にそれぞれ反射する第1および第2の反射板と、
    上記各翼部において上記第2の反射板よりも後方に配置され、複数のスリットを含む第3の反射板と、
    上記各翼部において、少なくとも一部が上記固定灯ユニットの後方に配置された第4の反射板と、を備え、
    上記第3の反射板は、回転灯光を反射させる回転灯光反射面と、上記固定灯光を反射させる固定灯光反射面とを表裏に有し、
    上記固定灯光が上記第3の反射板の上記固定灯光反射面を介して上記第4の反射板で反射されてなる反射光と、上記回転灯光が上記第3の反射板の上記スリットを通して上記第4の反射板で反射されてなる反射光とを重ね合わせて後方へ照射するようにしてあることを特徴とする警光灯。
  2. 上記固定灯ユニットは、上記複数のLEDから放射された光を反射することにより平行光にする反射鏡を含む、ことを特徴とする請求項1記載の警光灯。
  3. 上記第4の反射板で反射された反射光が点滅して見えるように、上記固定灯ユニットの点滅の点灯タイミングと上記回転灯ユニットの回転灯光が上記スリットを通る通過タイミングとの少なくとも一方を制御することにより、点灯タイミングと通過タイミングとを互いに同期させる制御部を備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の警光灯。
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