JP5299551B2 - 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造 - Google Patents

光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5299551B2
JP5299551B2 JP2012230615A JP2012230615A JP5299551B2 JP 5299551 B2 JP5299551 B2 JP 5299551B2 JP 2012230615 A JP2012230615 A JP 2012230615A JP 2012230615 A JP2012230615 A JP 2012230615A JP 5299551 B2 JP5299551 B2 JP 5299551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
main surface
optical
optical fiber
inclined surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012230615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013152427A (ja
Inventor
裕紀 安田
浩史 石川
光樹 平野
均 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2012230615A priority Critical patent/JP5299551B2/ja
Priority to US13/727,039 priority patent/US9158067B2/en
Priority to CN201210581349.XA priority patent/CN103185933B/zh
Publication of JP2013152427A publication Critical patent/JP2013152427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5299551B2 publication Critical patent/JP5299551B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4214Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4274Electrical aspects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Description

本発明は、光ファイバを収容する光基板及びその製造方法、ならびに光基板を有する光モジュール構造に関する。
従来、光ファイバを保持する溝を有し、かつ光電変換素子が実装される光実装基板が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光実装基板は、高温加熱で軟化した基板材料に三角柱状の突起部を有する金型を押し付けて形成される。光実装基板には、金型の突起部に対応した形状のガイド溝、及びこのガイド溝の端部におけるテーパ面が形成される。テーパ面には、金属層のメッキ又はミラーの貼り付けによって反射面が形成され、ガイド溝に保持された光ファイバの出射光を受光素子側に反射する。
特開2003−167175号公報
特許文献1に記載の光実装基板は、ガイド溝及びテーパ面の形成に金型を用いるので、製造設備が高コストとなる。
そこで、本発明は、低コスト化を図ることが可能な光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、互いに対向する第1及び第2の主面を有する板状の樹脂からなり、前記第1及び前記第2の主面の間を厚さ方向に貫通するスリット状の光ファイバ収容部が形成された基材と、前記基材の前記第2の主面に形成された金属層と、前記第1の主面に形成された金属からなる配線パターンとを備え、前記基材には、前記光ファイバ収容部の終端に、前記第1の主面に対する傾斜角が鈍角である傾斜面が形成され、前記傾斜面には、前記光ファイバ収容部に収容された光ファイバから光が出射されたとき、その出射光を前記第1の主面側に反射する反射層が形成された光基板を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、板状の樹脂からなる基材の第1の主面に第1の金属層を形成すると共に、前記第1の主面に対向する第2の主面に金属層を設ける第1工程と、前記第1の金属層の一部を帯状に除去する第2工程と、前記第1の金属層を除去した部位に前記第1の主面に対してレーザ光を照射して、前記基材に前記第1及び前記第2の主面の間を厚さ方向に貫通するスリット状の光ファイバ収容部、及び前記光ファイバ収容部の終端における傾斜面を形成する第3工程とを有する光基板の製造方法を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、前記光基板、及び前記光ファイバを伝送媒体とする光信号と電気信号とを変換する光電変換素子を備え、前記光電変換素子は、前記傾斜面を覆うように前記第1の主面に実装された光モジュール構造を提供する。
本発明に係る光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造によれば、低コスト化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る光基板、及びその光基板を備えた光モジュール構造の一構成例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)〜(e)は、光基板の反射部及びその周辺部における形成過程を示す断面図である。 (a)〜(d)は、光基板を第1の主面側から見た反射部及びその周辺部における形成過程を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る光モジュール構造の一例を示す断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係る光モジュール構造の一例を示し、図4のA−A線断面図である。 (a)〜(e)は、第2の実施の形態に係る光基板の反射部及びその周辺部における形成過程を示す断面図である。 (a)〜(b)は、第2の実施の形態に係る光基板を第1の主面側から見た反射部及びその周辺部における形成過程を示す平面図、(c)は(b)のB−B線断面図である。 第2の実施の形態に係る光モジュール構造の一例を示す断面図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る光基板の要部、及び光基板を備えた光モジュール構造の一構成例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
この光基板1は、互いに対向する第1の主面10a及び第2の主面10bを有する板状の基材10を備えている。基材10は、例えばポリイミド等の絶縁性の樹脂からなる。第1の主面10a及び第2の主面10bは互いに平行であり、基材10の厚みは例えば70μmである。図1(a)は、光基板1を第1の主面10a側から見た状態を示している。
また、光基板1は、基材10の第1の主面10aに形成された導電性の金属箔からなる複数の配線パターン2と、第2の主面10bに形成された導電性の金属層3とを備えている。本実施の形態では、金属層3が第2の主面10bの全体に設けられている。複数の配線パターン2の間には、基材10の樹脂表面が露出している。なお、図1では、後述する光電変換素子41及び押え部材8の裏側にあたる配線パターン2を破線で示している。
また、基材10には、第1の主面10a及び第2の主面10bの間を基材10の厚さ方向に貫通し、第1の主面10a及び第2の主面10bに平行に延びるスリット状の光ファイバ収容部100が形成されている。光ファイバ収容部100の一端(終端)には、光ファイバ9を伝送媒体とする光を反射する反射部100aが形成されている。光ファイバ収容部100の他端は基材10の端面(第1の主面10aと第2の主面10bとの間の基材10の端部における側面)に開口している。反射部100aの詳細な構成については後述する。
この光ファイバ収容部100には、光ファイバ9が収容されている。光ファイバ9は、第1の主面10aに貼り付けられた板状の押え部材8により、光ファイバ収容部100から抜け出さないように保持されている。
光基板1の第1の主面10a側には、配線パターン2の上に、光電変換素子41と、光電変換素子41に電気的に接続された半導体回路素子42とが実装されている。光電変換素子41は、電気信号を光信号に変換し、又は光信号を電気信号に変換する素子である。前者の例としては、半導体レーザ素子やLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)等の発光素子が挙げられる。また、後者の例としては、フォトダイオード等の受光素子が挙げられる。光電変換素子41は、基材10側に形成された受発光部410a(図4参照)から、基材10に垂直な方向に光を出射又は入射するように構成されている。
光電変換素子41が電気信号を光信号に変換する素子である場合、半導体回路素子42は、光電変換素子41を駆動するドライバICである。また、光電変換素子41が光信号を電気信号に変換する素子である場合、半導体回路素子42は、光電変換素子41から入力される信号を増幅する受信ICである。
本実施の形態では、光電変換素子41がフリップチップ実装され、本体部410に4つの端子(バンプ)411が設けられている。4つの端子411は、それぞれ配線パターン2に接続されている。また、光電変換素子41は、本体部410が反射部100aに対向する位置に実装されている。
光電変換素子41が電気信号を光信号に変換する素子である場合、反射部100aは、光電変換素子41から出射された光を光ファイバ9の端面側に反射する。また、光電変換素子41が光信号を電気信号に変換する素子である場合、反射部100aは、光ファイバ9から出射された光を光電変換素子41側に反射する。
半導体回路素子42は、本体部420の配線パターン2に向かい合う面の反対側に、複数(図1に示す例では12個)の端子(電極パッド)421が設けられている。それぞれの端子421は、ボンディングワイヤ422によって配線パターン2に電気的に接続されている。また、複数の端子421のうち一部の端子421は、光電変換素子41の端子411が接続された配線パターン2に接続され、これにより半導体回路素子42と光電変換素子41とが電気的に接続されている。
なお、図1では図示を省略しているが、光基板1には、光電変換素子41及び半導体回路素子42の他に、コネクタやIC(Integrated Circuit)、あるいは能動素子(トランジスタ等)や受動素子(抵抗器、コンデンサ等)などの電子部品を実装することが可能である。
次に、図2及び図3を参照して光基板1の製造方法を説明する。
図2(a)〜(e)は、光基板1の反射部100a及びその周辺部における形成過程を示す断面図である。図3(a)〜(d)は、光基板1を第1の主面10a側から見た反射部100a及びその周辺部における形成過程を示す平面図である。
光基板1の製造工程は、基材10の第1の主面10aに第1の金属層21を形成すると共に、第2の主面10bに金属層31を形成する第1工程と、第1の金属層21の一部を帯状に除去する第2工程と、第1の金属層21を除去した部位に第1の主面10aに対して斜めにレーザ光Lを照射して、光ファイバ収容部100、及び光ファイバ収容部100の終端における傾斜面101を形成する第3工程と、傾斜面101及び第1の主面10aの第1の金属層21の上に第2の金属層22を形成する第4工程と、第1及び第2の金属層21,22の一部をエッチングして第1の主面10aに複数の配線パターン2を形成する第5工程とを、少なくとも有している。
本実施の形態ではさらに、第1及び第2の金属層21,22、ならびに第2の主面10b側における金属層31にニッケル(Ni)及び金(Au)のメッキを施す第6工程を有している。以下、第1〜第6工程について、より詳細に説明する。
第1工程では、図2(a)及び図3(a)に示すように、基材10の第1の主面10aの全体に第1の金属層21を、第2の主面10bの全体に金属層31を、例えば接着、蒸着、又は無電解メッキによってそれぞれ形成する。本実施の形態では、第1の金属層21及び金属層31が、主として良導体である銅(Cu)からなる。なお、本実施の形態では、金属層31が第1の金属層21よりも厚く形成されているが、これらの厚みは同じであってもよい。
第2工程では、図2(b)及び図3(b)に示すように、エッチングによって第1の金属層21の一部を帯状に除去する。より具体的には、第1の金属層21を除去する帯状の部分21aを除いて第1の金属層21上にレジスト膜を形成し、エッチングによってレジスト膜が形成されていない部分の第1の金属層21を溶解させる。
第3工程では、図2(c)に示すように、第2工程で第1の金属層21を除去した部位を含む範囲に第1の主面10aに対して斜めにレーザ光Lを照射する。このレーザ光として、より具体的には、例えばエキシマレーザやUVレーザ(紫外線レーザ)を用いることができる。レーザ光Lの照射によって、図2(c)及び図3(c)に示すように、光ファイバ収容部100、及び光ファイバ収容部100の終端における傾斜面101が基材10に形成される。このレーザ光Lの強度は、基材10を照削(光を照射して削ること)し得る強度であるが、第1の金属層21及び金属層31は照削しない強度である。したがって、第1の金属層21が除去された部位のみに光ファイバ収容部100が形成される。
傾斜面101は、レーザ光Lの進行方向に沿って形成される。換言すれば、傾斜面101の第1の主面10aに対する角度を傾斜角θとすると、この傾斜角θに対応する角度で第1の主面10aにレーザ光Lを照射することにより、所望の形状の傾斜面101を形成することができる。傾斜角θは鈍角(θ>90°)であり、本実施の形態では傾斜角θが135°である。すなわち、傾斜面101と第2の主面10bとがなす角度は45°である。
また、第2の主面10bにおける金属層31は、レーザ光Lの照射によって除去されず、光ファイバ収容部100の底面となる。この金属層31は、光ファイバ9(図1に示す)を第2の主面10b側から支持する。
第4工程では、図2(d)に示すように、第3工程で基材10に形成した傾斜面101、及び第1の主面10aに形成された第1の金属層21の全体に、第2の金属層22を形成する。本実施の形態では、第2の金属層22が主として銅(Cu)からなり、例えば無電解メッキによって第1の金属層21及び傾斜面101上に形成される。また、第2の金属層22は、光ファイバ収容部100における金属層31の一方の面(第2の主面10b側の面)にも形成される。
第5工程では、図3(d)に示すように、第1及び第2の金属層21,22の一部をエッチングして、第1の主面10aに複数の配線パターン2を形成する。より具体的には、第1の金属層21及び第2の金属層22を除去する部分を除いて、第2の金属層22上にレジスト膜を形成し、エッチングによってレジスト膜が形成されていない部分の第1の金属層21及び第2の金属層22を溶解させる。このレジスト膜は、傾斜面101に形成された第2の金属層22上にも形成され、傾斜面101における第2の金属層22は除去されずに残る。
第6工程では、図2(e)に示すように、第5工程においてエッチングにより除去されずに残った第2の金属層22及び第2の主面10bにおける金属層31の上にニッケル(Ni)メッキを施してNiメッキ層23,32を形成し、さらにNi層23,32の上に金(Au)メッキを施して金メッキ層24,33を形成する。このニッケルメッキ及び金メッキは、例えば無電解メッキによって行うことができる。
以上の第1〜第6工程により、基材10の第1の主面10aには、第1の金属層21,第2の金属層22,Niメッキ層23,及び金メッキ層24を有する4層構造の金属層からなる配線パターン2が形成される。第1及び第2の金属層21,22を合わせた厚みは例えば5〜25μm、Niメッキ層23の厚みは例えば15μm以下、金メッキ層24の厚みは例えば0.03〜0.5μmである。
また、傾斜面101には、第2の金属層22,Niメッキ層23,及び金メッキ層24を有する3層構造の金属からなる反射層102が形成される。つまり、反射部100aは、傾斜面101上に反射層102を形成して構成されている。
この反射層102は、配線パターン2を形成する工程(第4〜第6工程)で形成された金属層である。配線パターン2と反射層102とは、配線パターン2の最下層に第1の金属層21が形成されている他は、共通の層構成を有している。また、配線パターン2及び反射層102は、その最表面が共に金(金メッキ層24)によりメッキされている。
一方、基材10の第2の主面10bには、金属層31,Niメッキ層32,金メッキ層33を有する3層構造の金属からなる金属層3が形成される。配線パターン2及び反射層102の第2の金属層22は、光ファイバ収容部100において金属層3の金属層31の上に形成されているので、反射層102に連続して形成された配線パターン2と金属層3とは、反射層102によって電気的に接続されている。
本実施の形態では、反射層102に連続して形成された配線パターン2が、接地電位であるグランドパターン2a(図1参照)であり、金属層3の電位は接地電位となる。これにより、基材10の第1の主面10a側に実装された電子部品の動作が安定し、また基材10にスルーホールを形成することにより、第1の主面10a側に実装された図略のICのGND端子を接地電位に接続(接地)しやすくなる。
図4は、本実施の形態に係る光モジュール構造を示す断面図である。この光モジュール構造は、光基板1及び光電変換素子41を備え、光電変換素子41は、傾斜面101を第1の主面10a側から覆うように、第1の主面10aに実装されている。
光ファイバ9は、その一端部が光ファイバ収容部100に収容され、その端面9aが反射層102に面している。光ファイバ9は、コア90の外周に筒状のクラッド層91を有している。図4では、光ファイバ9を伝送媒体とする光の光路LPを一点鎖線で示している。
反射層102は、光ファイバ9(コア90)から光が出射されたとき、その出射光を第1の主面10a側に反射する。光電変換素子41が受光素子である場合、反射層102で反射した光は光電変換素子41の本体部410に設けられた受発光部410aから光電変換素子41内に入射し、光電変換素子41は、この入射光による光信号を電気信号に変換する。
また、光電変換素子41が発光素子である場合、光電変換素子41は、半導体回路素子42から供給される電気信号を光信号に変換し、この光信号を表す光を受発光部410aから出射する。この出射光は、反射層102で反射して、光ファイバ9のコア90に入射し、光ファイバ9を伝搬する。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、以下に示す作用及び効果が得られる。
(1)光ファイバ収容部100は、基材10の厚さ方向に貫通して形成されるので、この光ファイバ収容部100及び傾斜面101をレーザ光の照射によって形成することができる。これにより、例えば金型を用いることなく基材10に光ファイバ収容部100及び傾斜面101を形成することができる。
(2)光ファイバ収容部100は、基材10の厚さ方向に貫通して形成されるので、例えば溝状の収容部に光ファイバを収容する場合に比較して、光基板1を薄く形成することができる。すなわち、光基板1の厚みを光ファイバ9の直径と同等(例えば光基板1の厚みが光ファイバ9の直径の±20%以内)にすることができる。
(3)反射層102は導電性であり、配線パターン2と連続して形成されているので、例えば基材10にスルーホールを設けることなく、配線パターン2と金属層3とを電気的に接続することができる。
(4)基材10の傾斜面101は、レーザ光の照射によって形成されるので、その表面を精度良く平坦な面に形成することができる。これにより、光電変換素子41から出射された光を光ファイバ9に、又は光ファイバ9から出射された光を光電変換素子41に、的確に反射させることが可能となる。
(5)配線パターン2及び反射層102は、その最上層が金メッキされているので、腐食による反射層102における反射率の低下を抑制することができると共に、配線パターン2と光電変換素子41との電気的な接続を良好とすることができる。
(6)反射層102の各層は、配線パターン2を形成する工程で基材10の傾斜面101上に形成される。すなわち、反射層102を形成するための専用の工程が不要であるので、光基板1の製造時間を短縮できると共に、製造コストを低減することができる。
(変形例)
また、第1の実施の形態に係る光基板1は、例えば以下のように変形して実施することも可能である。
図5は、第1の実施の形態の変形例に係る光モジュール構造の一例を示し、図4のA−A線断面図であり、光ファイバ9が光ファイバ収容部100内で固定された状態を示している。
本変形例に係る光モジュール構造は、光ファイバ9の固定方法が第1の実施の形態に係る光モジュール構造とは異なり、それ以外の構成は第1の実施の形態に係る光モジュール構造と共通であるので、同一の機能を有する部材については共通する符号を付し、その重複した説明を省略する。
本変形例では、光ファイバ9は押え部材8を用いず、ハンダ5によって光ファイバ収容部100内に固定されている。より具体的には、ハンダ5が、基材10の第1の主面10aにおける光ファイバ収容部100を挟んだ部位及び光ファイバ収容部100の内面に亘って形成された金属層の最表面(具体的には、金メッキ層24)に固着されることにより、光ファイバ9が光ファイバ収容部100内に固定される。なお、ハンダ5は、少なくとも基材10の第1の主面10aにおける光ファイバ収容部100を挟んだ部位に形成された金メッキ層24に固着し、光ファイバ収容部100の第1の主面側の開口が封止されればよい。
この変形例の場合、別途押え部材8を用意する必要はなく、光基板1を製造する工程の中で光ファイバ9を固定することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について、図6乃至図8を参照して説明する。本実施の形態に係る光基板1の製造工程は、第2工程及び第3工程が第1の実施の形態に係る光基板1の製造工程の第2工程及び第3工程とは異なる。図6乃至図8において、光基板1について説明したものと同一の機能を有する部位については共通する符号を付し、その重複した説明を省略する。
また、本実施の形態では、第1の実施の形態における第1の金属層21に替えて第1の金属層21Aが、第2の金属層22に替えて第2の金属層22Aが、Niメッキ層23に替えてNiメッキ層23Aが、金メッキ層24に替えて金メッキ層24Aが形成される。それぞれの金属層及びメッキ層の材質等は共通である。第1の金属層21A、第2の金属層22A、Niメッキ層23A、及び金メッキ層24Aは、本実施の形態に係る配線パターン2Aを構成する。第2の金属層22Aは、第1の金属層21Aを覆い、その一部は第1の主面10a上に形成されている。また、第2の金属層22Aは、第1の金属層21Aの上から傾斜面101に連続して形成されて反射面102を構成する。Niメッキ層23A及び金メッキ層24Aは、第2の金属層22Aの上に形成されている。
図6(a)〜(e)は、第2の実施の形態に係る光基板1の反射部100a及びその周辺部における形成過程を示す断面図である。図6(a)及び(b)は、第2の実施の形態に係る光基板1を第1の主面10a側から見た反射部100a及びその周辺部における形成過程を示す平面図、(c)は(b)のB−B線断面図である。
本実施の形態の第2工程において、エッチングにより第1の金属層21Aが除去された帯状の部分21Aaは、その長手方向の長さLが第1の実施の形態に係る帯状の部分21aの長手方向の長さよりも長く形成されている。具体的には、第1の金属層21A上に形成されるレジスト膜の面積を第1の実施の形態におけるレジスト膜よりも小さくし、第1の金属層21Aをより長い範囲に亘って溶解させる。
第3工程では、第1の実施の形態と同様に、第1の主面10aに対して斜めにレーザ光Lを照射することにより傾斜面101を形成する。このとき、レーザ光Lを第1の主面10aに照射する領域は、帯状の部分21Aaに面する第1の金属層21Aの端面21Abから帯状の部分21Aaの長手方向に沿って所定の距離Lだけ離間した位置よりも基材10の端面10c側である。つまり、傾斜面101は、その第1の主面10a側の端部が、第1の主面10aにおける第1の金属層21Aの端面21Abから光ファイバ収容部100の長手方向に沿って所定の距離Lをあけた部位に位置する。これにより、端面21Abからの距離が所定の距離L未満である領域には、基材10を照削し得る強度の光は照射されない。
この所定の距離Lは、端面21Abにおける第1の金属層21Aの表面21Acと基材10の第1の主面10aとの間の段差が、傾斜面101に形成された第2の金属層22Aの表面22Aaの平坦度に影響を与えない寸法に設定されている。換言すれば、所定の距離Lは、反射層102に膨出部210(図4参照)が形成されない寸法である。膨出部210は、傾斜面101の第1の主面10a側の端部付近に形成される反射層102の膨らみであり、この端部付近における第1の金属層21の表面と第1の主面10aとの間の段差によって、第1の金属層21の上から傾斜面101に連続して形成される第2の金属層22が盛り上がるように形成されてしまうことに起因するものである。この所定の距離Lは、例えば配線パターン2Aの積層方向の厚みよりも長い寸法である。
帯状の部分21Aaの長手方向の長さLは、所定の距離Lと、帯状の部分21Aaの長手方向に沿った傾斜面101の長さLと、光ファイバ収容部100の長手方向の長さLとを足し合わせた長さとなる(L=L+L+L)。
図8は、第2の実施の形態に係る光モジュール構造の一例を示す断面図である。
本実施の形態では、第1の金属層21Aの端面21Abが傾斜面101から所定の距離Lだけ離間しているため、第2の金属層22A、Niメッキ層23A、及び金メッキ層24Aから構成される反射層102Aは、その表面が反射部100a全体に亘って平坦に形成されている。したがって、図8に示すように、反射部100aの第1の主面10a側の部分においても、光ファイバ9のコア90から出射された光若しくは受発光部410aから出射された光が正確に反射し、光電変換素子41内若しくは光ファイバ9のコア90内に入射する。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態では、第1の実施の形態の(1)〜(6)の作用及び効果の他に、以下の作用及び効果がある。
第3工程において、傾斜面101は、第1の金属層21Aが除去された帯状の部分21Aaに面する第1の金属層21Aの端面21Abから帯状の部分21Aaの長手方向に沿って所定の距離Lだけ離間した位置よりも基板10の端面10c側にレーザ光Lを照射して形成されるため、端面21Abが傾斜面101に近い場合に生じ得る膨出部210が反射層102Aに形成されない。つまり、レーザ光Lを照射する位置を端面21Abから離すことにより、第1の金属層21Aの表面21Acと基材10の第1の主面10aとの間の段差が傾斜面101における第2の金属層22Aの形状に影響しないようにすることができる。したがって、反射部100aの全体において、的確な方向に向かって光を反射させることができる。つまり、光ファイバ9のコア90から出射された光若しくは受発光部410aから出射されたより多くの光を、光電変換素子41内若しくは光ファイバ9のコア90内に確実に入射させることが可能である。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]互いに対向する第1及び第2の主面(10a,10b)を有する板状の樹脂からなり、前記第1及び前記第2の主面の間を厚さ方向に貫通するスリット状の光ファイバ収容部(100)が形成された基材(19)と、前記基材(10)の前記第2の主面(10b)に形成された金属層(31)と、前記第1の主面(10a)に形成された金属からなる配線パターン(2,2A)とを備え、前記基材(10)には、前記光ファイバ収容部(100)の終端に、前記第1の主面(10a)に対する傾斜角(θ)が鈍角である傾斜面(101)が形成され、前記傾斜面(101)には、前記光ファイバ収容部(100)に収容された光ファイバ(9)から光が出射されたとき、その出射光を前記第1の主面(10a)側に反射する反射層(102,102A)が形成された、光基板(1)。
[2]前記配線パターン(2,2A)と前記第2の主面(10b)に設けられた金属層(31)とが、前記傾斜面(101)の前記反射層(102,102A)によって電気的に接続された、[1]に記載の光基板(1)。
[3]前記光ファイバ収容部(100)及び前記傾斜面(101)は、前記第1の主面(10a)に対して前記傾斜角(θ)に対応した角度でレーザ光(L)を照射することにより形成された、[1]又は[2]に記載の光基板(1)。
[4]前記反射層(102,102A)及び前記配線パターン(2,2A)は、その最表面が金(Au)によりメッキされている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の光基板(1)。
[5]前記配線パターン(2A)は、第1の金属層(21A)と、前記第1の金属層(21A)を覆う第2の金属層(22A)とを有し、前記傾斜面(101)は、その前記第1の主面(10a)側の端部が、前記第1の主面(10a)における前記第1の金属層(21A)の端面(21Ab)から、前記光ファイバ収容部(100)の長手方向に沿って所定の距離(L)をあけた部位に位置する、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の光基板(1)。
[6]前記第2の金属層(22A)は、前記第1の金属層(21A)の上から前記傾斜面(101)に連続して形成されて前記反射層(102)を構成する、[5]に記載の光基板(1)。
[7]前記所定の距離(L)は、前記第1の金属層(21A)の表面(21Ac)と前記基材(10)の前記第1の主面(10a)との間の前記端面(21Ab)における段差が前記第2の金属層(22A)の前記傾斜面(101)に対応する表面の平坦度に影響を与えない寸法である、[5]または[6]に記載の光基板(1)。
[8]前記光ファイバ(9)は、ハンダ(5)によって前記光ファイバ収容部(100)内に固定されている、[1]乃至[7]の何れか1項に記載の光基板(1)。
[9]板状の樹脂からなる基材(10)の第1の主面(10a)に第1の金属層(21,21A)を形成すると共に、前記第1の主面(10a)に対向する第2の主面(10b)に金属層(31)を設ける第1工程と、前記第1の金属層の一部を帯状に除去する第2工程と、前記第1の金属層を除去した部位に前記第1の主面(10a)に対してレーザ光(L)を照射して、前記基材(10)にスリット状の光ファイバ収容部(100)、及び前記光ファイバ収容部(100)の終端における傾斜面(101)を形成する第3工程とを有する光基板(1)の製造方法。
[10]前記傾斜面(101)及び前記第1の主面(10a)の前記第1の金属層(21,21A)の上に第2の金属層(22,22A)を形成する第4工程と、前記第1及び第2の金属層(21,21A、22,22A)の一部をエッチングして前記第1の主面(10a)に配線パターン(2,2A)を形成する第5工程とをさらに有する、[9]に記載の光基板(1)の製造方法。
[11]前記第3工程における前記レーザ光(L)を照射する領域は、前記第1の金属層(21A)を除去した部位(21Aa)に面する前記第1の金属層(21A)の端面(21Ab)から、前記第1の金属層(21A)を除去した部位(21Aa)の長手方向に沿って所定の距離(L)以上離間した領域である、[9]又は[10]に記載の光基板の製造方法。
[12]前記所定の距離(L)は、前記第1の金属層(21A)の表面(21Ac)と前記基材(10)の前記第1の主面(10a)との間の前記端面(21Ab)における段差が前記第2の金属層(22A)の前記傾斜面(101)に対応する表面の平坦度に影響を与えない寸法に設定されている、[11]に記載の光基板(1)の製造方法。
[13]前記第3工程は、前記傾斜面(101)の前記第1の主面(10a)に対する傾斜角(θ)に対応した角度で、前記第1の主面(10a)に斜めにレーザ光(L)を照射する工程である、[9]乃至[12]の何れか1項に記載の光基板(1)の製造方法。
[14]前記第3工程は、前記レーザ光(L)の透過率が調節されたシャドーマスクを用いて、前記第1の主面(10a)に対して垂直に前記レーザ光(L)を照射する工程である、[9]乃至[12]の何れか1項に記載の光基板(1)の製造方法。
[15]前記第3工程は、機械加工によって前記傾斜面(101)を形成する工程である、[9]乃至[12]の何れか1項に記載の光基板(1)の製造方法。
[16][1]乃至[8]の何れか1つに記載の光基板(1)、及び前記光ファイバ(100)を伝送媒体とする光信号と電気信号とを変換する光電変換素子(41)を備え、前記光電変換素子(41)は、前記傾斜面(101)を覆うように前記第1の主面(10a)に実装された光モジュール構造。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、金属層3が第2の主面10bの全体に設けられた所謂ベタパターンである場合について説明したが、金属層3の一部を所望の形状にエッチングして配線パターンとしてもよい。この場合、第2の主面10b側にも電子部品を実装することができる。
また、上記実施の形態では、光基板1に一つの光ファイバ収容部100及び光モジュール構造を形成した場合について説明したが、これに限らず、光基板1に複数の光ファイバ収容部100及び光モジュール構造を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、第1の金属層21,21A、第2の金属層22,22A、及び金属層31が銅(Cu)である場合について説明したが、これに限らず、第1の金属層21,21A、第2の金属層22,22A、及び金属層31の一部又は全部が例えばアルミニウム(Al)であってもよい。また、配線パターン2,2Aや金属層3の各層における材質も、上記したものに限らない。基材10の材質も、ポリイミドに限らず、例えばPET(Polyethylene terephthalate、ポリエチレンテレフタラート)であってもよい。
また、上記実施の形態では、第1の主面10aに対して斜めにレーザ光Lを照射することにより傾斜面101を形成したが、これに限らず、形成すべき傾斜面101の第1の主面10aからの深さ(垂直距離)に応じてレーザ光の透過率が調節されたシャドーマスクを用いて、第1の主面10aに対して垂直にレーザ光Lを照射して傾斜面101を形成してもよい。つまり、シャドーマスクを用いた場合、第1の主面10aに対してレーザ光を傾けて照射する必要がないため、傾斜面101の形成が容易になる。
また、上記実施の形態では、第1の主面10aに対して斜めにレーザ光Lを照射することにより傾斜面101を形成したが、これに限らず、ダイシング等の機械加工によって傾斜面101を形成してもよい。機械加工の場合、レーザ光による加工よりも低コストで傾斜面101を形成することが可能である。
1…光基板、2,2A…配線パターン、2a…グランドパターン、3…金属層、5…ハンダ、8…押え部材、9…光ファイバ、9a…端面、10…基材、10a…第1の主面、10b…第2の主面、10c…端面、21,21A…第1の金属層、21a,21Aa…帯状の部分、21Ab…端面、21Ac…表面、22,22A…第2の金属層、22Aa…表面、23,23A,32…Niメッキ層、24,24A,33…金メッキ層、31…金属層、41…光電変換素子、42…半導体回路素子、90…コア、91…クラッド層、100…光ファイバ収容部、100a…反射部、101…傾斜面、102,102A…反射層、210…膨出部、410…本体部、410a…受発光部、411…端子、420…本体部、421…端子、422…ボンディングワイヤ、L…レーザ光、LP…光路、θ…傾斜角

Claims (16)

  1. 互いに対向する第1及び第2の主面を有する板状の樹脂からなり、前記第1及び前記第2の主面の間を厚さ方向に貫通するスリット状の光ファイバ収容部が形成された基材と、
    前記基材の前記第2の主面に形成された金属層と、
    前記第1の主面に形成された金属からなる配線パターンとを備え、
    前記基材には、前記光ファイバ収容部の終端に、前記第1の主面に対する傾斜角が鈍角である傾斜面が形成され、
    前記傾斜面には、前記光ファイバ収容部に収容された光ファイバから光が出射されたとき、その出射光を前記第1の主面側に反射する反射層が形成された、
    光基板。
  2. 前記配線パターンと前記第2の主面に設けられた金属層とが、前記傾斜面の前記反射層によって電気的に接続された、
    請求項1に記載の光基板。
  3. 前記光ファイバ収容部及び前記傾斜面は、前記第1の主面に対して前記傾斜角に対応した角度でレーザ光を照射することにより形成された、
    請求項1又は2に記載の光基板。
  4. 前記反射層及び前記配線パターンは、その最表面が金(Au)によりメッキされている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光基板。
  5. 前記配線パターンは、第1の金属層と、前記第1の金属層を覆う第2の金属層とを有し、
    前記傾斜面は、その前記第1の主面側の端部が、前記第1の主面における前記第1の金属層の端面から、前記光ファイバ収容部の長手方向に沿って所定の距離をあけた部位に位置する、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光基板。
  6. 前記第2の金属層は、前記第1の金属層の上から前記傾斜面に連続して形成されて前記反射層を構成する、
    請求項5に記載の光基板。
  7. 前記所定の距離は、前記第1の金属層の表面と前記基材の前記第1の主面との間の前記端面における段差が前記第2の金属層の前記傾斜面に対応する表面の平坦度に影響を与えない寸法である、
    請求項5又は6に記載の光基板。
  8. 前記光ファイバは、ハンダによって前記光ファイバ収容部内に固定されている、
    請求項1乃至7の何れか1項に記載の光基板。
  9. 板状の樹脂からなる基材の第1の主面に第1の金属層を形成すると共に、前記第1の主面に対向する第2の主面に金属層を設ける第1工程と、
    前記第1の金属層の一部を帯状に除去する第2工程と、
    前記第1の金属層を除去した部位に前記第1の主面に対してレーザ光を照射して、前記基材に前記第1及び前記第2の主面の間を厚さ方向に貫通するスリット状の光ファイバ収容部、及び前記光ファイバ収容部の終端における傾斜面を形成する第3工程とを有する
    光基板の製造方法。
  10. 前記傾斜面及び前記第1の主面の前記第1の金属層の上に第2の金属層を形成する第4工程と、
    前記第1及び第2の金属層の一部をエッチングして前記第1の主面に配線パターンを形成する第5工程とをさらに有する、
    請求項9に記載の光基板の製造方法。
  11. 前記第3工程における前記レーザ光を照射する領域は、前記第1の金属層を除去した部位に面する前記第1の金属層の端面から、前記第1の金属層を除去した部位の長手方向に沿って所定の距離以上離間した領域である、
    請求項9又は10に記載の光基板の製造方法。
  12. 前記所定の距離は、前記第1の金属層の表面と前記基材の前記第1の主面との間の前記端面における段差が前記第2の金属層の前記傾斜面に対応する表面の平坦度に影響を与えない寸法に設定されている、
    請求項11に記載の光基板の製造方法。
  13. 前記第3工程は、前記傾斜面の前記第1の主面に対する傾斜角に対応した角度で、前記第1の主面に斜めにレーザ光を照射する工程である、
    請求項9乃至12の何れか1項に記載の光基板の製造方法。
  14. 前記第3工程は、前記レーザ光の透過率が調節されたシャドーマスクを用いて、前記第1の主面に対して垂直に前記レーザ光を照射する工程である、
    請求項9乃至12の何れか1項に記載の光基板の製造方法。
  15. 前記第3工程は、機械加工によって前記傾斜面を形成する工程である、
    請求項9乃至12の何れか1項に記載の光基板の製造方法。
  16. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の光基板、及び前記光ファイバを伝送媒体とする光信号と電気信号とを変換する光電変換素子を備え、
    前記光電変換素子は、前記傾斜面を覆うように前記第1の主面に実装された
    光モジュール構造。
JP2012230615A 2011-12-28 2012-10-18 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造 Active JP5299551B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012230615A JP5299551B2 (ja) 2011-12-28 2012-10-18 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造
US13/727,039 US9158067B2 (en) 2011-12-28 2012-12-26 Optical board, method for manufacturing the same, and optical module structure
CN201210581349.XA CN103185933B (zh) 2011-12-28 2012-12-27 光学基板、光学基板的制造方法以及光学模块结构

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011288307 2011-12-28
JP2011288307 2011-12-28
JP2012230615A JP5299551B2 (ja) 2011-12-28 2012-10-18 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013152427A JP2013152427A (ja) 2013-08-08
JP5299551B2 true JP5299551B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=48677192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012230615A Active JP5299551B2 (ja) 2011-12-28 2012-10-18 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9158067B2 (ja)
JP (1) JP5299551B2 (ja)
CN (1) CN103185933B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6278826B2 (ja) 2014-05-14 2018-02-14 ホシデン株式会社 光伝送モジュール
JPWO2016162943A1 (ja) * 2015-04-07 2018-02-01 オリンパス株式会社 光電気回路基板
KR20230148357A (ko) * 2021-03-30 2023-10-24 교세라 가부시키가이샤 광회로 기판 및 그것을 사용한 광학 부품 실장 구조체
CN113608197B (zh) * 2021-07-30 2024-04-02 联合微电子中心有限责任公司 光学天线及其制造方法和光学相控阵芯片

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5357103A (en) * 1991-10-02 1994-10-18 Sumitomo Electric Industries, Inc. Light receiving module with optical fiber coupling
JPH07168061A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Fujitsu Ltd 光送受信モジュール
EP0844503A4 (en) * 1995-08-03 1999-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd OPTICAL DEVICE AND MANUFACTURING METHOD
JP3348713B2 (ja) * 1999-06-17 2002-11-20 日本電気株式会社 光ファイバ実装用プリント配線板の製造方法
US6986609B2 (en) * 2001-05-08 2006-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical module and method for manufacturing the same
JP2003167175A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光実装基板及び光デバイス
WO2005045940A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Ngk Insulators, Ltd. 光素子及び光モジュール
JP2006229189A (ja) * 2005-01-19 2006-08-31 Seiko Epson Corp 光素子およびその製造方法、並びに、光モジュールおよびその製造方法
JP5929716B2 (ja) * 2012-11-09 2016-06-08 日立金属株式会社 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013152427A (ja) 2013-08-08
US20130170790A1 (en) 2013-07-04
US9158067B2 (en) 2015-10-13
CN103185933A (zh) 2013-07-03
CN103185933B (zh) 2016-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7596289B2 (en) Optical/electrical hybrid substrate
US8323878B2 (en) Method of manufacturing optical waveguide laminated wiring board
JP5376617B2 (ja) 光電変換モジュール
JP5929716B2 (ja) 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール
JP6079122B2 (ja) 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造
JP5299551B2 (ja) 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール構造
US10168495B1 (en) Optical waveguide and optical circuit board
KR20090028435A (ko) 광 도파로 탑재 기판 및 그 제조 방법
US8737794B2 (en) Two-layer optical waveguide and method of manufacturing the same
US20140332978A1 (en) Optical wiring substrate, manufacturing method of optical wiring substrate and optical module
JP5754373B2 (ja) 光基板の製造方法
US9529163B2 (en) Optical wiring substrate, manufacturing method of optical wiring substrate and optical module
JP6102652B2 (ja) 光電変換モジュール
JP6136546B2 (ja) 光配線基板、光配線基板の製造方法、及び光モジュール
JP6136545B2 (ja) 光配線基板、光配線基板の製造方法、及び光モジュール
JP2018054669A (ja) 光電気配線基板の製造方法、電子装置の製造方法および光電気配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5299551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350