JP5298029B2 - トリオキサシロカンを含むオレフィン重合用触媒およびそれを用いたオレフィン重合方法 - Google Patents

トリオキサシロカンを含むオレフィン重合用触媒およびそれを用いたオレフィン重合方法 Download PDF

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Description

本発明はオレフィン重合用触媒系およびそれを用いたオレフィン重合方法に関し、より詳しくは、主触媒成分として遷移金属化合物、助触媒成分として有機金属化合物、および外部電子供与体成分として環化された有機シラン化合物であるトリオキサシロカン(TRIOXASILOCANE)を含むオレフィン重合用チーグラー・ナッタ触媒系、およびそれを用いたオレフィン重合方法に関する。
ポリオレフィンはエチレン、プロピレンのようなオレフィン単量体を重合して得られるものであり、遷移金属ハライドを主触媒成分として含むチーグラー・ナッタ触媒系を用いて製造することが一般的に公知されている。
現在まで様々な特性のチーグラー・ナッタ触媒系が知られており、様々なチーグラー・ナッタ触媒系を用いて製造したポリオレフィンは立体規則性、分子量分布、衝撃強度、溶融流動性、剛性、熱密封性、立体規則性(isotacticity)などにおいて様々な性質を示す。
一方、チーグラー・ナッタ触媒系において、有機シラン化合物は、活性化した二ハロゲン化マグネシウム化合物に支持されたハロゲン含有チタン化合物を含む固体主触媒成分の製造時の内部電子供与体として、または固体主触媒成分およびアルミニウム−アルキル助触媒と共に重合時に反応器に投入される外部電子供与体として用いられてきた。チーグラー・ナッタ触媒系に用いられてきた典型的な有機シラン化合物は、Si−OR、Si−OCORまたはSi−NR2基(ここで、Rは炭素数1〜20のアルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキルまたはシクロアルキルである)を有する。このような有機シラン化合物が内部電子供与体として用いられる場合は、例えば、米国特許第4,180,636号(特許文献1)、第4,242,479号(特許文献2)、第4,347,160号(特許文献3)、第4,382,019号(特許文献4)、第4,435,550号(特許文献5)、第4,442,276号(特許文献6)、第4,473,660号(特許文献7)、第4,530,912号(特許文献8)および第4,560,671号(特許文献9)に記載されており、外部電子供与体として用いられる場合は、例えば、米国特許第4,472,524号(特許文献10)、第4,522,930号(特許文献11)、第4,560,671号(特許文献12)、第4,581,342号(特許文献13)、第4,657,882号(特許文献14)およびヨーロッパ特許出願第45976号(特許文献15)および第45977号(特許文献16)に記載されている。
特に、米国特許第4,784,983号(特許文献17)および第4,861,847号(特許文献18)には、(A)チタン、マグネシウム、ハロゲン、ポリカルボン酸エステルおよび有機リン化合物を主成分とする固体生成物、(B)有機アルミニウム化合物、および(C)有機シラン化合物からなるオレフィン重合および共重合用触媒系が記載されており;米国特許第4,990,479号(特許文献19)および第5,438,110号(特許文献20)には、主成分として(A)マグネシウム、チタンおよびハロゲンを含有する固体チタン触媒成分、(B)有機アルミニウム化合物および(C)シクロペンチル基、シクロペンテニル基、シクロペンタジエニル基、またはこれらの基から由来した誘導体を含有する有機ケイ素化合物からなるオレフィン重合用触媒系が記載されており;米国特許第4,829,038号(特許文献21)には、固形の炭化水素−不溶性、マグネシウム−含有、チタン−含有、電子供与体−含有成分、アルキルアルミニウム化合物、およびジイソブチルジメトキシシラン、ジイソプロピルジメトキシシラン、t−ブチルトリメトキシシランおよびジ−t−ブチルジメトキシシランおよびこれらの混合物からなる群から選択された有機シラン化合物を含むオレフィン重合用触媒系が記載されている。
また、韓国公開特許10−2005−0013131号(特許文献22)には、ジシクロペンチルジメトキシシラン、プロピルトリエトキシシランまたはメチルシクロヘキシルジメトキシシランのような有機ケイ素化合物を選択性調節剤(selectivity control agent、SCA)として用いて重合体の特性を改善させるオレフィン重合用チーグラー・ナッタ触媒系が記載されている。WO95/21203号(特許文献23)では、単一反応ステップにSCA:遷移金属のモル比33:1で用いられる場合のSCAの調節挙動が認知されている。
韓国公開特許10−2006−0078834号(特許文献24)には、ジシクロペンチルジメトキシシランとトリオキサシロカンのような有機ケイ素化合物を混合して溶融流動性を改善させるオレフィン重合用触媒系が記載されているが、この場合は触媒活性が低下する短所がある。
プロピレンのように3つ以上の炭素原子を有するオレフィン単量体を重合する反応において、有機シラン化合物が電子供与体としてチーグラー・ナッタ触媒系に含まれれば、結果重合体の立体規則性の増加を促進する。しかし、チーグラー・ナッタ重合反応時にポリオレフィンの立体規則性の増加を促進するために有機シラン化合物を用いる場合、触媒活性をはじめとする他の様々な特性が低下する傾向がある。したがって、有機シラン化合物を活用しつつも様々な特性を改善できるチーグラー・ナッタ触媒系およびそれと関連した方法に対する要求が持続している。
米国特許第4,180,636号明細書 米国特許第4,242,479号明細書 米国特許第4,347,160号明細書 米国特許第4,382,019号明細書 米国特許第4,435,550号明細書 米国特許第4,442,276号明細書 米国特許第4,473,660号明細書 米国特許第4,530,912号明細書 米国特許第4,560,671号明細書 米国特許第4,472,524号明細書 米国特許第4,522,930号明細書 米国特許第4,560,671号明細書 米国特許第4,581,342号明細書 米国特許第4,657,882号明細書 欧州特許出願公開第45976号明細書 欧州特許出願公開第45977号明細書 米国特許第4,784,983号明細書 米国特許第4,861,847号明細書 米国特許第4,990,479号明細書 米国特許第5,438,110号明細書 米国特許第4,829,038号明細書 韓国公開特許第10−2005−0013131号公報 国際公開第95/21203号 韓国公開特許第10−2006−0078834号公報
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決しようとしたものであり、本発明の目的は重合活性、溶融流動性、立体規則性、分子量分布度または見かけ密度のような様々な特性を改善できるオレフィン重合用触媒系およびそれを用いたオレフィン重合方法を提供することにある。
本発明によれば、(a)固体主触媒成分として周期律表の第4族、第5族または第6族に属する元素を含む遷移金属化合物;(b)助触媒成分として周期律表の第13族に属する元素を含む有機金属化合物;および(c)外部電子供与体として下記化学式1で示される有機シラン化合物を含むオレフィン重合用触媒系が提供される。
Figure 0005298029
前記化学式1において、
1およびR2は、各々独立に、水素、炭素数1〜20の分枝状アルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、または炭素数5〜30のシクロアルキル基であり、R1およびR2のうちの少なくとも1つは炭素数1〜20の分枝状アルキル基であり;
7、R8、R9、およびR10は、各々独立に、水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、または炭素数5〜30のシクロアルキル基であり;
nおよびmは各々独立に1〜3の整数である。
本発明の一具体例によれば、前記外部電子供与体(c)として下記化学式2で示される有機シラン化合物をさらに含む触媒系が提供される。
Figure 0005298029
前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6は、各々独立に、水素;炭素数1〜20のアルキル基;炭素数2〜20のアルケニル基;炭素数1〜20のアルコキシ基;または炭素数5〜30のシクロアルキル基を示す。
前記化学式1および化学式2において、「アルキル基」は直鎖状もしくは分枝状のアルキル基を全て含み、1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の炭素数を有する。このようなアルキル基の例としてはメチル基、エチル基またはプロピル基などが挙げられるが、これらに限定されず、アルキル基に含まれている1つ以上の水素原子はヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アミン基またはシアン基などで置換されてもよい。
前記化学式1および化学式2において、「アルケニル基」は直鎖状もしくは分枝状のアルケニル基を全て含み、2〜20、好ましくは2〜10、より好ましくは2〜5の炭素数を有する。このようなアルケニル基の例としてはビニル基またはプロペニル基などが挙げられるが、これらに限定されず、アルケニル基に含まれている1つ以上の水素原子はヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アミン基またはシアン基などで置換されてもよい。
また、前記化学式1および化学式2において、「アルコキシ基」は−O−アルキル基のようにアルキル基の末端に−O−が結合されている置換基であって、直鎖状もしくは分枝状の形態を全て含み、1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の炭素数を有する。このようなアルコキシ基の例としてはメトキシ基またはエトキシ基などが挙げられるが、これらに限定されず、アルコキシ基に含まれている1つ以上の水素原子はヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アミン基またはシアン基などで置換されてもよい。
また、前記化学式1および化学式2において、「シクロアルキル基」は内部に二重結合を含まない飽和した環状アルキル基である。このようなシクロアルキル基の例としてはシクロペンチル基またはシクロヘキシル基などが挙げられ、シクロアルキル基に含まれている1つ以上の水素原子はヒドロキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基、ニトロ基、アミン基またはシアン基などで置換されてもよい。
本明細書においては、前記化学式1で示される環状有機シラン化合物を略称して「トリオキサシロカン(trioxasilocane)化合物」と称する。
本発明の一具体例によれば、前記化学式1で示される有機シラン化合物のR1およびR2の両方ともが炭素数1〜20の分枝状アルキル基であることを特徴とするオレフィン重合用触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記化学式1で示される有機シラン化合物が下記化学式3で示される有機シラン化合物である触媒系が提供される。
Figure 0005298029
本発明の一具体例によれば、前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6は各々独立に炭素数1〜20のアルコキシ基である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6は各々独立に炭素数5〜30のシクロアルキル基である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記化学式2で示される有機シラン化合物が下記化学式4で示される有機シラン化合物である触媒系が提供される。
Figure 0005298029
本発明の一具体例によれば、前記化学式1で示される有機シラン化合物に対する前記化学式2で示される有機シラン化合物のモル比が0.1〜10である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記遷移金属化合物(a)がマグネシウム、チタン(チタニウム)、ハロゲン元素および内部電子供与体を含有する固体チタン(チタニウム)化合物である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記遷移金属化合物(a)に含まれる前記内部電子供与体がジエーテル系化合物、フタレート系化合物またはこれらの混合物である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記有機金属化合物(b)が有機アルミニウム化合物である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記有機金属化合物(b)がトリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウムジハライド、ジアルキルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニウムセスキハライドおよびこれらの混合物からなる群から選択された触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記有機金属化合物(b)がAl(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(C492H、Al(i−C492H、Al(i−C493、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252、Al(i−C49)(C12252、Al(C18372(i−C49)、(C252AlCl、(i−C392AlCl、Al(C16333、(C253Al2Cl3およびこれらの混合物からなる群から選択された触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記有機金属化合物(b)がAl(C253およびAl(i−C493の混合物;Al(C253およびAl(C8173の混合物;Al(C492HおよびAl(C8173の混合物;Al(i−C493およびAl(C8173の混合物;Al(C253およびAl(C12253の混合物;Al(i−C493およびAl(C12253の混合物;Al(C253およびAl(C16333の混合物;およびAl(C373およびAl(C18372(i−C49)の混合物からなる群から選択された触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記遷移金属化合物(a)に対する前記有機金属化合物(b)のモル比が5〜800である触媒系が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記遷移金属化合物(a)に対する前記外部電子供与体(c)のモル比が1〜150である触媒系が提供される。
また、本発明は前記オレフィン重合用触媒系を用いてオレフィンを重合する方法を提供する。
本発明の一具体例によれば、前記オレフィンがα−オレフィンである重合方法が提供される。
本発明の一具体例によれば、前記α−オレフィンがプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンまたはこれらの混合物からなる群から選択された重合方法が提供される。
本発明の一具体例によれば、重合反応器内へのオレフィン投入速度が0.002〜100g/g重合用触媒/時間である重合方法が提供される。本明細書において、重合反応器内へのオレフィン投入速度とは、重合反応器内に存在する重合用触媒単位gに対し、単位時間当り重合反応器内へ投入されるオレフィンの量を意味する。
本発明の一具体例によれば、重合反応器内へのオレフィン投入速度が0.02〜10gオレフィン/g重合用触媒/時間である重合方法が提供される。
また、本発明は前記オレフィン重合方法を用いて製造したオレフィン重合体を提供する。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系を用いれば、重合活性、溶融流動性、立体規則性、分子量分布度などの様々な特性が改善されたオレフィン重合体を製造することができる。
以下では本発明をより具体的に説明する。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系は、主触媒成分として周期律表の第4族、第5族または第6族に属する元素を含む遷移金属化合物を用い、助触媒成分として周期律表の第13族に属する元素を含む有機金属化合物を用い、外部電子供与体として前記化学式1で示される有機シラン化合物、または前記化学式1で示される有機シラン化合物および前記化学式2で示される有機シラン化合物の混合物を用いる。
前記化学式1で示される有機シラン化合物は本発明に係るオレフィン重合用触媒系において外部電子供与体としての機能を果たし、中心ケイ素原子と3個の酸素原子を含み、そのうちの2個の酸素原子は中心ケイ素原子と直接結合する形態の環構造(以下、「トリオキサシロカン環構造」という)を有することを特徴とする。前記環構造は、好ましくは6角以上の環構造である。
前記化学式1の有機シラン化合物において、nおよびmは各々独立に1または2であるものがトリオキサシロカン環構造の安定化側面で好ましく、特にnおよびmの両方ともが2であることがより好ましい。
前記化学式1で示される有機シラン化合物のうちのR1およびR2の両方ともが炭素数1〜20の分枝状アルキル基である化合物が好ましい。より好ましい例は前記化学式3で示される有機シラン化合物(2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン)である。
一方、前記化学式2で示される有機シラン化合物はSi周辺に4個の置換基が存在するシラン化合物であって、本発明に係るオレフィン重合用触媒系に用いられる場合に外部電子供与体としての機能を果たす。オレフィン重合用触媒系において、外部電子供与体として一般的に用いられる有機シラン化合物は全て使用可能であり、好ましくは、ジシクロペンチルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシランまたはビニルトリエトキシシランのようなアルコキシシラン化合物が用いられる。前記化学式2で示される有機シラン化合物として好ましい例は前記化学式4で示される有機シラン化合物(ジシクロペンチルジメトキシシラン)である。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系において、外部電子供与体として前記化学式1で示される有機シラン化合物と前記化学式2で示される有機シラン化合物を共に用いる場合、化学式1で示される有機シラン化合物に対する化学式2で示される有機シラン化合物のモル比は、好ましくは0.1〜10、より好ましくは1〜5である。化学式1で示される有機シラン化合物に対する化学式2で示される有機シラン化合物のモル比が0.1未満である場合には立体規則性が低下する問題があり、10超過である場合には水素反応性が低くなる問題があるために好ましくない。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系は、固体主触媒成分(a)として周期律表の第4族、第5族または第6族に属する元素を含む遷移金属化合物、好ましくはマグネシウム、チタン(チタニウム)、ハロゲン元素および内部電子供与体を含有する固体チタン(チタニウム)化合物を含む。前記チタン(チタニウム)化合物としては4価チタン(チタニウム)化合物が好ましい。このようなオレフィン重合用遷移金属化合物およびその製造方法は当分野に知られており、本発明の目的を達成できる範囲内においては知られた遷移金属化合物を制限されることなく用いることができる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系において、前記遷移金属化合物(a)に含まれる前記内部電子供与体としてはオレフィン重合用固体主触媒成分の製造に通常用いられる内部電子供与体を特に制限されることなく用いることができ、その中でもジエーテル系化合物、フタレート系化合物またはこれらの混合物を用いることが好ましい。前記ジエーテル系化合物の例としては2−n−プロピル−2−シクロヘキシル−1,3−ジメトキシプロパンおよびシクロポリエニック1,3−ジエーテルなどが挙げられ、前記フタレート系化合物の例としてはジエチルフタレート、ジイソブチルフタレートおよびジネオペンチルフタレートなどが挙げられる。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系は、助触媒成分(b)として周期律表の第13族に属する元素を含む有機金属化合物、好ましくは有機アルミニウム化合物を含む。前記有機アルミニウム化合物はトリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウムジハライド、ジアルキルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニウムセスキハライドおよびこれらの混合物からなる群から選択されることが好ましく、より好ましくは、Al(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(C492H、Al(i−C492H、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252、Al(i−C49)(C12252、Al(i−C492H、Al(i−C493、Al(C18372(i−C49)、(C252AlCl、(i−C392AlCl、Al(C16333、(C253Al2Cl3およびこれらの混合物からなる群から選択される。また、前記助触媒成分(b)として有機アルミニウム化合物の混合物も用いることができ、特に相異なる有機アルミニウム化合物の混合物を用いることができ、具体的には、Al(C253およびAl(i−C493の混合物;Al(C253およびAl(C8173の混合物;Al(C492HおよびAl(C8173の混合物;Al(i−C493およびAl(C8173の混合物;Al(C253およびAl(C12253の混合物;Al(i−C493およびAl(C12253の混合物;Al(C253およびAl(C16333の混合物;およびAl(C373およびAl(C18372(i−C49)の混合物からなる群から選択されたものを用いることができる。
また、前記助触媒成分(b)として無塩素(chlorine−free)有機アルミニウム化合物を用いることが好ましい。好適な無塩素有機アルミニウム化合物は炭素数1〜16の炭化水素基を有するトリアルキルアルミニウムまたはジアルキルアルミニウムハイドライドであり、好ましくは、Al(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(i−C493、Al(i−C492H、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252およびAl(i−C49)(C12252からなる群から選択される。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系において、前記遷移金属化合物(a)に対する前記有機金属化合物(b)のモル比は5〜800であることが好ましい。前記モル比が5未満である場合には触媒の活性点が活性化しない問題があり、800超過である場合にはチタン(チタニウム)が過還元して活性が低くなる問題があるために好ましくない。
本発明に係るオレフィン重合用触媒系において、前記遷移金属化合物(a)に対する前記外部電子供与体(c)のモル比は1〜150であることが好ましく、30〜100がより好ましい。前記モル比が1未満である場合には結果重合体の立体規則性が低下する問題があり、150超過である場合には触媒活性が低くなる問題がある。
前記のような本発明のオレフィン重合用触媒系は一般的なオレフィンの重合時に用いることができ、特にα−オレフィンの重合に好ましい。α−オレフィンの例としてはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンまたはこれらの混合物が挙げられ、この中のプロピレンが特に好ましい。本発明に係るオレフィン重合方法には、α−オレフィンの単独重合だけでなく、2種類以上のオレフィンの共重合も含まれる。したがって、本発明に係るオレフィン重合方法においては、例えば、プロピレンの単独重合のみならず、プロピレンと、1−ブテンまたは1−ヘキセンなどを共に共重合することもできる。
本発明のオレフィン重合用触媒系を用いたオレフィン重合は通常の重合工程により進行することができ、当業界に知られている重合工程を特に制限されることなく用いることができる。
本発明に係る触媒系を用いたオレフィンの重合工程において、重合反応器内へのオレフィン投入速度は0.002〜100gオレフィン/g重合用触媒/時間であることが好ましく、0.02〜10gオレフィン/g重合用触媒/時間であることがより好ましい。前記オレフィンの投入速度が0.002gオレフィン/g重合用触媒/時間未満である場合には触媒活性点維持時間に到達できないために活性が低下する問題があり、100gオレフィン/g重合用触媒/時間超過である場合には発熱反応を制御できないので触媒の活性点が担持体から分離する問題があるために好ましくない。
本発明のオレフィン重合方法によれば、外部電子供与体として前記化学式1で示される有機シラン化合物と前記化学式2で示される有機シラン化合物の混合物を含む触媒系を用いることにより、高い触媒活性を維持しつつ溶融指数および立体規則性が改善されたオレフィン重合体を得ることができる。
以下では実施例および比較例により本発明をより詳細に説明する。但し、本発明がこれらの実施例によって限定されるものではない。
下記実施例で合成された重合体の特性は下記の実験方法により測定した。
(1)重合活性
触媒の重合活性は用いた触媒量(g触媒)当たり生成された重合体の重さ(kg)比で計算した(単位:kg PP/g触媒)。
(2)メルトフローレート(melt flow rate、MFR)
メルトフローレートは、ASTM D1238に従い、230℃の温度で2.16kgの重りを利用して測定し、10分間溶融して出た重合体の重さ(g)で示した(単位:g/10分)。
(3)見かけ密度
IPT model 1132を利用して100ml容器に入る重合体の重さを測定した(単位:g/ml)。
(4)立体規則性(Isotacticity)
重合体の立体規則性は1時間沸騰するo−キシレンに抽出されない重合体の重さ比である(単位:%)。重合体の立体規則性の測定に対して詳しく叙述すれば次の通りである。
先ず、フラスコに200mlのキシレンを準備した後、200mm No.4濾過紙で濾過した。アルミ製の鍋を150℃オーブンで30分間乾燥した後、デシケーターで冷却させ、質量を測定した。次に、濾過したo−キシレン100mlをピペットで採取してアルミ製の鍋に移し、145〜150℃に加熱してo−キシレンを全部蒸発させた。その後、アルミ製の鍋を100±5℃の温度および13.3kPaの圧力下で1時間真空乾燥した。その後、アルミ製の鍋をデシケーターで冷却した後、前記過程を2回繰り返すことにより、重さ誤差0.0002g以内でo−キシレンだけのブランクテスト(Blank Test)を完了した。
次に、実施例で得られた重合体を乾燥(70℃、13.3kPa、60分、真空オーブン)した後、デシケーターで冷却させた重合体サンプル2±0.0001gを500mlのフラスコに入れ、ここに200mlのo−キシレンを投入した。このフラスコには窒素と冷却水を連結し、フラスコを1時間加熱ししてo−キシレンを還流し続けた。その後、フラスコを5分間空気中に置いて100℃以下に冷却させた後、フラスコを振り、恒温槽(25±0.5℃)に30分間入れて不溶物を沈殿させた。沈殿が形成された結果液は200mm No.4濾過紙できれいになるまでに繰り返し濾過した。150℃で30分間乾燥した後、デシケーターで冷却した後、予め重さを測定しておいたアルミ製の鍋にきれいに濾過された結果液100mlを加え、145〜150℃にアルミ製の鍋を加熱してo−キシレンを蒸発させた。蒸発が完了したアルミ製の鍋を70±5℃の温度および13.3kPaの圧力下で1時間真空乾燥し、デシケーターで冷却させる過程を2回繰り返し、誤差0.0002g以内で重さを測定した。
下記の式によって重合体中のo−キシレンに溶けた部分の重量%(XS)を求め、これよりo−キシレンに抽出されない重合体の重さ比(XI=100−XS)を求めた後、これを立体規則性として下記表1に示す。
Figure 0005298029
[XS=重合体中のo−キシレンに溶けた部分、重量%]
Vbo=初期o−キシレンの体積、mL(=200ml)
Vb1=o−キシレンに溶けた重合体中の採取した体積、mL(=100ml)
Vb2=ブランクテスト時に用いた採取したo−キシレンの体積、mL(=100ml)
W2=アルミ製の鍋とo−キシレンを蒸発させた後にアルミ製の鍋に残った重合体重さの和、g
W1=アルミ製の鍋の重さ、g
Wo=初期重合体の重さ、g(=2g)
B=ブランクテスト時にアルミ製の鍋に残った残り分の平均値、g
(1)オレフィン重合用固体主触媒成分の合成
0℃、窒素雰囲気下で500mlガラス反応器にマグネシウム化合物(MgCl2)25.25gと無水ヘプタン150mlを加えて攪拌した後、1Mフタレート化合物(ジイソブチルフタレート)21.6mlを滴加して10分間攪拌した。その後、0℃ TiCl4100mlを加えて常温で1時間反応させた後、TiCl4150mlをさらに滴加し、100℃に昇温して2時間反応させた。反応が完了すればTiCl4を除去し、80℃にてヘプタンで6回洗浄し、40℃で真空乾燥して保管した。得られた固体チタニウム主触媒成分にはチタニウム原子が2.4重量%含まれていた。
(2)2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカンの製造
前記化学式3の構造を有する有機シラン化合物(2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン)を次のように製造した。
500ml丸底フラスコにイミダゾール[1.70g、25mmol、アルドリッチ(Aldrich)]とジメチルホルムアミド(30ml、アルドリッチ)を入れて室温で5分間攪拌した後、ジエチレングリコール(1.59g、15mmol、アルドリッチ)を入れて再び5分間攪拌した。ここにジクロロジイソプロピルシラン(1.85g、10mmol、TCI)を徐々に入れた後、常温で12時間攪拌しながら反応させた。
反応が終結した後、結果混合物に水(100ml)を注ぎ、層を分離した後、生成物を回当たり100mlのエチルアセテートで3回抽出した。集められた有機画分をMgSO4上で乾燥して濾過した後、回転蒸発により溶媒を除去した。溶媒が除去された結果を減圧下で蒸留させ、前記化学式3の有機シラン化合物である2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(0.90g、4.12mmol、41%収率)を収得した。製造された前記化学式3の有機シラン化合物は核磁気共鳴分光法(1H−NMR)によって確認した。
1H−NMR:δ3.87〜3.85(dt,4H)、3.67〜3.65(dt,4H)、1.14〜1.06(m,2H)、1.04〜1.02(d,12H)
(3)プロピレン重合
容量2リットルの反応器を1時間真空乾燥した後、窒素で十分にパージ(purge)し、室温でトリエチルアルミニウム4.0mmol、前記(2)ステップで製造された2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)0.4mmol、前記(1)ステップで製造された固体主触媒成分10mg(チタン含量5.0μmol)に精製したヘキサン4mlに加えて作ったスラリーを混合して反応器に注入した[触媒系中のシランとチタンの比率(Si/Ti)=80]。その後、プロピレンのモル当たり水素3,300ppmを投入し、次に液相プロピレン1.5リットルを投入した後、混合物を攪拌しながら温度を70℃に上昇させ、1時間重合反応を行った。重合反応が完了した後に未反応ガスを排出し、温度を常温に冷却した後に反応を終結した。生成された重合体を分離して回収した後、70℃の真空オーブンで1時間以上乾燥して白色のポリプロピレン重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体として実施例1の(2)ステップで製造された2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)0.1mmolおよびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)0.3mmolを反応器に投入したことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体として実施例1の(2)ステップで製造された2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)0.2mmolおよびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)0.2mmolを反応器に投入したことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体として実施例1の(2)ステップで製造された2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)0.3mmolおよびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)0.1mmolを反応器に投入したことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
[比較例1]
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体を用いないことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
[比較例2]
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体としてシクロヘキシルメチルジメトキシシラン(CHMDMS)0.4mmolを用いたことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
[比較例3]
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体としてジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)0.4mmolを用いたことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
[比較例4]
プロピレン重合ステップにおいて、外部電子供与体として2−シクロヘキシル−2−メチル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(CHMTOS)0.2mmolおよびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)0.2mmolを反応器に投入したことを除いては、実施例1と同じ方法により重合して白色の重合体を得た。重合実験結果は下記表1に示す。
Figure 0005298029
*重合条件:水素注入量(水素/プロピレン:3,300ppm/mol)、反応時間(1hr)、反応温度(70℃)、
DIPTOS:2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン、
CHMTOS:2−シクロヘキシル−2−メチル−1,3,6,2−トリオキサシロカン、
DCPDMS:ジシクロペンチルジメトキシシラン、
CHMDMS:シクロヘキシルメチルジメトキシシラン。
前記表1の結果によれば、実施例1のように、プロピレン重合時、外部電子供与体として2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)を単独で用いれば、優れた溶融流動性を有しつつ、立体規則性が比較例1に比べて優れたプロピレン重合体を製造できることが分かる。また、実施例2、実施例3、および実施例4のように、プロピレン重合時、外部電子供与体として2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)とジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)を混合して用いれば、比較例2または比較例3に比べて重合活性と溶融流動性が向上し、分子量分布度が広くなって加工成形性が向上したポリプロピレンを製造できることが分かる。特に、実施例4のように、プロピレン重合時、外部電子供与体として2,2−ジイソプロピル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(DIPTOS)とジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)を3:1比率で用いた場合、2−シクロヘキシル−2−メチル−1,3,6,2−トリオキサシロカン(CHMTOS)とジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPDMS)を混合して用いた比較例4より重合活性と分子量分布度が顕著に向上し、溶融流動性も高いため、生産性と加工成形性に非常に優れたポリプロピレン重合体を製造することができる。

Claims (21)

  1. (a)固体主触媒成分として周期律表の第4族、第5族または第6族に属する元素を含む遷移金属化合物と;
    (b)助触媒成分として周期律表の第13族に属する元素を含む有機金属化合物;および
    (c)外部電子供与体として下記化学式1で示される有機シラン化合物
    を含むオレフィン重合用触媒系。
    Figure 0005298029
    前記化学式1において、
    1およびR2は、各々独立に、水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、または炭素数5〜30のシクロアルキル基であり、R1およびR2のうちの少なくとも1つは炭素数1〜20の分枝状アルキル基であり;
    7、R8、R9、およびR10は、各々独立に、水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、または炭素数5〜30のシクロアルキル基であり;
    nおよびmは各々独立に1〜3の整数である。
  2. 前記外部電子供与体(c)として下記化学式2で示される有機シラン化合物をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
    Figure 0005298029
    前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6は、各々独立に、水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、または炭素数5〜30のシクロアルキル基を示す。
  3. 前記化学式1で示される有機シラン化合物のR1およびR2の両方ともが炭素数1〜20の分枝状アルキル基であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
  4. 前記化学式1で示される有機シラン化合物は下記化学式3で示される有機シラン化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
    Figure 0005298029
  5. 前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6の少なくとも1つは炭素数1〜20のアルコキシ基であることを特徴とする、請求項2に記載のオレフィン重合用触媒系。
  6. 前記化学式2において、R3、R4、R5およびR6の少なくとも1つは炭素数5〜30のシクロアルキル基であることを特徴とする、請求項2に記載のオレフィン重合用触媒系。
  7. 前記化学式2で示される有機シラン化合物は下記化学式4で示される有機シラン化合物であることを特徴とする、請求項2に記載のオレフィン重合用触媒系。
    Figure 0005298029
  8. 前記化学式1で示される有機シラン化合物に対する化学式2で示される有機シラン化合物のモル比は0.1〜10であることを特徴とする、請求項2に記載のオレフィン重合用触媒系。
  9. 前記遷移金属化合物(a)は、マグネシウム、チタン(チタニウム)、ハロゲン元素および内部電子供与体を含有する固体チタニウム化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
  10. 前記内部電子供与体は、ジエーテル系化合物、フタレート系化合物、またはこれらの混合物であることを特徴とする、請求項9に記載のオレフィン重合用触媒系。
  11. 前記有機金属化合物(b)は有機アルミニウム化合物であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
  12. 前記有機金属化合物(b)は、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウムジハライド、ジアルキルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニウムセスキハライド、およびこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項11に記載のオレフィン重合用触媒系。
  13. 前記有機金属化合物(b)は、Al(C253、Al(C252H、Al(C373、Al(C372H、Al(C492H、Al(i−C492H、Al(i−C493、Al(C8173、Al(C12253、Al(C25)(C12252、Al(i−C49)(C12252、Al(C18372(i−C49)、(C252AlCl、(i−C392AlCl、Al(C16333、(C253Al2Cl3、およびこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項12に記載のオレフィン重合用触媒系。
  14. 前記有機金属化合物(b)は、Al(C253およびAl(i−C493の混合物;Al(C253およびAl(C8173の混合物;Al(C492HおよびAl(C8173の混合物;Al(i−C493およびAl(C8173の混合物;Al(C253およびAl(C12253の混合物;Al(i−C493およびAl(C12253の混合物;Al(C253およびAl(C16333の混合物;およびAl(C373およびAl(C18372(i−C49)の混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項12に記載のオレフィン重合用触媒系。
  15. 前記遷移金属化合物(a)に対する前記有機金属化合物(b)のモル比は5〜800であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
  16. 前記遷移金属化合物(a)に対する前記外部電子供与体(c)のモル比は1〜150であることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン重合用触媒系。
  17. 請求項1〜16のうちのいずれか1項によるオレフィン重合用触媒系を用いてオレフィンを重合することを特徴とするオレフィン重合方法。
  18. 前記オレフィンはエチレンまたはα−オレフィンであることを特徴とする、請求項17に記載のオレフィン重合方法。
  19. 前記α−オレフィンは、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセンまたはこれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項18に記載のオレフィン重合方法。
  20. 前記オレフィンの重合反応時、オレフィンの重合反応器内への投入速度が0.002〜100gのオレフィン/重合用触媒のg/時間であることを特徴とする、請求項17に記載のオレフィン重合方法。
  21. 前記オレフィンの重合反応時、オレフィンの重合反応器内への投入速度が0.02〜10gのオレフィン/g重合用触媒のg/時間であることを特徴とする、請求項17に記載のオレフィン重合方法。
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