JP5296566B2 - エンジン始動制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるエンジン始動制御装置とそのエンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作するリモコン装置とを備えたエンジン始動制御システムに関する。
車両に搭載されるエンジン始動制御装置とそのエンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作するリモコン装置とを備えたエンジン始動制御システムが実用化されている(例えば、特許文献1)。
また、エンジン始動制御システムでは、車両の電子機器への影響、周囲環境への影響、及び車両防盗性への影響等を考慮した設計がなされている。
具体的には、車両の電子機器への影響に対する考慮としては、エンジン始動のリトライ回数を例えば2回までと制限することが挙げられる。周囲環境への影響に対する考慮としては、全てのドアが確実に閉じているか、フードは閉じているか、セレクトレバーがパーキングポジションとなっているか等を確認した上でエンジン始動することが挙げられる。車両防盗性への影響に対する考慮としては、キーが抜かれた状態であるか等を確認した上でエンジン始動することが挙げられる。
実開平6−47665号公報
本発明の目的は、バッテリーの電力消費を低く抑えることができるエンジン始動制御システムを提供することである。
本発明は、車両に搭載されるエンジン始動制御装置と、該エンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作するリモコン装置と、を備えたエンジン始動制御システムであって、
上記エンジン始動制御装置には、制御装置側情報処理部と、該制御装置側情報処理部に接続された制御装置側通信部と、が設けられ、
上記リモコン装置には、リモコン装置側情報処理部と、各々、該リモコン装置側情報処理部に接続されたリモコン装置側記憶部及びリモコン装置側通信部と、が設けられており、
上記エンジン始動制御装置の上記制御装置側情報処理部は、エンジン停止時に、そのときの燃料残量検出センサ情報及び/又は停車位置傾斜検出センサ情報を検知し、それが所定のエンジン始動許可条件を満たさない場合に、上記制御装置側通信部からエンジン始動禁止情報を送信させ、
上記リモコン装置の上記リモコン装置側情報処理部は、上記リモコン装置側通信部で上記制御装置側通信部からのエンジン始動禁止情報を受信したときには、それを上記リモコン装置側記憶部に記憶させ、そして、上記リモコン装置により上記エンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作したとき、上記リモコン装置側記憶部にエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、記憶されていない場合には上記リモコン装置側通信部からエンジン始動指示信号を送信させる一方、記憶されている場合には上記リモコン装置側通信部からエンジン始動指示信号を送信させない。
本発明によれば、燃料残量検出センサ情報及び/又は停車位置傾斜検出センサ情報については、エンジンの始動制御の遠隔操作時にセンサを立ち上げて情報を検出する必要が無く、そのためバッテリーの電力消費を低く抑えることができる。
実施形態1に係るエンジン始動制御システムの構成を示す図である。 実施形態1の制御装置側情報処理部による情報処理のフローチャートである。 実施形態1のリモコン装置側情報処理部による情報処理のフローチャートである。 実施形態1のエンジン始動制御のステップA6の説明図である。 実施形態1のエンジン始動制御のステップA7の説明図である。 実施形態1のエンジン始動制御のステップA8の説明図である。 実施形態2の制御装置側情報処理部による情報処理のフローチャートである。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
<エンジン始動制御システム>
図1は実施形態1に係るエンジン始動制御システムSを示す。
実施形態1に係るエンジン始動制御システムSは、エンジン始動制御装置10とリモコン装置20とを備えている。このエンジン始動制御システムSは、エンジン始動制御装置10が車両Vに搭載されると共に、リモコン装置20が操作者に携帯される構成となっている。
エンジン始動制御装置10には、制御装置側情報処理部11と、各々、その制御装置側情報処理部11に接続された制御装置側記憶部12、制御装置側通信部13、及び入出力回路14とが設けられている。制御装置側記憶部12は制御装置側情報処理部11の情報処理に基づいて所定の情報を記憶するように構成されている。制御装置側通信部13は制御装置側情報処理部11の情報処理に基づいてリモコン装置20との間の無線通信を行うように構成されている。
入出力回路14には、各々、装置外部に設けられた、燃料残量センサ30、エンジン40、バッテリー50、コーナーセンサシステム60、及びセキュリティシステム70のそれぞれが接続されている。コーナーセンサシステム60には超音波センサ等からなる複数(例えば4つ)のコーナーセンサ61のそれぞれが接続されており、また、セキュリティシステム70には角度センサ等からなる傾斜検出センサ71及び電磁波センサや超音波センサ等からなる侵入センサ72のそれぞれが接続されている。そして、制御装置側情報処理部11には入出力回路14を介して各部の情報が入力されるように構成されている。
リモコン装置20には、リモコン装置側情報処理部21と、各々、そのリモコン装置側情報処理部21に接続されたリモコン装置側記憶部22及びリモコン装置側通信部23とが設けられている。リモコン装置側記憶部22はリモコン装置側情報処理部21の情報処理に基づいて所定の情報を記憶するように構成されている。リモコン装置側通信部23はリモコン装置側情報処理部21の情報処理に基づいてエンジン始動制御装置10との間の無線通信を行うように構成されている。また、リモコン装置20には、エンジン始動スイッチが設けられており、その他にドア開錠スイッチ及びドア施錠スイッチやディスプレイ等が設けられていてもよい。
この実施形態1に係るエンジン始動制御システムSでは、リモコン装置20のエンジン始動スイッチがオンされた際に、エンジン始動制御装置10の制御装置側通信部13とリモコン装置20のリモコン装置側通信部23との間での無線通信、並びに制御装置側情報処理部11及びリモコン装置側情報処理部21のそれぞれにインストールされたコンピュータプログラムに基づいた情報処理により、リモコン装置20によってエンジン始動制御装置10によるエンジン40の始動制御を遠隔操作するように構成されている。
<エンジン始動制御方法>
次に、実施形態1に係るエンジン始動制御システムSによるエンジン始動制御方法について説明する。
図2は制御装置側情報処理部11による情報処理のフローチャートを示す。図3はリモコン側情報処理部21による情報処理のフローチャートを示す。
制御装置側情報処理部11による情報処理フローは、車両Vのエンジン40が停止した際にスタートし、ステップA1では、燃料残量センサ30からの燃料残量情報を検知して、燃料残量が所定量(例えば燃料警告灯が点灯する量)以上であるかを判断し、YESの場合にはステップA2に進み、NOの場合にはステップA11に進んでリモコン装置20に対して燃料残量に基づくエンジン始動禁止情報を送信して終了する。従って、制御装置側情報処理部11によるこのステップA1の情報処理が、エンジン停止時に、そのときの特定のセンサ検出情報を検知するセンサ検出情報検知手段を構成する。リモコン装置20では、そのエンジン始動禁止情報をリモコン装置側記憶部22に記憶する。従って、このリモコン装置側記憶部22が、センサ検出情報検知手段が検知したセンサ検出情報に関連付けられた情報を記憶する記憶部を構成する。
ステップA2では、傾斜検出センサ71からの車両Vの傾斜角度情報を検知して、車両Vの傾斜角度が所定値(例えば10°)以下であるかを判断し、YESの場合にはステップA3に進み、NOの場合にはステップA12に進んでリモコン装置20に対して停車位置に基づくエンジン始動禁止情報を送信して終了する。従って、制御装置側情報処理部11によるこのステップA2の情報処理も、エンジン停止時に、そのときの特定のセンサ検出情報を検知するセンサ検出情報検知手段を構成する。リモコン装置20では、そのエンジン始動禁止情報をリモコン装置側記憶部22に記憶する。
ステップA3では、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、それを制御装置側記憶部12に記憶し、その後にステップA4に進む。
ステップA4では、制御装置側通信部13がリモコン装置20からのエンジン始動指示信号を受信したかを判断し、YESの場合にはステップA5に進み、NOの場合にはステップA4に戻る。従って、車両Vの停車中はこのステップA4で待機状態となる。
一方、リモコン装置側情報処理部21による情報処理フローは、リモコン装置20のエンジン始動スイッチがオンされた際にスタートし、ステップB1では、リモコン装置側記憶部22に、燃料残量に基づくエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、つまり、燃料残量が所定量以上であるかを判断し、YESの場合にはステップB2に進み、NOの場合には終了する。この制御では、燃料残量が少ない場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより運転者不在のままでアイドリング状態を継続することによる少ない燃料の消耗を防ぐことができる。なお、このときリモコン装置20にディスプレイが設けられている場合には、エンジン40始動を禁止する旨をディスプレイに表示するように構成してもよい。
ステップB2では、リモコン装置側記憶部22に、停車位置に基づくエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、つまり、車両Vの傾斜角度が所定値以下であるかを判断し、YESの場合にはステップB3に進み、NOの場合には終了する。この制御では、車両Vの停車位置が坂道である場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより停車位置として危険な坂道で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ここで、これらの燃料残量及び停車位置は、通常は、次回エンジン40を始動させるまでの間に変動を伴わないものである。そして、本実施形態1に係るエンジン始動制御システムSでは、エンジン40停止時に、その変動を伴わない燃料残量及び停車位置のセンサ検出情報に関連付けられた情報(エンジン始動禁止情報の有無)をリモコン装置側記憶部22に記憶しておき、エンジン40の始動制御を遠隔操作したときに、リモコン装置20において、その情報がエンジン始動許可条件を満たさない場合、つまり、エンジン始動禁止情報がある場合にはエンジン40の始動制御を禁止するので、車両V側において、燃料残量及び停車位置のセンサ検出情報については、エンジン40の始動制御の遠隔操作時にセンサを立ち上げて情報を検出する必要が無く、それに加えて、エンジン始動制御装置10すら動作を行わないので、そのためバッテリー50の電力消費を低く抑えることができる。従って、リモコン装置側情報処理部21によるこのステップB1或いはB2の情報処理が、リモコン装置20によりエンジン始動制御装置10によるエンジン40の始動制御を遠隔操作したとき、リモコン装置側記憶部22に記憶されたセンサ検出情報に関連付けられた情報(エンジン始動禁止情報の有無)を読み取り、それが所定のエンジン始動許可条件を満たさない場合(エンジン始動禁止情報がある場合)に、エンジン始動制御装置20によるエンジン40の始動制御を禁止するエンジン始動制御禁止手段を構成する。
ステップB3では、リモコン装置側通信部23からエンジン始動指示信号を送信した後に終了する。
再び制御装置側情報処理部11による情報処理フローに戻って、ステップA5では、バッテリー50からのバッテリー電圧情報を検知して、バッテリー電圧が所定のエンジン始動許可電圧(例えば10V)以上であるかを判断し、YESの場合にはステップA6に進み、NOの場合には終了する。この制御では、バッテリー電圧が低い場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより弱っているバッテリー50の消耗促進を防止することができる。
ステップA6では、ステップA3で制御装置側記憶部12に記憶した各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を読み込み、また、そのときのコーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、それらの比較から車両V周辺の静物体に変化が無いかを判断し、YESの場合にはステップA7に進み、NOの場合には終了する。具体的には、この制御では、例えば、エンジン40停止時に、ステップA3において、図4(a)に示すように、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、それを制御装置側記憶部12に記憶するが、遠隔操作によるエンジン始動制御の際、ステップA6において、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、図4(b)に示すように、歩行者P等が存在した場合、いずれかのコーナーセンサ61から物体までの距離を短く検出し、これから静物体が変化したと判断し、そして、このような場合には、遠隔操作によるエンジン40始動を禁止する。これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップA7では、車幅方向両側のコーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、物体を検出するコーナーセンサ61が経時的に変化することによる車幅方向の動物体の移動がないかを判断し、YESの場合にはステップA8に進み、NOの場合には終了する。具体的には、この制御では、例えば、図5に示すように、車両Vの前方を歩行者P等が左側から右側に横切ったような場合、まず、車両Vの左前部のコーナーセンサ61から物体までの距離が短くなり、しかる後、車両Vの左前部のコーナーセンサ61から物体までの距離が長くなると共に車両Vの右前部のコーナーセンサ61から物体までの距離が短くなり、これらから車幅方向い動物体が移動したと判断し、そして、このような場合には、遠隔操作によるエンジン40始動を禁止する。これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップA8では、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報から、コーナーセンサ61が検出する物体までの距離が経時的に変化することによる車両前後方向の動物体の移動がないかを判断し、YESの場合にはステップA9に進み、NOの場合には終了する。具体的には、この制御では、例えば、図6に示すように、車両Vの側方を歩行者P等が車両前後方向に歩行したような場合、コーナーセンサ61から物体までの距離が近い状態から遠い状態、或いは、遠い状態から近い状態に経時的に変化し、これから車両前後方向に動物体が移動したと判断し、そして、このような場合には、遠隔操作によるエンジン40始動を禁止する。これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップA9では、侵入センサ72からの侵入者警報の作動状況情報を検知して、侵入者警報が作動していないかを判断し、YESの場合にはステップA10に進み、NOの場合には終了する。この制御では、侵入者警報が作動している場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより侵入者により車両盗難にあっている間にエンジン40が始動して盗難を補助してしまうのを防ぐことができる。
ステップA10では、その他のエンジン始動条件を確認した後、リモコン装置20に対してメモリリセット指示情報を送信すると共に、エンジン40にエンジン始動実行信号を送ってエンジン40を始動させて終了する。リモコン装置20では、そのメモリリセット指示情報に基づいてリモコン装置側記憶部22をリセットする。
なお、以上の実施形態1に係るエンジン始動制御システムSは、例えばイグニッションスイッチをオンする等により遠隔操作以外の方法でエンジン40始動した際には、エンジン始動制御装置10がリモコン装置20に対してメモリリセット指示情報を送信し、それに基づいてリモコン装置がリモコン装置側記憶部22をリセットし、そして、エンジン始動制御装置10及びリモコン装置20による情報処理を停止するように構成されている。
(実施形態2)
<エンジン始動制御システム>
実施形態2に係るエンジン始動制御システムSも、実施形態1のものと同様、エンジン始動制御装置10とリモコン装置20とを備えている。また、エンジン始動制御装置10及びリモコン装置20のそれぞれの構成も実施形態1のものと同様である。従って、以下、図1に示す構成に基づいて説明する。なお、実施形態2に係るエンジン始動制御システムSでは、リモコン装置20の情報処理機能は必須ではなく、リモコン装置20には少なくともリモコン装置20のエンジン始動スイッチがオンされた際にエンジン始動制御装置10に対してエンジン始動指示信号を送信する機能があればよい。
<エンジン始動制御方法>
次に、実施形態2に係るエンジン始動制御システムSによるエンジン始動制御方法について説明する。
図7は制御装置側情報処理部11による情報処理のフローチャートを示す。
制御装置側情報処理部11による情報処理フローは、車両Vのエンジン40が停止した際にスタートし、ステップC1では、燃料残量センサ30からの燃料残量情報を検知して、燃料残量が所定量(例えば燃料警告灯が点灯する量)以上であるかを判断し、YESの場合にはステップC2に進み、NOの場合にはステップC13に進んでそのエンジン始動禁止情報を制御装置側記憶部12に記憶してステップC4に進む。従って、制御装置側情報処理部11によるこのステップC1の情報処理が、エンジン停止時に、そのときの特定のセンサ検出情報を検知するセンサ検出情報検知手段を構成する。また、この制御装置側記憶部12が、センサ検出情報検知手段が検知したセンサ検出情報に関連付けられた情報を記憶する記憶部を構成する。
ステップC2では、傾斜検出センサ71からの車両Vの傾斜角度情報を検知して、車両Vの傾斜角度が所定値(例えば10°)以下であるかを判断し、YESの場合にはステップC3に進み、NOの場合にはステップC14に進んでそのエンジン始動禁止情報を制御装置側記憶部12に記憶してステップC4に進む。制御装置側情報処理部11によるこのステップC2の情報処理も、エンジン停止時に、そのときの特定のセンサ検出情報を検知するセンサ検出情報検知手段を構成する。
ステップC3では、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、それを制御装置側記憶部12に記憶し、その後にステップC4に進む。
ステップC4では、制御装置側通信部13がリモコン装置20からのエンジン始動指示信号を受信したかを判断し、YESの場合にはステップC5に進み、NOの場合にはステップC4に戻る。従って、車両Vの停車中はこのステップC4で待機状態となる。
リモコン装置20からのエンジン始動指示信号を受信した後のステップC5では、制御装置側記憶部12に、燃料残量に基づくエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、つまり、燃料残量が所定量以上であるかを判断し、YESの場合にはステップC6に進み、NOの場合には終了する。この制御では、燃料残量が少ない場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより運転者不在のままでアイドリング状態を継続することによる少ない燃料の消耗を防ぐことができる。
ステップC6では、制御装置側記憶部12に、停車位置に基づくエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、つまり、車両Vの傾斜角度が所定値以下であるかを判断し、YESの場合にはステップC7に進み、NOの場合には終了する。この制御では、車両Vの停車位置が坂道である場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより停車位置として危険な坂道で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ここで、これらの燃料残量及び停車位置は、通常は、次回エンジン40を始動させるまでの間に変動を伴わないものである。そして、本実施形態2に係るエンジン始動制御システムSでは、エンジン40停止時に、その変動を伴わない燃料残量及び停車位置のセンサ検出情報に関連付けられた情報(エンジン始動禁止情報の有無)を制御装置側記憶部12に記憶しておき、エンジン40の始動制御を遠隔操作したときに、その情報がエンジン始動許可条件を満たさない場合、つまり、エンジン始動禁止情報がある場合にはエンジン40の始動制御を禁止するので、車両V側において、燃料残量及び停車位置のセンサ検出情報については、エンジン40の始動制御の遠隔操作時にセンサを立ち上げて情報を検出する必要が無く、そのためバッテリー50の電力消費を低く抑えることができる。従って、リモコン装置側情報処理部21によるこのステップC5或いはC6の情報処理が、リモコン装置20によりエンジン始動制御装置10によるエンジン40の始動制御を遠隔操作したとき、制御装置側記憶部12に記憶されたセンサ検出情報に関連付けられた情報(エンジン始動禁止情報の有無)を読み取り、それが所定のエンジン始動許可条件を満たさない場合(エンジン始動禁止情報がある場合)に、エンジン始動制御装置20によるエンジン40の始動制御を禁止するエンジン始動制御禁止手段を構成する。
ステップC7では、バッテリー50からのバッテリー電圧情報を検知して、バッテリー電圧が所定のエンジン始動許可電圧(例えば10V)以上であるかを判断し、YESの場合にはステップC8に進み、NOの場合には終了する。この制御では、バッテリー電圧が低い場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより弱っているバッテリー50の消耗促進を防止することができる。
ステップC8では、ステップC3で制御装置側記憶部12に記憶した各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を読み込み、また、そのときのコーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、それらの比較から車両V周辺の静物体に変化が無いかを判断し、YESの場合にはステップC9に進み、NOの場合には終了する。この制御では、静物体が変化したと判断した場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップC9では、車幅方向両側のコーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報を検知して、物体を検出するコーナーセンサ61が経時的に変化することによる車幅方向の動物体の移動がないかを判断し、YESの場合にはステップC10に進み、NOの場合には終了する。この制御では、車幅方向に動物体が移動したと判断した場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップC10では、コーナーセンサ61からの各コーナーセンサ61から車両V周辺の物体までの距離情報から、コーナーセンサ61が検出する物体までの距離が経時的に変化することによる車両前後方向の動物体の移動がないかを判断し、YESの場合にはステップC11に進み、NOの場合には終了する。この制御では、車両前後方向に動物体が移動したと判断した場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより車両V周辺に人等の存在が想定されるような危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐことができる。
ステップC11では、侵入センサ72からの侵入者警報の作動状況情報を検知して、侵入者警報が作動していないかを判断し、YESの場合にはステップC12に進み、NOの場合には終了する。この制御では、侵入者警報が作動している場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止するが、これにより侵入者により車両盗難にあっている間にエンジン40が始動して盗難を補助してしまうのを防ぐことができる。
ステップC12では、その他のエンジン始動条件を確認した後、制御装置側記憶部12をリセットすると共に、エンジン40にエンジン始動実行信号を送ってエンジン40を始動させて終了する。
なお、以上の実施形態2に係るエンジン始動制御システムSは、例えばイグニッションスイッチをオンする等により遠隔操作以外の方法でエンジン40始動した際には、エンジン始動制御装置10が制御装置側記憶部12をリセットし、そして、エンジン始動制御装置10及びリモコン装置20による情報処理を停止するように構成されている。
(その他の実施形態)
上記実施形態1及び2において、さらにエンジン始動制御装置10に車外温度センサを接続し、車外温度が例えば氷点下である場合に遠隔操作によるエンジン40始動を禁止し、それにより路面が凍結して危険な状況で運転者不在のままでエンジン40が始動するのを防ぐようにしてもよい。
上記実施形態1及び2では、エンジン始動禁止情報を制御装置側記憶部12或いはリモコン装置側記憶部22に記憶する構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、エンジン始動許可情報を記憶する構成であってもよく、また、エンジン始動許可情報及びエンジン始動禁止情報の両方を記憶する構成であってもよい。
本発明は、車両に搭載されるエンジン始動制御装置と、そのエンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作するリモコン装置と、を備えたエンジン始動制御システムについて有用である。
S エンジン始動制御システム
V 車両
P 歩行者
10 エンジン始動制御装置
11 制御装置側情報処理部
12 制御装置側記憶部
13 制御装置側通信部
14 入出力回路
20 リモコン装置
21 リモコン装置側情報処理部
22 リモコン装置側記憶部
23 リモコン装置側通信部
30 燃料残量センサ
40 エンジン
50 バッテリー
60 コーナーセンサシステム
61 コーナーセンサ
70 セキュリティシステム
71 傾斜検知センサ
72 侵入センサ

Claims (4)

  1. 車両に搭載されるエンジン始動制御装置と、該エンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作するリモコン装置と、を備えたエンジン始動制御システムであって、
    上記エンジン始動制御装置には、制御装置側情報処理部と、該制御装置側情報処理部に接続された制御装置側通信部と、が設けられ、
    上記リモコン装置には、リモコン装置側情報処理部と、各々、該リモコン装置側情報処理部に接続されたリモコン装置側記憶部及びリモコン装置側通信部と、が設けられており、
    上記エンジン始動制御装置の上記制御装置側情報処理部は、エンジン停止時に、そのときの燃料残量検出センサ情報及び/又は停車位置傾斜検出センサ情報を検知し、それが所定のエンジン始動許可条件を満たさない場合に、上記制御装置側通信部からエンジン始動禁止情報を送信させ、
    上記リモコン装置の上記リモコン装置側情報処理部は、上記リモコン装置側通信部で上記制御装置側通信部からのエンジン始動禁止情報を受信したときには、それを上記リモコン装置側記憶部に記憶させ、そして、上記リモコン装置により上記エンジン始動制御装置によるエンジンの始動制御を遠隔操作したとき、上記リモコン装置側記憶部にエンジン始動禁止情報が記憶されているかどうかを判断し、記憶されていない場合には上記リモコン装置側通信部からエンジン始動指示信号を送信させる一方、記憶されている場合には上記リモコン装置側通信部からエンジン始動指示信号を送信させないエンジン始動制御システム。
  2. 請求項1に記載されたエンジン始動制御システムにおいて、
    上記エンジン始動制御装置の上記制御装置側情報処理部は、上記制御装置側通信部が上記リモコン装置からのエンジン始動指示信号を受信したとき、そのときのバッテリー電圧情報を検知し、そのバッテリー電圧が所定のエンジン始動許可電圧条件を満たさない場合にはエンジンを始動させないエンジン始動制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載されたエンジン始動制御システムにおいて、
    上記エンジン始動制御装置には、さらに上記制御装置側情報処理部に接続された制御装置側記憶部が設けられており、
    上記エンジン始動制御装置の上記制御装置側情報処理部は、エンジン停止時に、そのときの各コーナーセンサから車両周辺の物体までの距離情報を検知し、その距離情報を上記制御装置側記憶部に記憶させ、そして、上記制御装置側通信部が上記リモコン装置からのエンジン始動指示信号を受信したとき、上記制御装置側記憶部に記憶した距離情報を読み込み、また、そのときの各コーナーセンサから車両周辺の物体までの距離情報を検知し、それらの距離情報の比較から車両周辺の物体までの距離に変化がある場合にはエンジンを始動させないエンジン始動制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載されたエンジン始動制御システムにおいて、
    上記エンジン始動制御装置の上記制御装置側情報処理部は、上記制御装置側通信部が上記リモコン装置からのエンジン始動指示信号を受信したとき、そのときの車幅方向両側の各コーナーセンサから車両周辺の物体までの距離情報を検知し、物体を検出するコーナーセンサが経時的に変化する場合にはエンジンを始動させないエンジン始動制御システム。
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